JP2000261715A - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JP2000261715A
JP2000261715A JP11059838A JP5983899A JP2000261715A JP 2000261715 A JP2000261715 A JP 2000261715A JP 11059838 A JP11059838 A JP 11059838A JP 5983899 A JP5983899 A JP 5983899A JP 2000261715 A JP2000261715 A JP 2000261715A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撮像装置を一定露光周期で画像を撮り続ける
連写状態にしておき、取り込み画像中に一定レベル以上
の画素が存在する画像のみを合成する画像としたので非
常に簡単な操作で銀塩カメラの多重露光と同等の画像を
得ることができる画像合成装置を提供する。 【解決手段】 自動多重露光モードではCCD1によっ
て取り込まれた画像はYUVプロセッサ3を通して画像
メモリ4へと送られる。同時にスルー画像表示を行うた
めに取り込まれた画像はビデオエンコーダ6にも送られ
る。CPU8は取り込んだ画像の中に判定レベル以上の
画素が存在するか否かを判定して、そのような画素が1
つでも存在するならば取り込んだ画像を画像合成の対象
にする。判定レベル以上の画素が存在することにより合
成の対象となった画像は画像メモリ4上で順次合成され
ていく。自動多重露光モードが終了すると、合成された
画像データは記録媒体9に書き込まれ保存される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩カメラの撮影
方法である多重露光撮影の効果を電子撮像装置において
一定露光周期で撮り続けた画像を合成することによって
同様の効果を得る画像合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来銀塩カメラの撮影方法に、同一フィ
ルム上に複数回露光を行い、複数の重なった像を得る多
重露光という方法がある。多重露光を行うには、通常レ
ンズの前を黒幕などで覆った状態でバルブ(シャッター
が開放状態なので長時間露光状態。)に設定し、その後
レンズの前の黒幕を取り去った間だけ露光を行い露光終
了後に再びレンズ前を黒幕で覆う。この動作を複数回繰
り返すことにより、多重露光の画像を得ることができ
る。
【0003】また、電子撮像装置として、デジタルカメ
ラが知られている。このデジタルカメラは、記録モード
と再生モードとを設定可能であり、記録モードの状態に
おいては、レンズ後方に配置されたCCD等の撮像素子
は一定周期毎に光電変換出力を1画面分出力する。この
光電変換出力はサンプルホールド回路でサンプルホール
ドされ、A/D変換器でデジタルデータに変換され、カ
ラープロセス回路でカラープロセス処理され、デジタル
の輝度、色差マルチプレクス信号(YUVデータ)とが
DMA(Direct Memory Access)コントローラに出力さ
れる。DMAコントローラはカラープロセス回路のYU
Vデータ出力を、同じくカラープロセス回路の同期信
号、メモリ書き込みイネーブル、クロック出力を用いて
一度DMAコントローラ内部のバッファに書き込みDR
AMI/Fを介してDRAMにDMA転送される。
【0004】CPUは、前記YUVデータのDRAMへ
のDMA転送終了後に、このYUVデータをDRAMI
/Fを介してDRAMより読み出して、VRAMコント
ローラを介してVRAMに書き込む。デジタルビデオエ
ンコーダー(以下、単にビデオエンコーダという。)
は、前記YUVデータをVRAMコントローラを介して
VRAMより周期的に読み出し、これらのデータを元に
ビデオ信号を発生して表示装置に出力する。これにより
表示装置には、現在のCCDから取り込んでいる画像情
報に基づく画像が表示される。
【0005】このように表示装置に現在画像が表示され
ている状態で、記録保存を行いたいタイミングでシャッ
ターキーを操作すると、信号を発生する。するとCPU
は、この信号に応じて現在のCCDから取り込んでいる
1画面分のYUVデータのDRAMへのDMA転送後、
直ちにCCDからのDRAMへの経路を停止し、記録保
存状態に遷移する。この記録保存状態では、CPUがD
RAMに書き込まれている1フレーム分のYUVデータ
をDRAMI/Fを介して、Y,Cb,Crの各コンポ
ーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼ば
れる単位で読み出してJPEG回路に書き込み、JPE
G回路で圧縮した符号データを該JPEG回路より読み
出して、不揮発性メモリであるフラッシュメモリに書き
込む。そして、1フレーム分のYUVデータの圧縮処理
及びフラッシュメモリへの全圧縮データの書き込み終了
に伴って、CPUは再度CCDからDRAMへの経路を
起動する。
【0006】再生モードでは、CPUはCCDからDR
AMへの経路を停止し、画像選択キー等の押下に応じて
CPUがフラッシュメモリから特定の1フレーム分の符
号データを読み出してJPEG回路に書き込み、JPE
G回路で伸長処理を行って得られた8×8の基本ブロッ
ク単位に、VRAMコントローラを介して、VRAMへ
1フレーム分のYUVデータを展開する。すると、ビデ
オエンコーダは、VRAMに展開されている1フレーム
分のYUVデータを元にビデオ信号を発生し、表示装置
で表示を行う。
【0007】そして上記に示すようなデジタルカメラは
撮影した画像を画像データとして扱えるので複数回の撮
影によって得られた複数のすべての画像を合成すること
で多重露光のような効果を実現していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の銀塩カメラにおいて多重露光を行うには、レ
ンズの前を黒幕などで覆った状態でバルブ(シャッター
が開放状態なので長時間露光状態。)に設定し、レンズ
の前の黒幕を取り去ったり覆ったりする動作を複数回繰
り返すことで、多重露光の画像を得るといった非常に手
間のかかる作業であり、デジタルカメラでは銀塩カメラ
のようにシャッターをバルブ(シャッターが開放状態な
ので長時間露光状態。)に設定し撮影することはCCD
上に像を重ねていくことになり電荷の放電などの関係で
難しかった。また、複数回撮影した後に、撮影したすべ
ての画像を合成する作業は非常に煩雑で手間のかかるも
のであった。
【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑てな
されたものであり、撮像装置を一定露光周期で画像を撮
り続ける連写状態にしておき、取り込み画像中に一定レ
ベル以上の画素が存在する画像のみを合成する画像とし
たので非常に簡単な操作で銀塩カメラの多重露光と同等
の画像を得ることができる画像合成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、被写体を撮像する撮像手段と、
該撮像手段より発生した被写体像を記録する記録手段と
を有する撮像装置において、一定周期毎に露光し、該撮
像手段により発生した信号に基づき前記被写体像の画像
データを生成する生成手段と、上記生成手段により生成
された画像データの各画素のレベルを検出する検出手段
と、前記検出手段により、所定レベル以上の画素が検出
された画像データを合成する画像として判別する判別手
段と、上記判別手段により、判別された画像データを順
次合成する合成手段とを設けたことを特徴としている。
【0011】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、撮像装置を一定露光周期で画像を撮り続ける連写状
態にしておき、取り込み画像中の各画素のレベルを検出
し、一定レベル以上の画素が存在する画像のみを判別し
て順次合成するようにしたので非常に簡単な操作で銀塩
カメラの多重露光と同等の画像を得ることが可能とな
る。
【0012】そして、請求項2記載の発明は、前記合成
手段において、各の対応する画素毎のレベルを加算して
画像を合成することを特徴としている。
【0013】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、画素毎のレベルを単純レベル加算することにより合
成画像を得ることが可能となる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、前記合成手
段において、各の対応する画素毎のレベルを比較し大き
い方を選択し画像を合成することを特徴としている。
【0015】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、画素毎のレベルを比較した結果、大きい画素レベル
の方を選択することにより合成画像を得ることが可能と
なる。また、請求項4記載の発明は、前記検出手段にお
いて、検出した全画素のレベルの平均値が所定のレベル
以上の時に検出した画像データを合成する画像として判
