JP2000242538A - ディレクトリ検索システム、ディレクトリ検索方法およびディレクトリ検索用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ディレクトリ検索システム、ディレクトリ検索方法およびディレクトリ検索用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000242538A
JP2000242538A JP11043259A JP4325999A JP2000242538A JP 2000242538 A JP2000242538 A JP 2000242538A JP 11043259 A JP11043259 A JP 11043259A JP 4325999 A JP4325999 A JP 4325999A JP 2000242538 A JP2000242538 A JP 2000242538A
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directory
search
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ancestor
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JP11043259A
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Yoshitaka Yasumura
義孝 安村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディレクトリサービスにおけるスコープ(範
囲)検索の高速処理を可能にする。 【解決手段】 ディレクトリ階層に存在するエントリの
登録や削除、ID更新時に、エントリの先祖関係を管理
する表を変更するエントリ管理手段21と、属性条件に
よるエントリ検索を行うフィルタ検索手段22と、エン
トリの先祖関係の表を利用して範囲検索を行うスコープ
判定手段23から構成され、ディレクトリ検索時には、
フィルタ検索手段22で属性条件を満たすエントリを取
得し、スコープ判定手段23でその中でさらに範囲条件
を満たすエントリを絞り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディレクトリ検索シ
ステム、ディレクトリ検索方法およびディレクトリ検索
用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に関し、特に、ディレクトリ上の検索範囲を指定
できるディレクトリ検索システム、ディレクトリ検索方
法およびディレクトリ検索用プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディレクトリ検索システムは、個人情報
管理やネットワーク管理、ファイル管理などのディレク
トリサービスにおいて、利用者が必要とする情報を探す
ために、様々な資源を対象にする検索システムである。
様々な資源とは、組織や個人、コンピュータ、プリン
タ、文書など、それぞれのディレクトリサービスで管理
対象となる物を表し、各資源には管理対象の名前などの
複数の属性情報が存在する。また、これらの資源は階層
構造として管理されている。一般に、ディレクトリサー
ビスで管理される資源をエントリ、その属性をアトリビ
ュートとしてデータベースに格納される。
【0003】従来のディレクトリ検索システムでは、階
層構造を持つファイルシステムを対象にすることが多
く、各階層や複数の階層に跨る範囲に含まれるファイル
を検索するものである。また、特開平10−15409
5号公報に開示されているように、特定の用途に特化し
ていない汎用のディレクトリサービスも存在する。この
ようなディレクトリサービスを提供するシステムでは、
検索範囲を示すスコープと検索条件を示すフィルタを利
用者が指定して検索処理が行われる。
【0004】従来のディレクトリ検索装置の一例とし
て、特開平08−036512号公報に開示されてい
る。この公報で開示されたディレクトリ検索装置は、各
々階層レベルが予め定められると共に、階層レベルが異
なりかつ互いに関連するディレクトリがリンクされた複
数のディレクトリを表すディレクトリ情報を記憶した記
憶手段と、複数の階層レベルに跨る検索範囲を指定する
ための指定手段と、前記指定手段によって指定された検
索範囲内に存在するディレクトリを前記記憶手段に記憶
されたディレクトリ情報より検索する検索手段と、前記
検索手段によって検索されたディレクトリ及び検索され
たディレクトリのリンク状態を表示する表示手段とから
構成されている。
【0005】このような構成を有する従来のディレクト
リ検索装置は次のように動作する。まず、指定手段によ
