JP2000241885A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2000241885A
JP2000241885A JP11044983A JP4498399A JP2000241885A JP 2000241885 A JP2000241885 A JP 2000241885A JP 11044983 A JP11044983 A JP 11044983A JP 4498399 A JP4498399 A JP 4498399A JP 2000241885 A JP2000241885 A JP 2000241885A
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cooling air
display device
cooling
light
projection display
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Motoyuki Fujimori
基行 藤森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気光学装置を効率よく冷却し、装置の小
型化、光源装置の高輝度化を容易に行うことのできる投
写型表示装置を提供すること。 【解決手段】投写型表示装置の電気光学装置925を構
成する液晶パネル925Gを冷却する冷却空気導入路8
1は、液晶パネル925Gと光学部品用筐体901、9
02との隙間として構成され、冷却空気導入路81中を
流れる冷却空気の流速は1m/s〜4m/sをするため
に、隙間の寸法D1は、1.5mm〜2mmに設定されてい
る。冷却空気の流速を1m/s〜4m/sとすることに
より、液晶パネル925Gの単位時間当たりの温度上昇
率を2.5℃/h以下に抑えることができ、液晶パネル
925Gを効率的に冷却され、装置の小型化、光源装置
の高輝度化に容易に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、この光源
から出射される光束を画像情報に応じて変調し光学像を
形成する電気光学装置と、この電気光学装置で形成され
た画像を拡大投写する投写レンズとを備えた投写型表示
装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、光源と、この光源から出射され
る光束を画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装
置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写す
る投写レンズとを備えた投写型表示装置が知られてい
る。
【0003】このような投写型表示装置は、会議、学
会、展示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに
広く利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、投写型表示
装置は、プレゼンテーション用の会議室等に設置された
状態で維持されることもあるが、必要に応じて持ち込ま
れたり、終了後に他の場所に移して保管する場合もあ
る。従って、持ち運びを容易にするために、投写型表示
装置の小型化が促進されている。
【0005】また、投写型表示装置による表示画面の視
認性を向上するために、光源装置の高輝度化が促進され
ている。
【0006】このような小型化、光源装置の高輝度化が
促進された投写型表示装置においては、小型化に伴う装
置内部の構成部品の密集化、高輝度化に伴う装置内部の
温度上昇の観点から、投写型表示装置の内部をいかに効
率よく冷却するかが問題となる。特に、光源から出射さ
れた光束を画像情報に応じて光学像を形成する電気光学
装置は、光束を画像情報に応じて変調する光変調装置を
備え、この光変調装置は、ポリシリコンをスイッチング
素子とする液晶パネル等、一般的に高熱に弱い装置や熱
により特性が変化するような装置を含んで構成されるた
め、これを効率よく冷却することは重要な問題である。
【0007】本発明の目的は、電気光学装置を効率よく
冷却し、装置の小型化、光源装置の高輝度化を容易に行
うことのできる投写型表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る投写型表示装置は、光源と、この光源
から出射される光束を画像情報に応じて変調し光学像を
形成する電気光学装置と、この電気光学装置で形成され
た画像を拡大投写する投写レンズとを備えた投写型表示
装置であって、前記電気光学装置を構成する光変調装置
を冷却する冷却機構を備え、この冷却機構は、前記光変
調装置の単位時間当たりの温度上昇率を0℃/h〜2.
5℃/hに抑えるように構成されていることを特徴とす
る。
【0009】ここで、光変調装置は、主として光源から
の出射光束によって加熱する。そして、単位時間当たり
の光変調装置の温度上昇率は、光変調装置を構成する液
晶パネル等の耐熱温度等に応じて設定される。
【0010】このような本発明によれば、光変調装置の
単位時間当たりの温度上昇率が0℃/h〜2.5℃/h
に抑えられているので、光変調装置が効率的に冷却され
装置の小型化、光源装置の高輝度化に容易に対応するこ
とが可能となる。
【0011】なお、装置を起動してからしばらくの間
は、装置の温度上昇率が比較的高く、また、時間と共に
変化する。しばらく経つと装置の温度上昇率は徐々に鈍
り、温度が安定するようになる。これと同様に、装置を
起動して約10分経過すると、液晶パネルの温度上昇は、
