JP2000269891A - 光集線装置及び現用系/予備系の切替方法 - Google Patents

光集線装置及び現用系/予備系の切替方法

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JP2000269891A
JP2000269891A JP11070125A JP7012599A JP2000269891A JP 2000269891 A JP2000269891 A JP 2000269891A JP 11070125 A JP11070125 A JP 11070125A JP 7012599 A JP7012599 A JP 7012599A JP 2000269891 A JP2000269891 A JP 2000269891A
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optical
concentrator
switching
transmission line
star coupler
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JP11070125A
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Yoichi Nemoto
洋一 根本
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NEC Miyagi Ltd
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NEC Miyagi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、PDS方式光通信システムにおけ
る光集線装置及び現用系/予備系の切替方法に関し、設
備投資のコストを抑え、かつ、信頼性の高い通信サービ
スを提供できるPDS方式光通信システムの構築を可能
にする。 【解決手段】 多数のユーザ装置がそれぞれ光伝送路2
2及び光スターカプラ23を介して接続される光集線装
置1において、少なくとも、光スターカプラ22に向け
て光信号を送出する光送信系を2組設け(2,3)、前
記2組の光送信系2,3のそれぞれと光スターカプラ2
3との間の光伝送路25,26を、現用系の伝送路から
予備系の伝送路へ切り替える切替手段4〜8を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッシブダブルス
ター(PDS:Passive Double Star)方式光通信シス
テムにおける光集線装置及び現用系/予備系の切替方法
に関する。
【従来の技術】図2は、従来のPDS方式光通信システ
ムの構成を示すブロック図である。図2において、PD
S方式光通信システムは、光集線装置20と多数のユー
ザ装置21・・とを光伝送路22・・及び光スターカプ
ラ23、光伝送路24を介して接続した構成である。
【0002】このシステムでは、多数のユーザ装置21
の伝送信号を光スターカプラ23で多重化して1本の光
ファイバ24に送出し、光集線装置20が網へ送出す
る。また、光集線装置20が網から送られて来る伝送信
号を1本の光ファイバ24に送出し、光スターカプラ2
3が分離し複数のユーザ装置21向けの光伝送路22へ
送出する。
【0003】つまり、PDS方式光通信システムは、ア
クセス系のシステムであることから、ユーザに対し安価
な通信サービスを提供できることが1つの使命であり、
通信システムに対する設備投資のコストを抑えるべきと
の要請が強い。
【0004】したがって、光集線装置20は、網から送
られて来る伝送信号を光スターカプラ23に向けて送出
する光送信部と光スターカプラ23から送られて来る伝
送信号を受信し、網に向けて送出する光受信部とを備え
るが、光集線装置20からユーザ装置21までの全体
が、例えば図2に示すように、一重化構成であり、二重
化構成を採用しないでシステムを構築するのが一般的で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、急速
な情報化社会の進展により、より信頼性の高い通信サー
ビスの提供が要求されるようになり、二重化構成を採用
しない従来のPDS方式光通信システムでも通信サービ
スの信頼性を高める措置が必要になってきている。
【0006】しかし、信頼性の高い通信サービスの提供
