JP2000261433A - スイッチングエレメント及びパケットスイッチ - Google Patents

スイッチングエレメント及びパケットスイッチ

Info

Publication number
JP2000261433A
JP2000261433A JP11057596A JP5759699A JP2000261433A JP 2000261433 A JP2000261433 A JP 2000261433A JP 11057596 A JP11057596 A JP 11057596A JP 5759699 A JP5759699 A JP 5759699A JP 2000261433 A JP2000261433 A JP 2000261433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packets
request
packet
input
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11057596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sakagami
上 健 二 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11057596A priority Critical patent/JP2000261433A/ja
Priority to US09/518,236 priority patent/US6754205B1/en
Publication of JP2000261433A publication Critical patent/JP2000261433A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction
    • H04L49/101Packet switching elements characterised by the switching fabric construction using crossbar or matrix
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5638Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04L2012/5665Interaction of ATM with other protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • H04L49/253Routing or path finding in a switch fabric using establishment or release of connections between ports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3072Packet splitting

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットスイッチのスループットを向上させ
る。 【解決手段】 入力ポートIP0〜IP8は、実際のセ
ルを送出する前に異なる2種類のルーティングパターン
A、Bでリクエストパケットを送出する。目的の出力ポ
ートOP0〜OP8に到達したリクエストパケット数
を、リクエストパケット比較計測回路CMPで比較す
る。入力ポートIP0〜IP8は、次のセルサイクルに
おいて、ルーティングパターンA、Bのうち、到達した
リクエストパケット数の多かった方のルーティングパタ
ーンで実際のセルを送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチングエレメ
ント及びパケットスイッチに関し、特に、入力バッファ
方式のパケットスイッチに用いられるスイッチングエレ
メント、及び、入力バッファ方式のパケットスイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】固定長パケットをスイッチングする装置
として、ATM(asynchronous transfer mode)スイッ
チがある。図11に従来のATMスイッチの構成を示
す。この図11に示すように、ATMスイッチは、複数
のATMセル送出経路を備えている。
【0003】すなわち、図11左側に示すように、AT
Mスイッチは、9個の入力リンクLink10〜Lin
k18に接続された9個の入力ポートIP0〜IP8を
備えている。また、図11右側に示すように、ATMス
イッチは、9個の出力リンクLink20〜Link2
8に接続された9個の出力ポートOP0〜OP8を備え
ている。そして、このATMスイッチは、入力リンクL
ink10〜Link18のうち任意の入力リンクから
入力されたセルを、出力リンクLink20〜Link
28のうち任意の出力リンクに転送するスイッチングネ
ットワークを備えている。
【0004】ATMスイッチにおけるスイッチングネッ
トワークは、複数のスイッチングエレメントSE00_
00〜SE10_10を格子状に配置して相互接続する
ことにより構成される。この図11の例では、縦方向の
3つのスイッチングエレメントのカラムを1段として、
3段の多段接続構成になっている。ある段の1個のスイ
ッチングエレメントは、次段の全スイッチングエレメン
トに対してセルを送出することが可能になっている。
【0005】セルは宛先情報をヘッダーに持っており、
入力ポートIP0〜IP8からスイッチングネットワー
クに送出されたセルは各スイッチングエレメントSE0
0_SE10_10を経由して自律的に出力ポートOP
0〜OP9のうちの目的の出力ポートに到着する。各ス
イッチングエレメントSE00_00〜SE10_10
はセルのヘッダーの宛先情報を解析し、そのセルを目的
の次段のスイッチングエレメントに送出する。そして、
最終的に、3段目のスイッチングエレメントSE00_
00〜SE10_10は、セルを目的の出力ポートOP
0〜OP9へ送出する。
【0006】このATMスイッチの特徴の一つは、各入
力ポートIP0〜IP8が、あるセルサイクルでセルを
送出し、スイッチングネットワーク内で衝突してそのセ
ルが廃棄された場合は、次のセルサイクルにおいて、最
初の経路と異なるセル送出経路を選択し、スイッチング
ネットワーク内でのセル衝突を抑える機能を備えること
にある。
【0007】以下、より具体的なスイッチング手順につ
いて説明する。一段目のスイッチングエレメントSE0
0_00〜SE01_00は、入力ポートIP0〜IP
8から入力されたセルを、2段目のスイッチングエレメ
ント00_01〜SE10_01のうちのランダムに選
択した任意のスイッチングエレメントに送出する。
【0008】その際、2段目のスイッチングエレメント
SE00_01〜SE10_01のいずれかのスイッチ
ングエレメントでセル衝突が起きて、スイッチングエレ
メント内部に設けられたアービタでそのセルが選択され
ずに廃棄され、目的の出力ポートOP0〜OP8までセ
ルが到着できないと、そのセルを送出した入力ポートI
P0〜IP8に非アクノレッジ信号が返信される。
【0009】2段目のスイッチングエレメントSE00
_01〜SE10_01でセル衝突が起きずに、目的の
出力ポートOP0〜OP8までセルが到着すれば、非ア
クノレッジ信号はそのセルを送出した入力ポートIP0
〜IP8には返信されない。また、2段目のスイッチン
グエレメントSE00_01〜SE10_01でセル衝
突が起きても、スイッチングエレメント内部に設けられ
たアービタで選択されて目的の出力ポートOPまでセル
が到着すれば、非アクノレッジ信号はそのセルを送出し
た入力ポートIPには返信されない。
【0010】非アクノレッジ信号は、スイッチングエレ
メントSE00_01〜SE10_01の内部で生成さ
れる。これらスイッチングエレメントSE00_01〜
SE10_01は同一出力路のセルが複数入力された場
合、所定のアルゴリズムに沿って調停を行い、いずれか
1個のセルを選択して出力する。そして、選択しなかっ
たセルを送出した入力ポートIP0〜IP8に、上述し
た非アクノレッジ信号を送信する。非アクノレッジ信号
を受け取った入力ポートIP0〜IP8は、自ら送出し
たセルがスイッチングネットワーク内で廃棄されている
ので、次のセルサイクルで廃棄されたセルを再送する。
この時、先程のセルサイクルと異なるセル送出経路(ル
ーティングパターン)が選択される。
【0011】この送出経路(ルーティングパターン)の
変更のためには、1段目の各スイッチングエレメントS
E00_00〜SE10_00に、2段目の任意のスイ
ッチングエレメントSE10_01〜SE00_01へ
セルを送出可能な機能を持たせる。そして、1段目のス
イッチングエレメントSE00_00〜SE10_00
が、先程のセルサイクルと異なる2段目のスイッチング
エレメントSE10_01〜SE00_01にセルを送
出することで実現される。
【0012】1回目のセルサイクルでセルの送出に失敗
し2回目に再送する場合、所定のアルゴリズムに従っ
て、よりセル廃棄の少ないセル送出路を選択することも
可能である。このようなアルゴリズムとしては、例え
ば、Evi1−Twinアルゴリズムが知られている。
このアルゴリズムに従って2回目のセル送出を行うこと
で、2回目もランダムにセルを送出するよりは、スイッ
