JP2000258137A - 電子部品の外観検査方法、外観検査装置及び外観検査処理をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子部品の外観検査方法、外観検査装置及び外観検査処理をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録した記録媒体

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JP2000258137A
JP2000258137A JP11062733A JP6273399A JP2000258137A JP 2000258137 A JP2000258137 A JP 2000258137A JP 11062733 A JP11062733 A JP 11062733A JP 6273399 A JP6273399 A JP 6273399A JP 2000258137 A JP2000258137 A JP 2000258137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品のパッケージの撮影画像に含まれる
むら等の影響を受けず、真の欠陥のみを確実に判別でき
る、電子部品の外観検査方法、外観検査装置及び外観検
査処理をコンピュータに実現させるためのプログラムを
記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 検査対象物102の表面を撮影して座標
C毎の濃淡レベルLを求める撮像手段103〜105
と、濃淡レベルLが予め設定された値Lsより小さい座
標Cの連続した領域Rl1〜Rl3のうち面積が予め設
定された値より大きい領域Rl2,Rl3をボイド候補
領域Rc2,Rc3として求めるボイド候補領域抽出手
段106〜108と、ボイド候補領域Rc2,Rc3を
周囲に広げてボイド候補拡張領域Re2,Re3を求め
るボイド候補領域拡張手段109と、ボイド候補拡張領
域Re2,Re3毎の濃淡レベルLの度数の分布の特徴
値Vc2,Vc3を求める特徴値算出手段110と、特
徴値Vc2,Vc3が一定範囲外の場合に当該ボイド候
補領域Rc2,Rc3内に欠陥が存在すると判定する判
定手段111,112とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品の外観検査
方法、外観検査装置及び外観検査処理をコンピュータに
実現させるためのプログラムを記録した記録媒体に関
し、特に、電子部品のパッケージ等の表面にできた欠陥
を外観から検査するための、電子部品の外観検査方法、
外観検査装置及び外観検査処理をコンピュータに実現さ
せるためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品の外観検査方法とし
て、電子部品のパッケージ表面にできた小さな穴(以
下、ボイドとする)等の製造工程上の欠陥を自動的に検
出する検査方法や検査装置がある。
【0003】第1従来例の検査方法として、特開平5−
280958号公報には、検査対象の表面を撮影した画
像を、複数の単位領域に分割し、これら各単位領域にお
ける濃淡レベルの平均値で二値化処理し、撮影画像の反
射率が小さい領域の形状から、欠陥の有無を判定する方
法が開示されており、当該公報記載の技術を第1従来例
として説明する。
【0004】図11は第1従来例の欠陥検査装置のブロ
ック構成図である。
【0005】図11において、レーザー光源20から出
射した走査ビームは検査対象10の表面に照射される。
この反射光は受光器28へ導かれ、画像信号a1,a2
として出力される。画像信号a1,a2は加算手段3
2、A/D変換手段34、濃度変換手段36、微分フィ
ルタ38を経て欠陥の輪郭を強調した信号a5として出
力される。この信号a5は欠陥アドレス検出手段40に
よって欠陥アドレス信号Adが求められる一方、信号a
5は2値化処理手段42で2値化処理され、欠陥領域抽
出手段48で欠陥アドレスAdを基準として欠陥領域を
抽出して欠陥画像信号A2として出力される。
【0006】この欠陥の判定方法としては、検査対象1
0の微分画像に基づいて欠陥のアドレスを求め、2値化
処理手段42において、微分画像全体の濃淡レベル分布
から求められた第1の閾値TH1と、注目画素の近傍領
域の濃淡レベル平均値から得られた第2の閾値TH2と
から、TH3=TH1−k(TH1−TH2)として第
3の閾値TH3を求め、欠陥領域抽出手段48におい
て、閾値TH3より濃淡レベルが小さい画素の位置に対
応する検査対象10の表面に欠陥があると判断してい
た。
【0007】図12は図11の検査装置における各領域
の概念図である。
【0008】図12は図11における検査対象10を、
より具体的な電子部品2に置換した例を示したものであ
る。受光器28の撮影画像は、電子部品2のパッケージ
2aと端子2bの一部の領域を含んでいる。この内、パ
ッケージ2aのみを含む領域が検査対象領域Rtとな
る。撮影画像として撮影されたパッケージ2aの画像に
は、パッケージ2aにできた欠陥であるボイドBと、パ
ッケージ2a表面又は反射光によって生じたむらPとが
含まれている、図13は図11の欠陥検査装置における
濃淡レベルL及び二値化レベルLs−座標C特性線図で
ある。図13は図12中のXII−XII線に沿ってレ
ベルを見たものであり、撮影画像の濃淡レベルLの左側
のなだらかな凹部はむらPを、右側の急激な凹部はボイ
ドBをそれぞれ示す。
【0009】ボイドBはピーク幅が狭く、濃淡レベルL
が急激に変化するのに対し、むらPはボイドBに比べピ
ーク幅が広く、濃淡レベルLが徐々に変化する。
【0010】図13中、濃淡レベルLが二値化レベルL
sより大きい領域がボイドBがなく正常と判定される領
域、濃淡レベルLが二値化レベルLsより小さい領域が
「ボイドBが存在する」と判定される領域である。
【0011】図13から明かな通り、むらPでは、濃淡
