JP2000256028A - 光ファイバ用ガラス母材 - Google Patents

光ファイバ用ガラス母材

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JP2000256028A JP11064994A JP6499499A JP2000256028A JP 2000256028 A JP2000256028 A JP 2000256028A JP 11064994 A JP11064994 A JP 11064994A JP 6499499 A JP6499499 A JP 6499499A JP 2000256028 A JP2000256028 A JP 2000256028A
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和市 山村
Tadakatsu Shimada
忠克 島田
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いが容易で、線引きの初期段階での”引
き落とし”に要する時間を短くすることができ、母材の
ロスが少なく、かつ加工処理に要する時間の少ない母材
を提供する。 【解決手段】 母材の形状について鋭意検討した結果、
上記課題を解決したものであり、本発明の母材は、母材
の一端が火炎溶断されてなる溶断部を有し、他端が機械
切断されてなる形状を有することを特徴とし、溶断部が
形成された側とは反対側の他端に、線引き装置に固定す
るためのハンドルを付設した形状とするのが望ましい。
さらに、溶断部を、テーパー部とこのテーパー部の先
端に細径部を形成した形状とし、溶断部には0.5mm
以上の気泡を含まないものとし、かつ細径部が溶断部の
0.1〜15重量%を占めるものとするのが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ用ガラ
ス母材、特には、光ファイバの線引きに適した形状を有
する光ファイバ用ガラス母材に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ用ガラス母材(以下、単に母
材という)を製造し、ユーザーに出荷するに際し、出荷
形態としては、例えば、図4(a)に示すように、ダイ
ヤモンド・ブレード・ソーなどを用いて、両端を長さ方
向に対して垂直に切断して円柱形状8とされ梱包・出荷
される。
【0003】母材から光ファイバを線引きする場合、図
5に示すように、母材の一端に付設したハンドル6で母
材1を線引き装置に固定し、母材1の他端が線引き装置
の加熱炉内に位置するように垂下して固定される。線引
きの初期段階では、この母材1の一端をヒーター11で
加熱して溶融状態とし、母材の先端の一部を重力により
自然落下させる、いわゆる“引き落とし”により光ファ
イバ12の線引きが開始される。しかしながら、母材1
の線引きされる先端部が、図4(a)に示した機械切断
された平坦な状態だと、母材が加熱され、熱が径方向に
十分に伝達されるのに時間を要し、先端の引き落としに
極めて時間がかかるという問題があった。加えて、引き
落としが先端部の重力による自然落下であるため、引き
落とされた先端部がかなりの重量に達し、母材のロスが
大きいという問題があった。
【0004】また、母材がマルチモード光ファイバ用の
ものである場合、コア部のGe濃度が高く、またコア径
が大きいため、延伸後のファイアポリッシュ(火炎研
磨)などの仕上げ加工後に、コア−クラッド間の熱膨張
係数の差に起因する熱収縮差により、母材に生じる残留
歪みが大きく、機械切断をしようとすると、母材にクラ
ックが発生するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、特開平10-81535号公報では、機械切断された母材
をさらに機械加工して両端部に紡錘状端部9を形成する
ことを提案している(図4(b)参照)。また、特公昭
59-24741号公報では、円柱状の母材の両端を加熱延伸し
て両端部に針状端部10を形成することを提案している
(図4(c)参照)。しかしながら、図4(b)に示す
ものは、母材の両端を切断して円柱形状とした後、さら
に機械加工して紡錘形状としなければならず、加工工程
が多く生産性が低いという欠点を有しており、一方、図
4(c)に示すものは、先端が針状をなしているため破
損しやすく、その取扱い、輸送、梱包には細心の注意を
要するという欠点があった。
【0006】上記事情に鑑み、本発明は、取扱いが容易
で、線引きの初期段階での”引き落とし”に要する時間
を短くすることができ、母材のロスが少なく、かつ加工
処理に要する時間の少ない母材を提供することを課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、母材の形
