JP2000238903A - 物品の貯蔵集品システム - Google Patents

物品の貯蔵集品システム

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JP2000238903A
JP2000238903A JP11042449A JP4244999A JP2000238903A JP 2000238903 A JP2000238903 A JP 2000238903A JP 11042449 A JP11042449 A JP 11042449A JP 4244999 A JP4244999 A JP 4244999A JP 2000238903 A JP2000238903 A JP 2000238903A
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Teru Muraya
輝 村矢
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棚装置の物品を冷却の雰囲気下でストレージ
できる物品の貯蔵集品システムを提供する。 【解決手段】 物品1a〜1n,2a〜2nの冷蔵また
は冷凍を行う貯蔵室3,6に隣接して補充室10を形成
し、補充室10に隣接して集品棚室20を区画形成し
た。集品棚室20に冷却手段35と棚装置40を設け
た。棚装置40は、滑動式の物品受け部42A〜42C
の上位側を貯蔵室3,6側に位置させて、貯蔵室3,6
側からの物品1a〜1n,2a〜2nを補充可能に形成
し、物品受け部42A〜42Cの下位側から集品棚室2
0外に物品1a〜1n,2a〜2nを取り出し可能に構
成した。貯蔵室3,6側からの物品1a〜1n,2a〜
2nを補充室10から棚装置40に補充してストレージ
したとき、冷却手段35からの冷気によりストレージ中
の物品1a〜1n,2a〜2nを冷却できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば生協など
で販売される食品などの貯蔵を行い、そして購入者(消
費者)側のオーダに基づいて食品などの集品、出荷を行
うに採用される物品の貯蔵集品システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品の貯蔵集品システム
としては、たとえば、食品の冷蔵または冷凍を行う貯蔵
室が設けられ、この貯蔵室における出入口の外側に補充
室が区画形成され、そして補充室の外側に形成された集
品室に集品棚装置が設けられた構成が提供されている。
【0003】ここで集品棚装置は、その物品受け部が上
下複数段にかつ滑動式に形成され、これら物品受け部の
上位側を補充室側に位置させて配設することで、補充室
側から補充された食品が下位側へ滑動されてストレージ
され、そしてストレージされている食品群のうち下位側
から取り出し可能とされている。なお、各室の温度は、
たとえば冷蔵室がほぼ0℃、冷凍室がほぼ−25℃、補
充室が0〜5℃、集品室はほぼ18℃に管理されてい
る。
【0004】このような従来構成によると、たとえば始
業時には、出荷データに基づいて冷蔵室から補充室に冷
蔵食品が取り出され、また冷凍室から補充室に冷蔵食品
が取り出される。そして補充室に取り出されたそれぞれ
複数種の冷蔵食品または冷凍食品は、複数台の集品棚装
置に振分けて、または一台の集品棚装置における複数の
物品受け部に振分けて、種類別に補充される。この補充
された食品は物品受け部上で下位側に滑動され、集品室
内でストレージされた状態になる。このようにしてスト
レージされている食品群は、出荷データに基づいてオー
ダピッキングされたのち出荷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成においては、集品室内でストレージされた状態にあ
る食品のうち、一部の荷動きの少ない(出荷量の少な
い)種類の食品は長時間に亘ってストレージ状態にあ
り、このとき集品室はほぼ18℃に管理されていること
から、冷蔵食品や冷凍食品の品質低下、特に冷凍食品の
品質低下を招く恐れがある。このような品質低下を防止
するために、物品受け部を短くし、ストレージ数を少な
くする形式が考えられるが、これによると物品受け部へ
の補充回数が増えることになり、たとえば0〜5℃の低
温の補充室での辛い作業時間が増加されることになる。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、棚装置の物品を冷却の雰囲気下でストレージし得る
