JP2000239043A - 装飾すりガラス - Google Patents

装飾すりガラス

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JP2000239043A
JP2000239043A JP11042661A JP4266199A JP2000239043A JP 2000239043 A JP2000239043 A JP 2000239043A JP 11042661 A JP11042661 A JP 11042661A JP 4266199 A JP4266199 A JP 4266199A JP 2000239043 A JP2000239043 A JP 2000239043A
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Yoshibumi Maeda
義文 前田
Kazuo Goto
和生 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すりガラスの風合いを損ねることなく種々の
色調に着色され、さらに優れた耐久性を有する装飾すり
ガラスを提供することを目的とする。 【構成】 Au、Ag、Pd、Ptから選ばれた1種、
あるいは2種以上の金属微粒子、有機金属化合物、バイ
ンダー樹脂、及び有機溶剤を混合した処理液を、すりガ
ラス表面に塗布し、400〜800℃で焼成して着色層
を形成した装飾すりガラスにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はすりガラスの風合い
を損ねることなく種々の色調に着色され、さらに優れた
耐久性を有する装飾すりガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、すりガラスを着色する方法として
は、すりガラス表面にエポキシ、ウレタン等の有機系樹
脂に顔料を分散した塗料、あるいはガラスフリット、水
ガラス、ゾル-ゲルガラス等の無機系材料に顔料を分散
した塗料を塗布、焼き付けるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、有機系、およ
び無機系塗料をすりガラス表面に塗布した場合、塗布厚
がすりガラス表面の凹凸より大きいとき、表面が平坦に
なり、さらに顔料がすりガラスを透過する光を遮蔽する
ため、すりガラスの風合いを損ねる。逆に、塗布厚がす
りガラスの凹凸よりも小さくなると、すりガラスの風合
いは損なわれないが、耐水性、耐薬品性が悪化し、着色
膜の脱落を生じる。さらに有機系の塗料を使用した場合
は、耐候性、耐熱性も悪くなるという問題がある。
【0004】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、すりガラスの風合いを損ねることなく種々の色
調に着色され、さらに優れた耐久性を有する装飾すりガ
ラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】即ち、本願の請求項1記載の発明はAu、
Ag、Pd、Ptから選ばれた1種、あるいは2種以上
の金属微粒子と有機金属化合物、バインダー樹脂、そし
て有機溶剤を混合した処理液を、すりガラス表面に塗布
し、400〜800℃で焼成し、着色することを特徴と
する装飾すりガラスにある。
【0006】本願の請求項2記載の発明は、請求項1に
記載の着色層の厚みが10〜1000nmである装飾す
りガラスにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
【0008】本発明で使用する貴金属微粒子は、粒径が
1〜100nm、好ましくは1〜50nmのAu、A
g、Pd、Ptから選ばれた少なくとも1種の貴金属微
粒子を高分子内に凝集させることなく分散させて得られ
たもの(高分子複合物)、あるいは粒径1〜100n
m、好ましくは10nm以下のAu、Ag、Pd、Pt
から選ばれた少なくとも1種の貴金属微粒子をα−テレ
ピネオール、トルエン等溶剤中に独立分散したものであ
る。
【0009】上記貴金属微粒子を高分子内に分散させる
方法の1つとしては、分子の末端あるいは側鎖にシアノ
基(−CN)、アミノ基(−NH2 )、そしてチオール
基(−SH)から選ばれた少なくとも1種の官能基を有
する高分子あるいはオリゴマーを用いる。具体的には、
分子の末端あるいは側鎖に上記シアノ基(−CN)、ア
ミノ基(−NH2 )、そしてチオール基(−SH)から
選ばれた少なくとも1種の官能基を有するもので、その
骨格にはポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコ
ール、ポリビニルアルコール、ナイロン11、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6.10、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリスチレン等からなり、その融点ある
いは軟化点は40〜100°Cである。オリゴマーの平
均分子量も特に制限はないが、500〜6000程度で
ある。上記官能基は特に微粒子の表面の貴金属原子と共
有結合や配位結合を形成しやすく、粒成長を抑制し、微
粒子の分散性を高めることになる。
【0010】そして、真空装置内にマトリクス材を入れ
た容器をヒータのような加熱装置の上に設置し、加熱装
置を70〜200°Cで加熱し、上記の高分子あるいは
オリゴマーを融解して常時一定の粘度に保持する。そし
て、真空ポンプを作動させて、真空装置内を5×10-5
torr減圧にした後、蒸発源である貴金属を抵抗加
熱、あるいは電子線加熱、誘導加熱により蒸発させ、貴
金属微粒子を上記高分子あるいはオリゴマーの融解物に
