JP2000237243A - 車椅子の車台 - Google Patents

車椅子の車台

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JP2000237243A
JP2000237243A JP11044413A JP4441399A JP2000237243A JP 2000237243 A JP2000237243 A JP 2000237243A JP 11044413 A JP11044413 A JP 11044413A JP 4441399 A JP4441399 A JP 4441399A JP 2000237243 A JP2000237243 A JP 2000237243A
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Shigeyuki Matsunaga
茂之 松永
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Matsunaga Manufactory KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展開状態にしたときに、サイドフレームの後方
側に荷物等を載置できる折り畳み可能な車椅子の車台を
提供すること。 【解決手段】 サイドフレーム10a、10bを前後方
向に移動して水平X字状に交差されたスライド部材11
により連結し、前記スライド部材11のそれぞれの一端
をサイドフレーム10a、10bの前端部に枢着し、前
記サイドフレーム10a,10bの略中間部から後方に
わたって収納スペース20を形成すべく前記スライド部
材11のそれぞれの他端を前記サイドレーム10a、1
0bの前後方向に移動自在に設け、車台が展開状態とな
ったときに前記スライド部材11の他端が前記サイドフ
レーム10a、10bの前後方向における略中間部に位
置するように構成し、前記左右一対のサイドフレーム1
0a,10の展開状態を維持するロック機構30を設け
たことをその要旨とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み式車椅子
の車台に関し、より詳しくは、左右一対のサイドフレー
ムを前後方向に移動して水平X字状に交差されたスライ
ド部材により連結された車椅子の車台に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車椅子に身を委ねる人々がより活動的な
生活様式を取り入れるに及んで、車椅子に関しての要望
が年々高まってきている。こうしたなか、従来より、座
席部が利用者のオーダーに応じて取り替えることができ
る車椅子の車台として、種々のものが提案されている。
【0003】その中でも、走行安定性等の理由から、図
9に示すように、左右一対のサイドフレームを前後方向
に移動して水平X字状に交差されたスライド部材1によ
り連結され、前記スライド部材1のそれぞれの一端1
a,1bが、前記左右のサイドフレームの前後方向にお
ける中間部位に枢着され、前記スライド部材のそれぞれ
の他端1c、1dが、前記スライド部材1の長手方向に
沿って伸縮自在な伸縮機構を介して前記前記サイドレー
ムの前後方向における後端部に枢着されている折り畳み
式車椅子の車台が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車椅子の車台では、スライド部材の他端1
c、1dがサイドフレームの後端部に枢着されているた
め、展開状態にしたときに、サイドフレームの後方側に
荷物等を載置したくても、スライド部材の他端1c、1
dが邪魔となり、障害や怪我に応じた身の回り品等を載
置することができない。そのため、車椅子の使用する患
者及び介護者の荷物等は、一般的な荷物袋等に入れて車
椅子の背当て部の上部に設けられている把手部にかけて
持ち運ぶしかなく、介護者にとって邪魔で介護しずら
く、特に、荷物袋等を把手部に引っかけたまま坂道を上
がる際、その荷物の重みで後方に転倒してしまうという
問題があった。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の技術
に存在する問題点に着目してなされたものであり、その
目的は、展開状態にしたときに、サイドフレームの後方
側に荷物等を載置できる折り畳み可能な車椅子の車台を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上を解決するために、
本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符