物品の貯蔵集品システムを提供することを目的としたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の物品の貯蔵集品
システムは、物品の冷蔵または冷凍を行う貯蔵室に隣接
して補充室が形成されるとともに、この補充室に隣接し
て集品棚室が区画形成され、この集品棚室には冷却手段
と棚装置が設けられ、棚装置はその物品受け部が滑動式
に形成され、この物品受け部の上位側を補充室側に位置
させて、貯蔵室から補充室に取り出した物品を、この補
充室から棚装置に補充可能に形成するとともに、物品受
け部の下位側から集品棚室外に物品を取り出し可能に構
成したことを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、貯蔵
室の物品を、補充室から目的とする棚装置の物品受け部
に補充し得る。このように物品を棚装置に補充してスト
レージしたとき、この棚装置が集品棚室に位置している
ことで、冷却手段からの冷気によりストレージ中の物品
を冷却し得、そして冷却状態において物品受け部の下位
側から集品棚室外に物品を取り出し得る。
【0009】また本発明の請求項2記載の物品の貯蔵集
品システムは、上記した請求項1記載の構成において、
棚装置は、滑動式の物品受け部が上下複数段に形成され
るとともに、その中間部分に集品棚室を上下で分割する
断熱体が設けられ、集品棚室の分割された一方の室部分
に冷却手段が設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0010】したがって請求項2の発明によると、冷却
手段により直接に冷却し得る一方の室部分の物品受け部
と、残りの室部分の物品受け部とを使い分けて、種々な
物品のストレージを行える。そして本発明の請求項3記
載の物品の貯蔵集品システムは、上記した請求項2記載
の構成において、貯蔵室は、冷蔵室と冷凍室の両方から
なり、これら冷蔵室と冷凍室に共通の補充室が隣接して
形成され、棚装置には、上下で分割された物品受け部群
の両方を使用して、冷蔵物品と冷凍物品とのいずれか一
方のみを補充可能であることを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、上下
の物品受け部の両方に、冷蔵物品または冷凍物品のスト
レージを行って、一方のみの集品に対応し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一の実施の形
態を、図1〜図5に基づいて説明する。図1において、
冷蔵食品(物品の一例)1a〜1nの冷蔵保管を行う冷
蔵室(貯蔵室の一例)3と、冷凍食品(物品の一例)2
a〜2nの冷凍保管を行う冷凍室(貯蔵室の一例)6と
が、それぞれ構造物4,7によって区画形成されるとと
もに、その開閉自在な出入口5,8を同じ方向として併
設されている。ここで冷蔵室3はほぼ0℃に温度管理さ
れ、また冷凍室6はほぼ−25℃に温度管理されてい
る。
【0013】前記冷蔵室3や冷凍室6に隣接して、すな
わち出入口5,8の外側には補充室10が構造物11に
よって区画形成され、ここで補充室10は0〜5℃に温
度管理されている。前記冷蔵室3や冷凍室6に隣接し
て、すなわち冷蔵室3や冷凍室6との間に前記補充室1
0が形成された状態で、出入口5,8の外方には集品棚
室20が構造物21によって区画形成されている。ここ
で集品棚室20は、左右方向(冷蔵室3と冷凍室6との
併設方向)において6個(単数個または複数個)が併設
されている。
【0014】そして、前記集品棚室20群の外側には集
品室12が構造物13によって区画形成され、この集品
室12はほぼ18℃に温度管理されている。さらに集品
室12内には、前記集品棚室20群に間隔を置いて対向
される状態でコンベヤ15が配設され、このコンベヤ1
5はタクト運転形式であって、ピッキング用のケース1
6の搬送を行うように構成されている。
【0015】図2〜図5において、前記集品棚室20を
区画形成する構造物21は、集品室12側に位置される
前壁体21Aと、補充室10側に位置される後壁体21
Bと、左右の側壁体21Cと、天井壁体21Dなどによ
り形成されている。そして上下方向の中間部分には横向
き断熱体22が設けられ、以て集品棚室20は上位室部
20Aと下位室部20Bとに分割されている。さらに上
位室部20Aにおける前後方向の中間部分には縦向き断
熱体23が設けられ、ここで縦向き断熱体23の高さは
