JP2000254359A - 音声変換機能を備えた電子機器 - Google Patents

音声変換機能を備えた電子機器

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JP2000254359A
JP2000254359A JP11058174A JP5817499A JP2000254359A JP 2000254359 A JP2000254359 A JP 2000254359A JP 11058174 A JP11058174 A JP 11058174A JP 5817499 A JP5817499 A JP 5817499A JP 2000254359 A JP2000254359 A JP 2000254359A
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JP
Japan
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voice
mask base
electronic device
cat
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JP11058174A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Hagiwara
一晃 萩原
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば人間の発声による音声を異なる音質に変
換して出力する音声変換機能を備えた電子機器にあっ
て、単に入力音声信号をベースとした変換出力を行なう
のではなく、視覚と聴覚の両方で非常に楽しく遊ぶこ
と。 【解決手段】猫の鼻及び口周りの形状を象ったマスクベ
ース11に対し、マイク13及びスピーカ14を取り付けると
共に、該マイク13により入力した人間の音声信号をその
入力音声の特性に応じた猫の鳴き声の音声データに変換
する音声変換回路を実装させ、このマスクベース11を伸
縮自在な紐12やベルトによってユーザの顔の対応する部
分に装着し、ユーザが任意の言葉を喋ると、その発声音
声の特性に応じた猫の鳴き声が生成されてスピーカ14か
ら出力されるので、ユーザの発声動作によってあたかも
猫が喋っているような印象を周囲の人に与えることがで
き、友達同士で使用すれば、お互いが猫になった感覚で
非常に楽しく遊べる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば人間の発声
による音声を異なる音質に変換して出力する音声変換機
能を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイク等により入力された音声を
様々な音質に変換して出力する装置としては、ボコーダ
(ボイスコーダ)と称するシンセサイザ装置が実用され
ている。そして、このボコーダは、特に、放送,音楽業
界における音声技術の一手段として広く利用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ボ
コーダと称されるような従来の音声変換装置では、マイ
ク等により入力された音声信号をベースとして、単に音
の強弱や音程,音質の変更を行なうものであるため、自
他の音声を様々な音に変換出力して楽しむことはできる
ものの、それ以外の楽しい遊び方はあまり存在しない現
状にある。
【0004】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、単に入力音声信号をベースとした変換出力を
行なうのではなく、視覚と聴覚の両方で非常に楽しく遊
ぶことが可能になる音声変換機能を備えた電子機器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
音声変換機能を備えた電子機器は、人の口の部分に装着
されるマスクベースと、このマスクベースに設けられ、
該マスクベースを装着した人の発声音声を入力するマイ
クと、前記マスクベースに実装され、前記マイクにより
入力された人の音声をその音声特性に応じて異なる音響
信号に変換する音声変換手段と、前記マスクベースに設
けられ、前記音声変換手段により変換された音響信号を
出力するスピーカとを備えたことを特徴とする。
【0006】このような、本発明に係る音声変換機能を
備えた電子機器では、例えば猫の顔を象ったマスクベー
スを装着した人の発声音声が該マスクベースに設けられ
たマイクに入力されると、この入力音声は、マスクベー
スに実装された音声変換手段によりその音声特性に応じ