状について鋭意検討した結果、上記課題を解決したもの
であり、本発明の母材は、母材の一端が火炎溶断されて
なる溶断部を有し、他端が機械切断されてなる形状を有
することを特徴とし、溶断部が形成された側とは反対側
の他端に、線引き装置に固定するためのハンドルを付設
した形状とするのが望ましい。さらに、溶断部を、テー
パー部とこのテーパー部の先端に細径部を形成した形状
とし、溶断部には0.5mm以上の気泡を含まないもの
とし、かつ細径部が溶断部の0.1〜15重量%を占め
るものとするのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の母材が採りうる形状につ
いて、以下の実施例にて数例を挙げて詳細に説明する
が、本発明の母材はこれらに限定されるものではない。
【0009】
【実施例】本発明の具体的な例としては、図1に示すよ
うなものが挙げられ、母材1は、その一端に火炎によっ
て形成された溶断部2と他端に機械切断された平坦な切
断面3を有している。同図(a)に示された母材は、火
炎で急速に溶断したものであり、(b)は、徐々に細径
化しつつ溶断して、溶断部2にテーパー部4を形成した
ものである。(c)は、テーパー部4の先端に細径部5
を設けたものである。(b)のようにテーパー部4を有
する母材は、光ファイバ線引き開始時の引き落としの
際、端部が細径化されているため伝熱に要する時間すな
わち初期加熱に要する時間が短くてすむとともに、母材
の引き落とし量も少なくてすむ。(c)のように端部に
テーパー部4と細径部5が形成された母材は、従来形状
の母材に比べ、線引き初期段階での引き落としに要する
時間を、従来の3分の1以下にすることが可能となり、
さらに、引き落としによる母材のロスも細径部5のみで
極めて少量に抑えることができた。
【0010】細径部5は、溶断部2の0.1〜15重量
%を占めるような形状とするのが好ましく、細径部5の
重量が0.1重量%未満では、細径部を設けた効果が得
られず、15重量%を超えると線引き初期段階での引き
落としに時間を要するようになり、かつ母材のロスが増
す。また、細径部5の径は、母材の直胴部の径の1/2
〜1/10とするのが好ましく、この範囲内であれば、
線引き初期段階での引き落としに要する時間が短くて済
み、また、細径部5の長さをこの径の1〜5倍程度とす
れば、母材のロスを極めて少量に抑えることができる。
【0011】図1(a)〜(c)に示した母材1の機械
切断された平坦な切断面3に、石英ガラス製のハンドル
部材を融着してあるいは機械加工して取り付け、図2に
示す様に、ハンドル6付き母材とするのが望ましい。ハ
ンドルを取り付ける面は、火炎で溶断された曲面よりも
機械切断された平坦面が好都合である。ハンドル6付き
母材は、ユーザー(光ファイバメーカー)にとって好ま
しい形態であり、線引きに際し、線引き装置の母材供給
部に速やかに取り付けることができる。また、切断面3
に取り付けるハンドル6の直径が母材1の直径より小さ
いときは、切断端の肩部を面取りして、もしくは溶断部
のテーパー部の一部を残して、切断端の肩部に面取り面
を設けることもできる。
【0012】母材を所望の外径、長さに加工した後、図
3(a)に示すように、両端にハンドル6が取り付けら
れた母材1の切断したい部分に火炎を集中して溶融し、
両サイドから徐々に引っ張りながら溶断することによ
り、溶断部にテーパーを形成することができる。このと
き、溶断部に0.5mm以上の気泡が生じないように注
意して火炎加熱する必要がある。溶断部に0.5mm以
上の気泡が存在すると、クラックが生じやすくなった
り、光ファイバに筋を生じ不良品となったりするため、
煩雑な除去加工が必要となる。火炎の大きさや、母材を
引っ張る条件を調節することにより、図1(b)のよう
にテーパー部分を長くしたり、図1(c)のようにテー
パー部分の先端を細くして細径部5を設けることもでき
る。溶断部分の形状、機械切断面の形状、ハンドルのサ
イズ等は、母材の種類やユーザーの要望などにより、様
々な態様が可能である。
【0013】なお、シングルモード母材は、コア部のG
e濃度がそれほど高くなく、コア径も小さいため、延
伸、火炎研磨加工後に生じるコア・クラッド間の熱収縮
差による歪みは、マルチモード母材ほどではなく、クラ
ックを生じることなく、機械切断を行うことが可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】上記したように、本発明による形態の母
材をユーザーに出荷すれば、線引きの初期段階での”引
き落とし”に要する時間を短くすることができ、かつ母
材のロスが少なくて済む。さらに、線引き前の母材の加
工処理の時間を節約できるので、光ファイバを効率よく
