JP2000239187A - 経鼻吸収用組成物 - Google Patents
経鼻吸収用組成物Info
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- A61K9/0043—Nose
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- Epidemiology (AREA)
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生理活性物質について、経鼻投与することに
より生体内吸収性の良好な経鼻投与用の組成物の提供。 【解決手段】 生理活性物質の有効投与量を、穀物の微
細粉体物に分散・付着させた経鼻投与用組成物であっ
て、そのような穀物としては、米、小麦、大豆、とうも
ろこし、蕎麦等であり、なかでも米の微細粉体物がよ
く、生理活性物質としては、生理活性ペプチドである。
より生体内吸収性の良好な経鼻投与用の組成物の提供。 【解決手段】 生理活性物質の有効投与量を、穀物の微
細粉体物に分散・付着させた経鼻投与用組成物であっ
て、そのような穀物としては、米、小麦、大豆、とうも
ろこし、蕎麦等であり、なかでも米の微細粉体物がよ
く、生理活性物質としては、生理活性ペプチドである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経鼻吸収用組成物
に関し、詳細には、経鼻吸収可能な生理活性物質を鼻腔
内投与(経鼻投与)した場合、生体内への吸収性に優れ
たものである経鼻吸収用組成物に関する。
に関し、詳細には、経鼻吸収可能な生理活性物質を鼻腔
内投与(経鼻投与)した場合、生体内への吸収性に優れ
たものである経鼻吸収用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシトニン、インシュリン、副甲状腺
ホルモン(PTH)、ヒト成長ホルモン(HGH)、イ
ンターフェロン等およびその誘導体をはじめとする生理
活性物質は、その特異的生理活性を示すゆえに、種々の
医療用組成物として医療の現場で使用されている高分子
化合物である。
ホルモン(PTH)、ヒト成長ホルモン(HGH)、イ
ンターフェロン等およびその誘導体をはじめとする生理
活性物質は、その特異的生理活性を示すゆえに、種々の
医療用組成物として医療の現場で使用されている高分子
化合物である。
【0003】しかしながら、これらの生理活性物質は、
消化管内においてプロテアーゼにより分解を受けたり、
高分子量で極性が高いため、そのままでは胃腸管粘膜か
らはほとんど吸収されず、したがって経口投与が困難な
ものであり、これらの薬物の投与方法としては注射投与
に限られている。
消化管内においてプロテアーゼにより分解を受けたり、
高分子量で極性が高いため、そのままでは胃腸管粘膜か
らはほとんど吸収されず、したがって経口投与が困難な
ものであり、これらの薬物の投与方法としては注射投与
に限られている。
【0004】しかしながら最近、注射投与に代わる投与
方法として、これら生理活性物質についての経鼻投与型
製剤の提案がなされている。この製剤は、鼻粘膜を通し
て生理活性物質が極めて良好に生体内に吸収され、従来
の注射投与で得られる場合と同程度のバイオアベイラビ
リティーが得られるものであることが確認されており、
その有用性が期待されている。
方法として、これら生理活性物質についての経鼻投与型
製剤の提案がなされている。この製剤は、鼻粘膜を通し
て生理活性物質が極めて良好に生体内に吸収され、従来
の注射投与で得られる場合と同程度のバイオアベイラビ
リティーが得られるものであることが確認されており、
その有用性が期待されている。
【0005】このような経鼻投与により生体内吸収され
る生理活性物質は、何も上記に例示したものに限られる
ものではなく、従来から経口投与あるいは注射投与され
ている生理活性物質についても適用し得るものであり、
より有効な経鼻投与製剤の開発もまた重要なものであ
る。
る生理活性物質は、何も上記に例示したものに限られる
ものではなく、従来から経口投与あるいは注射投与され
ている生理活性物質についても適用し得るものであり、
より有効な経鼻投与製剤の開発もまた重要なものであ
る。
【0006】本発明者は、これまでに経口投与が困難で
あった生理活性物質、あるいは他の生理活性物質につい
て、生体内吸収性が良く、また刺激性の無い経鼻投与型
製剤の開発を検討してきており、すでにいくつかの特異
的キャリヤに、これらの生理活性物質を分散・付着させ
た経鼻吸収用組成物を提供してきている。
あった生理活性物質、あるいは他の生理活性物質につい
て、生体内吸収性が良く、また刺激性の無い経鼻投与型
製剤の開発を検討してきており、すでにいくつかの特異