て異なる猫の鳴き声の疑似信号である音響信号に変換さ
れ、マスクベースに設けられたスピーカから出力される
ので、ユーザの発声動作に伴ないあたかも猫が喋ってい
るような印象を周囲の人に与えることができることにな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0008】(第1実施形態)図1は本発明の音声変換
機能を備えた電子機器の第1実施形態に係るアニマルマ
スクの外観構成を示す図である。
【0009】図2は前記アニマルマスクにおけるマイク
及びスピーカの実装構成を示す図である。
【0010】このアニマルマスクの外観は、犬や猫等の
動物の顔の一部分(この場合には、鼻及び口周り)を象
ったマスクベース11と、このマスクベース11を人間
(ユーザ)の顔の該マスクベース11の象りに対応した
部分にに装着するための伸縮自在な紐12(ベルトでも
よい)とを組み合わせて構成される。
【0011】このアニマルマスクにおけるマスクベース
11の内側には、人間(ユーザ)の顔に対する装着面に
沿って該人間(ユーザ)の音声を入力するためのマイク
13が取り付けられ、また、前記マイク13により入力
された人間(ユーザ)の音声をマスクベース11で象っ
た動物の鳴き声の疑似信号である音響信号に変換して出
力するためのスピーカ14が外側へ向けて取り付けられ
る。
【0012】なお、本実施形態におけるアニマルマスク
は、猫の鼻及び口周りを象った外観のマスクベース11
としている。
【0013】また、前記マスクベース11の鼻を象って
いる膨らみの内部には、前記マイク13から入力された
人間(ユーザ)の音声を動物の鳴き声の疑似信号である
音響信号に変換する処理を行なうための電子回路(図3
参照)が組み込まれる。
【0014】図3は前記第1実施形態のアニマルマスク
に組み込まれる電子回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0015】このアニマルマスクの電子回路は、CPU
(制御部)21を備え、このCPU21には、マイク1
3により入力された音声信号が供給されるA/D変換フ
ィルタ22、音声合成部23、ROM24、RAM25
が接続され、音声合成部13における音声合成出力に
は、D/A変換部26を介してスピーカ14が接続され
る。
【0016】前記A/D変換フィルタ22は、人間(ユ
ーザ)の発生に伴ないマイク13から入力されて供給さ
れる音声信号を、ハイパスフィルタ,バンドパスフィル
タ,ローパスフィルタの各帯域フィルを通して高音,中
音,低音の各音声信号に分離すると共に、該各音声信号
をデジタルデータに変換するもので、これにより得られ
たユーザの発声音声に対応する高音,中音,低音の各音
声データは、CPU21に転送される。
【0017】図4は前記第1実施形態のアニマルマスク
の電子回路のROM24に予め記憶される音声変換テー
ブル24aを示す図である。
【0018】この音声変換テーブル24aには、前記A
/D変換フィルタ22よりCPU21に得られた高音,
中音,低音それぞれの音声データに対応して、それぞれ
異なる鳴き方の猫の鳴き声の音声データが記憶される。
【0019】この音声変換テーブル24aから前記高
音,中音,低音それぞれの音声データに対応して読み出
された各鳴き声の音声データは、RAM25内のワーク
メモリに展開され、音声合成部23に読み出されて1つ
の猫の鳴き声の疑似信号である音響信号として音声合成
される。
【0020】この音声合成部23により合成出力される
猫の鳴き声の疑似音声データ(音響信号)は、D/A変
換部26を通してアナログの音声信号に変換され、スピ
ーカ14に供給されて出力される。
【0021】次に、前記構成による第1実施形態のアニ
マルマスクの動作について説明する。
【0022】図5は前記アニマルマスクの電子回路にお
ける音声変換動作を示す図である。
【0023】アニマルマスクを、図1で示したように、
ユーザの顔に装着し、該ユーザが任意の言葉を喋る等し
て発声すると、このユーザの発声による音声は、マスク
ベース11の内側に取り付けられたマイク13に入力さ
れ、音声信号に変換されて電子回路内のA/D変換フィ
ルタ22に供給される。
【0024】そして、前記A/D変換フィルタ22に供
給されたユーザからの入力音声信号は、高音,中音,低
音の各周波数成分毎のデジタル音声データに変換され、
CPU21に転送される。
【0025】すると、このCPU21に転送された高
音,中音,低音の各周波数成分毎のデジタル音声データ
に従って、ROM24内の音声変換テーブル24aか
ら、当該高音の音声データに対応する猫の高い鳴き声の
音声データ、当該中音の音声データに対応する猫の中位
