JP2000247824A - 泡状化粧料 - Google Patents
泡状化粧料Info
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Abstract
し、外観色が、マンセル表色系において、明度3.0〜
9.0、彩度1.5〜10.0の範囲内にある泡状化粧
料。 【効果】 のびが良く、簡便に塗布でき、肌の色を自然
に補正して、透明感のあるきれいな肌に仕上げることが
できる。
Description
に塗布でき、肌の色を自然に補正して、透明感のあるき
れいな肌に仕上げることができる泡状の化粧料に関す
る。
シミ・ソバカス等までカバーすることを目的として、着
色顔料を多く配合する傾向があったが、着色顔料の隠蔽
力は光の散乱によるものであるため、多量に配合する
と、仕上がりにおいて透明感に欠け、素肌っぽい自然な
仕上がりは得られない。近年、化粧の仕上がりについ
て、特に若年女性の間では素肌っぽい仕上がりが好まれ
ており、肌の色相を美しく変化させ、しかも自然で素肌
っぽい仕上がりが得られる化粧料が求められている。
すくのばして塗布しようとした場合に、のびが悪いな
ど、使用時の簡便性の点でも問題があった。
が良く、簡便に塗布でき、肌の色を自然に補正して、透
明感のあるきれいな肌に仕上げることができる化粧料を
提供することにある。
を特定の割合で含有し、特定の明度及び彩度の外観色を
有する泡状化粧料が、のびが良く、ムラづきせずに簡便
に塗布でき、透明感を持ちながら肌の色を自然に補正し
てきれいに仕上げることを見出した。
2.4重量%含有し、外観色が、マンセル表色系におい
て、明度3.0〜9.0、彩度1.5〜10.0の範囲
内にある泡状化粧料を提供するものである。
料としては、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコ
ニウム、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、
黄土、黒酸化鉄、カーボンブラック、マンガンバイオレ
ット、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロ
ム、コバルトチタン、群青、紺青等の無機着色顔料;赤
色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205
号、赤色220号、赤色221号、赤色228号、赤色
404号、赤色405号、黄色205号、黄色401
号、青色404号、橙色203号、橙色204号、橙色
401号等のタール色素;カルミン酸、ラッカイン酸、
ブラジリン、クロシン等の天然色素等が挙げられる。
1.0μm、特に0.2〜0.5μmが好ましい。平均
粒径は、試料をエチルアルコール等の分散媒に超音波で
分散したものを、粒度分布測定機(例えばSKレーザー
(セイシン企業社製)等)にて、同じ分散媒を用いて測
定することにより求められる。
常用いられる撥水処理剤を用いて撥水処理したものであ
ってもよい。撥水処理剤としては、例えばシリコーン
油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸の
アルカリ金属塩又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8
〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロア
ルキル基を有するフッ素化合物などが挙げられる。それ
ぞれの具体例については、特開平10−158123号
公報、第2頁2欄第24行〜第4頁5欄第25行に記載
のもの等が挙げられる。粉体を撥水処理するには、通常
の方法、例えば特開平10−158123号公報、第4
頁5欄第26行〜6欄第29行に記載されている方法に
従って行えば良い。
き、自然で透明感のある仕上がりを得るために、全組成
中に0.05〜2.4重量%の量が配合され、好ましく
は0.3〜2重量%、特に好ましくは0.5〜1.8重
量%である。また、着色顔料中には酸化チタンが含有さ
れているのが好ましく、全着色顔料中、酸化チタンを1
〜95重量%、特に20〜90重量%含有するのが、肌
のくすみをなくすのに適度なカバー力が得られるので好
ましい。
し、その外観色が、マンセル表色系において、明度3.
0〜9.0、彩度1.5〜10.0の範囲内であり、特
に肌色補正の観点から、明度5.0〜8.5、彩度2.
