JP2000261723A - 放射線撮像装置用の光学系及び放射線撮像装置 - Google Patents

放射線撮像装置用の光学系及び放射線撮像装置

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JP2000261723A
JP2000261723A JP11057660A JP5766099A JP2000261723A JP 2000261723 A JP2000261723 A JP 2000261723A JP 11057660 A JP11057660 A JP 11057660A JP 5766099 A JP5766099 A JP 5766099A JP 2000261723 A JP2000261723 A JP 2000261723A
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lens group
optical system
visible light
radiation
mirror
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Akihito Takahashi
章仁 高橋
Akira Tsukamoto
明 塚本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 I.I.放射線撮像装置において、複数種の
撮像デバイスによる多様な撮像を可能としつつ、結像性
能を低下させることなく光学系の小形化を図るととも
に、光学系の小形化を通じて保持装置及び寝台装置への
搭載にあたり、設計上の制約を緩和させて装置の可動に
おける自由度を拡大する。 【解決手段】 光学系16は、全体としてフォールデッ
ト方式を構成するものであり、I.I.出力光像を受光
する後レンズ群11と、この後レンズ部11を通過した
I.I.出力光像を管軸Lと直交する方向に屈曲させる
分配ミラー14と、この分配ミラー14を回動させて
I.I.出力光像の屈曲方向を回動させる駆動手段15
と、屈曲されたI.I.出力光像を外部に向けて出射で
きるように駆動式ミラー14の周囲に配置された2つの
前レンズ群12,13とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばX線等の放
射線一般を使用して被検体内の放射線特性分布を画像化
する医用の放射線撮像装置において、特にイメージ・イ
ンテンシファイヤ(以下、「I.I.装置」と称す
る。)を使用して、このI.I.により可視光像に変換
されたX線陰影像をTVカメラ又はI.I.間接カメラ
により観察することで診断画像を提供する放射線撮像装
置及びこれに備えられる放射線撮像用光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線等の放射線を用いた撮像装置
として、I.I.と呼ばれるものがある。図4は、この
I.I.の一般的な全体構造を模式的に示すものであ
る。
【0003】同図においてI.I.装置100は、X線
等の放射線を被検体2に対して曝射する線源1と、被検
体2を載置する寝台部3と、寝台部3の下方に設けら
れ、線源1が曝射し被検体を通過した放射線を可視光線
に変換するI.I.部4と、このI.I.部4によって
変換された可視光線を受光し撮像装置7,8に光を結像
する光学系6とから概略構成される。これらの各部は保
持手段5によって、角度、位置が変化可能に支持されて
いる。
【0004】ところで、このI.I.装置100に備え
られる光学系6においては、撮像の目的に応じて、例え
ば、TVカメラやI.I.間接カメラ等といったように
複数種の撮像デバイスを使い分ける必要がある。このた
め、図4に示すI.I.装置100では、I.I.部4
によって変換されたI.I.出力光像を2方向に屈曲さ
せることによって複数種の撮像デバイスによる撮像を可
能としている。
【0005】詳述すると、図5(a)及び(b)に示す
ように、光学系6は、I.I.部4によって変換された
I.I.出力光像を受光し、平行光束を二次レンズ群6
3又は64に出力するレンズ玉6a〜6cからなる一次