の鳴き声の音声データ、当該低音の音声データに対応す
る猫の低い鳴き声の音声データがそれぞれ読み出され、
音声合成部24において、特定の関数fに応じて音声合
成される。
【0026】これにより、ユーザの発声音声の特性に対
応した猫の鳴き声の疑似音声データ(音響信号)が生成
され、D/A変換部26を通して、マスクベース11内
に外側へ向けて取り付けたスピーカ14から猫の鳴き声
として発音出力される。
【0027】したがって、前記構成の第1実施形態のア
ニマルマスクによれば、猫の鼻及び口周りの形状を象っ
たマスクベース11に対し、マイク13及びスピーカ1
4を取り付けると共に、該マイク13により入力した人
間の音声信号をその入力音声の特性に応じた猫の鳴き声
の疑似音声データ(音響信号)に変換する音声変換回路
を実装させ、このマスクベース11を伸縮自在な紐12
やベルトによってユーザの顔の対応する部分に装着し、
ユーザが任意の言葉を喋ると、その発声音声の特性に応
じた猫の鳴き声が生成されてスピーカ14から出力され
るので、ユーザの発声動作によってあたかも猫が喋って
いるような印象を周囲の人に与えることができ、友達同
士で使用すれば、お互いが猫になった感覚で非常に楽し
く遊ぶことができる。
【0028】(第2実施形態)図6は本発明の音声変換
機能を備えた電子機器の第2実施形態に係るアニマルマ
スクの外観構成を示す図である。
【0029】この第2実施形態のアニマルマスクには、
前記第1実施形態のアニマルマスクのマスクベース11
に対して、さらに、該マスクベース11の鼻の膨らみの
部分に、内蔵の電子回路に接続される赤外線送受信部3
1を設けて構成する。
【0030】このアニマルマスクの赤外線送受部31
は、外部電子機器32に設けられた赤外線送受信部33
との間で赤外発光信号によるデータ通信を行なうもので
ある。
【0031】前記アニマルマスクの赤外線送受信部31
とデータ通信を行なう外部電子機器32は、小型ゲーム
機や電子手帳等にあって、表示画面34に動物の画像を
表示させて餌やりや遊び等の各種の世話を行ない、該表
示動物を育成しその画像を成長表示させる電子ペットP
の育成機能を備えたもので、この外部電子機器32にお
いて所定のデータ送信操作を行なうと、現時点での電子
ペットPの成長度(子・中・成)を示すデータが赤外発
光信号として前記赤外線送受信部33から送信される。
【0032】なお、本実施形態における電子ペットPの
対象動物は「猫」とする。
【0033】図7は前記第2実施形態のアニマルマスク
に組み込まれる電子回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0034】この第2実施形態のアニマルマスクの電子
回路は、前記第1実施形態のアニマルマスクの電子回路
において、さらに、そのCPU(制御部)21に対し、
前記マスクベース11の鼻の部分に設けた赤外線送受信
部31を接続して構成する。
【0035】前記外部電子機器32からの送信動作によ
り、この赤外線送受信部31に受信されて取り込まれた
電子ペットPの成長度データは、RAM25内に書き込
まれ、次の新たな成長度データが受信されるまで更新さ
れずに保存される。
【0036】図8は前記第2実施形態のアニマルマスク
の電子回路のROM24に予め記憶される音声変換テー
ブル24bを示す図である。
【0037】この音声変換テーブル24bには、A/D
変換フィルタ22よりCPU21に得られた高音,中
音,低音それぞれの音声データに対応して、それぞれ異
なる鳴き方の猫の鳴き声の音声データが、子猫用,中猫
用,成猫用の3つに区分されて記憶される。
【0038】この音声変換テーブル24bから前記高
音,中音,低音それぞれの音声データに対応する各鳴き
声の音声データを読み出す場合には、前記赤外線送受信
部31により受信されて前記RAM25内に記憶保存さ
れている電子ペットPの現在成長度データに応じて、子
猫用,中猫用,成猫用のうちの該成長度データに対応す
る鳴き声の音声データが読み出される。
【0039】次に、前記構成による第2実施形態のアニ
マルマスクの動作について説明する。
【0040】まず、図6で示したように、アニマルマス
クのマスクベース11と、外部電子機器32とを対面さ
せた状態で、外部電子機器32において所定のデータ送
信操作を行なうと、現時点での電子ペットPの成長度デ
ータが赤外線送受信部33から送信されてアニマルマス
クの赤外線送受信部31に受信され、RAM25内に記
憶保存される。
【0041】そして、アニマルマスクを、前記第1実施
形態同様に(図1参照)、ユーザの顔に装着し、該ユー
ザが任意の言葉を喋る等して発声すると、このユーザの
発声による音声は、マスクベース11の内側に取り付け
