JP2000246139A - 電気集塵装置 - Google Patents
電気集塵装置Info
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Abstract
に対する微粉塵やミスト等の付着を確実に防止すること
ができる粉塵付着防止機能を備えた電気集塵装置を提供
する。 【解決手段】 接地された電極板6…の各間に荷電極板
5…を並設し、この荷電極板5…を取付けた支持部材4
Tを接地された席板1Cの外側に突出して給電板2に取
付け、この給電板2を碍子3を用いて席板1C側に保持
すると共に、給電板2に連設した高電圧極板2A,2B
を上記接地された席板1Cに近接させて流通空間5Rを
構成し、含塵気流の主流から外れた気流が流入して来る
この流通空間5Rに電界を生成する。
Description
た集塵エレメントにより、気流中より微粉塵やミスト等
のダスト粒子を除去(捕集)することができる電気集塵
装置に関するものであって、具体的には、高圧電極を保
持する碍子等の絶縁手段にダスト類が付着することを防
止する機能を備えた電気集塵装置に関するものである。
にダストを含んだ気流が流れ込むと、碍子に粉塵や水分
等が付着し、その結果、絶縁性が低下して沿面放電した
り、高圧電流を短絡させたりする不具合が発生するた
め、従来より、上記碍子に対するダスト類の付着を防止
するための各種の対策が講じられている。
は、塵埃が碍子等に流れ込まないようにカバーを設ける
ことが開示されており、また、特開平6−335638
号並びに特開平9−119658号公報には、碍子等を
乾燥させて粉塵が付着しにくい構造にすることが記載さ
れている。
公報に記載されているカバーを設ける解決策は、各電極
を支える碍子に対して出来るだけ塵埃が流れ込まないよ
うにすることはできても、各電極空間の確保、沿面放電
からの防御等の理由から、碍子の部分を完全に気流が流
通しない状態にすることができないため、碍子の汚れを
確実に防止することはできなかった。
碍子を乾燥状態に維持するには、ヒータとか温風装置を
用いて乾燥させる必要があるため、ランニングコストの
アップや設備費のアップにつながる問題があった。
簡単な構造の装置を用いて、碍子に対する微粉塵やミス
ト等の付着を確実に防止することができる粉塵付着防止
機能を備えた電気集塵装置を提供することである。
粉塵やミスト等の粒子を高電圧荷電部で荷電し、次い
で、これ等荷電された粒子を集塵部で捕集するように構
成した2段式電気集塵装置であって、
れか一方又は両方を、給電部材に支持された複数の荷電
極と、接地部材に支持された複数の接地電極とを間隔を
あけて交互に並設した構成と成し、これ等給電部材と接
地部材の間を碍子等の絶縁手段によって互いに保持せし
めると共に、この絶縁手段を主気流から少し外れた位置
に設け、且つ、主気流から外れて絶縁手段に向けて流れ
込む気流の流路空間に電界を生成せしめるように構成す
ること。(請求項1)
と、荷電極に荷電される電源が共通であること。(請求
項2)
体を、両側に席板を備えるフレーム状に造り、荷電極を
支持した給電部材の外端部を上記席板の外側に導出し
て、その外端部を給電板に連設した高電圧極板に取付
け、且つ、この給電板を上記席板に碍子を介して取付け
て絶縁状態に保持すると共に、給電板の一部又は給電板
に連設した高電圧極板を上記の席板に近接させて設ける
ことにより、主気流から上記席板の外側に外れて上記碍
子に向かう気流の流路空間に電界を生成するように構成
すること。(請求項3)
塵室の内部に、高圧電源の他方の極に接続された電極線
を張設することにより、集塵室の内部空間で気流中に含
まれている微粉塵やミスト等に対する荷電と集塵を行う
ように構成した1段式電気集塵装置であって、上記電極
線の両端を碍子等の絶縁手段を介して集塵室内に夫々保
持し、これ等各絶縁手段には粉塵の付着を防止する導電
体製の保護傘体を取付けると共に、各保護傘体を電極線
側に接続し、且つ、その先端側を集塵室の内壁面に近接
させて電界を生成するように構成すること。(請求項
4)
段によれば、碍子等の絶縁手段が主気流から少し外れた
