JP2000244706A - イメージ画像読み取り装置及びそれを用いたイメージ画像読み取りシステム - Google Patents

イメージ画像読み取り装置及びそれを用いたイメージ画像読み取りシステム

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JP2000244706A
JP2000244706A JP11044166A JP4416699A JP2000244706A JP 2000244706 A JP2000244706 A JP 2000244706A JP 11044166 A JP11044166 A JP 11044166A JP 4416699 A JP4416699 A JP 4416699A JP 2000244706 A JP2000244706 A JP 2000244706A
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Mitsunari Kano
光成 加納
Tetsuya Hori
哲也 堀
Keisuke Nakajima
啓介 中島
Yoshiharu Konishi
義治 小西
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源で点灯している天井蛍光灯等のフリ
ッカを伴う光源を使用したイメージ画像の読み取りをよ
り正確に行うこと。 【解決手段】 商用周波数で点灯する光源を用いて、イ
メージ画像読み取り、画像認識を行うイメージ画像読み
取りシステムにおいて、前記イメージ画像の読み込み物
を載せる台座と、前記光源の照明光量の時間変化を検出
して出力するセンサと、少なくとも、反射率が異なる2
色の組み合わせパターンを有する補正パターンと、前記
台座に載せられた読み込み物のイメージ画像及び前記補
正パターンを読み込んで出力するイメージ画像読み込み
手段とを設けたイメージ画像読み込み装置と、前記セン
サの出力と、前記補正パターン手段の読み取り出力とを
基に、読み込んだイメージ画像のデータを補正する画像
処理を行うデータ処理装置と、前記データ処理装置でデ
ータ処理したイメージ画像のデータに基づき画像認識処
理を行う認識処理装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用周波数で点灯
する光源を用いて、イメージ画像読み取りを行うイメー
ジ画像読み取り装置及びそれを用いたイメージ画像読み
取りシステムに関し、特に、銀行、郵便業務における公
金伝票、入出金伝票等、OCR処理、印鑑画像入力を必
要とする各種帳票を商用周波数で点灯する光源を用いて
イメージ画像読み取りを行うイメージ画像読み取り装置
及びそれを用いたイメージ画像読み取りシステムに適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OCR処理用画像入力、印鑑、肖像、サ
イン等のイメージ画像入力を行うイメージ画像読み取り
装置としては、帳票を1枚ずつ搬送し読み取る方式(方
式1)と、フラットベッドスキャナ方式(方式2)の2
種類が主流であった。
【0003】また、これに対し2次元の画像読み取りセ
ンサを収納したカメラを用いる方法(方式3)もあるが
帳票をOCRができるほど高精細に読みとるには現時点
では画素数が不足しており、狭い範囲の読み取りに限り
実用になっていた。
【0004】この方式3を改善する方式として読み取り
原稿の正面にレンズを配置し原稿の画像が結像する面で
1次元画像読み取りセンサを副走査方向に移動させる方
式(方式4)が一部で行われてきている。
【0005】この方式4は原稿帳票搬送型では対応でき
なかった帳票の種類によって厚みが変わる業務や複数枚
の帳票が綴じられている場合にも対応でき、また、方式
2のフラットベッドスキャナのように読みとる原稿面が
原稿設置者に見えなかったりすることもなくなる。
【0006】また、近年では、特に画像読み取り用に特
別な照明光を用意せず、商用電源で点灯している天井蛍
光灯等を使用してこの方式4を行う動向がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、方式4を採用
したイメージ画像読み取り装置において、画像読み取り
用に特別な照明光を用意せず、商用電源で点灯している
天井蛍光灯等を使用する場合、天井蛍光灯等が商用周波
数で点灯していることで必然的に生じる商用周波数の2
倍周波のフリッカにより、読み取り画像に周期的な濃淡
