JP2000253998A - 電気給湯機 - Google Patents

電気給湯機

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JP2000253998A
JP2000253998A JP11059743A JP5974399A JP2000253998A JP 2000253998 A JP2000253998 A JP 2000253998A JP 11059743 A JP11059743 A JP 11059743A JP 5974399 A JP5974399 A JP 5974399A JP 2000253998 A JP2000253998 A JP 2000253998A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つのタンク(即ち、給水タンクと湯沸かし
タンク)を有する電気給湯機における給湯湯温の変化を
できるだけ少なくして、常時所望の温度のお湯が得られ
るようにする。 【解決手段】 電気給湯機において、給湯手段7を構成
する給湯ポンプ27の駆動中には水補給手段6を構成す
る給水ポンプ39の作動を禁止する給水禁止手段を付設
して、湯沸かしタンク2から給湯手段7を介して外部へ
給湯されている時および給湯終了後所定時間が経過する
までは、給水タンク3から水補給手段6を介して湯沸か
しタンク2へ給水されることがないようにし、湯沸かし
タンク2内の湯温の低下を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気給湯機に関
し、さらに詳しくは消費量が大きな場合であっても湯ぎ
れを起こすことのない電気給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、5リットルクラスの大容量の電気
ポットも提供されるようになってきているが、例えば職
場やコンビニエンスストア等のようにお湯の消費量の大
きな場所では湯量が不足する。
【0003】そこで、上記のような不具合を解消するも
のとして、ヒータ等により加温された状態(例えば、5
0℃に加温された状態)のお湯を貯湯する大容量の貯湯
用容器からポンプにより吐出口に注出されるお湯を、吐
出経路の途中において電磁誘導コイルにより加熱して所
定温度のお湯を出湯できるようにしたものが提案されて
いる(例えば、特開平9−75219号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
の給湯機の場合、貯湯用容器内のお湯が減った時に、新
たに必要量の水を補給すると、貯湯用容器内のお湯の温
度が大きく低下してしまい、お湯の温度を元に戻すまで
に時間がかかってしまうという問題がある、また、容器
内のお湯の温度を保つためには、ヒータによる加熱を継
続しておく必要があるところから、消費電力が大きくな
り、省エネルギー化に逆行することとなる。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、二つのタンク(即ち、給水タンクと湯沸かしタン
ク)を有する電気給湯機における給湯湯温の変化をでき
るだけ少なくして、常時所望の温度のお湯が得られるよ
うにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、所定量の水が収容
される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かしタ
ンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに随
時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの湯
を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記給湯手段を構成する給湯ポンプの駆動中には前
記水補給手段を構成する給水ポンプの作動を禁止する給
水禁止手段を付設している。
【0007】上記のように構成したことにより、湯沸か
しタンクから給湯手段を介して外部へ給湯されている時
には、給水タンクから水補給手段を介して湯沸かしタン
クへ給水されることがなくなる。従って、湯沸かしタン
ク内の湯温が低下することがなくなり、給湯温度の低下
を防止することができる。
【0008】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、所定量の水が収容される給水タンク
と、加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水
タンクの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給
手段と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給
湯手段とを備えた電気給湯機において、前記湯沸かしタ
ンク内の湯量が所定量になっていることを検知する湯量
検知手段と、前記湯沸かしタンク内の湯量が前記湯量検
知手段により検知される湯量より少なくなっている場合
に前記給水ポンプの駆動を開始し、前記湯量検知手段か
らの検知信号により前記給水ポンプの駆動を停止するポ
ンプ駆動制御手段とを付設している。
【0009】上記のように構成したことにより、湯沸か
しタンク内の湯量が所定量より減少したときに給水ポン
プの駆動が開始されて給水タンクから湯沸かしタンクへ
の水補給がなされ、湯沸かしタンク内の湯量が所定量と
なった時点で給水ポンプが駆動停止されることとなり、
湯沸かしタンク内に所定量の湯を常時保持しておくこと
ができる。
【0010】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、所定量の水が収容される給水タンク
と、加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水
タンクの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給
手段と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給
湯手段とを備えた電気給湯機において、前記湯沸かしタ
ンク内の湯量が所定量になっていることを検知する湯量
検知手段と、前記給湯ポンプの駆動時間を積算する駆動
時間積算手段と、該駆動時間積算手段により求められた
積算駆動時間が設定時間を超えた場合に前記給水ポンプ
の駆動を開始し、前記湯量検知手段からの検知信号によ
り前記給水ポンプの駆動を停止するポンプ駆動制御手段
とを付設している。
【0011】上記のように構成したことにより、給湯ポ
ンプの積算駆動時間が設定値を超えた場合(即ち、湯沸
かしタンク内から所定量の湯が給湯された場合)には、
給水ポンプが駆動開始されて給水タンクから湯沸かしタ
ンクへの水補給がなされ、湯沸かしタンク内の湯量が所
定量となった時点で給水ポンプが駆動停止されることと
なり、湯沸かしタンク内に所定量の湯を常時保持してお
くことができる。
【0012】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、所定量の水が収容される給水タンク
と、加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水
タンクの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給
手段と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給
湯手段とを備えた電気給湯機において、前記湯沸かしタ
ンク内の湯量を検出する湯量検出手段と、前記湯沸かし
タンク内の湯温を検知する湯温検知手段と、該湯温検知
手段により検知された初期湯温および前記湯量検出手段
により検出された湯量に基づいて前記湯沸かしタンク内
の湯温を所定温度にまで上昇させるに要する加熱時間を
設定する加熱時間設定手段と、該加熱時間設定手段によ
り設定された加熱時間だけ前記加熱手段による加熱を行
う加熱制御手段とを付設している。
【0013】上記のように構成したことにより、湯沸か
しタンク内の初期湯温と湯量とに基づいて湯沸かしタン
ク内の湯温を所定温度にまで上昇させるに要する加熱時
間が設定され、該加熱時間だけ加熱手段による加熱が行
われることとなり、湯沸かしタンク内の湯温を所定温度
に速やかに昇温させることができる。
【0014】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、所定量の水が収容される給水タンク
と、加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水
タンクの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給
手段と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給
湯手段とを備えた電気給湯機において、前記給水ポンプ
の駆動時間を計測する駆動時間計測手段と、該駆動時間
計測手段により計測された駆動時間および前記給水ポン
プの単位時間当たりの吐出量に基づいて前記湯沸かしタ
ンク内の湯温を前記給水ポンプの駆動開始前の湯温にま
で上昇させるに要する加熱時間を設定する加熱時間設定
手段と、該加熱時間設定手段により設定された加熱時間
だけ前記加熱手段による加熱を行う加熱制御手段とを付
設している。
【0015】上記のように構成したことにより、給水ポ
ンプの駆動時間と給水ポンプの単位時間当たりの吐出量
と(換言すれば、給水タンクから湯沸かしタンクへの給
水量)に基づいて湯沸かしタンク内の湯温を給水ポンプ
の駆動開始前の湯温にまで上昇させるに要する加熱時間
が設定され、該加熱時間だけ加熱手段による加熱が行わ
れることとなり、湯沸かしタンク内の湯温を給水前の温
度に速やかに昇温させることができる。
【0016】請求項6の発明におけるように、請求項4