って指定されたディレクトリに格納されているディレク
トリ・ファイルを、検索手段によって記憶手段に記憶さ
れたディレクトリ情報から検索する。検索範囲の指定有
無によって、さらにディレクトリファイルの検索を行
い、検索結果の編集をした後に、表示手段により表示画
面上のウィンドウ内に検索結果を表示する。
【0006】さらに、ディレクトリアクセスの高速化の
ために、従来のディレクトリシステムの一例が、特開平
07−311704号公報に開示されている。この公報
で開示されたディレクトリシステムは、オブジェクトに
関する情報の登録及びその検索の制御を行うシステム制
御部と、ディレクトリをアクセスするディレクトリアク
セス部と、ハッシュディレクトリ識別子に応答してハッ
シュディレクトリの検索を行うハッシュディレクトリア
クセス部と、オブジェクトの識別子にハッシュ関数を作
用させてハッシュディレクトリのハッシュディレクトリ
識別子を決定するハッシュ関数作用部と、他のハッシュ
ディレクトリに対するアクセスを行う通信制御部とから
構成されている。
【0007】オブジェクトに関する情報へのアクセスの
発生に応答したシステム制御部が、ディレクトリアクセ
ス部を起動してディレクトリを検索し、オブジェクトに
関する情報を得る。前記オブジェクトに関する情報がな
いときは、システム制御部はハッシュ関数作用部を作用
させてハッシュディレクトリのハッシュディレクトリ識
別子を決定し、該ハッシュディレクトリ識別子で識別さ
れるハッシュディレクトリが自ディレクトリ下のもので
あるとき、ハッシュディレクトリアクセス部を起動して
該ハッシュディレクトリを検索し、オブジェクトに関す
る情報を得る。決定されたハッシュディレクトリ識別子
が自ディレクトリシステムのものではないとき、該ハッ
シュディレクトリ識別子を通信制御部を介して当該ハッ
シュディレクトリ識別子で識別されるハッシュディレク
トリを有するディレクトリシステムへ転送してオブジェ
クトに関する情報の検索を依頼する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には以
下のような問題点があった。
【0009】第1の問題点は、ディレクトリサービスに
おいてスコープ(範囲)検索処理の高速化方式が提供さ
れていないということである。
【0010】その理由は、従来のディレクトリ検索シス
テムでは、各階層レベル毎にひとまとめにしてオブジェ
クト(ファイル)を管理していたため、検索対象にする
ディレクトリの範囲を指定した場合には、階層を辿ると
いう操作が必要とされるためである。
【0011】第2の問題点は、階層レベルの継承関係を
記憶装置に記憶してスコープ検索の高速化に役立てるに
しても、オブジェクト数が多くなると大容量の記憶装置
が必要となるということである。
【0012】その理由は、階層レベルの継承関係を表形
式で管理する場合に、そのシステムの最大識別子(例え
ば2の32乗)の2乗ビット分の主記憶装置が必要とな
るためである。また、一部の継承関係だけを主記憶装置
に記憶しておき、残りの継承関係を二次記憶装置に格納
して適宜入れ換えるようにしても、二次記憶装置へのア
クセスが入ってしまうために、検索時間が遅くなってし
まう。
【0013】本発明の目的は、スコープ処理高速化方式
を持つディレクトリ検索システムを提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、スコープ処理のため
に必要な継承関係の記憶領域を縮小できるディレクトリ
検索システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のディレク
トリ検索システムは、エントリの検索処理の後に、先祖
関係による範囲検索処理を行う。より具体的には、エン
トリの登録・削除・ID更新時に先祖関係の表を変更す
るエントリ管理手段(図1の21)と、属性条件による
エントリ検索を行うフィルタ検索手段(図1の22)
と、エントリの先祖関係の表を利用して範囲検索を行う
スコープ判定手段(図1の23)とを有する。
【0016】また、本発明の第2のディレクトリ検索シ
ステムは、エントリの先祖関係をビットマップの形式で
保持し、前記ビットマップを参照することで範囲検索処
理を行う。より具体的には、エントリのIDからビット
値を計算するビット演算手段(図6の24)を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明の実
施形態1について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1を参照すると、本発明の実施形態1
は、キーボード等の入力装置1と、プログラム制御によ
り動作するデータ処理装置2と、情報を記憶する記憶装