パターンが発生してしまう。
【0008】このため、商用電源で点灯している天井蛍
光灯を使用する場合には、フリッカ等の照明光量変化を
補正する画質改善を行わないと正確なイメージ画像を読
み取ることはできないという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、商用電源で点灯している
天井蛍光灯等のフリッカを伴う光源を使用したイメージ
画像の読み取りをより正確に行うことが可能な技術を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。商用周波数で点灯する光源を用い
て、イメージ画像の読み取りを行うイメージ画像読み取
り装置において、前記イメージ画像の読み込み物を載せ
る台座と、前記光源の照明光量の時間変化を検出して出
力するセンサと、少なくとも、反射率が異なる2色の組
み合わせパターンを有し、光源の照明光量の時間変化に
対するイメージ画像の補正に用いる補正パターンと、前
記台座に載せられた読み込み物のイメージ画像及び前記
補正パターンを読み込んで出力するイメージ画像読み込
み手段とを備える。
【0011】また、商用周波数で点灯する光源を用い
て、イメージ画像読み取り、画像認識を行うイメージ画
像読み取りシステムにおいて、前記イメージ画像の読み
込み物を載せる台座と、前記光源の照明光量の時間変化
を検出して出力するセンサと、少なくとも、反射率が異
なる2色の組み合わせパターンを有する補正パターン
と、前記台座に載せられた読み込み物のイメージ画像及
び前記補正パターンを読み込んで出力するイメージ画像
読み込み手段とを設けたイメージ画像読み込み装置と、
前記センサの出力と、前記補正パターン手段の読み取り
出力とを基に、読み込んだイメージ画像のデータを補正
する画像処理を行うデータ処理装置と、前記データ処理
装置でデータ処理したイメージ画像のデータに基づき画
像認識処理を行う認識処理装置とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のイメージ画像読み
取りシステムの一実施形態として帳票画像読み取りシス
テムを取り挙げ、図面を用いて詳細に説明する。図1
は、本実施形態の帳票画像読み取りシステム及びそれに
用いられる帳票読み取り装置の構成を説明するための図
であり、図1(a)は帳票画像読み取りシステムの構成
を説明するための図であり、図1(b)は帳票読み取り
装置の構成を説明するための図である。
【0013】本実施形態の帳票画像読み取りシステム
は、図1(a)に示すように、フリッカ補正を幇助する
フリッカ補正パターン14を有し、帳票1を置く台座1
1と、光源(商用周波数である50/60Hzで点灯す
る蛍光灯等)の照明光量の時間変化を検出するフリッカ
センサ13を有し、その台座11に置かれた帳票1を読
みとるスキャナ部12とからなる帳票読み取り装置10
と、読み取った画像データに対してフリッカ補正を含む
画像の明るさむらの補正(シェーディング補正)、輪郭
強調、2値化等の画像処理を行うデータ処理装置20
と、データ処理した画像データに基づき文字認識等の帳
票読み取り処理を行う認識処理装置30と、各部間の接
続を行うデータライン40とから構成される。
【0014】また、帳票読み取り装置10におけるスキ
ャナ部12では、図1(b)に示すように、光源70の
元で帳票設置者50が台座11に置く読み取り帳票1の
正面上方に配置されたレンズ121と、そのレンズ12
1を通して帳票の画像が結像する位置で副走査方向(図
1(a)では帳票短手方向、図1(b)では法線方向)
に移動させる読み取りセンサ部122とを備える。
【0015】図1(a)に示すフリッカ補正パターン1
4は、読み取りセンサ部122の主走査方向に白色(反
射率の比較的高い)パターン14aと黒色(反射率の比
較的低い)パターン14bを並べて設けてあり、例え
ば、図2に示すように、白色パターン14a、黒色パタ
ーン14bをそれぞれ交互に並べて設けるようにする。
そして、これらをフリッカを起こす光源下で複数回読み
取るようにする。
【0016】図2に示すフリッカ補正パターン14は、
図1,図2に示すように、帳票1を置くための台座11
上に印刷するとよく、白色パターン14aと黒色パター
ン14bの両者を帳票1の位置に隣接して配置する。待
機時の視野15にこのフリッカ補正パターン14を印刷
すると待機時にフリッカ補正することができる。また、
このフリッカ補正パターン14は、少なくとも、反射率
が異なる2色の組み合わせパターンを有すればよいが、
