JP2000261889A - 電磁音響変換器 - Google Patents

電磁音響変換器

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JP2000261889A
JP2000261889A JP11064806A JP6480699A JP2000261889A JP 2000261889 A JP2000261889 A JP 2000261889A JP 11064806 A JP11064806 A JP 11064806A JP 6480699 A JP6480699 A JP 6480699A JP 2000261889 A JP2000261889 A JP 2000261889A
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JP
Japan
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elongated
diaphragm
elongated diaphragm
movable wire
longitudinal direction
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JP11064806A
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English (en)
Inventor
Tadashi Sawafuji
正 澤藤
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SAWAFUJI KK
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SAWAFUJI KK
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、線音源、平面波、全面駆動式、
部分帯域または全帯域忠実再生の電磁音響変換器の提
供。 【解決手段】 横巾に対して長さが5倍以上ある細長い
振動板の一面に可動線輪の1個または2個以上の複数個
を長手方向に一体に設け、振動板の周縁に接続するロー
ルエッジ等の周縁保持部材により細長い振動板を振動自
在に保持すると共に、前記可動線輪の1個または2個以
上の複数個を磁界内に夫々配置してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、線音源、平面
波、全面駆動式、部分帯域または全帯域忠実再生の電磁
音響変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、最も長く(70年余)多く使用さ
れて来たダイナミツクコーンスピーカーは、振動板がコ
ーン状で中心部のリング状可動線輪が磁石によって駆動
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来のダイナミ
ツクコーンスピーカーは、点音源なので球面波となり、
さらにコーンが分割振動するので、乱反射等による本来
1音源が数音源となり鼓膜を数度刺激する処から原音の
忠実再生ができない所謂スピーカー音となり、しかもロ
ールエツジ使用による、振動板エツジが逆相となり、一
定周波数で打消し、音が消えてしまう。従って、20H
Z〜20KHZの全帯域を一つのスピーカーでは出来
ず、低音用、中音用、高音用等2〜3個を使用せざるを
得なかった。しかも、形状は主として円型、まれには楕
円型であり、巾広い面積のうえ、構造上も重い磁石が後
に突き出て、取付部から遠い処に重心がある為、収納す
る箱を振動させてしまうことから、巾広く厚い形状のボ
ツクスが必要であった。
【0004】近年、液晶、プラズマ、スクリーンテレビ
等が薄型になり、スピーカーも薄型化しているが、巾に
ついては依然として広幅であり、高音質も得られず、強
く改良が求められている。本発明者は、長年平面スピー
カーの開発に従事し、多数の発明を行ってきたが、その
いずれも面音源であったので、前記欠点を克服すること
ができなかった。
【0005】今回、前述した要求から、実験的に数度試
作して面音源から順次線音源に近づけて成功するに至っ
た。因にダイナミックコーンスピーカーでは信号通りボ
イスコイルが動いても、音声を再生するコーン紙が遅れ
て動作し、しかも分割振動し、さらにダンパーで制御さ
れ、過渡特性が悪く、原音通り再生出来なかった。点音
源は即球面波となり、音声を球面状に広がる。球面波の
音波は音圧と振動粒子速度が一致せず、従って、位相が
異なり、充分遠方に行って初めて平面波に近くなる。線
音源と面音源は共に平面波であり、音圧と振動粒子速度
は最初から同位相である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は抜本的改革でメ
カニズムとして球面波の正反対である線音源、平面波、
全面駆動式(分割駆動しない)を提案するもので、横巾
に対して長さが5倍以上ある細長い振動板の一面に可動
線輪の1個または2個以上の複数個を長手方向に一体に
設け、細長い振動板の周縁に接続するロールエッジ等の
