JP2000271628A - Ｃフック振動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率良く振動を発生させることができ、フレ
ーム等の強度を必要以上に強くしなくても良いＣフック
振動装置の提供を目的とする。 【構成】 左右の機台２，３上にエアーバネ４ａ〜４ｄ
を介しそれぞれ横フレーム５，６が設けられ、この左右
の横フレーム５，６間にＣフック８ａを載置可能に構成
され、左右何れか側の横フレーム６には２台の振動モー
ター７ａ，７ｂが取り付けられて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、線材コイルを支持す
るＣフックに振動を与えて、線材コイルに付着している
スケールを洗浄するための振動装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】従来、線材コイルを洗浄す
る酸洗ライン内には、図５の正面図で、また図６の側面
図で示すような、線材コイルを支持するＣフックに振動
を与える振動装置５１が設けられており、この従来の振
動装置５１は、左機台５２及び右機台５３上にそれぞれ
エアーバネ５４を介して横フレーム５６，５６が設けら
れ、この左右の横フレーム５６，５６にはそれぞれ振動
を発生する振動モーター５５が取り付けられたものとな
っており、この左右の横フレーム５６，５６間にＣフッ
ク５８ａの架台５８を掛け渡して、左右の振動モーター
５５，５５を作動することにより、左右の横フレーム５
６，５６を介してＣフック５８ａに振動を与えて、Ｃフ
ック５８ａに掛けられている線材コイルに良好な振動を
与えるように構成されており、従来の振動装置５１で
は、左右にそれぞれ１台ずつの振動モーター５５，５５
を備えたものであり、左右の振動モーター５５，５５間
の間隔が広くなり、効率の良い振動が得られないという
問題点があり、また、横フレーム５６，５６を正確に上
下動させるためにスライドバー５７，５７などの上下ガ
イド機構が必要となり、また、フレーム強度を必要以上
に強くしなければならないという問題点があった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、効率の良い振動が得ら
れてフレーム等の強度を必要以上に強くしなくても良い
Ｃフックの振動装置を提供せんことを目的とし、その要
旨は、左右の機台上にエアーバネを介しそれぞれ横フレ
ームが設けられて、該左右の横フレーム間にＣフックを
載置可能に構成され、前記左右何れか側の横フレームに
は２台の振動モーターが取り付けられていることであ
る。

【０００４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本例のＣフック振動装置の斜視構成図で
あり、図２は、正面構成図であり、図３は、平面構成図
であり、また図４は、側面構成図である。

【０００５】図において、Ｃフック振動装置１は、２本
の支柱２ａ，２ｂを備えた左機台２と、２本の支柱３
ａ，３ｂを備えた右機台３の、それぞれの支柱２ａ，２
ｂ，３ａ，３ｂの上端には、それぞれエアーバネが設け
られて、左機台２上にはエアーバネ４ａ，４ｂ間に掛け
渡し状に横フレーム５が横設されており、また、右機台
３上にはエアーバネ４ｃ，４ｄ間に掛け渡し状に横フレ
ーム６が横設されたものとなっており、この右側の横フ
レーム６の下面に２台の振動モーター７ａ，７ｂが近接
して取り付けられたものとなっている。

【０００６】この左右の横フレーム５，６間には、掛け
渡し状にＣフック８ａの架台８を載置することができ、
Ｃフック８ａには線材コイル９を掛止させて、この線材
コイル９を酸洗処理槽内に浸漬させ、前記振動モーター
７ａ，７ｂを作動させて横フレーム５，６に振動を与
え、この振動によりＣフック８ａを介し線材コイル９に
上下方向の振動を与えて、酸洗処理槽内で良好に線材コ
イル９をばらつかせながら表面に付着しているスケール
を効率良く洗浄することができるものである。

【０００７】本例では、右側の横フレーム６のみに２個
の振動モーター７ａ，７ｂが間隔を狭めて設けられてい
るため、効率良く振動を発生させることができるものと
なり、また、従来のような振動を上下にガイドさせるガ
イド機構等を設ける必要がなく、機台２，３及びフレー
ム５，６等の強度も従来ほど大にする必要がなく、安価
に製作することができるものとなる。

【０００８】

【発明の効果】本発明のＣフック振動装置は、左右の機
台上にエアーバネを介しそれぞれ横フレームが設けられ
て、該左右の横フレーム間にＣフックを載置可能に構成
され、前記左右何れか側の横フレームには２台の振動モ
ーターが取り付けられていることにより、何れか一方側
の横フレームに２台の振動モーターが取り付けられてい
る構成であるため、振動モーターの間隔を狭めて効率良
く振動を発生させることができるものとなり、また、従
来のような振動を上下にガイドさせるガイド機構等を設
ける必要がなく、フレーム等の強度も従来ほど大にする
必要がなく、装置を安価に製作することができるものと
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】Ｃフック振動装置の斜視構成図である。

【図２】図１の正面構成図である。

【図３】図２の平面構成図である。

【図４】図２の側面構成図である。

【図５】従来のＣフック振動装置の正面構成図である。

【図６】図５の側面構成図である。

【符号の説明】

１ 振動装置 ２ 左機台 ２ａ，２ｂ 支柱 ３ 右機台 ３ａ，３ｂ 支柱 ４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ エアーバネ ５，６ 横フレーム ７ａ，７ｂ 振動モーター ８ 架台 ８ａ Ｃフック ９ 線材コイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右の機台上にエアーバネを介しそれぞ
   れ横フレームが設けられて、該左右の横フレーム間にＣ
   フックを載置可能に構成され、前記左右何れか側の横フ
   レームには２台の振動モーターが取り付けられているこ
   とを特徴とするＣフック振動装置。