JP2000261836A - 光学プローブアッセンブリを較正する方法及び装置 - Google Patents

光学プローブアッセンブリを較正する方法及び装置

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JP2000261836A JP2000049439A JP2000049439A JP2000261836A JP 2000261836 A JP2000261836 A JP 2000261836A JP 2000049439 A JP2000049439 A JP 2000049439A JP 2000049439 A JP2000049439 A JP 2000049439A JP 2000261836 A JP2000261836 A JP 2000261836A
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optical probe
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A Marcus Michael
マイケル・エイ・マーカス
R Laurie Donald
ドナルド・アール・ローリー
M Trembley Timothy
ティモシー・エム・トレンブリー
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Eastman Kodak Co
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/026Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring distance between sensor and object

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、簡単な構造を有し、また、容
易に組立及び位置合せが可能である較正装置及び方法を
提供する。 【解決手段】 所定軸を備えた較正マウントとその外面
における基準面とを有する較正装置を設け、較正マウン
トの基準面から所定間隔で、該較正マウントの軸に実質
的に垂直に較正ターゲットを取り付け、該較正ターゲッ
トから較正マウントの基準面までの間隔LRを決定し、
較正装置に光学プローブアッセンブリを取外し可能に取
り付け、較正マウントの基準面が、光学プローブアッセ
ンブリにおけるプローブ取付面に関係して所定方向を向
くように光学プローブアッセンブリを較正マウントに固
定し、光学的に透明な材料から較正ターゲットまでの間
隔PRを決定するために、ノンコヒーレント光干渉計を
使用し、プローブ取付面から光学的に透明な材料までの
間隔LPを、LR及びPRの値を用いて計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として、光学
プローブ、例えば、ピントの合った画像を提供すべく位
置決めされるデジタルカメラ内のイメージセンサの位置
決めに使用される光学プローブに関する。より詳しく
は、本発明は、光学プローブを較正するための較正装置
及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】典型的なデジタルカメラでは、画像ビー
ムが、レンズを通じて、例えば検出素子のアレイから構
成されるCCD(電荷結合デバイス)等の、撮像素子又は
イメージセンサ上に指向させられる。レンズ及びCCD
は、焦点調節された画像を提供するために、デジタルカ
メラ内で互いに関して適切に位置決めされる必要があ
る。CCDを適切に位置決めするには、CCDの位置が
認識される必要がある。かかる位置は、デジタルカメラ
における基準面又は基準平面に関係して、認識され得
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第57574
85号(マーカス(Marcus)他,1998年5月26日)及
び第5757486号(マーカス他,1998年5月2
6日)は、ノンコヒーレント光干渉計を有するデジタル
カメライメージセンサ位置決め装置及び方法に関係す
る。その装置及び方法は、取外し可能にデジタルカメラ
に取り付けできる光学プローブアッセンブリを伴うもの
である。ノンコヒーレント光干渉計は、基準面からイメ
ージ面及び光学プローブアッセンブリまでの深度(dept
h)を決定するために、光学プローブアッセンブリと連係
する。上記装置及び方法は、意図された目的に適するも
のであるが、光学プローブアッセンブリを較正する装置
及び方法についての必要性が残る。かかる装置及び方法
は、丈夫であり、簡単なアッセンブリから構成され、ま
た、容易に組立及び位置合せが可能で、製造環境におい
て、特に初心者のユーザにより使用可能であることが望
ましい。
【0004】本発明の目的は、光学プローブアッセンブ
リを較正する装置及び方法を提供することである。ま
た、本発明の別の目的は、丈夫で、搬送可能で、使用が
簡単であるとともに、デジタルカメラと容易に使用可能
である、光学プローブ較正装置及び方法を提供すること
である。本発明のまた別の目的は、製造が容易で、簡単
な構造を有し、また、容易に組立及び位置合せが可能で
ある較正装置及び方法を提供することである。これらの
目的は、実例によってのみもたらされる。そのため、開
示された発明により本質的に実現される他の好適な目的
及び長所が存在し得る、若しくは、当業者には明らかに
なり得る。本発明は、特許請求の範囲により規定され
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの様相によ