するために、特開平7ー250028号公報、特開平8
ー307361号公報、特開平9ー116491号公報
などに開示されるように、光通信システムの全体を二重
化したのでは、設備投資のコストが大きくなり、通信サ
ービスを安価に提供すべきとの要請に応えることが難し
くなる。
【0007】本発明の目的は、設備投資のコストを抑
え、かつ、信頼性の高い通信サービスを提供できるPD
S方式光通信システムの構築を可能にする光集線装置及
び現用系/予備系の切替方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る光集線装置は、多数のユーザ装置がそれぞれ光伝送
路及び光スターカプラを介して接続される光集線装置に
おいて、少なくとも、前記光スターカプラに向けて光信
号を送出する光送信系を2組設け、前記2組の光送信系
のそれぞれと前記光スターカプラとの間の光伝送路を、
現用系の伝送路から予備系の伝送路へ切り替える切替手
段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、光集線装
置の少なくとも送信系を二重化し、光集線装置内で光ス
ターカプラに至る光伝送路の切り替えが行える。したが
って、設備投資を最小限に抑制した状態で、通信サービ
スの信頼性を高めることができる。
【0010】請求項2に記載の発明に係る光集線装置
は、請求項1に記載の光集線装置において、前記切替手
段は、予備系として動作している送信系の動作状態をモ
ニターする監視手段と、外部から入力する切替指令と前
記監視手段の出力とに基づき前記切替動作を制御する制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、予備系と
して動作している送信系の正常性を確認した上で、切り
替えを実行する。したがって、通信サービスの信頼性を
確実に高めることができる。
【0012】請求項3に記載の発明に係る光集線装置
は、請求項2に記載の光集線装置において、前記監視手
段は、入方ポートが光伝送路を介して前記光送信系の出
力ポートに接続され、2つの出力ポートのうち、一方の
出力ポートが光伝送路を介して前記光スターカプラに接
続される2つの光スイッチであって、前記制御手段から
制御信号を受けて一方の光スイッチが入力ポートと一方
の出力ポートとを接続して現用系となり、他方の光スイ
ッチが入力ポートと他方の出力ポートとを接続して予備
系となる2つの光スイッチと、前記2つの光スイッチそ
れぞれの他方の出力ポートの出力光を受ける2つの受光
手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、切替手段
を構成する監視手段を安価に構成できるので、コストア
ップを最小限に抑制できる。
【0014】請求項4に記載の発明に係る現用系/予備
系の切替方法は、光集線装置と多数のユーザ装置とを光
伝送路及び光スターカプラを介して接続するパッシブダ
ブルスター方式の光通信システムにおいて、前記光集線
装置が、少なくとも、二重化した光送信系のそれぞれと
前記光スターカプラとの間の光伝送路を、現用系の伝送
路から予備系の伝送路へ切り替えることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の現用系/予備系の切替方
法は、 請求項4に記載の現用系/予備系の切替方法に
おいて、予備系として動作している送信系の動作状態を
モニターし、外部から入力する切替指令と前記モニター
結果とに基づき前記切替動作を制御することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0017】図1は、請求項1乃至請求項5に対応する
実施形態に係る光集線装置の構成ブロック図である。図
1において、光集線装置1は、網から送られて来る伝送
信号S1を光スターカプラ23に向けて送出する光送信
部として、0系送信部2と1系送信部3と備える。
【0018】0系送信部2の出力ポートは、0系光スイ
ッチ4の入力ポートに接続され、1系送信部3は、1系
光スイッチ5の入力ポートに接続される。0系光スイッ
チ4は、一方の出力ポートAが光伝送路25を介して光
スターカプラ23の一方の入力ポートに接続され、他方
の出力ポートBが0系ホトダイオード(以下「0系P
D」という)6の入力ポートに接続される。
【0019】また、1系光スイッチ5は、一方の出力ポ
ートAが光伝送路26を介して光スターカプラ23の他
