JP2000224465A - デジタルスチルカメラ - Google Patents

デジタルスチルカメラ

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JP2000224465A
JP2000224465A JP11026283A JP2628399A JP2000224465A JP 2000224465 A JP2000224465 A JP 2000224465A JP 11026283 A JP11026283 A JP 11026283A JP 2628399 A JP2628399 A JP 2628399A JP 2000224465 A JP2000224465 A JP 2000224465A
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Japan
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image
importance
area
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still camera
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JP11026283A
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Yuki Asano
由紀 浅野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラで撮影された画像を記録する
際に、撮影者の意志を反映させて、画像の各領域の画像
品質を決定する。 【解決手段】 視線検出部10は撮影者の注視点を検出
し、視線情報が記憶部11に記憶される。重要領域特定
部12は、視線情報を基に画像中に重要領域を特定し、
重要度算出部13は画像の各領域の重要度を算出する。
画像処理部5では、A/D変換されたデジタル出力信号
に対し、重要度を用いて画像の各領域の解像力を決定
し、画像圧縮部6では、画像処理部5から出力された画
像データに対し、重要度を用いて画像の各領域の圧縮率
を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影者の意志が反
映された画像品質を決定できるデジタルスチルカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラは、主にフィルムに光を焼
き付けるアナログカメラが主流であった。アナログカメ
ラで撮影されたデー夕は写真と呼ばれる。アナログの分
野では、撮影者の視線方向を検知し、撮影者がファイン
ダ内のどの領域を観察しているかを検出する機能をカメ
ラの一部に設け、ファインダの注視点にフォーカスを合
わせる等することにより、写真の初心者には困難であっ
た焦点調節や露出補正等の撮影機能の制御を自動的に行
う種々の方法が提案されている。
【0003】例えば、特開平6-138377号公報に
は、撮影者の眼球の注視点を検出する視線検出手段と撮
影系の焦点位置を複数の点で検出する焦点検出手段とを
効果的に用いて自動的に焦点を選択するアナログカメラ
が記載されている。
【0004】また、特開平8-46833号公報には、
撮影者の眼球の注視点を検出する視線検出手段を用いて
自動的に合焦制御、露出制御を行うアナログカメラが記
載されている。
【0005】これに対して、一般的にデジタルスチルカ
メラ(以下、デジタルカメラ)と呼ばれるのは、CCD
等の固体撮像素子を用いて入力された光画像データを電
気的な画像データに変換し、画像処理、及び画像圧縮を
行い、メモリーカード等の記憶部に格納する装置であ
る。デジタルカメラで撮影されたデータは、電気信号で
あるがので画像と呼ばれる。デジタルメディアやインタ
ーネット等の発達に伴い、デジタルカメラの需要は大き
くなった。アナログカメラと異なり、撮影された画像を
即座に確認し取り直しができたり、現像が不要な点もデ
ジタルカメラの市場が拡大している理由であり、ビジネ
スショーなどでメモ代わりに使用するユーザも増えてい
る。
【0006】デジタルカメラにおけるアナログカメラの
現像の行程は、(1)画像処理、および(2)画像圧縮
に相当する。例えば、使用される固体撮像素子が単版式
のベイヤー配列を持つCCDであれば(1)の画像処理
部分では、色補間(全ての画素がRGBの信号を持つた
めの処理)や、アパーチャ処理(エッジ強調、シャープ
ネスの向上とも言う)、露出補正等の画像品質を向上す
るための様々な画像処理が行われる。
【0007】アナログカメラではネガフイルムを用いれ