号を付して説明すると、請求項1記載の折り畳み式車椅
子の車台100は、座席部50が着脱自在であって、前
輪及び後輪が軸着された左右一対のサイドフレーム10
a、10bを近接して折り畳み可能にした折り畳み式車
椅子の車台100を前提とするものであって、左右一対
のサイドフレーム10a、10bを前後方向に移動して
水平X字状に交差されたスライド部材11により連結
し、前記スライド部材11のそれぞれの一端を前記左右
のサイドフレーム10a、10bの前端部に枢着し、前
記サイドフレーム10a,10bの略中間部から後方に
わたって収納スペース20を形成すべく前記スライド部
材11のそれぞれの他端を前記サイドレーム10a、1
0bの前後方向に移動自在に設け、車台が展開状態とな
ったときに前記スライド部材11の他端が前記サイドフ
レーム10a、10bの前後方向における略中間部に位
置するように構成し、前記左右一対のサイドフレーム1
0a,10の展開状態を維持するロック機構30を設け
たことをその要旨とした。
【0007】このように構成された車椅子の車台100
においては、折り畳まれた状態の左右一対のサイドフレ
ーム10a、10bを展開状態に離間させていくと、こ
れらを連結する水平X字状に交差されたスライド部材1
1が前後方向に移動されるとともに、スライド部材11
の他端が、前記サイドフレーム10a、10bの前後方
向を移動しつつ略中間部で止まる。換言するならば、ス
ライド部材11の他端は、左右のサイドフレーム10
a、10bが展開しきった状態で、サイドフレーム10
a、10bの前後方向における略中間部にて移動が止ま
るのである。このため、スライド部材11の他端から後
方にわたって収納スペース20が形成され、この収納ス
ペース20に収納体21が設置される。
【0008】次に、請求項2記載の折り畳み式車椅子の
車台100は、座席部50が着脱自在であって、前輪及
び後輪が軸着された左右一対のサイドフレーム10a、
10bを近接して折り畳み可能にしたものであって、左
右一対のサイドフレーム10a、10bを前後方向に移
動して水平X字状に交差されたスライド部材11により
連結し、前記スライド部材11のそれぞれの一端を前記
左右のサイドフレーム10a、10bの前端部に枢着
し、車台が展開状態となったときに、前記サイドフレー
ム10a、10bの前後方向における略中間部から後方
にわたって収納スペース20を設けるべく前記スライド
部材10a、10bのそれぞれの他端を、前記スライド
部材10a、10bの長手方向に沿って伸縮自在な伸縮
機構12を介して前記サイドレーム10a、10bの前
後方向における略中間部位に枢着し、前記左右一対のサ
イドフレーム10a,10の展開状態を維持するロック
機構30を設けたことをその要旨とした。
【0009】このように構成された折り畳み式車椅子の
車台100においては、折り畳まれた状態の左右一対の
サイドフレーム10a、10bを展開状態に離間させて
いくと、これらを連結する水平X字状に交差されたスラ
イド部材11が前後方向に移動されるとともに、スライ
ド部材11の他端は伸縮機構を介して変位しつつその移
動が止まる。つまり、スライド部材11の他端は、前記
サイドフレーム10a、10bの略中間部位に枢着され
つつ前記スライド部材11の軸線方向に移動していくの
である。このため、スライド部材11の他端から後方に
わたって収納スペース20が形成され、ここに収納体2
1が設置される。
【0010】次に、請求項3記載の折り畳み式車椅子の
車台100は、前記車台100の折り畳みに伴って折り
畳み可能な座席部50を、前記車台100上に設けられ
た傾動軸を中心として前記車台100に対して傾動自在
に設けられていることをその要旨とした。
【0011】このように構成された折り畳み式車椅子の
車台100においては、使用者の怪我や病気等にあわせ
てリクライニングされるため、安定した姿勢が保持され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る車台の実施の形態を
説明するが、これは代表的な例を示したものであり、そ
の要旨を超えない限り、以下の実施例により本発明が限
定されるものではない。
【0013】まず、図1及び図2は、本発明にかかる車
椅子の車台100の実施例が示してある。
【0014】これらの図に示すように、座席部50とと
もに折り畳み可能な車台100であって、前記車台10
0は、前輪40及び後輪41が軸着された左右一対のサ
イドフレーム10a、10bが、前後方向に移動して水
平X字状に交差されたスライド部材11によって連結さ