温度上昇率△T=20〜30℃/h程度となり、安定状態に
入り始める。さらに、装置を起動してから約0.5〜1時
間で、温度上昇率がほぼ安定した状態となる。本発明の
温度上昇率の値は、このように、装置を起動してから所
定時間経過後、装置の温度上昇率と液晶パネルの温度上
昇率とがほぼ安定した状態での値である。
【0012】以上において、上述した冷却機構が外部の
空気を冷却空気として装置内部に導く吸気ファンと、こ
の吸気ファンからの冷却空気を前記光変調装置に導く冷
却空気導入路とを備えている場合、この冷却空気導入路
を流れ、光変調装置を冷却する冷却空気の流速は1m/
s〜4m/sとされているのが好ましい。
【0013】すなわち、上述したように、光変調装置の
温度上昇率を0℃/h〜2.5℃/hに抑えるには、光
変調装置を冷却する冷却空気を一定以上の流速とする必
要がある。そして、冷却空気の流速が1m/s未満で
は、光変調装置を冷却空気により十分に冷却することは
できないので、光変調装置の温度上昇率を2.5℃/h
以内に収めるのは困難である。一方、冷却空気の流速が
4m/s以上となると、冷却空気による光変調装置の冷
却効率はほぼ安定した状態となるので、流速をさらに上
げても、光変調装置をより効率よく冷却することはでき
ない。従って、冷却空気の流速を1m/s〜4m/sに
設定し、これに見合う吸気ファン等を採用することによ
り、投写型表示装置の電力消費等を適切な状態にするこ
とが可能となる。
【0014】また、上述した冷却導入路が光変調装置と
この光変調装置に対向配置される部材との隙間として構
成されている場合、この隙間の寸法は1.0〜3.0m
m、好ましくは1.5〜2.0mmに設定されているのが
好ましい。
【0015】ここで、光変調装置に対向配置される部材
としては、例えば、レンズ、ミラー等の光学部品を収納
する光学部品用筐体等が考えられる。
【0016】すなわち、上述した冷却空気導入路を流れ
る冷却空気のうち、実際に光変調装置の冷却に寄与する
のは、光変調装置の表層1.0〜3.0mmの部分の冷却
空気である。従って、冷却空気導入路の隙間を3.0mm
以上としても、冷却空気による光変調装置の冷却効率が
大幅に向上することはない。一方、冷却空気導入路の隙
間の寸法が1.0mm未満の場合、隙間部分に流れ込む冷
却空気の流体抵抗により、冷却空気導入路中の冷却空気
の流速が落ちてしまい、効率的に光変調装置を冷却でき
ない。従って、冷却空気導入路の隙間寸法を1.0〜
3.0mm、好ましくは1.5〜2.0mm程度とすること
により、効率よく光変調装置を冷却することが可能とな
る。
【0017】さらに、上述した冷却機構としては、一方
の端部開口が吸気ファンと接続され、他方の端部開口が
光変調装置の直下に配置される冷却空気導入パイプを備
えている冷却機構を採用するのが好ましい。
【0018】具体的には、電気光学装置が赤、緑、青の
各色光束を変調する3つの光変調装置を備えている場
合、冷却空気導入パイプは、吸気ファンと接続される本
管と、この本管から分岐する3本の分岐管とを有し、こ
の3本の分岐管のそれぞれを流れる冷却空気を各光変調
装置の発熱量に応じて按分するように構成することがで
きる。
【0019】すなわち、冷却空気導入パイプを備えてい
るので、吸気ファンで取り入れられた冷却空気を光変調
装置の直下から直接吹き付けるように構成することがで
き、冷却空気導入路を流れる冷却空気の流速を制御して
冷却効率が一層向上する。また、冷却空気導入パイプが
本管および3本の分岐管とを備えている場合、各分岐管
を流れる冷却空気が各光変調装置の発熱量に応じて按分
されているので、光変調装置の発熱量に応じた適切な量
の冷却空気を供給することが可能となる。尚、冷却空気
導入パイプによる冷却空気の按分は、各分岐管の開口面
積を発熱量に応じて変更したり、本管と分岐管との接続
部分に整流板等を設けることにより達成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。
【0021】(1)装置の全体構成 図1、図2には、第1実施形態に係る投写型表示装置1
の概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、
図2は下面側から見た斜視図である。
【0022】投写型表示装置1は、光源としての光源ラ
ンプから出射された光束を赤(R)、緑(G)、青
(B)の三原色に分離し、これらの各色光束を電気光学
装置を構成する液晶パネルを通して画像情報に対応させ
て変調し、変調した後の各色の変調光束をプリズム(色
合成光学系)により合成して、投写レンズ6を介して投
写面上に拡大表示する形式のものである。投写レンズ6
の一部を除いて、各構成部品は外装ケース2の内部に収
納されている。
【0023】(2)外装ケースの構造 外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパー
ケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、背
面部分を覆うリアケース5(図2)とから構成されてい
る。
【0024】図1に示されるように、アッパーケース3
の上面において、その前方側の左右の端には、多数の連
通孔25R、25Lが形成されている。また、これらの
連通孔25R、25L間には、投写型表示装置1の画質
等を調整するための操作スイッチ60が設けられてい
る。さらに、アッパーケース3の前面の向かって左下部
分には、図示略のリモートコントローラからの光信号を
受信するための受光部70が設けられている。
【0025】図2に示されるように、ロアーケース4の