5〜6.0の範囲内であるのが好ましい。これらの明
度、彩度は、JIS Z 8721(色の表示方法−三
属性による表示)に従って求めたものである。また、外
観色の色相は特に制限されず、好みの色にすることがで
きる。
用時に泡状の形態となるものである。泡状とするには、
界面活性剤と噴射剤を配合して、エアゾール化粧料とす
るのが好ましい。界面活性剤としては、例えば特開平8
−40837号公報、第2頁2欄第32行〜第3頁3欄
第16行に記載のもの等が挙げられ、特にスルホコハク
酸エステル、ベタイン系両性界面活性剤、ポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル、モノ長鎖アルキル第4級ア
ンモニウム塩が好ましい。これらの界面活性剤は、1種
以上を用いることができ、全組成中に0.3〜10重量
%、特に0.5〜5重量%、更に1〜3重量%配合する
のが、安定性の点から好ましい。
粧料に用いられているもの、例えばプロパン、ブタン又
はそれらの混合物(液化石油ガス(LPG)を含む)等
の低級飽和炭化水素、ジメチルエーテル等のエーテル
類、窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素ガス、イソペンタ
ン、n−ペンタンなどが挙げられる。これらの噴射剤は
1種以上を用いることができ、全組成中に3〜25重量
%、特に5〜20重量%配合するのが、使用性の点で好
ましい。
を配合でき、塗布時のすべりが良く、使用感を向上させ
ることができる。球状粉体としては、例えば球状シリ
カ、球状酸化アルミニウム等の無機球状粉体;球状ポリ
メタクリル酸メチル、球状ナイロン、球状オルガノポリ
シロキサン、球状ポリ塩化ビニル、球状ポリスチレン等
の有機高分子球状粉体などが挙げられる。
様に、その表面を撥水処理したものを用いることもでき
る。
ることができ、全組成中に0.1〜5重量%、特に0.
5〜4重量%配合するのが、塗布時にすべりが良く、使
用感の点で好ましい。
1.6〜1.8であり、粉体濃度20重量%で厚さ25
μmの薄膜を形成したときの散乱透過度が70%以上
で、かつ全透過度が80%以上である粉体を配合でき、
毛穴や色むらを見えにくくすることができる。成分
(C)の粉体は、毛穴や色むらを見えにくくする効果と
透明性の観点から、屈折率が1.6〜1.8であること
が好ましいが、屈折率が上記範囲外の粉体であっても、
ポリマー等で被覆した結果1.6〜1.8の範囲にある
ものであれば使用できる。また、成分(C)の粉体は、
粉体濃度20重量%で厚さ25μmの薄膜を形成したと
きの散乱透過度が70%以上で、かつ全透過度が80%
以上である。この範囲においては、毛穴や色むらを見え
難くする効果及び透明性が良好となり好ましい。
・s のシリコーン油中に粉体を20重量%となるように
加え、粉体が均一分散するまでよく混練し、25μmの
アプリケーターを用いて薄膜を得ることにより行う。そ
して、この薄膜の透過度を、REFLECTANCE-TRANSMITTANC
E METER HR-100(村上色彩研究所製)により測定する。
なお、散乱透過度は全透過度から視野角7°の範囲の直
進する光の透過度を除いたものをいい、全透過度は全透
過光量を入射光量で割ったものをいう。
板状構造を有する酸化アルミニウム、硫酸バリウム、窒
化ホウ素が好ましく、更に板状構造を呈し、そのアスペ
クト比が5〜100であり、かつその板状面の周囲長の
2乗と板状面の正射影面の面積との比が20:1〜15
0:1である板状硫酸バリウムが好ましい。ここで板状
構造には薄片状、薄板状、葉片状、花弁状、雲母状、箔
状等が含まれる。また、その形状は板状面に垂直な1枚
又は2枚の鏡像面を有し、かつ縁部に凹部を有するバタ
フライ形状であるのが好ましい。このような板状硫酸バ
リウムは、例えば特開平4−5215号公報に記載の方
法に従って製造できる。
に、その表面を撥水処理したものを用いることもでき
る。
とができ、全組成中に0.1〜20重量%、特に0.5
〜15重量%、更に1〜10重量%配合するのが、毛穴
や色むらを見えにくくする効果を付与できる点で好まし
い。
体を配合でき、よりくすみがなく明るい肌色にすること
ができる。成分(D)の発色性粉体は、板状、球状又は
不定形の母粉体に被覆処理を施し、内部拡散光、又は干
渉光あるいはその両方の機構により発色する粉体であ
り、粉体そのものが色調を呈する成分(A)の着色顔料
とは区別される。そして、その平均粒径は1〜100μ