および請求項5のいずれか一項記載の電気給湯機におい
て、前記加熱時間設定手段により設定された加熱時間に
所定時間を加算するようにした場合、加熱時間設定手段
により設定された加熱時間に誤差があっても、該加熱時
間に所定時間を加算した時間だけ加熱手段による加熱が
行われることとなり、湯沸かしタンク内の湯温を所定温
度(あるいは、給水前の温度)以上とすることができる
とともに、当該加算時間により湯沸かしタンク内のカル
キ抜きをも行うことができる。
【0017】請求項7の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、所定量の水が収容される給水タンク
と、加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水
タンクの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給
手段と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給
湯手段とを備えた電気給湯機において、前記湯沸かしタ
ンク内の湯温を検出する湯温検出手段と、前記湯沸かし
タンク内の湯量が所定量以下となっている場合に前記給
水ポンプを所定時間だけ駆動させる時限駆動制御手段
と、該時限駆動制御手段により給水ポンプが駆動された
場合には前記加熱手段により前記湯温検出手段により検
出された湯温が所定温度になるまで加熱する加熱制御手
段とを付設している。
【0018】上記のように構成したことにより、湯沸か
しタンク内の湯量が所定量以下となったときには給水ポ
ンプを所定時間だけ駆動させて湯沸かしタンクへの給水
を行うとともに、湯沸かしタンク内の湯温が所定温度に
なるまで加熱手段により加熱されることとなり、給水タ
ンクから湯沸かしタンクへの給水の度に湯沸かしが行わ
れることとなる。従って、湯沸かしタンク内の湯温をで
きるだけ低下させることなく給水を行うことができる。
【0019】請求項8の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、所定量の水が収容される給水タンク
と、加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水
タンクの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給
手段と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給
湯手段とを備えた電気給湯機において、前記湯沸かしタ
ンク内の湯温を検出する湯温検出手段と、前記湯沸かし
タンク内の湯量が所定量以下となっている場合に前記給
水ポンプを湯量が所定温度に降下するまで駆動させる時
限駆動制御手段と、該時限駆動制御手段により給水ポン
プが駆動された場合には前記加熱手段により前記湯温検
出手段により検出された湯温が所定温度になるまで加熱
する加熱制御手段とを付設している。
【0020】上記のように構成したことにより、湯沸か
しタンク内の湯量が所定量以下となったときには給水ポ
ンプを湯量が設定温度に降下するまで駆動させて湯沸か
しタンクへの給水を行うとともに、湯沸かしタンク内の
湯温が所定温度になるまで加熱手段により加熱されるこ
ととなり、給水タンクから湯沸かしタンクへの給水の度
に湯沸かしが行われることとなる。従って、湯沸かしタ
ンク内の湯温をできるだけ低下させることなく給水を行
うことができる。
【0021】請求項9の発明におけるように、請求項7
および請求項8のいずれか一項記載の電気給湯機におい
て、前記時限駆動制御手段および加熱制御手段の作動
を、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量に達するまで
繰り返すようにした場合、湯沸かしタンク内の湯温をで
きるだけ低下させることなく、湯量が所定湯量になるま
で給水することができる。
【0022】請求項10の発明におけるように、請求項
1ないし請求項9のいずれか一項記載の電気給湯機にお
いて、沸騰工程から保温工程へ移行した時点で作動開始
する所定の時限を有する保温タイマと、該保温タイマの
カウントアップ後に前記沸騰工程に移行するとともに前
記保温タイマのリセットを行い、前記沸騰終了後に前記
保温工程に移行するとともに前記保温タイマのカウント
を開始するカルキカット制御手段とを付設した場合、所
定時間毎に沸騰工程と保温工程とを繰り返すこととな
り、湯沸かしタンク内の湯のカルキ抜きを確実に行うこ
とができる。
【0023】請求項11の発明におけるように、請求項
1ないし請求項10のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水ポンプの駆動源であるモータに流れる
電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段により
検出された電流値が所定値以下の場合に前記給水ポンプ
の駆動を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設した場
合、給水ポンプの駆動源であるモータを流れる電流値が
所定値以下となると、給水タンク内が空になっていて該
モータが空回り状態にあると判断して、給水ポンプが強
制的に停止されることとなり、不必要なモータ動作をさ
せることがなくなり、また空回りによるモータの故障発
生を未然に防止することができる。
【0024】請求項12の発明におけるように、請求項
1ないし請求項10のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水タンク内の水量を検出する水量検出手
段と、該水量検出手段により前記給水タンク内が空にな
っていることを検出された場合に前記給水ポンプの駆動
を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設した場合、給
水タンク内が空になると、給水ポンプが強制的に停止さ
れることとなり、空回りによるモータの故障発生を未然
に防止することができる。
【0025】請求項13の発明におけるように、請求項
1ないし請求項10のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水ポンプの駆動継続時間を計測する駆動
継続時間計測手段と、該駆動継続時間計測手段により計
測された駆動継続時間が所定時間を超えた時に前記給水
ポンプの駆動を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設
した場合、給水ポンプの駆動継続時間が所定時間を超え
ると(換言すれば、給水ポンプが駆動されているにもか
かわらず、湯沸かしタンクの湯量が所定量に達しない場
合には)、給水タンク内が空になっていて該モータが空
回り状態にあると判断して、給水ポンプが強制的に停止
されることとなり、空回りによるモータの故障発生を未
然に防止することができる。
【0026】請求項14の発明におけるように、請求項
11ないし請求項13のいずれか一項記載の電気給湯機
において、前記ポンプ駆動停止手段の作動と同時に前記
給水タンクの空報知を行う空報知手段を付設した場合、
給水タンクが空になっていることを空報知によりユーザ
が確認することができ、給水タンクの水切れを防止する
ことができる。
【0027】請求項15の発明におけるように、請求項
1ないし請求項14のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水ポンプの駆動開始と同時に前記加熱手
段への通電を開始するようにした場合、湯沸かしタンク
への給水と加熱が同時に開始されることとなり、湯沸か
しタンク内の湯温の低下をできるだけ抑えることができ
る。
【0028】請求項16の発明におけるように、請求項
1ないし請求項15のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記水補給手段から前記湯沸かしタンクへの給
水口と、前記給湯手段の入口との位置をずらした場合、
湯沸かしタンクへ給水された水により冷やされたお湯が
給湯されにくくなり、給湯温度の低下を防止することが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0030】第1の実施の形態 図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる電気給湯機が示されている。
【0031】この電気給湯機は、図1に示すように、湯
沸かしタンク2を備えた箱形状の給湯機本体1と、該給
湯機本体1において前記湯沸かしタンク2に隣接して形
成されたタンク収納部4に対して取り外し自在とされた
給水タンク3と、前記湯沸かしタンク2を加熱する加熱
手段として作用する電熱ヒータ5と、前記給水タンク3
の水Wを前記湯沸かしタンク2に随時供給する水補給手
段6と、前記湯沸かしタンク2からの湯W′を前記給湯
機本体1の適所(例えば、前面上部の嘴部1a)に設け
られた注出口8に導く給湯手段7とを備えて構成されて
いる。
【0032】前記湯沸かしタンク2は、ステンレス製の
内筒9と外筒10との間に真空空間11を形成してなる
真空二重構造とされている。この湯沸かしタンク2の底
部は、前記内筒9のみからなる非真空部2aとされてお
り、該非真空部2aの下面には、前記電熱ヒータ5が取
り付けられている。該電熱ヒータ5は、後述するように
湯沸かしヒータ5Aと保温ヒータ5Bとからなっている
(図4参照)。この湯沸かしタンク2は、前記給湯機本
体1の上部に形成された肩部材12に対して架設されて
いる。なお、この湯沸かしタンク2は、金属製の一重構
造としてもよいが、保温性能を向上させ、省エネルギー
を図り得る点から、上記したような真空二重構造とする
のが望ましい。符号25は湯沸かしタンク2の温度を検
出する温度センサー、37は電熱ヒータ5の異常発熱時
に溶断する温度ヒューズである。
【0033】また、この湯沸かしタンク2の上端開口2
bは、前記内筒9を内側に絞ることにより胴部9aより
