JP2000237263A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

Info

Publication number
JP2000237263A
JP2000237263A JP11046049A JP4604999A JP2000237263A JP 2000237263 A JP2000237263 A JP 2000237263A JP 11046049 A JP11046049 A JP 11046049A JP 4604999 A JP4604999 A JP 4604999A JP 2000237263 A JP2000237263 A JP 2000237263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
screw shaft
nut
support plate
screw cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11046049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4082819B2 (ja
Inventor
Yoshiya Furuya
義也 古家
Yuji Fujiwara
祐児 藤原
Takashi Nakamura
尚 中村
Yuji Suga
祐司 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP04604999A priority Critical patent/JP4082819B2/ja
Publication of JP2000237263A publication Critical patent/JP2000237263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4082819B2 publication Critical patent/JP4082819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 もみ玉駆動ユニッを昇降駆動用ネジ軸上のナ
ットに容易に取付ける。 【解決する手段】 矩形フレーム21内にネジ推力により
昇降可能に配備されたもみ玉駆動ユニット6は、昇降駆
動用ネジ軸26に螺合したナット4に、該ユニット6から
ネジ軸26に直交して突設した支え板32の下面が載り、締
付け部材49によってナット4と支え板32とを固定してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、背凭れ部に配備された
回転ネジ軸によるネジ推力により、ガイドレールに沿わ
せてもみ玉駆動ユニットを昇降させるマッサージ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の斯種マッサージ機の背凭れ部内の
メカニズムは、図8に示す如く、シャーシ(3)にもみ玉
駆動装置(69)を搭載したもみ玉駆動ユニット(6)を、そ
の両端に突設したローラ(5)を一対のガイドレール(22)
(22)に係合し、該レールと平行なネジ軸(26)に螺合した
ナットユニット(7)をもみ玉駆動ユニット(6)にネジ止
めして構成されている。ネジ軸(26)を回転させると、ネ
ジ推力でもみ玉駆動ユニット(6)が上昇或いは下降す
る。又、もみ玉(62)を具えた一対のレバー(61)がもみ玉
駆動装置(69)によって叩き動作或いは揉み動作を行う。
もみ玉駆動装置(69)は、シャーシ(3)の略中央にギアボ
ックス(60)を設け、該ボックスに内蔵したギヤ列(図示
せず)に、ギアボックス(60)の両端に位置するレバー(6
1)(61)を連繋し、ギアボックス(60)の側方に設けた1基
のモータ(68)によって、ギア列を作動させてレバー(61)
の叩き動作ともみ動作を行う。
【0003】上記ナットユニット(7)は、図9に示す如
く、角ナット(70)に2つ割のゴムキャップ(71)(71)を被
せ、該キャップの上下面に潤滑油を染み込ませたフェル
ト板(72)(72)を当て、これらを金属製のケーシング(73)
に収容している。シャーシ(3)の両端に突設したローラ
(5)は、図10に示す如く、シャーシ(3)端部の屈曲片
(37)を貫通したローラ軸(56)に回転可能に嵌まり、コイ
ルバネ(58)によって外向きに付勢されており、断面コ字
状のガイドレール(22)の底面にローラ(5)の外端面中央
の***部(55)が当たっている。これによって、もみ玉駆
動ユニット(6)の左右方向の動きを緩和している。