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の母材の形状例を示す平面図である。
【図2】 本発明のハンドル付き母材例を示す平面図で
ある。
【図3】 母材の溶断部を形成する方法を簡単に説明す
る概略説明図である。
【図4】 従来の母材の形状例を示す平面図である。
【図5】 光ファイバの線引き装置を示す概略縦断面図
である。
【符号の説明】
1・・・・・母材 2・・・・・溶断部 3・・・・・切断面 4・・・・・テーパー部 5・・・・・細径部 6・・・・・ハンドル 8・・・・・円柱形状 9・・・・・紡錘状端部 10・・・・・針状端部 11・・・・・ヒーター 12・・・・・光ファイバ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月5日(2000.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光ファイバ用ガラス母材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ用ガラ
ス母材、特には、光ファイバの線引きに適した形状を有
する光ファイバ用ガラス母材に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ用ガラス母材(以下、単に母
材という)を製造し、ユーザーに出荷するに際し、出荷
形態としては、例えば、図4(a)に示すように、ダイ
ヤモンド・ブレード・ソーなどを用いて、両端を長さ方
向に対して垂直に切断して円柱形状8とされ梱包・出荷
される。
【0003】母材から光ファイバを線引きする場合、図
5に示すように、母材の一端に付設したハンドル6で母
材1を線引き装置に固定し、母材1の他端が線引き装置
の加熱炉内に位置するように垂下して固定される。線引
きの初期段階では、この母材1の一端をヒーター11で
加熱して溶融状態とし、母材の先端の一部を重力により
自然落下させる、いわゆる“引き落とし”により光ファ
イバ12の線引きが開始される。しかしながら、母材1
の線引きされる先端部が、図4(a)に示した機械切断
された平坦な状態だと、母材が加熱され、熱が径方向に
十分に伝達されるのに時間を要し、先端の引き落としに
極めて時間がかかるという問題があった。加えて、引き
落としが先端部の重力による自然落下であるため、引き
落とされた先端部がかなりの重量に達し、母材のロスが
大きいという問題があった。
【0004】また、母材がマルチモード光ファイバ用の
ものである場合、コア部のGe濃度が高く、またコア径
が大きいため、延伸後のファイアポリッシュ(火炎研
磨)などの仕上げ加工後に、コア−クラッド間の熱膨張
係数の差に起因する熱収縮差により、母材に生じる残留
歪みが大きく、機械切断をしようとすると、母材にクラ
ックが発生するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、特開平10-81535号公報では、機械切断された母材
をさらに機械加工して両端部に紡錘状端部9を形成する
ことを提案している(図4(b)参照)。また、特公昭
59-24741号公報では、円柱状の母材の両端を加熱延伸し
て両端部に針状端部10を形成することを提案している
(図4(c)参照)。しかしながら、図4(b)に示す
ものは、母材の両端を切断して円柱形状とした後、さら
に機械加工して紡錘形状としなければならず、加工工程
が多く生産性が低いという欠点を有しており、一方、図
4(c)に示すものは、先端が針状をなしているため破
損しやすく、その取扱い、輸送、梱包には細心の注意を
要するという欠点があった。
【0006】上記事情に鑑み、本発明は、取扱いが容易
で、線引きの初期段階での“引き落とし”に要する時間
を短くすることができ、母材のロスが少なく、かつ加工
処理に要する時間の少ない母材を提供することを課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、母材の形
状について鋭意検討した結果、上記課題を解決したもの
であり、本発明の母材は、母材の一端が火炎溶断されて
なる溶断部を有し、他端が機械切断されてなる形状を有
し、該溶断部がテーパー部と該テーパー部の先端に形成
された細径部からなり、該細径部が溶断部重量の0.1
〜15重量%を占めることを特徴としています。また、
機械切断された他端には、線引き装置に固定するための
ハンドルを付設した形状とするのが望ましい。さらに、
溶断部には0.5mm以上の気泡を含まないものとする
のが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の母材が採りうる形状につ
いて、以下の実施例にて数例を挙げて詳細に説明する
が、本発明の母材はこれらに限定されるものではない。
【0009】
【実施例】本発明の具体的な例としては、図1に示すよ