白色パターン14aと黒色パターン14bのように反射
率の差が大きいほど、より正確なフリッカ補正を行うこ
とができる。この理由については、後述する。
【0017】なお、図2では帳票長手方向を読み取りセ
ンサ部122の主走査方向に、帳票短手方向を副走査方
向に設計された場合を示してあるが、これらの方向が逆
になるようにスキャナ部12が設けられる場合もある。
この場合にも、フリッカ補正パターン14は、そのとき
の読み取りセンサ部122の主走査方向に設けられる。
【0018】図3は、上述したスキャナ部12の内部構
成を説明するためのブロック図である。スキャナ部12
における読み取りセンサ部122は、図3に示すよう
に、レンズ121を介して帳票1またはフリッカ補正パ
ターン14の画像を結像する1次元画像読み取りセンサ
(例えば、CCDセンサ)1221と、その結像された
画像を増幅し、ディジタル化する増幅回路1222及び
A/D変換回路1223とからなるセンサ部122a
と、一次元画像読み取りセンサ1221を副走査方向に
機械的に移動させる、センサ駆動回路1224,駆動モ
ータ1225,及び駆動モータドライバ1226と、1
次元画像読み取りセンサ1221の読み取り開始位置を
決める定位置センサ1227とからなるセンサ駆動部1
22bと、上述した各部122a,122bの制御を行
って、帳票1またはフリッカ補正パターン14の読み取
りデータをデータ処理装置20に転送する制御部122
cとを備える。
【0019】また、フリッカセンサ13は、1次元画像
読み取りセンサ1221がCCDセンサの場合、出力が
受光量の積分値に比例する動作であることから、フリッ
カの瞬時値を検出する受光素子131と、検出した瞬間
値を増幅する増幅回路132と、1次元画像読み取りセ
ンサ1221の受光タイミングと同じタイミングで積分
動作を行う積分回路133と、ディジタルデータ化する
A/D変換回路134とを備える。
【0020】制御部122cにおけるフリッカ補正パタ
ーン14の読み取る契機としては帳票1の読み取りの直
前が好ましく、業務の処理速度を優先すると、一定時間
読み取り要求が無かったとき(例えば顧客の切れ間)に
行うことが望ましい。
【0021】このように、1次元画像読み取りセンサ1
221を副走査方向に移動させることにより静止した原
稿に対しては2次元の画像読み取りセンサを用いた方式
と等価的に画像が読みとれる。この2次元画像読み取り
センサはたとえば100万画素というように非常に画素
数が多いが1次元画像読み取りセンサ1221として利
用できるたとえば5000画素のものを副走査方向に移
動させたことを考えると5000画素×7500スキャ
ン=3750万画素の2次元画像読み取りセンサに匹敵
し、遥かに高精細の画像読み取りに適している。
【0022】このため、本実施形態の帳票読み取り装置
10は、帳票設置者50が帳票1を直接見ながら位置あ
わせができるため操作性としては優れており、この特性
を生かすため一般のスキャナで用いられるようなフリッ
カ(周期的な明るさの変化)の生じないインバータ蛍光
灯等の特別な照明光を用いずに天井蛍光灯等の光源をそ
のまま利用するような使い方が可能となる。
【0023】しかし、天井蛍光灯(自然光)を用いた帳
票画像の読み取りでは、単にフリッカセンサ13を設け
ても光源の状態によりフリッカセンサ13で検出した出
力が画像の明るさと比例しないため、フリッカセンサ1
3の出力と1次元画像読み取りセンサ1221の画像出
力の明るさの対応付けを行うフリッカ補正を行う必要が
ある。
【0024】次に、データ処理装置20におけるフリッ
カ補正について説明する。まず初めにCCDセンサ12
21の出力とフリッカセンサ13の出力の関係について
説明する。図4は、時間に対する商用電源の出力とCC
Dセンサ1221の出力を示したグラフである。ここで
は光源70を、例えば、天井に設置された蛍光灯のよう
な商用周波数で点灯される照明とする。
【0025】商用電源は図4の61に示すような50/
60Hzの周波数の波形で出力されるのに対し、光源
(蛍光灯)70は正負対象の点灯を行うので図4の71
に示すような波形のような点灯をする。これに対し本質
的に積分動作の露光を行うCCDセンサ1221では図
4に示す黒丸点T2で示すタイミングで出力されるの
は、それ以前のタイミング点T1からの入射光量の積分
値に比例した値である。
【0026】図5は、光源70によるフリッカと1次元
画像読み取りセンサ(CCDセンサ)1221の出力の
