JP2000245747A - 特に歯科分野で利用される感光性複合材料の光活性化を可能にする機器 - Google Patents

特に歯科分野で利用される感光性複合材料の光活性化を可能にする機器

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JP2000245747A
JP2000245747A JP2000029423A JP2000029423A JP2000245747A JP 2000245747 A JP2000245747 A JP 2000245747A JP 2000029423 A JP2000029423 A JP 2000029423A JP 2000029423 A JP2000029423 A JP 2000029423A JP 2000245747 A JP2000245747 A JP 2000245747A
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light
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light emitting
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ミッチェル レキュイム
Elisabeth Duret
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    • A61C19/004—Hand-held apparatus, e.g. guns
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61N5/06—Radiation therapy using light
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】歯科分野で利用される感光性複合材料の光活性
化を可能にする機器の提供。 【解決手段】中央電子ユニット（１０）によって電気的
に操作される電源ユニット（１１）を収納するケース
（１）、前記電源（１１）に連結された電界発光ダイオ
ードマトリックスから成る光源（２）及び前記ダイオー
ド（２０）が発する光の集光用装置を含むタイプの特に
歯科分野で利用される感光性複合材料の光活性化を可能
にする機器において、前記集光用装置が前記ダイオード
（２０）の全ての発光面が発する光を一定の与えられた
集光点に並置させることを可能にし、１つのダイオード
（２０）の発光面が単数又は複数の光ファイバの進入表
面と光学的に最もうまく調整されるような形で電界発光
ダイオード（２０）に結びつけられた光ファイバで構成
されていることを特徴とする機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の目的は、特に歯科分野で
利用される感光性複合材料の光活性化を可能にする機器
に関する。
【０００２】
【従来の技術】歯科分野においては、複合材料は、その
分子層の改質又はその分子の熱変換により光に対し反応
する光重合可能な樹脂で構成されている。組合わさるこ
とのできるこれら２つの現象は、放出される光線の波長
のみならず複合材料の吸収能力によっても左右され、そ
の光重合開始剤を活性化し、歯科用途に応じて定められ
る機械的かつ美的特性をもつ物質を提供する効果をも
つ。
【０００３】光重合用機器は一般に、処理すべきゾーン
の環境を成す組織の加熱を最小限におさえるような形で
露光時間を最適化することを可能にするタイマを有する
電子回路によって制御される発光源を収容するケースで
構成されている。なお、利用される材料の感光性スペク
トル領域を完全に網羅し反応に対し充分なエネルギーを
提供するものであることを確実にするため、これらの機
器は、フィルタと結びつけて、非常に広い発光スペクト
ルをもつランプを利用している。
【０００４】さまざまな光源のうち、水銀灯が利用され
てきたが、これは、患者の目にとって危険な紫外線を過
度に発出する。
【０００５】この欠点を回避するため、これらのランプ
は、ハロゲンランプにより置き換えられてきた。しかし
ながら、ルーメン−ワット比が低いこれらのランプは、
処理すべきゾーンを長時間露呈することを必要とし、患
者は口を長時間あいた状態に保つよう拘束されることに
なる。一方、この過剰露呈には、ランプの発熱が伴い、
このため、うるさくしかもかさ高い冷却システムの利用
が必要になる。