位置に設けられており、而かも、微粉塵やミスト等を含
んだ気流が主気流(流路)から外れて上記絶縁手段に至
る流路空間には電界が生成されているため、絶縁手段に
向けて流れる気流中の微粉塵やミスト等は途中でアース
側に捕集されて絶縁手段まで到達しないから、碍子等を
きれいな状態に保って、その絶縁機能をいつまでも良好
な状態に維持することを可能にする。
段によれば、流路空間に電界を生成するための電源と、
荷電極に荷電する電源とが共通であって、改めて電界生
成用に別の電源を設ける必要がないから、比較的安いコ
ストで微粉塵やミスト等の付着を確実に防止することを
可能にする。
段によれば、フレーム状に造った接地部材の中を流れる
主気流から外れて席板の外側に流出した微粉塵やミスト
等を含んだ気流は、碍子に至る前にその流路空間、即
ち、高電圧極板と席板との狭い間隔に生成された電界に
より微粉塵やミスト等が席板側(アース極)に捕集さ
れ、次いで、自然落下して捕集されるため、碍子への微
粉塵やミスト等の付着を確実に防止することを可能にす
る。
段によれば、集塵室の内部で荷電と集塵を同時に行う1
段式電気集塵装置に於いても、保護傘体と、この保護傘
体と集塵室の間に生成される電界によって、碍子等の絶
縁手段への微粉塵やミスト等の付着を防止することを可
能にする。
(4)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は2段式
電気集塵装置の全体を示した側面図であって、図中、A
は電気集塵装置の機体、BとCはその内部AHに引出し
自在に収めた高電圧荷電部と集塵部、ASは符号Xで示
した含塵気流の入口で、ATは符号X′で示した清浄空
気の出口を示す。
した側面図、図3はその正面図、図4と図5は要部を拡
大して示した平面図と斜視図であって、これ等の図面に
於いて、1Aと1Bは気流の流れる方向に間隔をあけて
互いに組付けた前後の接地されたフレーム枠、1C,1
Cはその両外側の間隔を塞ぐように設けた左右の席板、
6…は上下に設けた取付板6A,6B(図3〜図5)を
夫々上記前側のフレーム枠1Aの上下部分に取付けるこ
とにより、フレーム枠1A,1Bのハウジング内部に間
隔をあけて並設された複数枚の接地電極板(集塵板)を
示す。
シメ部5H…に、多数本の針5P…をカシメて取付ける
ことによって構成した荷電極板で、この荷電極板5…は
上下両端5A,5B(図2)を上下の支持部材4Tと4
Sに支持された状態で、上記各接地電極板6…の各間隔
内に1本ずつ介在されている。尚、図5に於いて5S…
は各荷電極板5…を吊下げるスプリング、4Ta…は上
部の支持部材4Tに設けたスプリング5S…用の懸掛穴
を示す。
の外側に突出した上記上下の荷電極用支持部材4T,4
Sの外端部に取付けた給電板、2Kは給電取付板2Xに
取付けた給電用のスプリングであって、この給電板2は
計4個の碍子3…を用いて上記左右の席板1C,1Cの
外側に設けた支持板1B′(図4、図5)側に絶縁状態
に固定保持されている。
電板2の上下に連設した高電圧極板で、上記荷電極用支
持部材4T,4Sの外端部がこれ等上下の高電圧極板2
A,2Bに取付けられており、また、これ等の高電圧極
板2A,2Bは、上記席板Cとの間に電界を生成できる
ように該席板1Cの外側面に近接した状態で設けられて
いて、フレーム枠1A,1B内を符号X→X′の方向に
流れる主気流から外れて、図3乃至図5に於いて夫々符
号5Rで示した流通空間、即ち、上記席板1Cと各高電
圧極板2A,2Bとの隙間に向けて流れ込んで来る気流
中に含まれている微粉塵やミスト等の粒子を、各碍子3
…に到達する前にアース極、即ち、接地された席板1C
側に捕集する仕組に成っている。
図7はその正面側から見た斜視図、図8は図6のZ視部
分を拡大して示した断面図であって、これ等の図面に於
いて、10は接地されたフレーム枠、10′,10′は
フレーム枠10の左右両側に取付けた席板、14…はこ
れ等フレーム枠10と左右の席板10′,10′によっ
て構成される集塵ハウジングの内部に間隔をあけて多数
並設した接地電極板(集塵板)、図8で符号16で示し
たのはこれ等各接地された集塵板14…を間隔的に取付
