JP2000240854A - 防火用熱膨張材 - Google Patents

防火用熱膨張材

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JP2000240854A
JP2000240854A JP11040186A JP4018699A JP2000240854A JP 2000240854 A JP2000240854 A JP 2000240854A JP 11040186 A JP11040186 A JP 11040186A JP 4018699 A JP4018699 A JP 4018699A JP 2000240854 A JP2000240854 A JP 2000240854A
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thermal expansion
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hole
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JP11040186A
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Koji Kaneda
好司 金田
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部材点数及び加工工程数の削減によって製造コ
ストの低廉化を図りながらも、口径や形状等の異なる複
数種類の管様体に対する一種類当りでの適用範囲を拡大
することができ、しかも、管様体に対する装着作業の容
易化も図ることができるようにする。 【解決手段】防火区画体1の貫通孔2の内周面2aと貫
通孔2に配設された管様体Pの外周面との間に装着可能
な厚みを有し、かつ、管様体Pの外周に沿って巻回可能
な長さと可撓性を備えた熱膨張性耐熱シール材4に、熱
膨張性耐熱シール材4をそれの復元力に抗して巻回姿勢
に保持する保持手段5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火区画領域にあ
る防火区画体(例えば、耐火構造の床や壁等の躯体)に
形成された貫通孔を通して、配管類(ポリ塩化ビニル
管、ポリエチレン管等の可燃性の合成樹脂管、電気ケー
ブル等)或いは配管類の一本又は複数本を挿通させる合
成樹脂製の保護管(サヤ管)などの管様体を配設する際
に用いられる防火用熱膨張材に関し、より詳しくは、管
様体の外周面と貫通孔の内周面との間に装着して、火災
発生時の熱による熱膨張によって貫通孔全体を閉塞する
ことにより、該貫通孔を通して火炎や有害ガス等が隣室
側に流入することを防止する防火用熱膨張材の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】火災発生時に、防火区画体に形成された
貫通孔の内周面と管様体の外周面との間を閉塞する方法
として、従来では、図12、図13に示すように、防火
区画体の一例である躯体1の貫通孔2に挿通可能な外径
でほぼ円筒状に折曲げ形成された板金製のカバー体50
のうち、円筒姿勢への折曲げ操作時に重ね合わされる両
端辺部50a,50bの相対向する部位に、直径方向か
ら係合及び係合離脱自在で、かつ、係合状態では、カバ
ー体50をそれの弾性復元力に抗して円筒姿勢に保持す
る係止片51aと係止孔51bとを形成するとともに、
前記カバー体50の内周面に、弧状に成形された熱膨張
性耐熱ブロック52を取付け、更に、前記熱膨張性耐熱
ブロック52の内周面には、管様体の一例である配管類
3の外周面に接触する収縮率の大きいスポンジ状の耐熱
発泡体53を付設してなる防火区画用貫通部材を用いて
いた(例えば、特開平10‐132147号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防火区画用貫通
部材による場合は、ほぼ円筒状に折曲げ形成された板金
製のカバー体50と弧状に成形された熱膨張性耐熱ブロ
ック52及び収縮率の大きいスポンジ状の耐熱発泡体5
3との三層構造であり、しかも、板金製のカバー体50
の両端辺部50a,50bには、係合及び係合離脱自在
な係合片51aと係合孔51bとを形成する必要がある
ため、製造コストの高騰化を招来し易い。しかも、配管
の口径、数、形状の変化を耐熱発泡体53の弾性変形の
みで吸収するため、一つの防火区画用貫通部材による吸
収範囲が狭く、その結果、配管類3の口径、数、形状の
種類に対応した多種類の防火区画用貫通部材を準備する
必要があるため、取り扱いが煩雑化するとともに、製造
