JP2000244595A - 通信システム内でローパワー状態からフルパワー状態へ高速に遷移するための方法と装置 - Google Patents
通信システム内でローパワー状態からフルパワー状態へ高速に遷移するための方法と装置Info
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- Communication Control (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 知られている方法と同様なローパワー状態か
らフルパワー状態への遷移のための方法と装置を提供す
ること。 【解決手段】 フルパワー状態(FPS)では、データ
パケット(DMT2)はフルパワーで送信機(TX)か
ら受信機(RX)へ転送され、ローパワー状態(LP
S)では、データパケット(DMT1)はローパワーで
送信機(TX)から受信機(RX)に転送される。ロー
パワー状態(LPS)からフルパワー状態(FPS)へ
高速で遷移するために、送信機(TX)は、現在送信さ
れているローパワーのデータシンボル(DMT1)の送
信を中断し、現在送信されているローパワーのデータシ
ンボル(DMT1)のコピー(C_DMT1)をフルパ
ワーで受信機(RX)に送信する。
らフルパワー状態への遷移のための方法と装置を提供す
ること。 【解決手段】 フルパワー状態(FPS)では、データ
パケット(DMT2)はフルパワーで送信機(TX)か
ら受信機(RX)へ転送され、ローパワー状態(LP
S)では、データパケット(DMT1)はローパワーで
送信機(TX)から受信機(RX)に転送される。ロー
パワー状態(LPS)からフルパワー状態(FPS)へ
高速で遷移するために、送信機(TX)は、現在送信さ
れているローパワーのデータシンボル(DMT1)の送
信を中断し、現在送信されているローパワーのデータシ
ンボル(DMT1)のコピー(C_DMT1)をフルパ
ワーで受信機(RX)に送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の非特徴
部分に記載の通信システム内でローパワー状態からフル
パワー状態に遷移する方法、請求項3の非特徴部分に記
載の送信機内でローパワー状態からフルパワー状態に遷
移するために使用される装置、および請求項4の非特徴
部分に記載の受信機内でローパワー状態からフルパワー
状態に遷移する装置に関する。
部分に記載の通信システム内でローパワー状態からフル
パワー状態に遷移する方法、請求項3の非特徴部分に記
載の送信機内でローパワー状態からフルパワー状態に遷
移するために使用される装置、および請求項4の非特徴
部分に記載の受信機内でローパワー状態からフルパワー
状態に遷移する装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】そのような状態遷移方
法とそのような状態遷移を実行する装置は、たとえばA
DSL(非対称デジタル加入者回線)フォーラムである
1998年6月29日にITU研究グループ15に提出
された仮文献WH−031から当技術分野ですでに知ら
れている。参照番号WH−031のこの文献は、「Time
Domain Rate Adaptation Based L1 State for G. Lite
Modem Power Down Management」と題され、ITeXか
ら出されている。この文献には、ADSL(非対称ディ
ジタル加入者回線)システムの、いわゆるL1状態すな
わちローパワー/ロービットレート状態と、いわゆるL
0状態すなわちフルパワー/フルビットレート状態との
間の遷移のための機構が記載されている。引用文献の第
2パラグラフに示されているように、ローパワー状態と
フルパワー状態の間の遷移は、EOCメッセージと呼ば
れる所定の認識可能な状態遷移表示の転送によって開始
される。その後、新しい状態が次のスーパーフレームの
初めに入力される。ローパワー状態からフルパワー状態
へ切り替える遷移時間は、知られている解決法では最小
限に抑えられない。これはローパワー状態からフルパワ
ー状態へ実際の遷移が、次のスーパーフレームの初めま
で遅延されるためである。特に、データがローパワー状
態中にロービットレートで転送される知られているシス
テムなどでは、遷移時間はかなり大きくなる、すなわち
スーパーフレームをフルパワーで転送するために必要な
時間間隔の数倍にもなることがある。データを一時的に
保存するバッファを有する通信システムでは、状態遷移
時間が長くなると、バッファのオーバーフロー、輻輳、
さらにはデータ損失の可能性が高くなる。たとえば、A
TM(非同期転送モード)セルをADSL(非対称ディ
ジタル加入者回線)ネットワークセグメント上で転送し
なければならない場合、ウェイクアップ時間(すなわち
ADSLネットワークセグメントのローパワー状態から
フルパワー状態への遷移時間)が長いとATMバッファ
がオーバーフローを起こす危険性が高くなる。
法とそのような状態遷移を実行する装置は、たとえばA
DSL(非対称デジタル加入者回線)フォーラムである
1998年6月29日にITU研究グループ15に提出
された仮文献WH−031から当技術分野ですでに知ら
れている。参照番号WH−031のこの文献は、「Time
Domain Rate Adaptation Based L1 State for G. Lite
Modem Power Down Management」と題され、ITeXか
ら出されている。この文献には、ADSL(非対称ディ
ジタル加入者回線)システムの、いわゆるL1状態すな
わちローパワー/ロービットレート状態と、いわゆるL
0状態すなわちフルパワー/フルビットレート状態との
間の遷移のための機構が記載されている。引用文献の第
2パラグラフに示されているように、ローパワー状態と
フルパワー状態の間の遷移は、EOCメッセージと呼ば
れる所定の認識可能な状態遷移表示の転送によって開始
される。その後、新しい状態が次のスーパーフレームの
初めに入力される。ローパワー状態からフルパワー状態
へ切り替える遷移時間は、知られている解決法では最小
限に抑えられない。これはローパワー状態からフルパワ