置3と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力装置4と
を含む。
【0019】記憶装置3は、エントリ/アトリビュート
記憶部31と、複合インデックス記憶部32と、先祖関
係記憶部33とを備えている。
【0020】エントリ/アトリビュート記憶部31は、
ディレクトリ階層における個々のノードに相当するエン
トリの情報と、前記エントリに含まれる属性であるアト
リビュートの情報を記憶しておくためのものである。
【0021】複合インデックス記憶部32は、各エント
リがディレクトリ上の何階層目の何番目かという複合し
たデータを、二分木やハッシュ表等によりインデックス
の形式で記憶しておくためのものである。汎用のデータ
ベース管理システムでも同様の機能が提供されているも
のもある。
【0022】先祖関係記憶部33は、各エントリの先祖
のエントリ(ディレクトリ階層の上位に位置しているエ
ントリ)が何かというデータを、複合インデックス記憶
部32で記憶している何階層目の何番目というデータを
利用して2次元の表形式で記憶しておくためのものであ
る。
【0023】データ処理装置2は、エントリ管理手段2
1と、フィルタ検索手段22と、スコープ判定手段23
とを備える。
【0024】エントリ管理手段21は、利用者から入力
装置1によりエントリの登録・削除・ID更新、アトリ
ビュートの登録・削除・更新などの要求を受け付け、そ
の要求によりエントリ/アトリビュート記憶部31にエ
ントリやアトリビュートの登録・削除・更新を行う。エ
ントリのIDが変更される場合には複合インデックス記
憶部32と先祖関係記憶部33の該当するデータも更新
する。これらの処理が終了した旨は出力装置4に表示す
る。
【0025】フィルタ検索手段22は、利用者から入力
装置1によりディレクトリの検索要求を受け付け、利用
者が指定した検索条件にしたがってエントリ/アトリビ
ュート記憶部31に格納されているエントリの検索を行
う。
【0026】スコープ判定手段23は、フィルタ検索手
段22によって検索された結果のエントリ集合から、利
用者が指定した検索範囲に入っているエントリのみに絞
り込む。この際、先祖関係記憶部33を利用して、対象
となるエントリが検索範囲の基点となるエントリを先祖
に持つかにより判定し、検索範囲に含まれている場合に
は複合インデックス記憶部32により目的のエントリを
取得する。最終的な検索結果は出力装置4に表示する。
【0027】次に、図1および図2と図3のフローチャ
ートを参照して実施形態1の全体の動作について詳細に
説明する。
【0028】まず、図2のフローチャートに基づいて、
ディレクトリ情報を管理する動作について説明する。入
力装置1から与えられた要求がエントリ管理手段21で
受け付けられ、この要求がアトリビュートの更新要求か
を調べて(ステップA1)、もしそうならばエントリ/
アトリビュート記憶部31内の該当するエントリのアト
リビュートを更新して(ステップA2)、処理終了を通
知するために出力装置4に表示する(ステップA1
3)。
【0029】ステップA1で、アトリビュートの更新要
求ではないときには、ID更新又は削除要求か否かを調
べて(ステップA3)、もしID更新又は削除要求なら
ば複合インデックス記憶部32からエントリのIDを削
除し(ステップA4)、先祖関係記憶部33の表の該当
箇所のチェックも消去する(ステップA5)。削除要求
の場合(ステップA6)には、エントリ/アトリビュー
ト記憶部31から削除するデータ(エントリまたはアト
リビュート)を削除する(ステップA7)。登録要求の
場合(ステップA8)には、逆にエントリ/アトリビュ
ート記憶部31にデータ(エントリまたはアトリビュー
ト)を登録する(ステップA9)。さらに、ID更新ま
たは登録要求の場合(ステップA10)には、複合イン
デックス記憶部32にエントリのIDを追加し(ステッ
プA11)、先祖関係記憶部33の表の該当箇所にもチ
ェックする(ステップA12)。最後に、処理終了を通
知するために出力装置4に表示する(ステップA1
3)。
【0030】次に、図3のフローチャートに基づいて、
ディレクトリ情報を検索する動作について説明する。入
力装置1から与えられた検索要求がフィルタ検索手段2
2で受け付けられ、利用者が指定した検索条件(フィル
タ条件)にしたがってエントリ/アトリビュート記憶部
31に格納されているエントリの検索を行う(ステップ
B1)。ここでは、通常のデータベース管理システムで
実現されている検索技術が利用できる。検索条件を満た
すエントリは、そのIDが検索結果として一時集合に格
納される(ステップB2)。そして、この一時集合が空
かを調べて(ステップB3)、もし空ならば結果集合
(この場合は空)を出力装置4に表示する(ステップB
7)。