コストの高騰化を助長する要因になっていた。
【0004】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、部材点数及び加工工程
数の削減によって製造コストの低廉化を図りながらも、
口径や形状等の異なる複数種類の管様体に対する一種類
当りでの適用範囲を拡大することができ、しかも、管様
体に対する装着作業の容易化も図ることのできる有用な
防火用熱膨張材を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
防火用熱膨張材の特徴構成は、防火区画の貫通孔の内周
面と該貫通孔に配設された管様体の外周面との間に装着
可能な厚みを有し、かつ、管様体の外周に沿って巻回可
能な長さと可撓性を備えた熱膨張性耐熱シール材に、該
熱膨張性耐熱シール材をそれの復元力に抗して前記の巻
回姿勢に保持する保持手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、防火区画領域にある防火区画体
に形成された貫通孔を通して、合成樹脂製の配管類(ポ
リ塩化ビニル管、ポリエチレン管等の可燃性の合成樹脂
管、電気ケーブル等)或いは配管類の一本又は複数本を
挿通させる合成樹脂製の保護管(サヤ管)などの管様体
を配設する際、例えば、貫通孔外の広い空間において、
前記管様体の外周面に沿って可撓性を備えた熱膨張性耐
熱シール材を巻回し、この熱膨張性耐熱シール材の巻回
姿勢を保持手段にて保持したのち、これを貫通孔内の所
定位置に移動させるといった少ない手数で防火用熱膨張
材を装着することができる。しかも、その後は、必要に
応じて、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シール材の外周面
と貫通孔の内周面との間にモルタルやパテ等の耐熱性充
填材を充填するだけで施工の主要部が終了する。従っ
て、従来の防火区画用貫通部材のような大きな板金製の
カバー体が不要であり、かつ、前記のような可撓性を備
えた熱膨張性耐熱シール材とこれの巻回姿勢を保持する
保持手段とを準備するだけで済むから、部材点数及び加
工工程数の削減によって製造コストの低廉化を図ること
ができる。しかも、熱膨張性耐熱シール材による巻回方
式を採るが故に、口径や形状等の異なる複数種類の管様
体に対する一種類当りでの適用範囲を拡大することがで
きるとともに、管様体に対する装着作業の容易化も同時
に達成することができる。
【0006】本発明の請求項2による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記保持手段が、片面に粘着剤層を形成し
てある粘着テープから構成されている点にある。上記特
徴構成によれば、前記管様体の外周面に沿って熱膨張性
耐熱シール材を巻回したのち、この巻回姿勢にある熱膨
張性耐熱シール材の両端部に亘って粘着テープを貼り付
けるだけで済むから、例えば、前記保持手段が、巻回姿
勢にある熱膨張性耐熱シール材を外周面側から緊締する
バンド、或いは、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シール材
の両端部に亘って突き刺し可能な突刺し連結部材から構
成されている場合に比して、熱膨張性耐熱シール材の巻
回姿勢での止め付け作業を能率良く容易に行うことがで
きるとともに、粘着テープ自体が軽量、薄肉でかつ価格
も低廉であるから、防火用熱膨張材の製造コストの低廉
化を促進することができるとともに、物流時の取り扱い
も容易に行うことができる。
【0007】本発明の請求項3による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記粘着テープが、熱膨張性耐熱シール材
の表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に位置する側面の
全域に貼り付けられている点にある。上記特徴構成によ
れば、前記熱膨張性耐熱シール材の表裏両側面のうち、
巻回姿勢で外側に位置する側面の全域を粘着テープで保
護することができるから、例えば、防火区画体側の貫通
孔の内周面と巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シール材の外
周面との間にモルタルを充填する場合でも、該モルタル
による熱膨張性耐熱シール材の性能の劣化を抑制するこ
とができる。
【0008】本発明の請求項4による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記粘着テープが、熱膨張性耐熱シール材