うなものが挙げられ、母材1は、その一端に火炎によっ
て形成された溶断部2と他端に機械切断された平坦な切
断面3を有している。図1に示された母材は、テーパー
部4の先端に細径部5を設けたものであり、端部にテー
パー部4と細径部5が形成された母材は、従来形状の母
材に比べ、線引き初期段階での引き落としに要する時間
を、従来の3分の1以下にすることが可能となり、さら
に、引き落としによる母材のロスも細径部5のみで極め
て少量に抑えることができ
【0010】細径部5は、溶断部2の0.1〜15重量
%を占めるような形状とするのが好ましく、細径部5の
重量が0.1重量%未満では、細径部を設けた効果が得
られず、15重量%を超えると線引き初期段階での引き
落としに時間を要するようになり、かつ母材のロスが増
す。また、細径部5の径は、母材の直胴部の径の1/2
〜1/10とするのが好ましく、この範囲内であれば、
線引き初期段階での引き落としに要する時間が短くて済
み、また、細径部5の長さをこの径の1〜5倍程度とす
れば、母材のロスを極めて少量に抑えることができる。
【0011】図1に示した母材1の機械切断された平坦
な切断面3に、石英ガラス製のハンドル部材を融着して
あるいは機械加工して取り付け、図2(a),(b)
示す様に、ハンドル6付き母材とするのが望ましい。ハ
ンドルを取り付ける面は、火炎で溶断された曲面よりも
機械切断された平坦面が好都合である。ハンドル6付き
母材は、ユーザー(光ファイバメーカー)にとって好ま
しい形態であり、線引きに際し、線引き装置の母材供給
部に速やかに取り付けることができる。また、切断面3
に取り付けるハンドル6の直径が母材1の直径より小さ
いときは、切断端の肩部を面取りして、もしくは溶断部
のテーパー部の一部を残して、切断端の肩部に面取り面
を設けることもできる。
【0012】母材を所望の外径、長さに加工した後、図
3(a)に示すように、両端にハンドル6が取り付けら
れた母材1の切断したい部分に火炎を集中して溶融し、
両サイドから徐々に引っ張りながら溶断することによ
り、溶断部にテーパーを形成することができる。このと
き、溶断部に0.5mm以上の気泡が生じないように注
意して火炎加熱する必要がある。溶断部に0.5mm以
上の気泡が存在すると、クラックが生じやすくなった
り、光ファイバに筋を生じ不良品となったりするため、
煩雑な除去加工が必要となる。火炎の大きさや、母材を
引っ張る条件を調節することにより、図1のようにテー
パー部分の先端を細くして細径部5を設けることでき
る。溶断部分の形状、機械切断面の形状、ハンドルのサ
イズ等は、母材の種類やユーザーの要望などにより、様
々な態様が可能である。
【0013】なお、シングルモード母材は、コア部のG
e濃度がそれほど高くなく、コア径も小さいため、延
伸、火炎研磨加工後に生じるコア・クラッド間の熱収縮
差による歪みは、マルチモード母材ほどではなく、クラ
ックを生じることなく、機械切断を行うことが可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】上記したように、本発明による形態の母
材をユーザーに出荷すれば、線引きの初期段階での“引
き落とし”に要する時間を短くすることができ、かつ母
材のロスが少なくて済む。さらに、線引き前の母材の加
工処理の時間を節約できるので、光ファイバを効率よく
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の母材の形状例を示す平面図である。
【図2】 (a),(b)は、本発明のハンドル付き母
材例を示す平面図である。
【図3】 (a)〜(c)は、母材の溶断部を形成する
方法を簡単に説明する概略説明図である。
【図4】 (a)〜(c)は、従来の母材の形状例を示
す平面図である。
【図5】 光ファイバの線引き装置を示す概略縦断面図
である。
【符号の説明】 1・・・・・母材 2・・・・・溶断部 3・・・・・切断面 4・・・・・テーパー部 5・・・・・細径部 6・・・・・ハンドル 8・・・・・円柱形状 9・・・・・紡錘状端部 10・・・・・針状端部 11・・・・・ヒーター 12・・・・・光ファイバ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 忠克 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 (72)発明者 平沢 秀夫 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 Fターム(参考) 4G021 BA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ用ガラス母材の一端が火炎溶
    断されてなる溶断部を有し、他端が機械切断されてなる