関係について説明するための図である。CCDセンサ1
221とフリッカセンサ13は、それぞれ光源によって
寄与される割合(寄与率)が異なってくるため、それぞ
れ個々に光源70により寄与される出力値を有すること
になる。それらの出力の相関関係は、図5に示すよう
に、読み取る画像の明るさ(ここでは、白,黒,灰色)
によりS点を原点とする直線で表すことができる。この
S点をオフセットとする。
【0027】ここでは、光源70の直流的な光量を始点
として変動分”L”が上乗せされた動きをする。なお、
ここではCCDセンサ1221、またフリッカセンサ1
3に用いられるフォトダイオードのガンマ特性(受光量
に対する出力の非直線性)は除いて説明している。
【0028】さらに、天井蛍光灯である光源70以外に
別の距離にある照明光が存在すると、CCDセンサ12
21とフリッカセンサ13とがそれぞれ個々に光源から
寄与されて出力値の割合(寄与率)が変化し、図5に示
すような等価的なオフセットが変化したり、特性の直線
の傾きが変化したりする。このような例を以下に示す。
【0029】図6は、光源70として商用周波数で点灯
する天井蛍光灯(交流光)、光源80として高周波イン
バータ(蛍光灯内の蛍光体の残光特性によりフリッカは
無い:直流光)で点灯する部分照明を併用した場合を示
し、光源80からフリッカセンサ13までの距離と帳票
1までの距離の比が光源70の場合と異なる場合を示し
た図である。
【0030】この図6の例では、光源80を帳票に近づ
けた場合、帳票面に対するCCDセンサ1221の出力
の増加(帳票面の明るさの増加)よりもフリッカセンサ
13に対する増加比が大きくなる。
【0031】しかし、フリッカ成分Lはフリッカを起こ
している光源70(天井蛍光灯)が同じ位置にいるため
変化せず、フリッカによるCCDセンサ1221の出力
の増加分すなわち白色の直線S−Qの傾き(点線)とP
−Uの傾き(実線)が等しくなる。また完全に黒色の帳
票面(仮想)はいかなる光量の増加に対してもCCD出
力の増加は起こさない。これらより、光源70のみの場
合の白色S−Q、灰色S−R、黒色S−Tの直線(点線
で示してある)に対し、このオフセットのS点からずれ
た白色P−U、灰色P−V、黒色P−Tの直線(実線で
示してある)に検出特性が移る。
【0032】さらに、図7は光源70のほかに同じく商
用周波数で点灯する蛍光灯電気スタンド(交流光)のよ
うな補助照明を用い、かつその補助照明がフリッカセン
サ13に光を十分に与えない場合を示した図である。
【0033】この場合は、図7に示すようにフリッカ成
分の変化が少ない状態でCCDセンサ1221の出力増
加が発生する。この場合はオフセットの移動は起こら
ず、例えば、白色のS−Q(点線)がS−U(実線)の
直線に変わるような、それぞれの傾きに変化が発生す
る。
【0034】図8は光源70として商用周波数で点灯す
る天井蛍光灯(交流光)、光源80として高周波インバ
ータ(直流光)で点灯する部分照明を併用し、かつその
補助照明がフリッカセンサに光を十分に与えない場合を
示した図である。
【0035】この場合は、図8に示すように、フリッカ
成分の変化が無い(直線S−Q、直線S−Rの傾きが同
じ)状態でCCDセンサ1221の出力増加が発生す
る。そのため、オフセットの移動が生じるが、白色の直
線S−Q(点線)及び直線P−U(実線)と、灰色の直
線S−R(点線)及び直線P−V(実線)の傾きは等し
くなる。
【0036】図9は、光源70として商用周波数で点灯
する天井蛍光灯(交流光)、光源80として同じく商用
周波数(交流光)で点灯する部分照明を併用した場合を
示した図である。
【0037】この場合は、図9に示すように、フリッカ
成分の増加が大きくなる割合に比し帳票読み取り出力の
増加は少ない。そのため白色の直線S−Q、灰色の直線
S−Rの傾きよりも白線の直線S−U,灰色の直線S−
Vの傾きは小さくなるが、同じ商用周波数で点灯するの
でオフセットの移動は生じない。
【0038】このように、光源の設置条件と、それによ
るフリッカセンサ13とCCDセンサ1221の寄与率
によって、フリッカセンサ13の出力に対するCCDセ
ンサ1221出力特性は変化することから、帳票1の読
み取りを行う際に帳票読み取り装置10の光源設置状況
に応じて、フリッカ補正を行う必要がある。
【0039】次に、そのフリッカ補正を具体的例を挙げ
て説明する。例えば、図10に示すように、光源70と
して商用周波数で点灯する天井蛍光灯(交流光)、光源
80として高周波インバータ(蛍光灯内の蛍光体の残光