小径とされており、該上端開口2bは、前記肩部12に
対して開閉自在に枢支された蓋体13により閉蓋される
こととなっている。符号14は蓋体13の閉蓋状態を保
持しあるいは閉蓋状態を解除するロック機構である。
【0034】前記蓋体13は、合成樹脂製の上板15と
下板16とからなっており、該下板16の下面には、板
金製のカバー部材17が取り付けられている。また、こ
の蓋体13において前記給水タンク3に近い部分には、
前記水補給手段6の出口部分を臨ませるための段部18
が前記上板15を凹ますことにより形成されており、該
段部18には、前記水補給手段6により供給される水W
を給水するための給水口19が前記下板16を貫通して
形成されている。該給水口19は、前記湯沸かしタンク
2内において発生した蒸気Sを外部へ排出するための蒸
気排出通路20の蒸気入口を兼用することとなってい
る。符号21は前記給水口19に設けられた転倒止水弁
である。
【0035】前記転倒止水弁21は、前記給水口19の
上方に形成された弁室22と、該弁室22内においてガ
イドリブ24に案内されてスライド移動可能とされた独
楽形状の弁体23とからなっており、転倒時には前記弁
体23により前記弁室22の出口22aが閉塞されるこ
ととなっている。
【0036】前記給湯手段7は、前記湯沸かしタンク2
における非真空部2aから前記注出口8に至る給湯通路
26と、該給湯通路26の途中(本実施の形態において
は、前記湯沸かしタンク2の下方位置)に介設された給
湯ポンプ27とによって構成されている。
【0037】前記給湯通路26は、前記湯沸かしタンク
2の非真空部2aに一端が接続されるとともに前記給湯
ポンプ27の吸入口27aに他端が接続された入口接続
管26aと、前記給湯ポンプ27の吐出口27bに一端
が接続された下部接続管26bと、該下部接続管26b
の他端に下端が接続され、前記湯沸かしタンク2の前方
側空間を上方に向かって延びる透明な水位検知管26c
と、該水位検知管26cの上端に接続された転倒止水弁
28と、該転倒止水弁28の上端に接続され、逆L字状
に屈曲されて前記給湯機本体1における嘴部1a内に臨
む上部接続管26dと、該上部接続管26dの下端が臨
み、前記給湯機本体嘴部1a内において略L字状に屈曲
されて前記注出口8に至る注出管26eとからなってい
る。前記上部接続管26dと前記注出管26eとの連通
部の上方には、スプラッシュ現象を回避するための蒸気
逃がし通路29が形成されている。なお、この給湯通路
26の入口(即ち、入口接続管26aの一端)は、前記
給水口19の直下より前方側にずれた位置に接続されて
いる。このようにすると、湯沸かしタンク2へ給水され
た水Wにより冷やされたお湯W′が給湯されにくくな
り、給湯温度の低下を防止することができる。
【0038】また、前記水位検知管26cには、湯沸か
しタンク2内の湯の下限水位(即ち、空焚き防止水位)
を検知する下限水位検知手段として作用する水位センサ
ー30Aと、湯沸かしタンク2内の湯の満水位を検知す
る満水位検知手段として作用する水位センサー30B
と、下限水位と満水位との中間の水位を検知する中間水
位検知手段として作用する水位センサー30Cと、湯沸
かしタンク2内にこれ以上給水した場合には危険となる
上限水位を検知する上限水位検知手段として作用する水
位センサー30Dとが設けられている。これらの水位セ
ンサー30A〜30Cは、発光素子と受光素子とからな
る公知のものであり、これらの検知信号は、後述する制
御基板97に入力される。
【0039】前記給水タンク3を収納するためのタンク
収納部4は、前記肩部材12と前記給湯機本体1の底部
1bとの間に結合された有底四角筒形状の内ケース32
の内部空間により構成されており、前記給水タンク3
は、このタンク収納部4の上部開口4aから取り外し自
在に収納されることとなっている。
【0040】前記給水タンク3は、例えば、合成樹脂か
らなっており、前記タンク収納部4に収納可能なように
有底四角筒形状とされ且つ上部が開放されている。な
お、この給水タンク3は、金属製(例えば、ステンレス
製、アルミ製等)とすることもできる。符号31は給水
タンク3内の水Wの量が下限水位にまで減ったときに信
号を出力する下限水位センサー、33は収納時において
給水タンク3を支持すべく内ケース32の底部から突設
された突起、34は収納時において内ケース32の底部
に当接されるべく給水タンク3の底部に突設された支持
脚である。
【0041】前記給水タンク3の一側面3a(即ち、前
記湯沸かしタンク2に隣接する側の面)には、前記水補
給手段6を構成する補給通路(後に詳述する)の一部
(即ち、水位検知管40b)を配設するための凹溝35
が上下方向に延びて形成されている。該凹溝35は、給
水タンク3の着脱操作時に前記水位検知管40bへ外力
が作用するのを防止する保護部材として作用するもので
ある。また、該凹溝35の上端には、給水タンク3の収
納時において前記給水口19の上方に臨むようにして、
前記水補給手段6を構成する補給通路(後に詳述する)
の一部(即ち、注出管40c)を保護するための保護部
材として作用するガード筒36が給水タンク3と一体に
形成されている。該ガード筒36の上方は開放されてい
る。符号38は給水タンク3を持ち運ぶための把手であ
る。
【0042】前記水補給手段6は、前記給水タンク3の
底部と前記内ケース32の底部とに設けられた給水ポン
プ39と、該給水ポンプ39の吐出口39aから前記給
水口19に臨む注水口41に至る給水通路40とからな
っている。
【0043】前記給水ポンプ39は、前記内ケース32
の底部にビス45により取り付けられた駆動部43と、
前記給水タンク3の底部にビス42により取り付けられ
たポンプ部44とからなる分離可能タイプのポンプ装置
とされている。このようにすると、給水タンク3の取り
外し時に給水ポンプ39が駆動部43とポンプ部44と
に分離できることとなり、給水タンク3の着脱構造およ
び通電部の構造が簡略化できる。
【0044】前記駆動部43は、前記内ケース32に形
成された開口46の口縁に対して前記ビス45により固
着された断面略U字状の支持具47に対して取り付けら
れたモータ48と、該モータ48の回転軸に枢着され且
つ駆動側磁石50を内蔵した回転体49とからなってい
る。前記支持具47の上端には、後述するように、給水
タンク3の収納時において前記ポンプ部44が当接され
るような形状とされた金属カバー51が取り付けられて
おり、前記回転体49は、前記支持具47の内方におい
て回転されることとなっている。符号52は前記支持具
47を取り付けるためのフランジ部である。
【0045】一方、前記ポンプ部44は、前記給水タン
ク3の底部に対してビス42により取り付けられ且つ一
方側に吐出口39aを有する断面略U字状のポンプハウ
ジング54と、該ポンプハウジング54の中心部に立設
された回転軸56に対して回転自在に遊嵌され且つ従動
側磁石57を内蔵したインペラ55とからなっている。
つまり、給水タンク3の底壁の一部によりポンプハウジ
ング54の天板が構成されているのである。なお、前記
給水タンク3の底部には、前記回転軸56と対応する位
置に吸水口58が形成されている。符号59はポンプハ
ウジング54と内ケース32との間をシールするOリン
グ、60はインペラ55の浮き上がりを防止するための
押さえ棒である。
【0046】前記給水通路40は、前記給水ポンプ39
の吐出口39aに接続された接続管40aと、該接続管
40aに下端が接続され、前記給水タンク3における凹
溝35に沿って上方に延びる水位検知管40bと、該水
位検知管40bの上端に接続され、前記ガード筒36内
に配設される略逆L字状の注出管40cとからなってい
る。なお、該注出管40cの先端は、下向きに前記給水
口19に臨む注水口41とされている。
【0047】つまり、本実施の形態においては、水補給
手段6は、給水タンク3とともに着脱できるように構成
されているのである。しかも、給水通路40を構成する
水位検知管40bおよび注出管40cは凹溝35および
ガード筒36内に配設されることとなっているので、給
水タンク3の着脱時において水位検知管40bおよび注
出管40cに外力が作用して破損するという事故を防止
することができる。
【0048】また、前記給水タンク3内には、籠状の容
器66内に活性炭などの浄水剤67を収容して構成され
た浄水カートリッジ65が前記容器66に形成された吊
り下げ具68を前記給水タンク3の口縁に係止すること
により取り外し自在に取り付けられている。このように
すると、水中に含まれるカルキ臭やトリハロメタンの原
因となる塩素などの除去ができる。符号69は給水タン
ク3を収納した状態においてその上部を覆う蓋カバーで
あり、該蓋カバー69には、前記給水口19と対応する
位置に蒸気排出通路20の出口となる蒸気排出口63が
形成されている。
【0049】さらに、前記給湯機本体1の下面には、支
持脚70,70・・が形成されており、この電気貯湯容
器は、該支持脚70,70・・を適当な支持台(例え
ば、レンジ台あるいはカウンター)71上に載置して使
用される。また、この電気貯湯容器における注出口8の
下方には、該注出口8から給湯される湯を受けるコップ
等の受容器72を載置するとともに、受容器72からこ
ぼれた湯や給湯後に注出口8から落下する滴を受けるた
めの受け台73が設けられている。該受け台73には、
前記給湯機本体1の支持脚70,70が嵌挿される穴7
5,75を有する支持部74が一体に延設されている。
符号76は受容器72を載置するとともに水を流下させ
るための穴77が形成された目皿、78は前記受け台7
2に対して着脱自在とされた水受け皿である。このよう
に構成すると、支持台71の幅寸法が小さくて受け台7
3が支持台71からはみ出すような場合であっても、受
け台73の使用が可能となる。
【0050】さらにまた、前記給湯機本体1における嘴
部1aおよび該嘴部1aの上方位置には、図3に示すよ
うに、二つの操作パネル80,81が設けられている。
嘴部側の操作パネル80には、給湯キー82、ロック解
除キー83、ロック解除キー83を操作した時のみ給湯
キー82のON操作により給湯ポンプ27が駆動するチ