【０００６】これらの欠点を補正するため、現在、より
優れたルーメン/ワット効率を示すプラズマアーク灯が
利用されており、そのうち４３０〜４９０ｎｍの間のス
ペクトルの一部分が用いられ、かくして送り出されるエ
ネルギーを有意な形で増大させ迅速な重合のための所要
出力を備えることが可能になっている。しかしながら、
この出力増加には、発散される熱の著しい増大が付随す
る。
【０００７】今日までに知られている機器においては、
一方では、電気エネルギーから光エネルギーへの変換は
凡庸であり、又他方では冷却システムが複雑かつ騒々し
いものであり、そのため機器のコストは増大する。
【０００８】文書ＪＰ０７２４０５３６号は、一方では
３８０ｎｍ〜４３０ｎｍの間に含まれる放射線を発出す
る電界発光ダイオードでそして他方では、各々の入口に
対面して前記ダイオードのうちの１つが置かれている光
ファイバを含む集光用装置で構成されている光重合用機
器のための光源について記述している。
【０００９】しかしながら、このタイプの機器の集光用
装置は、ダイオードにレンズが備わりかつファイバーが
このレンズと接触していることから、ダイオードが発す
る光の最適な集光を得ることを可能にせず、ひいては前
記ダイオードと光ファイバの間の結合不良のため材料を
迅速に重合させることができない。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発散される
熱を有意な形で低減させることができるようにしながら
処理すべき材料の異なる層の迅速な及び漸進的な光重合
を実現できるようにする歯の漂白のための複合材料及び
製剤の光重合用機器を提供することによってこれらの欠
点を補正することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明に従った重合用機
器は、中央電子ユニットによって電気的に操作される電
源ユニットを収納するケース、電気発光ダイオードマト
リックスから成る前記電源に連結された光源及びダイオ
ードが発する光の集光用装置を含むタイプのものであ
り、基本的に、第１の実施形態においては、集光用装置
が前記ダイオードの全ての発光面（２５）が発する光を
一定の与えられた集光点に並置させることを可能にし、
１つのダイオードの発光面が単数又は複数の対応する光
ファイバの進入表面と光学的に最もうまく調整されるよ
うな形で電界発光ダイオードに結びつけられた光ファイ
バで構成されていること；
【００１２】本発明の第２の実施形態においては、ダイ
オードが発する光の集光用装置が、前記ダイオードの全
ての発光面の画像と一定の与えられた点に積み重ねるこ
とを可能にし、この集光用装置が、一方では前記発光面
が対応するレンズの物体焦点にありかつ光線がこの対応
するレンズの軸に対して平行に屈折させられるような形
で電気発光ダイオードの発光面の前に各々配置された複
数の収束レンズから成る視準用装置で、又他方では、視
準用装置から来る平行な入射光線をレンズの焦点である
集光点に向かって屈折させることを可能にするのに適切
な寸法をもつ収束レンズで形成された集束用装置で構成
されていること、を特徴とする。
【００１３】視準用又は集束用レンズは、屈折型、回折
型（フレネルレンズ、ホログラフィレンズ、バイナリレ
ンズ）、又は屈折率勾配型又はこれらの異なる型の複合
型のものであってよい。集束用レンズは好ましくは反射
型となる。
【００１４】集光用装置の出口でダイオードが発する光
が集中する一定の与えられた点は、処理すべきゾーン上
に光源が発する光を適用するためのアダプタの備わった
導波管の入口であってもよいし、或いは又直接、処理す
べきゾーンであってもよい。
【００１５】本発明に従うと、ダイオードは、対応する
ファイバの進入表面をダイオードの発光面と接触した状
態か又はこのダイオードのすぐ近くに位置づけし、ダイ
オードの発光面とそれに対面した単数又は複数のファイ
バの進入表面の間の比率をできるかぎり１に近く保つこ
とによって、対応する単数又は複数のファイバと光学的
に最もうまく調整される。
【００１６】光学的な調整は同様に、可能なかぎり１に
近い表面比を守りながら単数又は複数のファイバの進入
面上に、ダイオードの発光性ゾーンの画像を断層画像獲
得用光学器械を介して形成することによっても行なうこ
とができる。
【００１７】光ファイバで構成された集光用装置の好ま
しい一実施形態においては、ダイオードはプレート上に
規則的に配置され、光ファイバは各々、このファイバの
直径よりわずかに大きい直径でかつダイオードの支持プ