の表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に位置する側面の
一部に貼り付けられている点にある。上記特徴構成によ
れば、巻回姿勢で外側に位置する熱膨張性耐熱シール材
の側面のうち、粘着テープが貼り付けられていない残り
の部分が外部に露出しているから、火災発生時に加熱さ
れて熱膨張性耐熱シール材が熱膨張したとき、そのとき
の圧力で熱膨張性耐熱シール材の露出側面部分が防火区
画体側の貫通孔の内周面に強く圧接されて密着し、有害
ガス等が隣室側に流入することをより効果的に防止する
ことができる。
【0009】本発明の請求項5による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記粘着テープの粘着剤層のうち、熱膨張
性耐熱シール材の巻回方向の一端から突出する部位の粘
着剤層部分に離型紙が貼り付けられている点にある。上
記特徴構成によれば、前記粘着テープの粘着剤層のう
ち、熱膨張性耐熱シール材の巻回方向の一端から突出す
る部位の粘着剤層部分に塵埃等が付着することに起因す
る熱膨張性耐熱シール材の巻き弛みを防止することがで
きるとともに、物流時や施工時の取り扱いもラフに行う
ことができる。
【0010】本発明の請求項6による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記粘着テープのテープ基材が金属箔から
構成されている点にある。上記特徴構成によれば、熱膨
張性耐熱シール材の巻回姿勢での止め付け作業の能率化
及び製造コストの低廉化に効果のある粘着テープを用い
ながらも、火災発生時における粘着テープのテープ基材
からの有害ガスの発生を抑制することができる。
【0011】本発明の請求項7による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記粘着テープのテープ基材の表面に、適
用可能な管様体の情報が印刷されている点にある。上記
特徴構成によれば、粘着テープのテープ基材の表面を見
るだけで、適用可能な管様体の情報を入手できるから、
作業能率の向上を図ることができる。
【0012】本発明の請求項8による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記熱膨張性耐熱シール材が、該熱膨張性
耐熱シール材の熱膨張を許容する合成樹脂製のフイルム
で被覆されている点にある。上記特徴構成によれば、前
記熱膨張性耐熱シール材の包装の簡素化を図ることがで
きるととともに、合成樹脂製のフイルムの滑り性を利用
して、前記管様体の外周面に沿って巻回された熱膨張性
耐熱シール材の移動操作を迅速、容易に行うことができ
る。
【0013】本発明の請求項9による防火用熱膨張材の
特徴構成は、前記熱膨張性耐熱シール材に、貫通孔の開
口周縁部に対して孔軸芯方向から接当することにより、
熱膨張性耐熱シール材の貫通孔内への挿入位置を規制す
る装着位置規制手段が付設されている点にある。上記特
徴構成によれば、例えば、貫通孔外の広い空間におい
て、管様体の外周面に沿って可撓性を備えた熱膨張性耐
熱シール材を巻回し、この熱膨張性耐熱シール材の巻回
姿勢を保持手段にて保持したのち、これを貫通孔内の所
定位置に孔軸芯方向に沿って移動させる際、前記装着位
置規制手段が貫通孔の開口周縁部に接当する位置にまで
移動操作するだけで、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シー
ル材を貫通孔内の所定位置に装着することができる。特
に、前記貫通孔が上下方向に沿って形成されている場合
では、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シール材が貫通孔を
通過して落下することを防止することができるから、熱
膨張性耐熱シール材の装着作業の容易化を促進すること
ができる。
【0014】本発明の請求項10による防火用熱膨張材
の特徴構成は、前記装着位置規制手段が、熱膨張性耐熱
シール材に対して脱着自在に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シ
ール材を貫通孔内の所定位置に挿入し、かつ、該熱膨張
性耐熱シール材を防火区画体側に仮止め又は固定した時
点で、不要となる装着位置規制手段を熱膨張性耐熱シー
ル材から取り外すことにより、貫通孔の開口側での仕上
げ処理を容易に行うことができる。また、前記装着位置
規制手段を熱膨張性耐熱シール材に付設した状態では、
該装着位置規制手段が熱膨張性耐熱シール材よりも直径
方向外方に張り出すことになるが、このままでは、防火