れたものである。
【0015】次に、図3及び図4には、本発明にかかる
車椅子の車台100の実施例が示してある。尚、これら
の図については、車台100の構造が明確となるように
車台100の骨組みが図示してあるが、上記各図におけ
るサイドフレーム10a、10bには前輪、後輪等が適
宜配設されるものである。
【0016】前記車台100は、これらの図に示すよう
に、折り畳み可能な水平X字状に交差されたスライド部
材11を介して相対して配設されているサイドフレーム
10a、10bによって構成されている。サイドフレー
ム10a,10bは、左右対称的に形成されて、ぞれぞ
れ前輪40及び後輪41が軸着されている。
【0017】前記サイドフレーム10a、10bは、前
後方向に延びるとともに、上下に平行に配置されたサイ
ドパイプ23、24と、これらを連結して略垂直方向に
延びるリアパイプ25、フロントパイプ26とを主体と
して構成されている。
【0018】前記リアパイプ25の下端部には、後輪4
1を回転自在に支持し且つ後輪を着脱自在に軸着できる
軸受け部27が設けられている。よって自力で走行が不
可能な利用者の場合は、座席部を構成する座部の高さよ
りも小さい後車輪を軸受け部27に軸着させれば、小回
りの利く介護者専用の車椅子とすることができる。ま
た、車椅子の利用者が、リハビリ等により、自力で操作
可能まで回復した場合は、自力で操作できるハンドリム
が設けられた後輪41を軸受け部27に軸着して使用す
ることも可能である。また、後輪41のうちの一方を座
部より小さい車輪を軸受け部27に軸着し、他方を自力
で操作できるようにハンドリムを設けた大車輪を軸受け
部27に軸着すれば、片麻痺患者用車椅子とすることが
できる。これによれば、片麻痺患者であっても、健側の
手でハンドリムが設けられた大車輪を操作すれば、自力
で走行することができ、また、麻痺している側には、座
部に高さよりも小さい車輪が軸着されているので、アー
ムレストを上方に撤去させれば、車椅子の側方から乗り
降りができる。よって、車椅子からベット、ソファーま
たはトイレ等への移乗を容易に行うことができる。ま
た、図6及び図7に示すように、左右のサイドフレーム
を構成するサイドパイプ24の後端部には、後輪を制動
させるためのフットブレーキ28が設けられている。
【0019】前記スライド部材11は、図3及び図4に
示すように、2本の棒部材を前後方向に移動して水平X
字状に交差して構成されている。スライド部材11は、
交差ボルト11aにて結合されている。この交差ボルト
11aは、スライド部材11に垂直に設けられた貫通孔
に挿通されている。前記スライド部材11のそれぞれの
一端は左右のサイドフレーム10a,10bのフロント
パイプ26に回動自在に枢着されており、スライド部材
11の他端は前記サイドレーム10a、10bの前後方
向に設けられたスライド溝12に摺動自在に設けられて
いる。これにより、左右のサイドフレーム10a,10
bを近接させ又は離間させるような外部操作を加えるこ
とにより、スライド部材11は、前後方向に移動され
る。
【0020】そして、左右一対のサイドフレーム10
a、10bを展開状態に離間させると、スライド部材1
1の他端は、前記サイドフレーム10a,10bに設け
られたスライド溝12を前方向に摺動しつつスライド溝
12の前端位置で止まる。つまり、スライド部材11の
他端は、左右のサイドフレーム10a,10bが展開し
きった状態で、サイドフレーム10a,10bの前後方
向における略中間部よりの前位置にて摺動が止まるので
ある。また、サイドパイプ24の後端部には、左右のサ
イドフレーム10a,10bの離間を固定するロック機
構30が配設されている。
【0021】前記ロック機構30は、図4及び図5に示
すように、交差ピン32を介して略中央部で回動自在に
交差された2つの板部材により構成されている。そし
て、ロック機構の両端部は、それぞれ連結ボルト31を
介して左右のサイドフレーム10a、10bに回動自在
に配設されている。また、これらの板部材のうちの一方
の板部材の上縁端部には係止片33が突設されている。
これにより、これらの板部材が一直線状になったとき、
その直線状態が維持されるため、各サイドフレーム10
a、10b間の離間幅が制限される。
【0022】また、ロック機溝30を、左右のサイドフ
レーム10a、10bの離間幅を調整できるように構成
してもよい。即ち、図4に示すように、板部材に交差ピ
ン32の挿入位置を変更できるように複数の挿通孔を設
ければ、左右のサイドフレーム10a、10bを離間幅
を容易に調整することができる。これにより、使用者の