別する判別手段を備えたことを特徴としている。
【0016】このように、請求項4記載の発明によれ
ば、検出手段により検出された全画素のレベルの平均値
が所定のレベル以上の時にはその画像は合成する画像と
判別することが可能となる。
【0017】そして、請求項5記載の発明は、前記検出
手段において、所定レベル以上の画素が所定の個数以上
検出されたとき、検出された画像データを合成する画像
として判別する判別手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0018】このように、請求項5記載の発明によれ
ば、検出手段により検出された画素が所定レベル以上で
所定の個数以上の時にその画像は合成する画像と判別す
ることが可能となる。
【0019】また、請求項6記載の発明は、前記合成手
段において、各の対応する画素毎のレベルが共に所定レ
ベル以下の場合は互いの画素の平均値で画像を合成し、
対応する画素毎のレベルのどちらか一方が所定レベル以
上の場合は対応する画素毎のレベルを加算して画像を合
成することを特徴としている。
【0020】このように、請求項6記載の発明によれ
ば、画素毎のレベルが共に所定レベル以下の場合は互い
の画素の平均値で画像を合成し、各の対応する画素毎の
レベルのどちらか一方が所定レベル以上の場合は対応す
る画素毎のレベルを加算して画像を合成するので度重な
る画像合成により、画像の暗い部分が明るくなってしま
うことを防ぐことができ、コントラストの高い合成画像
を得ることが可能となる。
【0021】また、請求項7記載の発明は、前記合成手
段において、各の対応する画素毎のレベルが共に所定レ
ベル以下の場合は小さい方を選択し画像を合成し、対応
する画素毎のレベルのどちらか一方が所定レベル以上の
場合は対応する画素毎のレベルを加算して画像を合成す
ることを特徴としている。
【0022】このように、請求項7記載の発明によれ
ば、画素毎のレベルが共に所定レベル以下の場合は小さ
い方を選択し画像を合成し、対応する画素毎のレベルの
どちらか一方が所定レベル以上の場合は対応する画素毎
のレベルを加算して画像を合成するので度重なる画像合
成により、画像の暗い部分が明るくなってしまうことを
防ぐことができ、コントラストの高い合成画像を得るこ
とが可能となる。
【0023】また、請求項8記載の発明は、前記生成手
段において、生成される画像データはRGB各成分から
構成され、前記検出手段において、検出する各画素レベ
ルはRGB各値を加算した値であり、前記合成手段にお
いて、対応する画素毎のRGBを成分毎に加算して画像
を合成することを特徴としている。
【0024】このように、請求項8記載の発明によれ
ば、各画素がRGBの3種類から構成されるカラー画像
に対しても、RGB各値を加算した各画素レベルを検出
し、画素毎のRGBを成分毎に加算し画像の合成をする
ことができ、銀塩カメラの多重露光の撮影と同等の画像
を得ることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に従って
説明する。図1は本装置のブロック図である。記録モー
ドではCCD1によって取り込まれた画像はCCDを制
御しているCCD制御部2によってYUVプロセッサ3
に送られる。YUVプロセッサ3でカラープロセス処理
された画像データはメモリコントローラ5を介して画像
メモリ4へと送られる。同時にスルー画像表示を行うた
めに取り込まれた画像データはビデオエンコーダ6にも
送られ、ビデオエンコーダ6はメモリコントローラ5か
ら送られた画像データを元にビデオ信号を発生しビデオ
出力部7へ出力する。また、キー処理部10はキーの入
力を処理する。
【0026】ここで自動多重露光モードになっていると
CPU8は取り込んだ画像の中に判定レベル以上の画素
が存在するか否かを判定して、そのような画素が1つで
も存在するならば取り込んだ画像を画像合成の対象にす
る。このように判定レベル以上の画素が存在することに
より合成の対象となった画像は画像メモリ4上で順次合
成されていく。自動多重露光モードが終了すると、合成
された画像データは記録媒体9に書き込まれ保存され
る。このように取り込んだ画像の中から一定レベル以上
の画素を判別し画像合成を行うので簡単に合成画像を得
ることができる。
【0027】図2に本装置のCCD1の露光及び取り込
み画像の転送、合成対象画像の判別のタイミングを示
す。フレーム周期毎に出力されるフレームパルスFを基
準として、CCD1の露光及び画像メモリ4への画像転
送が行われる。本実施の形態では4フレーム分の露光時
間で1枚の画像を得るように設定されている。4フレー