用熱膨張材全体が嵩張るため、前記装着位置規制手段を
熱膨張性耐熱シール材から取り外すことによって、物流
時のコンパクト化及び取扱いの容易化を図ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図6は、
防火区画領域にある防火区画体の一例で、耐火構造の床
や壁等の躯体1に形成された貫通孔2を通して、管様体
Pの一例である合成樹脂製の配管類(ポリ塩化ビニル
管、ポリエチレン管等の可燃性の合成樹脂管、電気ケー
ブル等)3を配設する際に用いられる防火用熱膨張材を
示し、これは、前記貫通孔2の内周面2aと該貫通孔2
に貫通状態で配設された配管類3の外周面3aとの間に
孔軸芯X方向から装着可能な厚みと弾性を有し、かつ、
配管類3の外周面3aに沿って少なくともほぼ1巻き又
は1巻き以上巻回可能な長さと可撓性(柔軟性)を備え
たシート状(板状又は帯状)の熱膨張性耐熱シール材4
の表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に位置する側面
に、該熱膨張性耐熱シール材4をそれの復元力に抗して
前記の巻回姿勢に保持する保持手段の一例である粘着テ
ープ5が貼り付けられている。
【0016】前記熱膨張性耐熱シール材4は、前記貫通
孔2の貫通長さよりも短い幅で平面視ほぼ矩形状となる
シート状(板状又は帯状)に成形されているとともに、
その長手方向の両端面4aの各々は、前記巻回姿勢に巻
回操作したときにそぎ継ぎ形式で接合可能な傾斜面に形
成されている。この熱膨張性耐熱シール材4の長さは、
口径の異なる複数種類(当該実施形態では三種類)の配
管類3に適用できるように、最大口径の配管類3の外周
面に沿って1巻きできる長さに設定されている。そのた
め、口径の小さな配管類3では、1巻き以上巻回するこ
とになる。
【0017】また、前記熱膨張性耐熱シール材4は、火
災発生時の加熱により数倍以上(当該実施形態では4倍
以上の発泡倍率に設定)に発泡して、躯体1の貫通孔2
全体を閉塞する発泡性樹脂組成物から構成されていて、
その発泡性樹脂組成物自体としては従来から種々のもの
が存在するが、例えば、柔軟性を備えたゴム(例えば、
天然ゴム、イソブレンゴム、ブタジエンゴム、アクリル
ゴム、エチレンープロビレンゴム等)又は熱可塑性エラ
ストマー(例えば、スチレン系熱可塑性エラストマー、
オレフィン系熱可塑性エラストマー、塩ビ系熱可塑性エ
ラストマー等)からなるベース樹脂に、ホウ砂、膨張性
黒鉛、ひる石、パーライトの群の1種又はそれらの混合
物から成る無機系発泡剤と、アゾジカルボンアミド、ア
ゾジアミノベンゼン、ベンゼンスルホニルヒドラジド群
の1種又はそれらの混合物から成る有機系発泡剤、及
び、柔軟性を付与する可塑剤(例えば、ジメチルフタレ
ート、ジエチルフタト、ジブチルフタレート等)とを同
時に配合したものなどが使用される。要するに、前記熱
膨張性耐熱シール材4を構成する発泡性樹脂組成物とし
ては、火災発生時の加熱で発泡してそのときの圧力で軟
化している合成樹脂製の配管類3を押し潰しながら貫通
孔2全体を閉塞できるものであれば、当該実施形態で説
明した上述の構成要件(又は請求項1の構成要件)を満
たす範囲内で適宜材料を選定するとよい。
【0018】前記粘着テープ5は、金属箔の一例である
補強繊維入りのアルミニウム箔で製作されたテープ基材
5aの片面に粘着剤層5bを形成して構成されていると
ともに、熱膨張性耐熱シール材4の幅と同一の幅で、か
つ、熱膨張性耐熱シール材4の長さよりも貼り合せ代分
だけ長い寸法で矩形状に構成されていて、前記熱膨張性
耐熱シール材4の表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に
位置する側面の全域に貼り付けられている。前記粘着テ
ープ5のテープ基材5aの表面には、口径の異なる複数
の配管類3の種類や1巻きの寸法目盛など、防火用熱膨
張材が適用可能な配管類3の情報8が印刷されている。
また、前記粘着テープ5の粘着剤層5bのうち、熱膨張
性耐熱シール材4の長手方向(巻回方向)の一端から貼
り合せ代分だけ突出する部位の粘着剤層5b部分には離
型紙6が剥離可能に貼り付けられている。前記粘着剤層
5bは、例えば、ゴム系、アクリル系等の粘着素材から
構成されているとともに、前記離型紙は、紙、合成紙、
合成樹脂フイルム等の素材の表面にシリコンを塗布して
構成されている。
【0019】そして、図3〜図6に示すように、前記躯
体1に形成された貫通孔2の内周面とこれに挿通された
合成樹脂製の配管類3の外周面3aとの間の環状空間に
防火用熱膨張材を装着する際、先ず、図3に示すよう
に、前記貫通孔2外の広い空間において、前記配管類3