【0004】
【解決しようとする課題】上記マッサージ機の組立手順
は、予めネジ軸(26)にナットユニット(7)を螺合してお
き、もみ玉駆動ユニット(6)を両端のローラ(5)(5)を
ガイドレール(22)の上端から嵌めて下降させ、ナットユ
ニット(7)のケーシング(73)に突設した取付片(74)の孔
(75)と、もみ玉駆動ユニット(6)の取付け孔(図示せず)
を一致させて、ボルト(76)にて固定する。上記ボルト(7
6)の締付け作業において、もみ玉駆動ユニット(6)を支
えておく必要があるが、もみ玉駆動ユニット(6)は、も
み玉駆動装置(69)やモータ(68)によって重量が嵩み、一
方の手でもみ玉駆動ユニット(6)を支え、他方の手でボ
ルト締めを行うことは難しく、複数の作業者を必要とす
る。
【0005】又、マッサージ機の背凭れ部の厚が大きく
なることを抑えるには、図9に示す如く、もみ玉駆動ユ
ニット(6)の略中央部にギアボックス(60)を配備した場
合、ネジ軸(26)は、ギアボックス(60)に対してモータ(6
8)の反対側に設けざるを得ない。この場合、ネジ軸(26)
に対して偏荷重が作用し、ネジ軸(26)とナットユニット
(7)に対する負荷が大きくなり、ネジ軸回転駆動用のモ
ータ(図示せず)はトルクの大きなものが必要となる上、
もみ玉駆動ユニット(6)の昇降の円滑性を欠く問題が生
じる。
【0006】更に、ローラ(5)をコイルバネ(58)にて外
側に付勢し、該ローラ(5)をガイドレール(22)の底面に
当てて、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の動きを抑えよ
うとしても、叩き動作では、左右のもみ玉(62)(62)が被
験者の背中を交互に叩くため、もみ玉駆動ユニット(6)
を左右に揺らす力が働き、この力がバネ力よりも大きく
なると、もみ玉駆動ユニット(6)が左右に揺れて異音が
発生する。又、もみ玉駆動ユニット(6)が左右に揺れる
ことにより、被験者に対するもみ玉の力が半減されマッ
サージ効果が減小する。又、バネ力によってローラ(5)
の***部(55)がガイドレール(22)の底面に押圧されてい
るため、接触部分が摩耗して、左右のガタツキが大きく
なる問題があった。本発明は、上記問題を解決できるマ
ッサージ機を明らかにするものである。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明のマッサージ機は、背凭
れ部(2)に配備されたネジ軸(26)の回転によって生じる
ネジ推力により、ガイドレール(22)に沿わせてもみ玉駆
動ユニット(6)を昇降させるマッサージ機において、も
み玉駆動ユニット(6)は、シャーシ(3)上にもみ玉駆動
装置(69)及び該駆動装置に連繋されたもみ玉(62)を具
え、シャーシ(3)は、もみ玉駆動装置(69)の取付板(31)
からネジ軸(26)に直交して支え板(32)を突設して形成さ
れ、該支え板(32)に開設した切欠(33)にネジ軸(26)が貫
通し、該ネジ軸(26)に螺合したナット(4)の該ネジ軸(2
6)と直交する受け面(26a)を支え板(32)の下面に直接に
或いは間接的に当て、ナット(4)と締付け部材(49)とに
よって支え板(32)を挟んでナット(4)を支え板(32)に固
定している。
【0008】上記マッサージ機において、ネジ軸(26)
を、該ネジ軸(26)を中心にもみ玉駆動ユニット(6)の左
右の重量がほぼバランスする位置に配備できる。
【0009】上記マッサージ機において、もみ玉駆動ユ
ニット(6)の左右両端に、断面コ状のガイドレール(22)
内を転動するローラ(5)を突設し、該弾性スリーブ(57)
でローラ(5)を外側に付勢し、ローラの端面中央の***
部(55)をガイドレール(22)の底面に当てることができ
る。この場合、ローラ(5)には弾性スリーブ(57)の端面
が食い込み気味に当接する凸部(53a)を形成しておく。
【0010】
【作用及び効果】もみ玉駆動ユニット(6)とネジ軸(26)
上のナット(4)の固定は、ナット(4)をシャーシ(3)の
支え板(32)の下面に当て、締付け部材(49)によって、シ
ャーシ(3)とナット(4)を固定するものであるから、も
み玉駆動ユニット(6)をフレーム(21)に組み込むに際
し、予めネジ軸(26)にナット(4)を螺合しておき、もみ
玉駆動ユニット(6)を両端のローラ(5)(5)をガイドレ
ール(22)の上端から嵌めて下降させ、もみ玉駆動ユニッ
ト(6)のシャーシ(3)の支え板(32)をナット(4)に載
せ、締付け部材(49)によってナット(4)との間に支え板
