JP2000227906A - 分散アプリケーション連携方法 - Google Patents

分散アプリケーション連携方法

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JP2000227906A
JP2000227906A JP11335166A JP33516699A JP2000227906A JP 2000227906 A JP2000227906 A JP 2000227906A JP 11335166 A JP11335166 A JP 11335166A JP 33516699 A JP33516699 A JP 33516699A JP 2000227906 A JP2000227906 A JP 2000227906A
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event
environment
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program
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Yoshiro Sato
善郎 佐藤
Eiji Matsumura
松村  栄二
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分散オブジェクト環境に対応していないプログ
ラムと分散オブジェクト環境に対応したオブジェクトと
を連携させて動作できるようにした分散アプリケーショ
ン連携方法を提供することを目的とする。 【解決手段】分散オブジェクト仕様に対応していないイ
ベントと分散オブジェクト仕様に対応したイベントとの
間の変換を行なって、一方の環境下で発行されたイベン
トを他方の環境下のイベントに変換して発行するように
する。また分散オブジェクト環境下のオブジェクトに関
する情報を収集するオブジェクトを用意し、該オブジェ
クトで分散オブジェクト環境下のオブジェクトに関する
情報を収集し、分散オブジェクト対応でないプログラム
に渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散オブジェクト
環境に対応していないプログラムと分散オブジェクト環
境に対応したアプリケーションとを連携させる方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】分散オブジェクトシステムは、ネットワ
ーク上に分散配置されたオブジェクトが相互に連携しな
がら全体として機能するシステムのことである。オブジ
ェクトとは、データと処理手続き(メソッド)とが一体
となったプログラムのことである。分散オブジェクトシ
ステムを実現するオブジェクト技術に関する仕様とし
て、例えば、OMG(The Object Management Group)
が策定したCORBA(Common Object Request Broker
Architecture)や、Microsoft社が策定した
DCOM(Distributed Component Object Model)があ
る。OMGは米国Object Management Group, Incの米国
およびその他の国における商標、CORBAは米国Obje
ct Management Group, Incの米国およびその他の国にお
ける登録商標、Microsoftは米国およびその他
の国における米国Microsoft Corp.の登録商標である。
CORBAでは、オブジェクト同士の通信路となるオブ
ジェクト・リクエスト・ブローカ(ORB)を経由して
各種の機能を備えるオブジェクトが通信することにより
全体として機能する。各オブジェクトが、ネットワーク
上のどのマシンに実装されているかなどは意識する必要
がないので、CORBAのインターフェース仕様を守る
限り、個々のオブジェクト単位で自由に機能拡張や変
更、インプリメンテーションを行なうことができる。オ
ブジェクト指向技術を用いて、オブジェクト相互がコミ
ュニケートする技術として、特開平6−332870号
が開示されている。
【0003】一方、従来より、CORBAのような分散
オブジェクト技術を用いないシステム(以下、クライア
ント・サーバ環境と記す。)も多く開発され現実に使用
されている。例えば、各種の業務処理を行なう業務アプ
リケーションが使用されている。業務アプリケーション
では、幾つかのアプリケーションを連携して実行するス
ケジュール機能が実現されている。スケジュール機能
は、例えば、時刻Xに業務アプリケーションAを起動
し、該業務アプリケーションAが正常終了したら業務ア
プリケーションBを起動し、該業務アプリケーションA
でエラーが発生したら業務アプリケーションCを起動す
