JP2000236345A - 送信されるデータの完全性向上方法及びシステム - Google Patents

送信されるデータの完全性向上方法及びシステム

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JP2000236345A
JP2000236345A JP2000025329A JP2000025329A JP2000236345A JP 2000236345 A JP2000236345 A JP 2000236345A JP 2000025329 A JP2000025329 A JP 2000025329A JP 2000025329 A JP2000025329 A JP 2000025329A JP 2000236345 A JP2000236345 A JP 2000236345A
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David A Wright
デイヴィッド・エイ・ライト
Gregory S Caso
グレゴリー・エス・カソ
Stuart T Linsky
スチュアート・ティー・リンスキー
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5638Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
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    • H04L2012/5673Coding or scrambling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】衛星通信システムのデータのエラー率を低下さ
せる。 【解決手段】地上ターミナル102は、複数のセル15
0を1つのブロック152にパッキングし(110)、
パリティ・ビット155を付加して符号化し(11
2)、符号化されたブロック162を宛先ステーション
104に送信する(114)。パリティ・ビットはセル
損失及びエラー率の許容限度に応じて決定される。宛先
ステーション104は、受信したデータ・セグメント1
56を復号化し(116)、エラー数が訂正可能なエラ
ーの数よりも大きいと、デコーダ故障が生じたとしてセ
ルの廃棄を指令する。デコーダ故障がないと、復号化さ
れたブロック158を複数のセル160にパッキング解
除し(118)、そのヘッダ・フィールド164を復号
化して非ゼロ・シンドロームを検出する(120)。該
シンドロームが検出されると、ヘッドにエラーが存在す
るとして、全てのセルが廃棄される(122)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信技術
に関し、更に詳しくは、衛星システムでの利用に適した
完全性の高いデジタル通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現代の通信システムは、多数の広範な情
報源によって発生された驚くほど多量のデータを通信し
ている。システムによっては、データ・トラフィック
を、その特定のシステムに応じて「パケット」又は「セ
ル」と称される離散的な単位に分解している。例えば、
データを、非同期転送モード(ATM)で転送すること
ができる。ATMシステムでは、データを個別的な固定
長のセルに分解することによって、高速のデータ通信を
サポートしている。それぞれのATMセルは、53バイ
トの長さであり、48バイトの情報(「情報フィール
ド」又は「ペイロード・フィールド」と呼ばれる)と5
バイトのヘッダとを含んでいる。ATMシステムにおけ
るデータ転送は、ATMプロトコル・スタックを通じて
実現される。
【0003】ATMプロトコル・スタックは、階層化さ
れたモデルとして概念化するのが一般的であり、それぞ
れの層(レイヤ)は、プロトコル・スタックにおける特
定の機能を定義するとともに、それぞれの機能が他の層
とどのようにインターフェースするかをを定義する。典
型的なATMプロトコル基準モデルにおける基本的な層
は、セル構造が受信及び送信される物理層(PHY)
と、ルーティング、キューイング及び関連の機能を扱う
ATM層と、より上位の層サービスへのサポートを提供
するATM適応層(AAL)とである。それぞれの層
は、関連する層の内部で実行されるより特定の機能を定
義するサブ層を1つ又は複数含むことがある。この階層
的な構成によって、異なった物理的インターフェースを
有するシステムが、より上位の層プロトコルとは独立に
データを転送することが可能となる。以下では、本発明
をATMセルを参照しながら説明するが、本発明は、A
TMセルやATM技術に限定されるものではないことに
注意すべきである。
【0004】ATMの規格では、ATMセルにおける5
バイトのヘッダ・フィールドのコンポーネントが定義さ
れている。それぞれのヘッダ・フィールドは、宛先、セ
ル・タイプ及び関連するセルの優先順位を識別する。ま
た、ヘッダ・フィールドには、ヘッダにおけるエラーを
検出し訂正する8ビットのヘッダ・エラー・チェック
(HEC)フィールドが含まれている。そして、ATM
セルのヘッダは、40ビットのヘッダ・フィールド内の