特性によりフリッカは無い:直流光)で点灯する部分照
明を併用し、光源80からフリッカセンサ13までの距
離と帳票1までの距離の比が光源70の場合と異なる場
合を例に挙げる。
【0040】このときフリッカセンサ13とCCDセン
サ1221の読み取りタイミングは非同期なので回数を
重ねるにつれ白色は図10に示すU1〜U2の間でその
時の照明光のフリッカに応じたCCDセンサ1221の
出力が得られる。これは黒色についても同様である。こ
れらのサンプルデータを用いこれらのサンプル点を通る
近似直線を求め、両者の交点Pを算出する。
【0041】計算方法としては最小二乗法等を用いる
が、高速計算が必要な場合にはフリッカセンサ13の最
高出力から順に16ヶのデータの持つ白色データの平均
値とフリッカセンサ13の最小出力から順に16ヶのデ
ータの持つ白色データの平均値を結ぶ直線を白色の分布
を示す直線U1−U2として求め、同様に黒色について
も直線T1−T2を求める。これより交点を容易に求め
ることができる。これらからフリッカセンサ13とCC
Dセンサ1221両者のオフセットを減算しフリッカに
よる帳票面照度変化を補正する。
【0042】すなわち、 本来の明るさ=(CCDセンサ出力−P点y成分)/
(フリッカセンサ出力−P点x成分) を算出しフリッカ補正値とする。ここで読み取りに用い
る白色、黒色パターン14a,14bの程度もしくは汚
れによる変化は交点Pを求める動作には影響しにくい。
【0043】なお、この移動したオフセット点Pを求め
るためには、少なくとも2色の特性直線の交点を求める
ことによって行われるが、各センサの出力には誤差が含
まれることもある。したがって、傾きが似通った2直線
を用いてオフセットP点を求めると正確な値を求めるこ
とができない場合がある。
【0044】このため、本発明ではこの2直線の傾きの
差が大きくなる2色(白色パターン14aと黒色パター
ン14b)をフリッカ補正パターン14に設け、測定誤
差を吸収してより正確なオフセットP点を求めている。
【0045】次に、本実施形態の帳票画像読み取りシス
テム1の全体の処理について説明する。図11は、本実
施形態の帳票画像読み取りシステム1の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【0046】本実施形態の帳票画像読み取りシステム1
の処理は、図11に示すように、帳票1等の原稿画像を
定位置に設置し、帳票設置者50から読み取り開始ボタ
ン等により読み取りを指示があったか否かを判定し(ス
テップ1101)、指示がなければ、空き時間であるか
否かを判定し(ステップ1102)。
【0047】ステップ1102において、空き時間であ
ればフリッカ補正用のデータ(白黒)を採取し(ステッ
プ1103)、白黒のそれぞれの近似直線を算出し(ス
テップ1104)、白黒直線の交点を算出する(ステッ
プ1105)。そして、その交点をオフセットデータと
して登録する(ステップ1106)。
【0048】また、ステップ1101において、読み取
り指示があった場合にはスキャナ部12にて画像を読み
取りを開始し(ステップ1107)、設置した帳票がそ
のときの業務に対し妥当であるか否かとか、必要事項が
記入されているか、設置方向は正しいか等の帳票条件適
合チェックをするため一度読み取り画像の表示をする
(ステップ1108)。
【0049】その帳票条件適合を行い(ステップ110
9)、その結果、十分と認められたものに対しては後続
の画像処理を行い(ステップ1110)、続いて認識処
理を行い(ステップ1111)、その処理データをデー
タライン40から外部機器に転送し(ステップ111
2)、処理を終了する。ステップ1109において、条
件適合が十分でない場合、ステップ1101に戻る。
【0050】これにより、天井蛍光灯(自然光)を用い
た帳票画像読み取りの際に、帳票読み取り装置10に設
けたフリッカセンサ出力と画像明るさの関係より、天井
蛍光灯の持つフリッカ(明るさの変化)による画像の明
るさの変化を補正することにより、光源の状態によらな
いフリッカ補正を行うことが可能となる。
【0051】したがって、フリッカ補正用のデータを採
取し、光源の設置条件によりオフセット情報を変更して
いくことにより、蛍光灯のフリッカの除去、すなわち照
明光の強さに応じて出力を補正することができ、商用周
波数で点灯した天井蛍光灯等のフリッカを伴う光源の自
然光を用いた照明で帳票読み取りをより正確に行うこと
が可能となる。
【0052】また、本発明では複数の光源もしくは壁等