レベルLが広い範囲に亙って少し低下しているが、濃淡
レベルLの平均値として求められる二値化レベルLsも
なだらかに低下している。
【0012】又、第2従来例の欠陥検査方法として、よ
り単純な処理方法として、パッケージ2a表面を撮影し
た画像を、この画像全体に亙って一定の二値化レベルで
二値化処理し、撮影画像の反射率が小さい、濃淡レベル
がこの二値化レベルより小さい領域の面積が予め設定し
た値以上の場合に、「ボイドBが存在する」と判定する
方法がある。
【0013】図14は第2従来例の欠陥検査装置におけ
る濃淡レベルL及び二値化レベルLs−座標C特性線図
である。図14は図13と同様に図12に示すパッケー
ジ2aの撮影画像に対応したものであり、図14から明
かな通り、二値化レベルLsは全領域に亙って一定であ
る。
【0014】このようにして、従来の欠陥検査方法及び
装置は、電子部品のパッケージ表面のボイド等の欠陥の
有無を判定していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
欠陥検査方法及び装置には、以下のような問題があっ
た。
【0016】検査対象として電子部品2を用いた場合、
パッケージ2aの画像信号a1,a2においては、図1
3,図14に示すように、パッケージ2a表面に照射さ
れる照射光源1の光強度が方向や場所により異なってい
たり、パッケージ2aの樹脂成分や表面状態が均一でな
かったり、パッケージ2aの金型等から付着するしみ等
によって、表面の反射率が部分的に異なる場合がしばし
ばあり、このような場合は、撮影領域の一部において、
パッケージ2aの画像信号a1,a2の濃淡レベルLが
他の部分と全体的に異なる、むらPが発生し易くなる。
【0017】よって、このむらPとボイドBとの濃淡画
像の濃淡レベルがほぼ同じ場合には、むらPも二値化処
理後に、濃淡レベルLが二値化レベルLsより小さい領
域と判定されてしまうので、パッケージ2aにボイドが
ないにも拘らず、「ボイドBが存在する」と誤判定し易
い問題があった。
【0018】又、第1従来例の欠陥検査装置では、複数
の単位領域毎に濃淡レベルLの平均値を求めるために、
各画素とその画素を取り囲む多数の画素の情報に基づ
き、空間フィルタリング処理していたので、処理データ
量が膨大となり、検査時間が長く掛かる問題と、捺印文
字付近では捺印文字の濃淡値が大きいために単位領域内
の濃淡レベルの平均値が高くなり、二値化レベルが高く
設定されてしまい正常な検査ができない問題があった。
【0019】又、第2従来例の欠陥検査装置では、図1
4に示すように、単純に検査対象領域Rt全体に亙って
一定の二値化レベルLsで二値化処理していたが、この
方法では、図14のむらP付近では、濃淡レベルLが全
体的に低下するので、このむらP付近で「ボイドBが存
在する」と誤判定する問題があった。
【0020】ここにおいて本発明は、電子部品のパッケ
ージの撮影画像に含まれるむら等の影響を受けず、真の
欠陥のみを確実に判別できる、電子部品の外観検査方
法、外観検査装置及び外観検査処理をコンピュータに実
現させるためのプログラムを記録した記録媒体を提供す
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次の新規な特徴的手法及び手段を採用す
る。
【0022】本発明の電子部品の外観検査方法の特徴
は、検査対象物(図2の102)の表面を撮影して座標
(図2のC)毎の濃淡レベル(図4のL)を求め、濃淡
レベル(L)が予め設定された値(図4のLs)より小
さい座標(C)の連続した領域(図5のRl1〜Rl
3)のうち面積が予め設定された値より大きい領域(図
5のRl2,Rl3)をボイド候補領域(図6(a)の
Rc2,図6(b)のRc3)として求め、ボイド候補
領域(Rc2,Rc3)を周囲に広げてボイド候補拡張
領域(図7(a)のRe2,図7(b)のRe3)を求
め、ボイド候補拡張領域(Re2,Re3)毎のそれぞ
れの濃淡レベル(L)の度数の分布の特徴値(図9のV
c2,Vc3)を求め、特徴値(Vc2,Vc3)が一
定範囲外の場合に当該ボイド候補領域(Rc2,Rc
3)内に欠陥が存在すると判定することにある。
【0023】本発明の電子部品の外観検査装置の特徴
は、検査対象物(図2の102)の表面を撮影して座標
(図2のC)毎の濃淡レベル(図4のL)を求める撮像
手段(図1の103〜105)と、濃淡レベル(L)が
予め設定された値(図4のLs)より小さい座標(C)
の連続した領域(図5のRl1〜Rl3)のうち面積が
予め設定された値より大きい領域(図5のRl2,Rl
3)をボイド候補領域(図6(a)のRc2,図6
(b)のRc3)として求めるボイド候補領域抽出手段
(図1の106〜108)と、ボイド候補領域(Rc
2,Rc3)を、周囲に広げてボイド候補拡張領域(図
7(a)のRe2,図7(b)のRe3)を求めるボイ
ド候補領域拡張手段(図1の109)と、ボイド候補拡
張領域(Re2,Re3)毎の濃淡レベル(L)の度数
の分布の特徴値(図9のVc2,Vc3)を求める特徴
値算出手段(図1の110)と、特徴値(Vc2,Vc
3)が一定範囲外の場合に当該ボイド候補領域(Rc
2,Rc3)内に欠陥が存在すると判定する判定手段
(図1の111〜112)とを具備することにある。
【0024】本発明の電子部品の外観検査処理をコンピ
ュータに実現させるためのプログラムを記録した記録媒
体の特徴は、検査対象物(図2の102)の表面を撮影
して、座標(図2のC)毎の濃淡レベル(図4のL)を
求め、濃淡レベル(L)が予め設定された値(図4のL
s)より小さい連続した領域(図5のRl1〜Rl3)
のうち面積が予め設定された値より大きい領域(図5の
Rl2,Rl3)をボイド候補領域(図6(a)のRc
2,図6(b)のRc3)として求め、ボイド候補領域
(Rc2,Rc3)を周囲に広げてボイド候補拡張領域
(図7(a)のRe2,図7(b)のRe3)を求め、
ボイド候補拡張領域(Re2,Re3)毎の濃淡レベル