チングネットワークでのセル衝突を低減することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したところからわ
かるように、従来のATMスイッチにおいては、各入力
ポートIP0〜IP8は1セルサイクルで、1つのセル
送出経路しか選択していない。そして、1回目のセル送
出に失敗した場合は、次のセルサイクルで2回目のセル
送出をトライする。このため、1回のトライでセル送出
に成功する確率が低いという問題があった。すなわち、
スイッチングネットワークでのセル衝突が発生し易く、
ネットワークでセルが詰まって、スループットが低下し
てしまうという問題があった。このような問題は、ネッ
トワーク規模が拡大すればするほど大きくなる傾向にあ
った。
【0014】図12は、あるセルサイクルで、入力リン
クLink10から出力リンクLink22向けのセル
が入力されるとともに、入力リンクLink14から出
力リンク20向けのセルが入力された状況を示してい
る。この図12に示すルーティングパターンAでは、こ
れら2つのセルが2段目のスイッチングエレメントSE
00_01で衝突している。このため、例えば、入力リ
ンク14からのセルがスイッチングエレメントSE00
_01内に設けられたアービタで選択されずに廃棄され
ている。ここで、ルーティングパターンAは、ランダム
又は所定のアルゴリズムで決定されるパターンである。
【0015】一方、図12と同様の状況であっても、図
13に示すルーティングパターンBでは、このセル衝突
を回避することができる。すなわち、セルの経路を変更
することで、2段目のスイッチングエレメントSE00
_01でのセル衝突を回避し、2つのセルを廃棄するこ
となく目的の出力リンクLink22へ送ることができ
る。ここで、ルーティングパターンBは、ルーティング
パターンAの相補パターンである。
【0016】このように、従来のATMスイッチにおい
ては、入力ポートIP0〜IP8からスイッチングネッ
トワークへセルを送出する前に、セル廃棄の少ないルー
ティングパターンを予め予想することができないため、
ATMスイッチ内のスループットが低下するという問題
があった。
【0017】そこで、本発明は、1回のセル送出トライ
で通過するセル数を多くし、入力ポートでのセル滞留時
間を減らし、実効的なスイッチ全体のスループットを向
上させることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るスイッチングエレメントは、パケット
スイッチに用いられるスイッチングエレメントであっ
て、複数の入力路からパケットが入力され、そのパケッ
トに含まれるルーティングパターン情報にしたがって、
複数の出力路のうちの1つから前記パケットを出力する
とともに、複数の前記パケットが衝突して同一の出力路
へ出力するべき場合には前記パケットを1つ選択して出
力する、クロスバースイッチと、複数の入力路から前記
パケットを送出する前のサイクルで送出されたリクエス
トパケットが入力され、そのリクエストパケットに含ま
れるルーティングパターン情報にしたがって、複数の出
力路のうちの1つから前記リクエストパケットを出力す
るとともに、複数の前記リクエストパケットが衝突して
同一の出力路へ出力するべき場合には1つ前記リクエス
トパケットを選択して出力する、アービタと、を備えて
いることを特徴とする。前記スイッチングエレメント
は、アービタを複数設けるようにしてもよい。また、前
記アービタは、複数の前記リクエストパケットが衝突し
た場合には、選択されずに廃棄された前記リクエストパ
ケットの送出元へ、非アクノレッジ信号を返信するよう
にしてもよい。
【0019】さらに、入力されたパケットを蓄積して順
次送出するとともに、前記パケットを送出する前のサイ
クルでリクエストパケットを送出する、複数の入力ポー
トと、上記いずれかのスイッチングエレメントを格子状
に配置して構成され、前記複数の入力ポートから入力さ
れた前記パケットと前記リクエストパケットとを目的の
出力ポートへ出力する、スイッチングネットワークとを
備えて、パケットスイッチとしてもよい。
【0020】また、本発明に係るパケットスイッチは、
入力されたパケットを蓄積して順次送出するとともに、
前記パケットを送出する前のサイクルで第1ルーティン
グパターンの第1リクエストパケットと第2ルーティン
グパターンの第2リクエストパケットとを送出する、複
数の入力ポートと、前記複数の入力ポートから入力され
た前記パケットと前記第1及び第2リクエストパケット
とを、格子状に配置された複数のスイッチングエレメン
トを順次経由して、その目的の出力ポートへ出力するス
イッチングネットワークであって、前記スイッチングエ
レメントは、複数の前記パケットが衝突して同一の出力
路へ出力するべき場合には前記パケットを1つ選択して
出力する、クロスバースイッチと、複数の前記第1リク
エストパケットが衝突して同一の出力路へ出力するべき
場合には前記第1リクエストパケットを1つ選択して出
力する、第1アービタと、複数の前記第2リクエストパ
ケットが衝突して同一の出力路へ出力するべき場合には
前記第2リクエストパケットを1つ選択して出力する、
第2アービタとを有する、スイッチングネットワーク
と、前記出力ポートに到達した前記第1及び第2リクエ
ストパケットの数をカウントし、前記第1リクエストパ
ケット数の方が前記第2リクエストパケット数よりも多
い場合には次のサイクルで前記第1ルーティングパター
ンで前記パケットを送出し、前記第2リクエストパケッ
ト数の方が前記第1リクエストパケット数よりも多い場
合には次のサイクルで前記第2ルーティングパターンで
前記パケットを送出するよう、比較結果信号を前記入力
ポートへ出力する、リクエストパケット計測比較回路
と、を備えることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明に係るパケットスイッチ
は、入力されたパケットを蓄積して順次送出するととも
に、前記パケットを送出する前のサイクル前半で第1ル
ーティングパターンの第1リクエストパケットを送出
し、後半で第2ルーティングパターンの第2リクエスト
パケットとを送出する、複数の入力ポートと、前記複数
の入力ポートから入力された前記パケットと前記第1及
び第2リクエストパケットとを、格子状に配置された複
数のスイッチングエレメントを順次経由して、その目的
の出力ポートへ出力するスイッチングネットワークであ
って、前記スイッチングエレメントは、複数の前記パケ
ットが衝突して同一の出力路へ出力するべき場合には前
記パケットを1つ選択して出力する、クロスバースイッ
チと、複数の前記第1リクエストパケットが衝突して同
一の出力路へ出力するべき場合には前記第1リクエスト
パケットを1つ選択して出力するとともに、複数の前記
第2リクエストパケットが衝突して同一の出力路へ出力
するべき場合には前記第2リクエストパケットを1つ選
択して出力する、アービタとを有する、スイッチングネ
ットワークと、前記出力ポートに到達した前記第1及び
第2リクエストパケットの数をカウントし、前記第1リ
クエストパケット数の方が前記第2リクエストパケット
数よりも多い場合には次のサイクルで前記第1ルーティ
ングパターンで前記パケットを送出し、前記第2リクエ
ストパケット数の方が前記第1リクエストパケット数よ
りも多い場合には次のサイクルで前記第2ルーティング
パターンで前記パケットを送出するよう、比較結果信号
を前記入力ポートへ出力する、リクエストパケット計測
比較回路と、を備えることを特徴とする。
【0022】また、本発明に係るパケットスイッチは、
入力されたパケットを蓄積して、前記パケットと、次の
サイクルで送出する前記パケットの通過可能数を予測す
るための第1ルーティングパターンの第1リクエストパ
ケットと、第2ルーティングパターンの第2リクエスト
パケットとを合わせて、1つの拡張パケットとして送出
する、複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートから
入力された拡張パケットから、前記パケットと前記第1
及び第2リクエストパケットとを取り出して、格子状に
配置された複数のスイッチングエレメントを順次経由し
て、その目的の出力ポートへ出力するスイッチングネッ
トワークと、前記出力ポートに到達した前記第1及び第
2リクエストパケットの数をカウントし、前記第1リク
エストパケット数の方が前記第2リクエストパケット数
よりも多い場合には次のサイクルで前記第1ルーティン
グパターンで前記パケットを送出し、前記第2リクエス
トパケット数の方が前記第1リクエストパケット数より
も多い場合には次のサイクルで前記第2ルーティングパ
ターンで前記パケットを送出するよう、比較結果信号を
前記入力ポートへ出力する、リクエストパケット計測比
較回路と、を備えることを特徴とする。
【0023】さらに、本発明に係るパケットスイッチ
は、入力されたパケットを蓄積して順次送出するととも
に、前記パケットを送出する前のサイクルで第1ルーテ
ィングパターンの第1リクエストパケットと第2ルーテ
ィングパターンの第2リクエストパケットとを送出す
る、複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートから入
力された前記パケットと前記第1及び第2リクエストパ
ケットとを、格子状に配置された複数のスイッチングエ
レメントを順次経由して、その目的の出力ポートへ出力