ー状態へ実際の遷移が、次のスーパーフレームの初めま
で遅延されるためである。特に、データがローパワー状
態中にロービットレートで転送される知られているシス
テムなどでは、遷移時間はかなり大きくなる、すなわち
スーパーフレームをフルパワーで転送するために必要な
時間間隔の数倍にもなることがある。データを一時的に
保存するバッファを有する通信システムでは、状態遷移
時間が長くなると、バッファのオーバーフロー、輻輳、
さらにはデータ損失の可能性が高くなる。たとえば、A
TM(非同期転送モード)セルをADSL(非対称ディ
ジタル加入者回線)ネットワークセグメント上で転送し
なければならない場合、ウェイクアップ時間(すなわち
ADSLネットワークセグメントのローパワー状態から
フルパワー状態への遷移時間)が長いとATMバッファ
がオーバーフローを起こす危険性が高くなる。
【0003】本発明の目的は、知られている方法と装置
に類似しているが、ローパワー状態からフルパワー状態
へ進むウェイクアップ時間が最小限に抑えられるローパ
ワー状態からフルパワー状態への遷移のための方法と装
置を提供することである。
に類似しているが、ローパワー状態からフルパワー状態
へ進むウェイクアップ時間が最小限に抑えられるローパ
ワー状態からフルパワー状態への遷移のための方法と装
置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、請求項1に記載の通信システム内でローパワー状態
からフルパワー状態へ遷移する方法、請求項3に記載の
送信機内でローパワー状態からフルパワー状態へ遷移す
るために使用される装置、請求項4に記載の受信機内で
ローパワー状態からフルパワー状態へ遷移する装置によ
って達成される。
は、請求項1に記載の通信システム内でローパワー状態
からフルパワー状態へ遷移する方法、請求項3に記載の
送信機内でローパワー状態からフルパワー状態へ遷移す
るために使用される装置、請求項4に記載の受信機内で
ローパワー状態からフルパワー状態へ遷移する装置によ
って達成される。
【0005】実際、ローパワー状態でデータパケットの
残りを転送する時間は、フルパワー状態で完全なデータ
パケットを転送するために必要な時間の数倍続くことが
あるので、ローパワー伝送が突然中断された場合、また
現在転送されているデータパケットの残りがローパワー
で送信されなかった場合、ローパワー状態からフルパワ
ー状態への遷移時間は短縮される。統計的なパラメータ
である、まだローパワーで転送されなければならなかっ
たデータパケットの残りに応じて、またフルパワーデー
タパケットとローパワーデータパケットの間の転送時間
の差に応じて、ローパワー状態からフルパワー状態への
遷移時間が増大したりしなかったりする。フルパワー状
態でのビットレートがローパワー状態でのビットレート
の数倍である通信システムでは、ローパワー状態からフ
ルパワー状態への平均のウェイクアップ時間は大幅に短
縮される。明らかな理由で完全に転送されなかったロー
パワーのデータパケットは受信機側では使用できず、し
たがって転送が中断されたデータパケット全体をフルパ
ワーで再送信する必要がある。
残りを転送する時間は、フルパワー状態で完全なデータ
パケットを転送するために必要な時間の数倍続くことが
あるので、ローパワー伝送が突然中断された場合、また
現在転送されているデータパケットの残りがローパワー
で送信されなかった場合、ローパワー状態からフルパワ
ー状態への遷移時間は短縮される。統計的なパラメータ
である、まだローパワーで転送されなければならなかっ
たデータパケットの残りに応じて、またフルパワーデー
タパケットとローパワーデータパケットの間の転送時間
の差に応じて、ローパワー状態からフルパワー状態への
遷移時間が増大したりしなかったりする。フルパワー状
態でのビットレートがローパワー状態でのビットレート
の数倍である通信システムでは、ローパワー状態からフ
ルパワー状態への平均のウェイクアップ時間は大幅に短
縮される。明らかな理由で完全に転送されなかったロー
パワーのデータパケットは受信機側では使用できず、し
たがって転送が中断されたデータパケット全体をフルパ
ワーで再送信する必要がある。
【0006】請求の範囲で使用される「含む」という用
語は、その後に列挙された手段に限定するものと解釈す
べきではない。したがって、「手段AとBとを含む装
置」という表現の範囲は、構成要素AとBだけからなる
装置に限定すべきではない。これは、本発明に関しては
装置の重要な構成要素がAとBであるという意味であ
る。
語は、その後に列挙された手段に限定するものと解釈す
べきではない。したがって、「手段AとBとを含む装
置」という表現の範囲は、構成要素AとBだけからなる
装置に限定すべきではない。これは、本発明に関しては
装置の重要な構成要素がAとBであるという意味であ
る。
【0007】本発明によるローパワー状態からフルパワ
ー状態への遷移方法の追加特徴は請求項2に記載されて
いる。
ー状態への遷移方法の追加特徴は請求項2に記載されて
いる。
【0008】したがって、知られている遷移方法で起こ
ることと同様に、ローパワー状態からフルパワー状態へ
の遷移は、送信機から受信機への所定の状態遷移表示を
送ることによって通知される。受信機は、たとえば相関
技術によってこの状態遷移表示を検出することができ
る。あるいは、受信機がローパワーで送信されたデータ
パケットとフルパワーで送信されたデータパケットとを
区別することができれば、最初に所定の状態遷移表示を
送信しなくてもデータパケットをフルパワーで送信する
ことによってローパワー状態からフルパワー状態への遷
移を開始することが可能である。この代替方法は、パワ
ー測定装置を備えた、より複雑な受信機を必要とする
が、ローパワー状態からフルパワー状態への遷移時間を
より一層短縮することができる。
ることと同様に、ローパワー状態からフルパワー状態へ
の遷移は、送信機から受信機への所定の状態遷移表示を
送ることによって通知される。受信機は、たとえば相関
技術によってこの状態遷移表示を検出することができ
る。あるいは、受信機がローパワーで送信されたデータ
パケットとフルパワーで送信されたデータパケットとを