る、というように所定のスケジュールに沿って業務アプ
リケーションを実行していく機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、分散オブジ
ェクト技術を用いないシステムから、分散オブジェクト
仕様に沿ったアプリケーション(オブジェクト)を呼び
出してその機能を利用することは、従来の技術ではでき
ない。分散オブジェクト環境下のオブジェクトの機能を
利用するためには、分散オブジェクト技術を用いないシ
ステムを、分散オブジェクト仕様に合わせて改変する必
要がある。例えば、CORBAやDCOMにしたがった
オブジェクトの機能を利用したいときには、呼び出す側
にCORBAやDCOMの仕様にしたがったインターフ
ェースを作成する必要がある。
【0005】しかし、分散オブジェクト技術を用いない
システムを、分散オブジェクト仕様に改変するのには、
時間と費用がかかる。分散オブジェクト技術を用いない
システムでも、例えばクライアント・サーバ方式で各種
の機能を実現する複数の業務アプリケーションを連携さ
せて実行するものもあり、そのようなシステムでは全て
の業務アプリケーションを分散オブジェクト環境に乗せ
るように改変するのは時間と費用がかかる。一方、従来
実現されている機能の一部分を、分散オブジェクト仕様
のオブジェクトで実行させようとしても、上述したよう
に、分散オブジェクト仕様でないシステムから、分散オ
ブジェクト環境下のオブジェクトを呼び出すことはでき
ない。
【0006】本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑
み、分散オブジェクト環境に対応していないプログラム
と分散オブジェクト環境に対応したオブジェクトとを連
携させて動作できるようにした分散アプリケーション連
携方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、分散オブジェクト仕様に対応していない
プログラムと分散オブジェクト環境下のオブジェクトと
を連携して動作させる連携方法であって、分散オブジェ
クト仕様に対応していないプログラムから、分散オブジ
ェクト仕様に対応していないイベントを発行するステッ
プと、該分散オブジェクト仕様に対応していないイベン
トを、分散オブジェクト仕様に対応したイベントに変換
して発行するステップと、該分散オブジェクト仕様に対
応したイベントを、分散オブジェクト環境下のオブジェ
クトに渡すステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】また、分散オブジェクト仕様に対応してい
ないプログラムと分散オブジェクト環境下のオブジェク
トとを連携して動作させる連携方法であって、分散オブ
ジェクト環境下のオブジェクトから、分散オブジェクト
仕様に対応したイベントを発行するステップと、該分散
オブジェクト仕様に対応したイベントを、分散オブジェ
クト仕様に対応していないイベントに変換して発行する
ステップと、該分散オブジェクト仕様に対応していない
イベントを、分散オブジェクト仕様に対応していないプ
ログラムに渡すステップとを備えたことを特徴とする。
【0009】さらに、前記イベントを変換して発行する
ステップは、分散オブジェクト仕様に対応していないイ
ベントと分散オブジェクト仕様に対応したイベントとの
対応関係を記載したイベント定義テーブルを参照して行
なうようにするとよい。分散オブジェクト環境下の任意
のオブジェクトに関する情報を収集するための情報収集
オブジェクトを用意し、該情報収集オブジェクトにより
分散オブジェクト環境下の任意のオブジェクトに関する
情報を収集するステップと、該情報収集オブジェクトに
より収集した情報を、分散オブジェクト仕様に対応して
いないプログラムに渡すステップとを、さらに備えるよ
うにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0011】図1は、本発明に係る分散アプリケーショ
ン連携方法を適用したシステムの全体構成を示す。運用
管理サーバ101には運用管理プログラム111が実装
されており、これにより各種の業務アプリケーションを
連携して実行して業務を遂行する。業務サーバ102に
は、各種の業務アプリケーション121,122,12
3が実装されている。運用管理プログラム111は、ス
ケジュール機能を備えており、例えば時刻Xに業務アプ
リケーションAを起動し、該業務アプリケーションAが
正常終了したら業務アプリケーションBを起動し、該業
務アプリケーションAでエラーが発生したら業務アプリ
ケーションCを起動する、というように、業務サーバ1
02内のアプリケーションをあらかじめ定められたスケ
ジュールに沿って実行できる。
【0012】運用管理サーバ101および業務サーバ1
02は、一般的なクライアント・サーバ(C/S)環境