レンズ群61と、これら一次レンズ群61を通過した
I.I.出力光像を、これの光軸Lに対して直角に屈曲
させる駆動式ミラー62とから構成される。駆動式ミラ
ー62は、図示しない駆動手段によって光軸Lを中心に
回動させ、可視光線の屈曲方向を2方向に変化させる。
【0006】このような光学系6によれば、I.I.部
4から入射したI.I.出力光像は、一次レンズ群61
により平行光束とされ、駆動式ミラー62によって、撮
像デバイス7又は8の方向に屈曲させ、これによって屈
曲されたI.I.出力光像は、撮像デバイス7又は8前
に備えられた二次レンズ群63又は64により撮像デバ
イス7又は8に結像される。
【0007】ところが、近年においては、放射線撮像に
おける高画質化が要求されるようになり、レンズ玉の構
成枚数を増加する必要が生じているとともに、光軸L方
向の距離dを大きくしなくてはならない傾向にある。
【0008】これに対して、放射線撮像装置では、検査
時にあらゆる角度や方向からの撮像を要するため、被検
体2を載置した寝台部3をあらゆる角度、方向に稼動す
る必要があり、この稼働ともに移動する光学系6は極力
小型であることが望ましい。
【0009】このような問題を解決する手段として、例
えば図6(a)及び(b)に示すものがある。すなわ
ち、同図に示すように、一次レンズ群61を構成する前
レンズ群のレンズ玉6aと後レンズ群のレンズ玉6bと
の間に、I.I.の出力光像を90度以上屈曲させるミ
ラー9を配した、いわゆるフォールデット式レンズ群を
採用した一次レンズ群を持つ光学系がある。
【0010】この方式によれば、一次レンズ群を構成す
る各レンズ玉の枚数を減らすことなく、前記距離d縮小
することができる。このフォールデット式一次レンズ方
式において、上述したように複数の撮像デバイスを設け
る場合には、同図に示すような構成を採用する。すなわ
ち、ミラー9によって屈曲された可視光線を複数の撮像
デバイス7,8に振り分けるように、一次レンズ群61
と二次レンズ群63又は64との間に駆動式ミラー62
を設ける。
【0011】図7(a)及び(b)は、診断画像の高精
細化を実現するために出力光像径の大きなI.I.を使
用した装置100’の一般的な全体構造を模式的に示す
説明図である。この装置100’では、出力光像径の大
口径化に伴い、焦点距離の長い一次レンズ群が必要とな
り、そのままでは光軸L方向の距離dがかなり大型化し
てしまうため、フォールデット式一次レンズ方式を採用
した光学系19を使用する必要性が大きい。また、出力
光像径の大きなI.I.部4’は光軸L方向に大型化す
る傾向があり、それに伴い光学系6’のdはより小型化
する必要性がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示したような、撮像デバイスを2つ以上取り付けるX線
診断装置用光学系においては、フォールデット式一次レ
ンズの採用によって、光軸方向の距離dを縮小化できる
反面、ミラー9及び駆動式ミラー62の2枚のミラーを
要するため、この分のスペースが拡大し、全体として装
置が大型化するという問題があった。
【0013】さらには、かかる構成では、一次レンズ群
62からのI.I.出力光像を、駆動式ミラー62によ
って、z方向(図6(a)における紙面奥行き方向)に
屈曲させるため、図7(a)又は(b)に示すようにy
方向に大型化し且つy方向に大型化するという問題が生
じる。
【0014】さらに、図7(a)及び(b)に示す光学
系6’は、ミラーの枚数が図4に示す光学系6に対して
1枚多いため、光学系6’に間接カメラを組み合わせる
場合には、装置100と同じ状況で使用するためには、
光学系6’に間接カメラの組み合わせ部にさらにもう一
つのミラーを備える必要があり、光学系6’はさらに大
型化する。
【0015】従って、以上の影響により、光学系を保持
する保持装置および寝台装置への搭載にあたって、対外
物との干渉の問題により保持装置および寝台部の稼動範
囲制限及び特別な設置条件が必要となる場合があった。
【0016】また、上述したように、図6に示す従来の
構造では、一次レンズ群61と各撮像デバイス7,8に
備えられた二次レンズ群63,64、との間にI.I.