れば、プローブ取付面と該プローブ取付面から隔てられ
た光学的に透明な材料とを有する光学プローブアッセン
ブリを較正する方法が提供される。この方法は、特に、
デジタルカメラ内のイメージセンサの位置決めに使用す
る光学プローブアッセンブリを較正するのに適してい
る。この方法は、所定の軸を備えた較正マウントと該較
正マウントの外面における基準面とを有する較正装置を
用意するステップを有する。較正ターゲットが、較正マ
ウントの基準面から所定の間隔において、較正マウント
軸に実質的に垂直に取り付けられる。その後、較正ター
ゲットから較正マウント基準面までの間隔LRが決定さ
れる。上記光学プローブアッセンブリは、較正装置に対
して取外し可能に取り付けられ、較正マウント基準面
が、光学プローブアッセンブリ上のプローブ取付面に関
係して所定方向にあるように、較正マウントに固定され
る。ノンコヒーレント光干渉計を用いて、光学的に透明
な材料から較正ターゲットまでの間隔PRが決定され
る。その後、上記プローブ取付面から光学的に透明な材
料までの間隔LPが、LR及びPRの値を用いて算出さ
れる。
【0006】本発明の他の様相によれば、プローブ取付
面と該プローブ取付面から隔てられた光学的に透明な材
料とを有する光学プローブアッセンブリを較正する較正
装置が提供される。この較正装置は、ベース部と、所定
の軸を備えた較正マウントと、該較正マウントの外面上
に設定された基準面と、上記較正マウントの基準面から
所定間隔において、較正マウントの軸に実質的に垂直に
配置された較正ターゲットと、上記較正マウント基準面
が、光学プローブアッセンブリ上のプローブ取付面に関
して所定の方向に保持されるように、上記光学プローブ
アッセンブリを較正装置に対して取外し可能に取り付
け、固定する取付部材とを有している。
【0007】本発明のまた別の様相によれば、プローブ
取付面と該プローブ取付面から隔てられた光学的に透明
な材料とを有する光学プローブアッセンブリを較正する
装置が提供される。この装置は、較正装置と、光学プロ
ーブアッセンブリが較正装置に取り付けられていない場
合に、較正ターゲットから較正マウント基準面までの間
隔LRを決定するのに適した測定装置と、上記光学プロ
ーブアッセンブリが較正装置に対して取り付けられ固定
される場合に、光学的に透明な材料から較正ターゲット
までの間隔PRを決定するのに適したノンコヒーレント
光干渉計と、上記LR及びPRの値を用いて、プローブ
取付面から光学的に透明な材料までの間隔LPを計算す
るコンピュータとを有している。
【0008】本発明は、光学プローブアッセンブリを較
正するのに適した光学プローブ較正装置及び方法を提供
する。該装置及び方法は、丈夫で、搬送可能で、使用が
簡単であるとともに、容易に組立て及び位置合せ可能で
あり、更に、デジタルカメラと合せて簡単に使用可能で
ある。本発明の前述したまた他の目的,特徴及び長所
は、添付図面に示すような、以下のより詳しい本発明の
好適な実施の形態についての記載から明らかになるであ
ろう。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説
明では、各図において、同じ参照符号が、構造体の同じ
構成をあらわすものとする。図1から分かるように、レ
ンズ12が、カメラレンズマウント14によって、カメ
ラ本体10へ取り付けられる。z軸に沿って測定され
る、レンズ12がカメラ本体内で光の焦点を合せる間隔
が、空気中のレンズの焦点深度Fdepthと呼ばれる。該
焦点深度Fdepthは、当業者に知られた手段により決定
され得る。イメージ媒体として写真フィルム13を採用
する従来のカメラにおいて、フィルムは、レンズの焦点
深度に配置される。図1は、焦点を合せられたイメージ
を提供すべく、レンズの焦点深度に配置されたフィルム
13を示している。焦点深度Fde pthにフィルム13を
配置するには、フィルムレール(film rail)のような公
知の手段(不図示)が採用され得る。以下の説明では、用
語「イン−フォーカスポジション」は、イメージング媒
体がピントの合ったイメージを提供するように配置され
ている位置をあらわすものとする。
【0010】図2から分かるように、デジタルカメラ本
体15において、レンズ12は、典型的には、カメラレ
ンズマウント14によって、デジタルカメラに取り付け
られる。イメージング媒体として、イメージセンサ16
が採用される。イメージセンサ16は、イメージセンサ
の活性面をあらわす撮像素子平面18を有する。また、
イメージセンサ16は、一般に、屈折率nを有する光学
的に透明なプレート20(以下、撮像素子カバープレー
ト20という)を有する。撮像素子平面18は、ギャッ
プつまり間隙22が上記撮像素子平面とプレートとの間
に存在するように、撮像素子カバープレート20から隔
てられる。典型的には、撮像素子平面及び透明プレート
は、一定の間隙22をなして密閉される。
【0011】従来のカメラについて前述したように、レ
ンズ12が光の焦点を合せる間隔は、レンズの焦点深度
depthと呼ばれる。しかしながら、デジタルカメラに
おいて、(レンズとイメージセンサとの間に介在させら
れた)撮像素子カバープレート20の存在は、イン−フ
ォーカスポジションに影響する。従って、撮像素子平面
18についてのイン−フォーカスポジションFIは、撮
像素子カバープレート20の存在を考慮すると、 FI = Fdepth + デルタ (数式1) によって決められる。ここで、 デルタ= t(1−1/n) (数式2) であり、また、tは、撮像素子カバープレート20の厚
さ、nは、撮像素子カバープレート20の屈折率であ
る。
【0012】図3は、イメージセンサ16の位置をデジ
タルカメラにおける基準面に関係して決定するための、