方の入力ポートに接続され、他方の出力ポートBが1系
ホトダイオード(以下「1系PD」という)7の入力ポ
ートに接続される。0系PD6と1系PD7の出力ポー
トは、それぞれ、監視制御部8の一方の入力ポートに接
続される。監視制御部8は、外部から切替指令が他方の
入力ポートに入力し、出力ポートが2つの光スイッチ
4,5の制御ポートに接続される。
【0020】以上の構成と請求項との関係は、次のよう
になっている。光集線装置には、光集線装置1が対応す
る。2組の光送信系には、0系光送信部2と1系光送信
部3が対応する。2組の光送信系のそれぞれと光スター
カプラとの間の光伝送路には、光伝送路25,26が対
応する。切替手段には、0系光スイッチ4,1系光スイ
ッチ5,0系PD6,1系PD7及び監視制御部8の全
体が対応する。
【0021】次に、本実施形態の動作を図1を参照して
説明する。図1において、網から当該光集線装置1に入
力する電気送信データS1は、0系光送信部1と1系光
送信部2とに入力する。
【0022】0系光送信部1は、入力する電気送信デー
タS1を光信号S2へ変換し、光スイッチ4に出力す
る。また、1系光送信部2は、入力する電気送信データ
S1を光信号S3へ変換し、光スイッチ5に出力する。
【0023】0系光スイッチ4と1系光スイッチ5は、
監視制御部8からの制御信号S4により、入力ポートを
出力ポートAとBの何れかに接続する。監視制御部8
は、切替制御信号S4を0系PD6が出力するモニタ信
号S5と1系PD7が出力するモニタ信号S6とに基づ
き生成する。
【0024】例えば、0系光送信部1が現用系で、1系
光送信部2が予備系である場合、監視制御部8は、切替
制御信号S4を、0系光スイッチ4に入力ポートを出力
ポートAに接続させ、1系光スイッチ5に入力ポートを
出力ポートBに接続させるように発生している。
【0025】即ち、0系光スイッチ4は、入力した光信
号S2を出力ポートAから光伝送路25を介して光スタ
ーカプラ23に送出し、1系光スイッチ5は、入力した
光信号S3を出力ポートBから1系PD7に送出してい
る。この運用状態では、0系PD6は、現用系として動
作している0系光送信部1が出力する光信号S2は入力
せず、0レベルのモニタ信号S5を監視制御部8に出力
している。一方、1系PD7は、予備系として動作して
いる1系光送信部2が出力する光信号S3が入力するの
で、受信状態に応じたレベルのモニタ信号S6を監視制
御部8に出力する。
【0026】監視制御部8は、0系と1系の何れが現用
系であるかは分かるようになっているので、モニタ信号
S5,S6の信号レベルを監視することにより、予備系
の光送信部の正常性を確認できる。そして、現用系とし
て動作している0系光送信部1に送信異常が発生した場
合には、外部から監視制御部8に切替指令が入力するよ
うになっている。
【0027】監視制御部8は、外部から切替指令が入力
すると、予備系のモニタ信号S6の信号レベルから予備
系として動作している1系光送信部2が正常かどうかを
確認し、正常である場合に、光スイッチ5に入力ポート
を出力ポートAに接続させ、光スイッチ4に入力ポート
を出力ポートBに接続させる切替制御信号S4を発生す
る。これにより、現用系/予備系の切り替えが行われ
る。
【0028】なお、図1では、網からの伝送信号をユー
ザ装置へ送出する場合の信頼性が問題となることが多い
ことから、光集線装置1では、ユーザ装置から網へ送出
するルートは特に示してないが、光受信部は当然に備え
られる。このとき、1つの光受信部を光スイッチで切り
替えて使用する兼用も可能であるが、光スイッチは、高
価であるので、0系光送信部2と1系光送信部2に対応
して、0系と1系の光受信部を設けるとよい。
【0029】また、0系PD6と1系PD7は、1つに
して光スイッチで切り替えることにより兼用が可能であ
るが、上述したように光スイッチは高価であるので、本
実施形態では、それぞれ専用に設けてある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、PDS方式光通信システムにおける光集
線装置において、光信号送信系とこの光信号送信系から
光スターカプラに至るルートのみを二重化したので、設
備投資のコストを抑え、かつ、信頼性の高い通信サービ
スを提供できるPDS方式光通信システムの構築を可能
にする。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、予備系と