【0031】ステップB3で、一時集合が空ではない場
合には、一時集合からIDを1つ取得し(ステップB
4)、先祖関係記憶部33の表を参照して、そのIDの
エントリの項目が検索範囲(スコープ)の基点となるエ
ントリの項目にチェックがあるかを調べる(ステップB
5)。チェックがある場合には、結果集合にそのIDを
格納し(ステップB6)、ステップB3に戻る。チェッ
クがない場合には、そのままステップB3に戻る。これ
を一時集合内の全てのIDについて繰り返し、それが終
了すると、複合インデックス記憶部32を利用してエン
トリにアクセスして、結果集合から検索結果を出力装置
4に表示する(ステップB7)。
【0032】実施形態1では、ディレクトリ上の検索対
象となる検索範囲が指定された場合に、2次元の表形式
で管理されたエントリの先祖関係を利用して、目的のエ
ントリが検索範囲に入っているかを判定することができ
る。そのため、エントリ間の関係を辿るためにデータベ
ースに何度もアクセスしに行くこともなく、検索速度が
向上する。
【0033】[実施例1]次に、具体的な実施例を用い
て実施形態1の動作を説明する。
【0034】図4に示すようなディレクトリ階層を例に
する。この例では、ある会社の組織を管理するディレク
トリサービスであり、この会社は管理部門、営業部門、
開発部門から構成されている。管理部門には人事課と経
理課、営業部門には営業一課と営業二課、開発部門には
企画課と製造課という部署が存在する。各部署にはA氏
からL氏までの12人がそれぞれ2人ずつ配属されてお
り、全部で4階層のディレクトリが形成されている。
【0035】このとき、先祖関係記憶部33には、図5
に示すような2次元の表が格納されることになる。表の
横の行には、ディレクトリ階層上の先祖を持つエントリ
が並べられており、各行には階層番号と階層別番号(図
5では、分かりやすいようにエントリの名前で表してあ
る)からなるIDで識別している。表の縦の列には、子
孫を持つエントリが並べられており、各列には前記ID
(階層番号と階層別番号)で識別している。この表の上
でチェックがある項目は、縦の列のエントリが横の行の
エントリの先祖になっていることを表現している。例え
ば、D氏の先祖は会社と管理部門と経理課ということが
分かる。
【0036】エントリ管理手段21はエントリの登録や
削除、ID更新により、先祖関係管理部33に格納され
ている表の上にチェックしたり、チェックを消去したり
する(ステップA5およびステップA12)ことによ
り、先祖関係の表を常に最新の状態に保つ役割をする。
【0037】また、スコープ判定手段23は、検索範囲
が指定されたエントリの検索時に、先祖関係管理部33
に格納されている表を参照して、表の上にチェックがあ
れば検索範囲に入っているエントリであると判定して結
果集合にそのIDを格納する(ステップB6)。例え
ば、検索範囲が営業部門以下のエントリであり、フィル
タ検索手段22で検索条件を満たすエントリがC氏とG
氏とK氏のエントリであるとすると、ステップB2で一
時集合に3つのIDが格納されることになり、ステップ
B3からステップB6までの処理が3回繰り返される。
この繰り返しの処理において、ステップB5の表のチェ
ックを調べる際に、検索範囲の基点である営業部門のエ
ントリに対するIDの項目にチェックがあるのはG氏の
エントリだけである。したがって、ステップB6で結果
集合に格納されるIDはG氏のエントリのみであり、G
氏のエントリが検索結果として出力装置4に表示される
(ステップB7)。
【0038】[実施形態2]次に、本発明の実施形態2
について図面を参照して詳細に説明する。
【0039】図6を参照すると、本発明の実施形態2
は、データ処理装置5が図1に示された実施形態1にお
けるデータ処理装置2の構成に加えてビット演算手段2
4を有し、記憶装置6が図1に示された実施形態1にお
ける記憶装置3の構成における継承関係記憶部33がビ
ットマップ記憶部34に置き換わる点が異なる。
【0040】ビットマップ記憶部34は、ディレクトリ
階層上のエントリの先祖関係をビットマップの形式で記
憶しておくためのものである。
【0041】ビット演算手段24は、フィルタ検索手段
22により検索された結果のエントリを、スコープ判定
手段23で検索範囲に入っているかを判定する際に、ビ
ットマップ記憶部34に格納されている先祖関係のビッ
トマップにアクセスするためのビット演算を行う。ま
た、エントリ管理手段21によりエントリの追加や削
除、ID更新を行う場合、前記先祖関係のビットマップ
を更新する際にも、そのためのビット演算を行う。
【0042】実施形態2の動作を図面を参照して詳細に
説明する。
【0043】まず、図7のフローチャートに基づいて、
ディレクトリ情報を管理する動作について説明する。図
6のステップA1とA2のアトリビュートの更新処理、