本発明によるノンコヒーレント光干渉測定装置21の全
体図である。該装置によれば、ユーザは、撮像素子平面
18の位置が所望の許容範囲内にあることを確かめるこ
とができる。もし撮像素子平面18の位置が所望の許容
範囲から外れていれば、上記イメージセンサが、撮像素
子平面18をイン−フォーカス位置FIのような所望の
位置へ移動させるために配置し直されてもよい。
【0013】レンズ12は、一般に、レンズマウント1
4によって、デジタルカメラ本体15へ取り付けられ
る。カメラ本体へのレンズの取付けを容易化する従来の
手段(不図示)が知られている。かかる手段は、ねじ山が
カメラ本体へのレンズの取付けを可能とするねじレンズ
マウントと、レンズが、カメラ本体における嵌め合いフ
ランジ(mating flange)上に適合して接触するように配
置され、また、45度の捩じりで回転させられるバヨネ
ットレンズマウント(bayonet lens mount)、若しくは、
その背面側のギザギザ付きの環状部が、カメラ本体にお
ける嵌め合いフランジ上に適合するブリーチロックレン
ズマウント(breechlock lens mount)とを有してもよ
い。取付けを固定するために、上記レンズマウントは、
レンズをレンズマウントに対して固定するロック手段を
備えていてもよい。同様に、レンズマウントからレンズ
を取り外すために、アンロック手段が含まれてもよい。
【0014】本発明では、撮像素子平面18の位置を決
定するために、レンズ12が、デジタルカメラ本体15
から取り外される。レンズ12が取り外されるため、撮
像素子18の位置は、デジタルカメラ本体15における
基準面に関係して決定される。(これに限定されること
はないが、デジタルカメラ本体の構成要素を含む)様々
な面が基準面として用いられてもよいが、説明の容易さ
から、カメラレンズマウント14が基準面を規定するも
のとする。これにより、撮像素子平面18の位置を、カ
メラレンズマウント14に関係して決定するように説明
する。
【0015】図3から分かるように、光学プローブアッ
センブリ24は、光学プローブアッセンブリ24をデジ
タルカメラ本体15に対して固定式であるが一時的に取
り付けるために、取外し可能にカメラレンズマウント1
4へ取り付けられる。好ましくは、光学プローブアッセ
ンブリ24は、バイオネットレンズマウントによって、
該アッセンブリをデジタルカメラ本体15に取付可能と
する手段を組み込む。この場合には、上記アッセンブリ
が、45度の旋回をもって、カメラ本体における嵌め合
いフランジ上で滑らせられる。取付けを一時的に固定す
るために、例えばバネ荷重ロックピンなどのロック手段
23が、光学プローブアッセンブリ24をカメラレンズ
マウント14に対して固定する。光学プローブアッセン
ブリ24をカメラレンズマウント14から取り外すため
に、バネ荷重解放ピンなどのアンロック手段25が採用
され、これによって、光学プローブアッセンブリ24が
デジタルカメラ本体15から容易に取り外される。な
お、かかるロック手段23およびアンロック手段25
は、それぞれ、カメラレンズマウント14に対してレン
ズ12を固定したり、取り外したりするために、任意に
採用可能である。
【0016】光学プローブアッセンブリ24は、単一モ
ードの光学ファイバケーブル26により、1×2の光結
合器28に結合される。好ましくは、コネクタ及び種々
の長さのパッチコード(好ましくは、FCコネクタのよ
うな低後方反射のコネクタで末端をなすパッチコード)
が、装置を可搬とするために、また、遠隔での取付けを
可能とするために、光結合器28と光学プローブアッセ
ンブリ24との間に配置されている。LED(発光ダイ
オード)のようなノンコヒーレント光源30が、単一モ
ードファイバ32へ結合され、1×2の光結合器28を
通過する。適切なノンコヒーレント光源は、5-100
マイクロワット(microwatts)の結合電力を有する高域
(40-120nm)の1300nmセンタ波長のLED
である。
【0017】ノンコヒーレント光源30からの光は、通
常、光ファイバケーブル26に沿って伝わり、光学プロ
ーブアッセンブリ24を透過して、イメージセンサ16
へ入射する。光は、イメージセンサ16の各表面から反
射され、再度光学プローブアッセンブリ24を通過し、
光学ファイバケーブル26へ入る。反射光は、その後、
1×2の光結合器28を通過して光ファイバ34へ入
り、ノンコヒーレント光干渉計36内へ導かれる。干渉
計36は、好ましくは、マイケルソン型の構造のもので
あるが、これに限定されることなく、各種干渉計が適用
可能であることが知られている。ノンコヒーレント光干
渉計36は、データを制御したり、収集したり、処理し
たり、解析したり、また、保存したりするコンピュータ
などの計算手段38に連結されている。
【0018】光学プローブアッセンブリ24の第1の態
様(光学ファイバなしに示される)が、図4〜図6に示さ
れている。光学プローブアッセンブリ24は、プローブ
把持部44を有するプローブハウジング42と、光ファ
イバ(不図示)を受けるための少なくとも1つのファイバ
レセプタクル46と、光ファイバを位置決めするための
少なくとも1つの傾斜プレート48と、レンズ(不図示)
を受けるための複数の開口部52を有する取付プレート
50と、ペリクル58がプローブ取付面60から所定の
間隔Pdepthに置かれるペリクル取付部56を有するプ
ローブ差込み部54とを有している。例えばOリングな
どのプラスチック製の止め輪57が、ペリクル58を固
定する。プローブ差込み部54は、また、プローブ取付
面60に近接するプローブ取付及びロック部51を有し
ている。ファイバ変形緩和部材43が、プローブハウジ