区別することができれば、最初に所定の状態遷移表示を
送信しなくてもデータパケットをフルパワーで送信する
ことによってローパワー状態からフルパワー状態への遷
移を開始することが可能である。この代替方法は、パワ
ー測定装置を備えた、より複雑な受信機を必要とする
が、ローパワー状態からフルパワー状態への遷移時間を
より一層短縮することができる。
【0009】添付の図面に関して行う実施形態について
の以下の説明を読めば、上記その他の目的および特徴が
より明らかになり、また本発明自体も最もよく理解され
よう。
の以下の説明を読めば、上記その他の目的および特徴が
より明らかになり、また本発明自体も最もよく理解され
よう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示す通信システムは、AD
SL(非対称ディジタル加入者回線)送信機TX、より
対電話回線CM、およびADSL受信機RXを含む。A
DSL送信機は、アクティビティ検出器AD(Acti
vity Detector)、およびDMT(離散マ
ルチトーン)送信機TXMと、中断装置IR(Inte
rrupting device)と、状態遷移表示発
生器STIGとを含む状態遷移装置STAを含んでい
る。ADSL受信機RXは、状態遷移表示検出器STI
D、およびDMT(離散マルチトーン)受信機RXM
と、制御装置CTRLと、中断シンボル検出器DET
(Interrupted symbol detec
tor)と、中断シンボル削除装置DEL(Inter
rupted symbol deletion de
vice)とを含む状態遷移装置STA’を含んでい
る。
SL(非対称ディジタル加入者回線)送信機TX、より
対電話回線CM、およびADSL受信機RXを含む。A
DSL送信機は、アクティビティ検出器AD(Acti
vity Detector)、およびDMT(離散マ
ルチトーン)送信機TXMと、中断装置IR(Inte
rrupting device)と、状態遷移表示発
生器STIGとを含む状態遷移装置STAを含んでい
る。ADSL受信機RXは、状態遷移表示検出器STI
D、およびDMT(離散マルチトーン)受信機RXM
と、制御装置CTRLと、中断シンボル検出器DET
(Interrupted symbol detec
tor)と、中断シンボル削除装置DEL(Inter
rupted symbol deletion de
vice)とを含む状態遷移装置STA’を含んでい
る。
【0011】ADSL送信装置TX内では、DMT送信
機TXMは、ATM(非対称転送モード)セルを受信す
るように構成されたADSL送信機TXの入力端子と、
DMT(離散マルチトーン)シンボルを供給するように
構成されたADSL送信機TXの出力端子との間に結合
されている。アクティビティ検出器ADは、ADSL送
信機TXの入力端子に結合され、それぞれ中断装置IR
および状態遷移表示発生器STIGの入力に結合される
出力端子を備える。中断装置IRの出力は、DMT送信
機TXMの制御入力に接続され、一方、状態遷移発生器
STIGの出力は、DMT送信機TXMの入力端子に接
続されている。
機TXMは、ATM(非対称転送モード)セルを受信す
るように構成されたADSL送信機TXの入力端子と、
DMT(離散マルチトーン)シンボルを供給するように
構成されたADSL送信機TXの出力端子との間に結合
されている。アクティビティ検出器ADは、ADSL送
信機TXの入力端子に結合され、それぞれ中断装置IR
および状態遷移表示発生器STIGの入力に結合される
出力端子を備える。中断装置IRの出力は、DMT送信
機TXMの制御入力に接続され、一方、状態遷移発生器
STIGの出力は、DMT送信機TXMの入力端子に接
続されている。
【0012】ADSL受信機RX内では、DMT受信機
RXMは、DMT(離散マルチトーン)シンボルを受信
するように構成されているADSL受信機RXの入力端
子と、ATM(非同期転送モード)セルを供給するよう
に構成されたADSL受信機RXの出力端子との間に結
合されている。状態遷移表示検出器STIDは、ADS
L受信機RXの入力端子に結合され、それぞれ制御装置
CTRLおよび中断シンボル検出器DETの入力に結合
された出力端子を備える。この中断シンボル検出器DE
Tの出力は、中断シンボル削除装置DELの入力端子に
接続され、一方、制御装置の出力は、DMT受信機RX
Mの制御入力に接続されている。より対電話回線CM
は、ADSL送信機TXの出力端子とADSL受信機R
Xの入力端子の間に結合されている。
RXMは、DMT(離散マルチトーン)シンボルを受信
するように構成されているADSL受信機RXの入力端
子と、ATM(非同期転送モード)セルを供給するよう
に構成されたADSL受信機RXの出力端子との間に結
合されている。状態遷移表示検出器STIDは、ADS
L受信機RXの入力端子に結合され、それぞれ制御装置
CTRLおよび中断シンボル検出器DETの入力に結合
された出力端子を備える。この中断シンボル検出器DE
Tの出力は、中断シンボル削除装置DELの入力端子に
接続され、一方、制御装置の出力は、DMT受信機RX
Mの制御入力に接続されている。より対電話回線CM
は、ADSL送信機TXの出力端子とADSL受信機R
Xの入力端子の間に結合されている。
【0013】ADSL(非対称ディジタル加入者回線)
システムは、ディジタルデータを電話信号に乗せて中央
局と遠隔端末の間で双方向的に転送するが、図1の通信
システムは一方向のみのデータの転送、すなわち中央局
から遠隔端末あるいは遠隔端末から中央局への転送を示
している。とは言え、この一方向通信システムは、AD
SL原理に従って動作すると考えられる。たとえばAT
M(非同期転送モード)セルやIP(インターネットプ
ロトコル)パケットのような入力データは、その動作が
逆フーリエ変換装置に基づいているDMT送信機TXM
によってDMT(離散マルチトーン)シンボル中にカプ
セル化され、電話回線CM上で送信される。受信機側で
は、DMTシンボルは、その動作がフーリエ変換装置に
基づいているDMT受信機RXMによってカプセル化解
除され、そのように生成されたATMセルまたはIPパ