ステップA6とA7のエントリ/アトリビュートのデー
タ削除処理、ステップA8とA9のエントリ/アトリビ
ュートのデータ作成処理、ステップA13の処理終了通
知で示される実施形態2におけるエントリ管理手段21
の動作は、実施形態1の手段21の動作と同一のため、
説明は省略する。ステップA3において、利用者からの
要求がID更新または削除要求の場合には、複合インデ
ックス記憶部32からエントリのIDを削除し(ステッ
プA4)、ビット演算手段24を利用してそのIDのビ
ット値を計算して(ステップC1)、ビットマップ記憶
部34のビットマップの該当箇所からビットを降ろす
(ステップC2)。また、ステップA10において、利
用者からの要求がID更新または登録要求の場合には、
複合インデックス記憶部32にエントリのIDを追加し
(ステップA11)、ビット演算手段24を利用してそ
のIDのビット値を計算して(ステップC3)、ビット
マップ記憶部34のビットマップの該当箇所にビットを
立てる(ステップC4)。
【0044】次に、図8のフローチャートに基づいて、
ディレクトリ情報を検索する動作について説明する。図
7のステップB1とB2のフィルタ検索処理で示される
実施形態2におけるフィルタ検索手段22の動作および
ステップB3とB7で示される実施形態2におけるスコ
ープ判定手段23の動作は、実施形態1の各手段22お
よび23の動作と同一のため、説明は省略する。ステッ
プB4で一時集合からIDを1つ取得した後、ビット演
算手段24を利用してそのIDのビット値を計算し(ス
テップD1)、ビットマップ記憶部34のビットマップ
の該当箇所のビットが立っているかを調べる(ステップ
D2)。ビットが立っている場合には、結果集合にその
IDを格納する(ステップB6)が、ビットが立ってい
ない場合には、そのままステップB3に戻る。
【0045】[実施例2]次に、具体的な実施例につい
て説明する。実施形態1の実施例と同様に、図3に示す
ようなディレクトリ階層を例にする。このとき、ビット
マップ記憶部34には、図9に示すようなビットマップ
が格納されることになる。ビットマップの横の行はディ
レクトリ階層毎に区切ったエントリが並べられており、
始めの2ビットで階層番号を、残りの4ビットで階層別
番号(サブID)を表現している。ビットマップの縦の
列には、各エントリのIDをビット演算手段24でビッ
ト値を計算した値をハッシュ値として並べられており、
図5の先祖関係の表と同様にビットの有無で先祖関係を
表現している。ただし、図9では、分かりやすいように
ハッシュ値はランダムではなく、階層番号および階層別
番号の順番(階層毎に1つの空列がある)にハッシュ値
が決まると想定している。
【0046】前記ビットマップを利用したエントリ管理
手段21およびスコープ判定手段23の動作は、ビット
演算手段24によるビット値(ハッシュ値)の計算と、
その値によるビットマップへのアクセスのみが異なるだ
けであり、その他の処理は同様である。
【0047】実施形態2では、ビットマップを用いるこ
とで、先祖関係を表形式に管理するよりも記憶領域を少
なくすることができる。また、エントリのIDが変更さ
れたときでも、ビット操作だけで済むので、管理情報の
メンテナンスが容易である。
【0048】[実施形態3]次に、本発明の実施形態3
について図面を参照して詳細に説明する。
【0049】図10を参照すると、本発明の実施形態3
は、管理プログラムおよび検索プログラムを記録した記
録媒体7を備える。この記録媒体7は磁気ディスク、半
導体メモリ、その他の記録媒体であってよい。
【0050】管理プログラムおよび検索プログラムは記
録媒体7からデータ処理装置8に読み込まれ、データ処
理装置8の動作を制御する。データ処理装置8は管理プ
ログラムおよび検索プログラムの制御により以下の処
理、すなわち実施形態1におけるデータ処理装置2によ
る処理と同一の処理、を実行する。
【0051】管理プログラムでは、入力装置1から管理
要求が与えられると、要求内容にしたがって記憶装置3
内のエントリ/アトリビュート記憶部31のデータが追
加・削除・更新される。エントリの追加や削除、ID更
新の場合には、複合インデックス記憶部32と先祖関係
記憶部33も更新される。これらの処理の終了は出力装
置4に表示される。
【0052】一方、検索プログラムでは、入力装置1か
ら検索要求が与えられると、記憶装置3内のエントリ/
アトリビュート記憶部31にアクセスして、検索条件を
満たすエントリを検索して一時集合を生成する。次に、
先祖関係記憶部33を利用して範囲条件を満たす一時集
合内のエントリを取得し、結果集合を生成する。そし
て、複合インデックス記憶部32によりエントリを取得
して、出力装置4に検索結果を表示する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