(32)を挟んで締め付けることができる。これにより、ナ
ットは回止めがなされ、ネジ軸(26)の回転によりナット
(4)に対してネジ推力が作用し、ナット(4)ともみ玉駆
動ユニット(6)は一体に上昇或いは下降する。
【0011】上記の如く、ナット(4)と締付け部材(49)
によるシャーシ(3)の支え板(32)の締め付け固定は、支
え板(32)即ち、重量の嵩むもみ玉駆動ユニット(6)をネ
ジ軸(26)上のナット(4)に載せて行うことができ、作業
者はもみ玉駆動ユニット(6)を支える必要はないので一
人の作業者で行うことができ、組立作業能率が大幅に向
上する。
【0012】又、ネジ軸(26)を中心としてもみ玉駆動ユ
ニット(6)の左右の重量をほぼバランスさせることによ
り、ネジ軸(26)に偏荷重を作用させることを可及的に抑
えることができ、小さい力でネジ軸(26)を回転させても
み玉駆動ユニット(6)を円滑に昇降させることができ
る。
【0013】又、ローラ(5)を、該ローラの凸部(53a)
に食い込ませ気味に弾性スリーブ(57)を当てて外向きに
付勢しているため、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の振
れを効果的に抑えることができ、ローラ(5)端面の***
部(55)の摩耗も殆どない。これは、弾性スリーブ(57)
は、軸方向に一定寸法以上に変形すると急激に反発力が
増すので、軸方向、即ち、もみ玉駆動ユニット(6)の左
右方向の揺れを抑える効果が従来のコイルバネよりも大
であるからであり、又、ガタツキ音の発生もなく、マッ
サージ効果が低下することを防止できる。
【0014】更に、弾性スリーブ(57)のローラ(5)に対
する外向きの付勢力は、スリーブ(57)の変形分、即ち、
スリーブ(57)の端面がローラの凸部(53a)に僅か食い込
んだ分だけであるから、スリーブ(57)の端面全体を変形
させることに較ベて付勢力を小さくできる。このため、
ローラ(5)をガイドレール(22)に嵌め込んだ状態におい
て、ローラ(5)をガイドレール(22)底面に付勢する力を
必要最小限にすることができる。これによって、ローラ
(5)の***部(55)とガイドレール(22)との接触部に過剰
圧力が掛かって、ローラ(5)端面の***部(55)が摩耗す
ることを防止できるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、背凭れ部(2)を具えた椅
子型のマッサージ機に本発明を実施した状態ほ示してい
るが、本発明は、背凭れ部にもみ玉駆動ユニット(6)を
具えたマッサージ機であれば、形式を問わない。マッサ
ージ機は、座部(1)とその後部に傾斜角度調整可能に背
凭れ部(2)を有し、座部(1)の左右両側に肘掛け(11)を
具えている。背凭れ部(2)は、図2に示す如く、縦長矩
形のフレーム(21)の上端に、図1に示す如く、頭部レス
ト(12)を設け、フレーム(21)の外周に適当にクッション
材を装着し、全体をカバー(13)で覆って形成されてい
る。
【0016】図2示す如く、フレーム(21)は、一対の平
行縦ガイドレール(22)(22)と、ガイドレール(22)(22)の
上端間及び下端間を連結する横杆(23)(23)と、両ガイド
レール(22)(22)の下端及び中間部に後方に向けて3本づ
つ突設した腕杆(24)(24)(24)と、同高さの腕杆の先端間
を連結し腕間と一体に形成された連結杆(25)とによって
構成されている。下端の腕杆(20)と連結杆(25)との間は
板で塞がれている。上記ガイドレール(22)は断面コ字状
を呈し、両ガイドレール(22)(22)は互いに開口を内向き
に対向させている。フレーム(21)の下端中央にネジ軸(2
6)の下端が回転自由に支持され、該ネジ軸(26)はプーリ
(66)及びベルト(67)を介してネジ軸駆動モータ(65)に連
繋されている。ネジ軸(26)の上端は、フレーム(21)上段
の連結杆(25)に軸受け付きブラケット(27)を介して回転
自由に支持され、ネジ軸(26)はガイドレール(22)と平行
に配備されている。
【0017】上記フレーム(21)内にもみ玉駆動ユニット
(6)が昇降可能に配備される。もみ玉駆動ユニット(6)
は、シャーシ(3)上にもみ玉駆動装置(69)を搭載して構
成される。シャーシ(3)は、フレーム(21)に沿う板面を
有する取付板(31)と該取付板(31)の下端にネジ軸(26)と
直交して突設されネジ軸(26)を貫通させる支え板(32)と
からなり、もみ玉駆動装置(69)は取付板(31)上に配備さ
れている。もみ玉駆動装置(69)は、もみ玉(62)を具えた