的キャリヤに、これらの生理活性物質を分散・付着させ
た経鼻吸収用組成物を提供してきている。
【0007】今回本発明者はさらに検討を重ねた結果、
これまで何ら検討されていなかった米、小麦、大豆、小
麦、トウモロコシ、あわ、きび、蕎麦等の穀物の微細粉
体物に着目し、このものを生理活性物質について経鼻投
与用のキャリヤ(担体)として使用したところ、従来提
供している経鼻吸収用組成物と同程度、あるいはそれ以
上の生体内吸収性を示すとともに、製剤学的安定性に優
れた経鼻投与型製剤となることを新規に確認し、本発明
を完成させた。
これまで何ら検討されていなかった米、小麦、大豆、小
麦、トウモロコシ、あわ、きび、蕎麦等の穀物の微細粉
体物に着目し、このものを生理活性物質について経鼻投
与用のキャリヤ(担体)として使用したところ、従来提
供している経鼻吸収用組成物と同程度、あるいはそれ以
上の生体内吸収性を示すとともに、製剤学的安定性に優
れた経鼻投与型製剤となることを新規に確認し、本発明
を完成させた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
経鼻吸収可能な生理活性物質について、鼻粘膜を通して
良好な生体内吸収性を示し、かつ製剤学的にも安定性に
優れた、全く新規な経鼻吸収用組成物を提供することを
課題とする。
経鼻吸収可能な生理活性物質について、鼻粘膜を通して
良好な生体内吸収性を示し、かつ製剤学的にも安定性に
優れた、全く新規な経鼻吸収用組成物を提供することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明はその一態様として、生理活性物質の有効
投与量を、穀物の微細粉体物に付着・分散させてなる経
鼻吸収用組成物を提供する。
めに、本発明はその一態様として、生理活性物質の有効
投与量を、穀物の微細粉体物に付着・分散させてなる経
鼻吸収用組成物を提供する。
【0010】さらに本発明は、別の態様として、生理活
性物質についての経鼻吸収用組成物の担体として使用す
ることができる、穀物の微細粉体物を提供する。
性物質についての経鼻吸収用組成物の担体として使用す
ることができる、穀物の微細粉体物を提供する。
【0011】また本発明は、さらに別の態様として、穀
物の微細粉体物を、経鼻投与用製剤組成物の担体(キャ
リヤ)として用いることを特徴とする、生理活性物質を
経鼻吸収させる方法をも提供する。
物の微細粉体物を、経鼻投与用製剤組成物の担体(キャ
リヤ)として用いることを特徴とする、生理活性物質を
経鼻吸収させる方法をも提供する。
【0012】すなわち本発明は、これまで製剤学的には
医薬品のキャリヤとして何ら検討がなされていなかった
穀物そのものの微細粉体物を、経鼻投与用製剤の担体と
して使用した点に特徴を有するものであり、かかる特異
的キャリアを使用することにより、そこに付着・分散さ
れた生理活性物質が、鼻腔粘膜を通して良好に生体内吸
収される点に特徴を有するものである。
医薬品のキャリヤとして何ら検討がなされていなかった
穀物そのものの微細粉体物を、経鼻投与用製剤の担体と
して使用した点に特徴を有するものであり、かかる特異
的キャリアを使用することにより、そこに付着・分散さ
れた生理活性物質が、鼻腔粘膜を通して良好に生体内吸
収される点に特徴を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明が提供する経鼻吸収用組成
物に使用するキャリヤとしての穀物の微細粉体物は、生
理活性物質を付着・分散した当該組成物が、鼻腔内に粉
体として噴霧的に投与されることより、その平均粒子径
は10μm〜500μm程度、好ましくは15μm〜3
00μm程度を有するものであるのがよい。
物に使用するキャリヤとしての穀物の微細粉体物は、生
理活性物質を付着・分散した当該組成物が、鼻腔内に粉
体として噴霧的に投与されることより、その平均粒子径
は10μm〜500μm程度、好ましくは15μm〜3
00μm程度を有するものであるのがよい。
【0014】このような穀物としては、人類の主食とし
て食される米、小麦、大豆、小麦、トウモロコシ、あ
わ、きび、蕎麦等の穀物を挙げることができる。かかる
穀物のなかでも、小麦あるいはトウモロコシは、そのデ
ンプン成分を精製したコーンスターチとして医薬品製剤
の賦形剤に使用されているが、穀物そのものを微細粉体
物として経鼻吸収用製剤のキャリヤに使用することは、
本発明者によってはじめて提案されるものである。
て食される米、小麦、大豆、小麦、トウモロコシ、あ
わ、きび、蕎麦等の穀物を挙げることができる。かかる
穀物のなかでも、小麦あるいはトウモロコシは、そのデ
ンプン成分を精製したコーンスターチとして医薬品製剤
の賦形剤に使用されているが、穀物そのものを微細粉体