レートの近くで心出し用手段により位置づけされたプレ
ートの中に設けられた１つの穴の中に挿入されており、
前記プレートの穴のピッチは前記ダイオードのピッチに
等しい。
【００１８】本発明の付加的な１つの特徴に従うと、電
界発光ダイオードの給電制御は、調節ボタンを用いて手
動式に、又は異なるエネルギープロフィルを得ることを
可能にする前記ダイオードの制御に固有のパラメータを
そのメモリ内に収容している中央ユニットを用いて自動
式に行なうことができる。
【００１９】本発明のもう１つの付加的な特徴に従う
と、ダイオードの電源は、特殊な重合の利用分野にとっ
て有利なより高い瞬間的出力を得るような形でパルスモ
ードで調節可能である。
【００２０】本発明のもう１つの付加的特徴に従うと、
光ファイバ束の出口における光の合力は、いくつかの複
合材料に必要な放射線と歯の漂白向けの製剤に対する熱
作用のために適合された放射線を同時に得るような形
で、好ましくはそれぞれ３８０又は４７５μｍ及び７５
０μｍ前後にある少なくとも２つの波長を有する。
【００２１】本発明のもう１つの付加的特徴に従うと、
集光用装置の出口において光の合力が中を伝播する光導
波管のコアは、プラスチック、ガラス材料で製造されて
いてよく、又液体であってもよい。
【００２２】本発明の利点及び特徴は、制限的な意味の
ないその複数の実施形態を表わす添付図面を参考にした
以下の記述から、さらに明確になることだろう。
【００２３】
【実施例】図１を参照すると、複合材料の光重合及び歯
の漂白向けの製剤の光活性化を目的とする機器が、図示
していない処理すべきゾーン上にＬ字形アダプタ１２'
で終結している導波管１２を用いて適用されるための光
を生成する光源２の電源ユニット１１に電気的に接続さ
れた中央電子ユニット１０を収容するケース１で構成さ
れていることがわかる。
【００２４】中央ユニット１０は同様に、作業者が機器
と対話し特に光の発出に固有のパラメータを調節するこ
とを可能にする検査用標示灯１５及び制御キー１４及び
１４'を有するインタフェース１３に電気的に接続され
ている。
【００２５】ここで図２ａを参照すると、光源２には、
ダイオード２０を電源ユニット１１に接続することを可
能にする電気接続２２の備わった支持体２１上に例えば
接着によって一体化された状態で１つのマトリクスの形
で規則的に配置され集光用装置２３'に結びつけられた
複数の電界発光ダイオード２０が含まれていることがわ
かる。集光用装置２３は、導波管１２の入口又は直接処
理すべきゾーンでありうる１定の与えられた点で、ダイ
オード２０が発する光を集中させることを可能にする。
集光用装置２３'は、光ファイバの束２３で構成されて
おり、各々の光ファイバ２３について、その１方の端部
は、電界発光ダイオード２０が発出する光波を集めるよ
うな形でこのダイオードの発光面に対面して置かれ維持
されている。
【００２６】同様に、光ファイバ２３は、ファイバ２３
の出口全体によって形成された集光用装置の出口におい
て小さい寸法の発光面を得ることを可能にする１つのリ
ング２４の中に統合され互いに押しつけられるように維
持されており、この発光面の光の合力は、リング２４の
直径とほぼ同じ直径をもつ導波管１２を通って導かれる
ことになる。
【００２７】図２ｂは、ダイオード２０の発光面２５の
活性部分を最大限収集するような形でダイオード２０の
発光面２５の寸法とそのファイバ２３の進入表面２６の
寸法がほぼ同一である、ダイオード２に結合された光フ
ァイバ２３の進入表面２６に対面しこの表面のすぐ近く
にあるか又はこの表面と接触している発光面２５を有す
る電界発光ダイオード２０を示している。
【００２８】光ファイバ２３は、ダイオード２０の分布
ピッチとほぼ同じ作孔ピッチでプレートの中に設けられ
た穴の中に挿入されうる。かくして、１方では、ダイオ
ードの発光面と対面するファイバーの進入表面の間の比
率のため、そして他方では、ダイオードとファイバの間
のひじょうに優れた結合を提供する対面したファイバの
進入表面と接触した状態又はすぐ近くつまりほぼ接触し
た状態でのダイオードの発光面の位置づけのため、ファ
イバ２３の出口で得られる集光度は最適なものであり、
かくして歯科用複合材料の光重合の分野において特に適
合された迅速な重合を実施することが可能となる。
【００２９】特にダイオードが例えば並置された２つの
正方形表面（図６ａ及び６ｂ）といった発光面の複数の
断片を呈する特別な発光面を有する場合、単一のダイオ
ードに対して複数のファイバを結びつけることができる