ケットが供給される。ADSL送信機TXの入口におい
てATMセルまたはIPパケットがアイドル状態でない
場合、ADSL送信機TXとADSL受信機RXは、D
MTシンボルが電話回線CM上でハイビットレートで転
送されるフルパワーモードで動作する。ADSL送信機
TXの入口においてATMセルまたはIPパケットがア
イドル状態の場合、ADSL送信機TXとADSL受信
機RXは、DMTシンボルが電話回線CM上でロービッ
トレートで転送されるローパワーモードで動作する。ロ
ーパワーモードでは、ADSL送信機TXとADSL受
信機RXのパワー消費は、フルパワーモードと比較して
大幅に低減される。
システムは、ディジタルデータを電話信号に乗せて中央
局と遠隔端末の間で双方向的に転送するが、図1の通信
システムは一方向のみのデータの転送、すなわち中央局
から遠隔端末あるいは遠隔端末から中央局への転送を示
している。とは言え、この一方向通信システムは、AD
SL原理に従って動作すると考えられる。たとえばAT
M(非同期転送モード)セルやIP(インターネットプ
ロトコル)パケットのような入力データは、その動作が
逆フーリエ変換装置に基づいているDMT送信機TXM
によってDMT(離散マルチトーン)シンボル中にカプ
セル化され、電話回線CM上で送信される。受信機側で
は、DMTシンボルは、その動作がフーリエ変換装置に
基づいているDMT受信機RXMによってカプセル化解
除され、そのように生成されたATMセルまたはIPパ
ケットが供給される。ADSL送信機TXの入口におい
てATMセルまたはIPパケットがアイドル状態でない
場合、ADSL送信機TXとADSL受信機RXは、D
MTシンボルが電話回線CM上でハイビットレートで転
送されるフルパワーモードで動作する。ADSL送信機
TXの入口においてATMセルまたはIPパケットがア
イドル状態の場合、ADSL送信機TXとADSL受信
機RXは、DMTシンボルが電話回線CM上でロービッ
トレートで転送されるローパワーモードで動作する。ロ
ーパワーモードでは、ADSL送信機TXとADSL受
信機RXのパワー消費は、フルパワーモードと比較して
大幅に低減される。
【0014】送信機がローパワーモードにある時、アク
ティビティ検出器ADは、ADSL送信機TXの入口に
おいてアイドル状態でないATMセルを監視する。アク
ティビティ検出器が入力においてアイドル状態でないA
TMセルを検出するとすぐに、状態遷移表示発生器ST
IGと中断装置IRは制御信号を介して起動される。状
態遷移表示発生器STIGは、所定の内容を有するメッ
セージを生成し、このメッセージをDMT送信機TXM
に加える。中断手段は、その時に送信しているローパワ
ーのDMTシンボルDMT1の送信を中断するように、
DMT送信機TXMを制御する。現在転送されているロ
ーパワーのDMTシンボルDMT1の転送が中断される
とすぐに、DMT送信機TXMは、所定のメッセージ、
すなわち状態遷移表示発生器STIGによって生成され
たいわゆる状態遷移表示STIを、電話回線CM上で送
る。その後、DMT送信機TXMは、中断装置IRの指
示によって転送が中断されたDMTシンボルDMT1の
コピーC_DMT1を送る。このコピーC_DMT1
は、もはやローパワーでは送信されず、フルパワー/フ
ルビットレートで送信される。ADSL送信機TXM
は、フルパワー状態に入り、アイドル状態のATMセル
がこの入力に加えられるまで、後続のDMTシンボルD
MT2をフルパワー/フルビットレートで送信し続け
る。送信機の入口においてアイドル状態でないATMセ
ル(アクティビティ検出)を検出した時にローパワー状
態LPSからフルパワー状態FPSに遷移し、それによ
ってDMTシンボルDMT1のローパワー転送が中断さ
れ、その後、状態遷移表示STI、中断されたDMTシ
ンボルDMT1のコピーC_DMT1、およびアイドル
状態でない後続のDMTシンボルDMT2が、フルパワ
ーで伝送される。これを図2Bに示す。
ティビティ検出器ADは、ADSL送信機TXの入口に
おいてアイドル状態でないATMセルを監視する。アク
ティビティ検出器が入力においてアイドル状態でないA
TMセルを検出するとすぐに、状態遷移表示発生器ST
IGと中断装置IRは制御信号を介して起動される。状
態遷移表示発生器STIGは、所定の内容を有するメッ
セージを生成し、このメッセージをDMT送信機TXM
に加える。中断手段は、その時に送信しているローパワ
ーのDMTシンボルDMT1の送信を中断するように、
DMT送信機TXMを制御する。現在転送されているロ
ーパワーのDMTシンボルDMT1の転送が中断される
とすぐに、DMT送信機TXMは、所定のメッセージ、
すなわち状態遷移表示発生器STIGによって生成され
たいわゆる状態遷移表示STIを、電話回線CM上で送
る。その後、DMT送信機TXMは、中断装置IRの指
示によって転送が中断されたDMTシンボルDMT1の
コピーC_DMT1を送る。このコピーC_DMT1
は、もはやローパワーでは送信されず、フルパワー/フ
ルビットレートで送信される。ADSL送信機TXM
は、フルパワー状態に入り、アイドル状態のATMセル
がこの入力に加えられるまで、後続のDMTシンボルD
MT2をフルパワー/フルビットレートで送信し続け
る。送信機の入口においてアイドル状態でないATMセ
ル(アクティビティ検出)を検出した時にローパワー状
態LPSからフルパワー状態FPSに遷移し、それによ
ってDMTシンボルDMT1のローパワー転送が中断さ
れ、その後、状態遷移表示STI、中断されたDMTシ
ンボルDMT1のコピーC_DMT1、およびアイドル
状態でない後続のDMTシンボルDMT2が、フルパワ
ーで伝送される。これを図2Bに示す。
【0015】ADSL受信機RX内では、状態遷移表示
検出器STIDは、このADSL受信機RXがローパワ
ー状態で動作している時に、ADSL受信機RXの入口
を監視する。状態遷移表示検出器STIDは、たとえば
相関技術を使用して、ローパワー状態LPSからフルパ
ワー状態FPSへの遷移を示すために、ADSL送信機
TXによって送出された所定の状態遷移表示STIを認
識する。状態遷移表示検出器STIDは、状態遷移表示