一対のレバー(61)(61)をモータによって叩き動作、もみ
動作或いはそれらを同時に行わしめるものであり、メカ
ニズムについては、従前より種々提案されているので詳
細は省略する。
【0018】但し、実施例では、図2において、シャー
シ(3)の取付板(31)に直交してネジ軸(26)を含む面Fに
対して、左右両側に一対のレバー(61)(61)を配備し、も
み動作専用モータ(63)と叩き動作専用モータ(64)の2基
のモータを前記面Fの両側に搭載し、もみ玉駆動ユニッ
ト(6)全体の重量が、ネジ軸(26)に対して左右にほぼバ
ランスがとれている状態となっている。尚、上記レバー
(61)は、図1に示す如く、シャーシ(3)の前方に位置
し、図3、図4に示すシャーシ(3)の窓孔(36)から前方
に突出したもみ玉駆動装置(69)の駆動アーム(28)に連繋
されている。
【0019】シャーシ(3)の左右両端は前方に向け屈曲
片(37)(37)を有しており、各屈曲片(37)の上下2カ所
に、屈曲片(37)を貫通してローラ軸(56)(56)が外向きに
突出している。図7、図11に示す如く、ローラ(5)
は、ローラ軸(56)が嵌まる筒軸(51)の外側に筒軸(51)と
同心に周壁(52)を設け、筒軸(51)と周壁(52)とを放射状
に並んだ複数の繋ぎ板(53)にて連結し、周壁(52)の外側
開口を端板(54)にて塞ぎ端板(54)の中央に***部(55)を
形成している。ローラ(5)の筒軸(51)の外周にゴム等の
弾性材料で形成された弾性スリーブ(57)を嵌め、該筒軸
(51)に前記ローラ軸(56)の先端を嵌める。ローラ(5)が
ガイドレール(22)に嵌まった状態で、スリーブ(57)がシ
ャーシ(3)の屈曲片(37)とローラ(5)の繋ぎ板(53)との
間で僅か撓み、スリーブ(57)の端面に繋ぎ板(53)が0〜
0.5mm程度食い込む様にスリーブ(57)の長さが決めら
れている。
【0020】上記シャーシ(3)の支え板(32)には、ネジ
軸(26)に螺合したナット(4)が締付け部材(49)によって
固定されている。図4、図6に示す如く、ナット(4)
は、ネジ軸(26)が貫通する主ネジ筒(41)と該主ネジ筒(4
1)から等距離離れ且つ主ネジ筒(41)に対して180°反
対側に位置する2つの取付けネジ筒(43)(44)を有してい
る。主ネジ筒(41)と取付けネジ筒(43)(44)の夫々のネジ
孔(42)(45)(45)は互いに平行であり、主ネジ筒(41)は取
付けネジ筒(43)(44)よりも少高く突出している。主ネジ
筒(41)と取付けネジ筒(43)(44)は夫々の中間部が繋ぎ片
(46)によって一体に繋がっており、主ネジ筒(41)を包囲
して両取付けネジ筒(43)(44)の下半分を囲む様に周壁(4
7)が設けられ、ナット(4)の平面形状は略菱形を呈して
いる。両取付けネジ筒(43)(44)の周囲の繋ぎ片(46)は環
状に一段高くなっており、該環状上面は主ネジ筒(41)の
ネジ孔(42)に直交する受け面(26a)となっている。
【0021】ナット(4)には、その上面を覆うゴム製の
カバー(48)が装着され、該カバー(48)は、主ネジ筒(41)
及び取付けネジ筒(43)(44)の夫々の上端に嵌まる長筒部
(48a)及び短筒部(48b)(48b)を有している。両短筒部(48
b)は周面に後記する支え板(32)の孔縁が嵌まる周溝(48
c)が開設され、筒上端は開口している。長筒部(48a)
は、主ネジ筒(41)の上端との間にグリス等の潤滑油を封
入するための空間(48d)を形成するために短筒部(48b)よ
りも高く延びており、筒上端にネジ軸(26)が貫通する孔
が開設されている。
【0022】図4、図5に示す如く、シャーシ(3)の支
え板(32)には、上記ナット(4)の主ネジ筒(41)及び取付
けネジ筒(43)(44)が嵌まる3つの切欠(33)(35)(34)が開
設されている。主ネジ筒(41)が嵌まる切欠(33)は、丸孔
(33a)と該丸孔から支え板(32)の端縁に開口する挿入開
口(33b)とからなる。丸孔(33a)は、ナット(4)に被さっ
たカバー(48)の長筒部(48a)が少し余裕のある状態に嵌
まる大きさであり、挿入開口(33b)の開口幅は、ネジ軸
(26)の外径以上且つ主ネジ筒(41)の外径より小さい。ナ
ット(4)の一方の取付けネジ筒(44)が嵌まる切欠(34)
は、カバーの短筒部(48b)の外径より小さく該筒部の周
溝(48c)の溝底径よりも僅か大きな丸孔である。他方の
取付けネジ筒(43)が嵌まる切欠(35)は、カバーの短筒部
(48b)の外径より小さく該筒部の周溝(48c)の溝底径より