ム時間分の露光が終了すると、CCD1から画像メモリ
4に対して直ちに画像転送が行われる。4フレーム毎に
転送される画像のうち、画像合成判定レベル以上の画素
を含む画像が合成の対象になる。すべての画像を合成す
るのではなく、必要な画像だけ選んで合成するので煩雑
にならず効率のよい画像合成が行える。また、露光時間
を4フレーム周期に固定したが露光時間は4フレームに
限定されない。
【0028】図3にCCD1から取り込んだ画像の中に
一定レベル以上の画素が存在するか否かの合成対象の画
像の判定方法を示す。わかりやすくするため、各画素は
モノクロで各0〜255(8ビット)のレベルを持つも
のとする。各画素のレベルとは画素の輝度または濃淡に
相当するものである。取り込んだ画像11は、4〜13
のレベルの画素から構成されている。判定レベルは10
0に設定してあり、画像11にはレベル100以上の画
素が存在していないので画像11は画像合成の対象にな
らない画像ということになる。取り込んだ画像12は2
〜156のレベルの画素から構成されている。画像12
にはレベル100以上の画素は5つ存在する。よってレ
ベル100以上の画素が1つ以上存在するので、画像1
2は画像合成の対象となる。
【0029】他の判別方法として画像中のすべての画素
のレベルの平均値によって判別してもいいし、画像中に
一定レベル以上の画素がいくつ存在するかといったよう
に画素の個数で判別してもよい。また、上記に示すよう
に図3ではモノクロ画像(各画素のレベルが1種類の場
合。)を例に説明したが各画素がRGBの3種類から構
成されるカラー画像に対しても同様の画像の合成方法を
用いることができる。この場合、合成する画像を判別す
るための各画素レベルは各画素毎にRGBの3値を加算
した値を使用し、画像の合成では対応する2つの画素に
対して、そのRGBそれぞれの値を別々に加算して合成
後のRGB値を求めればよい。
【0030】図4は画像の合成方法である。レベルの単
純加算によって合成画像を得る方法を示す。画像13は
画像合成の対象になった画像で予め画像メモリ4に記憶
されている画像であり、画像14は新たに画像合成の対
象になった画像である。画像13と画像14の対応する
画素を順番に加算して合成画像を得る。例えば、左上の
画素では画像13はレベル11を持っており、対応する
画像14の左上の画素はレベル8を持っている。これら
を加算すると画像15の左上の画素のようにレベル19
になる。同様にその右隣の画素について見てみると画像
13ではレベル9であり画像14ではレベル7なので画
像15で示すようにレベル16となる。以下同様に各の
画素ごとに繰り返すと、画像13と画像14から合成さ
れた画像15が得られる。
【0031】なお、図4では存在しないが加算した結
果、画素レベルが255以上になった場合、画像13の
画素がレベル181で画像14の画素レベルが177で
あり、加算した結果258になる。この場合は加算した
結果の255以上である部分の3は削って255にす
る。以上のように合成の対象となる画像を判別すること
により単純な画素レベルの加算による画像合成が可能と
なる。また、画像の合成方法として2つの合成対象の画
像において各の対応する画素のレベルを比較し、大きい
方の画素のレベルを選択するようにしてもよい。
【0032】図5ではCPUの処理動作をフローチャー
トで示す。CPUはまずフレームカウンタを計数して、
露光時間の4フレームが経過したか否かを判別する(S
1)。4フレームが経過していればCCD1からの画像
データを画像メモリ4に転送する(S2)。画像メモリ
4に取り込んだ画像データはスルー画像表示を行うため
にビデオエンコーダ6に送出される(S3)。次に図3
でも説明したように取り込み画像の画素に判定レベル以
上の画素が存在するか否かを判別する(S4)。その結
果判定レベル以上の画素が1画素でも存在するならば、
その画像を合成対象の画像とし、図4で説明したように
画素毎に加算され画像の合成が行われ記録用の画像が作
成される(S5)。以上のように一定露光周期で画像を
撮り続け、取り込み画像中に判別レベル以上の画素が存
在する画像のみを合成対象としたので、非常に簡単な操
作でデジタルカメラでも銀塩写真の多重露光と同等の画
像を得ることができる。特に花火や天体(流星)の撮影
に効果を発揮する。
【0033】図6ではコントラストの高い合成画像を得
るための方法を示す。図4で示した合成方法であるレベ
ルの単純加算はレベルの低い画素のレベルについても単
純加算が行われるため、何度も画像の合成を繰り返すと