短くされて、その下端と横向き断熱体22との間に中間
連通部24が形成される。
【0016】前壁体21Aには、上下方向における下半
分、すなわち横向き断熱体22の下方に下位ピッキング
口25が開放状に形成され、そして上半分、すなわち横
向き断熱体22の上方には、開放部26と上位ピッキン
グ口27とが開放状に形成されている。なお開放部26
は点検用であって、蝶番28などを介して左右方向に開
閉動自在な点検扉29が設けられている。
【0017】また後壁体21Bには、上下方向における
下半分、すなわち横向き断熱体22の下方に中間位補充
口30と下位補充口31とが開放状に形成され、そして
上半分、すなわち横向き断熱体22の上方には上位補充
口32が開放状に形成されている。なお上位補充口32
には、蝶番33などを介して上方に開動自在な扉体34
が設けられている。
【0018】前記集品棚室20には、冷却手段35と棚
装置40が設けられる。すなわち冷却手段35は、上位
室部20A内で後壁体21Bと縦向き断熱体23との間
において天井壁体21Dの下面に固定されている。な
お、前壁体21Aと縦向き断熱体23との間において、
この縦向き断熱体23の前面側には冷気をかき混ぜるた
めのファン手段36が設けられている。なお、集品棚室
20に換気装置を設けて、この集品棚室20内の冷気を
換気して昇温させてもよい。
【0019】前記棚装置40は、枠組本体41と、この
枠組本体41側に上下3段(上下複数段)に組み込んだ
物品受け部42A,42B,42Cなどにより構成され
る。ここで各物品受け部42A〜42Cは、枠組本体4
1に傾斜して取り付けられる受け枠43と、この受け枠
43上に配置、配列された遊転ローラ44群と、受け枠
43の下位端部分に設けられたストッパー45などによ
り、滑動式に形成されている。
【0020】そして棚装置40は、その物品受け部42
A〜42Cの上位側を補充室10側に位置させて配設さ
れている。その際に物品受け部42A〜42Cの上位端
が、前記上位補充口32、中間位補充口30、下位補充
口31の下部部分に対向され、また物品受け部42A〜
42Cの下位端が、前記下位ピッキング口25、上位ピ
ッキング口27の中間部分や下部部分に対向されるよう
に構成されている。そして前記横向き断熱体22は、棚
装置40における最上段の物品受け部42Aの下面近く
に位置されるように設けられている。
【0021】したがって、冷蔵室3から補充室10に取
り出した冷蔵食品1a〜1nや、冷凍室6から補充室1
0に取り出した冷凍食品2a〜2nを、この補充室10
から棚装置40の物品受け部42A〜42Cに補充可能
に構成される。さらに物品受け部42A〜42Cの下位
側から集品棚室20の外に、冷蔵食品1a〜1nや冷凍
食品2a〜2nを取り出し可能に構成される。
【0022】なお、中間連通部24、上位ピッキング口
27、各補充口30,31,32の部分には、それぞれ
サンプレンシート38が設けられている。そして下位室
部20Bの中間には、必要に応じてサンプレンシート3
8が設けられる。また補充室10の部分には、たとえば
手押し形式の台車47群が準備されている。以下に、上
記した第一の実施の形態における作用を説明する。
【0023】たとえば始業時には、出荷データに基づい
て、冷蔵室3から補充室10に冷蔵食品1a〜1nが取
り出され、または冷凍室6から補充室10に冷凍食品2
a〜2nが取り出される。その際に取り出しは、補充室
10の台車47群を、出入口5,8を通して冷蔵室3や
冷凍室6に入れ、そして出荷データに基づいて冷蔵食品
1a〜1nや冷凍食品2a〜2nを台車47群に積み込
んだのち、この台車47群を補充室10に出すことで、
容易にかつ正確に行える。
【0024】このようにして補充室10に取り出された
それぞれ複数種の冷蔵食品1a〜1nまたは冷凍食品2
a〜2nは、複数台の棚装置40に振分けて、または一
台の棚装置40における複数の物品受け部42A〜42
Cに振分けて、食品の種類別に補充される。すなわち、
補充室10に取り出された冷蔵食品1a〜1nや冷凍食
品2a〜2nは、台車47の手押し走行によって目的と
する集品棚室20の後方へ搬送され、そして出荷データ
に基づいて物品受け部42A〜42C上に振分けて補充
される。
【0025】その際に、最上段の物品受け部42Aに対
する補充は、扉体34を上方へ開動させることで開放さ
れた上位補充口32を通して行われ、そして補充後に扉
体34は閉動される。なお、扉体34を上方へ開動させ