(L)の度数の分布の特徴値(図9のVc2,Vc3)
を求め、特徴値(Vc2,Vc3)が一定範囲外の場合
に、当該ボイド候補領域(Rc2,Rc3)内に欠陥が
存在すると判定することにある。
【0025】このような手法及び手段を採用したことに
より、本発明の電子部品の外観検査方法、外観検査装置
及び外観検査処理をコンピュータに実現させるためのプ
ログラムを記録した記録媒体は、最初にボイド候補領域
を抽出し、次いでこれらボイド候補領域内の各座標にお
ける濃淡レベルの度数の分布から特徴値を求め、この特
徴値に基づいてボイドの有無を判定するので、むら等に
よる影響を排除して、ボイド等の欠陥の有無を確実に判
定できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の電子部品の外観検査装置のブロック構成図である。
【0027】照射光源101は、照射光を照射する。
【0028】電子部品102は、照射光源101からの
照射光を、表面の反射率に応じて反射する。
【0029】CCDカメラ103は、電子部品102か
らの反射光を一定領域に亙って撮像し、アナログ画像信
号Saとして出力する。
【0030】CCDカメラ103からのアナログ画像信
号Saは、A/D変換手段104によりA/D変換さ
れ、ディジタル濃淡画像データDbとして出力される。
【0031】濃淡画像データ記憶手段105は、ディジ
タル濃淡画像データDbを内部に一旦格納する。
【0032】二値化手段106は、濃淡画像データ記憶
手段105からディジタル濃淡画像データDbを読み出
し、各座標C(図2)毎に、濃淡レベルL(図4)が内
部に予め設定された二値化レベルLs(図4)以下であ
れば当該座標Cを“1”レベルに、逆の場合は“0”レ
ベルにした二値化画像データDcを生成し出力する。
【0033】ラベル付け手段107は、二値化画像デー
タDcが供給され、二値化画像データDcの“1”レベ
ルが連続する各領域をそれぞれラベル付け領域Rl1〜
Rl3(図5)とし、ラベル付け領域Rl1〜Rl3の
ラベル名とその面積とを一組として、ラベルデータDd
として出力する。
【0034】ボイド候補領域抽出手段108は、ラベル
データDdが供給され、各ラベル付け領域Rl1〜Rl
3(図5)の内、内部に予め設定した面積よりも面積が
大きいラベル付け領域Rl2,Rl3(図5)のみをそ
れぞれボイド候補領域Rc2,Rc3(図6(a),
(b))とし、ボイド候補ラベルデータDeとして出力
する。
【0035】ボイド候補領域拡張手段109は、ボイド
候補ラベルデータDeが表す各ボイド候補領域Rc2,
Rc3(図6(a),(b))をそれぞれ一定範囲だけ
周囲に拡張してそれぞれボイド候補拡張領域Re2,R
e3(図7(a),(b))とし、ボイド候補領域拡張
データDfとして出力する。
【0036】ヒストグラム算出手段110は、ディジタ
ル濃淡画像データDbとボイド候補領域拡張データDf
が供給され、ボイド候補領域拡張データDfが表す各ボ
イド候補拡張領域Re2,Re3(図7(a),
(b))毎に、ディジタル濃淡画像データDbが表す濃
淡レベルL(図4)の度数の分布を例えばヒストグラム
表記して求め、各ボイド候補拡張領域Re2,Re3毎
にヒストグラムデータDgとして出力する。
【0037】特徴値算出手段111は、ヒストグラムデ
ータDgが表す各ボイド候補拡張領域Re2,Re3
(図7(a),(b))毎に各ヒストグラム(図8
(a),(b))に基づいてそれぞれ後述の特徴値Vc
2,Vc3(図9)を算出し、特徴値データDhとして
出力する。
【0038】判定手段112は、特徴値データDhが表
す各特徴値Vc2,Vc3(図9)と、内部に予め設定
された値とを比較し、各特徴値Vc2,Vc3の少なく
とも1つが、内部に予め設定された一定範囲内にない場
合は、当該ボイド候補拡張領域Re2,Re3内に「ボ
イドBが存在する」と判定し、判定信号Siを出力す
る。
【0039】図2は図1の電子部品の外観検査装置にお
ける各領域の概念図である。
【0040】図2において、図1のCCDカメラ103
の撮影画像は、電子部品102のパッケージ102aと
端子102bの一部の領域を含んでいる。この内、パッ
ケージ102aのみを含む領域が検査対象領域Rtとな
る。撮影画像として撮影されたパッケージ102aの画
像には、パッケージ102aにできた欠陥であるボイド
Bと、パッケージ102a表面又は反射光によって生じ
たむらPとが含まれている、図3は図1の電子部品の外
観検査装置における検査処理フローチャートである。
【0041】図1の照射光源101から出射した照射光
は、パッケージ102a(図2)表面で反射され、CC
Dカメラ103へ入射した光は、A/D変換手段104
によってアナログ/ディジタル変換され、各座標C(図
2)における濃淡レベルL(図4)を示すディジタル濃
淡画像データDbとして濃淡画像データ記憶手段105
に一旦蓄積される(ステップS301)。
【0042】図1の第1の二値化手段106は、濃淡画
像データ記憶手段105に蓄積されたディジタル濃淡画
像データDbを読み出す(ステップS302)。
【0043】図1の第1の二値化手段106は、各座標
C(図2)毎に、ディジタル濃淡画像データDbが示す
濃淡レベルL(図4)を、予め内部に設定された二値化
レベルLs(図4)と比較し、濃淡レベルLが二値化レ
ベルLsより低い座標Cを“1”レベルとし、逆の座標
Cを“0”レベルとした第1の二値化画像データDcと
して出力する(ステップS303)。
【0044】図1のラベル付け手段107は、第1の二
値化画像データDcが表す、“1”レベルの連続する領
域をそれぞれラベル付け領域Rl1〜Rl3(図5)と
し、これら各ラベル付け領域Rl1〜Rl3のラベル名
と面積とを一組としてラベルデータDdとして出力する
(ステップS304)。
【0045】図1のボイド候補領域抽出手段108は、
ラベルデータDdが表す、各ラベル付け領域Rl1〜R
l3(図5)の内、予め内部に設定された面積より大き