するスイッチングネットワークであって、前記スイッチ
ングエレメントは、複数の前記パケットが衝突して同一
の出力路へ出力するべき場合には1つ前記パケットを選
択して出力する、クロスバースイッチと、複数の前記第
1リクエストパケットが衝突して同一の出力路へ出力す
るべき場合には前記第1リクエストパケットを1つ選択
して出力するとともに、選択されずに廃棄された第1リ
クエストパケットを送出した入力ポートへ第1非アクノ
レッジ信号を返信する、第1アービタと、複数の前記第
2リクエストパケットが衝突して同一の出力路へ出力す
るべき場合には前記第2リクエストパケットを1つ選択
して出力するとともに、選択されずに廃棄された第2リ
クエストパケットを送出した入力ポートへ第2非アクノ
レッジ信号を返信する、第2アービタとを有する、スイ
ッチングネットワークと、前記入力ポートに返信された
前記第1及び第2非アクノレッジ信号の数をカウント
し、前記第1非アクノレッジ信号の数の方が前記第2非
アクノレッジ信号の数よりも少ない場合には次のサイク
ルで前記第1ルーティングパターンで前記パケットを送
出し、前記第2非アクノレッジ信号の数の方が前記第1
非アクノレッジ信号の数よりも少ない場合には次のサイ
クルで前記第2ルーティングパターンで前記パケットを
送出するよう、比較結果信号を前記入力ポートへ出力す
る、非アクノレッジ数計測比較回路と、を備えることを
特徴とする。
【0024】また、本発明に係るパケットスイッチは、
入力されたパケットを蓄積して順次送出する、複数の入
力ポートと、前記複数の入力ポートから入力された前記
パケットを、格子状に配置された複数のスイッチングエ
レメントを順次経由して、その目的の出力ポートへ出力
するスイッチングネットワークであって、前記スイッチ
ングエレメントは、複数の前記パケットが衝突して同一
の出力路へ出力するべき場合には前記パケットを1つ選
択して出力するとともに、選択されずに廃棄された前記
パケットを送出した入力ポートへ非アクノレッジ信号を
返信する、クロスバースイッチを有する、スイッチング
ネットワークと、前記入力ポートに返信された非アクノ
レッジ信号の数をカウントし、このカウントが所定の値
を超えた場合には、前記入力ポートにルーティングパタ
ーンの切替を指示する切替指示信号を出力する、廃棄セ
ル数計数回路と、を備えることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態は、実際のセルを送出する前に異なる2種類のル
ーティングパターンでリクエストパケットを送出し、到
達可能セル数の多かった方のルーティングパターンで実
際のセルを送出することにより、ATMスイッチのスル
ープットの向上を図ったものである。以下、図面に基づ
いて詳しく説明する。
【0026】図1は本発明の第1実施形態に係るATM
スイッチの全体構成を示す図である。この図1に示すよ
うに、ATMスイッチは、9個の入力ポートIP0〜I
P8を備えている。これら入力ポートIP0〜IP8に
は、それぞれ、入力リンクLink10〜Link18
が接続されている。また、ATMスイッチは、9個の出
力ポートOP0〜OP8を備えている。これら出力ポー
トOP0〜OP8には、それぞれ、出力リンクLink
20〜Link28が接続されている。
【0027】これら入力ポートIP0〜IP8と出力ポ
ートOP0〜OP8の間は、スイッチングエレメントS
E0〜SE8が格子状に相互接続することにより、スイ
ッチングネットワークを構成している。
【0028】例えば、入力ポートIP0〜IP2とスイ
ッチングエレメントSE0は相互に接続されている。こ
のため、入力ポートIP0〜IP2からスイッチングエ
レメントSE0へセルとリクエストパケットを送出する
ことが可能であり、スイッチングエレメントSE0から
入力ポートIP0〜IP2へ非アクノレッジ信号を送出
することが可能である。
【0029】入力ポートIP0〜IP2からのセルの送
出と、2つのリクエストパケットの送出は、同一セルサ
イクルで行われる。例えば、1つのセルサイクルで、入
力ポートIP0からスイッチングエレメントSE0へセ
ルの送出を行うとともに、入力ポートIP1からスイッ
チングエレメントSE0へ2つのルーティングパターン
A、Bでリクエストパケットを送出することが可能であ
る。この入力ポートIP1は次のセルサイクルで送出し
ようとしているセルを保有しており、このセルを送出す
る前に2つのルーティングパターンA、Bのうち、どち
らのルーティングパターンで送出した方が良いかを事前
に調べるのである。
【0030】また、スイッチングエレメントSE0とス
イッチングエレメントSE3〜SE5は相互に接続され
ている。このため、スイッチングエレメントSE0は、
スイッチングエレメントSE3〜SE5のいずれかへセ
ルと2つのリクエストパケットを送出することが可能で
あり、スイッチングエレメントSE3〜SE5からスイ
ッチングエレメントSE0へ非アクノレッジ信号を送出
することが可能である。2つのリクエストパケットは、
ルーティングパターンAとルーティングパターンBとで
送出される。
【0031】ここで、ルーティングパターンAはランダ
ム又は所定のアルゴリズムで決定されたパターンであ
り、ルーティングパターンBはルーティングパターンA
と相補関係にあるパターンである。この相補関係にある
パターンは、Evil−Twin等の生成アルゴリズム
で作成する。
【0032】スイッチングエレメントSE1〜SE8
も、このスイッチングエレメントSE0と同様の動作を
する。但し、スイッチングエレメントSE6〜SE8か
らは、出力ポートOP0〜OP8へセルを送出すること
が可能である。また、スイッチングエレメントSE6〜
SE8からは、リクエストパケット計測比較回路CMP
へ2つのリクエストパケットを送出することが可能であ
る。すなわち、ルーティングパターンAとルーティング
パターンBの2つのルーティングパターンで到達したリ
クエストパケットを、リクエストパケット比較計測回路
CMPへ送出することが可能である。
【0033】このリクエストパケット計測比較回路CM
Pは、リクエストパケットの数をカウントする機能を有
する。すなわち、ルーティングパターンAで出力ポート
OP0〜OP8へ到達したリクエストパケットの数と、
ルーティングパターンBで出力ポートOP0〜OP8へ
到達したリクエストパケットの数とをカウントし、両者
を比較する機能を有する。この比較の結果を比較結果信
号WINAとして各入力ポートIP0〜IP8へ送信す
る。この比較結果信号WINAに基づいて、各入力ポー
トIP0〜IP8はルーティングパターンA、Bのうち
目的の出力ポートOP0〜OP8に到達したセル数の多
いルーティングパターンで、次のセルサイクルにセルを
送出する。
【0034】図2は、2段目のスイッチングエレメント
SE3〜SE5の内部構成の一例を示す図である。
【0035】この図2に示すように、各スイッチングエ
レメントSE3〜SE5は、クロスバースイッチCRS
BSWと、第1アービタARB0と、第2アービタAR
B1とを、備えて構成されている。
【0036】クロスバースイッチCRSBSWには、1
段目のスイッチングエレメントSE0〜SE2から、セ
ルCDI0〜CDI2が入力される。そして、このクロ
スバースイッチCRSBSWは、セルヘッダーに含まれ
る宛先情報(ルーティングパターン情報)に基づいて、
3段目のスイッチングエレメントSE6〜SE8のいず
れかへセルCDO0〜CDO2を出力する。
【0037】第1アービタARB0には、1段目のスイ
ッチングエレメントSE0〜SE2から、ルーティング
パターンAのリクエストパケットREQI0A〜REQ
I2Aが入力される。そして、この第1アービタARB
0は、このリクエストパケットREQI0A〜REQI
2Aに含まれるルーティングパターン情報に基づいて、
3段目のスイッチングエレメントSE6〜SE8へリク
エストパケットREQO0A〜REQO2Aを出力す
る。
【0038】また、第1アービタARB0は、同一出力
路向けのリクエストパケットREQI0A〜REQI2
Aが複数到着した場合には、いずれか1つのリクエスト
パケットを選択して、それ以外のリクエストパケットを
廃棄する。このようにリクエストパケットを廃棄した場
合には、そのリクエストパケットを送出した入力ポート
IP0〜IP3へ非アクノレッジ信号を返信する。つま
り、1段目のスイッチングエレメントSE0〜SE2へ
非アクノレッジ信号NACKO0A〜NACKO2Aを
出力する。
【0039】さらに、ルーティングパターンAのリクエ
ストパケットREQO0A〜REQO2Aが3段目のス
イッチングエレメントSE6〜SE8で衝突した場合、
第1アービタARB0には、3段目のスイッチングエレ
メントSE6〜SE8から、非アクノレッジ信号NAC
KI0A〜NACKI0Aが入力される。そして、この
第1アービタARB0は、この衝突したセルを送出した
1段目のスイッチングエレメントSE0〜SE2へ非ア
クノレッジ信号NACKO0A〜NACKO2Aを出力
する。
【0040】第2アービタARB1には、1段目のスイ
ッチングエレメントSE0〜SE2から、ルーティング
パターンBのリクエストパケットREQI0B〜REQ
I2Bが入力される。そして、この第2アービタARB
1は、このリクエストパケットREQI0B〜REQI
2Bに含まれるルーティング情報に基づいて、3段目の
スイッチングエレメントSE6〜SE8リクエストパケ
ットREQO0B〜REQO2Bを出力する。