すべてのシングル・エラーを訂正し、すべてのダブル・
エラーを検出することができる、(40,32)エラー
制御符号におけるコードワードである。
【0005】伝統的なATMシステムでは、物理層(P
HY)のペイロード・フィールド上でエラー・チェック
や訂正が実行されることはない。むしろ、より上位の層
のプロトコルが、そのペイロード・フィールド上でのエ
ラー・チェックや訂正を行っている。ATMプロトコル
及びATMに関するより詳細な議論は、David E. McDys
an and Darren L. Spohn, ATM: Theory and Applicatio
n chs. 7-8 (1995)において開示されている。この文献
は全体を本出願において援用する。
【0006】ATM法のデータの完全性(data integri
ty)は、例えば、3つの基準によって評価することがで
きる。すなわち、セル損失率(cell loss ratio =CL
R)、セル・エラー率(cell error ratio =CER)及
びセル誤挿入率(cell misinsertion rate =CMR)の
3つである。CLRは、脱落したセルの数を受信したセ
ルの総数で除算した比率を表している。セルは、2種類
の事象の結果として脱落しうる。第1は、スイッチング
・プロセスの間にATMセルをキューイングするのに用
いられるバッファのオーバーフローに起因する場合であ
る。第2は、HECフィールドによって検出されたセル
・ヘッダにおけるエラーに起因する場合である。ATM
法を用いる通信システムでは、CLRはシステム・パフ
ォーマンスに関する基本的な指標の1つである。一般的
なシステムに対するCLRは、10-6のオーダーである
(1ppm(part per million)未満)。
【0007】地上のATMシステム(元来、ATMはこ
のために開発された)では、CLRは、ビット・エラー
率(BER)に関連する場合よりもキュー・オーバーフ
ローに関連して、より頻繁に生じる。その理由は、AT
Mセルが、ビット・エラー率が非常に小さくppmのオ
ーダーである光ファイバによる物理層において搬送され
ることが一般的であり、ヘッダ故障(ヘッダ障害)の確
率が非常に小さいからである。従って、CLRは、一般
的な地上システムでは、基本的にキュー・オーバーフロ
ーによって左右される。
【0008】すでに述べたように、ヘッダ・フィールド
は、そのヘッダ・フィールドにおいてエラーを訂正し検
出することができるHECによって保護される。例え
ば、ATMヘッダ・フィールドは、40ビットの保護さ
れたヘッダ・フィールドにおいて、すべてのシングル・
エラーを訂正し、すべてのダブル・エラー(更には、ほ
とんどのより大きな数のエラー)を検出することができ
る、(40,32)エラー制御コードによって保護され
る。通常の動作では、ATMヘッダに対するデコーダ
が、ヘッダに明らかなシングル・ビット・エラーを含む
セルを修復し、それ以外の明らかなエラーを含むセルは
拒絶する。従って、検出可能なヘッダ・エラーが発生す
る確率は、402・p2によって与えられるダブル・エラ
ーの確率によって左右される。ただし、pはBERであ
る。p=10-8である場合には、ダブル・エラーを検出
する(従って、セルを廃棄することになる)確率は、8
x10 -14のオーダーとなり、これは、キュー・オーバ
ーフローが原因である一般的なCLRよりもはるかに小
さい。
【0009】CERは、搬送されてきたセルのペイロー
ド・フィールドがエラーを1つ又は複数含む確率を表し
ている。CERは、シングル・エラーの確率、すなわ
ち、例えばATMシステムでは、384・pによって左
右される(ATMセルのペイロード・フィールドが、4
8x8=384ビットであることに注意)。p=10-8
である場合には、一般的な地上での使用におけるCER
は、約4x10-6、すなわち、4ppmである。
【0010】CMRは、「招かれていない」即ち不所望
なセルが搬送されてくる確率に比例する。それぞれのA
TMヘッダ・フィールドには、エンベロープ上のアドレ
スに相当する宛先情報が含まれている。他のデータ転送
構造においても、同様のアドレス情報が含まれる。誤っ
て挿入されたセルは、従って、正しくないアドレスに受
信された手紙に類似している。CMRは、後で論じるよ
うに、衛星システムを処理する際により重要となる。
【0011】ATMは、当初、地上ベースのシステムに
配置するものと考えられていた。例えば、SONET
(Switched optical NETwork)システムでは、ATMセ
ルは、BERが非常に低い光ファイバによって搬送され
る。しかしながら、処理衛星の開発が進むと、ATMが
有する融通性及びスケーラビリティにより、ATMは、
それまでは応用されることが全く考慮されたことのない
分野にも用いられるようになってきている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、衛星アップ
リンク及びダウンリンクにおいてATMのスイッチング
(切換交換)を行うには、複数の問題が存在している。
その1つは、チャネルBERが光ファイバ・ネットワー
クに対するBERよりもはるかに高く、一般的には複数
オーダー高いという問題である(これは、例えば、大気
状態に起因している)。このために、CERが容認でき