捕捉させることにより、貴金属微粒子をマトリクス材中
に分散させる。マトリクス材は加熱されているため、常
時対流しており、貴金属微粒子は多くの量が均一に分散
する。
【0011】また、貴金属微粒子を溶剤中に独立分散さ
せたものは、例えば特開平3−34211号公報に開示
されているようなガス中蒸発法と呼ばれる方法によって
製造される。即ち、チャンバ内にヘリウム不活性ガスを
導入して上記貴金属を蒸発させ、不活性ガスとの衝突に
より冷却され凝縮して得られるが、この場合生成直後の
粒子が孤立状態にある段階でα−テレピネオール等の有
機溶剤の蒸気を導入して粒子表面の被覆を行っている。
上記貴金属微粒子の添加量は、目的とする透過率により
選択することができ、特に制限されないが、貴金属微粒
子を単独で使用した場合の色調、また2種以上の貴金属
微粒子を混合して使用した場合の色調を色々変化させる
ことができる。
【0012】処理液中の貴金属微粒子の配合量は、着色
方法により適宜決定される。例えば、スクリーン印刷用
の処理液の場合には、貴金属の原子数濃度は0.001
〜1モル%/kgであり、0.001モル%/kg未満
の場合には、十分に濃い着色は得られず、また1モル%
/kgを越えると、処理液中の貴金属の原子数が多すぎ
るため、容易に凝集し沈殿する。
【0013】本発明で使用する有機金属化合物は、有機
チタン化合物、有機シリコン化合物、有機銀化合物を必
須成分とし、色調を調整する目的で各種有機金属化合物
を添加する。
【0014】有機チタン化合物と有機シリコン化合物
は、着色膜の接着性、耐水性、耐薬品性、耐磨耗性を発
揮するのに効果があり、着色膜の色調にも影響を与え
る。また、これら化合物は、処理液中の有機溶剤に可溶
でなければならない。
【0015】有機銀化合物は、処理液中の貴金属微粒子
の凝集を防ぐのに効果があり、また銀コロイドを生成し
着色膜の色調に影響を与える。
【0016】処理液に添加される他の有機金属化合物に
特に制限はないが、耐久性の低下を考慮しながら添加量
を決定しなければならない。たとえば、有機鉄化合物
は、自身でも黄色に発色しているが、銀コロイドの生成
を助長する働きがあり、添加することにより着色膜の色
調に黄色みを増すことができる。しかし、添加する鉄の
割合が大きくなると、着色膜の耐酸性が低下する。
【0017】有機チタン化合物はチタンのエトキシド、
プロポキシド、ブトキシド等のアルコキシド類、アセチ
ルアセトナート、アミナート等のキレート類、ステアレ
イト等の有機酸エステル類、その他グリコレートや重縮
合化したオリゴマーが挙げられる。
【0018】有機シリコン化合物は、シリコンのエトキ
シド、プロポキシド、ブトキシド等のアルコキシド類、
アルコキシド類が重縮合化したオリゴマー、ポリジメチ
ルシロキサン、ポリジフェニルシロキサン等のポリシロ
キサン類、ポリシラザン類、またこれらの改質のために
分子末端、あるいは側鎖に水酸基、アミノ基、カルボキ
シル基、エポキシ基等が導入されたものが挙げられる。
【0019】有機銀化合物は、乳酸銀、酢酸銀等の有機
酸塩、チオシアン酸銀、シアン酸銀が挙げられる。
【0020】また、本発明で使用する樹脂は、処理液の
粘度を適度に維持して塗布時の取扱を良好に維持し、ま
たすりガラス上に塗布した処理剤の乾燥後の強度を保持
する機能を有している。この樹脂は焼成時において低温
で分解することが好ましいが、特に限定されるものでは
なく有機溶剤に可溶なものであればよい。
【0021】上記バインダー樹脂としては、例えばニト
ロセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ブ
チルセルロース等のセルロース類、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリアセタール等の
ポリエーテル類が好ましい。この添加量は印刷あるいは
塗布条件によって決定され、制限はない。尚、複合物を
使用する場合には、高分子はこのバインダー樹脂と同じ
であってもよい。
【0022】本発明で使用する有機溶剤は、貴金属微粒
子を凝集させないものであり、また、処理液の加工性を
考慮したものである。例えば、処理液をスクリーン印刷
に適応させる場合、メタクレゾール、カルビトール、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルイミダゾリジノン、ター
ピノール、ジアセトンアルコール、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル等の高沸点溶剤が適当である。この有機溶剤は樹
脂あるいは貴金属微粒子を分散させた高分子を溶解する
ものあり、一種もしくは二種以上使用することができ
る。
【0023】上記処理液は貴金属微粒子と、有機チタン
化合物と、有機シリコン化合物と、有機銀化合物と、そ
の他有機金属化合物と、樹脂とを有機溶剤に良く攪拌し
て分散、あるいは溶解しペースト状に得ることができ
る。
【0024】このように作製されたペースト状の処理液
は、すりガラス上にスクリーン印刷される。この印刷手
順は水平に置かれたスクリーン(例えば、ポリエステル
平織物、255メッシュ)の下に、数ミリメートルの間
隔をもたせて印刷基板(すりガラス)を設置する。この
スクリーンの上に上記処理液をのせた後、スキージーを
用いてスクリーン全面に処理液を広げる。この時には、
スクリーンと印刷基板とは間隔を有している。続いて、
スクリーンが印刷基板に接触する程度にスキージーでス
クリーンを押さえ付けて移動させる。これで一回の印刷
が終了し、以後これを繰り返す。
【0025】その後、印刷基板を100〜200°Cの
大気中に10分間放置して有機溶剤を除去して乾燥、あ
るいは密閉容器中で脱気しながら乾燥した後、300〜