いラベル付け領域Rl2,Rl3のみをそれぞれボイド
候補領域Rc2,Rc3(図6(a),(b))とし、
ボイド候補領域データDeとして出力する(ステップS
305)。
【0046】図1のボイド候補領域拡張手段109は、
ボイド候補領域データDeが表す、各ボイド候補領域R
c2,Rc3(図6(a),(b))をそれぞれ一定範
囲だけ周囲に拡張して、各ボイド候補拡張領域Re2,
Re3(図7(a),(b))を表すボイド候補領域拡
張データDfとして出力する(ステップS306)。
【0047】図1のヒストグラム算出手段110は、ボ
イド候補領域拡張データDfが表す各ボイド候補拡張領
域Re2,Re3(図7(a),(b))毎に、各座標
C(図2)毎の濃淡レベルL(図4)の度数の分布をヒ
ストグラム(図8(a),(b))として表し、ヒスト
グラムデータDgとして出力する(ステップS30
7)。
【0048】図1の特徴値算出手段111は、ヒストグ
ラムデータDgが供給され、各ボイド候補拡張領域Re
2,Re3(図7(a),(b))毎に、各ヒストグラ
ム(図8(a),(b))の後述する特徴値Vc2,V
c3(図9)を求め、特徴値データDhとして出力する
(ステップS308)。
【0049】図1の判定手段112は、各ボイド候補拡
張領域Re2,Re3(図7(a),(b))毎に、ラ
ベルデータDgが表す各ボイド候補拡張領域Re2,R
e3のそれぞれの特徴値Vc2,Vc3(図9)と、予
め内部に設定された値とを比較し、各特徴値Vc2,V
c3が予め設定された値の範囲内に存在しない場合に、
当該ボイド候補拡張領域Re2,Re3内に欠陥が存在
すると判断して判定信号Sjを出力する(ステップS3
09)。
【0050】図4は図1の電子部品の外観検査装置にお
ける濃淡レベルL及び二値化レベルLs−座標C特性線
図である。
【0051】図4は、図2中のII−II線に沿ってレ
ベルを見たものであり、左側のなだらかな凹部はむらP
によるもの、右側の急激な凹部はボイドBによるもので
ある。
【0052】図4中、濃淡レベルLが二値化レベルLs
より小さい領域がラベル付け領域Rl1,Rl2とな
る。
【0053】図5は図1の電子部品の外観検査装置にお
けるラベル付け領域Rl1〜Rl3の概念図である。図
5に示すように、二値化手段106で二値化処理された
二値化画像データDcにおいて、各ラベル付け領域Rl
1〜Rl3にはそれぞれラベルが付与されてラベル付け
領域Rl1〜Rl3とされており、各ラベル付け領域R
l1〜Rl3の面積はそれぞれ、4,14,13であ
る。
【0054】図6は図1の電子部品の外観検査装置にお
けるラベル付け候補領域Rc2,Rc3の概念図であ
る。
【0055】ボイド候補領域抽出手段108は、(予め
内部に設定された面積)=6の場合、この6より大き
い、図5のラベル付け領域Rl2,Rl3のみがそれぞ
れボイド候補領域Rc2,Rc3となり、ボイド候補領
域データDeとして出力される。
【0056】図7(a)は図1の電子部品の外観検査装
置におけるボイド候補拡張領域Re2の概念図、図7
(b)は図1の電子部品の外観検査装置におけるボイド
候補拡張領域Re3の概念図である。
【0057】ボイド候補領域拡張手段109では、各ボ
イド候補領域Rc2,Rc3内の各座標Cを中心として
周囲に2画素拡張して、それぞれボイド候補拡張領域R
e2,Re3を生成している。
【0058】この拡張方法としては、各座標Cを中心と
する(3×3)サイズの最大化フィルタを拡張する画素
の数だけ処理する方法や、各座標Cを中心とする(5×
5)サイズの最大化フィルタを1回処理して2画素分広
げる方法等が考えられるが、本発明ではこの拡張方法を
限定しない。
【0059】図8(a)は図1の電子部品の外観検査装
置におけるボイド候補拡張領域Re2内の濃淡レベルL
のヒストグラム、図8(b)は図1の電子部品の外観検
査装置におけるボイド候補拡張領域Re3内の濃淡レベ
ルLのヒストグラムである。
【0060】ボイドBが存在する場合にはボイド候補領
域Rc2,Rc3(図6(a),(b))の外周付近で
濃淡レベルLが急激に変化するが、ボイドBが存在しな
い場合は濃淡レベルLは急激に変化しない。よって、こ
れらボイド候補領域Rc2,Rc3を一定範囲だけ周囲
へ拡張してボイド候補拡張領域Re2,Re3(図7
(a),(b))とし、これらボイド候補拡張領域Re
2,Re3の各座標Cにおける濃淡レベルLの変化の分
布をヒストグラムとして表記すれば、ボイドB部分とむ
らP部分とではヒストグラム上の濃淡レベルLの分布が
明らかに異なるので、この分布から特徴値Vc2,Vc
3(図9)を求めれば、両者を区別できるようになる。
【0061】図8(a)のヒストグラムでは、ボイドB
を含むボイド候補拡張領域Re2内の濃淡レベルLは、
ボイドBとボイドB以外の部分にはっきり別れるので、
ボイドBによる濃淡レベルLとボイドB以外の濃淡レベ
ルLに分布し、ヒストグラムにはピークが2ヶ所でき
る。
【0062】逆に図8(b)のヒストグラムでは、むら
Pを含むボイド候補拡張領域Re3内の濃淡レベルL
は、濃淡レベルLが急激に変化する領域がないので、濃
淡レベルLは狭い範囲に分布し、ヒストグラムのピーク
は1ヶ所になる。
【0063】特徴値算出手段111で求める特徴値Vc
2,Vc3の例としては、ヒストグラムの濃淡レベルL
の度数のピークの数、ヒストグラムの濃淡レベルLの度
数の分散値S、ヒストグラムの濃淡レベルLの度数の標
準偏差、ヒストグラムの濃淡レベルLの度数の微分値の
最大値等がある。
【0064】特徴値Vc2,Vc3がヒストグラムの濃
淡レベルLの度数のピークの数である場合は、濃淡レベ
ルLの最小値から最大値へ向かって、或いは逆向きに、
ある濃淡レベルLの度数を隣接する濃淡レベルLの度数
と比較していき、度数が増加から減少へ変化する個所の
数を計数すれば、ピーク数が求まる。
【0065】従って、判定手段112では、ピークが2
ヶ所ある場合には、当該ボイド候補拡張領域Re2(図
7(a))内にボイドBが存在すると判定できる。