底面には、内部に収納される光源ランプユニット8(後
述)を交換するためのランプ交換蓋27と、装置内部の
空気を冷却するための空気取入口240が形成されたエ
アフィルタカバー23とが設けられている。ロアーケー
ス4の底面には、ランプ交換蓋27に隣接して光源ラン
プ181を冷却する冷却空気を取り入れる吸気口172
が形成されている。
【0026】また、ロアーケース4の底面には、図2に
示すように、その前端の略中央部にフット31Cが設け
られ、後端の左右の角部にフット31R、31Lが設け
られている。尚、フット31Cは、図1に示すレバー3
11を上方に引き上げることにより、後方側の回動機構
312(図2)によって回動し、装置使用時には、前方
側が装置本体から離間し開いた状態で付勢される。そし
て、その回動量を調整することで、投写面上の表示画面
の上下方向位置を変更できるようになっている。一方、
フット31R、31Lは、回転させることで突出方向に
進退する構成であり、その進退量を調整することによっ
て表示画面の傾きを変更することが可能である。
【0027】リアケース5には、図2に示すように、外
部電力供給用のACインレット50や各種の入出力端子
群51が配置され、これらの入出力端子群51に隣接し
て、装置内部の空気を排出する排気口160が形成され
ている。
【0028】(3)装置の内部構造 図3〜図5には、投写型表示装置1の内部構造が示され
ている。図3および図4は装置内部の概略斜視図であ
り、図5は投写型表示装置1の垂直方向断面図である。
【0029】これらの図に示すように、外装ケース2の
内部には、電源としての電源ユニット7、光源ランプユ
ニット8、光学系を構成する光学ユニット10、変調素
子駆動基板としての上下一対のドライバーボード11、
制御回路基板としてのメインボード12などが配置され
ている。
【0030】電源ユニット7は、投写レンズ6の両側に
配置された第1、第2電源ブロック7A、7Bで構成さ
れている。第1電源ブロック7Aは、ACインレット5
0を通して得られる電力を変圧して主に第2電源ブロッ
ク7Bおよび光源ランプユニット8に供給するものであ
り、トランス(変圧器)、整流回路、平滑回路、電圧安
定回路等が形成された電源回路基板の他、光源ランプユ
ニット8の後述する光源ランプ181を駆動するための
ランプ駆動基板18を備え、このランプ駆動基板18が
透明な樹脂カバー185で覆われている。第2電源ブロ
ック7Bは、第1電源ブロック7Bから得られる電力を
さらに変圧して供給するものであり、第1電源ブロック
7Aと同様にトランスの他、各種の回路が形成された電
源回路基板を備えている。そして、その電力は光学ユニ
ット10の下側に配置された別の電源回路基板13(図
4中に点線で図示)および各電源ブロック7A、7Bに
隣接配置された第1、第2吸気ファン17A、17Bに
供給される。また、電源回路基板13上の電源回路で
は、第2電源ブロック7Bからの電力を基にして主にメ
インボード12上の制御回路駆動用の電力を造り出して
いるとともに、その他の低電力部品用の電力を造り出し
ている。ここで、第2吸気ファン17Bは、第2電源ブ
ロック7Bと投写レンズ6との間に配置されており、投
写レンズ6とアッパーケース3(図1)との間に形成さ
れる隙間を通して冷却用空気を外部から内部に吸引する
ように設けられている。そして、各電源ブロック7A、
7Bは、アルミ等の導電性を有するカバー部材250
A、250Bを備え、各カバー部材250A、250B
には、アッパーケース3の連通孔25R、25Lに対応
する位置に音声出力用のスピーカ251R、251Lが
設けられている。これらのカバー部材250A、250
B同士は、図3に示すように、上部間が導電性を有する
金属プレート252Uで機械的および電気的に接続さ
れ、下部間が金属プレート252L(図2に点線で図
示)で電気的に接続され、最終的にインレット50のG
ND(グランド)ラインを通して接地されている。これ
らの金属プレート252U、252Lのうち、金属プレ
ート252Lは、樹脂製とされたロアーケース4予めに
固定されたものであり、その両端が各電源ブロック7
A、7Bとロアーケース4とを組み付けることによって
カバー部材250A、250Bの下面に接触し、互いを
導通させている。
【0031】光源ランプユニット8は、投写型表示装置
1の光源部分を構成するものであり、光源ランプ181
およびリフレクタ182からなる光源装置183と、こ
の光源装置183を収納するランプハウジング184と
を有している。このような光源ランプユニット8は、光
学部品用筐体を構成する下ライトガイド902(図5)
と一体に形成された収容部9021で覆われており、上
述したランプ交換蓋27を開けて取り外せるように構成
されている。収容部9021の後方には、リアケース5
の排気口160に対応した位置に一対の排気ファン16
が左右に並設されており、後に詳説するが、これらの排
気ファン16によって第1、第2吸気ファン17A、1
7Bで吸引された冷却用空気を収容部9021近傍に設
けられた開口部からその内部に導き入れるとともに、こ
の冷却用空気で光源ランプユニット8を冷却した後、そ
の冷却用空気を排気口160から排気している。尚、各
排気ファン16の電力は、電源回路基板13から供給さ
れるようになっている。
【0032】光学ユニット10は、光源ランプユニット
8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に
対応した光学像を形成するユニットであり、照明光学系
923、色分離光学系924、電気光学装置925、お
よび色合成光学系としてのプリズムユニット910とを