ないほど高くなり、エラーを生じがちなチャネルの影響
を軽減させるステップが必要となる。衛星の環境におけ
る第2の問題は、物理層がATMセルの復調及び復号を
試みる際に、現実に信号が存在しない場合(すなわち、
受信機にノイズだけが存在する場合)には、CMRが増
加することである。以上の理由により、衛星通信におけ
るATMの実現は、実行可能ではなかった。従って、衛
星通信システムにおいては、あるセル損失率に対するセ
ル・エラー率とセル誤挿入率とを改善し、これまでに経
験されてきた問題点を解消するような方法及び装置の提
案が切望されている。
【0013】本発明の目的は、処理衛星によって受信さ
れるデータ・セグメントにおいてセル損失率(CLR)
が与えられた場合に、セル・エラー率(CER)を向上
させることである。本発明の別の目的は、処理衛星によ
って受信されるデータ・セグメントにおいてCLRが与
えられた場合に、セル誤挿入率(CMR)を向上させる
ことである。本発明の別の目的は、処理衛星から受信さ
れた事実上エラー・フリーのデータ・セグメントを提供
することである。本発明の別の目的は、エラー制御デコ
ーダの特性を用いてCER及びCMRを向上させること
である。本発明の別の目的は、ヘッダであってもペイロ
ード・フィールドであっても、エラーがセルの中に存在
する可能性を表している場合に、セルを物理層からより
上位の層に移動させる前に、ATMセルを廃棄すること
である。本発明の別の目的は、少なくとも1つのATM
セルのヘッダ・フィールドにおけるエラーに基づいてA
TMセルを廃棄し、CMRを無視できるレベルまで縮小
することである。本発明の別の目的は、CMR向上がな
されないときには、ATMセルのヘッダ・フィールドに
おけるHECバイトを他の使用のために開放することで
ある。本発明の別の目的は、HECチェックが実行され
ないときに伝送レートを向上させることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の目的の1つ又は複
数は、処理衛星との間で送受信されるデータの完全性を
向上させる方法及び装置によって、全体的又は部分的に
達成される。本発明による方法は、エラー・スレショル
ドを設定するステップと、データ・セグメントを復号化
して復号化されたデータ・セグメントを形成するステッ
プと、復号化されたデータ・セグメントの中のエラーの
数がエラー・スレショルド以下であるかどうかを判断す
るステップと、エラーの数がエラー・スレショルドを超
えるときには復号化されたデータ・セグメントを廃棄す
るステップとを含んでいる。この方法は、更に、ATM
セルのヘッダ・フィールドにエラーが存在するかどうか
を判断するステップと、ヘッダ・フィールドにエラーが
存在することが検出されたときにはセルを廃棄するステ
ップとを含むこともある。
【0015】本発明による装置は、データ・セグメント
を受信する受信機と、その受信機に接続されておりデー
タ・セグメントを復号化して復号化されたデータ・セグ
メントを形成するデコーダとを有する処理衛星を含んで
いる。デコーダは、エラー・カウント出力が所定のエラ
ー・スレショルドを超えるか否かを感知して、超えた場
合には、復号化されたデータ・セグメントを廃棄する能
力を有している。この装置は更に、デコーダに関連付け
られているヘッダ・デコーダと、エンコーダに接続され
ており、所定の数のATMセルをパッキングするパッキ
ング回路と、デコーダに接続されており、復号化された
データ・セグメントをパッキング解除するパッキング解
除回路とを含むことがある。
【0016】
【発明の実施の態様】図1には、本発明の実施例に従っ
てデータ・セグメントを処理する方法を説明するための
ブロック図100が示されている。図1は、地上ステー
ション又はそれ以外の地上ターミナル102と、宛先ス
テーション104(例えば、衛星)とを一般的に図解し
ている。地上ターミナル102は、一般に、所定数のセ
ル150をパッキングするステップ110と、パッキン
グされたセル・ブロック154を符号化するステップ1
12と、符号化されたブロック162を宛先ステーショ
ン104に送信するステップ114とを実行する。受信
機すなわち宛先ステーション104は、一般に、データ
・セグメント156をリード・ソロモン復号化により復
号化するステップ116と、復号化されたブロックをパ
ッキング解除(アンパッキング)するステップ118
と、セル・ヘッダを復号化するステップ120と、セル
を保存又は廃棄するステップ122とを実行する。図1
では、それぞれのステップの次に、この方法のそれぞれ
のステップを通過する際のデータ要素の表現が示されて
いる。図1には地上ターミナル102が示されている
が、本発明は、地上から衛星又は衛星から地上というデ
ータ交換だけでなく、衛星間でのデータ交換も想定して
いることに注意すべきである。
【0017】C個のATMセルが搬送されるとする。C
>0であれば任意のCを用いることができるが、好適実
施例ではC=4である。更に注意すべきは、以下の議論
はATMセルを用いて行われているが、本発明はATM
セルに限定されないことである。本発明は、ペイロード
とヘッダ・フィールドとを有する任意の適宜のデータ・
セグメントに関しても、実現することができる。ただ
