JP2000249467A - 生ごみ乾燥装置 - Google Patents

生ごみ乾燥装置

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JP2000249467A
JP2000249467A JP11053417A JP5341799A JP2000249467A JP 2000249467 A JP2000249467 A JP 2000249467A JP 11053417 A JP11053417 A JP 11053417A JP 5341799 A JP5341799 A JP 5341799A JP 2000249467 A JP2000249467 A JP 2000249467A
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JP
Japan
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garbage
casing
opening
shelf
drying apparatus
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JP11053417A
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Akeshi Yamamoto
明士 山本
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ARTHUR KK
ATAKKU KK
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ARTHUR KK
ATAKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみ乾燥装置における小規模生ごみ乾燥処
理を迅速に行い短期間で乾燥処理を可能とすることを目
的とする。 【解決手段】 ケーシング1前面に形成された生ごみ搬
入用開口部2と、跳ね上げ可能で複数段配置された棚状
部材5…5と、前記ケーシング1内に前記棚状部材5…
5を経由して循環させる温風循環手段と、前記ケーシン
グ1の底面部において開口された乾燥生ごみの取り出し
口15とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生ごみ乾燥装置
に関し、詳しくは主として残飯類からなる生ごみを乾燥
する生ごみ乾燥装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、残飯類の生ごみのように水分を多
量に含む廃棄物を堆肥化処理、焼却処理する場合、これ
らに先立ってまず脱水処理が行なわれる。従来、これら
脱水処理として、生ごみ類を100℃を越える高温で加
熱して乾燥させる方法や、生ごみ類を真空に近い環境に
密閉し、低圧での飽和水蒸気圧の低下を利用した乾燥処
理法が一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記乾燥処
理法を実施する場合、乾燥中生ごみを攪拌することが乾
燥効率上必要と一般的に考えられているが、生ごみ類に
残飯が含まれると、残飯がこね混ぜられてもち状とな
り、他の生ごみ類を含んで団塊化する結果、乾燥効率が
非常に悪くなる問題があった。
【0004】また、上記生ごみ乾燥処理法の内、前者の
加熱処理の場合は、高温により生ごみに含まれる堆肥成
分が蒸発ないしは加熱変化してしまっているので堆肥と
しての有効性、即ち肥料としての「効き目」が悪くなる
といった問題がある。後者の低圧で飽和水蒸気圧を利用
する場合は、生ごみをそれほど高温に加熱しないので生
ごみに含まれる堆肥成分の熱変質や消失といった弊害は
ない反面、かなり高度の真空度まで吸引する必要があ
り、このため容器として気密性を必要とし、また高度の
真空を得るための真空ポンプの設置やその運転にかなり
コストがかかる欠点があった。また、前者の加熱処理、
後者の低圧処理のいずれも、装置が大掛かりのものばか
りで、家庭的な小規模のものはなく、このような小規模
発生の生ごみの処理はできない問題もあった。
【0005】この発明は、上記問題を解消し残飯類を含
む生ごみを乾燥する場合、乾燥過程での生ごみの団塊化
を防止し、設備や運転コストも安価にでき、しかも、小
規模発生でも十分に対応可能な生ごみ乾燥装置の改良を
課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の生ごみ乾燥装
置は、上記方法を実施する装置であって、生ごみ搬入用
開口部を有するケーシング内に、前記開口部から搬入さ
れる生ごみを配置する棚状部材が複数段、かつそれぞれ
の棚状部材が跳ね上げ回動可能に配置され、前記ケーシ
ング内にはケーシング内空気を加熱し前記棚状部材を経
由して循環させる熱風循環手段と、前記ケーシングの底
面部において前記棚状部材を跳ね上げたときに乾燥生ご
みが落下する位置に開口された乾燥生ごみの取り出し口