出力光像を分配させる駆動式ミラー62を配するため、
一次レンズ群61と二次レンズ群63,64間の距離
(以下、「タンデム距離」と称する。)が最低でも前記
ミラー62のスペース分は延長されることとなり、光学
系の結像性能(特にシェーディング)が劣化するという
問題が生じる。
【0017】これについて、かかるシェーディング劣化
を防ぐことは、一次レンズ群61の大口径化及び前記ミ
ラー9及び62の大型化を招き、フォールデット式式一
次レンズによる管軸方向距離dの縮小化によるメリット
を相殺するばかりでなく、管軸方向と直交するy方向へ
の大型化を招く惧れがある。
【0018】そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなさ
れたものであり、I.I.放射線撮像装置において、複
数種の撮像デバイスによる多様な撮像を可能としつつ、
光学系の結像性能を低下させることなく、装置の小形化
を図ることのできる光学系を提供するとともに、光学系
の小形化を通じて保持装置及び寝台装置への搭載にあた
り、設計上の制約を緩和させて装置の可動における自由
度を拡大することのできる放射線撮像装置の提供を目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する達成
するために、本発明は、放射線を可視光線として受光し
て撮像する撮像手段を複数備えた放射線撮像装置用の光
学系であって、前記可視光線を一旦平行光束にすること
なく、前記複数の撮像手段に該可視光線を分配する手段
を有するものである。
【0020】また、他の発明は、放射線を可視光線とし
て撮像する放射線撮像装置用の光学系であって、前記可
視光線が入射する側に配置される後レンズ群と、前記後
レンズ群に対して少なくとも2組設けられ、該後レンズ
群を透過した前記可視光線が出射される側に配置される
前レンズ群と、これらの後レンズ群と前レンズ群とから
なり該可視光線を平行光束に変換する一次レンズ群と、
前記一次レンズ群中に配置され、該一次レンズ群中を通
過する前記可視光線をこれの光軸と直交する方向に屈曲
させる分配鏡と、この分配鏡を回動させて、前記屈曲方
向を前記光軸を中心に回動させる駆動手段とを有するも
のである。
【0021】これらの発明によれば、前レンズ群と後レ
ンズ群との間に分配鏡を設け、これによって可視光線と
して入射されたI.I.出力光像を屈曲させるいわゆる
フォールデッド方式を採るため、一次レンズ群を構成す
るレンズ玉が直線的に配置された従来の一次レンズ群と
比較して光軸(I.I.管軸)方向の距離(高さ)を短
縮することができる。
【0022】また、本発明によれば、分配鏡を駆動手段
で回動することによって、I.I.出力光像を多方向に
屈曲させることができるため、分配鏡の周囲に複数配列
された前レンズ群に対して1つのI.I.出力光像を入
射させることができ、各前レンズ群に設置された複数の
撮像デバイスによる撮像が可能となる。
【0023】さらには、フォールデッド方式一次レンズ
用のミラーと、分配用のミラーを兼用することによっ
て、ミラーの枚数を減少させ、この減少したミラーのス
ペース分だけタンデム距離を短縮させることができ、光
学系の結像性能(特にシェーディング)を劣化させるこ
となく、一次レンズ大口径化及び前記ミラーの大型化を
避け、光学系全体の小型化を図ることができる。
【0024】さらに、本発明を応用すれば、I.I.の
出力光像を一旦平行光束にすることなく、複数の撮像手
段にI.I.の出力光像を分配することができるため、
2次レンズが不要となることから、より小型化された光
学系を実現することができる。
【0025】これらの結果、本発明によれば、TVカメ
ラ又はI.I.間接カメラ等の撮像デバイスを2つ以上
取り付けるX線診断装置用光学系において、フォールデ
ット方式一次レンズを採用することによるI.I.管軸
方向への小型化を図れるというメリットを生かしつつ、
前記管軸方向と屈曲させた方向にも、従来のフォールデ
ット方式一次レンズを採用した光学系と比較して小型化
させることができる。
【0026】さらに、本発明によれば、この小形化が実
現されることによって、光学系を保持装置及び寝台装置
への搭載にあたっての特別な限定を緩和させることがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】(撮像装置の構成)以下、本発明
の好適な実施形態に係る放射線撮像装置について、図面
を参照しながら説明する。図1(a)、(b)は、本実
施形態に係る撮像装置10の全体構成を模式的に示すも
のである。
【0028】同図において、撮像装置10は、被検体2
に対してX線を曝射する線源1と、被検体2を載置する
寝台部3と、寝台部3を挟んで線源1と対向するように
配置され、X線をI.I.出力光像(可視光線)に変換
するI.I.部4と、I.I.部4からのI.I.出力
光像を集光し屈曲させる光学系16と、この光学系によ
って屈曲されたI.I.出力光像を撮像するTVカメラ
7又はI.I.間接カメラ8と、これらの各装置を保持
する保持手段5とから概略構成される。
【0029】I.I.部4は、図2(a)に示すよう
に、線源1から曝射され被検体2を透過したX線を受光
し光電子を放出する入力蛍光面4aと、この入力蛍光面
4aの後方に設けられ、加速された光電子で形成された
電子像を可視光像に変換し、これをI.I.出力光像と
して出力する出力蛍光面4bとを有する。
【0030】光学系16は、図2(a)及び(b)に示
すように、全体としてフォールデット方式を構成するも
のであり、I.I.出力光像を受光する側に配置される
後レンズ群11と、この後レンズ群11を通過したI.