【0041】また、第2アービタARB1は、同一出力
向けのリクエストパケットREQI0B〜REQI2B
が複数到着した場合には、いずれか1つのリクエストパ
ケットを選択して、それ以外のリクエストパケットを廃
棄する。このようにリクエストパケットを廃棄した場合
には、そのリクエストパケットを送出した入力ポートI
P0〜IP3へ非アクノレッジ信号を返信する。つま
り、1段目のスイッチングエレメントSE0〜SE2へ
非アクノレッジ信号NACKO0B〜NACKO2Bを
出力する。
【0042】さらに、ルーティングパターンBのリクエ
ストパケットREQO0B〜REQO2Bが3段目のス
イッチングエレメントSE6〜SE8で衝突した場合に
は、第2アービタARB1には、3段目のスイッチング
エレメントSE6〜SE8から、非アクノレッジ信号N
ACKI0B〜NACKI0Bが入力される。そして、
この第2アービタARB1は、この衝突したセルを送出
した1段目のスイッチングエレメントSE0〜SE2へ
非アクノレッジ信号NACKO0B〜NACKO2Bを
出力する。
【0043】以上が、本実施形態に係るATMスイッチ
の構成と概略的な動作であるが、次に、図3に基づいて
本実施形態に係るATMスイッチの動作を詳細に説明す
る。図3は、本実施形態に係るATMスイッチのタイミ
ングチャートを示す図である。
【0044】この図3においては、セルサイクルN、セ
ルサイクルN+1、セルサイクルN+2、セルサイクル
N+3、セルサイクルN+4における、入力ポートIP
0〜IP8のリクエストパケット送出のタイミングを示
している。REQ_0Aは入力ポートIP0が送出する
ルーティングパターンAのリクエストパケットの信号を
示しており、REQ_0Bは入力ポートIP0が送出す
るルーティングパターンBのリクエストパケットの信号
を示しており、…REQ_8Aは入力ポートIP8が送
出するルーティングパターンAのリクエストパケットの
信号を示しており、REQ_8Bは入力ポートIP8が
送出するルーティングパターンBのリクエストパケット
の信号を示している。
【0045】NACK_0Aは入力ポートIP0の送出
したルーティングパターンAのリクエストパケットが廃
棄された場合に入力ポートIP0が受け取る非アクノレ
ッジ信号を示しており、NACK_0Bは入力ポートI
P0の送出したルーティングパターンBのリクエストパ
ケットが廃棄された場合に入力ポートIP0が受け取る
非アクノレッジ信号を示しており、…NACK_8Aは
入力ポートIP8の送出したルーティングパターンAの
リクエストパケットが廃棄された場合に入力ポートIP
8が受け取る非アクノレッジ信号を示しており、NAC
K_8Bは入力ポートIP8の送出したルーティングパ
ターンBのリクエストパケットが廃棄された場合に入力
ポートIP8が受け取る非アクノレッジ信号を示してい
る。
【0046】この図3に示すように、各入力ポートIP
0〜IP8は1セルサイクルにおいて、1個のセルに対
してルーティングパターンA、Bの2種類の送信経路で
リクエストパケットを送出する。このように2種類のル
ーティングパターンでリクエストパケットを送出するこ
とにより、次のセルサイクルで実際のセルを送出した場
合におけるセル到達数を事前に調べるのである。
【0047】この例では、セルサイクルNでは、入力ポ
ートIP0と入力ポートIP3と入力ポートIP5が、
ルーティングパターンA、Bの2種類のリクエストパケ
ットを送出している。セルサイクルN+1では、入力ポ
ートIP0と入力ポートIP1と入力ポートIP3が、
ルーティングパターンA、Bの2種類のリクエストパケ
ットを送出している。セルサイクルN+2では、入力ポ
ートIP1と入力ポートIP3が、ルーティングパター
ンA、Bの2種類のリクエストパケットを送出してい
る。セルサイクルN+3では、入力ポートIP8が、ル
ーティングパターンA、Bの2種類のリクエストパケッ
トを送出している。
【0048】そして、セルサイクルNの終了時におい
て、非アクノレッジ信号NACK_0Bと非アクノレッ
ジ信号NACK_3Aと非アクノレッジ信号NACK_
5Bがアサートされハイレベルになる。このことは、入
力ポートIP0からルーティングパターンBで送出した
リクエストパケットREQ_0Bがスイッチングネット
ワーク内において廃棄され出力ポートOP0〜OP8ま
で到達しなかったことを意味しており、入力ポートIP
3からルーティングパターンAで送出したリクエストパ
ケットREQ_3Aがスイッチングネットワーク内にお
いて廃棄され出力ポートOP0〜OP8まで到達しなか
ったことを意味しており、入力ポートIP5からルーテ
ィングパターンBで送出したリクエストパケットREQ
_5Bがスイッチングネットワーク内において廃棄され
出力ポートOP0〜OP8まで到達しなかったことを意
味している。
【0049】このセルサイクルNの終了時において、リ
クエストパケット計測比較回路CMPでは、出力ポート
OP0〜OP8に到達したすべてのリクエストパケット
数がカウントされる。そして、リクエストパケット計測
比較回路CMPでは、ルーティングパターンAとルーテ
ィングパターンBのどちらのリクエストパケット数が多
いかを比較する。なお、両者が同数の場合は、例えば、
予めルーティングパターンAが選択されるように設定し
ておく。
【0050】この比較結果は、比較結果信号WINAと
してすべての入力ポートIP0〜IP8に送信される。
例えば、セルサイクルNにおいて、出力ポートOP0〜
OP8に到達したリクエストパケット数は、ルーティン
グパターンAが2個で、ルーティングパターンBが1個
であるので、比較結果信号WINAがアサートされハイ
レベルになる。この比較結果信号WINAを受信した入
力ポートIP0、IP3、IP5は、次のセルサイクル
であるセルサイクルN+1で、実際のセルをルーティン
グパターンAで送出する。つまり、出力ポートOP0〜
OP8までの到達可能セル数が多い方のルーティングパ
ターンAで実際のセルを送出する。
【0051】また、次のセルサイクルN+1の終了時に
おいては、非アクノレッジ信号NACK_0Aと非アク
ノレッジ信号NACK_1Bと非アクノレッジ信号NA
CK_3Aがアサートされハイレベルになる。このこと
は、入力ポートIP0からルーティングパターンAで送
出したリクエストパケットREQ_0Aがスイッチング
ネットワーク内において廃棄され出力ポートOP0〜O
P8まで到達しなかったことを意味しており、入力ポー
トIP1からルーティングパターンBで送出したリクエ
ストパケットREQ_3Bがスイッチングネットワーク
内において廃棄され出力ポートOP0〜OP8まで到達
しなかったことを意味しており、入力ポートIP3から
ルーティングパターンAで送出したリクエストパケット
REQ_3Aがスイッチングネットワーク内において廃
棄され出力ポートOP0〜OP8まで到達しなかったこ
とを意味している。
【0052】このセルサイクルN+1の終了時におい
て、リクエストパケット計測比較回路CMPでは、出力
ポートOP0〜OP8に到達したすべてのリクエストパ
ケット数をカウントし、ルーティングパターンA、Bの
うちどちらが多いかを比較する。
【0053】この比較結果は、比較結果信号WINAと
してすべての入力ポートIP0〜IP8に送信される。
例えば、セルサイクルN+1において、出力ポートOP
0〜OP8に到達したリクエストパケット数は、ルーテ
ィングパターンAが1個で、ルーティングパターンBが
2個であるので、比較結果信号WINAがアサートされ
ずにローレベルになる。この比較結果信号WINAを受
信した入力ポートIP0、IP1、IP3は、次のセル
サイクルであるセルサイクルN+2で、実際のセルをル
ーティングパターンBで送出する。つまり、出力ポート
OP0〜OP8までの到達可能セル数が多い方のルーテ
ィングパターンBで実際のセルを送出する。
【0054】次に、図4乃至図6に基づいて、リクエス
トパケット計測比較回路CMPの具体的回路構成の例を
説明する。これら図4乃至図6は、それぞれ、リクエス
トパケット計測比較回路CMPの回路構成の一例を示す
図である。
【0055】図4に示すように、リクエストパケット計
測比較回路CMPは、多ビット減算器SUBと判定結果
レジスタREG0とを備えて構成されている。多ビット
減算器SUBには、ルーティングパターンAで到達した
リクエストパケットのカウント値と、ルーティングパタ
ーンBで到達したリクエストパケットのカウント値と
が、入力される。そして、この多ビット減算器SUBは
これらのカウント値の差分をとり差分信号として出力す
る。すなわち、ルーティングパターンAで到達したリク
エストパケット数から、ルーティングパターンBで到達
したリクエストパケット数を減算し、この結果を差分信
号としてレジスタREG0へ出力する。
【0056】この差分信号が入力されたレジスタREG
0は、この差分信号に基づいて、比較結果信号Aを出力
する。本実施形態では、このレジスタREG0は、差分
信号が正又は0であれば、つまり、ルーティングパター
ンAで到達したリクエストパケット数の方が多ければ比
較結果信号WINAをハイレベルにし、差分信号が負で
あれば、つまり、ルーティングパターンBで到達したリ
クエストパケット数の方が多ければ比較結果信号WIN
Aをローレベルにする。
【0057】図5は、リクエストパケット計測比較回路
CMPの別の例を示す図である。この図5に示すよう
に、リクエストパケット計測比較回路CMPは、パラレ