とを備えてなるものである。この構成によれば、生ごみ
は複数段設置された棚状部材に薄い層状に分散されその
棚状部材上でこね回すことなく熱風乾燥されるので乾燥
効率が高い。さらに、ケーシング内の棚状部材の表面に
堆積乾燥された生ごみを、該棚状部材を跳ね上げること
により、ケーシング内の底面部に開口された乾燥生ごみ
取り出し口へと容易に落下させることができる。請求項
2の生ごみ乾燥装置は、上記の生ごみ乾燥装置における
ケーシングの上半部が半円筒形をなしており、該ケーシ
ングの上部を切り開いてなる開口部が設けられ、この開
口部に前記ケーシングと同一曲率の湾曲板により形成し
た蓋板が円周方向にスライド可能に支持されてなる請求
項1の生ごみ乾燥装置である。この構成により生ごみ
を、容易に上記ケーシング内の棚板部材表面に堆積させ
ることができる。
【0007】請求項3の生ごみ乾燥装置は、上記の生ご
み乾燥装置におけるケーシングを構成する周壁が断熱壁
とされているものである。この構成により無駄な熱の放
散が防止され、熱効率の向上が図られる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。 実施の形態1 図1は実施の形態1の生ごみ乾燥方法を実施する装置の
正面断面図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3は
図1のB−B線矢視要部断面図である。図2において、
乾燥装置のケーシング1は、図示のように縦長の長方形
状をなし、その上端部は半円筒型をなしており、鋼板な
どにより形成されている。前記半円筒型のケーシングの
上部を切り開いてなる開口部が設けられ、この開口部に
前記ケーシングと同一曲率の湾曲板により、形成した蓋
板2が円周方向にスライド可能に支持されている。上記
ケーシング1の内部には、ケーシングの上半部に水平に
軸4…4が多段に設置され、該それぞれの軸4…4を中
心として複数段の棚板5…5が回動自在に軸支されてい
る。また、棚板5…5の軸部4…4には、それぞれ上方
へ回動付勢する引っ張りスプリング6…6が組み込まれ
ており、棚板5…5が無負荷状態の時は点線で図示のよ
うに跳ね上げ回動するようにされている。この状態にお
いて、該棚板の下端は、後述する生ごみ取り出し口に連
結された乾燥物落下用シュート7の開口の真上に位置
し、乾燥生ごみは傾斜した該棚板5…5を滑り落ち、該
開口に落下させるようになっている。生ごみ3を該棚板
5…5表面上に堆積させるときは、前記棚板の棚板軸部
4…4の他端を、該軸部と相対するケーシング内壁に位
置する固定用フック8…8で固定させることにより前記
棚板を水平状態に保つことができる。なお、この固定用
フック8は、棚板5側面側のケーシング1内面に軸支さ
れ、スプリング8aにより棚板5側面のピン5aに係合
可能に付勢されている。棚板5…5は後述する熱風の流
通性確保のため孔明き鋼板、例えば図4に示すように鋼
板に多数の小孔5b…5bを設けたパンチングメタルで
形成されている。また、棚板5…5の直下には、多数の
熱風吹き出しノズル9と、この熱風吹き出しノズル9へ
熱風を送る送気管10が配置され、該送気管10には前
記ケーシング1内より加熱部11及び送風循環ファン1
2を経て前記送気管に至る空気加熱循環管路13が接続
されている。この空気加熱循環管路13の空気取り入れ
口14は、ケーシング1内の上部側壁に設けられ、前記
取り入れ口14から加熱ヒータ部11、ファン12を経
て前記送気管10へと熱風が循環するようにされてい
る。
【0009】上記ヒータ部には、図示は省略するが電熱
用のニクロム線やガスバーナ、灯油バーナを熱源とする
ヒータが設けられ、ファンの出口または出口部分に温度
センサが配置され、熱風温度が常温〜100℃未満の一
定温度、望ましくは60〜80℃の温度となるよう制御
される。最下段の棚板5…5の下方のケーシング底面
に、前述した乾燥物落下用シュート7と連結される乾燥
処理済の生ごみ取り出し用の開口15が設けられてい
る。
【0010】上記した温度制御、運転の開始停止、乾燥
処理済の生ごみの搬出などは図5に示す制御盤16によ
り自動制御可能とされている。なお、図2、図5、図6
において、図中17は、排気筒を示し、ケーシング1内
の湿気などを外部に排出するものである。次に、上記生
ごみ乾燥装置の作動について説明する。まず生ごみ投入
開口の蓋2を開けて、棚板5…5を水平状態となるよう
にフック8で止めて、生ごみ3を前記棚板5…5表面に
堆積させる。生ごみ3の量が多いときは、該棚板5…5
を順次水平に止め、複数段に分けて堆積させる。この状
態で、生ごみ投入開口の蓋2が閉じられ、前記熱風吹き
出しノズル9から熱風が吹き出される。この熱風は、熱
風送気管10から出たあと棚板5…5の孔明き鋼板の孔
5b…5bを通過し、棚板上の生ごみと接し、最上段の
棚板5…5上方の空間から空気取り入れ口14へ入り、
ヒータ部11で加熱され、送風ファン12で送気管10
へと送られて循環する。
【0011】従って、各棚板5…5上の生ごみはこね混
ぜることなく静置したまま乾燥される。各段の棚板5…