画像の暗い部分(画素レベルの低い値の部分。)がだん
だん明るくなってしまう。画素のレベルの低い値につい
ても一定の基準レベル設定し、合成対象である2つの画
像において対応する画素のレベルが共に一定のレベル以
下ならば単純加算するのではなく、両画素のレベルの平
均値を取る方法を行う。
【0034】一定の基準レベル16とする。画像16の
左上の画素のレベルは11であり、対応する画像17の
左上の画素のレベルは8である。ここで両画素とも基準
レベル16以下なので、(11+8)/2=9.5にな
り小数点以下は切り捨てで、両画素の平均値は9とな
り、合成された画像18の画素のレベルは9になる。そ
の右隣の画素も同様に両画素とも基準レベル16以下な
ので、(9+7)/2=8になり両画素の平均値は8と
なり、合成された画像18の画素のレベルは8になる。
また、二つの画素のうち少なくとも一方が基準レベル1
6以上であれば図4で示したように単純加算を行う。画
像16の上から2行目、左から3列目の画素では、画素
のレベルが167で対応する画像17の画素のレベルは
5である。ここで一方の画素が基準レベル16以上なの
で単純加算を行い、167+5=172で合成された画
像18の画素のレベルは172になる。
【0035】このように低い画素のレベルにも一定の基
準レベルを設けて合成方法を変えることにより、度重な
る画像の合成によって画像の暗い部分が明るくなってし
まうのを防ぐことができ、コントラストの高い画像を得
ることが可能となる。なお、上記実施の形態では合成対
象である2つの画像において対応する画素のレベルが共
に一定のレベル以下ならば両画素のレベルの平均値を用
いたが、対応する画素のレベルが共に一定のレベル以下
の場合にはレベルの小さい方の画素のレベルを選択する
方法にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、撮像装置を一定露光周期で画像を撮り続けるよう
にしておき、取り込み画像中の各画素のレベルを検出
し、一定レベル以上の画素がある画像のみを判別して順
次合成するようにしたので容易に銀塩カメラの多重露光
撮影と同等の画像を得ることができ、花火や天体(流
星)等の撮影ができる。
【0037】そして、請求項2記載の発明によれば、判
別手段によって判別された合成対象の画像の画素毎のレ
ベルを単純加算して画像の合成ができる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、判別
手段によって判別された合成対象の画像の画素毎のレベ
ルを比較し、比較した結果、大きい方の画素レベルを選
択して画像の合成ができる。
【0039】また、請求項4記載の発明によれば、検出
手段により検出された画像データの全画素のレベルの平
均値が所定のレベル以上の時にその画像は合成対象の画
像として判別することができる。
【0040】また、請求項5記載の発明によれば、検出
手段により検出された画像データの画素のレベルが所定
レベル以上で所定の個数以上の時にその画像は合成対象
の画像として判別することできる。
【0041】また、請求項6記載の発明によれば、判別
手段によって判別された合成対象の画像の画素毎のレベ
ルが共に所定レベル以下のときは互いの画素のレベルの
平均値で画像を合成し、どちらか一方が所定レベル以上
のときは単純加算により画像を合成することができるの
で、度重なる画像合成により画像の暗い部分が明るくな
ってしまうことを防ぐことができ、コントラストの高い
合成画像を得ることができる。
【0042】また、請求項7記載の発明によれば、判別
手段によって判別された合成対象の画像の画素毎のレベ
ルが共に所定レベル以下のときは小さい方の画素のレベ
ルを選択して画像を合成し、どちらか一方が所定レベル
以上のときは単純加算により画像を合成することができ
るので、度重なる画像合成により画像の暗い部分が明る
くなってしまうことを防ぐことができ、コントラストの
高い合成画像を得ることができる。
【0043】また、請求項8記載の発明によれば、各画
素がRGBの3種類から構成されているカラー画像にお
いても、RGB各値を加算した各画素レベルを検出し、
画素毎のRGBを成分毎に加算し画像の合成をするので
容易に銀塩カメラの多重露光の撮影と同等の画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のブロック図である。
【図2】自動多重露光処理のタイミングを示す図であ
る。
【図3】合成対象の画像の判別方法を示す図である。
【図4】画像の合成方法を示す図である。
【図5】CPUの処理を示したフローである。