して動作している送信系の正常性を確認した上で、切り
替えを実行するので、通信サービスの信頼性を確実に高
めることができる。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、切替手段
を構成する監視手段を安価に構成できるので、コストア
ップを最小限に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光集線装置の構成ブロック
図である。
【図2】従来のPDS方式光通信システムの構成ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 光集線装置 2 0系光送信部 3 1系光送信部 4 0系光スイッチ 5 1系光スイッチ 6 0系ホトダイオード(0系PD) 7 1系ホトダイオード(1系PD) 8 監視制御部 21 ユーザ装置 22 光伝送路 23 光スターカプラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月21日(2000.2.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光集線装置及び現用系/予備系の切替
方法
【特許請求の範囲】
【請求項多数のユーザ装置がそれぞれ光伝送路及
び光スターカプラを介して接続され、 少なくとも、前記光スターカプラに向けて光信号を送出
する光送信系を2組設け、 前記2組の光送信系のそれぞれと前記光スターカプラと
の間の光伝送路を、現用系の伝送路から予備系の伝送路
へ切り替える切替手段を設けた光集線装置において、 前記切替手段、予備系として動作している送信系の動
作状態をモニターする監視手段と、 外部から入力する切替指令信号と前記監視手段の予備系
として動作している送信系が正常である旨の出力とに基
づき前記切替動作を制御する制御手段とを備えることを
特徴とする光集線装置。
【請求項】 請求項に記載の光集線装置において、 前記監視手段は、 入方ポートが光伝送路を介して前記光送信系の出力ポー
トに接続され、2つの出力ポートのうち、一方の出力ポ
ートが光伝送路を介して前記光スターカプラに接続され
る2つの光スイッチであって、前記制御手段からの制御
信号を受けて一方の光スイッチが入力ポートと一方の出
力ポートとを接続して現用系となり、他方の光スイッチ
が入力ポートと他方の出力ポートとを接続して予備系と
なる2つの光スイッチと、 前記2つの光スイッチそれぞれの他方の出力ポートの出
力光を受ける2つの受光手段と を備えることを特徴と
する光集線装置。
【請求項】 光集線装置と多数のユーザ装置とを光伝
送路及び光スターカプラを介して接続するパッシブダブ
ルスター方式光通信システムにおいて、 前記光集線装置が、 少なくとも、二重化した光送信系のそれぞれと前記光ス
ターカプラとの間の光伝送路を、予備系として動作している送信系の動作状態をモニター
し、 外部から入力する切替指令と前記モニターの結果とに基
づき 現用系の伝送路から予備系の伝送路へ切り替えるこ
とを特徴とする現用系/予備系の切替方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッシブダブルス
ター(PDS:Passive Double Star)方式光通信シス
テムにおける光集線装置及び現用系/予備系の切替方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のPDS方式光通信システ
ムの構成を示すブロック図である。図2において、PD
S方式光通信システムは、光集線装置20と多数のユー
ザ装置21・・とを光伝送路22・・及び光スターカプ
ラ23、光伝送路24を介して接続した構成である。
【0003】このシステムでは、多数のユーザ装置21
の伝送信号を光スターカプラ23で多重化して1本の光
ファイバ24に送出し、光集線装置20が網へ送出す
る。また、光集線装置20が網から送られて来る伝送信
号を1本の光ファイバ24に送出し、光スターカプラ2
3が分離し複数のユーザ装置21向けの光伝送路22へ
送出する。
【0004】つまり、PDS方式光通信システムは、ア
クセス系のシステムであることから、ユーザに対し安価
な通信サービスを提供できることが1つの使命であり、
通信システムに対する設備投資のコストを抑えるべきと
の要請が強い。
【0005】したがって、光集線装置20は、網から送