られたマイク13に入力され、音声信号に変換されて電
子回路内のA/D変換フィルタ22に供給される。
【0042】そして、前記A/D変換フィルタ22に供
給されたユーザからの入力音声信号は、高音,中音,低
音の各周波数成分毎のデジタル音声データに変換され、
CPU21に転送される。
【0043】すると、このCPU21に転送された高
音,中音,低音の各周波数成分毎のデジタル音声デー
タ、及び前記外部電子機器32とのデータ通信によりR
AM25内に記憶保存されている現時点での電子ペット
Pの成長度データに従って、ROM24内の音声変換テ
ーブル24bから、当該高音の音声データに対応する現
在成長度の猫の鳴き声の音声データ、当該中音の音声デ
ータに対応する現在成長度の猫の鳴き声の音声データ、
当該低音の音声データに対応する現在成長度の猫の鳴き
声の音声データがそれぞれ読み出され、音声合成部24
において、特定の関数fに応じて音声合成される。
【0044】これにより、ユーザの発声音声の特性及び
現在成長度に対応した猫の鳴き声の音声データが生成さ
れ、D/A変換部26を通して、マスクベース11内に
外側へ向けて取り付けたスピーカ14から猫の鳴き声と
して発音出力される。
【0045】したがって、前記構成の第2実施形態のア
ニマルマスクによれば、猫の鼻及び口周りの形状を象っ
たマスクベース11に対し、マイク13,スピーカ14
及び電子ペットP(猫)の成長度データを受信する赤外
線送受信部31を取り付けると共に、マイク13により
入力した人間の音声信号をその入力音声の特性及び前記
成長度データに応じた猫の鳴き声の音声データに変換す
る音声変換回路を実装させ、このマスクベース11を伸
縮自在な紐12やベルトによってユーザの顔の対応する
部分に装着し、ユーザが任意の言葉を喋ると、その発声
音声の特性に応じた現在成長度の猫の鳴き声が生成され
てスピーカ14から出力されるので、ユーザの発声動作
によってあたかも猫が喋っているような印象を周囲の人
に与えることができ、友達同士で使用すれば、お互いが
猫になった感覚で非常に楽しく遊ぶことができる。しか
も、前記猫の音声は外部電子機器32で電子ペットとし
て育成している猫の成長度に応じて変化させることがで
きるので、ユーザ自身が、電子ペットとして育成してい
る猫になった感覚で、その成長具合に応じて変化する猫
の声を発声することができる。
【0046】(第3実施形態)図9は本発明の音声変換
機能を備えた電子機器の第3実施形態に係るアニマルマ
スクに組み込まれる電子回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0047】この第3実施形態のアニマルマスクには、
前記第1実施形態のアニマルマスクのマスクベース11
を装着するための紐12に対して、さらに、そのユーザ
の首筋付近に接触する部分に、内蔵電子回路に接続され
る心拍センサ41を取り付けて構成する。
【0048】この心拍センサ41は、本アニマルマスク
をユーザの顔に装着した状態において、該ユーザの首筋
付近に接触してユーザの現時点における心拍を検出する
もので、この心拍センサ41により検出される心拍信号
は、CPU21に供給され、一定時間毎の心拍数として
カウントされてRAM25内のワークメモリに書き込ま
れ、該一定時間毎に更新されて記憶される。
【0049】図10は前記第3実施形態のアニマルマス
クの電子回路のROM24に予め記憶される音声変換テ
ーブル24cを示す図である。
【0050】この音声変換テーブル24cには、A/D
変換フィルタ22よりCPU21に得られた高音,中
音,低音それぞれの音声データに対応して、それぞれ異
なる鳴き方の猫の鳴き声の音声データが、ユーザ心拍範
囲(≦60,60<〜<90,90≦)の3つに区分さ
れて記憶される。
【0051】この音声変換テーブル24cから前記高
音,中音,低音それぞれの音声データに対応する各鳴き
声の音声データを読み出す場合には、前記心拍センサ4
1により検出されて前記RAM25内に記憶保存されて
いるユーザの現在心拍データに応じて、各ユーザ心拍範
囲(≦60,60<〜<90,90≦)のうちの該現在
心拍データに対応する鳴き声の音声データが読み出され
る。
【0052】次に、前記構成による第3実施形態のアニ
マルマスクの動作について説明する。
【0053】まず、アニマルマスクを、前記第1実施形
態同様に(図1参照)、ユーザの顔に装着すると、該ユ
ーザの首筋乃至こめかみ付近に接触する紐12の部分に
取り付けられている心拍センサ41により、ユーザの現
時点における心拍が検出され、その心拍信号がCPU2
1に供給される。
【0054】すると、CPU21により一定時間毎の心