STIを認識するとすぐに、制御信号を介して制御装置
CTRLと中断シンボル検出器DETを起動する。中断
シンボル検出器DETは、中断シンボル削除装置DEL
によって削除される、完全に送信されなかったDMTシ
ンボルDMT1を検出する。制御装置CTRLは、後続
のDMTシンボルC_DMT1、DMT2をフルパワー
/フルビットレートで受信することができるフルパワー
状態FPSに入るようDMT受信機RXMに指示する。
検出器STIDは、このADSL受信機RXがローパワ
ー状態で動作している時に、ADSL受信機RXの入口
を監視する。状態遷移表示検出器STIDは、たとえば
相関技術を使用して、ローパワー状態LPSからフルパ
ワー状態FPSへの遷移を示すために、ADSL送信機
TXによって送出された所定の状態遷移表示STIを認
識する。状態遷移表示検出器STIDは、状態遷移表示
STIを認識するとすぐに、制御信号を介して制御装置
CTRLと中断シンボル検出器DETを起動する。中断
シンボル検出器DETは、中断シンボル削除装置DEL
によって削除される、完全に送信されなかったDMTシ
ンボルDMT1を検出する。制御装置CTRLは、後続
のDMTシンボルC_DMT1、DMT2をフルパワー
/フルビットレートで受信することができるフルパワー
状態FPSに入るようDMT受信機RXMに指示する。
【0016】中断シンボル検出器DETと中断シンボル
削除装置DELの機能は、本発明の代替実施形態では、
DMT受信機RXMとともに単一の装置に統合されてい
ることに留意されたい。実際、完全に転送されなかった
DMTシンボルの検出と削除は、ハードウェアあるいは
ソフトウェアの形で実行され、また明らかにDMT受信
機RXM内で統合できる。
削除装置DELの機能は、本発明の代替実施形態では、
DMT受信機RXMとともに単一の装置に統合されてい
ることに留意されたい。実際、完全に転送されなかった
DMTシンボルの検出と削除は、ハードウェアあるいは
ソフトウェアの形で実行され、また明らかにDMT受信
機RXM内で統合できる。
【0017】また、本発明の代替実施形態では、ローパ
ワー状態LPSからフルパワー状態FPSへの平均遷移
時間は、すでに送信されたDMTシンボルDMT1の部
分が一定の閾値を超えていない場合のみ、現在転送され
ているローパワーのDMTシンボルDMT1の伝送を中
断することによって、さらに短縮されることに留意され
たい。したがって、DMTシンボルDMT1の残りがロ
ーパワーで転送されるよりも速く、このDMTシンボル
DMT1のコピーC_DMT1がフルパワーで転送され
る場合のみ、現在転送されているDMTシンボルDMT
1の伝送が中断されるように閾値を選択することができ
る。本発明のこの実施例では、ローパワー状態LPSか
らフルパワー状態FPSへの平均ウェイクアップ時間は
最小限に抑えられるが、すでに転送されたDMTシンボ
ルDMT1の部分を決定し、この部分を一定の閾値と比
較するために、ADSL送信機TX内に若干の複雑さが
加わることになる。
ワー状態LPSからフルパワー状態FPSへの平均遷移
時間は、すでに送信されたDMTシンボルDMT1の部
分が一定の閾値を超えていない場合のみ、現在転送され
ているローパワーのDMTシンボルDMT1の伝送を中
断することによって、さらに短縮されることに留意され
たい。したがって、DMTシンボルDMT1の残りがロ
ーパワーで転送されるよりも速く、このDMTシンボル
DMT1のコピーC_DMT1がフルパワーで転送され
る場合のみ、現在転送されているDMTシンボルDMT
1の伝送が中断されるように閾値を選択することができ
る。本発明のこの実施例では、ローパワー状態LPSか
らフルパワー状態FPSへの平均ウェイクアップ時間は
最小限に抑えられるが、すでに転送されたDMTシンボ
ルDMT1の部分を決定し、この部分を一定の閾値と比
較するために、ADSL送信機TX内に若干の複雑さが
加わることになる。
【0018】さらに、アクティビティ検出器ADは、上
記のアクティビティ検出器ADと同様に、入力データが
アイドル状態かアイドル状態でないかを検査することが
可能であるが、別法として単にADSL送信機TXに接
続する装置から受信した制御信号を解釈するだけである
ことも可能であることに留意されたい。この制御信号
は、ADSL送信機TXの入力端子に加えられたデータ
がアイドルであること、またはADSL送信機TXの入
力端子に全くデータが加えられていないためにローパワ
ー状態に入ることができることを示す。
記のアクティビティ検出器ADと同様に、入力データが
アイドル状態かアイドル状態でないかを検査することが
可能であるが、別法として単にADSL送信機TXに接
続する装置から受信した制御信号を解釈するだけである
ことも可能であることに留意されたい。この制御信号
は、ADSL送信機TXの入力端子に加えられたデータ
がアイドルであること、またはADSL送信機TXの入
力端子に全くデータが加えられていないためにローパワ
ー状態に入ることができることを示す。
【0019】この特許出願の導入部分で述べたが、本発
明の基本的なアイデア、すなわち現在転送されているD
MTシンボルのローパワー伝送と、中断されたDMTシ
ンボルDMT1のコピーC_DMT1のフルパワー伝送
の中断を実施するために、状態遷移表示STIを生成、
転送、検出する必要はないことをここで強調したい。そ
のような状態遷移表示STIは、受信機RXがローパワ
ー状態LPSからフルパワー状態FPSへ遷移しなけれ
ばならない瞬間を検出するのを助けるが、たとえば受信
機RXがローパワーDMTシンボルDMT1とフルパワ
ーDMTシンボルDMT2との差異を検出することがで
き、かつその時に自律的にローパワーモードLPSから
フルパワーモードFPSへ切り替わることができるシス
テムには送られてはならない。
明の基本的なアイデア、すなわち現在転送されているD
MTシンボルのローパワー伝送と、中断されたDMTシ
ンボルDMT1のコピーC_DMT1のフルパワー伝送
の中断を実施するために、状態遷移表示STIを生成、
転送、検出する必要はないことをここで強調したい。そ
のような状態遷移表示STIは、受信機RXがローパワ
ー状態LPSからフルパワー状態FPSへ遷移しなけれ