ということに留意されたい。この場合、発光面の各断片
はこのとき、以下に記す光学的調整パラメータを尊重し
ながら、１本の光ファイバに結びつけられることにな
る。
【００３０】光ファイバ２３は、ダイオード２０の分布
ピッチとほぼ同じ作孔ピッチで、プレート内に設けられ
た穴の中に挿入することができる。
【００３１】電界発光ダイオード２０は、好ましくは、
ダイオードの発光性表面にファイバを最も近づけるため
光学的結合用レンズを含まないタイプのものとなり、光
ファイバ２３は好ましくは、電界発光ダイオード２０に
より発出された光を最大限に捕捉するため大きな開口数
を呈し、かつ利用された波長領域内の小さい単位長さあ
たり減衰を示すファイバーである。
【００３２】導波管１２は、非常に小さいライン損失を
呈し光ファイバ２３を介してダイオード２０が発する光
の優れた均質化を提供する液体光ファイバであってよ
い。
【００３３】電界発光ダイオード２０は、専用に備えら
れたキー１４を起動させることによりインタフェース１
３のレベルで手動式に、又は、ダイオード２０の電源ユ
ニット１１に作用するこのダイオードの出力制御プログ
ラムを用いて中央ユニット１０によって、電気的に操作
されうる。
【００３４】このため、ダイオード２０は、ストランド
２４の出口における光の合力の発光スペクトルを修正で
きるような形で、同じ発光スペクトルのダイオードのセ
ットによってか又は個別で、全か無かの法則で給電制御
され得る。同様に、ダイオード２０を横断する電流の強
さを変動させることによって包括的発光スペクトルを修
正することも可能であり、ここで、この変動には、包括
的スペクトルの変動を誘発するダイオード２０が発出す
る光の強度の変動が伴う。
【００３５】かくして、一定の与えられたスペクトルタ
イプのダイオードアセンブリ２０の中の電流の変動は、
ダイオード２０の発光強度の修正、従って、光ファイバ
網２３の出口での光の合力のスペクトルの変動をひき起
こすことになり、同様に、そのアセンブリのうちの１つ
のアセンブリのダイオードの給電の中断は、１つのスペ
クトルの削除により、フィルタ２３の出口での光の合力
のスペクトル成分を修正することになる。
【００３６】図３ａには、各々、光の放出が最大である
それぞれ３８０，４５０，５２０及び８２０ｎｍの波長
を有する１タイプの電界発光ダイオード２０の発光スペ
クトルを表わす４つの曲線２００，２０１，２０２，２
０３が見られる。
【００３７】この場合、スペクトルが３８０ｎｍ前後に
ある電界発光ダイオード２０は、紫外線に対しより感応
性をもつ材料の処理のために特に適しており、一方、ス
ペクトルが４５０ｎｍ前後にある電界発光ダイオード
は、例えばカンフォロキノン系統群の複合材料の処理に
適しており、スペクトルが８２０ｎｍ前後にあるダイオ
ードは漂白用製剤に対する熱作用を可能にする。
【００３８】かくして、電界発光ダイオードにより放出
される光のスペクトル特性の選択は、異なるダイオード
２０により発出される光の加算により、利用分野に応じ
て望まれるスペクトルフィール２０４（図３ｂ）を得る
ことを可能にする。従って、電界発光ダイオードマトリ
クスをもたない現在のシステムとは異なり、本発明に従
った装置は、光の加算によってつまりフィルタ無しで、
望ましいスペクトルプロフィールを、そしてあらゆる発
光量を得ることを可能にする。
【００３９】電界発光ダイオード２０は電流消費量が少
ないことから、装置にもたらされるエネルギーは充電式
又は非充電式のバッテリからでも大丈夫である。有利に
も、電界発光ダイオード２は、本発明に従った装置への
迅速な接続を可能にするコネクタを備えた互換性ある支
持体上に一体化され得る。又一方では、例えばダイオー
ドの電子制御に固有のパラメータを内含するプログラム
が入ったチップカードタイプのメモリーカードを用いて
ユーザーが遠隔からプログラミングできる中央ユニット
１０の読取り専用メモリーの中にメーカーが記憶させた
エネルギープロフィールを修正できるような形で、＜原
文不明瞭、抜けあり？＞。
【００４０】モデムタイプのインタフェースを介してマ
イクロコンピュータを用いても行なうことのできるマイ
クロプロセッサの遠隔プログラミングは、同様に、複合
材料メーカーがその材料に応じて光源の作用スペクトル
を最適化しアフターサービス又は更新を非常に迅速かつ
非常に簡単に行なうことを可能にする。
【００４１】試験により、臨床的にも生物学的にも望ま
しいことである迅速な重合を得るためには、光源２によ
り提供される照明は１〜２Ｗ/cm２の間、好ましくは１.