希望する座席部の座幅に容易に調整設定することができ
る。
【0023】このように、左右のサイドフレーム10
a、10bが展開しきった状態で、スライド部材の他端
の摺動が、サイドフレームの前後方向における略中間部
よりの前位置にて止まるように構成したことにより、ス
ライド部材11の他端から後方にわたって収納スペース
20が形成される。よって、この収納スペース20に収
納体21を設置することができる。
【0024】前記収納スペース20には、図6及び図7
に示すように、取り外し自在の収納体21が設置されて
いる。収納体21の開口部には、サイドフレーム10
a、10bに設けられたスライド溝12に容易に取り付
けできように、逆U字形状に形成された係止部材22が
4箇所設けられている。尚、係止部材22は、これに限
定されることはなく、例えば、固定ベルト(図示せず)
によってサイドフレームに固定するなど、いかなる固定
手段でもよい。また、収納体21は、図7に示すような
箱形状に形成されたものでもよい。
【0025】次に、図8に示すものは、本発明にかかる
車椅子の車台100の別実施例を示すものである。
【0026】この車台の実施例を構成するスライド部材
11は、2本の棒部材を水平X字状に交差して構成され
ており、その左右両端には、それぞれサイドフレーム1
0a,10bが配設されている。前記スライド部材11
のそれぞれの一端は、前記左右のサイドフレーム10
a,10bのフロントパイプ26に回動自在に枢着され
ている。これに対して、前記スライド部材11のそれぞ
れの他端は、前記スライド部材11の軸方向に沿って伸
縮自在な伸縮機構13を介して前記サイドレーム10
a、10bの前後方向における略中間部位に回動自在に
枢着されている。
【0027】前記伸縮機構13は、スライド部材11の
他端が内部に入れ子状態に摺動できように構成されたも
のである。このように、スライド部材の他端をサイドフ
レームの中間部位に回動自在に枢着したことにより、サ
イドフレーム10a,10bの中間部から後方にわたっ
て収納スペース20が形成される。よって、この収納ス
ペース20に収納体21を設置することができる。かか
る構成から成る車椅子の車台100についても、上記し
た車台の実施例と実質的に同一の作用効果を奏するた
め、叙上の説明を援用する。
【0028】次に、図1及び図2に示すように、本発明
にかかる車椅子の車台100上には、座席部50が回動
自在に設けられている。
【0029】前記座席部50は、左右一対の側部フレー
ムから構成されている。各々の側部フレームは、後輪側
に位置する背部フレームと前輪側に位置するステップフ
レームと、前記背部フレームとステップフレームとの間
に配設された座フレームと、前記座フレームと背部フレ
ームとに配設された肘掛け部とから構成されている。そ
して、左右の側部フレームには、背当て部、座部、ステ
ップ部を構成すべく弾力を有するカバー体が配設されて
いる。
【0030】図3に示すように、車台100を構成する
左右のフロントパイプ26の上端からは、サイドパイプ
23と平行に配置された支持フレーム51がサイドパイ
プ23の中間部位まで屈曲延設されており、この支持フ
レーム51とサイドパイプ23を連結するためのジョイ
ントパイプ52が垂直方向に配設されている。前記支持
フレーム51の後端部には、傾動軸となる連結部53が
設けられており、座席部50はこの連結部53に連結ボ
ルトを介して傾動自在に支持されている。
【0031】また、図6及び図7に示すように、座席部
50の背部裏面と車台の後方部には、伸縮自在で且つそ
の長さが固定可能に構成されたダンパー等の固定装置5
4が2つ配設されている。これら2つの固定装置54
は、それぞれその一端が座席部の背部裏面の両側端に、
他端はサイドフレーム10a、10bを構成するサイド
パイプ24にそれぞれ連結ピンを介して軸着されてい
る。そして、この固定装置54によって、座席部50の
傾動状態が固定される。この固定装置54の操作は、背
部の上部に固着されたハンドル部に配設された操作レバ
ー(図示せず)によりワイヤーを介して行われるように
してあり、介護者に簡単に操作できるようにしてある。
また、このような手動による固定装置54に限らず、例
えば、電動ジャッキ等を採用した伸縮自在の固定装置5
4により、電動で座席部54を傾動させてその傾動状態
を固定できるようにしてもよい。
【0032】尚、前記座席部50は、上記実施例に限定
されることはなく、たとえば、背当て部を傾動させる
と、座部がステップ部方向に移動するとともに座部の背
当て部側が上昇するように構成してもよい。これによれ
ば、リクライニングさせても、安定した姿勢のまま、リ