も僅か大きな幅の長孔であり、幅中心線が前記丸孔(33
a)の中心に向いている。
【0023】次に、もみ玉駆動ユニット(6)をフレーム
(21)内に組み込む手順を説明する。フレーム(21)上のネ
ジ軸(26)は、下端が支持されているが、上端はブラケッ
ト(27)が外されておりフリー状態であり、下端の支持部
を中心に少し揺動可能である。上記ネジ軸(26)に、カバ
ー(48)を装着したナット(4)を螺合しておく。
【0024】もみ玉駆動ユニット(6)を、その両端のロ
ーラ(5)(5)をガイドレール(22)の上端から嵌めて下降
させ、シャーシ(3)の切欠(33)にネジ軸(26)を嵌め、ナ
ット(4)にシャーシ(3)を載せる。上記切欠(33)は支え
板(32)の端縁に開口しているため、ネジ軸(26)をその上
端から切欠(33)に貫通させる必要はなく、ネジ軸(26)の
中間部分を切欠(33)の挿入開口(33b)から丸孔(33a)に嵌
めることができ、作業性が向上する。
【0025】ナット(4)上のカバー(48)の長筒部(48a)
を丸孔(33a)に、短筒部(48b)(48b)を丸孔状切欠(34)と
長孔状切欠(35)に嵌め込み、短筒部(48b)(48b)の周溝(4
8c)に孔縁を嵌める。カバー(48)はゴムで形成され、弾
性変形するために上記作業は簡単にできるが、ナット
(4)からカバー(48)を一旦外して、上記カバー(48)の筒
部(48a)(48b)(48b)の切欠(33)(34)(35)への挿入作業を
行い、その後からカバー(48)を含むもみ玉駆動ユニット
(6)を下降させて、カバー(48)をナット(4)に被せれば
より作業性が向上する。
【0026】締付け部材(49)により、支え板(32)の上方
から取付けネジ筒(43)(44)に締め付けを行い、ナット
(4)を支え板(32)に固定する。この状態で、ネジ軸(26)
に対して直交するナット(4)の受け面(26a)に、ネジ軸
(26)に直交する支え板(32)がカバー(48)を介して支えら
れる。カバー(48)を省略してナット(4)の受け面(26a)
に、直接に支え板(32)を当てることもできる。実施例の
締付け部材(49)は、カバー(48)の短筒部(48b)の上端面
に被さる座金(40)と該座金(40)を貫通して短筒部(48b)
のネジ孔(45)に螺合するビス(49a)との組合せである
が、短筒部(48b)を押さえることのできるフランジ付き
ビスでもよい。上記の如く、ナット(4)を支え板(32)に
固定した後、ネジ軸(26)の上端をブラケット(27)にてフ
レーム(21)の連結杆(25)に支持せしめる。
【0027】然して、ネジ軸(26)の回転によりナット
(4)に対してネジ推力が作用し、ナット(4)ともみ玉駆
動ユニット(6)は一体に上昇或いは下降する。ナット
(4)は、3つのネジ筒(41)(43)(44)の上端が、ナット
(4)に被さったカバー(48)の一部と一緒に、シャーシ
(3)に開設された3つの切欠(33)(34)(35)に嵌まり且つ
締付け部材(49)による締め付けにより支え板(32)に固定
されているため、ナット(4)の回り止めは確実に成され
る。3つの切欠(33)(34)(35)を夫々、ナット(4)のネジ
筒(41)(44)(43)が余裕のある状態に嵌まる大きさとする
ことにより、もみ玉駆動ユニット(6)の左右のセンター
と、ネジ軸(26)の位置に加工誤差、組立誤差等により少
しずれが生じた場合でも、ナット(4)と切欠(33)(34)(3
5)の嵌合がネジ軸(26)に負担を掛けることなく出来る。
【0028】然も、一方の取付けネジ筒(43)が嵌まる切
欠(35)は、該取付けネジ筒(43)がスライド可能な長孔状
に形成され且つ反対側の切欠(33)に向いているため、ナ
ット(4)の主ネジ筒(41)が嵌まる丸孔(33a)の中心とす
る回転方向に対しては取付けネジ筒(43)(44)は動き得る
余裕は殆どないため、ネジ軸(26)が回転してナット(4)
に該ネジ軸(26)の回転方向の摩擦力が作用しても、ナッ
ト(4)に対する回転力を効果的に受け止めることができ
る。
【0029】ネジ軸(26)が螺合するナット(4)の主ネジ
筒(41)とカバー(48)との間に形成される空間(48d)にグ
リス等の潤滑油を封入することにより、ネジ軸(48)とナ
ット(4)の摩擦が軽減され、ネジ軸(26)をスムーズに回
転させることができる。又、カバー(48)の短筒部(48b)
の周溝(48c)に支え板(32)の切欠縁が嵌まっているた
め、ネジ軸(26)の回転によって生じる振動及び、もみ玉
駆動ユニット(6)上のレバー(61)(61)の動作、モータ(6