５Ｗ/cm２前後になくてはならないことがわかってい
る。この照明は、電界発光ダイオード２０の数及び電源
カード１１によりこれらのダイオードに供給される出力
に正比例する。
【００４２】ここで図４及び５を参照すると、もう１つ
の実施形態において、光源２の電界発光ダイオード２０
により発出された光線の視準を行ないかつこれらの光線
全体を、直接処理ゾーンに又は導波管１２の入口にほぼ
対応する一定の与えられた集光点に集中させることを可
能にする視準用装置３０及び集束用装置３１で構成され
た集光用装置３が見られる。
【００４３】電界発光ダイオード２０に対面している照
準用装置３０は、発光ダイオード２０の発光面に対面し
てダイオード２０が対応するレンズ３３の物体焦点にく
るような距離にレンズが各々位置づけされるような形で
構成された収束レンズ３３のマトリクスから成る。集束
用装置３１は、レンズ３３を含む平面及びダイオード２
０を含む平面に対し平行でレンズ３３のマトリクス３０
の寸法とほぼ等しい寸法の収束レンズ３４を有してい
る。収束レンズ３４は、このレンズの主軸３６及び視準
用装置３０の収束用レンズ３１の光学軸に対して平行な
入射光線３５が屈折させられる導波管１２の入口にほぼ
対応する像焦点を有する。
【００４４】現在知られている発光ダイオード２０は、
例えば正方形といった単純な形状、又は図６ａに見られ
るように例えばそのコーナー４１の１つで連結されかつ
この点で合わされたその２つの隣接する辺４２が円弧４
３を形成する２つの正方形の発光面４０といったような
複数の発光面断片を有する複雑な形状をもつ発光面２５
を有する。図６ｂは、図３ａのものと同じではあるもの
の、対応するダイオード２０の軸に対し９０°回転させ
られていることから方向性が異なっているパターンを示
す。
【００４５】図７は、そのいくつかが図６ａの表示に従
って方向づけられ、その他のものが図６ｂの表示に従っ
て方向づけされている、図６ａ及び６ｂのものに対応す
るパターンの積重ねに対応する像焦点３２における光学
的合力を示す。
【００４６】図８は、１つの方向に方向づけされた矩形
の一連（２０５）の電界発光ダイオード２０及び、矩形
形状の発光面２５を各々有し、しかも同じではあるもの
の異なる方向に向けられ特に対応するダイオード２０の
発光軸との関係において９０度回転させられている発光
面２５を全てが有している、同じタイプではあるが方向
づけされた一連（２０６）のダイオード２０から成る光
源２を示す。光源２は、異なる波長の電界発光ダイオー
ドで構成されていてよい。
【００４７】図９は、上述の実施形態のうちの２３'又
は３に従って実施された集光用装置の出口における画像
の形状は、例えば図６ａのもののような複雑な画像４を
円形画像４'に変換するアナモルフォシスを実現する、
当該技術分野においては既知の装置によって修正され得
ることを示しており、このアナモルフォシスを実現する
装置は、集光用装置の像焦点と処理すべき表面又は導波
管入口の間に配置することができると思われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に従った装置の概観図を示す。
【図２】光ファイバで構成された集光用装置に結びつけ
られた多数の電界発光ダイオードから成る光源の斜視図
を表わす。
【図３】光ファイバとダイオードの結合の詳細図を表わ
す。
【図４】異なるスペクトル成分の４つの電界発光ダイオ
ードの発光スペクトルを表わす。
【図５】前述の４つのダイオードの発光の加算の結果得
られる包括的スペクトルを表わす。
【図６】もう１つの実施形態における集光用装置の概略
的斜視図を表わす。
【図７】先行図の集光用装置の光学図を表わす。
【図８】電界発光ダイオードの発光面の特殊な形状を表
わす。
【図９】異なる方向づけでの先行図の発光面の特殊な形
状を表わす。
【図１０】光学装置の像焦点における画像の積重ねを表
わす。
【図１１】形状が同一で２つの異なる方向づけに従った
発光面を有する光子エミッタから成る光源を表わす。
【図１２】或る一定の形状の画像のアナモルフォシスの
斜視図を表わす。
【符号の説明】
１ ケース ２ 光源 ３，２３' 集光用装置 １０ 中央電子ユニット １１ 電源ユニット １４，１４' 調節ボタン ２０ 電界発光ダイオード ２３ 光ファイバ ２５ 発光面 ３０ 視準用装置 ３２ 集光点 ３３，３４ 収束レンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年２月１７日（２０００．２．１