物として経鼻吸収用製剤のキャリヤに使用することは、
本発明者によってはじめて提案されるものである。
【0015】かかる穀物の微細粉体物は、例えば米の微
細粉体物を使用する場合には、適当な精製を施して得ら
れた精米を、適宜目的とする平均粒子径を有する微細粉
体物となるように、粉砕することにより得ることができ
る。
細粉体物を使用する場合には、適当な精製を施して得ら
れた精米を、適宜目的とする平均粒子径を有する微細粉
体物となるように、粉砕することにより得ることができ
る。
【0016】なお、本発明における経鼻吸収用組成物の
担体に使用する微粉体物としての米は、日本産の米(日
本米)のみならず、諸外国で生産されているいわゆる外
米であっても良い。そのなかでも日本産の米が好まし
く、日本米として、例えば「秋田小町」、「ササニシ
キ」、「コシヒカリ」、「一目ぼれ」等のブランドネー
ムで消費者に販売されている米を挙げることができる。
担体に使用する微粉体物としての米は、日本産の米(日
本米)のみならず、諸外国で生産されているいわゆる外
米であっても良い。そのなかでも日本産の米が好まし
く、日本米として、例えば「秋田小町」、「ササニシ
キ」、「コシヒカリ」、「一目ぼれ」等のブランドネー
ムで消費者に販売されている米を挙げることができる。
【0017】米以外の他の穀物にあっても、日本産のみ
ならず、諸外国で生産されている穀物を、そのまま適宜
目的とする平均粒子径を有する微細粉体物となるよう
に、粉砕することにより得ることができることはいうま
でもない。
ならず、諸外国で生産されている穀物を、そのまま適宜
目的とする平均粒子径を有する微細粉体物となるよう
に、粉砕することにより得ることができることはいうま
でもない。
【0018】本発明が提供する経鼻吸収用組成物に使用
される生理活性物質としては、特に限定されるものでは
なく、経鼻吸収が可能なものであればよい。そのなかで
も、経口投与では生体内への吸収性の低い生理活性物質
が好適に使用可能であり、特に生理活性ペプチドが好ま
しく、いわゆる糖タンパク、ヘプチドホルモン、生理活
性タンパク、酵素タンパク等としての生理活性ペプチド
は、優れた生体内吸収性を示すものであることが確認さ
れた。
される生理活性物質としては、特に限定されるものでは
なく、経鼻吸収が可能なものであればよい。そのなかで
も、経口投与では生体内への吸収性の低い生理活性物質
が好適に使用可能であり、特に生理活性ペプチドが好ま
しく、いわゆる糖タンパク、ヘプチドホルモン、生理活
性タンパク、酵素タンパク等としての生理活性ペプチド
は、優れた生体内吸収性を示すものであることが確認さ
れた。
【0019】そのような生理活性物質としての糖タンパ
クとしては、各種のインターフェロン、例えば、インタ
ーフェロン−α、インターフェロン−β、インターフェ
ロン−γ等を例示することができる。また、ペプチドホ
ルモンとしては、カルシトニン、インシュリン、甲状腺
刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)例えばサイロリベ
リン、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)例
えば、ブセレリン、リュープロレリン、LH−RHアン
タゴニスト、ソマトスタチン(成長ホルモン放出抑制因
子)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、副腎皮質刺
激ホルモン放出ホルモン(CRH)例えばコルチコリベ
リン、成長ホルモン放出ホルモン(GH−RH)例えば
ソマトレリンを挙げることができる。
クとしては、各種のインターフェロン、例えば、インタ
ーフェロン−α、インターフェロン−β、インターフェ
ロン−γ等を例示することができる。また、ペプチドホ
ルモンとしては、カルシトニン、インシュリン、甲状腺
刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)例えばサイロリベ
リン、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−RH)例
えば、ブセレリン、リュープロレリン、LH−RHアン
タゴニスト、ソマトスタチン(成長ホルモン放出抑制因
子)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、副腎皮質刺
激ホルモン放出ホルモン(CRH)例えばコルチコリベ
リン、成長ホルモン放出ホルモン(GH−RH)例えば
ソマトレリンを挙げることができる。
【0020】また、ゴナトロピン(性腺刺激ホルモ
ン)、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)例え