【0066】尚、ピーク数を求める前にヒストグラムの
濃淡レベルLを平滑化しておけば、ヒストグラムデータ
において狭い濃淡レベルLの範囲でノイズ成分による小
さなピークをピークの数として計数しなくなるので、ピ
ークの数を高い精度で求められる。
【0067】次に、特徴値Vc2,Vc3がヒストグラ
ムの濃淡レベルLの度数の分散値Sである場合は、分散
値Sは(式1)から求められる。
【0068】 XLはヒストグラムの濃淡レベルLにおける度数、XA
はヒストグラム中の全ての濃淡レベルLの度数の平均
値、Nはヒストグラムの横軸の最大値、即ち濃淡レベル
Lの階調である。
【0069】ボイドBが存在するボイド候補拡張領域R
e2では、図8(a)に示すように濃淡レベルLの度数
は、ボイドBとボイドB以外の2つのピークに分散して
分布するので、ヒストグラムの分散値Sは大きくなる。
【0070】むらPが存在するボイド候補拡張領域Re
3では、図8(b)に示すように濃淡レベルLの度数
は、1つのピークに集中して分布するので、ヒストグラ
ムの分散値Sは小さくなる。
【0071】よって、判定手段112に、ボイドBによ
る分散値SとむらPによる分散値Sとの間に閾値を予め
設定しておけば、分散値Sが閾値より大きい場合にはボ
イドBが当該ボイド候補拡張領域Re2(図7(a))
内に存在すると判定できる。
【0072】更に、特徴値Vc2,Vc3として、分散
値Sの平方根である標準偏差を代わりに用いても分散値
Sと同様である。
【0073】次に、特徴値Vc2,Vc3がヒストグラ
ムの濃淡レベルLの度数の微分値の最大値である場合
は、これら最大値は、ヒストグラム(図8(a),
(b))の濃淡レベルLの度数をそれぞれ微分して、濃
淡レベルLの度数の変化量である微分値をそれぞれ求め
てから、これら微分値の最大値を検索すれば求まる。
【0074】ボイドBが存在する場合は、ボイドB領域
の周辺で濃淡レベルLが急激に変化するので、ヒストグ
ラムの濃淡レベルLの度数の微分値は、むらPの場合よ
りも大きくなる。
【0075】よって、判定手段112に、ボイドBによ
る微分値の最大値とむらPによる微分値の最大値との間
に閾値を予め設定しておけば、微分値の最大値が閾値よ
り大きいボイド候補領域Re2内にボイドBが存在する
と判別できる。
【0076】この微分濃淡レベルLiは、ヒストグラム
における算出対象の濃淡レベルLの度数とその周囲の濃
淡レベルLの度数との差の最大値、又はそれぞれの度数
の差の絶対値の総和等から求められる。但し本発明で
は、微分濃淡レベルLiを求める方法を限定しない。
【0077】以上のように、本実施の形態では、(1)
ボイドが存在する可能性のあるボイド候補領域を抽出
し、(2)これら各ボイド候補領域をそれぞれ拡張して
各ボイド候補拡張領域を求め、(3)各ボイド候補拡張
領における濃淡レベルの度数の分布を求め、(4)この
度数の分布の特徴値が一定範囲外の場合にボイドが存在
すると判別するようにしたので、むらの影響を排除し
て、ボイドの有無を確実に検出でき、誤判定を大幅に低
減できる。
【0078】次に、本実施の形態の変形例を説明する。
【0079】第1の変形例として、図1のラベル付け手
段107において、図2の検査対象領域Rtの一部に、
ボイド候補領域Rc2,Rc3から除外されるマスク領
域を設定しても良い。
【0080】第2の変形例として、図1のラベル付け手
段107が各ラベル付け領域Rl1〜Rl3の面積を算
出し、ボイド候補領域抽出手段108が各ラベル付け領
域Rl1〜Rl3の面積からボイド候補領域Rc2,R
c3を抽出するのに代えて、ラベル付け手段107が各
ラベル付け領域Rl1〜Rl3の外周上の最も離れた2
点間の距離を算出し、ボイド候補領域抽出手段108に
おいてこの距離が予め設定された閾値以上と判定された
ラベル付け領域Rl2,Rl3のみを、それぞれボイド
候補領域Rc2,Rc3として抽出しても良い。
【0081】第3の変形例として、図1のラベル付け手
段107が各ラベル付け領域Rl1,Rl2の面積を算
出し、ボイド候補領域抽出手段108において各ラベル
付け領域Rl1,Rl2の面積からボイドの有無を判定
するのに代えて、ラベル付け手段107が、各ラベル付
け領域Rl1〜Rl3の面積と、各ラベル付け領域Rl
1〜Rl3の外周上の最も離れた2点間の距離との両方
を算出し、ボイド候補領域抽出手段108にはこれら面
積と距離の両方について、予め閾値をそれぞれ設定して
おき、何れか一方がそれぞれの閾値より大きいラベル付
け領域Rl2,Rl3のみを、それぞれボイド候補領域
Rc2,Rc3として抽出しても良い。
【0082】又、二値化手段106を用いて二値化処理
するのに代えて、ヒストグラム算出手段110で求めた
ヒストグラムから二値化レベルLsを求めて二値化処理
しても良い。この方法としては、モード法やヒストグラ
ムの度数がピークになる濃淡レベルLから予め決められ
たオフセット値を引いて求める方法等があるが、本発明
では二値化処理方法を限定しない。
【0083】又、特徴値算出手段111で求められる特
徴値Vc2,Vc3として、ヒストグラムの度数のピー
クの数、分散値S又は標準偏差、微分値の最大値を組み
合わせて、ボイドBの有無を判別しても良い。
【0084】又、ボイド候補領域拡張手段109におい
て、ボイド候補領域Rc2,Rc3毎に外接矩形を求
め、その外接矩形を一定範囲だけ広げた矩形領域をそれ
ぞれボイド候補拡張領域Re2,Re3としても良い。
【0085】図10は本発明の第2の実施の形態の電子
部品の外観検査装置のブロック構成図である。本実施の
形態は、図1の第1の実施の形態の電子部品の外観検査
装置を、特にコンピュータ上に構成する場合に適した実
施の形態を説明している。
【0086】本実施の形態の電子部品の外観検査装置
は、入力部201と、CPU202と、メモリ203
と、照射光源204aと、CCDカメラ204bと、A
/Dコンバータ204cと、表示処理部205と、表示
部206と、外部記憶装置207と、インターフェース