下にあるものであり、CORBA仕様にしたがった分散
オブジェクト環境下のものではない。運用管理プログラ
ム111によって起動された業務アプリケーションは実
行結果を業務管理プログラムへ終了コードとして通知す
る。
【0013】一方、運用管理プログラム111から、分
散オブジェクト環境下のプログラム(オブジェクト)を
利用することができる。あらかじめ運用管理プログラム
111では、分散オブジェクト環境のオブジェクトを呼
び出すためのクライアント・サーバ環境イベントを登録
しておく。運用管理プログラム111から該クライアン
ト・サーバ環境イベントが発行されると、サーバ103
のイベント変換プログラム131が、該クライアント・
サーバ環境イベントを分散オブジェクト仕様に沿ったオ
ブジェクトを起動するイベントに変換する。ここでは、
分散オブジェクト環境としてCORBAを用いるので、
上記分散オブジェクト仕様に沿ったオブジェクトを起動
するイベントをCORBA環境イベントと呼ぶ。
【0014】イベント変換プログラム131で変換され
発行されたCORBA環境イベントは、OS A104
やOS B105などの各種のプラットホーム(例え
ば、Windows(Windowsは米国およびその他の国における
米国 Microsoft Corp. の登録商標である)やUNIX(UNI
Xは、X/Open Company Limited が独占的にライセンスし
ている米国ならびに他の国における登録商標である)な
どであるが、これらに限らず他のプラットホームでもか
まわない)上に実装されたCORBAのオブジェクト・
リクエスト・ブローカ(ORB)106を介して、所定
のCORBAアプリケーション(CORBA仕様のオブ
ジェクト)161に渡され、該CORBAアプリケーシ
ョン161が起動する。
【0015】逆に、イベント変換機能を利用することに
よって、CORBAアプリケーション161からクライ
アント・サーバ環境下のプログラムにCORBA環境イ
ベントを発行し、CORBA環境イベントを受け取った
クライアント・サーバ環境下のプログラムに処理を行わ
せることもできる。例えば、CORBAアプリケーショ
ン161の処理の結果をクライアント・サーバ環境下の
運用管理プログラム111に返す場合などである。この
場合、あらかじめCORBAアプリケーション161で
は、クライアント・サーバ環境下のプログラムに情報を
送るためのイベント(CORBA環境イベント)を登録
しておく。CORBAアプリケーション161から該C
ORBA環境イベントが発行されると、サーバ103の
イベント変換プログラム131が、該CORBA環境イ
ベントを対応するクライアント・サーバ環境イベントに
変換する。イベント変換プログラム131で変換され発
行されたクライアント・サーバ環境イベントは、運用管
理プログラム111に渡され、これによりCORBAア
プリケーション161からの情報を運用管理プログラム
111に渡すことができる。
【0016】イベント変換プログラム131は、実際の
構成では、運用管理サーバ101と同じサーバに置くこ
ともできるし、また、分散オブジェクト環境のCORB
Aアプリケーション161が存在するサーバにおくこと
もできる。もちろんイベント変換専用のサーバに運用管
理サーバと、CORBAアプリケーションの両方から独
立しておくこともできる。この場合、イベント変換プロ
グラム131が存在するサーバ上には、CORBAのオ
ブジェクト・リクエスト・ブローカ(ORB)106が
存在する必要がある。
【0017】図4は、イベント変換プログラム131が
クライアント・サーバ環境イベントとCORBA環境イ
ベントとの間の変換を行なう際に参照するイベント定義
テーブル400(図1の132)を示す。イベント定義
テーブル400は、イベント名称のフィールド401と
イベントIDのフィールド402を有する。イベント名
称のフィールド401には、CORBA環境イベントの
名称を登録する。イベントIDのフィールド402に
は、フィールド401に登録されたCORBA環境イベ
ントに対応するクライアント・サーバ環境イベントのI
D(識別子)を登録する。
【0018】なお、本実施例ではCORBA環境イベン
ト名称とクライアント・サーバ環境イベントのイベント
IDとを対応させるイベント定義テーブル400を例と
して示したが、CORBA環境イベントのイベント本体
の情報やクライアント・サーバ環境イベントのイベント
本体の情報をイベント定義テーブルに追加したり、CO
RBA環境イベントとクライアント・サーバ環境イベン
トとのイベント本体の定義テーブルを別途設けること
で、イベント本体の内容の変換も可能である。
【0019】図5は、CORBA環境イベントのデータ
形式の例を示す。CORBA環境イベント500は、C
ORBA環境下で有意なイベント名称501、該イベン