800°Cで数分間熱処理して焼成する。
【0026】すりガラス上に着色膜を作製する方法とし
ては、上記スクリーン印刷以外にスプレー、ディップ、
ロールコ−ト、フローコート、スピンコート、フレクソ
印刷、グラビア印刷を使用することができる。
【0027】本発明により得られた装飾すりガラスの着
色膜の厚みは10〜1000nmが好ましい。10nm
未満の場合、濃い着色が得られなくなり、また耐薬品性
が低下する。1000nmを越えると、すりガラスの凹
凸を埋め、すりガラスの風合いを損ねてしまう。
【0028】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例により更に詳
細に説明する。尚、処理液の特性と着色膜の評価方法
は、以下の通りである。
【0029】1.光学特性 濁度計を使用して装飾すりガラスの光散乱の程度(ヘー
ズ率、透過率)を測定した。また、色差計により装飾す
りガラスの透過色調(Lab)を測定した。
【0030】2.耐沸騰水性 着色膜を沸騰水中に4時間浸漬する前後の透過色調変化
(△E)を色差計により、△E=(L2 +a2 +b2
1/2 の式から算出した。
【0031】3.耐酸性 試料を3%のH2 SO4 水溶液に24時間浸積し、浸積
する前後の色調差△Eを色差計により、△Eで表示し
た。
【0032】4.耐塩基性 試料を3%の水酸化ナトリウム水溶液に24時間浸積
し、浸積する前後の色調差を△Eで表示した。
【0033】5.着色膜膜厚 触針式膜厚計を使用し、すりガラス表面に形成された着
色膜の膜厚を測定した。
【0034】この処理液および有機系塗料を前述のスク
リーン印刷によってすりガラス表面に印刷し、これを1
50°Cにて5分間乾燥した。比較例はこの段階で試料
とし、実施例はさらに炉中で700°C、5分間焼成し
て試料を得た。得られた着色すりガラスの特性を表1に
示した。
【0035】実施例1〜2、比較例1〜3 実施例として、表1に示す貴金属微粒子、有機金属化合
物、樹脂、有機溶剤からなる添加剤を配合し、配合物を
50°Cで60分間攪拌混合して着色用処理液を得た。
尚、ここで使用する貴金属微粒子は、金微粒子を予めテ
レピネオール中に分散したものである。比較例として、
表2に示すエポキシ樹脂、無機顔料、有機溶媒からなる
添加剤を配合し、インクロールで混練した有機系塗料を
得た。
【0036】
【表1】
【0037】実施例1と実施例2では、比較例3の無着
色のすりガラスと比較して、光散乱具合(ヘーズ率)を
ほとんど変えることなく、着色することができた。ま
た、耐沸騰水試験、耐酸試験、耐塩基試験後も、色調が
変化していない。一方、比較例1では、着色膜厚が2μ
mと大きいため、すりガラスの凹凸が埋まってしまい、
光の散乱度合いが小さくなり(透明になり)、すりガラ
スの風合いを損ねている。比較例2では、着色膜の膜厚
を、0.25μmと小さくしたため、すりガラスの風合
いは保てたが、耐沸騰水性、耐酸性、耐塩基性のいずれ
もが悪い結果となった。
【発明の効果】以上のように本願請求項記載の発明で
は、すりガラスの風合いを損ねることなく種々の色調に
着色され、さらに優れた耐久性を有する装飾すりガラス
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B44F 1/14 B44F 1/14 // C09D 1/00 C09D 1/00 Fターム(参考) 4D075 BB28Z BB92Z BB93Z CB02 CB36 DA06 DB13 EA02 EA07 EB07 EB37 EC08 EC10 EC30 4G059 AA01 AC08 DA01 DA02 DA03 DB09 4J038 AA011 BA041 BA081 CC021 DA011 DD071 DF021 DH011 DH021 GA09 GA10 GA13 HA061 HA066 JC32 JC34 JC35 JC38 KA06 KA20 PA19 PC03 4K017 AA02 BA02 CA07 DA07 EG01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Au、Ag、Pd、Ptから選ばれた1
    種、あるいは2種以上の金属微粒子、有機金属化合物、
    バインダー樹脂、及び有機溶剤を混合した処理液を、す
    りガラス表面に塗布し、400〜800℃で焼成して着
    色層を形成したことを特徴とする装飾すりガラス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の着色層の厚みが、10
    〜1000nmである装飾すりガラス
JP11042661A 1999-02-22 1999-02-22 装飾すりガラス Pending JP2000239043A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338305A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Shiro Hayashi 装飾型板ガラスおよびその製造方法
KR101061509B1 (ko) * 2009-10-06 2011-09-01 신동훈 불투명유리에 입체감을 주기 위한 인쇄방법 및 이에 의해 제조된 인쇄물
KR101178113B1 (ko) * 2010-05-11 2012-08-30 신동훈 3d 난반사 형성 유리인쇄방법
JP2012245738A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Kenzan:Kk 貴金属被覆岩石の製造方法

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