ャイルトロックモードとロック解除キー83を操作しな
くとも給湯キー82の操作により給湯ポンプ27が駆動
するノンチャイルドロックモードとを選択できるチャイ
ルドロックキー64およびロック解除状態にあることを
表示するロック解除表示灯84が設けられており、嘴部
上方位置の操作パネル81には、湯沸かしキー85、保
温キー86、おやすみタイマーキー87、取り消しキー
88、湯沸かし中を表示する湯沸かし表示灯89、低温
あるいは高温保温温度(例えば、85℃あるいは95
℃)を表示する保温表示灯90,91、おやすみタイマ
ー使用中を表示するおやすみタイマー表示灯92、電源
投入中を表示する電源表示灯93および給水の必要なこ
とを表示する給水表示灯94が設けられている。前記操
作パネル80,81の内面側には、操作基板95,96
が設けられている。また、制御基板97は、給湯機本体
1の底部に配設されている。なお、前記チャイルドロッ
クキー64に代えて、ロック解除キー83を連続して1
秒以上押すことによりチャイルドロックモードからノン
チャイルドロックモードあるいはノンチャイルドロック
モードからチャイルドロックモードに切り換え得るよう
にしてもよく、ロック解除キー83と他のもう一つキー
(例えば、取消しキー88)を押すことによりチャイル
ドロックモードからノンチャイルドロックモードあるい
はノンチャイルドロックモードからチャイルドロックモ
ードに切り換え得るようにしてもよい。また、給湯中を
表示するための給湯表示灯98は、前記嘴部1aの先端
に設けられている(図1参照)。
【0051】上記構成の電気貯湯容器における電気的要
素は、図3に示すように結線されている。なお、既に説
明した電気的要素については同一の符号を付し、詳細な
説明を省略する。
【0052】図3において、符号101は商用交流電
源、102は制御手段として作用するマイクロコンピュ
ータユニット(以下、マイコンと略称する)、103は
湯沸かしヒータ5Aへの通電制御を行うリレー、104
は保温ヒータ5Bへの通電制御を行うトライアック、1
05は湯沸かしタンク2内の湯量が下限より低くなって
いること(即ち、空焚きのおそれがあること)を警報す
るブザーである。
【0053】前記マイコン102は、前記各種センサー
類25,30,31および各種キー類64,82,8
3,85〜88から入力される信号に基づいて各種演算
処理を行い、給湯ポンプ27、給水ポンプ39、各種表
示灯14,89〜94,98、リレー103、トライア
ック104およびブザー105へ制御信号を出力するこ
ととなっている。
【0054】上記のように構成された電気貯湯容器は、
次のように作用する。
【0055】まず、湯沸かしタンク2に水Wを入れて電
源を投入するとともに、給水タンク3に水Wを入れて給
湯機本体1のタンク収納部4に収納する。すると、湯沸
かしヒータ5Aにより湯沸かしタンク2内の水Wが沸か
され、沸騰すると保温ヒータ5Bに切り替えられて、所
定温度(例えば、85℃あるいは95℃)の湯W′とし
て保温される。上記加熱制御は、温度センサー25から
の温度情報に基づいて従来公知の制御プログラムに従っ
てマイコン102が行う。
【0056】そして、ユーザが湯W′を必要とするとき
には、給湯キー82をON操作すると、給湯ポンプ27
が駆動され、給湯手段7の給湯通路26を介して湯W′
が給湯される。このようにして、給湯が繰り返される
と、湯沸かしタンク2内の湯W′の量が減少してくるの
で、湯沸かしタンク2内の湯量が所定値以下となると、
例えば中間水位検知手段として作用する光センサー30
Cがこれを検知して、給水ポンプ39が自動的に駆動開
始され、給水タンク3内の水Wが水補給手段6の給水通
路40、および給水口19を介して湯沸かしタンク2内
に補給される。ところで、給湯キー82のON操作によ
り給湯がなされているときに湯沸かしタンク2への給水
が行われると、湯沸かしタンク2内の湯温(換言すれ
ば、給湯温度)が低下してしまうし、1度に連続して多
量の給水を行うと、やはり湯温(換言すれば、給湯湯
温)が低下してしまうため、以下に説明する給湯・給水
制御により給湯湯温の低下を防止している。
【0057】なお、給水タンク3内の水Wが下限水位セ
ンサー31より低くなると、給水表示灯94が点灯して
ユーザに知らせるが、これにユーザが気づかず、そのま
ま放置していると、給水タンク3から湯沸かしタンク2
への給水ができなくなり、湯沸かしタンク2内の湯量が
減り、ついには下限水位検知手段として作用する水位セ
ンサー30Aより低くなる。すると、湯沸かしタンク2
の空焚きが生ずるおそれがある。この場合には、水位セ
ンサー30Aが下限水位を検知して、検知信号を出力
し、ブザー105を吹鳴させてユーザに警告する。
【0058】上記のような給湯・給水制御を、図5に示
すフローチャートを参照して以下に詳述する。
【0059】ステップS1において湯沸かしタンク2内
が空になっているか否か(即ち、下限水位を検知する水
位センサー30Aからの検知信号の出力の有無)の判定
がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステッ
プS2に進み、ブザー105が吹鳴して、湯沸かしタン
ク2が空焚き状態になっていることをユーザに警告し、
その後制御は終了するが、否定判定された場合には、ス
テップS3に進み、湯沸かしタンク2内の湯量が給水が
必要な水位(即ち、中間水位)以下になっているか否か
(即ち、中間水位を検知する水位センサー30Cからの
検知信号の出力の有無)の判定がなされる。
【0060】ここで、否定判定された場合には、ステッ
プS4に進み、給湯キー82がON操作されたと判定さ
れると、ステップS5において給湯ポンプ27が駆動開
始され、給湯手段7を介しての給湯が開始される。該給
湯は、ステップS6において給湯キー82がOFF操作
されたと判定されるまで継続され、ステップS6におい
て肯定判定されると、ステップS7において給湯ポンプ
27の駆動が停止され、ステップS1へリターンし、前
述の制御が繰り返される。つまり、湯沸かしタンク2内
の湯量が中間水位を超えていると判定されている間にお
いては、ユーザの給湯キー82の操作により給湯が行え
るのである。
【0061】一方、ステップS3において肯定判定され
た場合には、ステップS8において給湯キー82がOF
Fされているか否かの判定がなされる。ここで否定判定
された場合にはステップS5に戻るが、肯定判定される
と、ステップS9に進み、給湯キー82がOFFされた
後所定時間teが経過したと判定されると、ステップS
10において給水ポンプ39が駆動開始されて水補給手
段6を介しての水補給が開始されるとともに、ステップ
S11において湯沸かしヒータ5Aに通電されて湯沸か
しタンク2の加熱が開始され且つステップS12におい
てtaタイマのカウントが開始される。ここでtaタイ
マは、予め設定された時限を有しており、給水ポンプ3
9の駆動時間を設定するものとされている。
【0062】ついで、ステップS13において時間ta
が経過したか否か(即ち、taタイマがカウントアップ
したか否か)の判定がなされ、ここで肯定判定された場
合には、ステップS14に進んで給水ポンプ39の駆動
が停止されるが、否定判定された場合には、ステップS
10に戻る。
【0063】そして、ステップS15において湯沸かし
タンク2内の湯温Tが入力され、ステップS16におい
て湯温Tと設定温度(例えば、沸騰温度)Tbとの比較
がなされ、ここでT=Tbと判定されると(即ち、沸騰
温度に到達すると)、ステップS17において満水位検
知手段として作用する水位センサー30Bにより湯沸か
しタンク2内の湯量が満水となっているか否かの判定が
なされ、ここで否定判定されると、ステップS8に戻っ
て以下の制御が継続されるが、肯定判定されるとステッ
プS18において湯沸かしヒータ5Aへの通電が停止さ
れ、その後制御は終了する。
【0064】上記したように、本実施の形態において
は、湯沸かしタンク2から給湯手段7を介して行われる
給湯の終了後所定時間teが経過するまでは、給水タン
ク3から水補給手段6を介して湯沸かしタンク2へ給水
されなくなっているため、給湯作業中(例えば、連続給
湯時あるいは間欠給湯時)にも湯沸かしタンク2内の湯
温が低下することがなくなり、給湯温度の低下を防止す
ることができる。なお、給湯が終了して給湯キー82が
OFFされると、所定時間teが経過する前に給水を開
始できるようにしてもよい。
【0065】また、湯沸かしタンク2への給水時におい
ては、給水ポンプ39の駆動開始と同時に湯沸かしヒー
タ5Aへの通電を開始し、予め設定された時間taだけ
給水ポンプ39を駆動させ、湯沸かしタンク2内の湯温
Tが沸騰温度Tbに到達し且つ湯沸かしタンク2が満水
状態となるまで、給水ポンプ39の駆動が繰り返される
こととなっているので、湯沸かしタンク2内の湯温Tの
低下を最小限に抑えながら給水を行うことができる。
【0066】上記した給水を繰り返すと、給水タンク3
内の水量が減少してくるのが、給水タンク3内の水量が
下限水位以下になっていると(即ち、下限水位センサー
31からの検知信号の出力が有ると、給水表示灯94が
点灯され、ユーザに給水タンク3への水補給を促す。
【0067】上記説明では、給水タンク3の水位が下限
水位以下にまで低下した時点で給水表示灯94を点灯さ
せて警告するようにしているが、給水タンク3の空報知
は、次のようにしてもよい。
【0068】(I) 給水タンク空報知例1(図6のフ
ローチャート参照) ステップS1において給水ポンプ39が駆動されている
と判定された場合には、ステップS2において給水ポン
プ39の駆動源であるモータ48に流れる電流値Iが入
力され、ステップS3において前記電流値Iと設定値I
sとの比較がなされる。ここで、設定値Isは、給水ポ
ンプ39が空回り状態となっているときにモータ48に
流れる電流値とされている。ステップS3においてI≦
Isと判定されると、給水タンク3の空報知が給水表示
灯94の点灯により行われる。
【0069】(II) 給水タンク空報知例2(図7の
フローチャート) ステップS1において給水ポンプ39が駆動されている