の効果が奏される。
【0054】第1の効果は、検索条件で指定された検索
範囲にあるエントリを容易に判定できることにある。こ
の結果、ディレクトリの検索速度も向上する。その理由
は、エントリ管理手段によって構築された先祖関係記憶
部にある表を利用して、エントリ間の先祖関係を判定で
きるためである。
【0055】第2の効果は、大規模なディレクトリを対
象にしている場合でも、検索速度をあまり落とさずにシ
ステムの記憶容量を削減できることにある。その理由
は、エントリの先祖関係をビットマップの形式でビット
マップ記憶部に格納し、ビット演算手段によりエントリ
のIDをビット値に変換した後に、ビットマップを利用
してエントリの先祖関係の判定をしているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施形態1のディレクトリ管理の動作
を示す流れ図である。
【図3】本発明の実施形態1のディレクトリ検索の動作
を示す流れ図である。
【図4】本発明の実施形態を説明するためのディレクト
リ階層の例である。
【図5】図1の先祖関係記憶部33に格納される図4の
ディレクトリ階層の例に対応した2次元の表の内容を示
す図である。
【図6】本発明の実施形態2の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の実施形態2のディレクトリ管理の動作
を示す流れ図である。
【図8】本発明の実施形態2のディレクトリ検索の動作
を示す流れ図である。
【図9】図6のビットマップ記憶部33に格納される図
4のディレクトリ階層の例に対応した2次元の表の内容
を示す図である。
【図10】本発明の実施形態3の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 入力装置 2,5,8 データ処理装置 3,6 記憶装置 4 出力装置 7 記憶媒体 21 エントリ管理手段 22 フィルタ検索手段 23 スコープ判定手段 24 ビット演算手段 31 エントリ/アトリビュート記憶部 32 複合インデックス記憶部 33 先祖関係記憶部 34 ビットマップ記憶部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 様々な資源をエントリの階層構造として
    管理し、各エントリはその属性情報となるアトリビュー
    トを保持し、前記階層構造や前記アトリビュートにより
    必要なエントリの検索処理を行うディレクトリ検索シス
    テムにおいて、 エントリの検索を行う場合に、検索条件で指定された属
    性条件にしたがってエントリの検索を行うフィルタ検索
    手段と、 前記検索条件で指定された範囲条件にしたがい、エント
    リの先祖関係を利用してエントリの絞り込みを行うスコ
    ープ判定手段と、 を備えることを特徴とするディレクトリ検索システム。
  2. 【請求項2】 様々な資源をエントリの階層構造として
    管理し、各エントリはその属性情報となるアトリビュー
    トを保持し、前記階層構造や前記アトリビュートにより
    必要なエントリの検索処理を行うディレクトリ検索シス
    テムにおいて、 エントリの先祖関係を階層番号と階層別番号で管理する
    ために、エントリの登録、削除、更新の処理を行う際
    に、前記エントリの先祖関係の表を更新するエントリ管
    理手段と、 エントリの検索を行う場合に、検索条件で指定された範
    囲条件にしたがい、前記先祖関係の表を参照してエント
    リの絞り込みを行うスコープ判定手段と、 を備えることを特徴とするディレクトリ検索システム。
  3. 【請求項3】 前記階層番号と前記階層別番号からビッ
    ト値を算出するビット演算手段を更に備え、前記エント
    リの先祖関係の表を前記ビット値を利用したビットマッ
    プの形式で保持し、 前記エントリ管理手段および前記スコープ判定手段か
    ら、前記ビット演算手段を通して前記エントリの先祖関
    係の表にアクセスすることを特徴とする請求項2に記載
    のディレクトリ検索システム。
  4. 【請求項4】 様々な資源をエントリの階層構造として
    管理し、各エントリはその属性情報となるアトリビュー
    トを保持し、前記階層構造や前記アトリビュートにより
    必要なエントリの検索処理を行うディレクトリ検索方法
    において、 エントリの検索を行う場合に、検索条件で指定された属
    性条件にしたがってエントリの検索を行い、 前記検索条件で指定された範囲検索にしたがい、エント
    リの先祖関係を利用してエントリの絞り込みを行うこと
    を特徴とするディレクトリ検索方法。