ばゴナドリベリン、副甲状腺ホルモン(PTH)、甲状
腺刺激ホルモン(TSH)、成長ホルモン(GH)例え
ばソマトロピン、プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)、
卵胞刺激ホルモン(FSH)、グルカゴン、バソプレシ
ン、パラトルモン(副甲状腺ホルモン)、アンギオテン
シン、ガストリン、セクレチン、メラニン細胞刺激ホル
モン、オキシトシン、プロチレリン、コルチコトロピ
ン、チロトロピン(甲状腺刺激ホルモン)、β−エンド
ルフィン、エンケファリン等のオピオイドペプチド、G
−CSF、エリスロポエチン、スーパーオキサイドジス
ムターゼ(SOD)等を挙げることができる。
ン)、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)例え
ばゴナドリベリン、副甲状腺ホルモン(PTH)、甲状
腺刺激ホルモン(TSH)、成長ホルモン(GH)例え
ばソマトロピン、プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)、
卵胞刺激ホルモン(FSH)、グルカゴン、バソプレシ
ン、パラトルモン(副甲状腺ホルモン)、アンギオテン
シン、ガストリン、セクレチン、メラニン細胞刺激ホル
モン、オキシトシン、プロチレリン、コルチコトロピ
ン、チロトロピン(甲状腺刺激ホルモン)、β−エンド
ルフィン、エンケファリン等のオピオイドペプチド、G
−CSF、エリスロポエチン、スーパーオキサイドジス
ムターゼ(SOD)等を挙げることができる。
【0021】さらにまた、各種インターロイキン、ウロ
キナーゼ、リゾチーム、ワクチン等も挙げることができ
る。これらの生理活性ペプチドは、上記のものに限定さ
れるものではなく、本発明の特異的キャリヤにより経鼻
投与可能なものであれば、本発明の組成物とすることが
できることはいうまでもない。
キナーゼ、リゾチーム、ワクチン等も挙げることができ
る。これらの生理活性ペプチドは、上記のものに限定さ
れるものではなく、本発明の特異的キャリヤにより経鼻
投与可能なものであれば、本発明の組成物とすることが
できることはいうまでもない。
【0022】さらに、本発明が提供する経鼻吸収用組成
物に使用される生理活性物質としては、上記した生理活
性ペプチド以外に、経口投与により生体内吸収性の低い
生理活性物質であって、経鼻吸収が可能なものであって
も良いことが判明した。
物に使用される生理活性物質としては、上記した生理活
性ペプチド以外に、経口投与により生体内吸収性の低い
生理活性物質であって、経鼻吸収が可能なものであって
も良いことが判明した。
【0023】そのような生理活性物質としては、すでに
臨床的に使用されている各種の医薬品、あるいは現在開
発中である各種医薬品を挙げることができ、具体的に
は、催眠鎮静剤、抗癇癪剤、マイナートランキライザ
ー、メジャートランキライザー、抗うつ剤、筋弛緩剤、
抗アレルギー剤、抗リュウマチ剤、強心剤、抗不整脈用
剤、利尿降圧剤、α−ブロッカー剤、β−ブロッカー
剤、カルシウム拮抗剤、アンジオテンシン変換阻害剤
(AEC剤)、降圧剤、ビタミン剤、冠血管拡張剤、脳
循環代謝改善剤、抗動脈硬化剤、循環器用剤、気管支拡
張剤、抗潰瘍剤、制吐剤、肥満治療剤、血小板凝集抑制
剤、糖尿病・糖尿病合併治療剤、DNA・RNA薬物等
を挙げることができる。
臨床的に使用されている各種の医薬品、あるいは現在開
発中である各種医薬品を挙げることができ、具体的に
は、催眠鎮静剤、抗癇癪剤、マイナートランキライザ
ー、メジャートランキライザー、抗うつ剤、筋弛緩剤、
抗アレルギー剤、抗リュウマチ剤、強心剤、抗不整脈用
剤、利尿降圧剤、α−ブロッカー剤、β−ブロッカー
剤、カルシウム拮抗剤、アンジオテンシン変換阻害剤
(AEC剤)、降圧剤、ビタミン剤、冠血管拡張剤、脳
循環代謝改善剤、抗動脈硬化剤、循環器用剤、気管支拡
張剤、抗潰瘍剤、制吐剤、肥満治療剤、血小板凝集抑制
剤、糖尿病・糖尿病合併治療剤、DNA・RNA薬物等
を挙げることができる。
【0024】本発明の組成物を製造するにあたって、上
記の生理活性物質の含有量は、特に限定されず、少なく
ともその治療有効量を含有するものであれば良い。具体
的には、目的とする治療有効含有量を、例えば製剤重量
100%あたり、0.0001〜30重量%、好ましく
は0.01〜20重量%、より好ましくは0.1〜5.
0重量%程度配合させるのが良い。
記の生理活性物質の含有量は、特に限定されず、少なく
ともその治療有効量を含有するものであれば良い。具体
的には、目的とする治療有効含有量を、例えば製剤重量
100%あたり、0.0001〜30重量%、好ましく
は0.01〜20重量%、より好ましくは0.1〜5.