けるスペーサ軸、16B…は間隔保持用のカラー、16
Aは上記の席板10′にスペーサ軸16を取付ける締付
ネジで、このスペーサ軸16は実際には上記ハウジング
内に4本架設されていて、各接地電極板14…の接地と
間隔保持を果たす仕組に成っている。
…の間に介在された荷電極板、図8で符号17で示した
のはこれ等各荷電極板15…を間隔的に取付けるスペー
サ軸、17B…は間隔保持用のカラー、17A…は上記
席板10′に穿設した穴10Hから外側に突出した上記
スペーサ軸17の各先端部を、席板10′の外側に設け
た各給電板11の上下に連設した高電圧極板11Bに取
付ける締付ネジ、13は給電用のスプリング、14Aは
各接地電極板14…に設けたスペーサ軸17用の挿通穴
であって、このスペーサ軸17は実際には上記ハウジン
グ内に計4本架設されており、また、上記の給電板11
は左右の席板10′,10′の外側に合計4枚設けられ
ていて、各荷電極板15…への給電と間隔保持を果す仕
組に成っている。
けた取付板11Aと、各席板10′に設けた取付枠10
Aとの間に取付けた碍子、12A,12Aはその取付ネ
ジであって、これ等の碍子12…は各給電板11…を接
地された席板10′に対して絶縁状態に保持すると共
に、各給電板11…の高電圧極板11Bを図8に示す如
く上記席板10′との間に電界を生成できるように、該
席板10′の外側面に近接した状態に支持して、符号X
−X′の方向に流れる主気流から外れて上記スペーサ軸
17を挿通した穴10Hから符号11Rで示した流通空
間に流れ込んで来る気流中に含まれている微粉塵やミス
ト等を、各碍子12…に到達する前にアース極、即ち、
接地された席板10′側に捕集するように構成してい
る。
は以上述べた如き構成であるから、符号X−X′の方向
に流れる含塵空気の主気流は、先ず、高電圧荷電部Bを
通ることによって気流中に含まれている微粉塵やミスト
等が荷電され、次いで、集塵部Cの接地集塵板14…に
これ等荷電された微粉塵やミスト等が吸着、捕集されて
清浄化されるのであるが、本発明では特に、上記X−
X′の方向に流れる主気流から外れて高電圧荷電部B及
び集塵部Cの各流通空間5R,11Rの方向に流れ出す
気流中にに含まれている微粉塵やミスト等が、各碍子3
…、並びに、12…に到達する前にアース極、即ち、接
地された各席板1Cと10′側に捕集されるため、各碍
子3…,12…に対する微粉塵等の付着を防止すること
ができる。
実施の形態を図9と図10の記載に基づいて説明する。
は本発明の要部を拡大して示した構成図であって、図
中、20は含塵空気の供給口20Aと清浄空気の吐出口
20Bを設けた集塵室、21はDC高圧電源で、そのプ
ラス側は集塵室20に接続されている。
けた碍子、22Aと23Aはこれ等碍子22,23の取
付台、24は上下の碍子22,23の間に張設したワイ
ヤー電極で、上述したDC高圧電源のマイナス側がこの
ワイヤー電極24に接続されていて、供給口20Aから
送り込まれて来る気流中に含まれている微粉塵やミスト
等の粒子をマイナスに帯電させて、これをプラスに帯電
されている周囲の集塵室20側に付着させて集塵する仕
組に成っている。
夫々取付けた保護傘体で、導電体を用いて造ったこれ等
上下の保護傘体25,26は、微粉塵やミスト等の粒子
が直接碍子22,23に付着するのを防止すると共に、
その各先端部を電界が生成するように集塵室20の内壁
面に近づけて設けることにより、符号25R及び26R
で示した保護傘体25,26の先端部と集塵室20の内
壁面との間隔、即ち、流通空間を通って流れ込んで来る
気流に含まれている微粉塵やミスト等が、各碍子22,
23に到達する前にプラスに帯電された集塵室20の内
壁面に吸着、捕集させて、碍子22,23の汚染を防止
するように構成されている。
塵装置によれば、主気流の流通路から外れて外側の流通
空間に流出する気流中に含まれている微粉塵やミスト等
を、碍子に到達する前にこの流通空間に生成した電界に
よって接地された席板側、或は、集塵室側に吸着させて
分離、捕集することができるため、碍子への微粉塵やミ
スト等の付着を防止して、絶縁性の低下や沿面放電、並
びに、高圧電流の短絡と言った各種不具合の発生を防止