拍数としてカウントされてRAM25内のワークメモリ
に書き込まれ、該一定時間毎に更新されて記憶される。
【0055】ここで、ユーザが任意の言葉を喋る等して
発声すると、このユーザの発声による音声は、マスクベ
ース11の内側に取り付けられたマイク13に入力さ
れ、音声信号に変換されて電子回路内のA/D変換フィ
ルタ22に供給される。
【0056】そして、前記A/D変換フィルタ22に供
給されたユーザからの入力音声信号は、高音,中音,低
音の各周波数成分毎のデジタル音声データに変換され、
CPU21に転送される。
【0057】すると、このCPU21に転送された高
音,中音,低音の各周波数成分毎のデジタル音声デー
タ、及び前記心拍センサ41により検出されてRAM2
5内に記憶されているユーザの現時点での心拍数データ
に従って、ROM24内の音声変換テーブル24cか
ら、当該高音の音声データに対応する現在心拍数に応じ
た猫の鳴き声の音声データ、当該中音の音声データに対
応する現在心拍数に応じた猫の鳴き声の音声データ、当
該低音の音声データに対応する現在心拍数に応じた猫の
鳴き声の音声データがそれぞれ読み出され、音声合成部
24において、特定の関数fに応じて音声合成される。
【0058】これにより、ユーザの発声音声の特性及び
現在のユーザ心拍数に対応した猫の鳴き声の音声データ
が生成され、D/A変換部26を通して、マスクベース
11内に外側へ向けて取り付けたスピーカ14から猫の
鳴き声として発音出力される。
【0059】一方、前記心拍センサ41により検出され
るユーザの心拍に基づきカウントされる心拍数が、例え
ば100以上と高くなった場合には、ユーザの現在の体
調がこのアニマルマスクを使用するには適当でない状態
と判定され、前記音声変換機能が停止される。
【0060】したがって、前記構成の第3実施形態のア
ニマルマスクによれば、猫の鼻及び口周りの形状を象っ
たマスクベース11に対し、マイク13及びスピーカ1
4を取り付け、また、該マスクベース11を装着する紐
12のユーザの首筋周辺との接触部分には、心拍センサ
41を取り付けると共に、マイク13により入力した人
間の音声信号をその入力音声の特性及び前記ユーザ心拍
数に応じた猫の鳴き声の音声データに変換する音声変換
回路を実装させ、このマスクベース11を前記紐12に
よってユーザの顔の対応する部分に装着し、ユーザが任
意の言葉を喋ると、その発声音声の特性及びユーザ心拍
数に応じた猫の鳴き声が生成されてスピーカ14から出
力されるので、ユーザの発声動作によってあたかも猫が
喋っているような印象を周囲の人に与えることができ、
友達同士で使用すれば、お互いが猫になった感覚で非常
に楽しく遊ぶことができる。しかも、前記猫の音声はユ
ーザ自身の心拍状況に応じて変化させることができるの
で、ユーザ自身の体調に応じて変化する猫の声を発声す
ることができる。
【0061】なお、前記各実施形態におけるアニマルマ
スクでは、人間による発声音声を動物である猫の鳴き声
に変換して出力する構成としたが、猫以外の動物、例え
ば犬やねずみ、あるいは生物、例えばコオロギやすずむ
し等、声を出す生物であれば、マスクベースをその生物
の顔を象って形成すると共に、それぞれ対応する音声変
換テーブルをROM24内に予め記憶させることで、前
記同様の音声変換出力を行なうことができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る音声変換機
能を備えた電子機器によれば、例えば猫の顔を象ったマ
スクベースを装着した人の発声音声が該マスクベースに
設けられたマイクに入力されると、この入力音声は、マ
スクベースに実装された音声変換手段によりその音声特
性に応じて異なる猫の鳴き声の疑似信号である音響信号
に変換され、マスクベースに設けられたスピーカから出
力されるので、ユーザの発声動作に伴ないあたかも猫が
喋っているような印象を周囲の人に与えることができる
ようになる。
【0063】よって、本発明によれば、単に入力音声信
号をベースとした変換出力を行なうのではなく、視覚と
聴覚の両方で非常に楽しく遊ぶことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声変換機能を備えた電子機器の第1
実施形態に係るアニマルマスクの外観構成を示す図。
【図2】前記アニマルマスクにおけるマイク及びスピー
カの実装構成を示す図。
【図3】前記第1実施形態のアニマルマスクに組み込ま
れる電子回路の構成を示すブロック図。
【図4】前記第1実施形態のアニマルマスクの電子回路
のROMに予め記憶される音声変換テーブルを示す図。
【図5】前記アニマルマスクの電子回路における音声変
換動作を示す図。