    形状を有することを特徴とする光ファイバ用ガラス母
    材。
  2. 【請求項2】 光ファイバ用ガラス母材の一端が火炎溶
    断されてなる溶断部を有し、他端には線引き装置に固定
    するためのハンドルが付設されてなる請求項1に記載の
    光ファイバ用ガラス母材。
  3. 【請求項3】 前記溶断部が、テーパー部と該テーパー
    部の先端に形成された細径部からなり、該溶断部は0.
    5mm以上の気泡を含まず、かつ細径部が溶断部の0.
    1〜15重量%を占める請求項1または2に記載の光フ
    ァイバ用ガラス母材。
JP6499499A 1998-11-05 1999-03-11 光ファイバ用ガラス母材 Expired - Fee Related JP3164797B2 (ja)

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DE69931825T DE69931825T8 (de) 1998-11-05 1999-11-03 Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen einer Vorform und einer optischen Faser aus der Vorform
EP03090253A EP1364919B1 (en) 1998-11-05 1999-11-03 Method for manufacturing a preform and optical fibre from the preform
EP99250390A EP0999189B1 (en) 1998-11-05 1999-11-03 Process and apparatus for drawing a preform and for drawing an optical fibre from the drawn preform
DE1999638158 DE69938158T8 (de) 1998-11-05 1999-11-03 Verfahren zum Herstellen einer Vorform und einer optischen Faser aus der Vorform
KR1019990048941A KR100551100B1 (ko) 1998-11-05 1999-11-05 광파이버 제조 방법, 프리폼 제조 방법 및 프리폼 제조 장치
US09/434,280 US6386001B1 (en) 1998-11-05 1999-11-05 Optical fiber manufacture method including elongating a preform in a vertical direction and a horizontal direction
US10/158,801 US6848276B2 (en) 1998-11-05 2002-06-03 Optical fiber manufacture method, preform manufacture method, and preform manufacture apparatus
US10/158,804 US20020152772A1 (en) 1998-11-05 2002-06-03 Optical fiber manufacture method, preform manufacture method, and preform manufacture apparatus
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US10/158,843 US20020139149A1 (en) 1998-11-05 2002-06-03 Optical fiber manufacture method, preform manufacture method, and preform manufacture apparatus
US10/158,904 US6779362B2 (en) 1998-11-05 2002-06-03 Method of making an optical fiber preform where a second elongation is based on a mark on a glass rod
US11/046,889 US20050132753A1 (en) 1998-11-05 2005-02-01 Optical fiber manufacture method, preform manufacture method, and preform manufacture apparatus

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