と判定された場合には、ステップS2において給水ポン
プ39の駆動時間tが入力され、ステップS3において
前記駆動時間tと予め設定された設定時間tsとの比較
がなされる。ここでt>tsと判定され、ステップS4
において湯沸かしタンク2が満水となっていないと判定
された場合には、ステップS6において給水タンク3の
空報知が給水表示灯94の点灯により行われる。ステッ
プS4において満水と判定された場合には、給水ポンプ
39の駆動が停止され、その後制御は終了する。つま
り、給水ポンプ39の駆動による給水が設定時間tsを
超えて行われているにもかかわらず、湯沸かしタンク2
が満水とならない場合に給水タンク2の空報知がなされ
るのである。
【0070】第2の実施の形態 図8には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気給
湯機における給水・給湯制御の内容であるフローチャー
トが示されている。
【0071】この場合、湯沸かしタンク2への給水を行
う給水ポンプ39は、給水開始後湯沸かしタンク2内の
湯温Tが設定温度Tsに降下するまで駆動されることと
なっており、以下に詳述する。ここで設定温度Tsは、
給湯湯温にあまり影響を及ぼさない程度の温度とされ
る。
【0072】ステップS1において湯沸かしタンク2内
が空になっているか否か(即ち、下限水位を検知する水
位センサー30Aからの検知信号の出力の有無)の判定
がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステッ
プS2に進み、ブザー105が吹鳴して、湯沸かしタン
ク2が空焚き状態になっていることをユーザに警告し、
その後制御は終了するが、否定判定された場合には、ス
テップS3に進み、湯沸かしタンク2内の湯量が給水が
必要な水位(即ち、中間水位)以下になっているか否か
(即ち、中間水位を検知する水位センサー30Cからの
検知信号の出力の有無)の判定がなされる。
【0073】ここで、否定判定された場合には、ステッ
プS4に進み、給湯キー82がON操作されたと判定さ
れると、ステップS5において給湯ポンプ27が駆動開
始され、給湯手段7を介しての給湯が開始される。該給
湯は、ステップS6において給湯キー82がOFF操作
されたと判定されるまで継続され、ステップS6におい
て肯定判定されると、ステップS7において給湯ポンプ
27の駆動が停止され、ステップS1へリターンし、前
述の制御が繰り返される。つまり、湯沸かしタンク2内
の湯量が中間水位を超えていると判定されている間にお
いては、ユーザの給湯キー82の操作により給湯が行え
るのである。
【0074】一方、ステップS3において肯定判定され
た場合には、ステップS8において給湯キー82がOF
Fされているか否かの判定がなされる。ここで否定判定
された場合にはステップS5に戻るが、肯定判定される
と、ステップS9に進み、給湯キー82がOFFされた
後所定時間teが経過したと判定されると、ステップS
10において給水ポンプ39が駆動開始されて水補給手
段6を介しての水補給が開始されるとともに、ステップ
S11において湯沸かしヒータ5Aに通電されて湯沸か
しタンク2の加熱が開始され且つステップS12におい
て湯沸かしタンク2内の湯温Tが入力される。
【0075】ついで、ステップS13において湯温Tと
設定温度Tsとの比較がなされ、ここでT=Ts(即
ち、湯沸かしタンク2内の湯温Tが設定温度Tsまで降
下した)と肯定判定された場合には、ステップS14に
進んで給水ポンプ39の駆動が停止されるが、否定判定
された場合には、ステップS10に戻る。
【0076】そして、ステップS15において湯沸かし
タンク2内の湯温Tと設定温度(例えば、沸騰温度)T
bとの比較がなされ、ここでT=Tbと判定されると
(即ち、沸騰温度に到達すると)、ステップS16にお
いて満水位検知手段として作用する水位センサー30B
により湯沸かしタンク2内の湯量が満水となっているか
否かの判定がなされ、ここで否定判定されると、ステッ
プS8に戻って以下の制御が継続されるが、肯定判定さ
れるとステップS17において湯沸かしヒータ5Aへの
通電が停止され、その後制御は終了する。
【0077】上記したように、本実施の形態において
は、湯沸かしタンク2から給湯手段7を介して行われる
給湯の終了後所定時間teが経過するまでは、給水タン
ク3から水補給手段6を介して湯沸かしタンク2へ給水
されなくなっているため、給湯作業中(例えば、連続給
湯時あるいは間欠給湯時)にも湯沸かしタンク2内の湯
温が低下することがなくなり、給湯温度の低下を防止す
ることができる。なお、給湯が終了して給湯キー82が
OFFされると、所定時間teが経過する前に給水を開
始するようにしてもよい。
【0078】また、湯沸かしタンク2への給水時におい
ては、給水ポンプ39の駆動開始と同時に湯沸かしヒー
タ5Aへの通電を開始し、湯沸かしタンク2内の湯温T
が設定温度Tsに降下するまで給水ポンプ39を駆動さ
せ、湯沸かしタンク2内の湯温Tが沸騰温度Tbに到達
し且つ湯沸かしタンク2が満水状態となるまで、前記給
水ポンプ39の駆動が繰り返されることとなっているの
で、湯沸かしタンク2内の湯温Tの低下を最小限に抑え
ながら給水を行うことができる。
【0079】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0080】第3の実施の形態 図9には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気給
湯機における湯沸かし制御の内容であるフローチャート
が示されている。
【0081】この場合、給湯により湯沸かしタンク2内
の湯量が所定水位(例えば、満水位)より減った後、給
水タンク3からの給水により満水位にまで復帰した状態
においては、湯沸かしタンク2内の湯量および湯沸かし
ヒータ5Aの出力が分かり且つ給水終了後の初期湯温T
aは温度センサー25により検出できるところから、湯
沸かしヒータ5Aの通電時間tb(換言すれば、給水前
の湯温Tbにまで加熱するに要する時間)を次式により
演算し、該通電時間tbだけ加熱するようにしており、
以下に詳述する。前記湯温Tbを沸騰温度100℃に置
き換えてもよい。なお、本実施の形態においては、演算
された通電時間tbが経過した後に所定の超過通電時間
tcだけ加熱するようにしている。この超過通電時間t
cは、演算された通電時間tbに誤差が生じた場合、目
標温度Tbにまで加熱できない場合があることを考慮し
たものである。
【0082】 tb=4.2(Tb−Ta)V/W (1) ここで、V:湯沸かしタンク2の満量 W:湯沸かしヒータ5Aの出力 ステップS1において湯沸かしタンク2内が空になって
いるか否か(即ち、下限水位を検知する水位センサー3
0Aからの検知信号の出力の有無)の判定がなされる。
ここで、肯定判定された場合には、ステップS2に進
み、ブザー105が吹鳴して、湯沸かしタンク2が空焚
き状態になっていることをユーザに警告し、その後制御
は終了するが、否定判定された場合には、ステップS3
に進み、ここで2秒経過したと判定されると、ステップ
S4においてそのときの初期湯温Taが入力され、ステ
ップS5において該初期湯温Taに基づいて前記式
(1)により湯沸かしヒータ5Aの通電時間tbが演算
される。
【0083】ステップS6において湯沸かしヒータ5A
に通電開始されると、ステップS7においてtbタイマ
がカウント開始される。ステップS8において時間tb
が経過した(即ち、tbタイマがカウントアップした)
と判定されると、ステップS9においてtcタイマがカ
ウント開始される。ステップS10において時間tcが
経過した(即ち、tcタイマがカウントアップした)と
判定されるまで、湯沸かしヒータ5Aによる加熱が継続
されるが、時間tb,tcが経過したと判定されると、
ステップS11において湯沸かしヒータ5Aへの通電が
停止され(即ち、加熱が停止され)、ステップS12に
おいて保温制御に移行される。
【0084】保温制御に移行すると、ステップS13に
おいて保温タイマであるtdタイマ(即ち、予め設定さ
れた時限tdを有するタイマ)がカウントを開始され、
ステップS14において時間tdが経過した(即ち、t
dタイマがカウントアップした)と判定されるまで保温
制御が継続されるが、時間tdが経過したと判定される
と、ステップS1へリターンし、前記した制御が繰り返
される。ところで、給水制御、湯沸かし制御および保温
制御が所定時間td継続されると、湯沸かしタンク2内
の湯中のカルキ量が次第に増えてくるおそれがあるが、
本実施の形態におけるように所定時間td毎に沸騰工程
と保温工程とを繰り返すと、湯沸かしタンク2内の湯の
カルキ抜きを確実に行うことができる。
【0085】上記したように本実施の形態においては、
湯沸かしタンク2内の初期湯温Taと湯量Vとに基づい
て湯沸かしタンク2内の湯温Tを給水前の温度Tb(例
えば、沸騰温度=100℃)にまで上昇させるに要する
通電時間tbを設定し、該加熱時間tbに超過通電時間
tcを加算した時間だけ湯沸かしヒータ5Aによる加熱
が行われることとなり、湯沸かしタンク2内の湯温を給
水前の温度Tbに昇温させることができる。
【0086】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0087】第4の実施の形態 図10には、本願発明の第10の実施の形態にかかる電
気給湯機における湯沸かし制御の内容であるフローチャ
ートが示されている。
【0088】この場合、給湯により湯沸かしタンク2内
の湯量が所定水位(例えば、満水位)より減った後、給
水タンク3からの給水が行われると、給水ポンプ39の
駆動時間により給水量Viおよび湯沸かしヒータ5Aの
出力が分かるところから、湯沸かしヒータ5Aの通電時
間tb(換言すれば、給水前の湯温Tbにまで加熱する
に要する時間)を次式により演算し、該通電時間tbだ
け加熱するようにしており、以下に詳述する。なお、本
実施の形態においては、演算された通電時間tbが経過
した後に所定の超過通電時間tcだけ加熱するようにし