  5. 【請求項5】 様々な資源をエントリの階層構造として
    管理し、各エントリはその属性情報となるアトリビュー
    トを保持し、前記階層構造や前記アトリビュートにより
    必要なエントリの検索処理を行うディレクトリ検索方法
    において、 エントリの先祖関係を階層番号と階層別番号で管理する
    ために、エントリの登録、削除、更新の処理を行う際
    に、前記エントリの先祖関係の表を更新しておき、 エントリの検索を行う場合に、検索条件で指定された範
    囲条件にしたがい、前記エントリの先祖関係の表を参照
    してエントリの絞り込みを行うことを特徴とするディレ
    クトリ検索方法。
  6. 【請求項6】 階層番号と階層別番号からビット値を算
    出して、前記エントリの先祖関係の表を前記ビット値を
    利用したビットマップの形式で保持し、 前記エントリ管理手段および前記スコープ判定手段か
    ら、算出されたビット値により前記エントリの先祖関係
    の表にアクセスすることを特徴とする請求項5に記載の
    ディレクトリ検索方法。
  7. 【請求項7】 様々な資源をエントリの階層構造として
    管理し、各エントリはその属性情報となるアトリビュー
    トを保持し、前記階層構造や前記アトリビュートにより
    必要なエントリの検索処理を行うディレクトリ検索方法
    であって、 エントリの検索を行う場合に、検索条件で指定された属
    性条件にしたがってエントリの検索を行うフィルタ検索
    処理と、 前記検索条件で指定された範囲条件にしたがい、エント
    リの先祖関係を利用してエントリの絞り込みを行うスコ
    ープ判定処理と、 を有する方法をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 様々な資源をエントリの階層構造として
    管理し、各エントリはその属性情報となるアトリビュー
    トを保持し、前記階層構造や前記アトリビュートにより
    必要なエントリの検索処理を行うディレクトリ検索方法
    であって、 エントリの先祖関係を階層番号と階層別番号で管理する
    ために、エントリの登録、削除、更新の処理を行う際
    に、前記エントリの先祖関係の表を更新するエントリ管
    理処理と、 エントリの検索を行う場合に、検索条件で指定された範
    囲条件にしたがって、前記エントリの先祖関係の表を参
    照してエントリの絞り込みを行うスコープ判定処理と、 を有する方法をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記ディレクトリ検索方法は、前記階層
    番号と前記階層別番号からビット値を算出するビット演
    算処理と、 前記エントリの先祖関係の表を前記ビット値を利用した
    ビットマップの形式で保持する処理と、 前記エントリ管理処理および前記スコープ判定処理か
    ら、前記ビット演算処理を通して前記エントリの先祖関
    係の表にアクセスする処理と、 を有することを特徴とする請求項8に記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 フィルタ条件とスコープによって与え
    られる検索条件に適合するエントリをディレクトリサー
    ビスより検索するディレクトリ検索方法において、 フィルタ条件に適合したエントリがスコープに入るか否
    かを、各エントリが属する先祖ディレクトリを記述した
    表を参照することにより判定するステップを有すること
    を特徴とするディレクトリ検索方法。
  11. 【請求項11】 前記表をエントリの登録、削除、更新
    の際に更新する前処理を更に有することを特徴とする請
    求項10に記載のディレクトリ検索方法。
  12. 【請求項12】 フィルタ条件とスコープによって与え
    られる検索条件に適合するエントリをディレクトリサー
    ビスより検索するディレクトリ検索方法であって、フィ
    ルタ条件に適合したエントリがスコープに入るか否か
    を、各エントリが属する先祖ディレクトリを記述した表
    を参照することにより判定するステップを有するディレ
    クトリ検索方法をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記ディレクトリ検索方法は、前記表
    をエントリの登録、削除、更新の際に更新する前処理を
    更に有することを特徴とする請求項12に記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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