周縁保持部材により細長い振動板を振動自在に保持する
と共に、前記可動線輪の1個または2個以上の複数個を
磁界内に夫々配置してなる電磁音響変換器にある。
【0007】可動線輪は、細長い振動板の長手方向に沿
う細長いものとしてもよいものである。
【0008】細長い振動板は、その周縁を対面する蛇腹
型エッジの周縁保持部材を接着して細長い振動板を振動
自在に保持してもよいものである。
【0009】
【発明の実施の形態】横巾に対して長さが5倍以上ある
細長い振動板の一面に、その細長い振動板の長手方向に
沿う細長い可動線輪の2個を長手方向に一体に設け、細
長い振動板の周縁を対面する蛇腹型エッジの周縁保持部
材を接着して細長い振動板を振動自在に保持すると共
に、前記細長い可動線輪の2個を磁路内に夫々配置して
なる電磁音響変換器。
【0010】
【実施例】この発明の線音源、平面波、全面駆動式、部
分帯域または全帯域忠実再生の電磁音響変換器を実施例
の図面に基き説明すると、先ず線音源、平面波を出すに
は全面駆動が絶対要件となる。図1〜図3の第1の実施
例で、部分帯域忠実再生の電磁音響変換器1の構造の一
例を示すものである。前記全面駆動を満足する細長い振
動板2は、横幅に対して5倍以上の長さがあるものが使
用され、この細長い振動板2と一体に取付ける可動線輪
3は、細長い振動板2に沿う細長い型を図示し、しか
も、2個をその長手方向に配置する実施例を図示し、細
長い振動板2と可動線輪3が一体となって分割振動をし
ないよう駆動することが要件である。図示しないが、可
動線輪3は、丸型のものであってもよく、その個数につ
いては1個でもよいものである。特に、可動線輪3を、
丸型とした時には、忠実再生の特性を上げるために、可
動線輪3を2個以上、数個を取付ける。細長い振動板2
の周縁はロールエッジ4の内縁を接続して振動自在に保
持する。磁気回路を構成する永久磁石5は、近来ネオジ
ウムマグネツト等非常に強い磁石が比較的安値に入手出
来るようになり、薄く、小形、長方形のものが使用で
き、鉄製ポールピース6、7の対極間により強力な磁界
8を構成し、その磁界8に可動線輪3のコイル部3aを
配置してなるものである。そして、この第1の実施例で
は、基盤ケース9により前記ロールエッジ4の外縁を保
持し、また永久磁石5および鉄製ポールピース6、7を
支持し、可動線輪3のコイル部3aを配置する磁界8を
所要に構成している。10a、10bの端子から駆動電
流を供給する。11aはエスカッション、11bはスピ
ーカーボックス左側面板、11cはスピーカーボックス
右側面板である。
【0011】図4〜図6に示す第2の実施例は、特に忠
実再生を図る全帯域忠実再生の電磁音響変換器12であ
り、第1の実施例と同様の細長い振動板13に、前記実
施例の細長い可動線輪3と同様の可動線輪14を2個直
列に設置し、その細長い振動板13の周縁の表裏に、発
明者の発明にかかる、和紙を折り、シリコーン樹脂を含
浸して設けた蛇腹型エッジ15a、15bを対面接着し
て中吊し、その前記可動線輪14のコイル部14aを永
久磁石16、鉄製ポールピース17、18により構成し
た強力な磁界19内に配置するものである。かくして、
細長い振動板13は、上下に確実に動き、蛇腹型エツジ
15a、15bは上限および下限において、共に伸縮抵
抗を有する為、ダンパーの必要もなく、逆相せず、しか
も細長い振動板13は、原信号通り瞬時に立上がり、ま
た立下がるので過渡特性は抜群となり、原音の忠実再生
を可能ならしめ、全帯域忠実再生の電磁音響変換器12
の構造となるものである。
【0012】第2の実施例の図3〜図6において、20
は基盤ケース、21a、21bは端子、22aはエスカ
ッション、22bはスピーカーボックス左側面板、22
cはスピーカーボックス右側面板である。
【0013】前記第1の実施例における細長い振動板2
および第2の実施例における細長い振動板13は、いず
れも強靭で弾力性に富む合成樹脂シートを所要に裁断し
て使用したが、バルサ材のような厚みのある部材を使用
しても振動させることが可能である。
【0014】前記第1の実施例における可動線輪3の巻
き枠3bおよび第2の実施例における可動線輪14の巻
き枠14bは、いずれも紙またはアルミニューム製であ
り、その巻き枠3bおよび巻き枠14bのその周面に電
線を巻き付けてなるものであり、そして夫々を細長い振
動板2および細長い振動板13に固着してなるものであ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明の第2の実施例に基く試作品の電
磁音響変換器を考察するに、再生周波数特性は40HZ
〜40KHZ、音圧レベルは88db/1 w/1m、線
音源の距離減衰は理論通り−3db/dd、因みに球面
波は−6db/ddである。そして振動板は全面駆動式
の為、音の立ち上がり、立ち下がり良く、過渡特性(ト
ーンバースト特性)が非常に良く、且つ平面波の為、原
音を忠実に再生出来、重低音から超音波迄1個で再生出
来る稀有の電磁音響変換器となったのである。また本発
明の第1の実施例に基づく、電磁音響変換器において
も、部分帯域忠実再生のスピーカーとして、優れたもの
である。