含んで構成される。電気光学装置925およびプリズム
ユニット910以外の光学ユニット10の光学素子は、
光学部品用筐体としての上下のライトガイド901、9
02の間に上下に挟まれて保持された構成となってい
る。これらの上ライトガイド901、下ライトガイド9
02は一体とされて、ロアーケース4の側に固定ネジに
より固定されている。また、これらのライトガイド90
1、902は、プリズムユニット910の側に同じく固
定ネジによって固定されている。
【0033】直方体状のプリズムユニット910は、マ
グネシウムの一体成形品から構成される側面略L字の構
造体であるヘッド体903の裏面側に固定ネジにより固
定されている。また、電気光学装置925を構成する各
液晶パネル925R、925G、925Bは、プリズム
ユニット910の3側面に固定部材を介して固定されて
いる。
【0034】ドライバーボード11は、上述した電気光
学装置925の各液晶パネル925R、925G、92
5Bを駆動・制御するためのものであり、光学ユニット
10の上方に配置されている。また、下方のドライバー
ボード11Aと上方のドライバーボード11Bとはスタ
ッドボルト9011を介して離間しており、互いの対向
面には駆動回路等を形成する図示しない多くの素子が実
装されている。
【0035】メインボード12は、投写型表示装置1全
体を制御する制御回路が形成されたものであり、光学ユ
ニット10の側方に立設されている。このようなメイン
ボード12は、前述のドライバーボード11、操作スイ
ッチ60と電気的に接続されている他、入出力端子群5
1が設けられたインターフェース基板14およびビデオ
基板15と電気的に接続され、また、コネクター等を介
して電源回路基板13に接続されている。そして、メイ
ンボード12の制御回路は電源回路基板13上の電源回
路で造られた電力、すなわち第2電源ブロック7Bから
の電力によって駆動されるようになっている。尚、メイ
ンボード12の冷却は、第2吸気ファン17Bから第2
電源ブロック7Bを通って流入する冷却空気で行われ
る。
【0036】図3において、メインボード12と外装ケ
ース2(図3ではロアーケース4およびリアケース5の
みを図示)との間には、アルミ等の金属製のガード部材
19が配置されている。このガード部材19は、メイン
ボード12の上下端にわたる大きな面状部191を有し
ているとともに、上部側が固定ネジ192で第2電源ブ
ロック7Aのカバー部材250Bに固定され、下端がロ
アーケース4の例えばスリットに係合支持され、この結
果、ロアーケース4にアッパーケース3を取り付ける際
にアッパーケース3(図1)とメインボード12との干
渉を防ぐ他、メインボード12を外部ノイズから保護し
ている。
【0037】(4)光学系の構造 次に、投写型表示装置1の光学系即ち光学ユニット10
の構造について、図6に示す模式図に基づいて説明す
る。
【0038】上述したように、光学ユニット10は、光
源ランプユニット8からの光束(W)の面内照度分布を
均一化する照明光学系923と、この照明光学系923
からの光束(W)を、赤(R)、緑(G)、青(B)に
分離する色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを
画像情報に応じて変調する電気光学装置925と、変調
後の各色光束を合成する色合成光学系としてのプリズム
ユニット910とを含んで構成されている。
【0039】照明光学系923は、光源ランプユニット
8から出射された光束Wの光軸1aを装置前方向に折り
曲げる反射ミラー931と、この反射ミラー931を挟
んで配置される第1のレンズ板921および第2のレン
ズ板922とを備えている。第1のレンズ板921は、
マトリクス状に配置された複数の矩形レンズを有してお
り、光源から出射された光束を複数の部分光束に分割
し、各部分光束を第2のレンズ板922の近傍で集光さ
せる。
【0040】第2のレンズ板922は、マトリクス状に
配置された複数の矩形レンズを有しており、第1のレン
ズ板921から出射された各部分光束を電気光学装置9
25を構成する液晶パネル925R、925G、925
B(後述)上に重畳させる機能を有している。
【0041】このように、本例の投写型表示装置1で
は、照明光学系923により、液晶パネル925R、9
25G、925B上をほぼ均一な照度の光で照明するこ
とができるので、照度ムラのない投写画像を得ることが
できる。
【0042】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
イックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー9
42と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑
反射ダイクロイックミラー941において、照明光学系
923から出射される光束Wに含まれている青色光束B
および緑色光束Gが直角に反射され、緑反射ダイクロイ
ックミラー942の側に向かう。
【0043】赤色光束Rはこの青緑反射ダイクロイック
ミラー941を通過して、後方の反射ミラー943で直
角に反射されて、赤色光束Rの出射部944からプリズ
ムユニット910の側に出射される。次に、青緑反射ダ
イクロイックミラー941において反射された青色、緑
色光束B、Gのうち、緑反射ダイクロイックミラー94
2において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色
光束Gの出射部945からプリズムユニット910側に
出射される。この緑反射ダイクロイックミラー942を