し、ヘッダ・フィールドは、そのヘッダ・フィールドに
おけるエラーを検出し訂正することができるエラー・チ
ェック・ビットを、オプションで有しているものとす
る。
【0018】図1に戻ると、セル・パッキング・ステッ
プ110において、4つのATMセルが、212バイト
を有する1つの情報フィールド152に、すなわち、パ
ッキングされたセル・ブロックに合併される。次に、リ
ード・ソロモン符号化ステップ112で、2*tのパリ
ティ・バイト155がパッキングされたセル・ブロック
に加えられる。好適実施例ではt=12であり、これ
は、12以下のエラーであれば、符号化されたブロック
162において訂正可能であることを意味している。理
想的には、符号化されたブロック162において12を
超えるエラーが存在する確率は、CLRに等しいはずで
ある。従って、tの値は、このシステムにおける許容限
度であるセル損失の量と、伝送チャネルによって生じる
エラー率とに依存する。換言すると、データ・セグメン
ト156において検出されたエラーの数がsである場合
には、tは、訂正できるよりも多くのエラーを検出する
確率がCLRと等しくなるように、すなわち、p[s>
t]=CLRとなるように選択されるのが好ましい。
【0019】リード・ソロモン符号化ステップ112に
おいては、好適実施例では、パッキングされたセル・ブ
ロック152は、リード・ソロモン符号を用いて符号化
される。リード・ソロモン符号でなくても、ランダム・
ノイズに対して十分な保護を与える任意のエラー制御符
号を用いることが可能である。ただし、sがtを超える
ほぼすべての場合を信頼性をもって検出することができ
る復号化方法が、その符号に関して存在している必要が
ある。例えば、BCHファミリに属するものであれば、
どのブロック・エラー訂正符号でも用いることができ
る。リード・ソロモン符号が好ましい理由は、任意の線
形符号の最小距離dminの最も大きな1つを達成でき、
また、そのためのデコーダがエラーの数が設計上の距離
を超える場合をほとんどすべて検出するからである。リ
ード・ソロモン符号には、オプションで、畳み込み符号
などの内部符号を連結させて、より大きなデータ保護を
得ることもできる。このように、リード・ソロモン符号
化ステップ(又は、それ以外のブロック符号や畳み込み
符号)が連結符号の外部符号を表し、畳み込み符号や別
のブロック符号が連結符号の内部符号を結果的に適用す
ることもある。
【0020】リード・ソロモン符号化ステップ112
は、236バイトの符号化されたブロック154を生じ
る(4つの53バイトのATMセル+24バイトのパリ
ティ・バイト)。送信ステップ114では、符号化され
たブロック154が、地上ターミナル102に割り当て
られた伝送チャネルにおける受信機すなわち宛先ステー
ション104に送信される。好適実施例では、受信機1
04は処理衛星である。例えば、処理衛星は、別々のカ
バー・エリアを定義する多数のダウンリンク及びアップ
リンクの少なくとも一方を含み、更に、周波数再利用技
術を用いることもある。処理衛星は、また、アップリン
ク・データを、そのアップリンク・データが復調されか
つ復号化された後で、ダウンリンク上への別個の送信を
行うためにスイッチング(交換)することもできる。こ
のスイッチングの後、データは、送信される前に、その
ダウンリンクのために再度符号化され変調されるのが一
般的である。スイッチング機能によって、衛星における
アップリンクは本質的に分離され、承認されていない又
はランダムなデータを、別の受信機に送信する前に廃棄
することが可能になる。従って、処理衛星は、フィルタ
のように機能し、承認されていない又はランダムなデー
タを除去することができる。
【0021】送信ステップ114の次に、受信機104
は、235バイトのデータ・セグメント156を受信す
る。データ・セグメント156にはアクティブに送信さ
れたセルの符号化されたブロックの代わりにノイズが含
まれている可能性があることに注意すべきである。送信
アップリンクが静止状態にある(すなわち、信号が存在
しない)ときであっても、アンテナのサイドローブ効果
によって、処理衛星が依然としてデータ・セグメントの
復調及び復号化を行うこともある。このような状態の場
合には、データ・セグメント156はノイズ(例えば、
ランダム・ノイズ)を含んでいる。いずれにしても、デ
ータ・セグメント156は、s個(s≧0)のエラーを
含んでいる。
【0022】更に図1を参照すると、236バイトのデ
ータ・セグメント156は、リード・ソロモン復号化ス
テップ116で復号化される。符号化ステップと同様
に、好適実施例では、復号化ステップでもリード・ソロ
モン復号化が適用される。しかし、その代わりに、既に
論じた任意の他の堅固なエラー制御方法を適用すること
もできる。s(データ・セグメント156に存在するエ
ラーの数)がt(符号化されたブロック154において
訂正可能なエラーの数)よりも大きいときには、デコー
ダ故障として知られている障害状態が生じ、デコーダ
は、tよりも多くのエラーが存在するがそれ以上はデー
タ・セグメント156の処理を行うことができないこと
を、高い蓋然性をもって認識する。本発明は、デコーダ
故障が生じたときには、データ・セグメント156の情
報コンテンツを廃棄することとして、このデコーダ故障
の情報を用いる。