ばならない瞬間を検出するのを助けるが、たとえば受信
機RXがローパワーDMTシンボルDMT1とフルパワ
ーDMTシンボルDMT2との差異を検出することがで
き、かつその時に自律的にローパワーモードLPSから
フルパワーモードFPSへ切り替わることができるシス
テムには送られてはならない。
【0020】また、中断シンボル削除装置DELを実行
する様々な方法が考えられることに留意されたい。中断
されたDMTシンボルのビットは、たとえば一種のスイ
ッチによって回線から取ることができる。あるいは、こ
のビットはアイドル状態すなわちゼロにすることもでき
る。
する様々な方法が考えられることに留意されたい。中断
されたDMTシンボルのビットは、たとえば一種のスイ
ッチによって回線から取ることができる。あるいは、こ
のビットはアイドル状態すなわちゼロにすることもでき
る。
【0021】また、本発明の適用範囲は、特定の物理的
な伝送媒体を有する通信システムまたは特定の物理レイ
ヤ伝送プロトコルが使用されている通信システムに限定
されるものではないことに留意されたい。言い換えれ
ば、本発明は、パケットまたはシンボルが送信されるよ
り対ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバ、無線リン
ク、衛星リンクなどにかかわらず、また、伝送リンク上
のビットを表わすために使用される物理レイヤプロトコ
ル(たとえばADSL、非対称ディジタル加入者回線)
にかかわらず適用できる。
な伝送媒体を有する通信システムまたは特定の物理レイ
ヤ伝送プロトコルが使用されている通信システムに限定
されるものではないことに留意されたい。言い換えれ
ば、本発明は、パケットまたはシンボルが送信されるよ
り対ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバ、無線リン
ク、衛星リンクなどにかかわらず、また、伝送リンク上
のビットを表わすために使用される物理レイヤプロトコ
ル(たとえばADSL、非対称ディジタル加入者回線)
にかかわらず適用できる。
【0022】さらに、上記では本発明の実施形態を機能
ブロックの形で説明していることに留意されたい。これ
らのブロックの機能説明から、電子装置を設計する当業
者には、これらのブロックの実施形態がよく知られてい
る電子部品でどのようにして製造できるかが明らかであ
ろう。したがって、機能ブロックの内容の詳細なアーキ
テクチャは示さない。
ブロックの形で説明していることに留意されたい。これ
らのブロックの機能説明から、電子装置を設計する当業
者には、これらのブロックの実施形態がよく知られてい
る電子部品でどのようにして製造できるかが明らかであ
ろう。したがって、機能ブロックの内容の詳細なアーキ
テクチャは示さない。
【0023】以上、本発明の原理について特定の装置に
関して説明したが、この説明は例示的なものにすぎず、
本発明の範囲を限定するものでないことを明確に理解さ
れたい。
関して説明したが、この説明は例示的なものにすぎず、
本発明の範囲を限定するものでないことを明確に理解さ
れたい。
【図1】本発明による状態遷移装置STAおよびST
A’を含む送信機TXと受信機RXとを有する通信シス
テムの機能ブロック図である。
A’を含む送信機TXと受信機RXとを有する通信シス
テムの機能ブロック図である。
【図2A】知られている方法によるローパワー状態LP
Sからフルパワー状態FPSへの遷移を示すデータシン
ボル流れ図である。
Sからフルパワー状態FPSへの遷移を示すデータシン
ボル流れ図である。
【図2B】本発明の好ましい実施例によるローパワー状
態LPSからフルパワー状態FPSへの遷移を示すデー
タシンボル流れ図である。
態LPSからフルパワー状態FPSへの遷移を示すデー
タシンボル流れ図である。
TX 送信機 RX 受信機 AD アクティビティ検出器 IR 中断装置 STIG 状態遷移表示発生器 STID 状態遷移表示検出器 CTRL 制御装置 DET 中断シンボル検出器 DEL 中断シンボル削除器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニー・フアン・ブリユツセル ベルギー国、ベー−9140・テムセ、ルーラ ント・レフエブレストラート・16
Claims (4)
- 【請求項1】 送信機(TX)、通信媒体(CM)、受
信機(RX)を含む通信システム内で、データパケット
(DMT1)が前記通信媒体を介して前記送信機(T
X)から前記受信機(RX)へローパワーで転送される
ローパワー状態(LPS)から、データパケット(DM
T2)が前記送信機(TX)から前記受信機(RX)へ
フルパワーで転送されるフルパワー状態(FPS)へ遷
移する方法であって、 現在転送されているデータパケット(DMT1)のロー
パワー伝送が中断され、前記現在転送されているデータ
パケット(DMT1)のコピー(C_DMT1)がフル
パワーで送信されることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記現在転送されているデータパケット
(DMT1)のコピー(C_DMT1)がフルパワーで
送信される前に、状態遷移表示(STI)が前記送信機
(TX)から前記受信機(RX)へ転送されることを特
徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 ローパワー状態(LPS)で動作してい
る時にデータパケット(DMT1)をローパワーで送信
し、フルパワー状態(FPS)で動作している時にデー
タパケット(DMT2)をフルパワーで送信するように
構成された送信機(TX)内で、前記ローパワー状態
(LPS)から前記フルパワー状態(FPS)へ移るた
めに使用される状態遷移装置(STA)であって、 現在転送されているデータパケット(DMT1)の送信
を中断するための中断手段(IR)と、前記現在転送さ
れているデータパケット(DMT1)のコピー(C_D
MT1)をフルパワーで送信するための再送信手段(T
XM)とを含むことを特徴とする状態遷移装置(ST
A)。 - 【請求項4】 ローパワー状態(LPS)で動作してい