ている。この超過通電時間tcは、演算された通電時間
tbに誤差が生じた場合、目標温度(例えば、100
℃)にまで加熱できない場合があることを考慮したもの
である。
【0089】 tb=4.2(Tb−Tw)Vi/W (2) ここで、Tw:給水タンク3内の推定水温 W:湯沸かしヒータ5Aの出力 ステップS1において湯沸かしタンク2内が空になって
いるか否か(即ち、下限水位を検知する水位センサー3
0Aからの検知信号の出力の有無)の判定がなされる。
ここで、肯定判定された場合には、ステップS2に進
み、ブザー105が吹鳴して、湯沸かしタンク2が空焚
き状態になっていることをユーザに警告し、その後制御
は終了するが、否定判定された場合には、ステップS3
に進み、給水ポンプ39の駆動が開始されたと判定され
ると、ステップS4において給水ポンプ39の駆動時間
tiが計測され、ステップS5において給水前の湯温T
bが入力され、ステップS6において前記式(2)によ
り湯沸かしヒータ5Aの通電時間tbが演算される。
【0090】ステップS7において湯沸かしヒータ5A
に通電開始されると、ステップS8においてtbタイマ
タイマがカウント開始される。ステップS9において時
間tbが経過した(即ち、tbタイマがカウントアップ
した)と判定されると、ステップS10においてtcタ
イマがカウント開始される。ステップS11において時
間tcが経過した(即ち、tcタイマがカウントアップ
した)と判定されるまで、湯沸かしヒータ5Aによる加
熱が継続されるが、時間tb,tcが経過したと判定さ
れると、ステップS12において湯沸かしヒータ5Aへ
の通電が停止され(即ち、加熱が停止され)、ステップ
S13において保温制御に移行される。
【0091】保温制御に移行すると、ステップS14に
おいて保温タイマであるtdタイマ(即ち、予め設定さ
れた時限tdを有するタイマ)がカウントを開始され、
ステップS15において時間tdが経過した(即ち、t
dタイマがカウントアップした)と判定されるまで保温
制御が継続されるが、時間tdが経過したと判定される
と、ステップS1へリターンし、前記した制御が繰り返
される。ところで、給水制御、湯沸かし制御および保温
制御が所定時間td継続されると、湯沸かしタンク2内
の湯中のカルキ量が次第に増えてくるおそれがあるが、
本実施の形態におけるように所定時間td毎に沸騰工程
と保温工程とを繰り返すと、湯沸かしタンク2内の湯の
カルキ抜きを確実に行うことができる。
【0092】上記したように本実施の形態においては、
給水ポンプ39の駆動時間tiと給水ポンプ39の単位
時間当たりの吐出量と(換言すれば、給水タンク3から
湯沸かしタンク2への給水量)に基づいて湯沸かしタン
ク3内の湯温を給水ポンプ39の駆動開始前の湯温Tb
にまで上昇させるに要する加熱時間tbを設定し、該加
熱時間tbに所定時間αを加算した時間tcだけ湯沸か
しヒータ5Aによる加熱が行われることとなり、湯沸か
しタンク2内の湯温を給水前の温度Tbに昇温させるこ
とができる。
【0093】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0094】第5の実施の形態 図11には、本願発明の第5の実施の形態にかかる電気
給湯機における湯沸かし制御の内容であるフローチャー
トが示されている。
【0095】この場合、給湯ポンプ27の駆動時間to
を積算した積算駆動時間Σtoが設定時間tsを超えた
場合に給水ポンプ39の駆動を開始し、湯沸かしタンク
2内の湯温が所定量(例えば、満量)となった時点で給
水ポンプ39の駆動を停止するとともに、沸騰温度Tb
にまで加熱するようにしており、以下に詳述する。な
お、前記設定時間tsは、給湯ポンプ27の単位時間当
たりの吐出量から湯沸かしタンク2内の湯量がある程度
減る(例えば、中間水位にまで減る)に要する時間とさ
れる。
【0096】ステップS1において湯沸かしタンク2内
が空になっているか否か(即ち、下限水位を検知する水
位センサー30Aからの検知信号の出力の有無)の判定
がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステッ
プS2に進み、ブザー105が吹鳴して、湯沸かしタン
ク2が空焚き状態になっていることをユーザに警告し、
その後制御は終了するが、否定判定された場合には、ス
テップS3に進み、給湯ポンプ27の駆動が開始された
と判定されると、ステップS4において給湯ポンプ27
の駆動時間toが入力され、ステップS5において該駆
動時間toの積算値である積算駆動時間Σtoが演算さ
れる。
【0097】そして、ステップS6において積算駆動時
間Σtoと設定時間tsとの比較がなされ、ここでΣt
o>tsと判定されると、ステップS7において給水ポ
ンプ39が駆動開始されて水補給手段6を介しての水補
給が開始されるとともに、ステップS8において湯沸か
しヒータ5Aに通電されて湯沸かしタンク2の加熱が開
始され且つステップS9においてtaタイマのカウント
が開始される。ここでtaタイマは、予め設定された時
限を有しており、給水ポンプ39の駆動時間を設定する
ものとされている。
【0098】ついで、ステップS10において時間ta
が経過したか否か(即ち、taタイマがカウントアップ
したか否か)の判定がなされ、ここで肯定判定された場
合には、ステップS11に進んで給水ポンプ39の駆動
が停止されるが、否定判定された場合には、ステップS
7に戻る。
【0099】そして、ステップS12において湯沸かし
タンク2内の湯温Tが入力され、ステップS13におい
て湯温Tと設定温度(例えば、沸騰温度)Tbとの比較
がなされ、ここでT=Tbと判定されると(即ち、沸騰
温度に到達すると)、ステップS14において満水位検
知手段として作用する水位センサー30Bにより湯沸か
しタンク2内の湯量が満水となっているか否かの判定が
なされ、ここで否定判定されると、ステップS7に戻っ
て以下の制御が継続されるが、肯定判定されるとステッ
プS15において湯沸かしヒータ5Aへの通電が停止さ
れ、その後制御は終了する。
【0100】上記したように本実施の形態においては、
給湯ポンプ27の積算駆動時間Σtoが設定値tsを超
えた場合(即ち、湯沸かしタンク2内から所定量の湯が
給湯された場合)には、給水ポンプ39が駆動開始され
て給水タンク3から湯沸かしタンク5への水補給がなさ
れ、湯沸かしタンク2内の湯量が所定量(例えば、満
量)となった時点で給水ポンプ39が駆動停止されるこ
ととなり、湯沸かしタンク2内に所定量の湯を常時保持
しておくことができる。
【0101】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0102】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、所定量の水が
収容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸か
しタンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンク
に随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクから
の湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機にお
いて、前記給湯手段を構成する給湯ポンプの駆動中には
前記水補給手段を構成する給水ポンプの作動を禁止する
給水禁止手段を付設して、湯沸かしタンクから給湯手段
を介して外部へ給湯されている時には、給水タンクから
水補給手段を介して湯沸かしタンクへ給水されることが
ないようにしたので、湯沸かしタンク内の湯温が低下す
ることがなくなり、給湯温度の低下を防止することがで
きるという効果がある。
【0103】請求項2の発明によれば、所定量の水が収
容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かし
タンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに
随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの
湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量になっている
ことを検知する湯量検知手段と、前記湯沸かしタンク内
の湯量が前記湯量検知手段により検知される湯量より少
なくなっている場合に前記給水ポンプの駆動を開始し、
前記湯量検知手段からの検知信号により前記給水ポンプ
の駆動を停止するポンプ駆動制御手段とを付設して、湯
沸かしタンク内の湯量が所定量より減少したときに給水
ポンプの駆動が開始されて給水タンクから湯沸かしタン
クへの水補給がなされ、湯沸かしタンク内の湯量が所定
量となった時点で給水ポンプが駆動停止されるようにし
たので、湯沸かしタンク内に所定量の湯を常時保持して
おくことができるという効果がある。
【0104】請求項3の発明によれば、所定量の水が収
容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かし
タンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに
随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの
湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量になっている
ことを検知する湯量検知手段と、前記給湯ポンプの駆動
時間を積算する駆動時間積算手段と、該駆動時間積算手
段により求められた積算駆動時間が設定時間を超えた場
合に前記給水ポンプの駆動を開始し、前記湯量検知手段
からの検知信号により前記給水ポンプの駆動を停止する
ポンプ駆動制御手段とを付設して、給湯ポンプの積算駆
動時間が設定値を超えた場合(即ち、湯沸かしタンク内
から所定量の湯が給湯された場合)には、給水ポンプが
駆動開始されて給水タンクから湯沸かしタンクへの水補