の外周面3aに沿って可撓性を備えたシート状の熱膨張
性耐熱シール材4を巻回したのち、前記粘着テープ5の
粘着剤層5bのうち、熱膨張性耐熱シール材4の巻回方
向の一端から突出し、かつ、離型紙6が剥離された貼り
合せ代の粘着剤層5b部分を、これに相対向する熱膨張
性耐熱シール材4の長手方向他端側の部位に貼り付け、
熱膨張性耐熱シール材4の巻回姿勢を粘着テープ5にて
保持する。この巻回姿勢に保持されている熱膨張性耐熱
シール材4を配管類3の外周面3aに沿って貫通孔2内
の所定位置にまで移動操作させることにより、防火用熱
膨張材の装着作業が終了する。
【0020】当該実施形態では、図4に示すように、巻
回姿勢に保持されている熱膨張性耐熱シール材4の貫通
孔2内への挿入がスムーズに行えるように、巻回姿勢に
ある熱膨張性耐熱シール材4に貼り付けられた粘着テー
プ5の外側面と前記貫通孔2の内周面2aとの間に若干
の空隙(例えば、5〜10mmの隙間)を設けてあるの
で、前記装着作業が終了したのち、図5、図6に示すよ
うに、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シール材4に貼り付
けられた粘着テープ5の外側面と貫通孔2の内周面2a
との間にモルタルや耐火パテ等の耐熱性充填材7を充填
する。また、前記耐熱性充填材7としてモルタルを充填
する場合でも、熱膨張性耐熱シール材4の表裏両側面の
うち、巻回姿勢で外側に位置する側面の全域に粘着テー
プ5が貼り付けられているから、モルタルによる熱膨張
性耐熱シール材4の経時的な劣化を抑制することができ
る。
【0021】〔第2実施形態〕図7、図8に示す防火用
熱膨張材は、前記熱膨張性耐熱シール材4に、前記躯体
1の貫通孔2の開口周縁部1aに対して孔軸芯X方向か
ら接当することにより、熱膨張性耐熱シール材4の貫通
孔2内への挿入位置を規制する装着位置規制手段9を脱
着自在に付設したものである。前記装着位置規制手段9
は、熱膨張性耐熱シール材4の幅方向両端に位置する端
面4bの一方に対して孔軸芯X方向から突刺し可能な突
刺し部9aと、貫通孔2の開口周縁部1aに対して孔軸
芯X方向から接当する接当規制部9bとをほぼLの字状
に一体成形された合成樹脂製又は金属製の複数の装着位
置規制体9Aから構成されているとともに、前記突刺し
部9aには、突出代の小さな抜け落ち防止用の爪9cが
一体形成されている。そして、前記貫通孔2外の広い空
間において、前記配管類3の外周面3aに沿って可撓性
を備えたシート状の熱膨張性耐熱シール材4を巻回し、
この熱膨張性耐熱シール材4の巻回姿勢を粘着テープ5
にて保持したのち、これを貫通孔2内の所定位置に孔軸
芯X方向に沿って移動させる際、前記熱膨張性耐熱シー
ル材4の端面4bの周方向複数箇所(当該実施形態で
は、周方向の三箇所)に突刺し保持された各装着位置規
制体9Aの接当規制部9bが、前記貫通孔2の開口周縁
部1aに接当する位置まで移動操作するだけで、巻回姿
勢にある熱膨張性耐熱シール材4を貫通孔2内の所定位
置に装着することができる。特に、前記貫通孔2が上下
方向に沿って形成されている場合では、巻回姿勢にある
熱膨張性耐熱シール材4が貫通孔2を通過して落下する
ことを防止することができるから、熱膨張性耐熱シール
材4の装着作業の容易化を促進することができるのであ
る。尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成
と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態
と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0022】〔第3実施形態〕図9は、防火区画領域に
ある防火区画体の一例で、耐火構造の床や壁等の躯体1
に形成された貫通孔2を通して、管様体Pの一例で、合
成樹脂製の配管類(ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン管
等の可燃性の合成樹脂管、電気ケーブル等)3の複数本
を挿通させる横断面形状が楕円状に形成された合成樹脂
製の屈曲自在な保護管(サヤ管)10を配設する際に用
いられる防火用熱膨張材を示し、第1実施形態と同様
に、前記貫通孔2の内周面2aと該貫通孔2に貫通状態
で配設された保護管10の外周面10aとの間に孔軸芯
X方向から装着可能な厚みと弾性を有し、かつ、保護管
10の外周面10aに沿って少なくともほぼ1巻き又は
1巻き以上巻回可能な長さと可撓性(柔軟性)を備えた
シート状(板状又は帯状)の熱膨張性耐熱シール材4の