【0023】例えば、本発明によるATM環境では、デ
コーダ故障が生じると、不適切なヘッダ及び情報フィー
ルドのっすくなくとモジュール一方を有するセルを、そ
のセルが物理層から次の層に送られる前に、廃棄させる
ことになる。これは、既存のATMシステムとの重要な
相違点である。すなわち、既存のATMシステムでは、
情報フィールド内のエラーの数を考慮することなく、A
TMセルを物理層から次の層に盲目的に通過させるが、
本発明においては、デコーダ故障の場合はセルを廃棄す
るからである。
【0024】デコーダ故障が生じない場合には、復号化
されたブロック158は、ステップ118でパッキング
解除(アンパッキング)されて、C個のパッキングが解
除されたセル160になる。Cは、セル・パッキング・
ステップ110に提供されたセルの数である。好適実施
例ではC=4である。例えば、4つのセルのそれぞれ
は、53バイトの幅であり、48バイトのペイロードと
5バイトのヘッダ・フィールドとから構成されている。
5バイトのヘッダ・フィールドには、例えば、1バイト
のHECフィールドが含まれている。HECバイトは、
40ビットのヘッダ・フィールドにわたって(40,3
2)のエラー制御符号を形成し、すべてのシングル・エ
ラーを訂正し、すべてのダブル・エラーを検出すること
ができる。
【0025】次に、ステップ120において、パッキン
グ解除されたセル160のヘッダ・フィールド164が
復号化される。このステップは、HECチェックとも称
される。HECチェックは、非ゼロ・シンドロームが観
察された場合、すなわち、ヘッダにおいてどのようなも
のでもエラーが検出される場合には、失敗したものと見
なされる。好適実施例では、非ゼロ・シンドロームが任
意のセル上で観察されると、C個すべてのセルが廃棄さ
れることになる。C個のセルすべてを廃棄することによ
って、以下で詳細に説明するように、CMRが向上す
る。しかし、非ゼロ・シンドロームが観察されたセルだ
けを、セルの保存/廃棄ステップ122において廃棄す
るようにしてもよい。ただし、この場合には、廃棄され
なかったセルのCER及びCMRは、一般に低調であ
る。
【0026】最後に、パッキング解除されたセル160
は、デコーダ故障又は非ゼロ・シンドロームが生じたか
どうかによって、セル保存/廃棄ステップ122で保存
又は廃棄のどちらかがなされる。好適実施例では、デコ
ーダ故障又は非ゼロ・シンドロームが生じた場合には、
C個のセルすべてがステップ122において廃棄され
る。既に述べたように、ステップ122において、非ゼ
ロ・シンドロームが観察されたセルだけを廃棄すること
も可能であるが、この場合には、本発明によるCER及
びCMRへの効果は低下することになる。デコーダ故障
も非ゼロ・シンドロームも生じていないならば、セル
は、セル保存/廃棄ステップ122において保存され
る。これは、衛星での場合であれば、後の送信のためで
あるし、地上ターミナルでの場合であれば、ユーザのア
プリケーションに搬送される可能性のためである。この
結果得られるセルは、非常の完全性が高く、ほぼエラー
・フリーすなわちエラーが無いセルである。
【0027】以上の方法によれば、与えられたCLRに
対してCER及びCMRを向上させることによって、完
全性の高いATMセルを生じることができる。一般に、
デコーダ故障を用いてデータ・セグメント156の情報
フィールドを廃棄することによって、CERが向上す
る。CMRは、パッキング解除されたセル160のヘッ
ダ・フィールドのポスト・デコーダ・チェックを実行す
ることによって、向上されるのが一般的である。CER
及びCMRをどのようにして向上させるかの詳細を次に
説明する。
【0028】リード・ソロモン符号の伝送条件とパラメ
ータとが、デコーダ故障が一般に5ppmであるCLR
で生じるように、選択される。すなわち、CLR=P
[故障]である。同様に、tとデザインEb/N0(BER
又は信号対雑音比)とは、データ・セグメント156に
おいてtより多いエラーが生じる確率が、P[故障]と等
しくなるように、選択される。データ・セグメント15
6がtよりも多くのエラーを含み、デコーダ故障が生じ
ない場合には、非検出エラーとして知られるイベントが
生じる。リード・ソロモン符号の場合には、デコーダ故
障の際の非検出エラーの確率P[非検出]は非常に小さ
く、一般には、好適実施例のパラメータを有する符号に
ついて、1ppb(part per billion)未満である。従
って、誤って復号されたブロックについては、tよりも
多くのエラーが生じ、その結果が検出できないはずであ
るから、CERは、P[故障]*P[非検出]で表される積
となる。これは、通常、1ppq(part per quadrilli
on)のオーダーである。この結果は、標準的なATM技
術を用いて得られるCERよりも優れている。
【0029】信号が存在しないがデコーダがランダム・
ノイズを復号化しようとする場合には、非検出エラーの
確率P[非検出]は、次の通りである。
【数1】P[非検出]=Σs=0 t ns*(q−1)s/q2t なお、q2t=qn/qkである。また、qkはコードワー
ドの数、qnはnタプルの数、Σ(ns*(q−1)s
[ただし、s=0〜tについての和]は復号化球の体
積、nsはnからsを選ぶ組合せの数すなわち(n!)