る時にデータパケット(DMT1)をローパワーで受信
し、フルパワー状態(FPS)で動作している時にデー
タパケット(DMT2)をフルパワーで受信するように
構成された受信機(RX)内で、前記ローパワー状態
(LPS)から前記フルパワー状態(FPS)へ移るた
めに使用される状態遷移装置(STA’)であって、 中断されたローパワーのデータパケット(DMT1)を
検出するための検出手段(DET)と、前記検出手段
(DET)に結合され、前記中断されたローパワーのデ
ータパケット(DMT1)を削除するための削除手段
(DEL)と、前記ローパワーのデータパケット(DM
T1)のコピー(C_DMT1)をフルパワーで受信す
るための受信手段(RXM)とを含むことを特徴とする
状態遷移装置(STA’)。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP19980402408 EP0991222B1 (en) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | Method and arrangements for transition between a low power state and a full power state in a communication system |
EP98402408.3 | 1998-09-30 | ||
EP99401620A EP0991223A1 (en) | 1998-09-30 | 1999-06-29 | Method and arrangements for fast transition from a low power state to a full power state in a communication system |
EP99401620.2 | 1999-06-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000244595A true JP2000244595A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=26151707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11264823A Pending JP2000244595A (ja) | 1998-09-30 | 1999-09-20 | 通信システム内でローパワー状態からフルパワー状態へ高速に遷移するための方法と装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6850539B1 (ja) |
EP (1) | EP0991223A1 (ja) |
JP (1) | JP2000244595A (ja) |
CN (1) | CN1173513C (ja) |
IL (1) | IL131970A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6973123B2 (en) * | 2001-03-21 | 2005-12-06 | International Business Machines Corporation | System and method for controlling line driver power in digital subscriber line modems |
DE10139777C2 (de) * | 2001-08-03 | 2003-12-18 | Infineon Technologies Ag | Verfahren zum Deaktivieren von Sendeempfangseinrichtungen in einen Bereitschaftszustand und Warmstartmöglichkeit |
CA2359305A1 (en) * | 2001-10-19 | 2003-04-19 | Andrew Deczky | A method and system for l2 power saving mode for adsl |
CA2523794C (en) * | 2003-04-30 | 2011-08-02 | Union Switch & Signal, Inc. | Method and system providing sleep and wake-up modes for railway track circuit unit |
US7813416B2 (en) * | 2004-06-08 | 2010-10-12 | St. Microelectronics Ltd. | Low latency signaling scheme for mode transition in DMT modems |
ATE399403T1 (de) * | 2004-09-23 | 2008-07-15 | Alcatel Lucent | Sender eines mehrträgermodems der die übertragungsqualität absichtlich vermindert um die stabilität des betriebs zu verbessern. |
US20070091813A1 (en) * | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Guy Richard | Automatic channel switching method for low-power communication devices |
US20070129617A1 (en) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Michel Noel | Light source drive algorithm |
EP1976140A1 (en) * | 2007-03-26 | 2008-10-01 | Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg | Method and device for reducing transmission power of packet oriented data and communication system comprising such device |