ル/シリアル変換器P/S0、P/S1と、アキュムレ
ータACC0、ACC1と、マグニチュードコンパレー
タMCMPとを、備えて構成されている。
【0058】パラレル/シリアル変換器P/S0には、
ルーティングパターンAで到達したリクエストパケット
がパラレル信号で入力される。すなわち、「0010」
というような4ビットのパラレル信号が入力される。こ
の例ではビットに「1」が立っている場合にリクエスト
パケットが1個到着したことを表している。このパラレ
ル信号をパラレル/シリアル変換器P/S0でシリアル
信号に変換し、アキュムレータACC0へ出力する。こ
のアキュムレータACC0では、このシリアル信号にお
ける「1」が立っているビット数をカウントし、このカ
ウント値をデジタルデータとしてマグニチュードコンパ
レータMCMPへ出力する。つまり、マグニチュードコ
ンパレータMCMPに、ルーティングパターンAで到達
したリクエストパケット数が入力される。
【0059】パラレル/シリアル変換器P/S1とアキ
ュムレータACC1も、ルーティングパターンBについ
て、上述したパラレル/シリアル変換器P/S0とアキ
ュムレータACC0と同様の動作をする。このため、マ
グニチュードコンパレータMCMPに、ルーティングパ
ターンBで到達したリクエストパケット数が入力され
る。
【0060】マグニチュードコンパレータMCMPで
は、ルーティングパターンAで到達したリクエストパケ
ット数と、ルーティングパターンBで到達したリクエス
トパケット数とを比較して、比較結果信号WINAを出
力する。すなわち、本実施形態では、このマグニチュー
ドコンパレータMCMP0は、ルーティングパターンA
で到達したリクエストパケット数の方が多ければ比較結
果信号WINAをハイレベルにし、ルーティングパター
ンBで到達したリクエストパケット数の方が多ければ比
較結果信号WINAをローレベルにする。
【0061】図6は、リクエストパケット計測比較回路
CMPのさらに別の例を示す図である。この図6に示す
ように、リクエストパケット計測比較回路CMPは、レ
ジスタREG1、REG2と、N型トランジスタTr0
〜Tr17と、キャパシタC0、C1と、レベルコンパ
レータLCMPと、1ビットレジスタREG3とを、備
えて構成されている。
【0062】レジスタREG1には、ルーティングパタ
ーンAで到達したリクエストパケットの数だけ「1」に
なるビットマップ情報が入力され、同じく、レジスタR
EG2には、ルーティングパターンBで到達したリクエ
ストパケットの数だけ「1」になるビットマップ情報が
入力される。
【0063】N型トランジスタTr0〜Tr8でワイア
ードOR回路WOR0を構成しており、その出力ノード
側には所定容量のキャパシタC0が接続されている。ま
た、N型トランジスタTr9〜Tr17でワイアードO
R回路WOR1を構成しており、その出力ノード側には
所定容量のキャパシタC1が接続されている。つまり、
このリクエストパケット計測比較回路CMPは、2系統
のワイアードOR回路WOR0、WOR1を備えてお
り、その出力ノードは、センスアンプであるレベルコン
パレータLCMPに接続されている。
【0064】このリクエストパケット計測比較回路CM
Pにおいては、キャパシタC0、C1は予め充電してお
く。そして、レジスタREG1からワイアードOR回路
をWOR0へ「1」が入力された数だけハイレベルの信
号を出力し、その数分だけトランジスタTr0〜Tr8
をオン状態にする。また、同一のタイミングで、レジス
タREG2からワイアードOR回路WOR1へ「1」が
入力された数だけハイレベルの信号を出力し、その数分
だけトランジスタTr9〜Tr17をオン状態にする。
【0065】ワイアードOR回路WOR0、WOR1に
ハイレベルの信号がより多く入力された方のキャパシタ
C0、C1は、より高速に放電される。例えば、ワイア
ードOR回路WOR0のトランジスタTr7、Tr8が
オン状態となり、ワイアードOR回路WOR1のトラン
ジスタTr17がオン状態となっている場合、キャパシ
タC0の方がキャパシタC1よりも高速に放電される。
このため、レベルコンパレータLCMPにおいてキャパ
シタC0、C1の放電する時間差をセンスすることで、
到達リクエストパケット数の比較をすることができる。
この比較結果をレジスタREG3に出力し、レジスタR
EG3から比較結果信号WINAを出力する。
【0066】以上のように、本実施形態に係るATMス
イッチによれば、入力ポートIP0〜IP8から実際の
セルを送出する前に2つのルーティングパターンA、B
で通過可能セル数を予測し、予測通過セル数の多かった
ルーティングパターンで実際のセル送出を行うこととし
たので、1回のセル送出でATMスイッチを通過するセ
ル数を増大させることができる。
【0067】すなわち、入力ポートIP0〜IP8から
実際のセルを送出する前のセルサイクルにおいて、ルー
ティングパターンA、Bでリクエストパケットを送出
し、目的の出力ポートOP0〜OP8へ到達したリクエ
ストパケットの数をリクエストパケット計測比較回路C
MPで比較する。そして、この比較結果を比較結果信号
WINAとして入力ポートIP0〜IP8へフィードバ
ックする。入力ポートIP0〜IP8は、次のセルサイ
クルにおいて、この比較結果信号WINAに基づいて到
達したリクエストパケットが多い方のルーティングパタ
ーンで実際のセルを送出する。このため、1回のトライ
でこのATMスイッチを通過するセル数を多くすること
ができる。
【0068】このように通過セル数を多くすることによ
り、入力ポートIP0〜IP8におけるセル滞留時間を
削減し、ATMスイッチ全体のスループットを向上させ
ることができる。
【0069】さらに、ルーティングパターンAについて
はランダムにパターンを決定し、このルーティングパタ
ーンAと相補関係にあるパターンでルーティングパター
ンBを決定することとした。このため、さらなるスルー
プットの向上を図ることができる。
【0070】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態
は、上述した第1実施形態において、1つのセルサイク
ルの前半でルーティングパターンAでリクエストパケッ
トを送出し、後半でルーティングパターンBでリクエス
トパケットを送出することにより、ATMスイッチの構
成の簡略化を図ったものである。
【0071】図7は、第2実施形態における1つの入力
ポートIP0〜IP8がリクエストパケットを送出する
タイミングを示す図である。図7においては、入力ポー
トIP0がリクエストパケットを送出する場合を想定し
ている。
【0072】この図7に示すように、入力ポートIP0
はセルサイクルNの前半で、ルーティングパターンAの
リクエストパケットを送出する。次に、入力ポートIP
0はセルサイクルNの後半で、ルーティングパターンB
のリクエストパケットを送出する。このように各入力ポ
ートIP0〜IP8は、実際のセルを送出する前のセル
サイクルで、前半と後半にセルサイクルを分けてルーテ
ィングパターンA、Bでリクエストパケットを送出す
る。
【0073】そして、ルーティングパターンA、Bのう
ち、目的の出力ポートOP0〜OP8に到達したリクエ
ストパケット数の多いルーティングパターンで、実際の
セルを送出する。つまり、セルサイクルN+1で実際の
セルを送出する。
【0074】以上のように、本実施形態に係るATMス
イッチによれば、タイミング的に余裕がある場合には、
リクエストパケットの送出系統を1系統にし、この1系
統を使用して時分割でリクエストパケットをルーティン
グパターンA、Bで順にスイッチングネットワークに送
出するようにしたので、スイッチングエレメントの構成
を簡略化できる。すなわち、図2で示したスイッチング
エレメントのアービタARB1を省略し、リクエストパ
ケットの入出力チャネルを1系統だけ設ければ足りるこ
ととなる。
【0075】さらに、リクエストパケット計測比較回路
CMPにおけるリクエストパケット数の集計回路も1系
統ですむので、ATMスイッチ全体における回路規模を
抑えることができる。
【0076】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態
は、上述した第1実施形態において、みかけ上のセルサ
イズを拡張して、この拡張したフィールドにリクエスト
情報を挿入することにより、ATMスイッチにおけるリ
クエストパケットの入出力系統を省いたものである。
【0077】図8は、本実施形態に係るATMスイッチ
内の拡張セル構造を示す図である。この図8に示すよう
に、本実施形態においては、実際のセル51よりもみか
け上のセルサイズを拡張して拡張セル50とし、この例
えば末尾のフィールドに、ルーティングパターンAのリ
クエストパケット52と、ルーティングパターンBのリ
クエストパケット53とを、挿入する。
【0078】この拡張セル50をスイッチングエレメン
トが取り込んだ際には、拡張セル50からリクエストパ
ケット52、53を取り出して、上記第1実施形態と同
様の処理を行う。
【0079】以上のように、本実施形態に係るATMス
イッチによれば、図2に示したリクエストパケットの入
出力系統やアービタARB0、ARB1を省くことがで
きるので、ATMスイッチ全体のハードウェア規模を抑
えることができる。
【0080】〔第4実施形態〕本発明の第4実施形態
は、上述した第1実施形態を変形して、入力ポートに戻
ってくるリクエストパケットについての非アクノレッジ
数を計測するようにしたものである。