表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に位置する側面に、
該熱膨張性耐熱シール材4をそれの復元力に抗して前記
の巻回姿勢に保持する保持手段の一例である粘着テープ
5が貼り付けられている。尚、その他の構成は、第1実
施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇
所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説
明は省略する。
【0023】〔第4実施形態〕図10に示す防火用熱膨
張材は、前記熱膨張性耐熱シール材4の表裏両側面のう
ち、巻回姿勢で外側に位置する側面の一部、つまり、熱
膨張性耐熱シール材4の外側面で、かつ、幅方向の両側
に位置する部位にのみそれぞれ粘着テープ5を貼り付け
てある。この実施形態によれば、巻回姿勢で外側に位置
する熱膨張性耐熱シール材4の外側面のうち、粘着テー
プ5が貼り付けられていない残りの部分4cが外部に露
出しているから、火災発生時の熱で熱膨張性耐熱シール
材4が熱膨張したとき、そのときの圧力で熱膨張性耐熱
シール材4の露出外側面部分4cが防火区画体である躯
体1側の貫通孔2の内周面に強く圧接されて密着し、有
害ガス等が隣室側に流入することをより効果的に防止す
ることができるのである。尚、その他の構成は、第1実
施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇
所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説
明は省略する。
【0024】〔第5実施形態〕図11に示す防火用熱膨
張材は、前記熱膨張性耐熱シール材4を、該熱膨張性耐
熱シール材4の熱膨張を延伸又は破断等によって許容す
る合成樹脂製のフイルム11により密着又はほぼ密着状
態で被覆するとともに、該フイルム11のうち、熱膨張
性耐熱シール材4を巻回させたときに外側に位置する外
側面で、かつ、熱膨張性耐熱シール材4の長手方向(巻
回方向)の一端部側に、フイルム11で被覆されたまま
の熱膨張性耐熱シール材4をそれの復元力に抗して前記
の巻回姿勢に保持する保持手段の一例である粘着テープ
5を貼り付けてある。尚、その他の構成は、第1実施形
態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所に
は、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は
省略する。また、前記第1実施形態から第4実施形態の
ように、粘着テープ5が貼り付けられている熱膨張性耐
熱シール材4を、該熱膨張性耐熱シール材4の熱膨張を
延伸又は破断等によって許容する合成樹脂製のフイルム
11により密着又はほぼ密着状態で被覆してもよい。こ
の場合、前記粘着テープ5の粘着剤層5bのうち、熱膨
張性耐熱シール材4の長手方向の一端から貼り合せ代分
だけ突出する部位のみを、被覆フイルム11から外部に
突出させることになる。
【0025】〔その他の実施形態〕 (1) 上述の実施形態では、前記管様体Pとして、合
成樹脂製の配管類(ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン管
等の可燃性の合成樹脂管、電気ケーブル等)3、或い
は、配管類3の複数本を挿通させる横断面形状が楕円状
に形成された合成樹脂製の屈曲自在な保護管(サヤ管)
10を例に挙げて説明したが、この管様体Pとしては、
前記貫通孔2の貫通長さとほぼ等しい又はそれよりも長
い或いは短い合成樹脂製のスリーブであってもよい。
尚、前記管様体P全体が金属で製作されている場合であ
っても、本発明の防火用熱膨張材を用いることができる
が、最も効果を発揮することができるのは、前述したよ
うに全体が合成樹脂で製作されているか、或いは、合成
樹脂で被覆されている管様体Pの場合である。 (2) 上述の実施形態では、前記熱膨張性耐熱シール
材4をそれの復元力に抗して巻回姿勢に保持する保持手
段5を、片面に粘着剤層5bを形成してある粘着テープ
から構成したが、この保持手段5を、巻回姿勢にある熱
膨張性耐熱シール材4を外周面側から緊締するバンド、
或いは、巻回姿勢にある熱膨張性耐熱シール材4の両端
部に亘って突き刺し可能な突刺し連結部材から構成して
もよい。 (3) 前記熱膨張性耐熱シール材4の形状は、防火区
画体1の貫通孔2の内周面2aと該貫通孔2に配設され
た管様体Pの外周面との間に装着可能な厚みと、管様体
Pの外周に沿って巻回可能な長さと可撓性とを有する範
囲内で適宜変更することが可能である。 (4) 更に、前記熱膨張性耐熱シール材4を管様体P