通過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部946から
リレー光学系927の側に出射される。本例では、照明
光学系923の光束Wの出射部から、色分離光学系92
4における各色光束R、G、Bの出射部944、94
5、946までの距離が全て等しくなるように設定され
ている。
【0044】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。従って、各出
射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これらの集
光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0045】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、入射側偏光板960R、960Gを通って光
変調装置である液晶パネル925R、925Gに入射し
て変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。
すなわち、これらの液晶パネル925R、925Gは、
前述のドライバーボード11によって画像情報に応じて
スイッチング制御されて、これにより、ここを通過する
各色光の変調が行われる。一方、青色光束Bは、リレー
光学系927を介して対応する液晶パネル925Bに導
かれ、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が施
される。尚、本実施形態の液晶パネル925R、925
G、925Bとしては、例えば、ポリシリコンTFTを
スイッチング素子として用いたものを採用することがで
きる。
【0046】リレー光学系927は、青色光束Bの出射
部946の出射側に配置した集光レンズ954と、入射
側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、こ
れらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、
液晶パネル925Bの手前側に配置した集光レンズ95
3とから構成されており、集光レンズ953から出射し
た青色光束Bは、入射側偏光板960Bを通って液晶パ
ネル925Bに入射して変調される。この際、光束Wの
光軸1aおよび各色光束R、G、Bの光軸1r、1g、
1bは同一平面内に形成されるようになる。そして、各
色光束の光路の長さ、すなわち光源ランプ181から各
液晶パネルまでの距離は、青色光束Bが最も長くなり、
従って、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、
リレー光学系927を介在させることにより、光量損失
を抑制できる。
【0047】次に、各液晶パネル925R、925G、
925Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、出
射側偏光板961R、961G、961Bを通ってプリ
ズムユニット910に入射され、ここで合成される。そ
して、このプリズムユニット910によって合成された
カラー画像が投写レンズ6を介して所定の位置にある投
写面100上に拡大投写されるようになっている。
【0048】(5)電気光学装置925の冷却機構 以上のような構造の電気光学装置925を備えた投写型
表示装置1には、電気光学装置925を効率よく冷却す
るために、専用の冷却機構が設けられている。この冷却
機構は、図7に示されるように、空気取入口240の位
置に対応して配置される吸気ファン17Cと、電気光学
装置925(液晶パネル925G)、および上下のライ
トガイド901、902の隙間として構成される冷却空
気導入路81とを含んで構成される。
【0049】吸気ファン17Cは、空気取入口240か
ら外部空気を取り入れて冷却空気として、電気光学装置
925に供給するものであり、最大流量が約3m/m
inのファンである。尚、吸気ファン17Cの電力は、
上述した第1、第2吸気ファン17A、17Bと同様に
電源回路基板13から供給される。
【0050】冷却空気導入路81の隙間寸法D1は、吸
気ファン17Cからの冷却空気の流速が1m/s〜4m
/sとなるように、1.0mm〜3mm、好ましくは1.5
mm〜2mmに設定される。冷却空気の流速は、図8のグラ
フに示されるように、電気光学装置925の単位時間当
たりの温度上昇率の上限ΔT1が2.5℃/hであるこ
とから、冷却空気の流速の下限を1m/sとしている。
一方、冷却空気の流速が4m/s以上では、電気光学装
置925の単位時間当たりの温度上昇率ΔT2が0℃/
hというほぼ一定の値をとることから、冷却空気の流速
の上限を4m/sとしている。
【0051】なお、装置を起動してからしばらくの間
は、装置の温度上昇率が比較的高く、また、時間と共に
変化する。しばらく経つと装置の温度上昇率は徐々に鈍
り、温度が安定するようになる。これと同様に、装置を
起動して約10分経過すると、液晶パネルの温度上昇は、
温度上昇率△T=20〜30℃/h程度となり、安定状態に
入り始める。さらに、装置を起動してから約0.5〜1時
間で、温度上昇率ΔT≒1℃/h程度となり、安定状態
となる。図8は、このように、装置の温度上昇率と液晶
パネルの温度上昇率とが安定した状態での測定結果であ
る。
【0052】(6)冷却流路の説明 次に、投写型表示装置1に形成される冷却流路について
説明する。
【0053】投写型表示装置1においては、図1、図2
に矢印で模式的に示すように、主に第1電源ブロック冷