クライニングさせることができる。
【0033】以上のような構成からなる車椅子の車台1
00の実施形態によって発揮される効果について、以下
説明する。 (1) 上記実施形態における車椅子の車台100にお
いては、サイドフレーム10a,10bに、後車輪41
を回転自在に支持し且つ後輪を着脱自在に軸着できる軸
受け部27が設けられている。これによれば、利用者の
怪我や障害の状態に応じて、適宜、車輪の大きさを変更
することができる。 (2) 上記実施形態における車椅子の車台100にお
いては、左右のサイドフレーム10a,10bが展開し
きった状態で、スライド部材11の他端の摺動がサイド
フレーム10a,10bの前後方向における略中間部よ
りの前位置にて止まるように構成されている。よって、
スライド部材11の他端から後方にわたって収納スペー
ス20が形成されるため、この収納スペース20に収納
体21を設置することができ、患者のクッションや毛布
等身の回り品だけでなく、携帯型人工呼吸器、吸引器、
携帯型心電図測定器及びこれらを作動させるバッテリー
等を収納することができる。 (3) 上記実施形態における車椅子の車台100にお
いては、左右のサイドフレーム10a,10b間に連結
ボルトを介してロック機構30が回動自在に配設されて
いる。これにより、左右のサイドフレーム10a,10
bを離間幅を制限することができる。また、ロック機構
30の長さを調整自在に構成することにより、左右のサ
イドフレーム10a,10bの離間幅を調整することが
できる。これにより、使用者の希望する座席部の座幅に
容易に調整設定することができる。 (4) 上記実施形態における車椅子の車台100にお
いては、車台上の傾動軸を介して座席部50が傾動自在
に設けられている。このため、使用者は安定した姿勢に
リクライニングすることができる。また、座席部は、車
台とともに、折り畳み可能に構成されているため、コン
パクトに折り畳むことができる。
【0034】ところで、本発明は、上述した実施例に限
定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲
内での改良、変形等は本発明に含まれるものである。例
えば、本実施例においては、ロック機構30を、交差ピ
ンを介して中央部で回動自在に交差された2つの板部材
により構成していたが、これに限定されることはなく、
例えば、左右のサイドフレームを連結するワイヤ部材等
でもよい。また、本実施例においては、ロック機溝を左
右のサイドフレームの離間幅を調整自在にするために、
いずれか一方の板部材に交差ピンの挿入位置を変更でき
るように複数の挿通孔を設けたものを示したが、これに
限定されることはなく、例えば、一方の板部材を内筒と
外筒からなる入れ子状に形成し、伸縮自在としてもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1又は2記載の車
椅子については、座席部が着脱自在であって、前輪及び
後輪が軸着された左右一対のサイドフレームを近接して
折り畳み可能にした折り畳み式車椅子の車台を前提とす
るものであって、左右一対のサイドフレームを前後方向
に移動して水平X字状に交差されたスライド部材により
連結し、前記スライド部材のそれぞれの一端を前記左右
のサイドフレームの前端部に枢着し、前記サイドフレー
ムの略中間部から後方にわたって収納スペースを形成す
べく前記スライド部材の他端を前記サイドレームの前後
方向に移動自在に設け、車台が展開状態となったときに
前記スライド部材の他端が前記サイドフレームの前後方
向における略中間部に位置するように構成し、前記左右
一対のサイドフレームの展開状態を維持するロック機構
を設けたものである。これにより、収納スペースに収納
体を設置することができ、患者のクッションや毛布等身
の回り品でなく、携帯型人工呼吸器、吸引器、携帯型心
電図測定器及びこれらを作動させるバッテリー等を収納
することができる。
【0036】また、請求項2記載の車椅子の車台につい
ては、座席部が着脱自在であって、前輪及び後輪が軸着
された左右一対のサイドフレームを近接して折り畳み可
能にした折り畳み式車椅子の車台を前提とするものであ
って、左右一対のサイドフレームを前後方向に移動して
水平X字状に交差されたスライド部材により連結し、前
記スライド部材のそれぞれの一端を前記左右のサイドフ
レームの前端部に枢着し、車台が展開状態となったとき
に、前記サイドフレームの前後方向における略中間部か
ら後方にわたって収納スペースを設けるべく、前記スラ
イド部材のそれぞれの他端を、前記スライド部材の長手