I.出力光像を管軸Lと直交する方向に屈曲させる分配
ミラー14と、この分配ミラー14を回動させてI.
I.出力光像の屈曲方向を回動させる駆動手段15と、
屈曲されたI.I.出力光像を外部に向けて出射できる
ように駆動式ミラー14の周囲に配置された2組の前レ
ンズ群12,13とから構成される。
【0031】詳述すると、I.I.出力光像は後レンズ
部11を通り、I.I.出力光像分配ミラー14でTV
カメラ7又はI.I.間接カメラ8の方向に反射され、
前レンズ群12,13を通り、二次レンズ群17又18
に導かれ、二次レンズ群17、18によりTVカメラ7
又はI.I.間接カメラ8に結像される。
【0032】分配ミラー14は、回転軸14aによって
回転可能に支持されており、この回転軸14aは、ケー
シング16aの下部を貫通して、ケーシング16aの下
部に設けられた歯車14bに接続されている。駆動手段
15は、ミラー回転用モータ15と、このミラー回転用
モータ15の歯車15aからの回転力を歯車14bに伝
達するベルト15bとから構成される。
【0033】なお、本実施形態では、撮像手段として、
TVカメラ7やI.I.間接カメラ8を用いた場合につ
いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
く、周知の撮像手段を採用することができる。特に、
I.I.間接カメラ8はI.I.用のTVカメラを採用
することができる。
【0034】(撮像装置の動作及び作用)そして、この
ような構成の撮像装置10では、例えば、操作者がX線
曝射実行用のボタン(図示せず)を操作してTVカメラ
7による撮像を選択することで、分配ミラー14の反射
面がTVカメラ7の方向に向くように分配ミラー14が
回転する。すなわち、ボタンと連動したミラー回転用モ
ータ15が動作し、このミラー回転用モータ15に直結
された歯車15aからの回転力をベルト15bにより伝
達し、歯車14bに伝える。これによって歯車14b
は、回転軸14aを介して分配ミラー14は管軸Lを中
心に回転し、反射面がTVカメラ7の方向に向いた状態
となる(図2(a)中実線で図示)。
【0035】この状態において、線源1による曝射を行
うと、X線は被検体2を透過してI.I.部4に入力さ
れ、ここにおいてI.I.出力光像に変換され、光学系
16に入射される。そして、I.I.出力光像は、一次
レンズ群19の後レンズ群11を通過し分配ミラー14
で90度反射され、前レンズ群12を通り、TVカメラ
の二次レンズ7aに導かれ、二次レンズ7aによりTV
カメラ7に結像される。
【0036】次いで、操作者がI.I.間接カメラ8で
の撮像を選択した場合には、分配ミラー14の反射面が
I.I.間接カメラ8の方向に向くように分配ミラー1
4が回転する。すなわち、ボタンと連動したミラー回転
用モータ15が動作し、このミラー回転用モータ15に
連結された分配ミラー14が管軸Lを中心に回転し、反
射面がI.I.間接カメラ8の方向に向いた状態となる
(図2(a)中点線で図示)。
【0037】この状態において、線源1による曝射を行
うと、X線は被検体2を透過してI.I.部4でI.