ング42に任意に取り付けられてもよい。
【0019】光学プローブアッセンブリ24を組み立て
るために、一般には、GRINレンズ(Gradient Index
lens)(不図示)が取付プレート50の開口部52に固定
される。傾斜プレート48は、ファイバレセプタクル4
6と機械的に連結されるように配置され、取付プレート
50に対して固定される。このサブアッセンブリは、続
いて、プローブ差込み部54に固定される。
【0020】より詳細には、光学プローブアッセンブリ
24を組み立てるために、傾斜プレート48が、傾斜フ
ァイバの光軸がプローブの光軸に対して平行になるよう
に用いられる。ファイバレセプタクル46は、好ましく
は、APC/FC結合された(APC/FC connectorized)光
ファイバに対して結合するために用いられるモディファ
イド・リフォクス(modified Rifocs)DAK−13/F
Cレセプタクルである。好適な実施の形態では、日本シ
ートガラス(NSG)の直径4ミリメートルのGRINレ
ンズ(P/N W40−S1111−078 N/C)
が、取付プレート50における直径0.159インチの
5つの孔部の各々に差し込まれ、2−56の止めねじ
で、所定位置に固定される。上記GRINレンズは、所
定の軸に沿って、光ビームの焦点を合せるように配置さ
れる。より明確には、上記GRINレンズは、プローブ
取付面60と配置されているオブジェクト(例えば撮像
素子)との間の物理的な間隔を測定するのに十分な焦点
深度を有する。レンズと光ファイバとの間隔は、55ミ
リメートルの焦点距離について7.0ミリメートルであ
る。これらのレンズは、4.2ミリメートルの長さを有
し、また、取付プレート50におけるレンズの第1の凹
部は、適切な焦点距離に設定される。最終的な焦点距離
の調整は、必要であれば、後で行われる。傾斜プレート
48及びモディファイド・リフォクス(modified Rifoc
s)DAK−13/FCレセプタクル46は、その後、互
いに差し込まれて、上記FCコネクタのカットアウト(c
utout)が、傾斜プレートのより薄い部分に方向付けら
れ、また、図8に示されるように方向付けられる。上記
DAK−13/FCコネクタキーが、プローブのヘッド
に対するファイバの接続が互いに干渉しないように、同
じ方向に向けられる。適切に方向付けられた後、組み合
わせられたレセプタクル及び傾斜プレートが、10個の
1−72取付ねじによって、上記取付プレートに取り付
けられる。組み立てられた取付プレートは、その後、2
つのピンと1−72のねじが切られた5つの取付ねじ孔
とが適切に位置合せされるように、プローブ差込み部5
4に差し込まれる。その組立品は、5つの1−72のね
じで所定位置に固定され、また、プローブ取付及びロッ
ク部材51は、プローブ差込み部54に固定される。光
学プローブアッセンブリを位置合せするために、また、
正確な焦点距離を得るために、光学プローブがテストさ
れる。ダイアモンドのFC/APCレセプタクル内で末
端をなす単一モードの光ファイバケーブルが、5つのモ
ディファイド・ファイバレセプタクルの各々に接続さ
れ、キーを用いて所定位置に固定されている。ファイバ
ケーブルの他端部は、プローブのテスト用のノンコヒー
レント光干渉計器具に延びている。光学プローブは、カ
メラプローブ差込み部が、プローブ差込み部の光軸に沿
って方向付けられて堅固に保持されるように、オプティ
カルベンチ上に据え付けられる。
【0021】光ファイバが位置合せされた後、複数のフ
ァイバが束ねられ、保護のために共通のチューブ内に置
かれる。ファイバ変形緩和部材43が、光学プローブア
ッセンブリに対する取付箇所においてファイバを保護す
るために、また、光学プローブアッセンブリに対する接
続箇所において、ファイバを真っ直ぐに保つために用い
られる。
【0022】図7及び8は、光学プローブアッセンブリ
24内の傾斜光ファイバ62の取付けの態様を示してい
る。(傾斜光ファイバ26が接続された場合、それは、
全体を通じて、光ファイバケーブル26として表示され
る。)前述したように、GRINレンズ64は、本発明
と合せて利用するのに適していることが分かっている。
レンズの焦点距離は、レンズから光ファイバまでの間隔
に依存している。傾斜光ファイバ62は、その軸Aに沿
って光ビームを放射するように配置されている。図7に
示されるように、出願人によって使用される光ファイバ
62は、ファイバコアから構成され、9マイクロメート
ルの直径を有し、入ってくる垂線に対して約3.8度の
角度でファイバを出るファイバコアを有している。GR
INレンズ64は、該レンズの平面に垂直な軸Bに沿っ
て光ビームを指向させるように、光ビームの経路中に配
置される。より明確には、軸Bに沿った光ビームは、カ
メラ内に配置されるイメージセンサ又はオブジェクトに
向かって指向させられる。なお、光ファイバからの光は
集光され、GRINレンズの軸に対して平行である。傾
斜プレート48(図8に最もよく示される)は、上記光を
確実にGRINレンズの軸Bに対して平行に入力させる
のに用いられる。適切な光ファイバ62は、傾斜をなし
て分割され且つ結合された単一モードの光ファイバであ
る。傾斜をなした分割によって、上記単一モードファイ
バによる後方反射が最小限に抑制される。出願人は、フ
ァイバレセプタクル内に配置された場合に、ファイバ先
端のファイバ端部からの再現可能なずれに備えたタング
ステンカーバイドスチールから構成されるAPC/FC
コネクタをむしろ選ぶ。タングステンスチールコネクタ
は、また、光学プローブに取り付けられる光ファイバケ
ーブルの変更に際して、光学プローブで再現可能な焦点
距離を促進する。光ファイバの回転角が時計回りに3.