ト名称のCORBA環境イベントに対応するクライアン
ト・サーバ環境イベントのイベントID502、および
当該CORBA環境イベントの内容を表すイベント本体
503を備えている。
【0020】図6は、クライアント・サーバ環境イベン
トのデータ形式の例を示す。クライアント・サーバ環境
イベント600は、当該クライアント・サーバ環境イベ
ントを特定する識別子であるイベントID601、およ
び当該クライアント・サーバ環境イベントの内容を表す
イベント本体602を備えている。
【0021】図2は、イベント変換プログラム131に
おいてクライアント・サーバ環境イベントを受信しCO
RBA環境イベントに変換して発行する処理の手順を示
す。ステップ201で、クライアント・サーバ環境下で
発行されたクライアント・サーバ環境イベント(図6の
形式)を受け取る。ステップ202で、受け取ったクラ
イアント・サーバ環境イベント600のイベントID6
01が、図4に示したイベント定義テーブル400に登
録されているか否か検索する。検索の結果、イベント定
義テーブル400に登録されているイベントIDであっ
た場合はステップ203から204に進み、登録されて
いないイベントIDであった場合はそのまま処理を終了
する。
【0022】ステップ204では、受け取ったクライア
ント・サーバ環境イベント600をCORBA環境イベ
ント500(図5の形式)に変換し、該CORBA環境
イベントを発行して、処理を終了する。CORBA環境
イベントへの変換は、具体的には、図5のデータ形式の
CORBA環境イベント500を作成する処理である。
CORBA環境イベント500中、イベントID502
には、受け取ったクライアント・サーバ環境イベント6
00のイベントID601をセットする。イベント名称
501には、当該イベントID601に対応するイベン
ト名称を、イベント定義テーブル400から読み出して
セットする。
【0023】イベント本体503には、受け取ったクラ
イアント・サーバ環境イベント600のイベント本体6
02をCORBA環境のイベント本体に変換してセット
する。
【0024】図3は、イベント変換プログラム131に
おいてCORBA環境イベントを受信しクライアント・
サーバ環境イベントに変換して発行する処理の手順を示
す。ステップ301で、CORBA環境下で発行された
CORBA環境イベント(図5の形式)を受け取る。
【0025】ステップ302で、受け取ったCORBA
環境イベント500のイベント名称501が、図4に示
したイベント定義テーブル400に登録されているか否
か検索する。検索の結果、イベント定義テーブル400
に登録されているイベント名称であった場合はステップ
303から304に進み、登録されていないイベント名
称であった場合はそのまま処理を終了する。
【0026】ステップ304では、受け取ったCORB
A環境イベント500をクライアント・サーバ環境イベ
ント600(図6の形式)に変換し、該クライアント・
サーバ環境イベントを発行して、処理を終了する。クラ
イアント・サーバ環境イベントへの変換は、具体的に
は、図6のデータ形式のクライアント・サーバ環境イベ
ント600を作成する処理である。クライアント・サー
バ環境イベント600中、イベントID601には、受
け取ったCORBA環境イベント500のイベント名称
501に対応するイベントIDを、イベント定義テーブ
ル400から読み出してセットする。なお、このとき、
イベント定義テーブル400から読み出したイベントI
Dが、受け取ったCORBA環境イベント500中のイ
ベントID502に一致することをチェックする。イベ
ント本体602には、受け取ったCORBA環境イベン
ト500のイベント本体503をクライアント・サーバ
環境のイベント本体に変換してセットする。
【0027】なお、図1では、クライアント・サーバ環
境下のプログラムとして1つの運用管理プログラムを、
分散オブジェクト環境下のプログラムとして1つのCO
RBAアプリケーション161を、それぞれ取り上げて
説明したが、各環境下のプログラムは1つに限らず任意
の数でよい。また、分散オブジェクト環境はCORBA
に限らず、他の分散オブジェクト環境でもよい。クライ
アント・サーバ環境下の複数のプログラムと分散オブジ
ェクト環境下の複数のプログラムとの間でも、上述した
イベント変換プログラムによりイベント変換することに
より、クライアント・サーバ環境下のプログラムから分
散オブジェクト環境下のオブジェクトを呼び出してその
機能を利用し、逆に分散オブジェクト環境下のオブジェ
クトからのアクションをクライアント・サーバ環境下の
プログラムで受け取ることができる。したがって、クラ
イアント・サーバ環境下のプログラムと分散オブジェク
ト環境下のオブジェクトとを連携させて動作させること
ができる。