ば現像時に多少の補正ができるが、写真のシャープネス
や露出が正しく行われているか否かは使用されるフィル
ムの持つ粒状度(フィルム感度)、及び撮影時の焦点
(ピント)によってほぼ決まってしまう。
【0008】つまり、デジタルカメラでは画像処理を最
適に行うことにより、撮影時よりもさらに画像品質の良
い画像を得ることができる。また、画像処理によってシ
ャープネスを向上させたり2値化処理ができるため、ア
ナログカメラでは一般的ではなかった文書の撮影なども
行われるようになった。
【0009】このように、デジタルカメラでは画像処理
が重要な部分を占める。また画像データをメモリーカー
ドなどの記憶部に格納する前に行われる(2)画像圧縮
も重要である。何故ならば記憶容量には制限があるた
め、画像データの圧縮効率を最大限にあげることが必要
だからである。
【0010】画像圧縮処理に関わるデジタルカメラには
以下の例が挙げられる。例えば、特開平8‐12587
0号公報(以下、第1の技術)は、デジタルカメラに通
常撮影モードと文書撮影モードを設けることにより、そ
れぞれに適した画像圧縮処理を行うものである。また、
特開平10‐79859号公報(以下、第2の技術)
は、デジタルカメラに複数の圧縮率を選択可能にし、デ
ータの切り捨てる度合いを可変にした画像圧縮処理を行
うものである。
【0011】上記した技術はともに画像の圧縮効率を変
えることにより、記憶部の容量を有効に使用することを
目的としている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た第1、第2の技術は、圧縮方法として従来から提案さ
れている方法を利用しており、処理される画像データが
カメラによって撮影されたことの利点を生かしていな
い。
【0013】すなわち、第1の技術ではモードによって
画像のタイプを選択できるものの(通常撮影モードでは
自然画像が対象、文書撮影モードでは文字画像が対
象)、その後の圧縮は例えばJPEG(Joint P
hotographic Coding Expert
s他)方式などを用いて自動的に行われる。
【0014】ここで、アナログカメラの分野では既知の
技術である撮影者の視線検出機能をデジタルカメラに用
いれば、撮影された画像に対し撮影者の意志を反映させ
た重要領域を特定することが可能である。重要領域が特
定できれば、例えば本出願人が先に出願した画像圧縮/
伸長方法(特願平10−175999号)を用いること
により、画像全体を一定の圧縮率で圧縮するよりも最適
に圧縮ができる。
【0015】本発明の目的は、デジタルカメラで撮影さ
れた画像を記録する際に、撮影者の意志を反映させて、
画像の各領域の画像品質を決定することができるデジタ
ルスチルカメラを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、デジタルスチルカメラで
あって、撮影者の注視点を検出する視線検出手段と、該
視線検出手段の出力に応じて画像の各領域の画像品質を
決定する画像品質決定手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0017】請求項2記載の発明では、前記画像品質決
定手段は、画像の各領域の重要度を算出する重要度算出
手段と、該重要度算出手段によって算出された重要度に
応じて画像の各領域の解像力を変化させる解像力決定手
段とを備えたことを特徴としている。
【0018】請求項3記載の発明では、前記画像品質決
定手段は、画像の各領域の重要度を算出する重要度算出
手段と、該重要度算出手段によって算出された重要度に
応じて画像の各領域の圧縮率を変化させる画像圧縮手段
とを備えたことを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明では、前記画像品質決
定手段は、前記視線検出手段において検出された撮影者
の視線情報に基づいて画像中の重要領域を特定する重要
領域特定手段と、該重要領域特定手段の出力を基に画像
の各領域の重要度を算出する重要度算出手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0020】請求項5記載の発明では、被写体の種類に
応じて、撮影モードを選択できる撮影モード選択手段を
備えたことを特徴としている。
【0021】請求項6記載の発明では、前記選択された
撮影モードが所定のモードであるとき、画像の各領域の
重要度を設定することなく最適な画像品質を決定するこ
とを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明では、前記検出された
撮影者の注視点が画像全体に分散し重要領域が特定でき