8度を合せられると、もし入ってくる光がレンズの光軸
に沿って出射すれば、出力光は、GRINレンズの平面
に対して垂直に出射する。なお、上記APC/FCコネ
クタは、傾斜プレート48が、上記GRINレンズの軸
に対して平行に出射するように光を指向させるべく適切
な方向に傾斜されるように調整される。
【0023】ペリクル58は、焦点深度測定に影響を及
ぼさないように十分に薄い、光学的に透明な材料からな
る。適切なペリクルは、約1−3マイクロメートル,好
ましくは1.5マイクロメートルの厚さのポリエステル
フィルム材料で作られる。ペリクルを光学プローブアッ
センブリ24に固定する手段が提供される。例えば、溝
部内に保持されたプラスチック製の止め輪によれば、ペ
リクルマウントに対して堅固に取り付けることが可能に
なる。代わりとして、上記ペリクルは、適切な接着剤で
所定位置に据え付けられる。出願人の特定の出願に関し
ては、細い溝部(不図示)が、ペリクル取付部56の一端
部側の内面に作られる。その溝部は、ペリクルが光学プ
ローブアッセンブリの軸に対して垂直になるように作ら
れる。上記ペリクルは、好ましくは、この薄い溝部内に
適合するように、僅かに引き伸ばされ、プラスチック製
の止め輪57を用いて固定される。ペリクルの差込みの
間に、ペリクル取付部56は、溝付きの端部が水平面に
位置し上向きになるように固定して配置される。上記ペ
リクルは、ペリクル取付部の端部に渡って引き伸ばさ
れ、プラスチック製の止め輪57が上記溝部内に差し込
まれ、所定位置に嵌め込まれる。例えば熱線銃からの熱
が、上記ペリクルの張力を平衡させるために用いられて
もよい。
【0024】図6に示されるように、本発明に関して、
ガラス板(nt)を通過する光路が干渉計を用いて走査さ
れた最大走査距離よりも大きい限りは、ペリクル58
が、例えば約4−7ミリメートル厚のガラス板59のよ
うな光学的に透明な材料に置き換えられてもよい。上記
ペリクル(又はガラス板)は、(レンズマウントである場
合について前述した)カメラにおける基準面と、カメラ
内に配置されたイメージセンサとの中間に配置される。
なお、上記ペリクルは、ただ1つの基準面を有するよう
に十分に薄い一方、ガラス板59が用いられた場合に
は、その第2の面(すなわち上記撮像素子に隣接する面)
が、基準面として利用される。また、ガラス板59が用
いられる場合には、上記レンズの空気中における効果的
な焦点距離が大きくなる。従って、ガラス板59が採用
された場合には、より短い焦点距離が用いられる。例え
ば、約1.5の屈折率を有する6ミリメートル厚のガラ
ス板では、約2ミリメートルの焦点シフトが生じ得る。
【0025】ペリクルを用いた場合には、ガラス板59
を光学プローブアッセンブリ24へ固定するための手段
が設けられる。出願人の特定の出願に関して、上記ガラ
ス板より薄い若しくは僅かに薄い溝部(不図示)が、ペリ
クル取付部56の一端部側の内面に作られる。上記溝部
は、ガラス板が光学プローブアッセンブリの軸に垂直に
なるように作られる。ガラス板の直径は、溝付きの面に
おいて張りをもって適合するように調整される。溝部内
への差込み後、上記ガラス板は、例えば最良の光学セメ
ント(好ましくはuvキュアリング)を用いて、固定され
る。
【0026】好ましくは、複数の光ファイバが採用され
る。図4に示されるように、傾斜プレート48及びファ
イバレセプタクル46が、5本の光ファイバ用の構造を
有している。デジタルカメラ内に設けられたイメージセ
ンサの平面性を判断し得るために、また、デジタルカメ
ラ内に設けられたイメージセンサが該デジタルカメラに
おける基準面に関して平行であるかどうかを判断し得る
ために、5本の光ファイバが好適である。5本の光ファ
イバは、5つの測定位置を規定する。典型的には、中央
の位置と上記撮像素子のコーナ部近傍の4つの位置が用
いられる。
【0027】幾つかの例では、撮像素子の面において近
接して配置された異なる位置における点を測定するのが
好ましい場合に、結合されるファイバ装置が相応しくな
い可能性がある。このため、図9−14に示された第2
の実施の形態に係る光学プローブアッセンブリ24で
は、レセプタクル46及び傾斜プレートが、プローブチ
ャック61に置き換えられる。また、それに従って、連
結されたAPC/FCファイバが、露出したAPC/F
Cのフェレール63に置き換えられる。かかるプローブ
チャックの装置は、光ファイバの光軸が確実に光学プロ
ーブアッセンブリの光軸に垂直になるように、制約され
た取付けをもたらすものである。図9及び10から分か
るように、好適な装置では、直径0.25インチのファ
イバチャックが、その一端部で、20ミリメートル長を
有する直径2ミリメートルの貫通孔部を有している。同
じ端部では、光フィイバのフェルール63を受けるよう
に、垂線から約3.78度傾斜した2.5ミリメートル
の孔部65がねじを付けられる。図12から最もよく分
かるように、ファイバチャック61の他端部には、4ミ
リメートル,4.12ミリメートルの長さのGRINレ
ンズ64を受けるために、直径4ミリメートルの孔部が
設けられる。APC/FCフェルール63は、プローブ
チャック61内に光ファイバを取り付けるために用いら
れる。第1の実施の形態での場合のように、第2の実施
の形態では、傾斜光ファイバ62が、上記基準面に垂直
な軸に沿って、オブジェクトへ光ビームを放射するよう
に、プローブチャック61内で方向付けられている。
【0028】第2の実施の形態では、プローブチャック
61を保持する取付プレートが、取付プレート50’と
して、図11,13及び14に示される。図9−13に
示されるように、プローブチャック61は、取付プレー
ト50’におけるプローブチャック61の取付けを容易
化するために、その端部の一方において、直径が大きく
なっている。第2の実施の形態は、それ自体、プローブ
チャック61が光ファイバ及びGRINレンズ64を支
持するという点で、第1の実施の形態と異なる。大きい
方の寸法を有するプローブチャック61の寸法は、測定