m、特に2〜80μmのものが好ましい。ここで被覆さ
れる母粉体としては、板状、球状又は不定形の粉体で、
例えば雲母、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化鉄、アル
ミナ、シリカ、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等が挙げら
れ、特に雲母が好ましい。これらの母粉体に、例えば金
属酸化物粒子、タール色素、天然色素、有機粉体等で被
覆することにより内部拡散光又は干渉光を発するものが
(D)の発色性粉体として好ましく用いられる。
酸化鉄、酸化ジルコニウム、アルミナ等;タール色素と
しては、例えば赤色202号、赤色203号、赤色20
4号、赤色205号、赤色220号、赤色221号、赤
色228号、赤色404号、赤色405号、黄色205
号、黄色401号、青色404号、橙色203号、橙色
204号、橙色401号等;天然色素としては、例えば
カルミン、ラッカイン酸、ブラジリン、クロシン等;有
機粉体としては、例えばラウロイルリジン、セチルリン
酸亜鉛等が挙げられ、これらの1種以上を用いることが
できる。
状シリカの表面を金属酸化物、あるいはタール色素で被
覆したものが好ましく、特に雲母の表面を酸化チタン、
酸化鉄、あるいはタール色素で被覆したものがより好ま
しい。なお、母粉体を上記の物質で被覆する方法は特に
制限されず、常法の方法に従って行なえば良い。
同様に、その表面を撥水処理したものを用いることもで
きる。
いることができ、肌色のくすみ改善及び自然な仕上がり
の観点から、全組成中に0.1〜20重量%、特に0.
5〜15重量%、更に1〜10重量%配合するのが好ま
しい。
ルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール
を配合でき、使用感、さっぱり感を高めることができ
る。水及び/又は低級アルコールは、全組成中に合計で
10重量%以上、特に20〜90重量%配合するのが好
ましい。
えば油剤、水溶性高分子、前記以外の粉体、保湿剤、防
腐剤、薬効成分、紫外線吸収剤、無機塩又は有機酸塩、
香料、キレート剤、pH調整剤等を適宜配合できる。油剤
としては、特開平8−40837号公報、第3頁3欄2
4行〜47行に記載のもの等が挙げられ、特にスクワラ
ン、プロピレングリコール、ジメチルポリシロキサン、
ポリエーテル変性シリコーンが好ましい。水溶性高分子
としては、特開平10−158123号公報、第5頁7
欄第13行〜20行に記載のもの等が挙げられ、特にポ
リビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、キサ
ンタンガムが好ましい。
マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金
雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライ
ト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸
マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪
酸バリウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属
塩、ヒドロキシアパタイト、含水珪酸、無水珪酸、酸化
マグネシウム、ベントナイト、ゼオライト、セラミクス
パウダー、水酸化アルミニウム等の無機粉体;ナイロン
パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグ
アナミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダ
ー、四フッ化エチレンパウダー、微結晶性セルロース、
コメデンプン、ラウロイルリジン等の有機粉体;ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マ
グネシウム、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸
カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の界面活性
剤金属塩粉体;アルミニウムパウダー、ステンレスパウ
ダー、カッパーパウダー等の金属粉末等の化粧品に汎用