5上の生ごみは乾燥すれば粒状となるため、各棚板5…
5を跳ね上げることによって、前記乾燥生ごみを上述し
た生ごみ落下用シュート7から下方の生ごみ取り出し開
口15へと落下させられるので、乾燥生ごみは容易に回
収できる。
【0012】以上のようにして生ごみは粒状に乾燥され
る。 実施の形態2 この実施の形態2の生ごみ乾燥装置は、図示は省略する
が、上記実施の形態1における生ごみ乾燥装置のケーシ
ング1を断熱壁とし、内部の熱が放散されないようにさ
れている。この断熱壁は、ケーシング1の周壁外面に断
熱用発泡合成樹脂成形体を積層することにより構成され
る。上記各実施形態において、図6に示すように、生ご
み搬入用開口に生ごみを運ぶバケツ置き用折り畳み棚1
8を設けてもよい。なお、上記各実施の形態において、
ケーシング外部下面に、該ケーシングを移動可能にする
キャスター19を設けてもよい。また、上記各実施形態
における生ごみ乾燥装置は、家庭用食器乾燥機などのケ
ーシング及び熱風装置をそのまま利用して構成すること
もできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の生ごみ
乾燥装置によれば、残飯交じりの生ごみを乾燥処理する
場合、これら生ごみをこね混ぜることなく静置して層状
に数段にして乾燥するため団塊化することなく粒状に乾
燥させることができる。また、生ごみの乾燥状態も非常
に良く、粒状のさらさらした状態となるので処理後の生
ごみの取り扱いも容易となり、運搬処理などが非常に容
易となる効果を有する。
【0014】また、一層でなく複数段に層状にするので
乾燥が早く、早期に乾燥できる効果も有する。さらに、
この発明によれば、乾燥のための送風温度が常温〜10
0℃の熱風範囲であるため、乾燥時に肥料として有効な
成分が蒸発したり熱変化することがなく、従ってこの発
明の方法ないしは装置を用いて乾燥した生ごみを肥料化
した場合、いわゆる効き目の良い肥料とすることができ
るなど種々の効果を有する。なお、この発明による生ご
み乾燥装置は、従来の処理装置に比べ、設備や運転コス
トも安価にでき、しかも、小規模発生の生ごみでも充分
に対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の生ごみ乾燥装置の実施の形態1の正
面断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1のB−B線矢視要部断面図である。
【図4】棚板5の平面図である。
【図5】この発明の生ごみ乾燥装置の実施の形態1の正
面図である。
【図6】この発明の生ごみ乾燥装置の実施の形態1の右
側面図である。
【符号の説明】
A 生ごみ乾燥装置 1 ケーシング 2 生ごみ投入開口蓋板 3 生ごみ 4 回転軸 5 棚板 5a 固定フック止め用ピン 5b 熱風流通用小孔 6 引っ張りスプリング 7 乾燥物落下用シュート 8 固定用フック 8a 固定用フックスプリング 9 熱風吹き出しノズル 10 送気管 11 加熱ヒータ 12 熱風循環ファン 13 空気加熱循環管路 14 空気取り入れ口 15 生ごみ取り出し用開口 16 制御盤 17 排気筒 18 バケツ置き用折り畳み棚 19 キャスター
フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA01 AA07 AB03 AC04 AC08 AC45 AC46 AC48 AC49 AC52 AC54 AC57 AC63 AC65 AC74 AC75 AC76 BA01 DA01 DA06 DA07 DA10 DA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ搬入用開口部を有するケーシング
    内に、前記開口部から搬入される生ごみを配置する棚状
    部材が複数段、かつそれぞれの棚状部材が跳ね上げ回動
    可能に配置され、前記ケーシング内には該ケーシング内
    空気を加熱し前記棚状部材を経由して循環させる熱風循
    環手段と、前記ケーシングの底面部において前記棚状部
    材を跳ね上げたときに乾燥生ごみが落下する位置に開口
    された乾燥生ごみの取り出し口とを備えてなる生ごみ乾
    燥装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングの上半部が半円筒形をなして
    おり、該ケーシングの上部を切り開いてなる開口部が設
    けられ、この開口部に前記ケーシングと同一曲率の湾曲
    板により形成した蓋板が円周方向にスライド可能に支持
    されてなる請求項1の生ごみ乾燥装置。
  3. 【請求項3】 ケーシングを構成する周壁が断熱壁とさ
    れている請求項1、2の生ごみ乾燥装置。
JP11053417A 1999-03-02 1999-03-02 生ごみ乾燥装置 Pending JP2000249467A (ja)

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