に適切な焦点距離にGRINレンズが配置されるような
長さにカットされる。
【0029】この第2の実施の形態は、ペリクル及びガ
ラス板の両方と合せて用いられてもよい。第2の実施の
形態を組み立てるために、フェルール63が孔部65に
差込まれ、2−56のアレンねじで固定される。上記フ
ェルールは、その向きが図8のそれを繰り返すように、
傾斜孔部65へ差し込まれる。十分に差し込まれた後、
光は、プローブチャック61の軸に平行に出射する。G
RINレンズは、孔部67(図8に示されるように)へ十
分に差し込まれ、2−56のアレンねじで固定される。
プローブチャック61の長さは、フェルール63及びG
RINレンズがそれぞれ各孔部内に十分に保持された場
合に、ファイバからレンズの間隔が適切な焦点距離に自
動的に設定されるようにするものである。プローブチャ
ック61は、その後、取付プレート50’の開口部5
2’へ十分に差し込まれる。十分に差し込まれた場合、
全体構造は、適切な焦点距離に置かれる。プローブ差込
み部54に対する取付けがなされた後の、残りのアッセ
ンブリは第1の実施の形態のものと同様である。なお、
プローブチャック61の正確な機械加工は、第2の実施
の形態の迅速で簡単な位置調整及び組立を促進する。
【0030】第1及び第2の実施の形態の両方に関し
て、光学プローブアッセンブリ24がデジタルカメラ本
体15に対して取外し可能に取り付けられた場合、プロ
ーブ取付面60は、デジタルカメラ本体15における基
準面に対して、所定の向きにある。前述したように、説
明の目的から、基準面はレンズマウント14となる。従
って、出願人の装置では、プローブ取付面60が、プロ
ーブ取付及びロック部剤51が所定位置に固定された場
合に、カメラレンズマウント14と隣接する。これによ
り、プローブ取付面60は、0.0ユニットのデジタル
カメラ本体における基準面から所定の間隔にある。
【0031】光学プローブアッセンブリ24がデジタル
カメラ本体15に取り付けられた場合、光ファイバ6
2、GRINレンズ64及びイメージセンサ16の向き
は、図15に示される通りである。ペリクル58(又は
ガラス板59)は、プローブ取付面60、すなわちレン
ズマウント14(概して基準面Cに置かれた基準面とし
て図15に示される)から所定の深度Pdepthに配置され
る。撮像素子カバープレート20の前面66から後面6
8への物理的な間隔は、撮像素子カバープレートの厚さ
である。ペリクル58から撮像素子カバープレート20
までの深度はPGde pthと呼ばれ、また、一方、撮像素
子カバープレート20の後面68から撮像素子の平面1
8までの深度はGSdepthと呼ばれる。従って、上記基
準面(すなわち基準面Cにおけるレンズマウント14)に
関する撮像素子の平面18の実際の深度Dactualは、 Dactual=Pdepth+PGdepth+t+GSdepth (数式3) である。ここで、tは、撮像素子カバープレート20の
厚さである。
【0032】それに対応する上記基準面(すなわち基準
面Cにおけるレンズマウント14)に関したペリクル5
8(又はガラス板59)からの総光学的深度Dが、次式に
よって与えられる。 Dactual=Pdepth+PGdepth+nt+GSdepth (数式4) ここで、nは、撮像素子カバープレート20の屈折率で
ある。数式3を数式4に取り替えた結果は、 Dactual=Doptical−nt+t=Doptical−t(n−1) (数式5) である。
【0033】従って、撮像素子の平面18が実際に配置
される場所と、所望の位置、例えば(数式1からの)イン
−フォーカスの位置F1との間の差は、焦点DF、 DF = FI − Dactual (数式6) の差と呼ばれる。
【0034】上記光学プローブアッセンブリがデジタル
カメラに対して所定の向きで固定されて、上記ペリクル
(又はガラス板)がデジタルカメラにおける基準面に関し
て公知の基準深度に配置される場合には、米国特許第5
757485号(マーカス他,1998年5月26日)及
び5757486号(マーカス他,1998年5月26
日)に開示されるように、(i)上記基準面から撮像素子カ
バープレートの前面までの深度,(ii)上記撮像素子カバ
ープレートの光学的な厚さ、及び、(iii)上記撮像素子
カバープレートの後面からイメージセンサまでの深度を
決定するために、ノンコヒーレント光干渉計が採用され
てもよい。この情報から、基準面に関した撮像素子の平
面18の位置が決定され得る。
【0035】なお、本発明については、55ミリメート
ルの焦点距離が意図する焦点距離として選択された。テ
ーブルIは、測定ジオメトリ用に選択された値のまわり
の焦点距離の範囲に関して、必要なファイバとレンズと
の間隔,結果の焦点直径,焦点深度および受入錐角を示
している。上記焦点距離が、カメラ内の撮像素子からレ
ンズマウントの間隔よりも大きい限りは、テーブルIに
示されるように、他の焦点距離が用いられてもよい。上
記取付具におけるGRINレンズからカメラ内の撮像素
子の平面までの間隔は、必要な焦点距離を決定する。
【0036】また、テーブルIには、焦点距離の作用と
して、レンズについての焦点深度及び受入角が示され
る。上記受入角は、0.1度よりも小さい受入角を有す
る視準式の設計に対して改良されることが観察される。
この改良された受入角は、カメラ本体に取り付けられた
場合に、適切に焦点調節しないであろう大きな傾斜角を
伴う撮像素子の測定に備えるものである。
【0037】本発明に係る光学プローブ較正装置70
が、図16及び17に示される。かかる光学プローブ較
正装置は、光学プローブアッセンブリ24におけるペリ
クル58又はガラス板59の絶対位置を決定するのに用
いられる。光学プローブアッセンブリ70は、また、ペ
リクル58又はガラス板59が、温度,圧力,湿度又は
時間の作用として位置を変化しているかどうかを確かめ
るのに用いられる。更に、光学プローブ較正装置70
は、光学プローブアッセンブリ24が使用されていない
場合、収納用取付部材として用いられてもよい。