ないとき、画像の各領域の重要度を設定することなく最
適な画像品質を決定することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 (実施例1)実施例1は、デジタルカメラに視線検出手
段を付加することにより、撮影者の意志を反映させた画
像品質を得る実施例である。図1は、本発明の一実施例
に係るデジタルカメラのブロック構成図を示す。図にお
いて、1は撮影レンズ、2は固体撮像素子、3はA/D
変換部、4は固体撮像素子とA/D変換部からなる撮像
部、5は画像処理部、6は画像圧縮部、7は画像処理部
と画像圧縮部からなる画像処理圧縮部、8は記憶部、9
はディスプレイ、10は視線検出部、11は視線情報記
憶部、12は重要領域特定部、13は重要度算出部、1
4は重要度記憶部、15は重要領域特定部と重要度算出
部と重要度記憶部と画像処理圧縮部からなる画像品質決
定部である。
【0024】撮影者がデジタルカメラのファインダーを
覗くと、視線検出部10では撮影者の注視点が検出され
る。検出された視線情報が視線情報記憶部11に記憶さ
れ、重要領域特定部12は、視線情報を基に画像中に重
要領域を特定し、重要度算出部13は画像の各領域の重
要度を算出し、重要度記憶部14に記憶する。撮影者の
注視点を検出する方法としては、種々の方法が提案され
ているので、それらを用いる。
【0025】また、固体撮像素子12としてはCCD等
が挙げられるが、本発明はこれには限定されない。以下
では説明の便宜上、固体撮像素子としてCCDを使用す
るものとする。CCD2は、光学的な撮影レンズ1によ
り結像された被写体情報を光電変換して電気信号として
出力する。
【0026】次に、A/D変換部3は、アナログである
CCD出力信号をデジタル信号に変換する。画像処理圧
縮部7内の画像処理部5では、A/D変換部3からのデ
ジタル出力信号に対し、色補間処理やエッジ強調処理な
どを行い、画像データを出力する。また、画像処理部5
は、重要度記憶部14の重要度を用いて画像の各領域の
解像力を決定し処理を行う。画像の解像力を変えるため
の処理としては、画像の解像度を異ならせるなど種々の
方法が提案されているので、それらを用いればよい。
【0027】画像圧縮部6では、画像処理部5から出力
された画像データに対し、重要度記憶部14の重要度を
用いて画像の各領域の圧縮率を決定し画像データの圧縮
を行う。ここでは、圧縮された画像データをデータスト
リームと呼ぶ。また、画像圧縮には種々の方法が提案さ
れているので、それらを用いる。
【0028】データストリームは記憶部8に格納され
る。記憶部8としては、例えばフロッピーディスクやM
O、メモリカードなどが用いられるが、本発明はこれら
に限定されない。また、記憶部8に格納されたデータス
トリームは、例えばパソコンなどのディスプレイ9で再
現することが可能である。再現手段として、プリンタに
出力するなどの種々の方法があるので、それらを用いて
もよい。
【0029】このように、実施例1のデジタルカメラ
は、撮影者の注視点を抽出し、画像の各領域の画像品質
を異ならせる機能を備えているので、撮影者の意志を反
映した画像品質を得ることができる。
【0030】次に、画像品質決定部15について説明す
る。画像品質の第1の決定方法は、画像の各領域の重要
度に応じた解像力を用いることにより、必要な画像情報
の損失を最小限にする最適な画像処理を行う方法であ
る。
【0031】図2は、画像品質の第1の決定方法を説明
する図である。例えば、重要度算出部13が、図2に示
すように画像の各領域(21、22、23)の重要度を
A,B,C(但し、A>B>C)と決定したとする。
【0032】このとき、領域(21,22,23)の解
像力を、領域21の解像力>領域22の解像力>領域2
3の解像力と決定し、画像処理を行う。図2の例では、
画像を任意のブロック単位に分けていて、ブロック毎に
処理を行うことが可能である。ブロックの分割方法とし
ては種々の方法があるので、それを用いればよい。
【0033】このように、画像品質の第1の決定方法に
よれば、画像に対して各領域の重要度を決定し解像力を
変化させているので、撮影者の意志を反映させた画像品
質を効率良く得ることができる。
【0034】画像品質の第2の決定方法は、画像の各領
域の重要度に応じた圧縮率を用いることにより、必要な
画像情報の損失を最小限にする最適な画像処理を行う方
法である。
【0035】図3は、画像品質の第2の決定方法を説明
する図である。例えば、重要度算出部13が、図3に示
すように画像の各領域(31、32、33)の重要度を
A,B,C(但し、A>B>C)と決定したとする。
【0036】このとき、領域(31,32,33)の圧
縮率を、領域31の圧縮率<領域32の圧縮率<領域3