７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２５】ここで図２を参照すると、光源２には、ダ
イオード２０を電源ユニット１１に接続することを可能
にする電気接続２２の備わった支持体２１上に例えば接
着によって一体化された状態で１つのマトリクスの形で
規則的に配置され集光用装置２３'に結びつけられた複
数の電界発光ダイオード２０が含まれていることがわか
る。集光用装置２３は、導波管１２の入口又は直接処理
すべきゾーンでありうる１定の与えられた点で、ダイオ
ード２０が発する光を集中させることを可能にする。集
光用装置２３'は、光ファイバの束２３で構成されてお
り、各々の光ファイバ２３について、その１方の端部
は、電界発光ダイオード２０が発出する光波を集めるよ
うな形でこのダイオードの発光面に対面して置かれ維持
されている。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２７】図３は、ダイオード２０の発光面２５の活
性部分を最大限収集するような形でダイオード２０の発
光面２５の寸法とそのファイバ２３の進入表面２６の寸
法がほぼ同一である、ダイオード２に結合された光ファ
イバ２３の進入表面２６に対面しこの表面のすぐ近くに
あるか又はこの表面と接触している発光面２５を有する
電界発光ダイオード２０を示している。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２９
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２９】特にダイオードが例えば並置された２つの
正方形表面（図８及び図９）といった発光面の複数の断
片を呈する特別な発光面を有する場合、単一のダイオー
ドに対して複数のファイバを結びつけることができると
いうことに留意されたい。この場合、発光面の各断片は
このとき、以下に記す光学的調整パラメータを尊重しな
がら、１本の光ファイバに結びつけられることになる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３６】図４には、各々、光の放出が最大であるそ
れぞれ３８０，４５０，５２０及び８２０ｎｍの波長を
有する１タイプの電界発光ダイオード２０の発光スペク
トルを表わす４つの曲線２００，２０１，２０２，２０
３が見られる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３８
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３８】かくして、電界発光ダイオードにより放出
される光のスペクトル特性の選択は、異なるダイオード
２０により発出される光の加算により、利用分野に応じ
て望まれるスペクトルフィール２０４（図５）を得るこ
とを可能にする。従って、電界発光ダイオードマトリク
スをもたない現在のシステムとは異なり、本発明に従っ
た装置は、光の加算によってつまりフィルタ無しで、望
ましいスペクトルプロフィールを、そしてあらゆる発光
量を得ることを可能にする。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４２】ここで図６及び図７を参照すると、もう１
つの実施形態において、光源２の電界発光ダイオード２
０により発出された光線の視準を行ないかつこれらの光
線全体を、直接処理ゾーンに又は導波管１２の入口にほ
ぼ対応する一定の与えられた集光点に集中させることを
可能にする視準用装置３０及び集束用装置３１で構成さ
れた集光用装置３が見られる。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４４】現在知られている発光ダイオード２０は、
例えば正方形といった単純な形状、又は図８に見られる
ように例えばそのコーナー４１の１つで連結されかつこ
の点で合わされたその２つの隣接する辺４２が円弧４３
を形成する２つの正方形の発光面４０といったような複
数の発光面断片を有する複雑な形状をもつ発光面２５を