0重量%程度配合させるのが良い。
【0025】また、本発明のキャリヤ(担体)である穀
物の微細粉体物の配合量は、例えば製剤重量100%あ
たり、70〜99.995重量%、好ましくは80〜9
9.99重量%、より好ましくは95〜99.9重量%
程度配合させるのが良い。
物の微細粉体物の配合量は、例えば製剤重量100%あ
たり、70〜99.995重量%、好ましくは80〜9
9.99重量%、より好ましくは95〜99.9重量%
程度配合させるのが良い。
【0026】本発明が提供する生理活性物質の有効投与
量を含有する経鼻吸収組成物の製造は、具体的には、本
発明の特異的キャリヤである穀物の微細粉体物と、生理
活性物質とを練合・混合し、キャリヤに生理活性物質
を、好ましくは均一に付着・分散させることにより行う
ことができる。
量を含有する経鼻吸収組成物の製造は、具体的には、本
発明の特異的キャリヤである穀物の微細粉体物と、生理
活性物質とを練合・混合し、キャリヤに生理活性物質
を、好ましくは均一に付着・分散させることにより行う
ことができる。
【0027】かくして製造された本発明が提供する組成
物は、そのまま、あるいは所望により、製剤学的に汎用
されている他の成分を適宜加えることも可能である。
物は、そのまま、あるいは所望により、製剤学的に汎用
されている他の成分を適宜加えることも可能である。
【0028】本発明の組成物は、使用前(例えば、鼻腔
内へ投与前)における生理活性物質の活性値の損失を防
止するために、low−greaseタイプのカプセル
に充填した後、適当な包装、例えば好ましくは密閉包装
とするのが良い。かかる密閉包装としては、ブリスター
包装−アルミニウム包装を組み合わせたものを用いるこ
とができる。
内へ投与前)における生理活性物質の活性値の損失を防
止するために、low−greaseタイプのカプセル
に充填した後、適当な包装、例えば好ましくは密閉包装
とするのが良い。かかる密閉包装としては、ブリスター
包装−アルミニウム包装を組み合わせたものを用いるこ
とができる。
【0029】以下に、本発明が提供する特異的キャリヤ
を使用した経鼻吸収用組成物について、その生体内吸収
性効果を、具体的試験例にて示す。
を使用した経鼻吸収用組成物について、その生体内吸収
性効果を、具体的試験例にて示す。
【0030】試験例1:蟹食い猿における経鼻吸収性試
験 生理活性物質として、糖タンパクであるインターフェロ
ン−α−2a(IFN−α2a)を選び、キャリヤとし
て日本産の米である「秋田小町」の平均粒子径60μm
を有する微細粉体物を用いて、本発明の経鼻吸収用組成
物を得た。なお、IFN−α2aの投与量は、1回の投
与量が3600万単位/体重となるように調整した。
験 生理活性物質として、糖タンパクであるインターフェロ
ン−α−2a(IFN−α2a)を選び、キャリヤとし
て日本産の米である「秋田小町」の平均粒子径60μm
を有する微細粉体物を用いて、本発明の経鼻吸収用組成
物を得た。なお、IFN−α2aの投与量は、1回の投
与量が3600万単位/体重となるように調整した。
【0031】体重3kg前後の蟹食い猿を3匹用い、上
記の組成物を経鼻投与(投与量として360万単位)
し、投与前、投与後5,10,15,30,60,12
0,180,240,360分、12時間、24時間、
48時間および72時間後における血中のIFN−α2
aの濃度を測定した。なお、対照としてすでに本発明者
により提案されている炭酸カルシウムの微細粉末(平均
粒子径:100μm)を同様キャリヤとして使用した経
鼻吸収用組成物を経鼻投与(投与量として3600万単
位/体重)し、同様に血中のIFN−α2aの濃度を測
定した。その結果を、表1にまとめた。
記の組成物を経鼻投与(投与量として360万単位)
し、投与前、投与後5,10,15,30,60,12
0,180,240,360分、12時間、24時間、
48時間および72時間後における血中のIFN−α2
aの濃度を測定した。なお、対照としてすでに本発明者
により提案されている炭酸カルシウムの微細粉末(平均
粒子径:100μm)を同様キャリヤとして使用した経
鼻吸収用組成物を経鼻投与(投与量として3600万単
位/体重)し、同様に血中のIFN−α2aの濃度を測
定した。その結果を、表1にまとめた。
【0032】
【表1】表1:経鼻投与による血中IFN−α2a濃度
(蟹食い猿)
(蟹食い猿)
【0033】表中の結果からも明らかなように、本発明
の特異的キャリヤとして、穀物である米の微細粉体物
(秋田小町の微細粉体物)を使用したIFN−α2aの
経鼻吸収用組成物は、経鼻投与されることにより、そこ
に含有されるIFN−α2aが良好に生体内吸収されて
いることが判明する。また、その吸収性は、経鼻吸収用
キャリヤとして比較的生体内吸収性の良好な炭酸カルシ
ウムの微細粉末と比較して、遜色の無い良好なものであ
ることが理解される。
の特異的キャリヤとして、穀物である米の微細粉体物
(秋田小町の微細粉体物)を使用したIFN−α2aの
経鼻吸収用組成物は、経鼻投与されることにより、そこ
に含有されるIFN−α2aが良好に生体内吸収されて
いることが判明する。また、その吸収性は、経鼻吸収用
キャリヤとして比較的生体内吸収性の良好な炭酸カルシ
ウムの微細粉末と比較して、遜色の無い良好なものであ
ることが理解される。
【0034】これらのキャリヤの相違による、個々の動
物(蟹食い猿)における血中濃度の推移を、図1(キャ
リヤ:米の微細粉体物)および図2(キャリヤ:炭酸カ
ルシウム)に示し、合わせてその平均値による比較推移
を図3に示した。
物(蟹食い猿)における血中濃度の推移を、図1(キャ
リヤ:米の微細粉体物)および図2(キャリヤ:炭酸カ
ルシウム)に示し、合わせてその平均値による比較推移