【0081】図9は、本実施形態に係るATMスイッチ
の全体構成を示す図である。この図9に示すように、本
実施形態におけるATMスイッチにおいては、入力ポー
トIP0〜IP8に戻ってくるリクエストパケットの非
アクノレッジ信号の数を非アクノレッジ計測比較回路C
MP2でカウントする。すなわち、各入力ポートIP0
〜IP8とスイッチングエレメントSE0〜SE2の間
から非アクノレッジ信号を取り出して、非アクノレッジ
計測比較回路CMP2に入力する。
【0082】非アクノレッジ計測比較回路CMP2は、
ルーティングパターンA、Bの非アクノレッジ数をカウ
ントし、その比較結果信号WINAを各入力ポートIP
0〜IP8へ送信する。すなわち、ルーティングパター
ンAの非アクノレッジ数の方がルーティングパターンB
の非アクノレッジ数よりも少なかった場合は、ルーティ
ングパターンAのリクエストパケットの方が多く目的の
出力ポートOP0〜OP8まで到達しているので、比較
結果信号WINAをハイレベルにする。一方、ルーティ
ングパターンBの非アクノレッジ数の方がルーティング
パターンAの非アクノレッジ数よりも少なかった場合
は、ルーティングパターンBのリクエストパケットの方
が多く目的の出力ポートOP0〜OP8まで到達してい
るので、比較結果信号WINAをローレベルにする。
【0083】入力ポートIP0〜IP8は、この比較結
果信号WINAに基づいて、次のセルサイクルにおい
て、目的の出力ポートOP0〜OP8にリクエストパケ
ットが多く到達した方のルーティングパターンで、実際
のセルを送出する。
【0084】なお、ルーティングパターンA、Bの非ア
クノレッジ数が同数の場合は、例えば、予めルーティン
グパターンAが選択されるように設定しておく。
【0085】以上のように、上述した第1乃至第3実施
形態ではスイッチングネットワークの出力部で到達した
リクエストパケット数を計測及び比較していたが、本実
施形態に係るATMスイッチにおいては、スイッチング
ネットワークの入力部に戻ってくるリクエストパケット
の非アクノレッジ数を計数/比較することとした。この
ように構成しても、上述した第1乃至第3実施形態と同
様に、予め通過可能セル数を予測することができ、AT
Mスイッチのスループットを向上させることができる。
【0086】〔第5実施形態〕本発明の第5実施形態
は、前のセルサイクルの廃棄セル数によって、次のセル
サイクルで送出するセルのルーティングパターンを変更
することにより、前のセルサイクルにおける廃棄セル数
から次のセルサイクルの廃棄セル数を予測して、ATM
スイッチのスループットを向上させたものである。
【0087】図10は、本実施形態に係るATMスイッ
チの全体構成を示す図である。この図10に示すよう
に、本実施形態に係るATMスイッチは、廃棄セル数計
測回路CNTを備えて構成されている。
【0088】このATMスイッチにおいては、あるセル
サイクルNにおいて、ランダム又は所定のアルゴリズム
でルーティングパターンを決定し、実際のセルを送出す
る。このセルサイクルNにおいて、スイッチングエレメ
ントSE0〜SE8で廃棄されたセルについては、その
セルの送出もとの入力ポートIP0〜IP8へ非アクノ
レッジ信号が返信される。この返信された非アクノレッ
ジ信号の数を廃棄セル数計測回路CNTでカウントす
る。
【0089】入力ポートIP0〜IP8は、この廃棄セ
ル数が所定の値に達している場合、又は、所定の割合に
達している場合は、次のセルサイクルN+1で他のルー
ティングパターン(例えば、最初のルーティングパター
ンの相補関係にあるパターン)に切り替えて、セルを送
出する。一方、廃棄セル数が所定の値に達していない場
合、又は、所定の割合に達していない場合は、次のセル
サイクルN+1でも同一のルーティングパターンで、セ
ルを送出する。
【0090】このように入力ポートIP0〜IP8を動
作させるために、廃棄セル数計測回路CNTは、切替指
示信号RCHNGを各入力ポートIP0〜IP8へ出力
する。この切替指示信号RCHNGがハイレベルになっ
た場合には、各入力ポートIP0〜IP8は、前のセル
サイクルでセルを送出したルーティングパターンと異な
るルーティングパターンで次のセルサイクルでセルを送
出する。
【0091】以上のように、本実施形態に係るATMス
イッチによれば、前のセルサイクルにおける廃棄セルの
数又は割合から、次のセルサイクルの廃棄セルの数又は
割合を予測して、次のセルサイクルも前のセルサイクル
と同一のルーティングパターンでセルを送出すると廃棄
セルの数又は割合が多いと予想される場合には、前のセ
ルサイクルと異なるルーティングパターンでセルを送出
することとしたので、ATMスイッチのスループットを
向上させることができる。
【0092】一般に、入力リンクLink10〜Lin
k18から入力されるセルは、連続的に同じ出力リンク
Link20〜Link28が目的となる場合が多いの
で、前のセルサイクルの廃棄セル数から、次のセルサイ
クルの廃棄セル数を十分に予測することができるのであ
る。
【0093】なお、本発明は上記実施形態に限定されず
に種々に変形可能である。例えば、上述した各実施形態
では、ルーティングパターンBをルーティングパターン
Aの相補関係にあるパターンとしたが、このルーティン
グパターンBをこれ以外のパターンとしてもよい。例え
ば、ルーティングパターンBもルーティングパターンA
と同様にランダムに決定するようにしてもよい。
【0094】また、上記各実施形態では、2種類のルー
ティングパターンA、Bを用いて目的の出力ポートOP
0〜OP8へ到達するセル数を予測したが、3種類、4
種類…のルーティングパターンを用いて予測するように
してもよい。この場合、図2に示したスイッチングエレ
メントには、ルーティングパターンの種類の数だけ、ア
ービタを設ければよい。
【0095】さらに、上記各実施形態は、ATMセルを
スイッチングするATMスイッチを例に説明したが、パ
ケットをスイッチングするパケットスイッチでも同様に
適用することができる。
【0096】
【発明の効果】本発明に係るスイッチングエレメント及
びパケットスイッチによれば、パケットスイッチにおけ
る入力ポートでのセル滞留時間を減らし、スイッチ全体
のスループットの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るATMスイッチの
全体構成を示す図。
【図2】図1におけるスイッチングエレメントの内部構
成を示す図。
【図3】図1に示すATMスイッチが動作する際のリク
エストパケット信号と非アクノレッジ信号の関係を説明
するタイミングチャートを示す図。
【図4】リクエストパケット計測比較回路の回路構成の
一例を示す図。
【図5】リクエストパケット計測比較回路の回路構成の
別の例を示す図。
【図6】リクエストパケット計測比較回路の回路構成の
さらに別の例を示す図。
【図7】本発明の第2実施形態に係るATMスイッチの
入力ポートがリクエストパケットを送出するタイミング
を示す図。
【図8】本発明の第3実施形態に係るATMスイッチの
拡張セルの構造を示す図。
【図9】本発明の第4実施形態に係るATMスイッチの
全体構成を示す図。
【図10】本発明の第5実施形態に係るATMスイッチ
の全体構成を示す図。
【図11】従来のATMスイッチの全体構成を示す図。
【図12】目的の出力ポートが異なる2つセルがスイッ
チングエレメントにおいて衝突する様子を説明する図。
【図13】図12と同じ出力ポートを目的とする2つの
セルが、ルーティングパターンによっては衝突しないこ
とを説明する図。
【符号の説明】
Link10〜Link18 入力リンク Link20〜Link28 出力リンク SE0〜SE8 スイッチングエレメント IP0〜IP8 入力ポート OP0〜OP8 出力ポート CMP リクエストパケット計測比較回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットスイッチに用いられるスイッチン
    グエレメントであって、 複数の入力路からパケットが入力され、そのパケットに
    含まれるルーティングパターン情報にしたがって、複数
    の出力路のうちの1つから前記パケットを出力するとと
    もに、複数の前記パケットが衝突して同一の出力路へ出
    力するべき場合には前記パケットを1つ選択して出力す
    る、クロスバースイッチと、 複数の入力路から前記パケットを送出する前のサイクル
    で送出されたリクエストパケットが入力され、そのリク
    エストパケットに含まれるルーティングパターン情報に
    したがって、複数の出力路のうちの1つから前記リクエ
    ストパケットを出力するとともに、複数の前記リクエス
    トパケットが衝突して同一の出力路へ出力するべき場合
    には1つ前記リクエストパケットを選択して出力する、
    アービタと、 を備えていることを特徴とするスイッチングエレメン
    ト。
  2. 【請求項2】入力されたパケットを蓄積して順次送出す
    るとともに、前記パケットを送出する前のサイクルで第
    1ルーティングパターンの第1リクエストパケットと第
    2ルーティングパターンの第2リクエストパケットとを
    送出する、複数の入力ポートと、 前記複数の入力ポートから入力された前記パケットと前
    記第1及び第2リクエストパケットとを、格子状に配置
    された複数のスイッチングエレメントを順次経由して、