US8699363B2 (en) | 2008-04-04 | 2014-04-15 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and arrangement for the power management of a digital communication line |
JP5173880B2 (ja) | 2008-10-03 | 2013-04-03 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | シリアルデータ転送装置 |
CN101742708B (zh) * | 2009-10-28 | 2013-01-30 | 华为终端有限公司 | 无线接入点设备的工作方法及无线接入点设备 |
US8380860B2 (en) * | 2010-11-09 | 2013-02-19 | International Business Machines Corporation | Reducing carbon footprint and providing power savings in session initiated protocol conferencing |
WO2013048517A1 (en) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Intel Corporation | Credit based power management |
AU2021240818A1 (en) * | 2020-03-24 | 2022-10-20 | Newsouth Innovations Pty Limited | Optically powered sensing system and method for hazardous environments |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5822318A (en) * | 1994-07-29 | 1998-10-13 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for controlling power in a variable rate communication system |
KR100378537B1 (ko) * | 1994-10-20 | 2003-07-12 | 아드밴스트 마이크로 디이바이시스 인코포레이티드 | 원격웨이크-업시스템및방법 |
US6236674B1 (en) * | 1996-02-23 | 2001-05-22 | Teletransactions, Inc. | Transceiver control with sleep mode operation |
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US5914959A (en) * | 1996-10-31 | 1999-06-22 | Glenayre Electronics, Inc. | Digital communications system having an automatically selectable transmission rate |
FI106666B (fi) * | 1997-01-24 | 2001-03-15 | Nokia Networks Oy | Tehonsäätömenetelmä epäjatkuvaan lähetykseen |
US6320879B1 (en) * | 1997-03-18 | 2001-11-20 | Paradyne Corporation | Communication system and method for interleaving or transmission of telephone rings and data |
US5963650A (en) * | 1997-05-01 | 1999-10-05 | Simionescu; Dan | Method and apparatus for a customizable low power RF telemetry system with high performance reduced data rate |
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-
1999
- 1999-06-29 EP EP99401620A patent/EP0991223A1/en not_active Withdrawn
- 1999-09-17 IL IL13197099A patent/IL131970A/en not_active IP Right Cessation
- 1999-09-20 JP JP11264823A patent/JP2000244595A/ja active Pending
- 1999-09-29 CN CNB991205677A patent/CN1173513C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-29 US US09/408,264 patent/US6850539B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6850539B1 (en) | 2005-02-01 |
CN1249585A (zh) | 2000-04-05 |
EP0991223A1 (en) | 2000-04-05 |
CN1173513C (zh) | 2004-10-27 |
IL131970A (en) | 2002-09-12 |
IL131970A0 (en) | 2001-03-19 |
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