【図6】本発明の音声変換機能を備えた電子機器の第2
実施形態に係るアニマルマスクの外観構成を示す図。
【図7】前記第2実施形態のアニマルマスクに組み込ま
れる電子回路の構成を示すブロック図。
【図8】前記第2実施形態のアニマルマスクの電子回路
のROMに予め記憶される音声変換テーブルを示す図。
【図9】本発明の音声変換機能を備えた電子機器の第3
実施形態に係るアニマルマスクに組み込まれる電子回路
の構成を示すブロック図。
【図10】前記第3実施形態のアニマルマスクの電子回
路のROMに予め記憶される音声変換テーブルを示す
図。
【符号の説明】
11 …マスクベース、 12 …マスク装着用紐、 13 …マイク、 14 …スピーカ、 21 …CPU(制御部)、 22 …A/D変換フィルタ、 23 …音声合成部、 24 …ROM、 24a〜24c…音声変換テーブル、 25 …RAM、 26 …D/A変換部、 31、33…赤外線送受信部、 32 …外部電子機器、 34 …表示画面、 P …電子ペット、 41 …心拍センサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の口の部分に装着されるマスクベース
    と、 このマスクベースに設けられ、該マスクベースを装着し
    た人の発声音声を入力するマイクと、 前記マスクベースに実装され、前記マイクにより入力さ
    れた人の音声をその音声特性に応じて異なる音響信号に
    変換する音声変換手段と、 前記マスクベースに設けられ、前記音声変換手段により
    変換された音響信号を出力するスピーカと、を備えたこ
    とを特徴とする音声変換機能を備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 さらに、 外部装置とデータ通信する通信手段を備え、 前記音声変換手段は、前記マイクにより入力された人の
    音声をその音声特性及び前記通信手段により外部装置か
    ら得られたデータに応じて異なる音響信号に変換する音
    声変換手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の
    音声変換機能を備えた電子機器。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記マスクベースを装着した人の心拍数を検出する心拍
    検出手段を備え、 前記音声変換手段は、前記マイクにより入力された人の
    音声をその音声特性及び前記心拍検出手段により検出さ
    れる心拍数に応じて異なる音響信号に変換する音声変換
    手段である、ことを特徴とする請求項1に記載の音声変
    換機能を備えた電子機器。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記心拍検出手段により検出される心拍数が予め設定さ
    れた心拍数以上となった場合には、前記音声変換手段に
    よる音声変換機能を停止させる機能停止手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の音声変換機能を備えた
    電子機器。
  5. 【請求項5】 前記マスクベースは、生物の顔の一部を
    象った形状からなり、 前記音響信号は、前記マスクベースにおいて象った生物
    の鳴き声の疑似信号である、ことを特徴とする請求項1
    又は請求項3又は請求項4の何れか1項に記載の音声変
    換機能を備えた電子機器。
  6. 【請求項6】 前記マスクベースは、生物の顔の一部を
    象った形状からなり、 前記通信手段は、前記マスクベースにおいて象った生物
    の成長度を示すデータを外部装置から受信する通信手段
    であり、 前記音響信号は、前記マスクベースにおいて象った生物
    の鳴き声の疑似信号である、ことを特徴とする請求項2
    に記載の音声変換機能を備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002031810A1 (fr) * 2000-10-11 2002-04-18 Sony Corporation Appareil de commande de robot
DE10150508B4 (de) * 2001-10-12 2004-08-12 Mars, Incorporated Verfahren und Vorrichtung zum Übermitteln von Sprachnachrichten

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