を図3に示した。
【0035】試験例2:犬における経鼻吸収性試験 生理活性物質として、試験例1と同様に糖タンパクであ
るインターフェロン−α−2a(IFN−α2a)を選
び、キャリヤとして日本産の米である秋田小町の平均粒
子径60μmを有する微細粉体物を用いて、本発明の経
鼻吸収用組成物を得た。なお、IFN−α2aの投与量
は、3600万単位/体重となるように調整した。
るインターフェロン−α−2a(IFN−α2a)を選
び、キャリヤとして日本産の米である秋田小町の平均粒
子径60μmを有する微細粉体物を用いて、本発明の経
鼻吸収用組成物を得た。なお、IFN−α2aの投与量
は、3600万単位/体重となるように調整した。
【0036】体重5kg前後のビーグル犬を3匹用い、
上記の組成物を経鼻投与し、投与前、投与後5,10,
15,30,60,120,180,240,360
分、12時間、24時間、48時間および72時間後に
おける血中のIFN−α2aの濃度を測定した。なお、
試験例1と同様に、対照としてすでに本発明者により提
案している炭酸カルシウムの微細粉末(平均粒子径:1
00μm)を同様キャリヤとして使用した経鼻吸収用組
成物を経鼻投与(投与量として3600万単位/体重)
し、同様に血中のIFN−α2aの濃度を測定した。
上記の組成物を経鼻投与し、投与前、投与後5,10,
15,30,60,120,180,240,360
分、12時間、24時間、48時間および72時間後に
おける血中のIFN−α2aの濃度を測定した。なお、
試験例1と同様に、対照としてすでに本発明者により提
案している炭酸カルシウムの微細粉末(平均粒子径:1
00μm)を同様キャリヤとして使用した経鼻吸収用組
成物を経鼻投与(投与量として3600万単位/体重)
し、同様に血中のIFN−α2aの濃度を測定した。
【0037】その結果を、表2および表3にまとめた。
なお、表2は本発明の組成物(秋田小町)の結果を示
し、表3は対照組成物(炭酸カルシウム)の結果を示し
た
なお、表2は本発明の組成物(秋田小町)の結果を示
し、表3は対照組成物(炭酸カルシウム)の結果を示し
た
【0038】
【表2】表2:経鼻投与による血中IFN−α2a濃度
(犬)
(犬)
【0039】
【表3】表3:経鼻投与による血中IFN−α2a濃度
(犬)
(犬)
【0040】上記した表2および表3の対比の結果から
も明らなうように、犬に対する経鼻吸収性試験において
も、本発明の特異的キャリヤとして、穀物である米の微
細粉体物(秋田小町の微細粉体物)を使用した経鼻吸収
用組成物は、比較的生体内吸収性が優れている炭酸カル
シウムの微細粉末を経鼻吸収用キャリヤとして使用した
場合と同程度の、良好な吸収性を発揮していることが理
解される。
も明らなうように、犬に対する経鼻吸収性試験において
も、本発明の特異的キャリヤとして、穀物である米の微
細粉体物(秋田小町の微細粉体物)を使用した経鼻吸収
用組成物は、比較的生体内吸収性が優れている炭酸カル
シウムの微細粉末を経鼻吸収用キャリヤとして使用した
場合と同程度の、良好な吸収性を発揮していることが理
解される。
【0041】なお、インターフェロン以外の他の生理活
性物質にあっても、本発明の組成物とすることにより、
高い生体内吸収性を示すものである。また、米の微細粉
体物として、秋田小町以外のもの、例えばコシヒカリ、
ササニシキ、一目ぼれ等を使用した場合であっても、同
様の高い生体内吸収性を示すものであった。さらに他の
穀物、例えば蕎麦の微細粉体物を使用した場合であって
も同様の高い生体内吸収性を示すものであった。
性物質にあっても、本発明の組成物とすることにより、
高い生体内吸収性を示すものである。また、米の微細粉
体物として、秋田小町以外のもの、例えばコシヒカリ、
ササニシキ、一目ぼれ等を使用した場合であっても、同
様の高い生体内吸収性を示すものであった。さらに他の
穀物、例えば蕎麦の微細粉体物を使用した場合であって
も同様の高い生体内吸収性を示すものであった。
【0042】以下に本発明の組成物の具体例を示すが、
これに限定されるものではない。組成物1:カルシトニ
ン組成物 以下の組成により、カルシトニン組成物を製造する。 カルシトニン 6,540IU 米の微細粉体物(秋田小町) 残 部 全 量 1,000mg
これに限定されるものではない。組成物1:カルシトニ
ン組成物 以下の組成により、カルシトニン組成物を製造する。 カルシトニン 6,540IU 米の微細粉体物(秋田小町) 残 部 全 量 1,000mg
【0043】組成物2:インターフェロン−α2a組成
物 以下の組成により、インターフェロン−α2a組成物を
製造する。 IFN−α2a 10,000万IU 米の微細粉体物(秋田小町) 残 部 全 量 500mg
物 以下の組成により、インターフェロン−α2a組成物を
製造する。 IFN−α2a 10,000万IU 米の微細粉体物(秋田小町) 残 部 全 量 500mg
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、これま
で経口投与が困難であった生理活性物質、特に生理活性
ペプチドについて、経鼻投与されることにより生体内吸
収性が良く、また刺激性の無い製剤となる経鼻吸収用組
成物が提供される。
で経口投与が困難であった生理活性物質、特に生理活性
ペプチドについて、経鼻投与されることにより生体内吸
収性が良く、また刺激性の無い製剤となる経鼻吸収用組
成物が提供される。
【0045】特にこれまで経鼻吸収用の担体(キャリ
ヤ)としてなんら検討されていなかった穀物、特に米の
微細粉体物に、インシュリン、カルシトニン、IFN等
の生理活性ペプチドを付着・分散させることにより得ら
れた本発明の組成物は、経鼻ルートで投与すること、す