    その目的の出力ポートへ出力するスイッチングネットワ
    ークであって、前記スイッチングエレメントは、 複数の前記パケットが衝突して同一の出力路へ出力する
    べき場合には前記パケットを1つ選択して出力する、ク
    ロスバースイッチと、 複数の前記第1リクエストパケットが衝突して同一の出
    力路へ出力するべき場合には前記第1リクエストパケッ
    トを1つ選択して出力する、第1アービタと、 複数の前記第2リクエストパケットが衝突して同一の出
    力路へ出力するべき場合には前記第2リクエストパケッ
    トを1つ選択して出力する、第2アービタとを有する、
    スイッチングネットワークと、 前記出力ポートに到達した前記第1及び第2リクエスト
    パケットの数をカウントし、前記第1リクエストパケッ
    ト数の方が前記第2リクエストパケット数よりも多い場
    合には次のサイクルで前記第1ルーティングパターンで
    前記パケットを送出し、前記第2リクエストパケット数
    の方が前記第1リクエストパケット数よりも多い場合に
    は次のサイクルで前記第2ルーティングパターンで前記
    パケットを送出するよう、比較結果信号を前記入力ポー
    トへ出力する、リクエストパケット計測比較回路と、 を備えることを特徴とするパケットスイッチ。
  3. 【請求項3】入力されたパケットを蓄積して順次送出す
    るとともに、前記パケットを送出する前のサイクル前半
    で第1ルーティングパターンの第1リクエストパケット
    を送出し、後半で第2ルーティングパターンの第2リク
    エストパケットとを送出する、複数の入力ポートと、 前記複数の入力ポートから入力された前記パケットと前
    記第1及び第2リクエストパケットとを、格子状に配置
    された複数のスイッチングエレメントを順次経由して、
    その目的の出力ポートへ出力するスイッチングネットワ
    ークであって、前記スイッチングエレメントは、 複数の前記パケットが衝突して同一の出力路へ出力する
    べき場合には前記パケットを1つ選択して出力する、ク
    ロスバースイッチと、 複数の前記第1リクエストパケットが衝突して同一の出
    力路へ出力するべき場合には前記第1リクエストパケッ
    トを1つ選択して出力するとともに、複数の前記第2リ
    クエストパケットが衝突して同一の出力路へ出力するべ
    き場合には前記第2リクエストパケットを1つ選択して
    出力する、アービタとを有する、スイッチングネットワ
    ークと、 前記出力ポートに到達した前記第1及び第2リクエスト
    パケットの数をカウントし、前記第1リクエストパケッ
    ト数の方が前記第2リクエストパケット数よりも多い場
    合には次のサイクルで前記第1ルーティングパターンで
    前記パケットを送出し、前記第2リクエストパケット数
    の方が前記第1リクエストパケット数よりも多い場合に
    は次のサイクルで前記第2ルーティングパターンで前記
    パケットを送出するよう、比較結果信号を前記入力ポー
    トへ出力する、リクエストパケット計測比較回路と、 を備えることを特徴とするパケットスイッチ。
  4. 【請求項4】入力されたパケットを蓄積して、前記パケ
    ットと、次のサイクルで送出する前記パケットの通過可
    能数を予測するための第1ルーティングパターンの第1
    リクエストパケットと、第2ルーティングパターンの第
    2リクエストパケットとを合わせて、1つの拡張パケッ
    トとして送出する、複数の入力ポートと、 前記複数の入力ポートから入力された拡張パケットか
    ら、前記パケットと前記第1及び第2リクエストパケッ
    トとを取り出して、格子状に配置された複数のスイッチ
    ングエレメントを順次経由して、その目的の出力ポート
    へ出力するスイッチングネットワークと、 前記出力ポートに到達した前記第1及び第2リクエスト
    パケットの数をカウントし、前記第1リクエストパケッ
    ト数の方が前記第2リクエストパケット数よりも多い場
    合には次のサイクルで前記第1ルーティングパターンで
    前記パケットを送出し、前記第2リクエストパケット数
    の方が前記第1リクエストパケット数よりも多い場合に
    は次のサイクルで前記第2ルーティングパターンで前記
    パケットを送出するよう、比較結果信号を前記入力ポー
    トへ出力する、リクエストパケット計測比較回路と、 を備えることを特徴とするパケットスイッチ。
  5. 【請求項5】入力されたパケットを蓄積して順次送出す
    るとともに、前記パケットを送出する前のサイクルで第
    1ルーティングパターンの第1リクエストパケットと第
    2ルーティングパターンの第2リクエストパケットとを
    送出する、複数の入力ポートと、 前記複数の入力ポートから入力された前記パケットと前
    記第1及び第2リクエストパケットとを、格子状に配置
    された複数のスイッチングエレメントを順次経由して、
    その目的の出力ポートへ出力するスイッチングネットワ
    ークであって、前記スイッチングエレメントは、 複数の前記パケットが衝突して同一の出力路へ出力する
    べき場合には1つ前記パケットを選択して出力する、ク
    ロスバースイッチと、 複数の前記第1リクエストパケットが衝突して同一の出
    力路へ出力するべき場合には前記第1リクエストパケッ
    トを1つ選択して出力するとともに、選択されずに廃棄
    された第1リクエストパケットを送出した入力ポートへ
    第1非アクノレッジ信号を返信する、第1アービタと、 複数の前記第2リクエストパケットが衝突して同一の出
    力路へ出力するべき場合には前記第2リクエストパケッ
    トを1つ選択して出力するとともに、選択されずに廃棄
    された第2リクエストパケットを送出した入力ポートへ
    第2非アクノレッジ信号を返信する、第2アービタとを
    有する、スイッチングネットワークと、 前記入力ポートに返信された前記第1及び第2非アクノ
    レッジ信号の数をカウントし、前記第1非アクノレッジ
    信号の数の方が前記第2非アクノレッジ信号の数よりも
    少ない場合には次のサイクルで前記第1ルーティングパ
    ターンで前記パケットを送出し、前記第2非アクノレッ
    ジ信号の数の方が前記第1非アクノレッジ信号の数より
    も少ない場合には次のサイクルで前記第2ルーティング
    パターンで前記パケットを送出するよう、比較結果信号
    を前記入力ポートへ出力する、非アクノレッジ数計測比
    較回路と、 を備えることを特徴とするパケットスイッチ。
  6. 【請求項6】入力されたパケットを蓄積して順次送出す
    る、複数の入力ポートと、 前記複数の入力ポートから入力された前記パケットを、
    格子状に配置された複数のスイッチングエレメントを順
    次経由して、その目的の出力ポートへ出力するスイッチ
    ングネットワークであって、前記スイッチングエレメン
    トは、複数の前記パケットが衝突して同一の出力路へ出
    力するべき場合には前記パケットを1つ選択して出力す
    るとともに、選択されずに廃棄された前記パケットを送
    出した入力ポートへ非アクノレッジ信号を返信する、ク
    ロスバースイッチを有する、スイッチングネットワーク
    と、 前記入力ポートに返信された非アクノレッジ信号の数を
    カウントし、このカウントが所定の値を超えた場合に
    は、前記入力ポートにルーティングパターンの切替を指
    示する切替指示信号を出力する、廃棄セル数計数回路
    と、 を備えることを特徴とするパケットスイッチ。
JP11057596A 1999-03-04 1999-03-04 スイッチングエレメント及びパケットスイッチ Withdrawn JP2000261433A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11057596A JP2000261433A (ja) 1999-03-04 1999-03-04 スイッチングエレメント及びパケットスイッチ
US09/518,236 US6754205B1 (en) 1999-03-04 2000-03-03 Switching element and packet switch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11057596A JP2000261433A (ja) 1999-03-04 1999-03-04 スイッチングエレメント及びパケットスイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000261433A true JP2000261433A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13060245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11057596A Withdrawn JP2000261433A (ja) 1999-03-04 1999-03-04 スイッチングエレメント及びパケットスイッチ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6754205B1 (ja)