【0038】較正装置70は、水平ベース部71aと垂
直ベース部71bとを有している。較正マウント72
は、軸Dを有する開口部69及び較正基準面74を有し
ている。較正マウント72は、取付プレート73と、較
正マウント72の開口部69と位置合せされる開口部7
7を有するスペーシング部材75とによって、垂直ベー
ス部71bに取り付けられている。取付プレート73上
には、凹部81が設けられ、該凹部81内には、ターゲ
ット76が配置される。
【0039】光学プローブアッセンブリ24は、較正マ
ウント72におけるロック及び取付部79によって、該
光学プローブアッセンブリ24を較正装置70に固定式
であるが一時的に取り付けるために、光学プローブ較正
装置70へ取外し可能に取り付けられ得る。かかるロッ
ク及び取付部は、好ましくは、カメラ本体10又はデジ
タルカメラ本体15のレンズマウント14に関して前述
したようなレンズマウントと実質的に同様のものであ
る。従って、較正マウント72と光学プローブアッセン
ブリ24との間にある取付装置は、デジタルカメラ及び
光学プローブアッセンブリに関して前述したようなもの
と同様のものである。
【0040】図18に示されるように、光学プローブア
ッセンブリ24は、取外し可能に較正装置70に取り付
けられる。光ファイバ62(この実施の形態では、5本
のファイバが示される)は、マルチプレクサ78,変換
用エレクトロニクス80及びノンコヒーレント光干渉計
82と電気的に接続している。ケーブル布線84がコン
ピュータ86への接続をもたらす。
【0041】前述したように、光学プローブアッセンブ
リ24が、カメラ本体10又はデジタルカメラ本体15
に対して取外し可能に取り付けられた場合、プローブ取
付面60は、デジタルカメラ本体15における基準面
(すなわちカメラレンズマウント14)に関して所定の向
きに置かれ、また、プローブ取付及びロック部材51が
所定位置に固定される。同様に、光学プローブアッセン
ブリ24が、光学プローブ較正装置70に対して取外し
可能に取り付けられた場合には、プローブ取付面60
(すなわち基準面)が、較正マウント72における較正基
準面74に関して所定の向きに置かれる。説明の容易さ
から、較正基準面74は、較正マウント72の面からな
るが、較正装置70における異なる基準面が選択されて
もよい。従って、出願人の好適な装置では、プローブ取
付面60が、較正マウントの基準面74に隣接する。こ
のため、出願人の特定の装置に関しては、プローブ取付
面60が、光学プローブ較正装置70における較正基準
面74から0.0ユニットの所定間隔にある。
【0042】較正ターゲット76が、較正基準面74か
ら軸Dに沿って、所定間隔に配置される。この較正ター
ゲットは、較正基準面74に平行になるように、軸Dに
実質的に垂直に配置される。出願人の特定の装置に関し
ては、較正ターゲット76が、部分的に反射面を有する
磨きステンレススチールプレートのような光学活性の平
坦プレートである。
【0043】座標測定機(CMM)を用いて、出願人は、
較正基準面74の一平面を規定するために、較正マウン
ト72の周辺で、10回の測定を行った。その結果、較
正ターゲット76までの間隔が、図4に示されるような
i本の光ファイバの位置により規定される5つの結果的
な測定位置の各々について測定された(iは1〜nに等
しく、nは、光学プローブアッセンブリ内の光ファイバ
の総数である。出願人の特定の出願については、5本の
光ファイバが図11及び12に示される)。この較正基
準面74から較正ターゲット76までの間隔は、予め決
められた間隔である。
【0044】図18及び19では、光学プローブ較正装
置70及び光学プローブアッセンブリ24の相対的な関
係が示されている。LRiの値は、較正基準面74から
較正ターゲット76までの間隔である。光学的なプロー
ブアッセンブリ24が較正装置70から取り外された/
分離された場合には、この間隔LRiがCMMによって
測定される。光学アッセンブリ24が較正装置70に取
り付けられた場合、光学的に透明な材料(例えばペリク
ル58又はガラス板59)から較正ターゲット76まで
の間隔は、PRiの値として測定される。ノンコヒーレ
ント光干渉計は、PRiの値を決定するために、米国特
許第5727485号(マーカス他,1998年3月2
6日)及び5757486号(マーカス他,1998年3
月26日)に開示されるように採用され得る。従って、
プローブ取付面60から所定間隔にある較正基準面74
を用いた場合、上記プローブ取付面60からペリクル5
8までの間隔LPが、次式により得られる。 LPi = LRi − PRi (数式7) ここで、i=1〜nであり、また、nは光ファイバの総
数に等しい。LPiは、図15に示されるようなPdepth
に同等である。光学プローブ較正装置70は、それ自
体、ペリクル58又はガラス板59の位置を定期的に確
認する/較正するために、Pdepthの値の代わりに用い
られる。
【0045】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、丈夫で、搬送可能で、使用が簡単であるとと
もに、デジタルカメラと容易に使用可能である光学プロ
ーブ較正装置および方法を実現することができる。ま
た、本発明によれば、製造が容易で、簡単な構造を有
し、また、容易に組立及び位置合せが可能である較正装
置および方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カメラ本体内に取り付けられたレンズを示す
図である。
【図2】 カメラ本体に取り付けられたCCDを示す図
である。
【図3】 本発明に係るノンコヒーレント光干渉測定装
置を示す図である。
【図4】 第1の実施の形態に係る、ペリクルを採用す
る図3の光学プローブアッセンブリの分解図である。
【図5】 図3の光学プローブアッセンブリの斜視図で
ある。
【図6】 第1の実施の形態に係る、ガラス等の透明な
材料を採用する図3の光学プローブアッセンブリの分解