4)(63)の回転によって生じる振動が軽減される。
【0030】又、ローラ(5)をその繋ぎ板(53)に弾性ス
リーブ(57)を食い込ませ気味にして外向きに付勢してい
るため、もみ玉駆動ユニット(6)の左右の振れを効果的
に抑えることができ、ローラ(5)端面の***部(55)の摩
耗も殆どない。これは、弾性スリーブ(57)は、軸方向に
一定寸法以上に変形すると急激に反発力が増すので、軸
方向、即ち、もみ玉駆動ユニット(6)の左右方向の揺れ
を抑える効果が従来のコイルバネよりも大であるからで
あり、又、ガタツキ音の発生もなく、マッサージ効果の
低下を防止できるのである。尚、実施例ではローラ(5)
の形状上、繋ぎ板(53)を弾性スリーブに当てたが、ロー
ラ(5)は、弾性スリーブ(57)の端面に食い込み気味に当
接する凸部(53a)及びローラの外端面にガイドレール(2
2)の底面に当接する***部(55)を有し、ガイドレール(2
2)内を転動できれば形状は問わない。
【0031】更に、弾性スリーブ(57)のローラ(5)に対
する外向きの付勢力は、スリーブ(57)の変形分、即ち、
スリーブ(57)の端面が繋ぎ板(53)に僅か食い込んだ分だ
けであるから、スリーブ(57)の端面全体を変形させるこ
とに較べるベて付勢力を小さくできる。このため、ロー
ラ(5)をガイドレール(22)に嵌め込んだ状態において、
ローラ(5)をガイドレール(22)底面に付勢する力を必要
最少限とすることができる。これにより、ローラ(5)の
***部(55)とガイドレール(22)との接触部に過剰圧力が
掛かることを防止でき、ローラ(5)端面の***部(55)の
摩耗を防止できるのである。
【0032】又、ネジ軸(26)を中心としてもみ玉駆動ユ
ニット(6)の左右の重量をほぼバランスさせたため、ネ
ジ軸(26)に偏荷重を作用させることを可及的に抑えるこ
とができ、小さい力でネジ軸(26)を回転させてもみ玉駆
動ユニット(6)を円滑に昇降させることができる。尚、
実施例では、フレーム(21)の左右長さの略中央部にネジ
軸(26)が位置することにより、もみ玉駆動ユニット(6)
の左右のバランスがとれたが、もみ玉駆動ユニット(6)
自体がその左右の中心で重量バランスがとれていない場
合、ネジ軸(26)の位置は、もみ玉駆動ユニット(6)の左
右中心ではなく、重量バランスのとれる位置に配備すれ
ばよいのは勿論である。
【0033】尚、図8の従来例の様に、ネジ軸(26)をフ
レームの片側寄りに配備したときは、ネジ軸(26)を回転
させるときに異音が発生したが、実施例の様に、ネジ軸
(26)をフレーム(21)の中間に位置させ、ネジ軸
駆動用モータ(65)をフレーム(21)の一端寄りに配置した
場合、ネジ軸を回転させるときの異音は殆ど聞こえない
程度に小さくなった。この原因を追求したところ、図8
の従来例の場合、モータ(65)とネジ軸との距離、即ち、
ベルト(67)の長さ、ベルトの太さ及びベルト(67)の速度
が、モータ(65)の回転によってベルト(67)を共振させる
関係にあり、このベルト(67)の共振によって異音が発生
することが解った。実施例の様に、ネジ軸(26)をフレー
ム(21)の中央に位置させると、結果的に従来よりもベル
ト(67)が短くなって、ベルト(67)の共振がなくなり、異
音は発生せず、静寂な運転が可能となった。
【0034】尚、実施例では、ナット(4)に主ネジ筒(4
1)以外にに2つの取付けネジ筒(43)(44)を設けたが、ナ
ット(4)の回止め防止のためには、取付けネジ筒は1個
だけでもよい。本発明は、上記実施例の構成に限定され
ることはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変
形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】マッサージ機の断面図である。
【図2】フレームにもみ玉駆動ユニットを組み込んだ状
態の正面図である(但し、シャーシの向こう側に見える
線も実線で表している)。
【図3】もみ玉駆動ユニットの正面図である。
【図4】シャーシとネジ軸の取付け関係の斜面図であ
る。
【図5】支え板の3つの切欠の位置関係を示す平面図で
ある。
【図6】ナットと支え板の固定状態の断面図である。
【図7】ローラ取付け状態の断面図である。
【図8】従来のもみ玉駆動ユニットとネジ軸の位置関係
を示す背面図である。
【図9】従来のもみ玉駆動ユニットを取り付けるための
ナット部分の分解斜面図である。
【図10】従来のローラ取付け状態の断面図である。
【図11】ローラの側面図である。
【符号の説明】