られて来る伝送信号を光スターカプラ23に向けて送出
する光送信部と光スターカプラ23から送られて来る伝
送信号を受信し、網に向けて送出する光受信部とを備え
るが、光集線装置20からユーザ装置21までの全体
が、例えば図2に示すように、一重化構成であり、二重
化構成を採用しないでシステムを構築するのが一般的で
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、急速
な情報化社会の進展により、より信頼性の高い通信サー
ビスの提供が要求されるようになり、二重化構成を採用
しない従来のPDS方式光通信システムでも通信サービ
スの信頼性を高める措置が必要になってきている。
【0007】しかし、信頼性の高い通信サービスの提供
するために、特開平7ー250028号公報、特開平8
ー307361号公報、特開平9ー116491号公報
などに開示されるように、光通信システムの全体を二重
化したのでは、設備投資のコストが大きくなり、通信サ
ービスを安価に提供すべきとの要請に応えることが難し
くなる。
【0008】本発明の目的は、設備投資のコストを抑
え、かつ、信頼性の高い通信サービスを提供できるPD
S方式光通信システムの構築を可能にする光集線装置及
び現用系/予備系の切替方法の一形態を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る光集線装置は、多数のユーザ装置がそれぞれ光伝送
路及び光スターカプラを介して接続され、少なくとも、
前記光スターカプラに向けて光信号を送出する光送信系
を2組設け、前記2組の光送信系のそれぞれと前記光ス
ターカプラとの間の光伝送路を、現用系の伝送路から予
備系の伝送路へ切り替える切替手段を設けた光集線装置
において、前記切替手段が、予備系として動作している
送信系の動作状態をモニターする監視手段と、外部から
入力する切替指令信号と前記監視手段の予備系として動
作している送信系が正常である旨の出力とに基づき前記
切替動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項1に記載の発明では、光集線装置の
少なくとも送信系を二重化し、光集線装置内で光スター
カプラに至る光伝送路の切り替えが行える。したがっ
て、設備投資を最小限に抑制した状態で、通信サービス
の信頼性を高めている。
【0011】特に、前記切替手段、予備系として動作
している送信系の動作状態をモニターする監視手段と、
外部から入力する切替指令と前記監視手段の出力とに基
づき前記切替動作を制御する制御手段とを備えることを
特徴としている。
【0012】請求項に記載の発明によれば、外部から
入力する切替指令信号と前記監視手段の予備系として動
作している送信系が正常である旨の出力とに基づいて、
すなわち、予備系として動作している送信系の正常性を
確認した上で、切り替えを実行する。したがって、通信
サービスの信頼性を確実に高めることができる。
【0013】請求項に記載の発明に係る光集線装置
は、請求項に記載の光集線装置において、前記監視手
段は、入方ポートが光伝送路を介して前記光送信系の出
力ポートに接続され、2つの出力ポートのうち、一方の
出力ポートが光伝送路を介して前記光スターカプラに接
続される2つの光スイッチであって、前記制御手段から
制御信号を受けて一方の光スイッチが入力ポートと一方
の出力ポートとを接続して現用系となり、他方の光スイ
ッチが入力ポートと他方の出力ポートとを接続して予備
系となる2つの光スイッチと、前記2つの光スイッチそ
れぞれの他方の出力ポートの出力光を受ける2つの受光
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項に記載の発明によれば、切替手段
を構成する監視手段を安価に構成できるので、コストア
ップを最小限に抑制できる。
【0015】請求項に記載の発明に係る現用系/予備
系の切替方法は、光集線装置と多数のユーザ装置とを光
伝送路及び光スターカプラを介して接続するパッシブダ
ブルスター方式の光通信システムにおいて、前記光集線
装置が、少なくとも、二重化した光送信系のそれぞれと
前記光スターカプラとの間の光伝送路を、予備系として
動作している送信系の動作状態をモニターし、外部から
入力する切替指令と前記モニターの結果とに基づき現用
系の伝送路から予備系の伝送路へ切り替えることを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0017】図1は、請求項1乃至請求項5に対応する