ることで作業性を向上し得る。また他段の物品受け部4
2B,42Cに対する補充は、サンプレンシート38を
掻き分けるながら中間位補充口30や下位補充口31を
通して行われる。
【0026】このようにして物品受け部42A〜42C
上に補充された冷蔵食品1a〜1nまたは冷凍食品2a
〜2nは、遊転ローラ44群の遊転により下位側に滑動
される。そしてストッパー45に当接されることで、ま
たは先行して停止されている冷蔵食品1a〜1nまたは
冷凍食品2a〜2nに当接されることで、順次ストレー
ジされた状態になる。
【0027】このようにして棚装置40側にストレージ
されている冷蔵食品1a〜1nまたは冷凍食品2a〜2
nは、出荷データに基づいて下位側からオーダピッキン
グされ、たとえば購入者側へと出荷される。すなわち、
各集品棚室20にそれぞれ対応している作業者Hが、出
荷データに基づいて物品を下位側からオーダピッキング
したのち、コンベヤ15上のケース16に入れる。その
際にケース16は、コンベヤ15によりタクト搬送さ
れ、その停止点において、適宜にオーダピッキングした
物品が入れられる。そして所定の物品が入れられたケー
ス16が、たとえば購入者側へと出荷される。
【0028】なおオーダピッキングに応じて、ストレー
ジされている冷蔵食品1a〜1nまたは冷凍食品2a〜
2nは順次、下位側に滑動される。その際に、ストレー
ジ量の少なくなった物品受け部42A〜42Cに対して
は、出荷データに基づいて、冷蔵食品1a〜1nまたは
冷凍食品2a〜2nが途切れることなく補充される。上
述したようにして、棚装置40を利用したオーダピッキ
ングが行えるのであるが、その際に棚装置40が集品棚
室20に配設されていることで、ストレージされている
冷蔵食品1a〜1nまたは冷凍食品2a〜2nは冷却作
用を受けることになる。
【0029】すなわち、上位室部20Aにおける冷却手
段35を設置した室部が、この冷却手段35からの冷気
によってたとえば−20℃に冷却される。その際に、上
位補充口32が扉体34により閉じられていることで、
冷気は補充室10側に逃げず、サンプレシート38の隙
間を通って少しの冷気が、上位室部20Aにおけるファ
ン手段36を設置した室部へ流出されるのみとなる。
【0030】そして、この室部においては、ファン手段
36による掻き混ぜによって、集品室12がたとえば1
5℃であるにも拘わらず、たとえば5℃の状態が維持さ
れることになる。また下位冷却室部20Bは集品室12
に開放されていることから、たとえば15℃の状態にあ
る。したがって、たとえば1台の棚装置40において冷
凍食品2a〜2nのみを取り扱うときには、荷動きの多
い(出荷量の多い)種類の冷凍食品2a〜2nは下位室
部20Bに位置されている物品受け部42B、42Cを
利用し、そして一部の荷動きの少ない(出荷量の少な
い)種類の冷凍食品2a〜2nは上位室部20Aに位置
されている物品受け部42Aを利用すればよい。これに
より、荷動きの少ない冷凍食品2a〜2nは、長時間に
亘ってストレージ状態にあったとしても、−20℃(出
荷直前では5℃)の雰囲気下で冷却されていることか
ら、品質低下を招く恐れはない。
【0031】このように品質低下を防止し得るため、物
品受け部42A〜42Cを長くし、ストレージ数を多く
した形式が可能となり、これにより物品受け部42A〜
42Cへの補充回数を減少して、低温の補充室10での
作業時間を低減し得る。また、たとえば1台の棚装置4
0において冷蔵食品1a〜1nのみを取り扱うときにも
同様であって、荷動きの多い種類の冷蔵食品1a〜1n
は下位室部20Bに位置されている物品受け部42B、
42Cを利用し、そして一部の荷動きの少ない種類の冷
蔵食品1a〜1nは上位室部20Aに位置されている物
品受け部42Aを利用すればよい。なお、冷蔵食品1a
〜1nのみを取り扱うときには、上位室部20Aはたと
えば0℃の雰囲気下で冷却するように温度制御してもよ
い。
【0032】また、たとえば1台の棚装置40におい
て、冷蔵食品1a〜1nと冷凍食品2a〜2nとの両方
を取り扱うときには、冷蔵食品1a〜1nは下位室部2
0Bに位置されている物品受け部42B、42Cを利用
し、そして冷凍食品2a〜2nは上位室部20Aに位置
されている物品受け部42Aを利用すればよい。上述で
は1台の棚装置40において種々な取り扱い状態を示し
たが、たとえば図1に示されるように、6個の集品棚室
20、すなわち6個の棚装置40を併設したときには、
これら棚装置40群を種々な取り扱い状態として全体作