3の圧縮率と決定し、画像圧縮を行う。図3では、画像
が任意のブロック単位に分割されていて、ブロック毎に
処理を行うことが可能であり、またブロックの分割方法
としては種々の方法があるので、それを用いればよい。
【0037】また、画像圧縮の方法も種々の方法が提案
されている。従来、デジタルカメラで撮影された画像の
圧縮方法としてはJPEGなど、いわゆる画像圧縮アル
ゴリズムとして確立された方法が用いられてきた。しか
し、例えば本出願人が先に出願した画像圧縮/伸長方法
(特願平10−175999号;画像中の重要な領域を
指定し、読み出された画像データの位置と重要な領域と
の距離をパラメータとして当該読み出された画像データ
の重要度を算出し、算出された重要度に応じて画像デー
タの各画素の圧縮率または伸長率を変化させる画像処理
方法)を用いれば画像中に指定された重要領域の画像品
質を保持しながら効率的に画像を圧縮することが可能で
ある。
【0038】このように、画像品質の第2の決定方法に
よれば、画像に対して各領域の圧縮率を変化させている
ので、撮影者の意志を反映した、画像品質を効率良く得
ることができる。
【0039】次に、重要度の算出方法について説明す
る。重要度算出は、検出された撮影者の注視点情報に基
づいて画像の各領域の重要度を決定し、これにより、撮
影者の意志を反映させた画像品質を得るものである。
【0040】図4は、重要度の算出に関わる構成を示
す。この図は、図1から重要度の算出に関わる部分を抜
き出した図である。図5は、自然画像を撮影する一例を
示す。また、図6(a)、(b)は、重要領域の指定方
法を説明する図である。
【0041】重要度の算出は、視線検出部41の出力で
ある視線情報46を用いる。ここで、視線検出方法、及
び装置は公知の技術であり、また本発明の要旨ではない
ので詳細は割愛する。
【0042】例えば、図5のように、自然画像の撮影が
行われた場合、撮影者にとって重要領域である領域A
は、ファインダに映っている画像の中心部分である領域
Bであるとは限らない。このような場合、例えば視線情
報として図6(a)のように領域AのA1、A2、A
3、A4の座標、および同様に領域BのB1,B2,B
3,B4の座標を視線情報記憶部42に格納する。ある
いは、図6(b)のように領域Aの中心AOの座標とそ
の半径ra、および領域Bの中心BOの座標とその半径
rbとを格納してもよい。
【0043】つまり、重要領域特定部43が領域Aおよ
びBを特定できる情報を、視線情報として格納する。重
要領域特定部43では、視線情報を基に領域Aを最重要
領域と特定する。ここで、領域Aの特定方法としては、
視線検出部41における撮影者が注視している領域の時
間量や注視点の分布による方法など種々の方法がある
が、何れの方法を用いてもよい。また、重要領域は複数
個でもよい。
【0044】重要領域が特定されると、重要度算出部4
4は画像の各領域の重要度を算出し、重要度記憶部45
に格納する。ここで、重要度の算出方法としては種々の
方法があるが、例えば本出願人による前掲した出願(画
像圧縮/伸長方法)の方法(重要領域からの距離と重要
領域の広がりの大きさと、最も重要な点である最重要点
の重要度とを、少なくともパラメータとした分布関数を
用いて重要度を算出する方法)を用いれば簡単に画像の
各領域の重要度を算出することが可能である。
【0045】このように、上記した重要度算出方法によ
れば、撮影者の視線情報に基づいて画像の各領域の重要
度を決定することができる。
【0046】(実施例2)実施例2は、撮影者が被写体
にとって最適な撮影モードを選択できる機能を付加する
ことにより、撮影者の意志を反映させた画像品質を得る
ことができる実施例である。また、撮影者が選択した撮
影モードによっては画像の各領域の重要度を設定するこ
となく最適な画像処理圧縮を行うことにより、撮影者の
意志を反映させた画像品質を得ることができる実施例で
ある。
【0047】図7は、実施例2の構成を示す。実施例1
との相違点は、撮影モード選択部51、モード情報記憶
部52、複数のモード(文字画像モード53、自然画像
モード54、..)を設けた点である。
【0048】撮影者が撮影の前に、被写体のタイプによ
りそのモードを切り替えることができる撮影モード選択
部51が付加されている。この実施例では、説明の便宜
上、2つのモードを考え、例えば図7ではモード1が文
字画像モード53、モード2が自然画像モード54とす
る。
【0049】撮影者が選択した撮影モードは、モード情
報記憶部52に格納される。例えば、撮影者がモード1
(文字画像モード53)を選択していた場合、被写体は
文字画像であるため重要領域は特定されず、重要度記憶