/{s!(n―s)!}を意味している。
【0030】好適実施例では、q=256、k=21
2、n=236、t=12であり、したがって、P[非
検出]は、0.5ppmつまり約5x10-10のオーダー
である。これは、ノイズを復号化する際に非検出エラー
が生じる確率である。このような非検出のエラーは、信
号が存在しないときには、潜在的なセルの誤挿入(misi
nsertion)を表す。これは、誤って回復されたヘッダに
明らかに有効なATMアドレスが含まれている場合があ
るからである。すでに述べたように、非ゼロ・シンドロ
ームは、ヘッダ・フィールドに検出可能なエラーがどの
ようなものであっても存在するときに、HECチェック
の後に生じる。ランダム・ノイズを復号化するときに
は、任意のシングルHECチェック手順が非ゼロ・シン
ドロームを生じる確率は1/256であり、C個のセル
すべてが非ゼロ・シンドロームを有する確率は(1/2
56C)である。C=4である場合には、この値は、4
億分の1程度である。従って、ヘッダ復号化ステップ1
20によって、CMRは更に、CMR=P[非検出]*2
56-Cまで縮小される。これは、1ppqよりも小さい
オーダーであり、この結果は、標準的なATM技術を用
いて得られるCMRよりも優れている。このように、ヘ
ッダ復号化ステップ120は、特に信号が存在しないと
きに、C個のセルすべてを廃棄することによって、CM
Rを無視できる確率まで縮小させることができる。
【0031】以上の数値は好適実施例について計算した
ものであって、あるCLRが与えられた場合に、別のC
ER及びCMRが得られるように変更可能であることは
明らかである。以上の変数それぞれの値は、あるシステ
ムが与えられた場合に許容できるCER及びCMRのレ
ベルに依存する。上述した場合には、標準的なATMシ
ステムよりもはるかに優れたCER及びCMRが結果的
に得られたが、それほどには堅固なCER及びCMRを
必要としないシステムも存在する。逆に、上述の場合よ
りも優れたCER及びCMRを要求するシステムも存在
する。これらのシステムは共に、本発明が意図している
範囲に含まれている。
【0032】P[非検出]だけに基づくCMRが十分に厳
密である場合には、HECバイトをチェックする必要は
ない。CMRの改善を望まない場合には、ヘッダ復号化
ステップ120を削除してしまうことも可能である。H
ECバイトは、例えば、ペイロード・フィールドを1バ
イト増加させたり、HECバイトを用いてペイロード・
フィールド全体でのパリティ・チェックを提供したりす
るなど、他の目的で利用するために、解放することがで
きる。また、HECバイトを削除して、全体的なセル・
サイズを1バイト縮小させることもできる。本発明は、
ATMセルやATM技術一般に限定されることはなく、
セル・サイズも53バイトに限定されることはない点を
再度強調しておく。
【0033】次に、図2を参照する。図2には、本発明
の特定の実施例によるデータ・セグメント処理装置のブ
ロック図200が示されている。図2には、一般的に、
地上ターミナル202と宛先ステーション204とが示
されている。地上ターミナル202は、一般に、セル・
パッキング回路210と、リード・ソロモン・エンコー
ダ212と、送信機214とを含む。受信機204すな
わち宛先ステーション204は、リード・ソロモン・デ
コーダ216と、セル・パッキング解除回路218と、
ヘッダ・デコーダ220と、デコーダ故障出力224に
応答するセル保存/廃棄バッファ222とを含んでい
る。
【0034】以下の説明は、既に図1を説明する際に考
えた代替的な実施例や修正をすべて含んでいるものであ
るが、反復を避けるために、図1との関係で既に述べた
代替的な実施例や修正についての言及は割愛する。図2
を参照すると、C個のATMセル250がセル・パッキ
ング回路210に与えられる。セル・パッキング回路2
10は、例えば、マルチプレクサ回路により実現するこ
とができる。セル・パッキング回路210は、C個の5
3バイトのATMセル250を入力として取得し、53
*Cバイトの長さのパッキングされたセル・ブロック2
52を生じる。当業者であれば理解するように、セル・
パッキング回路210は、多くの異なる方法によって実
現することが可能である。これには、汎用のCPUと作
業用メモリとによるプログラムされた制御が含まれる。
【0035】パッキングされたセル・ブロック254
は、次に、リード・ソロモン・エンコーダ212に供給
される。リード・ソロモン・エンコーダは、2*tバイ
トのパリティ255を、パッキングされたセル・ブロッ
クに追加する。好適実施例のリード・ソロモン・エンコ
ーダは、t=12として、256個の要素を有するガロ
ア体(Galois field)上の(236,212)符号を用
いている。リード・ソロモン・エンコーダ212は、符
号化されたブロックを生じ、このブロックは、送信機2
14に送られて、地上ターミナル202と関連するチャ
ネルで受信機204まで送信されるが、又は、内部符号
を符号化されたブロックに提供するために内部符号化回
路(図示せず)に送られるか、のいずれかである。例え
ば、内部符号は、畳み込み符号である。そして、得られ
た内部符号化されたブロックは、送信機214に送られ
る。
【0036】送信チャネルは、符号化されたブロックに
s個の(ただし、s≧0)エラーを生じさせる。宛先ス
テーション204すなわち受信機204では、s個のエ
ラーを含むデータ・セグメント256がリード・ソロモ
ン・デコーダ216に与えられる。s>tの場合には、
高い確率でデコーダ故障が生じる。ブロック(例えば、
リード・ソロモン)・デコーダ216は、例えばセル保
存/廃棄バッファ222などの廃棄回路に接続されたデ
コーダ故障出力224を含んでいる。リード・ソロモン
・デコーダ216には、デコーダ故障出力224に応答
してデータ・セグメント256の全体をセル保存/廃棄
バッファ222に直接に送る回路が含まれることもあ
る。デコーダ故障が生じない場合には、復号化されたブ
ロック258は、本質的にセル・パッキング回路210
の逆の機能を果たすセル・パッキング解除回路218に
直接送られる。セル・パッキング回路210と同様に、
セル・パッキング解除回路218は、マルチプレクサや
それ以外の類似する回路によって実現することができ
る。デコーダ故障が生じない場合には、ブロック・デコ