有する。図９は、図４のものと同じではあるものの、対
応するダイオード２０の軸に対し９０°回転させられて
いることから方向性が異なっているパターンを示す。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４５】図１０は、そのいくつかが図８の表示に従
って方向づけられ、その他のものが図９の表示に従って
方向づけされている、図８及び図９のものに対応するパ
ターンの積重ねに対応する像焦点３２における光学的合
力を示す。
【手続補正９】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４６】図１１は、１つの方向に方向づけされた矩
形の一連（２０５）の電界発光ダイオード２０及び、矩
形形状の発光面２５を各々有し、しかも同じではあるも
のの異なる方向に向けられ特に対応するダイオード２０
の発光軸との関係において９０度回転させられている発
光面２５を全てが有している、同じタイプではあるが方
向づけされた一連（２０６）のダイオード２０から成る
光源２を示す。光源２は、異なる波長の電界発光ダイオ
ードで構成されていてよい。
【手続補正１０】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４７】図１２は、上述の実施形態のうちの２３'
又は３に従って実施された集光用装置の出口における画
像の形状は、例えば図８のもののような複雑な画像４を
円形画像４'に変換するアナモルフォシスを実現する、
当該技術分野においては既知の装置によって修正され得
ることを示しており、このアナモルフォシスを実現する
装置は、集光用装置の像焦点と処理すべき表面又は導波
管入口の間に配置することができると思われる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 中央電子ユニット（１０）によって電気
    的に操作される電源ユニット（１１）を収納するケース
    （１），前記電源（１１）に連結された電界発光ダイオ
    ードマトリックスから成る光源（２）及び前記ダイオー
    ド（２０）が発する光の集光用装置（２３'）を含むタ
    イプの特に歯科分野で利用される感光性複合材料の光活
    性化を可能にする機器において、前記集光用装置（２
    ３'）が前記ダイオード（２０）の全ての発光面（２
    ５）が発する光を一定の与えられた集光点に並置させる
    ことを可能にし、１つのダイオード（２０）の発光面
    （２５）が単数又は複数の光ファイバ（２３）の進入表
    面と光学的に最もうまく調整されるような形で電界発光
    ダイオード（２０）に結びつけられた光ファイバ（２
    ３）で構成されていることを特徴とする機器。
  2. 【請求項２】 ダイオード（２０）がプレート上に規則
    的に配置され、光ファイバ（２３）は各々、このファイ
    バ（２３）の直径よりわずかに大きい直径でかつダイオ
    ード（２０）の支持プレートの近くで心出し用手段によ
    り位置づけされたプレートの中に設けられた１つの穴の
    中に挿入されており、前記プレートの穴のピッチは前記
    ダイオードのピッチに等しいことを特徴とする請求項１
    に記載の機器。
  3. 【請求項３】 断層画像獲得用光学器械が単数又は複数
    のファイバの進入面上に電界発光ダイオードの発光性ゾ
    ーンを撮像すること及びこれらのファイバの表面がこの
    画像を１にできるかぎり近い比率でカバーすることを特
    徴とする請求項１又は２に記載の機器。
  4. 【請求項４】 中央電子ユニット（１０）によって電気
    的に操作される電源ユニット（１１）を収納するケース
    （１），電気発光ダイオードマトリックス（２０）から
    成る前記電源（１１）に連結された光源（２）及び前記
    ダイオード（２０）が発する光の集光用装置（３）を含
    むタイプの特に歯科分野で利用される感光性複合材料の
    光活性化を可能にする機器において、前記集光用装置
    （３）が前記ダイオード（２０）の全ての発光面（２
    ５）の画像を一定の与えられた集光点（３２）に積み重
    ねることを可能にし、この集光用装置が、一方では発光
    面（２５）が対応するレンズ（３３）の物体焦点にあり