給がなされ、湯沸かしタンク内の湯量が所定量となった
時点で給水ポンプが駆動停止されるようにしたので、湯
沸かしタンク内に所定量の湯を常時保持しておくことが
できるという効果がある。
【0105】請求項4の発明によれば、所定量の水が収
容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かし
タンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに
随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの
湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記湯沸かしタンク内の湯量を検出する湯量検出手
段と、前記湯沸かしタンク内の湯温を検知する湯温検知
手段と、該湯温検知手段により検知された初期湯温およ
び前記湯量検出手段により検出された湯量に基づいて前
記湯沸かしタンク内の湯温を所定温度にまで上昇させる
に要する加熱時間を設定する加熱時間設定手段と、該加
熱時間設定手段により設定された加熱時間だけ前記加熱
手段による加熱を行う加熱制御手段とを付設して、湯沸
かしタンク内の初期湯温と湯量とに基づいて湯沸かしタ
ンク内の湯温を所定温度にまで上昇させるに要する加熱
時間を設定し、該加熱時間だけ加熱手段による加熱が行
われるようにしたので、湯沸かしタンク内の湯温を所定
温度に昇温させることができるという効果がある。
【0106】請求項5の発明によれば、所定量の水が収
容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かし
タンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに
随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの
湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記給水ポンプの駆動時間を計測する駆動時間計測
手段と、該駆動時間計測手段により計測された駆動時間
および前記給水ポンプの単位時間当たりの吐出量に基づ
いて前記湯沸かしタンク内の湯温を前記給水ポンプの駆
動開始前の湯温にまで上昇させるに要する加熱時間を設
定する加熱時間設定手段と、該加熱時間設定手段により
設定された加熱時間だけ前記加熱手段による加熱を行う
加熱制御手段とを付設して、給水ポンプの駆動時間と給
水ポンプの単位時間当たりの吐出量と(換言すれば、給
水タンクから湯沸かしタンクへの給水量)に基づいて湯
沸かしタンク内の湯温を給水ポンプの駆動開始前の湯温
にまで上昇させるに要する加熱時間を設定し、該加熱時
間だけ加熱手段による加熱が行われるようにしたので、
湯沸かしタンク内の湯温を給水前の温度に昇温させるこ
とができるという効果がある。
【0107】請求項6の発明におけるように、請求項4
および請求項5のいずれか一項記載の電気給湯機におい
て、前記加熱時間設定手段により設定された加熱時間に
所定時間を加算するようにした場合、加熱時間設定手段
により設定された加熱時間に誤差があっても、該加熱時
間に所定時間を加算した時間だけ加熱手段による加熱が
行われることとなり、湯沸かしタンク内の湯温を所定温
度(あるいは、給水前の温度)以上とすることができる
とともに、当該加算時間により湯沸かしタンク内のカル
キ抜きをも行うことができる。
【0108】請求項7の発明によれば、所定量の水が収
容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かし
タンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに
随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの
湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記湯沸かしタンク内の湯温を検出する湯温検出手
段と、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量以下となっ
ている場合に前記給水ポンプを所定時間だけ駆動させる
時限駆動制御手段と、該時限駆動制御手段により給水ポ
ンプが駆動された場合には前記加熱手段により前記湯温
検出手段により検出された湯温が所定温度になるまで加
熱する加熱制御手段とを付設して、湯沸かしタンク内の
湯量が所定量以下となったときには給水ポンプを所定時
間だけ駆動させて湯沸かしタンクへの給水を行うととも
に、湯沸かしタンク内の湯温が所定温度になるまで加熱
手段により加熱されるようにしたので、給水タンクから
湯沸かしタンクへの給水の度に湯沸かしが行われること
となり、湯沸かしタンク内の湯温をできるだけ低下させ
ることなく給水を行うことができるという効果がある。
【0109】請求項8の発明によれば、所定量の水が収
容される給水タンクと、加熱手段が付設された湯沸かし
タンクと、前記給水タンクの水を前記湯沸かしタンクに
随時供給する水補給手段と、前記湯沸かしタンクからの
湯を注出口に導く給湯手段とを備えた電気給湯機におい
て、前記湯沸かしタンク内の湯温を検出する湯温検出手
段と、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量以下となっ
ている場合に前記給水ポンプを湯量が所定温度に降下す
るまで駆動させる時限駆動制御手段と、該時限駆動制御
手段により給水ポンプが駆動された場合には前記加熱手
段により前記湯温検出手段により検出された湯温が所定
温度になるまで加熱する加熱制御手段とを付設して、湯
沸かしタンク内の湯量が所定量以下となったときには給
水ポンプを湯量が設定温度に降下するまで駆動させて湯
沸かしタンクへの給水を行うとともに、湯沸かしタンク
内の湯温が所定温度になるまで加熱手段により加熱され
るようにしたので、給水タンクから湯沸かしタンクへの
給水の度に湯沸かしが行われることとなり、湯沸かしタ
ンク内の湯温をできるだけ低下させることなく給水を行
うことができるという効果がある。
【0110】請求項9の発明におけるように、請求項7
および請求項8のいずれか一項記載の電気給湯機におい
て、前記時限駆動制御手段および加熱制御手段の作動
を、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量に達するまで
繰り返すようにした場合、湯沸かしタンク内の湯温をで
きるだけ低下させることなく、湯量が所定湯量になるま
で給水することができる。
【0111】請求項10の発明におけるように、請求項
1ないし請求項9のいずれか一項記載の電気給湯機にお
いて、沸騰工程から保温工程へ移行した時点で作動開始
する所定の時限を有する保温タイマと、該保温タイマの
カウントアップ後に前記沸騰工程に移行するとともに前
記保温タイマのリセットを行い、前記沸騰終了後に前記
保温工程に移行するとともに前記保温タイマのカウント
を開始するカルキカット制御手段とを付設した場合、所
定時間毎に沸騰工程と保温工程とを繰り返すこととな
り、湯沸かしタンク内の湯のカルキ抜きを確実に行うこ
とができる。
【0112】請求項11の発明におけるように、請求項
1ないし請求項10のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水ポンプの駆動源であるモータに流れる
電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段により
検出された電流値が所定値以下の場合に前記給水ポンプ
の駆動を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設した場
合、給水ポンプの駆動源であるモータを流れる電流値が
所定値以下となると、給水タンク内が空になっていて該
モータが空回り状態にあると判断して、給水ポンプが強
制的に停止されることとなり、不必要なモータ動作をさ
せることがなくなり、また空回りによるモータの故障発
生を未然に防止することができる。
【0113】請求項12の発明におけるように、請求項
1ないし請求項10のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水タンク内の水量を検出する水量検出手
段と、該水量検出手段により前記給水タンク内が空にな
っていることを検出された場合に前記給水ポンプの駆動
を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設した場合、給
水タンク内が空になると、給水ポンプが強制的に停止さ
れることとなり、空回りによるモータの故障発生を未然
に防止することができる。
【0114】請求項13の発明におけるように、請求項
1ないし請求項10のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水ポンプの駆動継続時間を計測する駆動
継続時間計測手段と、該駆動継続時間計測手段により計
測された駆動継続時間が所定時間を超えた時に前記給水
ポンプの駆動を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設
した場合、給水ポンプの駆動継続時間が所定時間を超え
ると(換言すれば、給水ポンプが駆動されているにもか
かわらず、湯沸かしタンクの湯量が所定量に達しない場
合には)、給水タンク内が空になっていて該モータが空
回り状態にあると判断して、給水ポンプが強制的に停止
されることとなり、空回りによるモータの故障発生を未
然に防止することができる。
【0115】請求項14の発明におけるように、請求項
11ないし請求項13のいずれか一項記載の電気給湯機
において、前記ポンプ駆動停止手段の作動と同時に前記
給水タンクの空報知を行う空報知手段を付設した場合、
給水タンクが空になっていることを空報知によりユーザ
が確認することができ、給水タンクの水切れを防止する
ことができる。