【図6】コントラストの高い画像を得る合成方法を示す
図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 CCD制御部 3 YUVプロセッサ 4 画像メモリ 5 メモリコントローラ 6 ビデオエンコーダ 7 ビデオ出力部 8 CPU 9 記録媒体 10 キー処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 G06F 15/66 450 5C065 9/04 H04N 5/91 J 5C076 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 BA30 CA01 CB12 CC02 CE08 CH11 DA16 DB02 DB06 DB08 5C022 AA13 AB17 AB19 AC00 AC52 AC69 5C024 AA01 BA01 CA00 CA24 DA04 FA01 GA11 HA12 HA18 HA24 HA27 5C052 AA17 DD02 GA02 GA03 GB06 GC00 GD09 GE04 GE06 GF00 5C053 FA08 FA30 GA20 GB36 KA04 KA08 KA22 KA24 LA01 5C065 AA03 BB48 CC01 DD02 GG21 GG26 GG32 5C076 AA19 BA02 BA03 BA04 BA07 BB13 BB32 CA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、該撮像手
    段より発生した被写体像を記録する記録手段とを有する
    撮像装置において、一定周期毎に露光し、該撮像手段に
    より発生した信号に基づき前記被写体像の画像データを
    生成する生成手段と、 上記生成手段により生成された画像データの各画素のレ
    ベルを検出する検出手段と、 前記検出手段により、所定レベル以上の画素が検出され
    た画像データを合成する画像として判別する判別手段
    と、 上記判別手段により、判別された画像データを順次合成
    する合成手段とを設けたことを特徴とする画像合成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記合成手段において、各の対応する画
    素毎のレベルを加算して画像を合成することを特徴とす
    る請求項1記載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記合成手段において、各の対応する画
    素毎のレベルを比較し大きい方を選択し画像を合成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段において、検出した全画素
    のレベルの平均値が所定のレベル以上の時に検出した画
    像データを合成する画像として判別する判別手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段において、所定レベル以上
    の画素が所定の個数以上検出されたとき、検出された画
    像データを合成する画像として判別する判別手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】 前記合成手段において、各の対応する画
    素毎のレベルが共に所定レベル以下の場合は互いの画素
    の平均値で画像を合成し、対応する画素毎のレベルのど
    ちらか一方が所定レベル以上の場合は対応する画素毎の
    レベルを加算して画像を合成することを特徴とする請求
    項1記載の画像合成装置。
  7. 【請求項7】 前記合成手段において、各の対応する画
    素毎のレベルが共に所定レベル以下の場合は小さい方を
    選択し画像を合成し、対応する画素毎のレベルのどちら
    か一方が所定レベル以上の場合は対応する画素毎のレベ
    ルを加算して画像を合成することを特徴とする請求項1
    記載の画像合成装置。
  8. 【請求項8】 前記生成手段において、生成される画像
    データはRGB各成分から構成され、前記検出手段にお
    いて、検出する各画素レベルはRGB各値を加算した値
    であり、前記合成手段において、各の対応する画素毎の
    RGBを成分毎に加算して画像を合成することを特徴と
    する請求項1〜7記載の画像合成装置。
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