業を組立て得る。なお棚装置40は、たとえば20個位
が併設して使用される。
【0033】また、たとえば1台の棚装置40におい
て、全ての物品受け部42A〜42Cを利用して午前中
に冷凍食品2a〜2nを取り扱い、そして午後に冷蔵食
品1a〜1nを取り扱うなど、時間単位で取り扱う物品
を変える作業も可能である。次に、本発明の第二の実施
の形態を、図6〜図9に基づいて説明する。すなわち集
品棚室50は、縦向き断熱体51によって前位室部50
Aと後位室部50Bとに前後で分割されている。そして
前位室部50Aと後位室部50Bとに亘って棚装置40
が配設されるとともに、前位室部50Aがたとえば5℃
に、後位室部50Bがたとえば−20℃に、それぞれ温
度管理されている。
【0034】ピッキング口は各段の物品受け部42A〜
42Cに対応して、上位ピッキング口52と中間位ピッ
キング口53と下位ピッキング口54とが形成されてい
る。また補充口55は、全段の物品受け部42A〜42
Cに対応する高さに形成されるとともに、開閉自在な扉
体56が設けられ、その際に補充時における冷気の流出
をできるだけ少なくするために、補充口55は、左右方
向で三箇所(一箇所または複数箇所)に分割して形成さ
れている。
【0035】この第二の実施の形態によると、たとえば
棚装置40に対して冷蔵食品1a〜1nのみをストレー
ジさせるときには、前位室部50Aがたとえば5℃に、
後位室部50Bがたとえば0℃に、それぞれ温度管理さ
れる。また棚装置40に対して冷凍食品2a〜2nのみ
をストレージさせるときには、前位室部50Aがたとえ
ば5℃に、後位室部50Bがたとえば−20℃に、それ
ぞれ温度管理される。さらに棚装置40に対して、冷蔵
食品1a〜1nと冷凍食品2a〜2nとの両方をストレ
ージさせるときには、後位室部50Bは好適な冷却温度
に管理される。
【0036】次に、物品保管設備の種々な組み合せを示
す本発明の第三の実施の形態を、図10に基づいて説明
する。すなわち、図10の(a)は、冷蔵室3と補充室
10と集品棚室20との組み合せからなる物品保管設備
を示している。図10の(b)は、冷凍室6と補充室1
0と集品棚室20との組み合せからなる物品保管設備を
示している。図10の(c)は、併設された冷蔵室3と
冷凍室6に対して、集品棚室20を直接に組み合せた物
品保管設備を示している。図10の(d)は、冷蔵室3
に対して集品棚室20を直接に組み合せた物品保管設備
を示している。図10の(e)は、冷凍室6に対して集
品棚室20を直接に組み合せた物品保管設備を示してい
る。
【0037】なお、図10の(c)、(d)、(e)の
形式においては、冷蔵室3や冷凍室6における集品棚室
20に隣接した室部分が、壁による仕切りはないが、た
とえば移載用ロボットなどを装備した補充室に形成され
る。
【0038】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、貯
蔵室の物品を、補充室から目的とする棚装置の物品受け
部に補充でき、多品種多量の物品を効率良く正確に補充
できる。このように物品を棚装置に補充してストレージ
したとき、この棚装置が集品棚室に位置していること
で、冷却手段からの冷気によりストレージ中の物品を冷
却でき、そして冷却状態において物品受け部の下位側か
ら集品棚室外に物品を取り出すことができる。
【0039】これにより、荷動きの少ない物品で長時間
に亘ってストレージ状態にあったとしても、冷却の雰囲
気下でストレージできて、品質低下、特に冷凍品の品質
低下を招く恐れはない。さらに、品質低下を防止できる
ため、物品受け部を長くしてストレージ数を多くした形
式が可能となり、これにより物品受け部への補充回数を
減少して、低温の補充室での作業時間を低減できる。
【0040】また上記した本発明の請求項2によると、
冷却手段により直接に冷却できる一方の室部分の物品受
け部と、残りの室部分の物品受け部とを使い分けて、種
々な物品のストレージを、効率良くかつ正確に行うこと
ができる。そして上記した本発明の請求項3によると、
上下の物品受け部の両方に、冷蔵物品または冷凍物品の
ストレージを行って、一方のみの集品に対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示し、物品の貯蔵
集品システムの一部切り欠き平面図である。
【図2】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の縦断側面図である。