方向に沿って伸縮自在な伸縮機構を介して前記前記サイ
ドレームの前後方向における略中間部位に枢着したもの
である。これによれば、収納スペースに収納体を設置す
ることができ、患者のクッションや毛布等身の回り品で
なく、携帯型人工呼吸器、吸引器、携帯型心電図測定器
及びこれらを作動させるバッテリー等を収納することが
できる。
【0037】最後に、請求項3記載の車椅子の車台につ
いては、前記車台の折り畳みに伴って折り畳み可能な座
席部を、前記車台上に設けられた傾動軸を中心として前
記車台に対して傾動自在に設けたことにより、請求項1
又は2記載の車台が奏する効果は勿論のこと、使用者の
怪我や障害に応じて安定した姿勢に保持することがで
き、さらに、車台と共に座席部をコンパクトに折り畳む
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車台に座席部を取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかる車台に座席部を取り付けた状態
で折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる車台を示す側面図である。
【図4】本発明にかかる車台を示す平面図である。
【図5】本発明にかかる車台を構成するロック機構を示
す背面図である。
【図6】本発明にかかる車台の収納スペースに収納体を
取り付けた状態を示す背面図である。
【図7】本発明にかかる車台の収納スペースに収納体を
取り付けた状態を示す背面斜視図である。
【図8】本発明にかかる車台の別実施例を示す平面図で
ある。
【図9】従来の車椅子の車台を示す斜視図である。
【符号の説明】
10a サイドフレーム 10b サイドフレーム 11 スライド部材 12 スライド溝 13 伸縮機構 20 収納スペース 21 収納体 22 係止部材 23 サイドパイプ 24 サイドパイプ 25 リアパイプ 26 フロントパイプ 27 軸受け部 28 フットブレーキ 30 ロック機構 31 連結ボルト 32 交差ピン 33 係止片 40 前輪 41 後輪 50 座席部 51 支持フレーム 52 ジョイントパイプ 53 連結部 54 固定装置 100 車台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席部が着脱自在であって、前輪及び後
    輪が軸着された左右一対のサイドフレームを近接して折
    り畳み可能にした折り畳み式車椅子の車台において、 前記左右一対のサイドフレームを、前後方向に移動して
    水平X字状に交差されたスライド部材により連結し、 前記スライド部材のそれぞれの一端を前記左右のサイド
    フレームの前端部に枢着し、前記サイドフレームの略中
    間部から後方にわたって収納スペースを形成すべく前記
    スライド部材の他端を前記サイドレームの前後方向に移
    動自在に設け、車台が展開状態になったときに前記スラ
    イド部材の他端が前記サイドフレームの前後方向におけ
    る略中間部に位置するように構成し、 前記左右一対のサイドフレームの展開状態を維持するロ
    ック機構を設けたことを特徴とする折り畳み式車椅子の
    車台。
  2. 【請求項2】 座席部が着脱自在であって、前輪及び後
    輪が軸着された左右一対のサイドフレームを近接して折
    り畳み可能にした折り畳み式車椅子の車台において、 左右一対のサイドフレームを前後方向に移動して水平X
    字状に交差されたスライド部材により連結し、 前記スライド部材のそれぞれの一端を前記左右のサイド
    フレームの前端部に枢着し、 車台が展開状態となったときに前記サイドフレームの前
    後方向における略中間部から後方にわたって収納スペー
    スを形成すべく前記スライド部材のそれぞれの他端を、
    前記スライド部材の長手方向に沿って伸縮自在な伸縮機
    構を介して前記前記サイドレームの前後方向における略
    中間部位に枢着し、 前記左右一対のサイドフレームの展開状態を維持するロ
    ック機構を設けたことを特徴とする折り畳み式車椅子の
    車台。
  3. 【請求項3】 前記車台の折り畳みに伴って折り畳み可
    能な座席部を、前記車台上に設けられた傾動軸を中心と
    して前記車台に対して傾動自在に設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の折り畳み式車椅子の車
    台。
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