部208と、バス209とから構成される。
【0087】入力部201は、各種操作キー等からな
る、キーボードやリモコン等の操作手段であり、次のC
PU202へ各種指示を付与する。この手段は、特にコ
ンピュータにおいては、アルファニューメリックキーボ
ードや専用の入力装置・マウス・リモコン等で実現され
る。
【0088】CPU202は、マイクロコンピュータ等
からなり、内蔵され又は外部から供給されるプログラム
等により動作し各部を制御する。
【0089】メモリ203は、RAM等のメモリから構
成され、CPU202の制御により各種データを格納す
る。この手段は、特にコンピュータにおいては、RAM
やフラッシュメモリやハードディスク等の各種記録媒体
で実現される。
【0090】照射光源204aは、照射光を照射する。
【0091】CCDカメラ204bは、電子部品102
からの反射光を一定領域に亙って撮像し、アナログ画像
信号Saとして出力する。
【0092】A/Dコンバータ204cは、CCDカメ
ラ204bからのアナログ画像信号Saをアナログ/デ
ィジタル変換し、ディジタル濃淡画像データDbとして
バス209へ出力する。
【0093】表示処理部205は、バス209に接続さ
れ、バス209を介して送られてきた画像データを表示
信号Sdpへ変換出力する。
【0094】表示部206はディスプレイ装置やモニタ
等の映像表示手段であり、表示信号Sdpを映像として
表示する。この手段は、特にコンピュータにおいては、
各種ディスプレイ装置等で実現される。
【0095】外部記憶装置207は、CPU202の各
種処理プログラムや、メモリ203に格納されているの
と同様なデータ等が格納されている記憶媒体であり、C
PU202の制御により各種データが書き込まれ読み出
される。この手段は、特にコンピュータにおいては、R
AMやフラッシュメモリやハードディスク等の各種記録
媒体で実現される。
【0096】インターフェース部208は、CPU20
2と接続された外部とのインターフェースである。
【0097】バス209は、入力部201,CPU20
2,メモリ203,A/Dコンバータ204c、表示処
理部205,外部記憶装置207,インターフェース部
208を相互に接続する。
【0098】本発明の第2の実施の形態の電子部品の外
観検査方法は、第1の実施の形態の電子部品の外観検査
方法と同様である。
【0099】次に本発明の第2の実施の形態の電子部品
の外観検査処理をコンピュータに実現させるためのプロ
グラムを記録した記録媒体を説明する。
【0100】第1の実施の形態の電子部品の外観検査方
法及び電子部品の外観検査装置では、電子部品の外観検
査処理をコンピュータに実現させるためのプログラム
を、専用の外観検査装置の制御プログラムとして内蔵し
ているが、本実施の形態では汎用のコンピュータ装置等
においてソフトウェアプログラム等で同様の処理を実現
している。
【0101】このソフトウェアプログラムの記録媒体と
して、メモリカード・フロッピー(登録商標)ディスク
・ハードディスク・CD−ROM・DVD−RAM等の
外部記録装置207に格納しても良いし、データ記憶部
203上に当該プログラム専用の格納領域を設けて外部
記録装置207から読み込んだプログラムを格納してお
いても良い。
【0102】その他の構成や処理フローチャートは前記
第1の実施の形態の電子部品の外観検査方法、外観検査
装置及び外観検査処理方法をコンピュータに実現させる
ためのプログラムを記録した記録媒体と同様である。
【0103】尚、前記各実施の形態では、CCDカメラ
103,204bの撮影画像の画素毎に二値化処理した
が、処理を高速化するために複数の画素をまとめて二値
化処理しても構わない。
【0104】
【発明の効果】以上のような手法及び手段を採用したこ
とにより、本発明の電子部品の外観検査方法、外観検査
装置及び外観検査処理をコンピュータに実現させるため
のプログラムを記録した記録媒体は、次のような効果を
発揮する。
【0105】第1点として、最初にボイド候補領域を見
つけてから、次に各ボイド候補領域を周囲に拡張してそ
れぞれボイド候補拡張領域を求め、次いで各ボイド候補
拡張領域における濃淡レベルの度数の分布の特徴値から
ボイド領域とむら領域とを判別するので、むらをボイド
と誤判定することが大幅に低減され、検査精度を大幅に
向上できる利点がある。
【0106】第2点として、ボイド候補領域のみを抽出
し、これらボイド候補領域の特徴値を算出するだけで良
いので、検査処理を大幅に高速化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子部品の外観検
査装置のブロック構成図である。
【図2】図1の電子部品の外観検査装置における各領域
の概念図である。
【図3】図1の電子部品の外観検査装置における検査処
理フローチャートである。
【図4】図1の電子部品の外観検査装置における濃淡レ
ベルL及び二値化レベルLs−座標C特性線図である。
【図5】図1の電子部品の外観検査装置におけるラベル
付け領域Rl1〜Rl3の概念図である。
【図6】(a)は図1の電子部品の外観検査装置におけ
るボイド候補領域Rc2の概念図、(b)は図1の電子
部品の外観検査装置におけるボイド候補領域Rc3の概
念図である。
【図7】(a)は図1の電子部品の外観検査装置におけ
るボイド候補拡張領域Re2の概念図、(b)は図1の
電子部品の外観検査装置におけるボイド候補拡張領域R
e3の概念図である。
【図8】(a)は図1の電子部品の外観検査装置におけ
るボイド候補拡張領域Re2における濃淡レベルLのヒ
ストグラム、(b)は図1の電子部品の外観検査装置に
おけるボイド候補拡張領域Re3における濃淡レベルL
のヒストグラムである。
【図9】図1の電子部品の外観検査装置におけるボイド
Bの判定概念図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の電子部品の外観
検査装置のブロック構成図である。