ーダすなわちリード・ソロモン・デコーダ216又は保
存/廃棄バッファ222における廃棄回路又はソフトウ
ェアが、例えば、復号化されたブロック258をメモリ
に保存しないか、復号化されたブロック258をパッキ
ング解除回路218に送らないか、又は、以後に受信さ
れたデータを用いて復号化されたブロック258を上書
きするかによって、復号化されたブロック258を廃棄
する。
【0037】更に図2を参照すると、セル・パッキング
解除回路218は、C個のパッキングが解除されたセル
260を生じさせる。C個のパッキングが解除されたセ
ル260は、それぞれが、ペイロード・フィールドとヘ
ッダ・フィールド264とを含んでいる。ヘッダ・フィ
ールド264は、このヘッダ・フィールドの全体にわた
って(40,32)符号を形成し、少なくともこのヘッ
ダ・フィールド内のすべてのシングル・エラーを訂正す
ることができるヘッダ・エラー制御(HEC)フィール
ドを含んでいる。次に、C個のパッキング解除されたセ
ル260がヘッダ・デコーダ220に供給される。ヘッ
ダ・デコーダ220は、ヘッダ・フィールドを復号化
し、ヘッダ・エラーが発見されたことを廃棄回路(セル
保存/廃棄バッファ222)に警告するための非ゼロ・
シンドローム制御信号226を含む。また、ヘッダ・デ
コーダ220それ自体が、ブロック・デコーダ216を
参照して既に説明した廃棄回路を含むこともある。すで
に述べたように、ヘッダ・デコーダ220は、HECチ
ェックを望まない場合には、削除又はバイパスすること
ができる。
【0038】セル保存/廃棄バッファ222は、ATM
セルを廃棄すべきか、又は後の送信のために保存すべき
かを判断する。セル保存/廃棄バッファ222は、RA
M又はFLASHメモリなど任意の通常のメモリ装置を
用いて、ASICにおいて、又は、ソフトウェアにより
実現することができる。保存/廃棄バッファ222の中
の廃棄回路には、非ゼロ・シンドロームが生じたかどう
かを指示するヘッダ・デコーダ220からの入力と、デ
コーダ故障が生じたかを指示するリード・ソロモン・デ
コーダ216からの入力とが含まれる。これらの条件の
少なくとも1つが成り立っていると、廃棄回路は、メモ
リ装置に対して、記憶するように提示されているATM
セルを無視するように、命令する。そうでなければ、A
TMセルは、後の送信のために記憶される。すべてのセ
ルを廃棄することは、必ずしも必要ではない。好適実施
例では、セル保存/廃棄バッファ222は、必要な場合
にはC個のATMセルすべてを廃棄するが、他の場合に
は、非ゼロ・シンドロームが生じたセルだけを廃棄する
こともできる。
【0039】廃棄されなかった高い完全性を有するセル
は、ほぼエラー・フリーすなわちエラーが存在していな
い。セル上のBCH符号保護は、tよりも多くのエラー
を有するデータ・セグメントを非常に高い確率で除去す
る。その結果得られるCERは、既存のデータ伝送シス
テムよりも優れている。更に、ヘッダのオプションのポ
ストBCHチェックによって、検出されていなかったエ
ラーを有するセルを除去する別の機会を提供し、CMR
は更に改善される。HECチェックを実行することによ
って得られたCMRは、既存のデータ伝送システムより
も優れている。従って、本発明によって搬送されるセル
のヘッダ及びペイロード・フィールドは、共に、ほぼエ
ラー・フリーである。
【0040】本発明は、このようにして、衛星通信を著
しく向上させる方法及び装置を提供する。特に、本発明
は、衛星を介して伝送されるデータのCER及びCMR
を、アップリンク・ノイズが相当存在する場合であって
も、減少させることができる。従って、例えば、広く受
け入れられている地上ATM通信の標準を、信頼性をも
って衛星を介してスイッチングすることが可能となる。
以上では特定の構成要素、実施例及び応用例を示して説
明したが、当業者にとっては先に述べたことに基づく修
正が可能であるから、本発明がそれらに限定されないの
はもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータ・セグメント処
理方法のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるデータ・セグメント処
理装置のブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・エス・カソ アメリカ合衆国カリフォルニア州90254, ハーモサ・ビーチ,ゴールデン・アベニュ ー 1533 (72)発明者 スチュアート・ティー・リンスキー アメリカ合衆国カリフォルニア州90732, サン・ペドロ,サンタ・クルツ・ストリー ト 1070

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信されているデータの完全性を向上さ
    せる方法であって、 エラー・スレショルドを設定するステップと、 データ・セグメントを復号化して復号化されたデータ・
    セグメントを形成する復号化ステップと、 復号化されたデータ・セグメント中のエラーの数がエラ
    ー・スレショルドを超えるかどうかを判断するステップ
    と、 エラーの数がエラー・スレショルドを超えるときには、
    復号化されたデータ・セグメントを廃棄するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、復号化ス
    テップは、1つのデータ・セグメントにおける所定数の
    非同期転送モード(ATM)セルを復号化するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、 復号化ステップは、ペイロード・フィールドと該ペイロ
    ード・フィールドに関連するヘッダ・フィールドとを復
    号化するステップを含んでおり、 該方法は更に、 復号化を行って、ペイロード・フィールドの少なくとも
    1つに関連するヘッダ・フィールドにおけるエラーの存
    在を検出するステップと、 ヘッダ・フィールドにおけるエラーの数が所定のスレシ
    ョルドを超えるときに、少なくとも1つのペイロード・
    フィールドを廃棄するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、該方法は
    さらに、 衛星において、データ・セグメントをアップリンク・ビ