(2) 背凭れ部 (21) フレーム (22) ガイドレール (26) ネジ軸 (3) シャーシ (32) 支え板 (33) 切欠 (4) ナット (5) ローラ (6) もみ玉駆動ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 尚 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 菅 祐司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4C100 AE15 AF06 AF07 AF12 AF17 BA01 BB03 CA06 DA04 DA05 DA06 EA10 EB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背凭れ部(2)に配備されたネジ軸(26)の
    回転によって生じるネジ推力により、ガイドレール(22)
    に沿わせてもみ玉駆動ユニット(6)を昇降させるマッサ
    ージ機において、もみ玉駆動ユニット(6)は、シャーシ
    (3)上にもみ玉駆動装置(69)及び該駆動装置に連繋され
    たもみ玉(62)を具え、シャーシ(3)は、もみ玉駆動装置
    (69)の取付板(31)からネジ軸(26)に直交して支え板(32)
    を突設して形成され、該支え板(32)に開設した切欠(33)
    にネジ軸(26)が貫通し、該ネジ軸(26)に螺合したナット
    (4)の該ネジ軸(26)と直交する受け面(26a)を支え板(3
    2)の下面に直接に或いは間接的に当て、ナット(4)と締
    付け部材(49)とによって支え板(32)を挟んでナット(4)
    を支え板(32)に固定していることを特徴とするマッサー
    ジ機。
  2. 【請求項2】 ナット(4)は、ネジ軸(26)が螺合するネ
    ジ孔(42)を有する主ネジ筒(41)の外周に該主ネジ筒と平
    行に1又は複数の取付けネジ筒(43)(44)が突設され、支
    え板(32)に開設した複数の切欠(33)(34)に主ネジ筒(41)
    及び取付けネジ筒(43)が嵌まり、支え板(32)の上方から
    取付けネジ筒(43)に締付けネジ(49)を螺合している請求
    項1に記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 ナット(4)と支え板(32)との間にはゴム
    等の弾性材料で形成されたカバー(48)が装着され、主ネ
    ジ筒(41)の上端と該カバー(48)との間に形成された空間
    (48d)に潤滑油が封入されている請求項2に記載のマッ
    サージ機。
  4. 【請求項4】 ナット(4)は2つの取付けネジ筒(43)(4
    4)を有し、支え板(32)の主ネジ筒(41)が嵌まる切欠(33)
    は主ネジ筒(41)の外径より少し大きな丸孔(33a)からネ
    ジ軸(26)の外径以上且つ主ネジ筒(41)の外径以下の幅で
    支え板(32)の縁に開口し、一方の取付けネジ筒(44)が嵌
    まる切欠(34)は、該ネジ筒(44)が余裕のある状態に嵌ま
    る丸孔であり、他方の取付けネジ筒(43)が嵌まる切欠(3
    5)は、該ネジ筒(43)がスライド可能に嵌まる長孔であり
    該長孔の幅中心線が、主ネジ筒(41)の嵌まる丸孔(33a)
    の中心に向いている請求項2又は3に記載のマッサージ
    機。
  5. 【請求項5】 ネジ軸(26)は、該ネジ軸(26)を中心にも
    み玉駆動ユニット(6)の左右の重量がほぼバランスする
    位置にある請求項1乃至4に記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 もみ玉駆動ユニット(6)の左右両端に、
    断面コ状のガイドレール(22)内を転動するローラ(5)が
    突設され、該ローラ(5)はローラと同軸に配備された弾
    性スリーブ(57)によって外向き付勢され、ローラ(5)に
    は弾性スリーブ(57)の端面に食い込み気味に当接する凸
    部(53a)が形成されている請求項1乃至5に記載のマッ
    サージ機。