部60には全ての領域に同じ重要度が記憶される。何故
ならば、撮影者が単にメモやスキャナの代わりにデジタ
ルカメラで情報を入力していることが考えられるからで
ある。このよう場合は、画像の各領域の解像力や圧縮率
は同じであることが望ましいため、画像処理圧縮部62
では、実施例1で説明したような方法の画像処理圧縮は
行わず、従来から提案されているJPEGや二値化処理
などの画像処理圧縮方法が用いられる。
【0050】これに対して、撮影者がモード2(自然画
像モード54)を選択していた場合、被写体は自然画像
であるため撮影部57での撮影時に、視線検出部58で
撮影者の注視点が検出され、重要度算出部59で画像の
各領域毎に重要度が算出され、重要度記憶部61に格納
される。
【0051】従って、画像処理圧縮部62では、実施例
1で説明したように画像の重要度(A、B、C)に基づ
いた処理が行われる。このように画像品質決定部63で
は、モード情報記憶部52から得た情報に従って処理お
よび圧縮方法を決定する。
【0052】上記した実施例では、2つの撮影モードを
想定したが、撮影モード数はこれに限定されず多数存在
してもよい。また、上記した実施例では、モード1の選
択時の画像圧縮方法としてJPEGや二値化処理を、モ
ード2の選択時の画像圧縮方法として実施例1の画像圧
縮処理を選択したが、対象となる被写体に適した画像圧
縮方法であればこれに限定されない。さらに、モードの
選択による解像力の決定方法も同様に、対象となる被写
体に適した解像力を用いればよい。
【0053】このように、本実施例によれば、撮影者の
設定した撮影モードによっては画像の各領域の重要度を
設定していないので、撮影者の意志をより反映した画像
処理圧縮が行われる。
【0054】(実施例3)実施例3は、検出された撮影
者の注視点が画像全体に分散し、重要領域が特定できな
かった場合に、画像の各領域の重要度を設定しないこと
により、最適な画像処理圧縮を行う実施例である。
【0055】図8は、実施例3の構成を示す。実施例2
と相違する点は、画像品質決定部84に重要度領域特定
部77を設けた点である。例えば、撮影モード選択部7
1で撮影者がモード2(自然画像モード74)を選択し
ていたとする。モード2は自然画像モードであるため、
視線検出部76により撮影者の注視点が検出され、重要
度領域特定部77によって重要領域が特定される。
【0056】ところが、被写体によっては撮影者の注視
点が分散してしまい、その結果、多数の重要領域が検出
されることになる。このような場合、撮影者にとってど
れが本当の重要領域なのか分からなくなってしまうこと
が考えられる。
【0057】そこで、例えば検出される重要領域の個数
に条件を付けるとする。図8の例の場合、重要領域がn
個未満とn個以上の条件に分け、n個未満の場合(7
8)は、重要度算出部80は、各重要領域から画像の各
領域の重要度(A、B、C)を算出し、重要度記憶部8
1に格納する。また、検出された重要領域がn個以上の
場合79は、重要領域は分散しているとみなし、重要度
記憶部82には画像の各領域の重要度を設定しない(つ
まり、同じ重要度にする)。
【0058】上記した実施例では、n個の重要領域で分
岐条件を想定したが、この個数には限定されない。ま
た、複数個の重要領域が分散しているか否かを判定する
際の判断基準として、重要領域の中心点や撮影者の注視
点のばらつきを調べるなど種々の方法を採ることができ
る。
【0059】このように、本実施例によれば、複数個の
重要領域が分散している場合は画像の各領域の重要度を
設定しないことにより、撮影者の意志をより反映した画
像処理圧縮を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、デジタルカメラにおいて、撮影者の注視
点の情報を基に撮影された画像の各領域の画像品質を決
定しているので、撮影者の意志を反映させた画像品質を
得ることができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、画像中の重
要度に応じて解像力を異ならせているので、必要な画像
情報の損失を最小限にする最適な画像処理を行うことが
できる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、画像中の重
要度に応じて圧縮率を異ならせているので、必要な画像
情報の損失を最小限にする最適な画像圧縮を行うことが
できる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、撮影者の注
視点の情報を基に撮影された画像の重要領域を特定し、
各領域の重要度を決定しているので、撮影者の意志を反