【図11】第1従来例の欠陥検査装置のブロック構成図
である。
【図12】図11の欠陥検査装置における各領域の概念
図である。
【図13】図11の欠陥検査装置における濃淡レベルL
及び二値化レベルLs−座標C特性線図である。
【図14】第2従来例の欠陥検査装置における濃淡レベ
ルL及び二値化レベルLs−座標C特性線図である。
【符号の簡単な説明】
2 電子部品 2a パッケージ 2b 端子 10 検査対象 20 レーザー光源 28 受光器 32 加算手段 34 A/D変換手段 36 濃度変換手段 38 微分フィルタ 40 欠陥アドレス検出手段 42 2値化処理手段 48 欠陥領域抽出手段 101 照射光源 102 電子部品 102a パッケージ 102b 端子 103 CCDカメラ 104 A/D変換手段 105 濃淡画像データ記憶手段 106 二値化手段 107 ラベル付け手段 108 ボイド候補領域抽出手段 109 ボイド候補領域拡張手段 110 ヒストグラム算出手段 111 特徴値算出手段 112 判定手段 201 入力部 202 CPU 203 メモリ 204a 照射光源 204b CCDカメラ 204c A/Dコンバータ 205 表示処理部 206 表示部 207 外部記憶装置 208 インターフェース部 209 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 AA49 AA58 AA61 BB13 CC25 DD04 FF04 FF26 GG17 JJ03 JJ26 QQ04 QQ24 QQ33 QQ37 QQ42 QQ43 UU05 2G051 AA61 AB02 AB20 CA03 EA08 EA11 EA12 EA14 EA23 EB01 EB10 EC01 EC02 EC05 ED01 ED05 ED08 ED15 ED22 FA01 5B057 AA03 DA03 DB02 DC23

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物の表面を撮影して座標毎の濃
    淡レベルを求め、 前記濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連
    続した領域のうち面積が予め設定された値より大きい領
    域をボイド候補領域として求め、 前記ボイド候補領域を周囲に広げてボイド候補拡張領域
    を求め、 前記ボイド候補拡張領域毎の前記濃淡レベルの度数の分
    布の特徴値を求め、 前記特徴値が一定範囲外の場合に当該ボイド候補領域内
    に欠陥が存在すると判定することを特徴とする電子部品
    の外観検査方法。
  2. 【請求項2】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領域
    毎の前記濃淡レベルの度数の分布におけるピークの数で
    あることを特徴とする請求項1記載の電子部品の外観検
    査方法。
  3. 【請求項3】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領域
    毎の前記濃淡レベルの度数の分布における分散値である
    ことを特徴とする請求項1記載の電子部品の外観検査方
    法。
  4. 【請求項4】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領域
    毎の前記濃淡レベルの度数の分布における標準偏差であ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子部品の外観検査
    方法。
  5. 【請求項5】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領域
    毎の前記濃淡レベルの度数の微分値の最大値であること
    を特徴とする請求項1記載の電子部品の外観検査方法。
  6. 【請求項6】 前記撮影した画像の領域内に、前記ボイ
    ド候補領域から除外される領域が設定されることを特徴
    とする請求項1〜5の何れかに記載の電子部品の外観検
    査方法。
  7. 【請求項7】 前記濃淡レベルが予め設定された値より
    小さい座標の連続した領域のうち面積が予め設定された
    値より大きい領域をボイド候補領域として求めるのに代
    えて、 前記濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連
    続した領域のうち外周上の最も離れた二点間の距離が予
    め設定された値より大きい領域をボイド候補領域として
    求めることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の
    電子部品の外観検査方法。
  8. 【請求項8】 前記ボイド候補領域を周囲に広げてボイ
    ド候補拡張領域を求めるのに代えて、 前記ボイド候補領域に外接する矩形状の領域を周囲に広
    げてボイド候補拡張領域を求めることを特徴とする請求
    項1〜6の何れかに記載の電子部品の外観検査方法。
  9. 【請求項9】 検査対象物の表面を撮影して座標毎に濃
    淡レベルを求める撮像手段と、 前記濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連
    続した領域のうち面積が予め設定された値より大きい領
    域をボイド候補領域として求めるボイド候補領域抽出手
    段と、 前記ボイド候補領域を周囲に広げてボイド候補拡張領域
    を求めるボイド候補領域拡張手段と、 前記ボイド候補拡張領域毎の前記濃淡レベルの度数の分
    布の特徴値を求める特徴値算出手段と、 前記特徴値が一定範囲外の場合に当該ボイド候補領域内
    に欠陥が存在すると判定する判定手段とを具備すること
    を特徴とする電子部品の外観検査装置。