実施形態に係る光集線装置の構成ブロック図である。図
1において、光集線装置1は、網から送られて来る伝送
信号S1を光スターカプラ23に向けて送出する光送信
部として、0系送信部2と1系送信部3と備える。
【0018】0系送信部2の出力ポートは、0系光スイ
ッチ4の入力ポートに接続され、1系送信部3は、1系
光スイッチ5の入力ポートに接続される。0系光スイッ
チ4は、一方の出力ポートAが光伝送路25を介して光
スターカプラ23の一方の入力ポートに接続され、他方
の出力ポートBが0系ホトダイオード(以下「0系P
D」という)6の入力ポートに接続される。
【0019】また、1系光スイッチ5は、一方の出力ポ
ートAが光伝送路26を介して光スターカプラ23の他
方の入力ポートに接続され、他方の出力ポートBが1系
ホトダイオード(以下「1系PD」という)7の入力ポ
ートに接続される。0系PD6と1系PD7の出力ポー
トは、それぞれ、監視制御部8の一方の入力ポートに接
続される。監視制御部8は、外部から切替指令が他方の
入力ポートに入力し、出力ポートが2つの光スイッチ
4,5の制御ポートに接続される。
【0020】以上の構成と請求項との関係は、次のよう
になっている。光集線装置には、光集線装置1が対応す
る。2組の光送信系には、0系光送信部2と1系光送信
部3が対応する。2組の光送信系のそれぞれと光スター
カプラとの間の光伝送路には、光伝送路25,26が対
応する。切替手段には、0系光スイッチ4,1系光スイ
ッチ5,0系PD6,1系PD7及び監視制御部8の全
体が対応する。
【0021】次に、本実施形態の動作を図1を参照して
説明する。図1において、網から当該光集線装置1に入
力する電気送信データS1は、0系光送信部1と1系光
送信部2とに入力する。
【0022】0系光送信部1は、入力する電気送信デー
タS1を光信号S2へ変換し、光スイッチ4に出力す
る。また、1系光送信部2は、入力する電気送信データ
S1を光信号S3へ変換し、光スイッチ5に出力する。
【0023】0系光スイッチ4と1系光スイッチ5は、
監視制御部8からの制御信号S4により、入力ポートを
出力ポートAとBの何れかに接続する。監視制御部8
は、切替制御信号S4を0系PD6が出力するモニタ信
号S5と1系PD7が出力するモニタ信号S6とに基づ
き生成する。
【0024】例えば、0系光送信部1が現用系で、1系
光送信部2が予備系である場合、監視制御部8は、切替
制御信号S4を、0系光スイッチ4に入力ポートを出力
ポートAに接続させ、1系光スイッチ5に入力ポートを
出力ポートBに接続させるように発生している。
【0025】即ち、0系光スイッチ4は、入力した光信
号S2を出力ポートAから光伝送路25を介して光スタ
ーカプラ23に送出し、1系光スイッチ5は、入力した
光信号S3を出力ポートBから1系PD7に送出してい
る。この運用状態では、0系PD6は、現用系として
動作している0系光送信部1が出力する光信号S2は入
力せず、0レベルのモニタ信号S5を監視制御部8に出
力している。一方、1系PD7は、予備系として動作し
ている1系光送信部2が出力する光信号S3が入力する
ので、受信状態に応じたレベルのモニタ信号S6を監視
制御部8に出力する。
【0026】監視制御部8は、0系と1系の何れが現用
系であるかは分かるようになっているので、モニタ信号
S5,S6の信号レベルを監視することにより、予備系
の光送信部の正常性を確認できる。そして、現用系とし
て動作している0系光送信部1に送信異常が発生した場
合には、外部から監視制御部8に切替指令が入力するよ
うになっている。
【0027】監視制御部8は、外部から切替指令が入力
すると、予備系のモニタ信号S6の信号レベルから予備
系として動作している1系光送信部2が正常かどうかを
確認し、正常である場合に、光スイッチ5に入力ポート
を出力ポートAに接続させ、光スイッチ4に入力ポート
を出力ポートBに接続させる切替制御信号S4を発生す
る。これにより、現用系/予備系の切り替えが行われ
る。
【0028】なお、図1では、網からの伝送信号をユー
ザ装置へ送出する場合の信頼性が問題となることが多い
ことから、光集線装置1では、ユーザ装置から網へ送出
するルートは特に示してないが、光受信部は当然に備え
られる。このとき、1つの光受信部を光スイッチで切り
替えて使用する兼用も可能であるが、光スイッチは、高