【0028】次に、図1のシステムにおいて、クライア
ント・サーバ環境下の運用管理プログラム111でCO
RBAアプリケーション(オブジェクト)の各種の情報
を収集する方法について説明する。まず、あらかじめ情
報を収集したいCORBAアプリケーションに情報送信
用ルーチンを用意しておく。この情報送信用ルーチンは
オブジェクトとして構成されており、情報送信オブジェ
クトと呼ぶものとする。ここでは、図1のCORBAア
プリケーション161の情報を収集する例で説明するの
で、該CORBAアプリケーション161内に情報送信
オブジェクトが用意される。
【0029】CORBAアプリケーション162は、情
報収集を実行するCORBAアプリケーション(オブジ
ェクト)であり、データベース(DB)163を備えて
いる。以下では、CORBAアプリケーション162を
情報収集アプリケーション162と呼ぶ。情報収集アプ
リケーション162には、情報を収集したいCORBA
アプリケーション161の情報送信オブジェクトを登録
しておく。情報収集アプリケーション162は、所定時
間間隔で、登録されている情報送信オブジェクトを呼び
出す。呼び出された情報送信オブジェクトは、対応する
CORBAアプリケーションの状態などの各種の情報を
情報収集アプリケーション162に渡す。例えば、CO
RBAアプリケーション161の情報送信オブジェクト
は、CORBAアプリケーション161に関する各種の
情報を収集し情報収集アプリケーション162に渡す。
情報収集アプリケーション162は、収集した各COR
BAアプリケーションに関する情報をDB163に格納
する。
【0030】情報収集アプリケーション162には、収
集した情報をクライアント・サーバ環境下のプログラム
に渡すためのオブジェクト(情報送信用オブジェクト)
が用意されている。
【0031】運用管理プログラム111は、上述したイ
ベント変換プログラム131を経由する方法で、上記情
報送信用オブジェクトを呼び出すことができる。情報送
信用オブジェクトは、DB163内に収集した各COR
BAアプリケーションに関する情報を、上述したイベン
ト変換プログラム131を経由する方法で、運用管理プ
ログラム111に渡すことができる。
【0032】以上より、運用管理プログラム111は、
任意のタイミングあるいはインターバルでDB163の
情報(すなわちCORBAアプリケーションの状態な
ど)を取得できる。したがって、CORBAアプリケー
ションに関する統計情報などをクライアント・サーバ環
境の側で表示したり、取得した情報に応じた動作を行な
うことなどが可能になる。
【0033】特に、従来の業務アプリケーションの情報
収集の方法は、各機能を利用する側のタイミングで直接
情報を収集するものであった。しかし、情報収集して管
理する側のアプリケーションが複数ある場合は、同じ情
報を何度も収集することになり、被管理アプリケーショ
ンへの負担(オーバヘッド)が大きくなってしまう。
【0034】そこで、上述の本実施の形態のようにすれ
ば、情報収集は情報収集アプリケーション162がまと
めて行なうので、同じ情報を何度も収集することがな
く、CORBA環境の被管理アプリケーションの負担は
少ない。クライアント・サーバ環境下の複数の管理プロ
グラムから情報収集の要求があったときは、情報収集ア
プリケーション162がDB163に収集した情報をそ
れぞれ渡せばよいので、情報収集のためのオーバヘッド
は小さく、クライアント・サーバ環境下の管理プログラ
ムが増加しても、それほどの負担増にならない。
【0035】図7は、本発明を適用した障害監視システ
ムの例を示す。監視サーバ701はクライアント・サー
バ環境下にあり、運用管理プログラム702(図1の1
11と同様のもの)が動作している。運用管理プログラ
ム702は、運転シナリオ703にしたがうスケジュー
ルで、分散オブジェクト環境下の業務アプリケーション
あるいは不図示のクライアント・サーバ環境下の業務ア
プリケーションを動作させる。監視サーバ701は、業
務アプリケーションで発生する障害を検出し、その障害
発生に係る情報を障害ログ704に格納する。
【0036】サーバ711、業務サーバ721、および
WWWサーバ731は、分散オブジェクト(CORB
A)環境下にある。サーバ711では、イベント変換プ
ログラム712が動作している。イベント変換プログラ
ム712は、図1の131と同様のものである。業務サ
ーバ721は、各種の業務アプリケーション(CORB
Aオブジェクト)を実装している。WWWサーバ731
は、クライアント732〜734にWWWサービスを提
供するサーバであり、必要に応じて業務サーバ721の
オブジェクトを利用できる。
【0037】このようなシステムで、業務サーバ721
に何らかの障害が発生したとき、その障害を通知するC
ORBA環境イベントがに示すように発生される。こ