    ームから受信するステップと、 ペイロード・フィールドが廃棄されていない場合、ペイ
    ロード・フィールドを衛星からダウンリンク・ビームに
    おいて送信するステップとを含むことを特徴とする方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、該方法は
    さらに、 衛星において、データ・セグメントをアップリンク・ビ
    ームから受信するステップと、 復号化されたデータ・セグメントが廃棄されていない場
    合、復号化されたデータ・セグメントを衛星からダウン
    リンク・ビームにおいて送信するステップとを含むこと
    を特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法において、復号化ス
    テップは、リード・ソロモン復号化により実行されるこ
    とを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 衛星を介して転送されるデータの完全性
    を向上させる方法であって、 地上局においてデータ・セグメントを符号化して符号化
    されたデータ・セグメントを形成する符号化ステップ
    と、 符号化されたデータ・セグメントを地上局から衛星へ送
    信するステップと、 符号化されたデータ・セグメントを衛星において受信す
    るステップと、 エラー・スレショルドを設定するステップと、 符号化されたデータ・セグメントを復号化して復号化さ
    れたデータ・セグメントを形成する復号化ステップと、 復号化されたデータ・セグメント中のエラーの数がエラ
    ー・スレショルドを超えるかどうかを判断するステップ
    と、 エラーの数がエラー・スレショルドを超える場合に、復
    号化されたデータ・セグメントを廃棄するステップとを
    含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、 符号化ステップは、外部符号と内部符号とを適用して符
    号化されたデータ・セグメントを形成するステップを含
    み、 復号化ステップは、内部符号と記外部符号とを復号化し
    て復号化されたデータ・セグメントを形成するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法において、符号化ス
    テップは、畳み込み内部符号を適用するステップを含む
    ことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の方法において、復号化
    ステップは、所定の数の非同期転送モード(ATM)セ
    ルを復号化するステップを含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法において、該方
    法はさらに、 地上局において、所定数のATMセルをパッキングして
    データ・セグメントを形成するステップと、 衛星において、復号化されたデータ・セグメントのパッ
    キングを解除して所定数のATMセルを回復するステッ
    プとを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の方法において、 復号化ステップは、少なくとも1つのペイロード・フィ
    ールドと該少なくとも1つのペイロード・フィールドに
    関連するヘッダ・フィールドとを復号化するステップを
    含み、 該方法はさらに、 ヘッダ・フィールドにおけるエラーを検出するステップ
    と、 ヘッダ・フィールドにおいてエラーが検出されたとき
    に、少なくとも1つのペイロード・フィールドを廃棄す
    るステップとを含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 衛星から送信されるデータの完全性を
    向上させる衛星データ復号化システムであって、 衛星内に位置し、データ・セグメントを受信する受信機
    と、 受信機に接続されており、データ・セグメントを復号化
    して復号化されたデータ・セグメントを形成するブロッ
    ク・デコーダと、 復号化されたデータ・セグメントにおけるエラーに応答
    するデコーダ故障出力手段と、 デコーダ故障出力手段の出力に応答して、復号化された
    データ・セグメントを廃棄する廃棄回路とを備えている
    ことを特徴とするデータ復号化システム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のデータ復号化システ
    ムにおいて、ブロック・デコーダは、リード・ソロモン
    ・デコーダであることを特徴とするデータ復号化システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のデータ復号化システ
    ムにおいて、データ・セグメントは、少なくとも1つの
    非同期転送モード(ATM)セルを含むことを特徴とす
    るデータ復号化システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のデータ復号化システ
    ムにおいて、該システムはさらに、 エンコーダに接続されており、所定数のATMセルをパ
    ッキングするパッキング回路と、 デコーダに接続されており、復号化されたデータ・セグ
    メントをパッキング解除して、少なくとも1つのATM
    セルと関連するセル・ヘッダとを形成するパッキング回
    路とを備えていることを特徴とする方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006325007A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Canon Inc 通信装置、当該装置における受信方法、コーデック、デコーダ、通信モジュール、通信部及びデコード方法
WO2023242985A1 (ja) * 2022-06-15 2023-12-21 日本電信電話株式会社 無線通信システム、中継局装置、端末局装置、および無線通信方法

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