による反射光が存在する照明でもフリッカセンサと帳票
面明るさの関係を正しく補正することも可能である。
【0053】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。イメージ画像の読み取りを行うとき
の光源の設置条件により、照明光の強さに応じてイメー
ジ画像読み取り手段の出力を補正することができるの
で、商用周波数で点灯した天井蛍光灯等のフリッカを伴
う光源の自然光を用いた照明でイメージ画像の読み取り
をより正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる帳票画像読み取りシ
ステム及びそれに用いられる帳票画像読み取り装置の構
成を説明するための図である。
【図2】フリッカ補正パターンの例を説明するための図
である。
【図3】スキャナ部の内部構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】時間に対する商用電源の出力とCCDセンサ1
221の出力を示したグラフである。
【図5】光源の違いによるCCDセンサの出力とフリッ
カセンサの出力の関係を説明するための図である。
【図6】光源の違いによるCCDセンサの出力とフリッ
カセンサの出力の関係を説明するための図である。
【図7】光源の違いによるCCDセンサの出力とフリッ
カセンサの出力の関係を説明するための図である。
【図8】光源の違いによるCCDセンサの出力とフリッ
カセンサの出力の関係を説明するための図である。
【図9】光源の違いによるCCDセンサの出力とフリッ
カセンサの出力の関係を説明するための図である。
【図10】フリッカ補正を説明するための図である。
【図11】本実施形態の帳票画像読み取りシステムの処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…帳票、10…帳票読み取り装置、11…台座、12
…スキャナ部、13…フリッカセンサ、14フリッカ補
正パターン、20…データ処理装置、30…認識処理装
置、40…データライン、50…帳票設置者、121…
レンズ、122…読み取りセンサ部。
フロントページの続き (72)発明者 中島 啓介 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小西 義治 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 5C072 AA01 BA15 CA04 CA15 DA23 EA05 FB13 LA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用周波数で点灯する光源を用いて、イ
    メージ画像の読み取りを行うイメージ画像読み取り装置
    において、 前記イメージ画像の読み込み物を載せる台座と、 前記光源の照明光量の時間変化を検出して出力するセン
    サと、 少なくとも、反射率が異なる2色の組み合わせパターン
    を有し、光源の照明光量の時間変化に対するイメージ画
    像の補正に用いる補正パターンと、 前記台座に載せられた読み込み物のイメージ画像及び前
    記補正パターンを読み込んで出力するイメージ画像読み
    込み手段と、を備えたことを特徴とするイメージ画像読
    み取り装置。
  2. 【請求項2】 商用周波数で点灯する光源を用いて、イ
    メージ画像読み取り、画像認識を行うイメージ画像読み
    取りシステムにおいて、 前記イメージ画像の読み込み物を載せる台座と、前記光
    源の照明光量の時間変化を検出して出力するセンサと、
    少なくとも、反射率が異なる2色の組み合わせパターン
    を有し、光源の照明光量の時間変化に対するイメージ画
    像の補正に用いる補正パターンと、前記台座に載せられ
    た読み込み物のイメージ画像及び前記補正パターンを読
    み込んで出力するイメージ画像読み込み手段とを設けた
    イメージ画像読み込み装置と、 前記センサの出力と、前記補正パターン手段の読み取り
    出力とを基に、読み込んだイメージ画像のデータを補正
    する画像処理を行うデータ処理装置と、 前記データ処理装置でデータ処理したイメージ画像のデ
    ータに基づき画像認識処理を行う認識処理装置と、を備
    えたことを特徴とするイメージ画像読み取りシステム。
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