  10. 【請求項10】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の分布におけるピークの数
    であることを特徴とする請求項9記載の電子部品の外観
    検査装置。
  11. 【請求項11】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の分布における分散値であ
    ることを特徴とする請求項9記載の電子部品の外観検査
    装置。
  12. 【請求項12】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の分布における標準偏差で
    あることを特徴とする請求項9記載の電子部品の外観検
    査装置。
  13. 【請求項13】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の微分値の最大値であるこ
    とを特徴とする請求項9記載の電子部品の外観検査装
    置。
  14. 【請求項14】 前記撮影した画像の領域内に、前記ボ
    イド候補領域から除外される領域が設定されることを特
    徴とする請求項9〜13の何れかに記載の電子部品の外
    観検査装置。
  15. 【請求項15】 前記ボイド候補領域抽出手段は、前記
    濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連続し
    た領域のうち面積が予め設定された値より大きい領域を
    ボイド候補領域として求めるのに代えて、 前記濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連
    続した領域のうち外周上の最も離れた二点間の距離が予
    め設定された値より大きい領域をボイド候補領域として
    求めることを特徴とする請求項9〜14の何れかに記載
    の電子部品の外観検査装置。
  16. 【請求項16】 前記ボイド候補領域抽出手段は、前記
    ボイド候補領域を周囲に広げてボイド候補拡張領域を求
    めるのに代えて、 前記ボイド候補領域に外接する矩形状の領域を周囲に広
    げてボイド候補拡張領域を求めることを特徴とする請求
    項9〜14の何れかに記載の電子部品の外観検査装置。
  17. 【請求項17】 検査対象物の表面を撮影して、座標毎
    の濃淡レベルを求め、 前記濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連
    続した領域のうち面積が予め設定された値より大きい領
    域をボイド候補領域として求め、 前記ボイド候補領域を周囲に広げてボイド候補拡張領域
    を求め、 前記ボイド候補拡張領域毎の前記濃淡レベルの度数の分
    布の特徴値を求め、前記特徴値が一定値以上の場合に当
    該ボイド候補領域内に欠陥が存在すると判定することを
    特徴とする電子部品の外観検査処理をコンピュータに実
    現させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の分布におけるピークの数
    であることを特徴とする請求項17記載の電子部品の外
    観検査処理をコンピュータに実現させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の分布における分散値であ
    ることを特徴とする請求項17記載の電子部品の外観検
    査処理をコンピュータに実現させるためのプログラムを
    記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の分布における標準偏差で
    あることを特徴とする請求項17記載の電子部品の外観
    検査処理をコンピュータに実現させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記特徴値は、前記ボイド候補拡張領
    域毎の前記濃淡レベルの度数の微分値の最大値であるこ
    とを特徴とする請求項17記載の電子部品の外観検査処
    理をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録
    した記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記撮影した画像の領域内に、前記ボ
    イド候補領域から除外される領域が設定されることを特
    徴とする請求項17〜21の何れかに記載の電子部品の
    外観検査処理をコンピュータに実現させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記濃淡レベルが予め設定された値よ
    り小さい座標の連続した領域のうち面積が予め設定され
    た値より大きい領域をボイド候補領域として求めるのに
    代えて、 前記濃淡レベルが予め設定された値より小さい座標の連
    続した領域のうち外周上の最も離れた二点間の距離が予
    め設定された値より大きい領域をボイド候補領域として
    求めることを特徴とする請求項17〜22の何れかに記
    載の電子部品の外観検査処理をコンピュータに実現させ
    るためのプログラムを記録した記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記ボイド候補領域を周囲に広げてボ
    イド候補拡張領域を求めるのに代えて、 前記ボイド候補領域に外接する矩形状の領域を周囲に広
    げてボイド候補拡張領域を求めることを特徴とする請求
    項17〜22の何れかに記載の電子部品の外観検査処理
    をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
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