【図3】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の横断平面図である。
【図4】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の正面図である。
【図5】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の背面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示し、物品の貯蔵
集品システムにおける集品棚室部分の縦断側面図であ
る。
【図7】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の横断平面図である。
【図8】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の一部切り欠き正面図である。
【図9】同物品の貯蔵集品システムにおける集品棚室部
分の背面図である。
【図10】本発明の第三の実施の形態を示し、物品の貯
蔵集品システムの種々な組み合せを説明する概略平面図
である。
【符号の説明】
1a〜1n 冷蔵食品(物品) 2a〜2n 冷凍食品(物品) 3 冷蔵室(貯蔵室) 5 出入口 6 冷凍室(貯蔵室) 8 出入口 10 補充室 12 集品室 20 集品棚室 20A 上位室部 20B 下位室部 21 構造物 22 横向き断熱体 23 縦向き断熱体 25 下位ピッキング口 27 上位ピッキング口 30 中間位補充口 31 下位補充口 32 上位補充口 35 冷却手段 36 ファン手段 38 サンプレンシート 40 棚装置 42A 物品受け部 42B 物品受け部 42C 物品受け部 47 台車 50 集品棚室 50A 前位室部 50B 後位室部 52 上位ピッキング口 53 中間位ピッキング口 54 下位ピッキング口 55 補充口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の冷蔵または冷凍を行う貯蔵室に隣
    接して補充室が形成されるとともに、この補充室に隣接
    して集品棚室が区画形成され、この集品棚室には冷却手
    段と棚装置が設けられ、棚装置はその物品受け部が滑動
    式に形成され、この物品受け部の上位側を補充室側に位
    置させて、貯蔵室から補充室に取り出した物品を、この
    補充室から棚装置に補充可能に形成するとともに、物品
    受け部の下位側から集品棚室外に物品を取り出し可能に
    構成したことを特徴とする物品の貯蔵集品システム。
  2. 【請求項2】 棚装置は、滑動式の物品受け部が上下複
    数段に形成されるとともに、その中間部分に集品棚室を
    上下で分割する断熱体が設けられ、集品棚室の分割され
    た一方の室部分に冷却手段が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の物品の貯蔵集品システム。
  3. 【請求項3】 貯蔵室は、冷蔵室と冷凍室の両方からな
    り、これら冷蔵室と冷凍室に共通の補充室が隣接して形
    成され、棚装置には、上下で分割された物品受け部群の
    両方を使用して、冷蔵物品と冷凍物品とのいずれか一方
    のみを補充可能であることを特徴とする請求項2記載の
    物品の貯蔵集品システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179474A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Okura Yusoki Co Ltd 物品搬送装置およびピッキング設備
JP2009085543A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ショーケースおよび配送システム
JP2010127558A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷凍冷蔵倉庫
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CN106196806A (zh) * 2015-11-30 2016-12-07 青岛海尔特种电冰柜有限公司 冷柜

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