    かつ光線がこの対応するレンズの軸に対して平行に屈折
    させられるような形で電界発光ダイオード（２０）の発
    光面（２５）の前に各々配置された複数の収束レンズ
    （３３）から成る視準用装置（３０）で、又他方では、
    視準用装置（３０）から来る入射光線（３５）を収束レ
    ンズ（３４）の焦点である集光点（３２）に向かって屈
    折させることを可能にするのに適切な寸法をもつ収束レ
    ンズ（３４）で形成された集束用装置（３１）で構成さ
    れていることを特徴とする機器。
  5. 【請求項５】 電界発光ダイオード（２０）の給電制御
    は、調節ボタン（１４，１４'）を用いて手動式に、又
    は異なるエネルギープロフィルを得ることを可能にする
    前記ダイオード（２０）の制御に固有のパラメータをそ
    のメモリ内に収容している中央ユニット（１０）を用い
    て自動式に行なわれ得ることを特徴とする請求項１〜４
    のいずれか１項に記載の機器。
  6. 【請求項６】 ダイオード（２０）の電源が、より高い
    瞬間的出力を得るような形でパルスモードで調節可能で
    あることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記
    載の機器。
  7. 【請求項７】 集光用装置（２３'，３）の出口におい
    て光の合力が中を伝播する光導波管のコアが、プラスチ
    ック、ガラス材料で製造されていてよく、又液体であっ
    てもよいことを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項
    に記載の機器。
  8. 【請求項８】 電界発光ダイオード（２０）の発光面が
    正方形又は矩形又は複雑な形を有することを特徴とする
    請求項１〜７のいずれか１項に記載の機器。
  9. 【請求項９】 ダイオード（２０）の発光面（２５）
    が、そのコーナーの１つ（４１）で連結され、その隣接
    する２辺（４２）をこの点で合わせると１つの円弧（４
    ３）を形成するような２つの正方形で構成されているこ
    とを特徴とする請求項８に記載の機器。
  10. 【請求項１０】 各々同一形状の発光面（２５）を有す
    る電界発光ダイオード（２０）のアセンブリ（２１）及
    び先行する一連（２１）のダイオード（２０）の発光面
    （２５）と同じ形状をもつものの方向性が異なっている
    発光面（２５）を各々有する同一数の電界発光ダイオー
    ド（２０）のアセンブリ（２２）で光源（２）が構成さ
    れていることを特徴とする請求項８又は９に記載の機
    器。
  11. 【請求項１１】 ２つのアセンブリのうちの１方のアセ
    ンブリのダイオード（２０）の発光面がもう１つのアセ
    ンブリのダイオード（２０）の発光面（２５）との関係
    において９０°だけ回転させられていることを特徴とす
    る請求項１０に記載の機器。
  12. 【請求項１２】 集光用装置（２３'，３）の出口でダ
    イオード（２０）の発光面の画像の積重ねで形成された
    画像のアナモルフォシスを実現する装置を含んで成るこ
    とを特徴とする請求項１〜１１のいずれか１項に記載の
    機器。
  13. 【請求項１３】 集光用装置（２３'，３）の出口にお
    ける集光点が導波管（１２）の入口であるか又は直接処
    理すべきゾーンであることを特徴とする請求項１〜１２
    のいずれか１項に記載の機器。
  14. 【請求項１４】 視準及び集束用レンズが、屈折型、回
    折型、屈折率勾配型又はこれらの異なる型の複合型のい
    ずれかであることを特徴とする請求項１〜１３のいずれ
    か１項に記載の機器。
  15. 【請求項１５】 集束用レンズが反射型であることを特
    徴とする請求項４〜１４のいずれか１項に記載の機器。
JP2000029423A 1999-02-05 2000-02-07 特に歯科分野で利用される感光性複合材料の光活性化を可能にする機器 Pending JP2000245747A (ja)

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