I.出力光像に変換され、このI.I.出力光像は、後
レンズ群11を通過し分配ミラー14で90度反射さ
れ、前レンズ群13を通り、I.I.間接カメラ8の二
次レンズ8aに導かれ、二次レンズ8aによりI.I.
間接カメラ8に結像される。
【0038】このような撮像装置10によれば、フォー
ルデット方式の光学系16において後レンズ群11と前
レンズ群12,13間の分配ミラー14を駆動式のミラ
ーとし、これによりI.I.出力光像をTVカメラ7及
びI.I.間接カメラ8へ分配する形態を実現すること
ができる。
【0039】この形態により、撮像装置10によれば、
フォールデット用のミラーと、分配用のミラーとを兼用
することができ、ミラーの枚数を減らし、装置の小形化
を図ることができる。また、ミラーの枚数が減少するこ
とにより、タンデム間距離をその分短縮することができ
る。このタンデム間距離を短縮することによって、シェ
ーディングを劣化させることなく、一次レンズ群19の
後レンズ群11、前レンズ12,13を小口径とするこ
とができ、これによっても装置の小形化を実現すること
ができる。
【0040】さらに、撮像装置10では、フォールデッ
ト方式用の分配ミラーを駆動式ミラーとしたことで、光
学系に取り付けるTVカメラ7及びI.I.カメラ8の
取り付け方向は通常光学系と同一としつつ、90度以上
屈曲させたY方向への大型化を避けることができる。
【0041】例えば、上述したような光学系16を、X
線を照射する管球が寝台部の上部に配置されるオーバー
TUBE式の寝台装置に搭載する場合、フォールデット
式一次レンズによりI.I.管軸方向に小型化されてい
ることによって、寝台部を床面に対して、嵩上げして据
え付ける必要性が緩和される。
【0042】また、撮像装置10では、TVカメラ及び
I.I.間接カメラの光学系への取り付け方向が通常光
学系と同一方向のため、TVカメラ及びI.I.間接カ
メラ用のスペースを持つ寝台部である必要が無い。
【0043】さらに、撮像装置10では、シェーディン
グ特性を考慮した小口径のフォールデット式一次レンズ
によりI.I.管軸方向(L方向)に小型化されている
こと、及び管軸方向と90度以上屈曲させた方向(Y方
向)に大型化されていないため、X線を照射する管球及
びI.I.が被検体の頭及び足の位置に移動した状態で
の寝台部を起倒させての検査における使用制限が緩和さ
れる。
【0044】また、光学系16による効果は特に、診断
画像の高精細化を実現できるI.I.出力光径の大きな
I.I.に透視用TVカメラと撮影専用の高精細TVカ
メラを取り付けるシステム用の光学系において、診断画
像の高精細化と検査の自由度の向上が両立でき有効であ
る。
【0045】(変更例)なお、上述した実施形態では、
TVカメラ7及びI.I.間接カメラ8の2種類の撮像
デバイスを設けたが本発明はこれに限定されるものでは
ない。前レンズ群及び撮像デバイスを3つ、4つ或いは
それ以上、分配ミラー14中心に放射状に配置し、多様
な方式による撮像を可能とすることができる。
【0046】例えば、図3に示すように、高解像度撮影
用の高解像度カメラ21を加えて3種類の撮像デバイス
を設けることができる。この場合には、光学系16のケ
ーシングに第3の前レンズ群22を管軸に直交するよう
に設け、これに高解像度カメラ21の二次レンズ群20
が対向するように高解像度カメラ21を設置する。そし
て、高解像度撮像を行うときには、ミラー回転用モータ
15を駆動させて、分配ミラー14の反射面が第3の前
レンズ群22の方向に向くようにする。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る光学系及びこの光学系を備
えた放射線撮像装置によれば、I.I.放射線撮像装置
において、複数種の撮像デバイスによる多様な撮像を可
能としつつ、結像性能を低下させることなく光学系の小
形化を図ることができ、光学系の小形化を通じて保持装
置及び寝台装置への搭載にあたり、設計上の制約を緩和