のCORBA環境イベントは、図1で説明したようにイ
ベント変換プログラム712によりクライアント・サー
バ環境イベントに変換され、に示すように監視サーバ
701の運用管理プログラムに渡される。運用管理プロ
グラム702は、当該障害発生に係る情報を障害ログ7
04に記録するとともに、サービス停止イベント(クラ
イアント・サーバ環境イベント)をに示すように発行
する。このサービス停止イベントは、図1で説明したよ
うにイベント変換プログラム712によりCORBA環
境イベントのサービス停止イベントに変換され、に示
すように例えばWWWサーバ731に送られ、必要な停
止処理が実行される。
【0038】図8は、本発明を適用したデータ収集シス
テムの例を示す。運用管理サーバ801は、会社の管理
部門に配置されたクライアント・サーバ環境下の管理用
サーバである。この会社では、A店、B店、およびC店
の3つの店舗を有し、各店舗にはそれぞれ店舗システム
810,820,830が備えられている。店舗システ
ム810は分散オブジェクト環境で構築され、店舗シス
テム820は小規模なC/Sシステムで構築され、店舗
システム830はメインフレームで構築されているもの
とする。
【0039】図8において、イベント変換プログラム8
11は運用管理サーバ801側に置くこともできるが、
店舗810側に置くことによって、分散オブジェクト環
境を局所化できる効果がある。すなわち、イベント変換
プログラム811を運用管理サーバ801側に置いた場
合は、運用管理サーバ801上にも分散オブジェクト環
境を構築する必要があるが、店舗810側に置いた場合
は、運用管理サーバ801側は従来のクライアント・サ
ーバ環境のままで、店舗810にだけ分散オブジェクト
環境を構築すれば良い。
【0040】運用管理サーバ801で各店舗システムの
データを収集したい場合、店舗システム810は分散オ
ブジェクト環境であるので、上述した実施の形態と同様
にイベント変換プログラム811を設けてデータ収集す
る。その手順は、運用管理サーバ801からデータ収集
ジョブのクライアント・サーバ環境イベントを発行し、
イベント変換プログラム811で該イベントを分散オブ
ジェクト環境下のイベントに変換して発行し、店舗シス
テム810からデータ収集の終了通知(分散オブジェク
ト環境下のイベント)が発行されたら、該終了通知のイ
ベントをイベント変換プログラム811でクライアント
・サーバ環境イベントに変換して運用管理サーバ801
に渡す、という手順である。
【0041】さらに、分散オブジェクト環境ではない店
舗システム820,830の場合は、例えば運用管理サ
ーバ801からそれぞれの店舗システムに対して、直接
ftpなどのファイル転送プログラムを呼び出すことが
できる。呼び出されたプログラムは、必要なデータを運
用管理サーバ801に送る。送り終わったら、運用管理
サーバ801にデータ転送作業完了を通知する。これら
により、運用管理サーバ801では、分散オブジェクト
環境であるか否かにかかわらず、一元的にデータ収集す
ることができる。
【0042】ウインドウ840は、運用管理サーバ80
1でデータ収集する際の手順定義画面の例を示す。な
お、画面内の各部は本来はアイコンで表示されるもので
あるが、ここでは単なる四角いブロックで表した。各店
舗システムからデータ収集し、それらをまとめてDBを
更新し、そのDB情報に基づいて日報を出力したり業務
障害通知を行なう手順が示されている。特に、A店のデ
ータ収集では、分散オブジェクト環境のシステムからの
データ収集であるので、841に示すようにイベントの
送受信でデータ収集することが示されている。
【0043】本実施形態においては、CORBA環境に
おける一例を示したが、DCOMの環境においても本発
明を実施することは可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分散オブジェクト仕様にしたがっていないプログラムと
分散オブジェクト仕様にしたがったプログラムとの間で
使用するイベントの変換を行なって、一方の環境下のプ
ログラムで発行されたイベントを他方の環境下のプログ
ラムのイベントに変換して発行するので、分散オブジェ
クト環境に対応していないプログラムから分散オブジェ
クト環境に対応したオブジェクト(プログラム)の機能
を利用したり、分散オブジェクト環境に対応したオブジ
ェクト(プログラム)からの情報を分散オブジェクト環
境に対応していないプログラムに渡すなど、両環境でプ
ログラムを連携させて動作させることができる。
【0045】特に、分散オブジェクト環境下のオブジェ
クトに関する情報を収集して、分散オブジェクト対応で
ないプログラムに渡せるので、分散オブジェクト対応で
ないプログラムから、分散オブジェクト環境のオブジェ
クト(プログラム)に関する情報を取得でき、該情報を