することができるものであって、構成が頗る簡単で容易
に実施できる点と相俟って、図示したような2段式並び
に1段式の各電気集塵装置に用いて洵に好適なものであ
る。
した側面図である。
ある。
る。
した構成図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 気流中に含まれている微粉塵やミスト等
の粒子を高電圧荷電部で荷電し、次いで、これ等荷電さ
れた粒子を集塵部で捕集するように構成した2段式電気
集塵装置であって、 上記高電圧荷電部と集塵部のいずれか一方又は両方を、
給電部材に支持された複数の荷電極と、接地部材に支持
された複数の接地電極とを間隔をあけて交互に並設した
構成と成し、これ等給電部材と接地部材の間を碍子等の
絶縁手段によって互いに保持せしめると共に、この絶縁
手段を主気流から少し外れた位置に設け、且つ、主気流
から外れて絶縁手段に向けて流れ込む気流の流路空間に
電界を生成せしめるように構成したことを特徴とする電
気集塵装置。 - 【請求項2】 流路空間に生成する電界の電源と、荷電
極に荷電される電源が共通であることを特徴とする請求
項1記載の電気集塵装置。 - 【請求項3】 接地電極を支持する接地部材の全体を、
両側に席板を備えるフレーム状に造り、荷電極を支持し
た給電部材の外端部を上記席板の外側に導出して、その
外端部を給電板に連設した高電圧極板に取付け、且つ、
この給電板を上記席板に碍子を介して取付けて絶縁状態
に保持すると共に、給電板の一部又は給電板に連設した
高電圧極板を上記の席板に近接させて設けることによ
り、主気流から上記席板の外側に外れて上記碍子に向か
う気流の流路空間に電界を生成するように構成したこと
を特徴とする請求項1記載の電気集塵装置。 - 【請求項4】 高圧電源の一方の極に接続した集塵室の
内部に、高圧電源の他方の極に接続された電極線を張設
することにより、集塵室の内部空間で気流中に含まれて
いる微粉塵やミスト等に対する荷電と集塵を行うように
構成した1段式電気集塵装置であって、 上記電極線の両端を碍子等の絶縁手段を介して集塵室内
に夫々保持し、これ等各絶縁手段には微粉塵やミスト等
の付着を防止する導電体製の保護傘体を取付けると共
に、各保護傘体を電極線側に接続し、且つ、その先端側
を集塵室の内壁面に近接させて電界を生成するように構
成したことを特徴とする電気集塵装置。
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JP05071599A JP3634178B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 電気集塵装置 |
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WO2006064805A1 (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-22 | Munekatsu Furugen | ディーゼルエンジンの排気ガス用電気式処理方法およびその装置 |
JP2011050896A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Midori Anzen Co Ltd | 電気集塵機 |
CN102755930A (zh) * | 2012-08-07 | 2012-10-31 | 高德元 | 静电极板绝缘端子的绝缘防护及两极防短路结构 |
JP2019130512A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | アマノ株式会社 | 電気集塵装置 |
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1999
- 1999-02-26 JP JP05071599A patent/JP3634178B2/ja not_active Expired - Fee Related
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