図である。
【図7】 傾斜光ファイバを概略的に示す図である。
【図8】 上記光学プローブアッセンブリ内の傾斜光フ
ァイバの配列を概略的に示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に係る光学プロー
ブアッセンブリに使用される、取付後の傾斜光ファイバ
を概略的に示す斜視図である。
【図10】 第2の実施の形態に係る光学プローブアッ
センブリとともに使用するプローブチャックを概略的に
示す斜視図である。
【図11】 第2の実施の形態に係る光学プローブアッ
センブリの分解斜視図である。
【図12】 第2の実施の形態に係る光学プローブアッ
センブリの一部の分解斜視図である。
【図13】 第2の実施の形態に係る光学プローブアッ
センブリの一部の斜視図である。
【図14】 第2の実施の形態に係る光学プローブアッ
センブリの一部の斜視図である。
【図15】 光学プローブアッセンブリがカメラ本体に
取り付けられた場合における光学プローブアッセンブリ
とCCDとの関係を概略的に示す図である。
【図16】 本発明に係る光学プローブ較正装置の斜視
図である。
【図17】 本発明に係る光学プローブ較正装置の分解
斜視図である。
【図18】 上記光学プローブアッセンブリが光学プロ
ーブ較正装置に取り付けられた場合における光学プロー
ブアッセンブリと光学プローブ較正装置との関係を概略
的に示す斜視図である。
【図19】 光学プローブ較正装置の一部を概略的に示
す図である。
【符号の説明】
10…カメラ本体 12…レンズ 13…フィルム 14…レンズマウント 15…デジタルカメラ本体 16…イメージセンサ 18…イメージセンサの撮像素子平面 20…光学的に透明なプレート 21…ノンコヒーレント光干渉計測定装置 22…間隙 23…ロック手段 24…光学プローブアッセンブリ 26…単一モードファイバ 28…1×2光結合器 30…ノンコヒーレント光源 34…光ファイバ 36…ノンコヒーレント光干渉計 38…コンピュータ 46…ファイバレセプタクル 48…傾斜プレート 50…取付プレート 58…ペリクル 59…ガラス板 60…プローブ取付面 62…光ファイバ 64…GRINレンズ 70…光学プローブ較正装置 72…較正レンズマウント 76…較正ターゲット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモシー・エム・トレンブリー アメリカ合衆国14411ニューヨーク州アル ビオン、ウエスト・バー・ロード13694番

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブ取付面と該プローブ取付面から
    間隔を置かれた光学的に透明な材料とを有する光学プロ
    ーブアッセンブリを較正する方法であって、 所定の軸を備えた較正マウントと該較正マウントの外面
    における基準面とを有する較正装置を設け、 上記較正マウントの基準面から所定の間隔で、該較正マ
    ウントの軸に実質的に垂直に較正ターゲットを取り付
    け、 上記較正ターゲットから較正マウントの基準面までの間
    隔LRを決定し、 上記較正装置に光学プローブアッセンブリを取外し可能
    に取り付け、 上記較正マウントの基準面が、光学プローブアッセンブ
    リにおけるプローブ取付面に関係して所定の向きに位置
    するように、上記較正マウントに光学プローブアッセン
    ブリを固定し、 上記光学的に透明な材料から較正ターゲットまでの間隔
    PRを決定するために、ノンコヒーレント光干渉計を使
    用し、 上記プローブ取付面から光学的に透明な材料までの間隔
    LPを、LR及びPRの値を用いて計算するステップを
    有していることを特徴とする光学プローブアッセンブリ
    を較正する方法。
  2. 【請求項2】 デジタルカメラにおけるイメージセンサ
    の位置を決定するのに利用するための、プローブ取付面
    と該プローブ取付面から間隔を置かれた光学的に透明な
    材料とを有する光学プローブアッセンブリを較正する方
    法であって、 所定の軸を備えた較正マウントと該較正マウントの外面
    における基準面とを有する較正装置を設け、 上記較正マウントの基準面から所定の間隔で、該較正マ
    ウントの軸に実質的に垂直に較正ターゲットを取り付
    け、 上記較正ターゲットから較正マウントの基準面までの間
    隔LRを決定し、 上記較正装置に光学プローブアッセンブリを取外し可能
    に取り付け、 上記較正マウントの基準面が、光学プローブアッセンブ
    リにおけるプローブ取付面に関係して所定の向きに位置
    するように、上記較正マウントに光学プローブアッセン
    ブリを固定し、 上記光学的に透明な材料から較正ターゲットまでの間隔
    PRを決定するために、ノンコヒーレント光干渉計を使
    用し、 上記プローブ取付面から光学的に透明な材料までの間隔
    LPを、LR及びPRの値を用いて計算するステップを
    有していることを特徴とする光学プローブアッセンブリ
    を較正する方法。
  3. 【請求項3】 プローブ取付面と該プローブ取付面から
    間隔を置かれた光学的に透明な材料とを有する光学プロ
    ーブアッセンブリを較正する較正装置であって、 ベース部と、 所定の軸を備えた較正マウントと、 上記較正マウントの外面に配置された基準面と、 上記較正マウントの基準面から所定の間隔で、該較正マ
    ウントの軸に実質的に垂直に配置された較正ターゲット
    と、 上記較正マウントの基準面が光学プローブアッセンブリ
    におけるプローブ取付面に関係して所定の向きに位置す
    るように、上記較正装置に対して、光学プローブアッセ
    ンブリを取外し可能に取り付けて固定する取付部材とを
    有していることを特徴とする較正装置。
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