なわち鼻粘膜をとおして、当該組成物中に含有されるペ
プチドが良好に生体内吸収される点からみれば、その医
療効果は多大なものである。
ヤ)としてなんら検討されていなかった穀物、特に米の
微細粉体物に、インシュリン、カルシトニン、IFN等
の生理活性ペプチドを付着・分散させることにより得ら
れた本発明の組成物は、経鼻ルートで投与すること、す
なわち鼻粘膜をとおして、当該組成物中に含有されるペ
プチドが良好に生体内吸収される点からみれば、その医
療効果は多大なものである。
【図1】試験例1において、本発明の組成物を経鼻投与
した場合の血中IFN−α2a濃度の推移を示す図であ
る。
した場合の血中IFN−α2a濃度の推移を示す図であ
る。
【図2】試験例1において、対照組成物を経鼻投与した
場合の血中IFN−α2a濃度の推移を示す図である。
場合の血中IFN−α2a濃度の推移を示す図である。
【図3】試験例1において、本発明の組成物および対照
組成物を経鼻投与した場合における血中IFN−α2a
濃度について、その推移の比較を、平均血中濃度値で示
す図である。
組成物を経鼻投与した場合における血中IFN−α2a
濃度について、その推移の比較を、平均血中濃度値で示
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61M 37/00 A61K 37/66 H Fターム(参考) 4C076 AA29 BB25 CC03 CC50 EE58 FF02 FF34 FF67 FF68 4C084 AA02 AA03 AA17 AA27 DA22 DA23 DA24 DB08 DB09 DB11 DB12 DB14 DB21 DB31 DB34 DC05 MA43 NA08 NA11 ZB031 ZB032 ZC011 ZC012 ZC191 ZC192
Claims (18)
- 【請求項1】 生理活性物質の有効投与量を、穀物の微
細粉体物に付着・分散させてなる経鼻吸収用組成物。 - 【請求項2】 穀物が、米、小麦、大豆、小麦、トウモ
ロコシ、あわ、きび、蕎麦等の穀物である請求項1に記
載の経鼻吸収用組成物。 - 【請求項3】 生理活性物質が、経鼻吸収可能な生理活
性物質である請求項1に記載の経鼻吸収用組成物。 - 【請求項4】 生理活性物質が、糖タンパク、ヘプチド
ホルモン、生理活性タンパク、酵素タンパク等の生理活
性ペプチドである請求項1に記載の経鼻吸収用組成物。 - 【請求項5】 生理活性物質がインターフェロンである
請求項1に記載の経鼻吸収用組成物。 - 【請求項6】 穀物の微細粉体物が、平均粒子径10μ
m〜500μmを有するものである請求項1に記載の経
鼻吸収用組成物。 - 【請求項7】 生理活性物質の経鼻吸収用担体である穀
物の微細粉体物。 - 【請求項8】 穀物が、米、小麦、大豆、小麦、トウモ
ロコシ、あわ、きび、蕎麦等の穀物である請求項7に記
載の穀物の微細粉体物。 - 【請求項9】 生理活性物質が、経鼻吸収可能な生理活
性物質である請求項7に記載の穀物の微細粉体物。 - 【請求項10】 生理活性物質が、糖タンパク、ヘプチ
ドホルモン、生理活性タンパク、酵素タンパク等の生理
活性ペプチドである請求項7に記載の穀物の微細粉体
物。 - 【請求項11】 生理活性物質がインターフェロンであ
る請求項7に記載の穀物の微細粉体物。 - 【請求項12】 平均粒子径が10μm〜500μmを
有するものである請求項7に記載の穀物の微細粉体物。 - 【請求項13】 穀物の微細粉体物を生理活性物質の担
体として用いることを特徴とする生理活性物質を経鼻吸
収させる方法。 - 【請求項14】 穀物が、米、小麦、大豆、小麦、トウ
モロコシ、あわ、きび、蕎麦等の穀物である請求項13
に記載の方法。 - 【請求項15】 生理活性物質が、経鼻吸収可能な生理
活性物質である請求項13に記載の方法。 - 【請求項16】 生理活性物質が、糖タンパク、ヘプチ
ドホルモン、生理活性タンパク、酵素タンパク等の生理
活性ペプチドであるある請求項13に記載の方法。 - 【請求項17】 生理活性物質がインターフェロンであ
る請求項13に記載の方法。 - 【請求項18】 穀物の微細粉体物の平均粒子径が10
μm〜500μmを有するものである請求項13に記載
の方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11043714A JP2000239187A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 経鼻吸収用組成物 |
PCT/JP2000/000864 WO2004078214A1 (ja) | 1999-02-22 | 2000-02-16 | 経鼻吸収用組成物 |
US09/673,466 US6589559B1 (en) | 1999-02-22 | 2000-02-16 | Nasally administrable compositions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11043714A JP2000239187A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 経鼻吸収用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=12671484
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004073729A1 (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Translational Research Ltd. | 薬物の経鼻投与用組成物 |