却流路41、第2電源ブロック冷却流路42、電気光学
装置冷却流路43、および光源冷却流路44が形成され
ている。ただし、各冷却流路41〜44を流通する冷却
空気は、図中の矢印に沿って厳密に流通するのではな
く、各構成部品間の間隙をぬって概ね矢印のように吸排
出される。
【0054】第1電源ブロック冷却流路41は、第1吸
気ファン17A(図3、図4)によって吸気口171か
ら吸引された冷却空気の流路である。その冷却空気は、
第1電源ブロック7Aを冷却した後、その背後に配置さ
れたランプ駆動基板18を冷却する。この際、冷却空気
は、前後両端が開口した樹脂カバー185内を流通する
ことで流れが一方向に規制され、これによってランプ駆
動基板18を冷却するための流量が確実に維持されるよ
うになっている。この後、冷却空気は、収容部9021
の上部に設けられた開口部9022や、図示しない他の
開口部、あるいは隙間等から収容部9021内に流入
し、その内部に配置された光源ランプユニット8(光源
ランプ181)を冷却し、そして、排気ファン16によ
って排気口160から排気される。
【0055】第2電源ブロック冷却流路42は、第2吸
気ファン17Bで吸引された冷却空気の流路である。そ
の冷却空気は、第2電源ブロック7Bを冷却した後、そ
の背後に配置されたメインボード12を冷却し、さら
に、収容部9021近傍の開口部9023等からその内
部に流入して光源ランプユニット8を冷却し、排気ファ
ン16で排気口160から排気される。
【0056】電気光学装置冷却流路43は、図7に示す
吸気ファン17Cで吸引された冷却空気の流路である。
その冷却空気は、ヘッド体903のプリズムユニット9
10の載置部分に形成された開口を通って冷却空気導入
路81に導かれ、電気光学装置925を構成する3枚の
液晶パネル925R、925G、925Bを冷却する。
その後、直上に設けられた上ライトガイド901の開口
部904を通って上下のドライバーボード11A、11
B間に流通し、各ドライバーボード11A、11Bの対
向面に沿って後方に向かう。すなわち、各ドライバーボ
ード11A、11Bによって電気光学装置冷却流路43
の一部が形成され、電気光学装置冷却流路43に臨む対
向面に実装された素子が効率的に冷却されるようになっ
ている。そして、冷却空気は、前記開口部9022、9
023などに加え、もう一つの開口部9024をも通っ
て収容部9021内に流入して光源ランプユニット8を
冷却し、同様に排気口160から排気される。
【0057】光源冷却流路44は、ロアーケース4の下
面の吸気口172(図2)から吸引された冷却空気の流
路である。そして、この冷却空気は、排気ファン16に
よって吸引されるものであり、吸気口172から吸引さ
れた後に、収容部9021の下面に設けられた開口部や
隙間からその内部に流入して照明光学系923の各部品
を冷却し、光源ランプユニット8を冷却し、排気口16
0から排気される。
【0058】以上のような各冷却流路41〜44の冷却
空気は、各排気ファン16によって排気口160から排
気されるが、これらの排気ファン16は加熱部品の温度
状態に応じて制御されている。つまり、温度が上がり易
い光源ランプユニット8側の開口部9022近傍にはシ
ュリンクチューブ等で被覆された温度センサ9025が
設けられ、また、開口部9023の下方のレンズ板92
2(図4)近傍や、第1、第2電源ブロック7A、7
B、液晶パネル925R、925G、925B近傍にも
同様な温度センサ(図示せず)が設けられており、各冷
却流路41〜44内にあるこれらの温度センサ9025
からの電気信号が例えば電源回路基板13等を介してメ
インボード12に出力される。そして、メインボード1
2では、この信号を電気的に処理して発熱部品あるいは
冷却空気の温度を検出し、その結果、温度が高いと判断
した場合には、両方の排気ファン16を同時に駆動させ
てより積極的に冷却し、低いと判断した場合には、一方
の排気ファン16のみを駆動して省電力化を図る等の制
御を行っている。
【0059】(7)第1実施形態の効果 前述のような第1実施形態によれば、以下のような効果
がある。
【0060】すなわち、冷却空気導入路81を流れる冷
却空気の流速が1m/s〜4m/sとされているので、
液晶パネル925R、925G、925Bの単位時間当
たりの温度上昇率を2.5℃/h以下とすることがで
き、液晶パネル925R、925G、925Bを効率的
に冷却することができ、投写型表示装置1の小型化、光
源ランプ181の高輝度化を容易に図ることができる。
【0061】また、冷却空気導入路81の隙間寸法D1
を1.5mm以上に設定しているので、冷却空気導入路8
1に流れ込む冷却空気の流体抵抗により、冷却空気導入
路81中の冷却空気の流速が落ちることもなく、効率的
に液晶パネル925R、925G、925Bを冷却する
ことができる。さらに、隙間寸法D1を2mm以下に設定
しているので、液晶パネル925R、925G、925
Bを冷却空気により必要十分に冷却することができるう
え、隙間寸法D1を必要以上大きくとらないので、装置
内部の構成部材を効率的に配置することにより、投写型
表示装置1の小型化を図ることができる。
【0062】(8)第2実施形態の構成および効果 次に、本発明の第2実施形態を説明する。尚、以下の説
明では、既に説明した部分又は部材と同一又は類似の部
分等については、同一又は類似の符号を付してその説明
を省略又は簡略する。前述の第1実施形態では、空気取
入口240は、ロアーケース4の底面略中央に形成さ
れ、この空気取入口240の直上に吸気ファン17Cが
設けられていた。そして、冷却空気は、液晶パネル92