される粉体が挙げられる。これらの粉体は、前記と同様
に撥水処理したものであっても良い。
ン、ほほ紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料、日
焼け止め化粧料、化粧下地等のほか、首、腕、脚等に使
用するボディ用化粧料、制汗剤としても好適に使用でき
る。
塗布でき、肌の色を自然に補正して、透明感のあるきれ
いな肌に仕上げることができる。
他の粉体(8)〜(12)を混合し、粉砕機にて粉砕し
た。これと、成分(13)〜(16)を常法に従って混
合し、得られた原液と噴射剤(17)を市販の耐圧密閉
容器に充填して、泡状化粧料を製造した。得られた泡状
化粧料をファンデーションとして使用したときの仕上が
りを評価した。結果を表1〜3に併せて示す。
各化粧料を顔に塗布したときののびの良さ、ムラづきの
しにくさ、仕上がり(肌くすみがない、自然な仕上が
り、透明感のある仕上がり、カバー力の好み、仕上がり
のきめ細かさ、粉っぽさのなさ、毛穴の目立ちにくさ)
について官能評価し、以下の基準で判定した。 判定基準: ◎:8名以上が良好と評価した。 ○:5〜7名が良好と評価した。 △:3〜4名が良好と評価した。 ×:2名以下が良好と評価した。
状化粧料を肌に塗布した場合には、のびが良く、ムラづ
きがなく、また肌のくすみがない、自然で透明感のある
仕上がりになることが確認された。
て製造した(着色顔料1.87重量%,外観色:色相
6.51YR、明度6.97、彩度4.50)。
1.00重量%とし、更に板状硫酸バリウム(特開平4
−5215号公報の製造例4記載の方法により製造した
もの;屈折率1.64、散乱透過度72%、全透過度8
8%)4.00重量%及び窒化ホウ素(屈折率1.7
4、散乱透過度77%、全透過度85%)1.00重量
%を加える以外は同様にして、泡状日焼け止め化粧料を
製造した(着色顔料1.87重量%,外観色:色相6.
43YR,明度7.19,彩度4.40)。
1.00重量%とし、更に発色性粉体(茶色系着色粉
体;MEARL社製、TIMICA NU-ANTIQUE BRONZE、平均粒径2
2.6μm)3.50重量%を加える以外は同様にして、
泡状日焼け止め化粧料を製造した(着色顔料1.87重
量%,外観色:色相6.44YR,明度7.16,彩度
3.28)。
に優れ、自然な仕上がりで、透明感のあるきれいな肌に
仕上げることができた。また、実施例3の化粧料は、特
に毛穴を見えにくくする効果が高く、実施例4の化粧料
は、特にくすみがなく明るい仕上がりが得られた。これ
らの泡状化粧料は、顔はもちろん、ボディにも塗布しや
すく、簡便性に優れていた。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)着色顔料を0.05〜2.4重量
%含有し、外観色が、マンセル表色系において、明度
3.0〜9.0、彩度1.5〜10.0の範囲内にある
泡状化粧料。 - 【請求項2】 着色顔料中、酸化チタンを1〜95重量
%含有する請求項1記載の泡状化粧料。 - 【請求項3】 更に、(B)球状粉体を含有する請求項
1又は2記載の泡状化粧料。 - 【請求項4】 更に、(C)屈折率が1.6〜1.8で
あり、粉体濃度20重量%で厚さ25μmの薄膜を形成
したときの散乱透過度が70%以上で、かつ全透過度が
80%以上である粉体を0.1〜20重量%含有する請
求項1〜3のいずれか1項記載の泡状化粧料。 - 【請求項5】 更に、(D)発色性粉体を0.1〜20
重量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の泡状
化粧料。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24155299A JP2000247824A (ja) | 1998-12-28 | 1999-08-27 | 泡状化粧料 |
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Country Status (1)
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-
1999
- 1999-08-27 JP JP24155299A patent/JP2000247824A/ja active Pending
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