の外周面に巻回したとき、該熱膨張性耐熱シール材4の
両端面間に若干の空隙が発生していても、火災発生時の
加熱で発泡してそのときの圧力で軟化している合成樹脂
製の管様体Pを押し潰しながら貫通孔2全体を閉塞する
ことができればよい。 (5) 上述の各実施形態では、前記粘着テープ5のテ
ープ基材5aを、補強繊維入りのアルミニウム箔等の金
属箔から構成したが、このテープ基材5aを不織布、
紙、ポリプロピレン、ポリエチレン等から構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防火用熱膨張材の第1実施形態を示す
全体の斜視図
【図2】防火用熱膨張材の縦断面図
【図3】防火用熱膨張材の巻付け状態を示す斜視図
【図4】防火用熱膨張材を貫通孔内に装着したときの斜
視図
【図5】施工状態を示す縦断面図
【図6】施工状態を示す水平断面図
【図7】本発明の防火用熱膨張材の第2実施形態を示す
施工途中の斜視図
【図8】施工状態を示す縦断面図
【図9】本発明の防火用熱膨張材の第3実施形態を示す
施工途中の斜視図
【図10】本発明の防火用熱膨張材の第4実施形態を示
す斜視図
【図11】本発明の防火用熱膨張材の第5実施形態を示
す一部切欠き斜視図
【図12】従来の防火区画用貫通部材を示す斜視図
【図13】施工状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 防火区画体(躯体) 2 貫通孔 2a 内周面 3 配管類 4 熱膨張性耐熱シール材 5 保持手段(粘着テープ) 5a テープ基材 5b 粘着剤層 8 情報 9 装着位置規制手段 10 保護管(サヤ管) 11 フイルム P 管様体 X 孔軸芯

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火区画体の貫通孔の内周面と該貫通孔
    に配設された管様体の外周面との間に装着可能な厚みを
    有し、かつ、管様体の外周に沿って巻回可能な長さと可
    撓性を備えた熱膨張性耐熱シール材に、該熱膨張性耐熱
    シール材をそれの復元力に抗して前記の巻回姿勢に保持
    する保持手段が設けられている防火用熱膨張材。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、片面に粘着剤層を形成
    してある粘着テープから構成されている請求項1記載の
    防火用熱膨張材。
  3. 【請求項3】 前記粘着テープが、熱膨張性耐熱シール
    材の表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に位置する側面
    の全域に貼り付けられている請求項2記載の防火用熱膨
    張材。
  4. 【請求項4】 前記粘着テープが、熱膨張性耐熱シール
    材の表裏両側面のうち、巻回姿勢で外側に位置する側面
    の一部に貼り付けられている請求項2記載の防火用熱膨
    張材。
  5. 【請求項5】 前記粘着テープの粘着剤層のうち、熱膨
    張性耐熱シール材の巻回方向の一端から突出する部位の
    粘着剤層部分には離型紙が貼り付けられている請求項2
    〜4のいずれか1項に記載の防火用熱膨張材。
  6. 【請求項6】 前記粘着テープのテープ基材が金属箔か
    ら構成されている請求項2〜5のいずれか1項に記載の
    防火用熱膨張材。
  7. 【請求項7】 前記粘着テープのテープ基材の表面に
    は、適用可能な管様体の情報が印刷されている請求項2
    〜6のいずれか1項に記載の防火用熱膨張材。
  8. 【請求項8】 前記熱膨張性耐熱シール材が、該熱膨張
    性耐熱シール材の熱膨張を許容する合成樹脂製のフイル
    ムで被覆されている請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の防火用熱膨張材。
  9. 【請求項9】 前記熱膨張性耐熱シール材には、貫通孔
    の開口周縁部に対して孔軸芯方向から接当することによ
    り、熱膨張性耐熱シール材の貫通孔内への挿入位置を規
    制する装着位置規制手段が付設されている請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の防火用熱膨張材。
  10. 【請求項10】 前記装着位置規制手段が、熱膨張性耐
    熱シール材に対して脱着自在に構成されている請求項9
    記載の防火用熱膨張材。
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