価であるので、0系光送信部2と1系光送信部2に対応
して、0系と1系の光受信部を設けるとよい。
【0029】また、0系PD6と1系PD7、1つ
して光スイッチで切り替えることにより兼用が可能であ
るが、上述したように光スイッチは高価であるので、本
実施形態では、それぞれ専用に設けてある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、PDS方式光通信システムにおける光集
線装置において、光信号送信系とこの光信号送信系から
光スターカプラに至るルートのみを二重化したので、設
備投資のコストを抑え、かつ、信頼性の高い通信サービ
スを提供できるPDS方式光通信システムの構築を可能
にする他、予備系として動作している送信系の正常性を
確認した上で、切り替えを実行するので、通信サービス
の信頼性を確実に高めることができる。
【003】請求項に記載の発明によれば、光スイッ
チを用いたので、切替手段を構成する監視手段を安価に
構成できるので、コストアップを最小限に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光集線装置の構成ブロック
図である。
【図2】従来のPDS方式光通信システムの構成ブロッ
ク図である。
【符号の説明】 1 光集線装置 2 0系光送信部 3 1系光送信部 4 0系光スイッチ 5 1系光スイッチ 6 0系ホトダイオード(0系PD) 7 1系ホトダイオード(1系PD) 8 監視制御部 21 ユーザ装置 22 光伝送路 23 光スターカプラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のユーザ装置がそれぞれ光伝送路及
    び光スターカプラを介して接続される光集線装置におい
    て、 少なくとも、前記光スターカプラに向けて光信号を送出
    する光送信系を2組設け、 前記2組の光送信系のそれぞれと前記光スターカプラと
    の間の光伝送路を、現用系の伝送路から予備系の伝送路
    へ切り替える切替手段を設けたことを特徴とする光集線
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光集線装置において、 前記切替手段は、 予備系として動作している送信系の動作状態をモニター
    する監視手段と、 外部から入力する切替指令と前記監視手段の出力とに基
    づき前記切替動作を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする光集線装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光集線装置において、 前記監視手段は、 入方ポートが光伝送路を介して前記光送信系の出力ポー
    トに接続され、2つの出力ポートのうち、一方の出力ポ
    ートが光伝送路を介して前記光スターカプラに接続され
    る2つの光スイッチであって、前記制御手段からの制御
    信号を受けて一方の光スイッチが入力ポートと一方の出
    力ポートとを接続して現用系となり、他方の光スイッチ
    が入力ポートと他方の出力ポートとを接続して予備系と
    なる2つの光スイッチと、 前記2つの光スイッチそれぞれの他方の出力ポートの出
    力光を受ける2つの受光手段とを備えることを特徴とす
    る光集線装置。
  4. 【請求項4】 光集線装置と多数のユーザ装置とを光伝
    送路及び光スターカプラを介して接続するパッシブダブ
    ルスター方式光通信システムにおいて、 前記光集線装置が、 少なくとも、二重化した光送信系のそれぞれと前記光ス
    ターカプラとの間の光伝送路を、現用系の伝送路から予
    備系の伝送路へ切り替えることを特徴とする現用系/予
    備系の切替方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の現用系/予備系の切替
    方法において、 予備系として動作している送信系の動作状態をモニター
    し、 外部から入力する切替指令と前記モニターの結果とに基
    づき前記切替動作を制御することを特徴とする現用系/
    予備系の切替方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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