【0016】本発明の電磁音響変換器は、実用品として
薄く、軽く、細長いので理想的形状である上、高音質で
あるので、前記テレビ用としては勿論のこと、コンピユ
ーター関係用、電車、自動車、航空機等の車載用とし
て、また住宅、一般高級オーデイオ用、プロオーデイオ
用等、広範な用途に、21世紀期待の新創品となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電磁音響変換器の第1の実施例の要
部を示す横断面図である。
【図2】同じく、そのAは、第1の実施例の細長い振動
板と、その一面に一体に設ける可動線輪と、細長い振動
板を保持するロールエッジを示す背面図、Bは表面板の
背面図である。
【図3】この発明の電磁音響変換器の第2の実施例の要
部を示す横断面図である。
【図4】同じく、そのAは、第2の実施例の細長い振動
板と、その一面に一体に設ける可動線輪と、細長い振動
板を保持する蛇腹型エッジを示す背面図、Bは永久磁石
の両極にポールピースを組み合わた状態の正面図、Cは
基盤ケースの正面図である。
【図5】同じく、電磁音響変換器の第2の実施例のエス
カッションを示し、そのAは正面図、Bは背面図、Cは
側面図である。
【図6】同じく、部分毎に分解した分解斜視図である。
【符号の説明】 1 部分帯域忠実再生の電磁音響変換器 2 細長い振動板 3 可動線輪 3a コイル部 3b 巻き枠 4 ロールエッジ 5 永久磁石 6 鉄製ポールピース 7 鉄製ポールピース 8 磁界 9 基盤ケース 10a 端子 10b 端子 11a エスカッション 11b スピーカーボックス左側面板 11c スピーカーボックス右側面板 12 全帯域忠実再生の電磁音響変換器 13 細長い振動板 14 可動線輪 14a コイル部 14b 巻き枠 15a 蛇腹型エッジ 15b 蛇腹型エッジ 16 永久磁石 17 鉄製ポールピース 18 鉄製ポールピース 19 磁界 20 基盤ケース 21a 端子 21b 端子 22a エスカッション 22b スピーカーボックス左側面板 22c スピーカーボックス右側面板
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月12日(1999.3.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横巾に対して長さが5倍以上ある細長い
    振動板の一面に可動線輪の1個または2個以上の複数個
    を長手方向に一体に設け、細長い振動板の周縁に接続す
    るロールエッジ等の周縁保持部材により細長い振動板を
    振動自在に保持すると共に、前記可動線輪の1個または
    2個以上の複数個を磁界内に夫々配置してなる電磁音響
    変換器。
  2. 【請求項2】 横巾に対して長さが5倍以上ある細長い
    振動板の一面に、その細長い振動板の長手方向に沿う細
    長い可動線輪の1個または2個以上の複数個を長手方向
    に一体に設け、細長い振動板の周縁に接続するロールエ
    ッジ等の周縁保持部材により細長い振動板を振動自在に
    保持すると共に、前記細長い可動線輪の1個または2個
    以上の複数個を磁界内に夫々配置してなる電磁音響変換
    器。
  3. 【請求項3】 横巾に対して長さが5倍以上ある細長い
    振動板の一面に可動線輪の1個または2個以上の複数個
    を長手方向に一体に設け、細長い振動板の周縁を対面す
    る蛇腹型エッジの周縁保持部材を接着して細長い振動板
    を振動自在に保持すると共に、前記可動線輪の1個また
    は2個以上の複数個を磁界内に夫々配置してなる電磁音
    響変換器。
  4. 【請求項4】 横巾に対して長さが5倍以上ある細長い
    振動板の一面に、その細長い振動板の長手方向に沿う細
    長い可動線輪の1個または2個以上の複数個を長手方向
    に一体に設け、細長い振動板の周縁を対面する蛇腹型エ
    ッジの周縁保持部材を接着して細長い振動板を振動自在
    に保持すると共に、前記細長い可動線輪の1個または2
    個以上の複数個を磁界内に夫々配置してなる電磁音響変
    換器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016960A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Yamaha Corp 音波出力機構
JP2010206509A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 電磁変換器
WO2011125804A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 パイオニア株式会社 スピーカ装置
KR101106469B1 (ko) 2009-12-14 2012-01-20 네오피델리티 주식회사 내자형 또는 외자형의 슬림구조를 갖는 스피커

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Effective date: 20040608