【0116】請求項15の発明におけるように、請求項
1ないし請求項14のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記給水ポンプの駆動開始と同時に前記加熱手
段への通電を開始するようにした場合、湯沸かしタンク
への給水と加熱が同時に開始されることとなり、湯沸か
しタンク内の湯温の低下をできるだけ抑えることができ
る。
【0117】請求項16の発明におけるように、請求項
1ないし請求項15のいずれか一項記載の電気給湯機に
おいて、前記水補給手段から前記湯沸かしタンクへの給
水口と、前記給湯手段の入口との位置をずらした場合、
湯沸かしタンクへ給水された水により冷やされたお湯が
給湯されにくくなり、給湯温度の低下を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機における給水ポンプ部の拡大断面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機における操作パネル部を示す拡大正面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機における電気的要素の結線図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機における給湯・給水制御のフローチャートである。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機における給水タンク空報知の一例を示すフローチャー
トである。
【図7】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気給湯
機における給水タンク空報知の他の例を示すフローチャ
ートである。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる電気給湯
機における給湯・給水制御のフローチャートである。
【図9】本願発明の第3の実施の形態にかかる電気給湯
機における湯沸かし制御のフローチャートである。
【図10】本願発明の第4の実施の形態にかかる電気給
湯機における湯沸かし制御のフローチャートである。
【図11】本願発明の第5の実施の形態にかかる電気給
湯機における給水制御のフローチャートである。
【符号の説明】
2は湯沸かしタンク、3は給水タンク、5は加熱手段、
6は水補給手段、7は給湯手段、8は注出口、25は湯
温検出手段(温度センサー)、27は給湯ポンプ、30
A〜30Dは湯温検出手段(水位センサー)、31は下
限水位センサー、39は給水ポンプ。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記給湯手段を構成
    する給湯ポンプの駆動中には前記水補給手段を構成する
    給水ポンプの作動を禁止する給水禁止手段を付設したこ
    とを特徴とする電気給湯機。
  2. 【請求項2】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記湯沸かしタンク
    内の湯量が所定量になっていることを検知する湯量検知
    手段と、前記湯沸かしタンク内の湯量が前記湯量検知手
    段により検知される湯量より少なくなっている場合に前
    記給水ポンプの駆動を開始し、前記湯量検知手段からの
    検知信号により前記給水ポンプの駆動を停止するポンプ
    駆動制御手段とを付設したことを特徴とする電気給湯
    機。
  3. 【請求項3】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記湯沸かしタンク
    内の湯量が所定量になっていることを検知する湯量検知
    手段と、前記給湯ポンプの駆動時間を積算する駆動時間
    積算手段と、該駆動時間積算手段により求められた積算
    駆動時間が設定時間を超えた場合に前記給水ポンプの駆
    動を開始し、前記湯量検知手段からの検知信号により前
    記給水ポンプの駆動を停止するポンプ駆動制御手段とを
    付設したことを特徴とする電気給湯機。
  4. 【請求項4】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記湯沸かしタンク
    内の湯量を検出する湯量検出手段と、前記湯沸かしタン
    ク内の湯温を検知する湯温検知手段と、該湯温検知手段
    により検知された初期湯温および前記湯量検出手段によ
    り検出された湯量に基づいて前記湯沸かしタンク内の湯
    温を所定温度にまで上昇させるに要する加熱時間を設定
    する加熱時間設定手段と、該加熱時間設定手段により設
    定された加熱時間だけ前記加熱手段による加熱を行う加
    熱制御手段とを付設したことを特徴とする電気給湯機。
  5. 【請求項5】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記給水ポンプの駆
    動時間を計測する駆動時間計測手段と、該駆動時間計測
    手段により計測された駆動時間および前記給水ポンプの
    単位時間当たりの吐出量に基づいて前記湯沸かしタンク
    内の湯温を前記給水ポンプの駆動開始前の湯温にまで上
    昇させるに要する加熱時間を設定する加熱時間設定手段
    と、該加熱時間設定手段により設定された加熱時間だけ
    前記加熱手段による加熱を行う加熱制御手段とを付設し
    たことを特徴とする電気給湯機。
  6. 【請求項6】 前記加熱時間設定手段により設定された
    加熱時間に所定時間を加算するようにしたことを特徴と
    する前記請求項4および請求項5のいずれか一項記載の
    電気給湯機。
  7. 【請求項7】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記湯沸かしタンク
    内の湯温を検出する湯温検出手段と、前記湯沸かしタン
    ク内の湯量が所定量以下となっている場合に前記給水ポ
    ンプを所定時間だけ駆動させる時限駆動制御手段と、該
    時限駆動制御手段により給水ポンプが駆動された場合に
    は前記加熱手段により前記湯温検出手段により検出され
    た湯温が所定温度になるまで加熱する加熱制御手段とを
    付設したことを特徴とする電気給湯機。
  8. 【請求項8】 所定量の水が収容される給水タンクと、
    加熱手段が付設された湯沸かしタンクと、前記給水タン
    クの水を前記湯沸かしタンクに随時供給する水補給手段
    と、前記湯沸かしタンクからの湯を注出口に導く給湯手
    段とを備えた電気給湯機であって、前記湯沸かしタンク
    内の湯温を検出する湯温検出手段と、前記湯沸かしタン
    ク内の湯量が所定量以下となっている場合に前記給水ポ
    ンプを湯量が設定温度に降下するまで駆動させる時限駆
    動制御手段と、該時限駆動制御手段により給水ポンプが
    駆動された場合には前記加熱手段により前記湯温検出手
    段により検出された湯温が所定温度になるまで加熱する
    加熱制御手段とを付設したことを特徴とする電気給湯
    機。
  9. 【請求項9】 前記時限駆動制御手段および加熱制御手
    段の作動を、前記湯沸かしタンク内の湯量が所定量に達
    するまで繰り返すようにしたことを特徴とする前記請求
    項7および請求項8のいずれか一項記載の電気給湯機。
  10. 【請求項10】 沸騰工程から保温工程へ移行した時点
    で作動開始する所定の時限を有する保温タイマと、該保
    温タイマのカウントアップ後に前記沸騰工程に移行する
    とともに前記保温タイマのリセットを行い、前記沸騰終
    了後に前記保温工程に移行するとともに前記保温タイマ
    のカウントを開始するカルキカット制御手段とを付設し
    たことを特徴とする前記請求項1ないし請求項9のいず
    れか一項記載の電気給湯機。
  11. 【請求項11】 前記給水ポンプの駆動源であるモータ
    に流れる電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手
    段により検出された電流値が所定値以下の場合に前記給
    水ポンプの駆動を停止させるポンプ駆動停止手段とを付
    設したことを特徴とする前記請求項1ないし請求項10
    のいずれか一項記載の電気給湯機。
  12. 【請求項12】 前記給水タンク内の水量を検出する水
    量検出手段と、該水量検出手段により前記給水タンク内
    が空になっていることを検出された場合に前記給水ポン
    プの駆動を停止させるポンプ駆動停止手段とを付設した
    ことを特徴とする前記請求項1ないし請求項10のいず
    れか一項記載の電気給湯機。
  13. 【請求項13】 前記給水ポンプの駆動継続時間を計測
    する駆動継続時間計測手段と、該駆動継続時間計測手段
    により計測された駆動継続時間が所定時間を超えた時に
    前記給水ポンプの駆動を停止させるポンプ駆動停止手段
    とを付設したことを特徴とする前記請求項1ないし請求
    項10のいずれか一項記載の電気給湯機。
  14. 【請求項14】 前記ポンプ駆動停止手段が作動すると
    前記給水タンクの空報知を行う空報知手段を付設したこ
    とを特徴とする前記請求項11ないし請求項13のいず
    れか一項記載の電気給湯機。
  15. 【請求項15】 前記給水ポンプの駆動開始と同時に前
    記加熱手段への通電を開始するようにしたことを特徴と
    する前記請求項1ないし請求項14のいずれか一項記載
    の電気給湯機。
  16. 【請求項16】 前記水補給手段から前記湯沸かしタン
    クへの給水口と、前記給湯手段の入口との位置をずらし
    たことを特徴とする前記請求項1ないし請求項15のい
    ずれか一項記載の電気給湯機。
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