JP (1) JP2000261433A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040148441A1 (en) * 2003-01-20 2004-07-29 Fanuc Ltd. Device and method for transmitting wired or signal between two systems
US7746872B2 (en) * 2004-05-21 2010-06-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Packet routing as a function of direction
US8259738B2 (en) * 2007-05-01 2012-09-04 Net Navigation Systems, Llc Channel service manager with priority queuing
US9306769B2 (en) * 2010-10-05 2016-04-05 Mellanox Technologies Tlv Ltd. Cell-based link-level retry scheme
US9100313B1 (en) * 2012-12-10 2015-08-04 Cisco Technology, Inc. Shared egress buffer in a multi-stage switch
US9965211B2 (en) 2016-09-08 2018-05-08 Cisco Technology, Inc. Dynamic packet buffers with consolidation of low utilized memory banks

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4706240A (en) * 1985-11-29 1987-11-10 American Telephone And Telegraph Co., At&T Bell Labs Switching system having multiple parallel switching networks
US5131041A (en) * 1989-11-30 1992-07-14 At&T Bell Laboratories Fault tolerant interconnection networks
US5881065A (en) * 1995-10-04 1999-03-09 Ultra-High Speed Network And Computer Technology Laboratories Data transfer switch for transferring data of an arbitrary length on the basis of transfer destination
JPH10242985A (ja) 1997-02-27 1998-09-11 Toshiba Microelectron Corp Atmスイッチ
JP3436856B2 (ja) 1997-02-12 2003-08-18 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社 Atmスイッチ
US6230229B1 (en) * 1997-12-19 2001-05-08 Storage Technology Corporation Method and system for arbitrating path contention in a crossbar interconnect network
US6563837B2 (en) * 1998-02-10 2003-05-13 Enterasys Networks, Inc. Method and apparatus for providing work-conserving properties in a non-blocking switch with limited speedup independent of switch size
US6064647A (en) * 1998-05-13 2000-05-16 Storage Technology Corporation Method and system for sending frames around a head of line blocked frame in a connection fabric environment
GB0012592D0 (en) * 2000-05-24 2000-07-12 Power X Limited High speed digital switch arbiter

Also Published As

Publication number Publication date
US6754205B1 (en) 2004-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8102763B2 (en) Method, system and node for backpressure in multistage switching network
EP1370967A1 (en) Optimized scalabale network switch
EP3445006A1 (en) Routing packets using distance classes
EP1016244B1 (en) Communications network
Williams et al. A media-access protocol for time-and wavelength-division multiplexed passive star networks
JP2000261433A (ja) スイッチングエレメント及びパケットスイッチ
WO2014018890A1 (en) Recursive, all-to-all network topologies
KR101083076B1 (ko) 합-차 베네스 네트워크
Li et al. Mikant: A mirrored k-ary n-tree for reducing hardware cost and packet latency of fat-tree and clos networks
Thamarakuzhi et al. 2-dilated flattened butterfly: A nonblocking switching topology for high-radix networks
Mekkittikul et al. Scheduling VOQ switches under non-uniform traffic
Punhani et al. Routing for Center Concentrated Mesh.
CA2006392C (en) Modular expandable digital single-stage switching network in atm (asynchronous transfer mode) technology for a fast packet-switched transmission of information
Josephs et al. High-Level Design of an Asynchronous Packet-Routing Chip.
US11892968B2 (en) Interconnect circuit
RU2703351C1 (ru) Способ организации системной сети в виде неблокируемого самомаршрутизируемого трехмерного р-ичного мультикольца
CN117155851B (zh) 数据包的传输方法及***、存储介质及电子装置
JP2756604B2 (ja) 自己ルーチングスイッチ網
Zhang et al. A partially adaptive routing algorithm for Benes network on chip
JPH0367380B2 (ja)
Kim et al. Analytical modeling of a Multistage Interconnection Network with Buffered a× a Switches under Hot-spot Environment
US9928202B2 (en) Time-division multiplexing data bus
Morino et al. A scalable multistage packet switch for terabit IP router based on deflection routing and shortest path routing
Lau et al. Throughput analysis of B-networks
Tan et al. Hybrid preservation of conditionally nonblocking switches under 2-stage interconnection

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509