表示したり管理に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散アプリケーション連携方法を適用したシス
テムの全体構成図
【図2】クライアント・サーバ環境イベントをCORB
A環境イベントに変換する処理のフローチャート図
【図3】CORBA環境イベントをクライアント・サー
バ環境イベントに変換する処理を示すフローチャート図
【図4】イベント定義テーブルの例を示す図
【図5】CORBA環境イベントのデータ形式の例を示
す図
【図6】クライアント・サーバ環境イベントのデータ形
式の例を示す図
【図7】障害監視システムの例を示す図
【図8】情報収集システムの例を示す図
【符号の説明】
101…運用管理サーバ、102…業務サーバ、103
…サーバ、104,105…プラットホーム、106…
オブジェクト・リクエスト・ブローカ(ORB)、11
1…運用管理プログラム、121,122,123…業
務アプリケーション、131…イベント変換プログラ
ム、161,162…CORBAアプリケーション、1
63…データベース、400…イベント定義テーブル、
500…CORBAイベントのデータ形式、600…C
/S環境イベントのデータ形式。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散オブジェクト仕様に対応していないプ
    ログラムと分散オブジェクト環境下のオブジェクトとを
    連携して動作させる連携方法であって、 分散オブジェクト仕様に対応していないプログラムか
    ら、分散オブジェクト仕様に対応していないイベントを
    発行するステップと、 該分散オブジェクト仕様に対応していないイベントを、
    分散オブジェクト仕様に対応したイベントに変換して発
    行するステップと、 該分散オブジェクト仕様に対応したイベントを、分散オ
    ブジェクト環境下のオブジェクトに渡すステップとを備
    えたことを特徴とする分散アプリケーション連携方法。
  2. 【請求項2】分散オブジェクト仕様に対応していないプ
    ログラムと分散オブジェクト環境下のオブジェクトとを
    連携して動作させる連携方法であって、 分散オブジェクト環境下のオブジェクトから、分散オブ
    ジェクト仕様に対応したイベントを発行するステップ
    と、 該分散オブジェクト仕様に対応したイベントを、分散オ
    ブジェクト仕様に対応していないイベントに変換して発
    行するステップと、 該分散オブジェクト仕様に対応していないイベントを、
    分散オブジェクト仕様に対応していないプログラムに渡
    すステップとを備えたことを特徴とする分散アプリケー
    ション連携方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2の何れか1つに記載の分
    散アプリケーション連携方法であって、 前記イベントを変換して発行するステップは、分散オブ
    ジェクト仕様に対応していないイベントと分散オブジェ
    クト仕様に対応したイベントとの対応関係を記載したイ
    ベント定義テーブルを参照して行なうことを特徴とする
    分散アプリケーション連携方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れか1つに記載の分散
    アプリケーション連携方法であって、 分散オブジェクト環境下の任意のオブジェクトに関する
    情報を収集するための情報収集オブジェクトを用意し、
    該情報収集オブジェクトにより分散オブジェクト環境下
    の任意のオブジェクトに関する情報を収集するステップ
    と、 該情報収集オブジェクトにより収集した情報を、分散オ
    ブジェクト仕様に対応していないプログラムに渡すステ
    ップとを備えたことを特徴とする分散アプリケーション
    連携方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053624A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fujitsu Ltd アプリケーション運用管理方法及びシステム
US8140679B2 (en) 2001-02-12 2012-03-20 International Business Machines Corporation Method and system for automated session resource clean-up in a distributed client-server environment

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