5R、925G、925Bの下面に対向配置される吸気
ファン17Cの排出側から冷却空気導入路81に供給さ
れていた。
【0063】これに対して、第2実施形態に係る投写型
表示装置91は、以下の点が相違する。すなわち、図9
に示すように、ロアーケース4の底面、前方側に空気取
入口92が形成されている。また、図10に示すよう
に、この空気取入口92の位置に対応する部分に吸気フ
ァン93Cが設けられ、この吸気ファン93Cとして遠
心力ファンが採用されている。さらに、吸気ファン93
Cにより取り入れられた冷却空気は、冷却空気導入パイ
プ94によって液晶パネル925R、925G、925
Bの直下に導かれる。
【0064】前記吸気ファン93Cは、図10に示すよ
うに、投写レンズ6の下方に配置され、ファンの回転に
より取り込まれた空気を回転の接線方向に排出する遠心
力ファンから構成されている。そして、空気を排出する
部分には、冷却空気導入パイプ94が接続されている。
尚、本実施形態の場合、吸気ファン93Cとしては、最
大流量が0.17m3/min、排出口における最大静
圧が17.5mmAqの遠心力ファンを採用しているが、電
気光学装置925の発熱量、冷却空気導入パイプ94の
経路等に応じて適宜変更可能である。
【0065】このような吸気ファン93Cの排出口と接
続される冷却空気導入パイプ94は、図11に示すよう
に、端部開口が吸気ファン93Cの排気口と接続される
本管95と、3枚の液晶パネル925R、925G、9
25Bに応じて設定され、この本管95から分岐する3
本の分岐管96R、96G、96Bとを有している。分
岐管96Rの端部開口は、赤色光束を変調する液晶パネ
ル925Rの直下に配置され、分岐管96Gの端部開口
は、緑色光束を変調する液晶パネル925Gの直下に配
置され、分岐管96Bの端部開口は、青色光束を変調す
る液晶パネル925Bの直下に配置される。
【0066】分岐管96R、分岐管96G、分岐管96
Bの断面は、その開口面積が液晶パネル925R、92
5G、925Bや、その入出射面側に配置される偏光板
960R、960G、960B、961R、961G、
961Bの発熱量に応じて設定されている。具体的に
は、エネルギの最も高い青色光束を変調する液晶パネル
925B及びその入出射面側に配置される偏光板960
B、961Bが最も発熱し、緑色光束を変調する液晶パ
ネル925G及びその入出射面側に配置される偏光板9
60G、961G、赤色光束を変調する液晶パネル92
5R及びその入出射面側に配置される偏光板960R、
961Rの順で発熱量が小さくなるため、分岐管96B
の径を最も太くして大きく開口面積を確保し、分岐管9
6G、分岐管96Rの順で径を小さくしている。
【0067】また、各分岐管96R、96G、96Bの
端部開口は、ヘッド体903のプリズムユニット910
の載置面に、液晶パネル925R、925G、925B
の配置に応じて形成される冷却空気導入口903R、9
03G、903Bと接続され、各端部開口は、各液晶パ
ネル925R、925G、925Bを平面視で囲むよう
に構成されている。
【0068】このような第2実施形態に係る投写型表示
装置91によれば、以下のような効果がある。
【0069】すなわち、冷却空気導入パイプ94を備え
ているので、吸気ファン93Cで取り入れられた冷却空
気は、液晶パネル925R、925G、925Bの直下
から直接吹き付けられる。従って、冷却空気導入路81
を流れる冷却空気の流量等を液晶パネル925R、92
5G、925Bごとに調整することにより、冷却空気の
流速を制御して電気光学装置925の冷却効率を一層向
上することができる。
【0070】また、冷却空気導入パイプ94が本管9
5、および3本の分岐管96R、96G、96Bから構
成され、各分岐管96R、96G、96Bを流れる冷却
空気が液晶パネル925R、925G、925Bの発熱
量に応じて按分されているので、液晶パネル925R、
925G、925Bの発熱量に応じた適切な量の冷却空
気を供給して電気光学装置925の冷却効率をより一層
向上することができる。
【0071】さらに、吸気ファン93Cが投写レンズ6
の下方の空間に配置され、第1実施形態のように、ヘッ
ド体903の直下に配置されないので、投写型表示装置
91の電気光学装置925の部分の厚さ寸法を小さくす
ることができ、投写型表示装置91の薄型化を図ること
ができる。
【0072】そして、吸気ファン93Cとして遠心力フ
ァンを採用しているので、高い吐出圧により、冷却空気
の流速を上げて電気光学装置925を一層効率よく冷却
することができる。
【0073】(9)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の各実施形態に限定されるものでは
なく、以下に示すような変形をも含むものである。
【0074】前記第2実施形態では、投写レンズ6の下
方に吸気ファン93Cが配置されていたが、これに限ら
ず、投写レンズの側方、下ライトガイド902の下方等
種々の位置に吸気ファンを配置してもよい。
【0075】また、前記第2実施形態では、各液晶パネ
ル925R、925G、925Bを冷却する冷却空気
は、分岐管96R、96G、96Bの開口断面積を変更
することにより按分していたが、これに限らず、本管お
よび分岐管の接続部分に整流板を設け、これにより冷却
空気を按分するように冷却空気導入パイプを構成しても
よい。
【0076】さらに、前記各実施形態では、電気光学装
置925は、TFT駆動の液晶パネル925R、925
G、925Bから構成されていたが、これに限らず、他
の駆動方式から構成される光変調装置を備えた投写型表