させて装置の可動における自由度を拡大することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の全体
を概略的に示す構成図であり、(a)はその側面図であ
り、(b)は(a)におけるz方向から見た正面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態に係る光学系を概略的に示す
構成図であり、(a)はその側面図であり、(b)は
(a)中におけるC−C断面図である。
【図3】本発明の光学系の変更例を示す断面図である。
【図4】従来のI.I.装置の全体を概略的に示す構成
図である。
【図5】(a)及び(b)は、従来における通常型のフ
ォールデット式一次レンズを採用しない場合の光学系の
概略図であり、(c)及び(d)は、出力口径の大きな
I.I.装置に従来型フォールデット式一次レンズを組
み合わせた装置の全体を概略的に示す構成図である。
【図6】従来型のフォールデット式一次レンズを採用し
た光学系の概略図である。
【図7】従来のI.I.装置の全体を概略的に示す構成
図である。
【符号の説明】
1 線源 2 被検体 3 寝台部 4 I.I.部 5 保持手段 6,16 光学系 7 TVカメラ 7a 二次レンズ群(TVカメラ用) 8 I.I.間接カメラ 8a 二次レンズ(I.I.間接カメラ用) 10 撮像装置 11 後レンズ群 12 前レンズ群(TVカメラ用) 13 前レンズ群(I.I.間接カメラ用) 14 可動式分配ミラー 14a 回転軸 14b 歯車 15 ミラー回転用モータ 15a 歯車 15b ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を可視光線として受光して撮像す
    る撮像手段を複数備えた放射線撮像装置用の光学系であ
    って、 前記可視光線を一旦平行光束にすることなく、前記複数
    の撮像手段に該可視光線を分配する手段を有することを
    特徴とする放射線撮像装置用の光学系。
  2. 【請求項2】 放射線を可視光線として撮像する放射線
    撮像装置用の光学系であって、 前記可視光線が入射する側に配置される後レンズ群と、 前記後レンズ群に対して少なくとも2組設けられ、該後
    レンズ群を透過した前記可視光線が出射される側に配置
    される前レンズ群と、 これらの後レンズ群と前レンズ群とからなり該可視光線
    を平行光束に変換する一次レンズ群と、 前記一次レンズ群中に配置され、該一次レンズ群中を通
    過する前記可視光線をこれの光軸と直交する方向に屈曲
    させる分配鏡と、 この分配鏡を回動させて、前記屈曲方向を前記光軸を中
    心に回動させる駆動手段と、を有することを特徴とする
    放射線撮像装置用の光学系。
  3. 【請求項3】 前記前レンズ群は3組以上設けられ、こ
    れらの前レンズ群は前記分配鏡の回動軸を中心として放
    射状に配置されていることを特徴とする請求項2に記載
    の放射線撮像装置用の光学系。
  4. 【請求項4】 被検体に対して前記放射線を曝射する放
    射線発生源と、 該被検体を載置する寝台部と、 該寝台部を挟んで前記放射線発生源と対向するように配
    置され、前記放射線を可視光線に変換する変換部と、 この変換部により変換された可視光線を前記後レンズ群
    が受光できる位置に配置された前記光学系と、 前記前レンズ群にそれぞれ対向するように設けられ、前
    記前レンズ群から出射された前記可視光線を各々受光す
    る複数の撮像手段とを有することを特徴とする請求項1
    乃至3に記載の放射線撮像装置用の光学系を備えた放射
    線撮像装置。
JP11057660A 1999-03-04 1999-03-04 放射線撮像装置用の光学系及び放射線撮像装置 Pending JP2000261723A (ja)

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