US8337817B2 (en) | 2006-12-26 | 2012-12-25 | Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. | Preparation for transnasal application |
US8673360B2 (en) | 2004-08-10 | 2014-03-18 | Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. | Compositions that enable rapid-acting and highly absorptive intranasal administration |
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CN104711160A (zh) * | 2015-03-04 | 2015-06-17 | 姚入维 | 食用醋的制作方法 |
US9101539B2 (en) | 2009-05-15 | 2015-08-11 | Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. | Intranasal pharmaceutical compositions with improved pharmacokinetics |
CN107602663A (zh) * | 2015-03-17 | 2018-01-19 | 上海应用技术大学 | 一种苦荞麦活性肽及其应用 |
US11744967B2 (en) | 2017-09-26 | 2023-09-05 | Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. | Intranasal delivery devices |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60224616A (ja) * | 1984-04-24 | 1985-11-09 | Teijin Ltd | 経鼻投与用組成物 |
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GB9020544D0 (en) | 1990-09-20 | 1990-10-31 | Sandoz Ltd | Improvements in or relating to organic compounds |
JP2955126B2 (ja) | 1992-06-22 | 1999-10-04 | 笑代 丹羽 | 医薬用油性製剤、食品用油性製剤およびそれらの製造方法 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11043714A patent/JP2000239187A/ja active Pending
-
2000
- 2000-02-16 US US09/673,466 patent/US6589559B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-02-16 WO PCT/JP2000/000864 patent/WO2004078214A1/ja active Application Filing
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---|---|---|---|---|
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US7638138B2 (en) | 2003-02-21 | 2009-12-29 | Translational Research, Ltd. | Compositions for nasal administration of pharmaceuticals |
WO2004073729A1 (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Translational Research Ltd. | 薬物の経鼻投与用組成物 |
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US8673360B2 (en) | 2004-08-10 | 2014-03-18 | Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. | Compositions that enable rapid-acting and highly absorptive intranasal administration |
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CN104711160B (zh) * | 2015-03-04 | 2017-03-01 | 姚入维 | 食用醋的制作方法 |
CN107602663A (zh) * | 2015-03-17 | 2018-01-19 | 上海应用技术大学 | 一种苦荞麦活性肽及其应用 |
CN107602663B (zh) * | 2015-03-17 | 2020-10-09 | 上海应用技术大学 | 一种苦荞麦活性肽及其应用 |
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Publication number | Publication date |
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