示装置に本発明を採用してもよい。
【0077】そして、前記各実施形態では、電気光学装
置925は、3枚の液晶パネル925R、925G、9
25Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2
枚の液晶パネルから構成される光変調装置に本発明を採
用してもよい。
【0078】また、前記各実施形態では、電気光学装置
925を構成するパネルは液晶素子から構成されていた
が、液晶以外のプラズマ素子、マイクロミラーを用いた
デバイスから構成される光変調装置を備えた投写型表示
装置に本発明を採用してもよい。
【0079】さらに、前記各実施形態における電気光学
装置925は、光束R、G、Bを透過して変調する形式
のものであったが、これに限らず、入射した光を反射し
つつ変調して出射する反射型の光変調装置を備えた投写
型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0080】その他、本発明の具体的な構造および形状
等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等とし
てもよい。
【0081】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、光変調装
置の単位時間当たりの温度上昇率が0℃/h〜2.5℃
/hに抑えられているので、光変調装置が効率的に冷却
され装置の小型化、光源装置の高輝度化に容易に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る投写型表示装置の
上部から見た外観斜視図である。
【図2】前記実施形態における投写型表示装置の下部か
ら見た外観斜視図である。
【図3】前記実施形態における投写型表示装置の内部構
造を表す斜視図である。
【図4】前記実施形態における投写型表示装置の内部の
光学系を表す斜視図である。
【図5】前記実施形態における投写型表示装置の垂直断
面図である。
【図6】前記実施形態における光学系の構造を説明する
ための模式図である。
【図7】前記実施形態における冷却機構の構造を表す部
分断面図である。
【図8】前記実施形態における冷却空気の流速と光変調
装置の単位時間当たりの温度上昇率との関係を表すグラ
フである。
【図9】本発明の第2実施形態に係る投写型表示装置の
下部から見た外観斜視図である。
【図10】前記実施形態における投写型表示装置の冷却
機構を表す概要斜視図である。
【図11】前記実施形態における冷却空気導入パイプの
配置を表す平面図である。
【符号の説明】
1、91 投写型表示装置 6 投写レンズ 17C、93C 吸気ファン 94 冷却空気導入パイプ 95 本管 96R、96G、96B 分岐管 181 光源ランプ(光源) 925 電気光学装置 925R、925G、925B 液晶パネル(光変調装
置) D1 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源から出射される光束を画
    像情報に応じて変調し光学像を形成する電気光学装置
    と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写する
    投写レンズとを備えた投写型表示装置であって、 前記電気光学装置を構成する光変調装置を冷却する冷却
    機構を備え、 この冷却機構は、前記光変調装置の単位時間当たりの温
    度上昇率を0℃/h〜2.5℃/hに抑えるように構成
    されていることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記冷却機構は、外部の空気を冷却空気として装置内部
    に導く吸気ファンと、この吸気ファンからの冷却空気を
    前記光変調装置に導く冷却空気導入路とを備え、 この冷却空気導入路を流れ、前記光変調装置を冷却する
    冷却空気の流速が1m/s〜4m/sであることを特徴
    とする投写型表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記冷却空気導入路は、前記光変調装置と、この光変調
    装置に対向配置される部材との隙間として構成され、 この隙間の寸法が1.0mm〜3mmに設定されていること
    を特徴とする投写型表示装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載の投写型表
    示装置において、 前記冷却機構は、一方の端部開口が前記吸気ファンと接
    続され、他方の端部開口が前記光変調装置の直下に配置
    される冷却空気導入パイプを備えていることを特徴とす
    る投写型表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記電気光学装置は、赤、緑、青の各色光束を変調する
    3つの光変調装置を備え、 前記冷却空気導入パイプは、前記吸気ファンと接続され
    る本管と、この本管から分岐する3本の分岐管とを有
    し、 この3本の分岐管を流れる冷却空気は、前記光変調装置
    のそれぞれの発熱量に応じて按分されていることを特徴
    とする投写型表示装置。
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KR101080538B1 (ko) * 2003-07-10 2011-11-04 소니 주식회사 투사형 표시 장치 및 램프 냉각 장치
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