映させた画像品質を得ることができる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、撮影者が撮
影モードを選択できるので、撮影者の意志を反映させた
画像品質を得ることができる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、撮影者の選
択した撮影モードによっては画像の各領域の重要度を設
定することなく画像処理圧縮を行うので、撮影者の意志
を反映した画像品質を得ることができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、撮影者の注
視点が画像全体に分散し、重要領域が特定できなかった
場合は、画像の各領域の重要度を設定することなく画像
処理圧縮を行うので、最適な画像処理圧縮を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す。
【図2】画像品質の第1の決定方法を説明する図であ
る。
【図3】画像品質の第2の決定方法を説明する図であ
る。
【図4】重要度の算出に関わる構成を示す。
【図5】自然画像を撮影する一例を示す。
【図6】(a)、(b)は、重要領域の指定方法を説明
する図である。
【図7】本発明の実施例2の構成を示す。
【図8】本発明の実施例3の構成を示す。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 固体撮像素子 3 A/D変換部 4 撮像部 5 画像処理部 6 画像圧縮部 7 画像圧縮処理部 8 記憶部 9 ディスプレイ 10 視線検出部 11 視線情報記憶部 12 重要領域特定部 13 重要度算出部 14 重要度記憶部 15 画像品質決定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルスチルカメラであって、撮影者
    の注視点を検出する視線検出手段と、該視線検出手段の
    出力に応じて画像の各領域の画像品質を決定する画像品
    質決定手段とを備えたことを特徴とするデジタルスチル
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記画像品質決定手段は、画像の各領域
    の重要度を算出する重要度算出手段と、該重要度算出手
    段によって算出された重要度に応じて画像の各領域の解
    像力を変化させる解像力決定手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のデジタルスチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記画像品質決定手段は、画像の各領域
    の重要度を算出する重要度算出手段と、該重要度算出手
    段によって算出された重要度に応じて画像の各領域の圧
    縮率を変化させる画像圧縮手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のデジタルスチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記画像品質決定手段は、前記視線検出
    手段において検出された撮影者の視線情報に基づいて画
    像中の重要領域を特定する重要領域特定手段と、該重要
    領域特定手段の出力を基に画像の各領域の重要度を算出
    する重要度算出手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載のデジタルスチルカメラ。
  5. 【請求項5】 被写体の種類に応じて、撮影モードを選
    択できる撮影モード選択手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のデジタルスチルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記選択された撮影モードが所定のモー
    ドであるとき、画像の各領域の重要度を設定することな
    く最適な画像品質を決定することを特徴とする請求項1
    または5記載のデジタルスチルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記検出された撮影者の注視点が画像全
    体に分散し重要領域が特定できないとき、画像の各領域
    の重要度を設定することなく最適な画像品質を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタルスチルカメ
    ラ。
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