JP04604999A 1999-02-24 1999-02-24 マッサージ機 Expired - Fee Related JP4082819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04604999A JP4082819B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04604999A JP4082819B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 マッサージ機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002052576A Division JP3768163B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 マッサージ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000237263A true JP2000237263A (ja) 2000-09-05
JP4082819B2 JP4082819B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=12736180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04604999A Expired - Fee Related JP4082819B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4082819B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104042433A (zh) * 2014-07-03 2014-09-17 江泳波 一种按摩器
JP2015131059A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 マッサージ機のリンク、および、このリンクを含むマッサージ機
CN114209481A (zh) * 2021-12-04 2022-03-22 马林 一种粗隆间骨折牵引固定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131059A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 マッサージ機のリンク、および、このリンクを含むマッサージ機
CN104042433A (zh) * 2014-07-03 2014-09-17 江泳波 一种按摩器
CN114209481A (zh) * 2021-12-04 2022-03-22 马林 一种粗隆间骨折牵引固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4082819B2 (ja) 2008-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5655143B2 (ja) エレベータ装置およびローラガイドアッセンブリ
JP3634995B2 (ja) サンダ
JP3420773B2 (ja) 着座用および横臥用家具における部品を調整するための駆動メカニズム
JP3785563B2 (ja) 軸ロック装置及び軸ロック装置用ばね
JP2000237263A (ja) マッサージ機
JP3768163B2 (ja) マッサージ機
US5174629A (en) Lumbar support device
JP2009291817A (ja) ワーク支持回転装置およびワーク回転設備
JP4127765B2 (ja) ローラコンベヤ装置
JP3583939B2 (ja) マッサージ機
JPS6011266B2 (ja) 巻掛け回転伝動具の緩衝装置
JP3743738B2 (ja) ローラの取り付け構造及びローラの軸固定具
JP2549857Y2 (ja) ロータリカバー回動装置
JP2005000687A (ja) マッサージ機
CN218940858U (zh) 一种外转无刷电机的双固定座推拉机构
CN220006654U (zh) 一种新能源汽车钣金装配机械臂
CN210187018U (zh) 一种新型涡旋振动器
JPH054757Y2 (ja)
CN215971450U (zh) 一种抱刷防偏振结构
JPH067969Y2 (ja) シートリフター
KR101266105B1 (ko) 다리 마사지기
JPH0672446U (ja) ランバーサポート機構
JP2000271183A (ja) マッサージ機
JPS5917304Y2 (ja) 按摩器に於ける振動部の構造
JPH0110478Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees