JP2000224306A - 異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ - Google Patents

異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ

Info

Publication number
JP2000224306A
JP2000224306A JP11024293A JP2429399A JP2000224306A JP 2000224306 A JP2000224306 A JP 2000224306A JP 11024293 A JP11024293 A JP 11024293A JP 2429399 A JP2429399 A JP 2429399A JP 2000224306 A JP2000224306 A JP 2000224306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
communication
text message
carrier
telephone number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11024293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Saito
正秀 齋藤
Toru Saito
徹 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUREKKUSU FAUMU KK
Hikari Tsushin Inc
Original Assignee
FUREKKUSU FAUMU KK
Hikari Tsushin Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUREKKUSU FAUMU KK, Hikari Tsushin Inc filed Critical FUREKKUSU FAUMU KK
Priority to JP11024293A priority Critical patent/JP2000224306A/ja
Publication of JP2000224306A publication Critical patent/JP2000224306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる通信事業者にまたがって移動電話端末
宛ての文字メッセージを伝達する。 【解決手段】 異なる通信事業者の移動電話端末にまた
がって文字メッセージを伝達するメールサーバであっ
て、複数の異なる通信事業者の文字メッセージ発信用コ
ンピュータとそれぞれ適宜な通信回線を介して通信する
複数系統の通信インタフェースを備え、移動電話端末の
電話番号に含まれる数列と通信事業者とを対応づけた事
業者分類テーブルを記憶し、ある番号の移動電話端末に
向けて文字メッセージを伝えるべき事象が発生すると、
伝えるべき文字メッセージと伝えるべき相手の電話番号
とを対応づけてメールボックスに格納するとともに、そ
の電話番号を前記事業者分類テーブルに照会して相手の
移動電話端末が所属する通信事業者を特定してその事業
者用の通信インタフェースを通じてその文字メッセージ
の転送依頼を該当の文字メッセージ発信用コンピュータ
に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる通信事業者
の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達する
メールサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHSなどの移動電話端末
は、主に個人で所有する形態で使用される。そのため、
電話やFAXなど、何処にいても自分宛ての情報を直接
受けることができる。現在、移動電話端末は約4000
万台が稼働していると言われ、各通信事業者は、この大
規模な通信インフラを活用すべく、個人向けの情報サー
ビスを種々展開している。伝言サービスなどはその一例
である。利用者が通信事業者の運営する伝言センタを発
呼して、ID番号やパスワードなどをDTMF信号(ト
ーン信号)よって送出することで認証手続きをして伝言
を録音する。伝言を録音した人の友人など、同じIDと
パスワードを共有する別の利用者がセンタを発呼し、先
と同じ認証手続きを経た後、伝言を再生する。それによ
って、自分宛の伝言を聞くことができる。
【0003】また、移動体通信システムにおけるデジタ
ル多重通信技術を利用して、伝言の有無や伝言に対する
返信が録音されているなどの旨を文字によって通知する
サービスを提供する通信事業者もある。このサービス
は、移動体通信網において実際に音声信号を伝達するた
めの通話用チャンネルとは別の制御チャンネルによるデ
ータ通信技術を利用している。制御チャンネルは同じ通
信事業者の移動電話網に対してある移動電話端末を呼び
出したり回線接続制御を行うための各種制御データを送
出するために割り当てられた非通話チャンネルである。
この非通話チャンネルにはユーザパケットチャンネルな
どのデータ転送用チャンネルが割り当てられている。し
たがって、この非通話用チャンネルを利用することでデ
ジタルデータを直接特定の携帯電話に宛てて送出するこ
とができる。移動電話端末にて受け取ったデータが文字
コードであれば、端末の液晶ディスプレイに表示するこ
ともできる。
【0004】さらに、同じ通信事業者に所属している移
動電話端末であれば、携帯型コンピュータを用いること
なく、この非通話チャンネルを通じて移動電話端末間で
相互に文字メッセージをやりとりできるため、一部の通
信事業者ではそのサービスを実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】移動電話端末を使用し
た通話サービス(電話やFAX)は、通話相手の電話が
どの通信事業者に加入していてもやりとりが可能であ
る。しかし、上述の文字メッセージの送(受)信サービ
スは、移動電話端末が所属している通信事業者の移動体
通信網の中だけで利用できるサービスである。すなわ
ち、文字メッセージにより伝言の預かり通知を出すサー
ビスを利用するのであれば、伝言を録音する人はその伝
言を聞く人の携帯電話がどの通信事業者に所属している
かを確認しなくてはならない。利用者は、伝言預かり通
知のサービスを提供しているセンタの電話番号が相手の
通信事業者によって異なるので、サービスを利用する度
に事前に相手の移動電話端末の所属する通信事業者とそ
のサービス提供センタの電話番号を調べ、さらに、伝言
サービスの利用会員として登録しておく手続きが必要と
なる。多数の相手に伝言を聞いてもらいたいとすれば、
その相手全てが同じ事業者の移動電話端末を使用してい
ることはほとんどあり得ない。したがって、このような
同報通信的な伝言の場合では相手の通信事業者毎に伝言
の登録先を変えなくてはならず、実際的ではない。もち
ろん、文字メッセージの送受信サービスは、同じ通信事
業者に加入している移動電話端末同士でしかメッセージ
のやりとりができないので、文字メッセージをやりとり
できる相手が極度に限定される。
【0006】このような不都合が発生する理由は、制御
チャンネルにおける通信プロトコルが各通信事業者で異
なるためである。もちろん、各通信事業者は新規加入者
の獲得や他の事業者への変更防止などを目的として各種
文字メッセージサービスを展開して他社との差別化を図
ろうとしているのが現状であり、このプロトコルが統一
されたり一般に公開されるのは困難な状況だと言える。
【0007】そこで本発明は、異なる通信事業者にまた
がって移動電話端末宛ての文字メッセージを伝達するた
めのメールサーバを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、つぎの事
項(1)〜(5)によって特定される。 (1)異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文
字メッセージを非通話チャンネルを使用して伝達するメ
ールサーバである。 (2)複数の異なる通信事業者が運用する通信ネットワ
ークにおいて稼働している移動電話端末に向けて非通話
チャンネルを使用して文字メッセージを発信するための
文字メッセージ発信用コンピュータとそれぞれ適宜な通
信回線を介して通信する複数系統の通信インタフェース
を備えている。 (3)移動電話端末の電話番号に含まれる数列と通信事
業者とを対応づけた事業者分類テーブルを記憶してい
る。 (4)ある番号の移動電話端末に向けて文字メッセージ
を伝えるべき事象が発生したとき、伝えるべき文字メッ
セージと伝えるべき相手の電話番号とを対応づけてメー
ルボックスに格納する。 (5)メールボックスに文字メッセージと電話番号が格
納されたことに応動し、その電話番号を前記事業者分類
テーブルに照会して相手の移動電話端末が所属する通信
事業者を特定するとともに、その事業者用の前記通信イ
ンタフェースを通じて前記電話番号と前記メッセージと
とともにその文字メッセージの転送依頼を前記通信事業
者の文字メッセージ発信用コンピュータに伝達する。
【0009】また、第2の発明は、何らかの理由によっ
て前記文字メッセージを前記非通話チャンネルを使用し
て当該メッセージを伝えるべき相手の移動電話端末に通
知できない場合、前記公衆回線網を通じて当該移動電話
端末の電話番号で発呼するとともに前記文字メッセージ
の内容に相当する音声やFAX信号またはDTMF信号
を送出するメールサーバとした。
【0010】
【発明の実施の形態】===ネットワーク構成=== 図1は本発明の実施例におけるメールサーバを含む移動
体通信ネットワークの概略を示している。各通信事業者
30a〜30cに所属する移動電話端末(携帯電話)3
2a〜32cは、該当する事業者30a〜30cそれぞ
れの移動体通信網33a〜33cに無線インタフェース
を介して接続している。各事業者30a〜30cの移動
体通信網33a〜33cは公衆回線網20に接続される
ことで異なる通信事業者間の携帯電話32a〜32c間
あるいは携帯電話32a〜32cと通常の加入電話との
間で通話が可能となる。
【0011】各通信事業者30a〜30cの移動体通信
網33a〜33cにはその事業者30a〜30cが運営
する文字メッセージ発信用コンピュータ(以下、事業者
コンピュータ)31a〜31cが接続されている。事業
者コンピュータ31a〜31cはその通信事業者30a
〜30cに所属する任意の携帯電話32a〜32cを宛
先として文字コードを所定のプロトコルに従って送出す
る。この送出にあたっては音声を伝達するために割り当
てられた通話チャンネル以外の非通話チャンネル(一般
には制御チャンネルに含まれるユーザパケットチャンネ
ル)を使用する。そのため、他の事業者に属する携帯電
話に向けて文字コードを送ることはできない。宛先の携
帯電話はこの文字コードを受け取ると、この電話に配設
されている液晶パネルなどのディスプレイに文字メッセ
ージとして表示する。
【0012】メールサーバ1が本発明の対象であり、各
事業者コンピュータ31a〜31cと専用回線40a〜
40cを介して接続され、規定のプロトコルに従って相
互にデータ通信を行う。そして、異なる通信事業者の携
帯電話にまたがって文字メッセージを伝達するための処
理を行う。なお、事業者コンピュータ31a〜31cと
このメールサーバ(以下、サーバ)1との接続は専用回
線40a〜40cに限るものではない。相互に規定のプ
ロトコルに従ってデータ通信が可能であれば、公衆電話
網やインターネットなど、どのような接続形態であって
もよい。
【0013】また、サーバ1は公衆回線網20にも接続
されており所定の電話番号が割り振られている。したが
って、携帯電話を含むあらゆる加入電話からのアクセス
も受け付ける。本実施例のサーバ1は、このサーバ1の
電話番号で発呼してきた利用者の電話機に自動応答し、
DTMF信号を含む音声信号による対話プロセスを通じ
てこの利用者が伝言を登録(録音)する。そして、その
伝言を預かっている旨の文字メッセージを伝言を聞いて
もらいたい人(宛先)の携帯電話に非通話チャンネルを
使用して伝達する。しかも、本実施例のサーバによれ
ば、宛先の携帯電話がどの通信事業者に所属していて
も、確実に伝言預かり通知を送達することができる。
【0014】以下、本発明によるサーバ1の構成や動作
について、上記した伝言預かり通知サービスを例に挙げ
て説明する。
【0015】===メールサーバの構成 === 図2はサーバ1の構成を概略的に示している。サーバ制
御部11としては、コンピュータ本体とモニタなどの周
辺装置とを含んで構成される一般的なパーソナルコンピ
ュータを使用することができる。サーバ1は、このサー
バ制御部11にハードディスク装置12や通信インタフ
ェース13a〜13c、および自動音声応答部14など
の周辺各構成部がバスなどの適宜なデータ転送経路15
を介して接続されてなるコンピュータシステムとなって
いる。サーバ制御部11はこれら各周辺構成部とデータ
通信を行って制御し、サーバ1を統括している。
【0016】ハードディスク装置12にはサーバ制御部
11が実行するデータ検索プログラムによって所望のデ
ータが検索可能に読み出されるように格納されることで
各種データベースやデータテーブルが形成されている。
伝言データベースは利用者が登録した伝言に相当するデ
ジタル音声データをその利用者固有のIDに対応づけて
格納している。メールボックスは文字データを携帯電話
の電話番号に対応づけて格納している。利用者管理テー
ブルはIDとパスワードとを対応づけて記録している。
通信事業者分類テーブルは、携帯電話番号の数列と通信
事業者との対応づけを記述している。
【0017】各通信事業者用インタフェース(以下、通
信インタフェース)13a〜13cは対応する事業者コ
ンピュータ31a〜31cのそれぞれと専用にデータ通
信を行うためのインタフェースである。本実施例では、
A〜Cの3つの通信事業者用が用意されているがこれに
限るものではない。単に通信事業者と当該サーバを運営
する事業者との契約上の問題である。自動音声応答部
(以下、応答部)14は、このサーバ1に割り当てられ
た電話番号で発呼してきた電話機と音声信号によって通
信するためのインタフェースと音声信号の符号化・伸長
を行うためのA/DコンバータやD/Aコンバータ、お
よび応答音声に相当するデジタル音声データを格納した
記憶部などを備えている。
【0018】そして、発呼してきた電話機に対して所定
の応答文を読み上げてサーバの利用方法などのガイダン
スを行う。また、電話機からのDTMF信号や通話音声
を受け付け、その音声信号を符号化してサーバ制御部1
1へ転送し、サーバ制御部11が指定にしたがって所定
の応答文を音声信号として公衆回線網20に送出する。
【0019】つぎに、このサーバ1の利用方法とその動
作について説明する。
【0020】===伝言の登録=== 利用者がある携帯電話32a〜32cに宛てた伝言をサ
ーバ1に登録(録音)するには、まず、利用者がサーバ
1の電話番号で発呼する。応答部14は利用者からの発
呼に自動応答して「こちらは伝言サーバです。」とうよ
うな内容の応答音声信号を公衆回線網20に送出する。
この応答に引き続き、利用者と音声による対話プロセス
を通じて伝言の登録を行う。具体的には、DTMF信号
によってIDとパスワードを入力する。サーバ制御部1
1は応答部14からのIDとパスワードを利用者管理テ
ーブルに照会し、正規の利用者であることを認知すると
応答部を制御してつぎの対話プロセスのための適宜な音
声ガイダンスを行わせる。なお、IDが登録されていな
い利用者であったり、パスワードが異なっていた場合な
どは、その旨を応答部に応答させ、新規IDの発番とパ
スワードの登録、あるいはパスワードの再入力などを促
す。
【0021】認証を得た利用者は、応答部14からの音
声ガイダンスに従って、伝言を聞いてもらいたい人(宛
先)の携帯電話の電話番号をDTMF信号で入力し、伝
言の内容を通話によって音声入力する。なお、ここでは
宛先の携帯電話は通信事業者Aに属するものとして話を
進める。
【0022】応答部14は入力されたIDと宛先の番号
およびデジタル音声データに変換した伝言音声をデータ
転送経路15に送出する。サーバ制御部11はIDと音
声データとを対応づけて伝言データベースに格納する。
そして、この利用者による伝言データベースへ伝言登録
入力を契機として、あらかじめ用意されている「伝言を
預かっています」といった内容の定型文章を作成し、そ
の文字データを文字メッセージとして宛先の電話番号に
対応づけてメールボックスに格納する。
【0023】===文字メッセージの伝達=== サーバ制御部11は、メールボックスに電話番号とそれ
に対応づけられた文字メッセージを格納するのに連動し
て、文字メッセージを宛先の電話番号の携帯電話に伝達
するための伝言預かり通知処理を実行する。
【0024】まず、文字メッセージに対応づけられてい
る電話番号を通信事業者テーブルに照会して宛先の携帯
電話がどの通信事業者に所属しているのかを特定する
(ここでは通信事業者Aが特定される)。そして、この
通信事業者30a用の通信インタフェース13aを介し
て、文字メッセージとそれに対応付けされている電話番
号を送出して宛先の携帯電話に向けて文字メッセージを
送付してくれるように依頼する。対応する事業者コンピ
ュータ31aはこの文字メッセージ送付要求を受け取る
と、電話番号と文字メッセージとを取得し、この携帯電
話に宛てた文字メッセージを非通話チャンネルを使用し
てこの通信事業者の移動体通信網に送出する。
【0025】===文字メッセージの受領と伝言の再生
=== 宛先の携帯電話が文字データを受信すると、ディスプレ
イに文字メッセージが表示される。この文字メッセージ
を見た携帯電話の使用者はサーバ1の電話番号で発呼
し、伝言の登録者と共有するIDとパスワードとによっ
て認証を得る。そして、応答部14との対話プロセスを
通じて伝言の再生要求をDTMF信号によって入力す
る。サーバ制御部11はこの再生要求を応答部14を介
して受け取ると、伝言データベースにアクセスして、そ
のIDに対応付けされている音声データを取り出し応答
部14に転送する。応答部14はこの音声データをアナ
ログの音声信号に変換し、その音声信号を公衆回線網2
0に向けて送出する。それによって、宛先の携帯電話か
ら伝言の再生音声が出力される。
【0026】===バックアップ機能=== 本実施例のサーバ1は、何らかの理由によって文字メッ
セージが宛先の携帯電話に通知できない場合、公衆回線
網を介して音声信号やFAX信号を送出し、通話チャン
ネルを使用して宛先の携帯電話に伝言預かり通知を行う
バックアップ機能を備えている。
【0027】本実施例において、バックアップ機能が起
動するのは、つぎの〜の場合である。 該当の事業者コンピュータが故障などによって転送し
た文字メッセージの送出処理ができない。 宛先の携帯電話が文字メッセージ表示機能に対応して
いない。 宛先の携帯電話の通信事業者と文字メッセージの転送
契約を結んでいない。 宛先の携帯電話の通信事業者が文字メッセージの送付
サービスを行っていない。
【0028】上記についてはサーバが通信インタフェ
ースを介して対応する事業者コンピュータとのデータ通
信を行うさい、データ通信が不能であったり、通信プロ
セスにおいて事業者コンピュータから取得した故障であ
る旨の返送データを受け取ることで認識できる。につ
いては、サーバが宛先の電話番号を事業者コンピュータ
に送付したとき、事業者コンピュータがどの電話番号の
携帯電話が文字メッセージ表示機能を備えているかなど
を記述した端末情報を参照して、宛先の携帯電話には文
字メッセージの表示機能がない旨を返送することで認知
できる。とについては、該当する通信インタフェー
スがないので、宛先の携帯電話の電話番号を取得した時
点で認識できる。
【0029】これらの理由によって文字メッセージを宛
先の携帯電話に伝達できないことを認識すると、サーバ
制御部は公衆回線網を介して宛先の電話番号で発呼する
指示を応答部に与える。応答部はその電話番号で発呼
し、発呼先との通話状態が確認されると、伝言預かり通
知の文字メッセージに相当する音声あるいはFAX信号
を送出する。それによって、宛先の携帯電話は通話チャ
ンネルを通じて伝言預かり通知を受け取ることができ
る。
【0030】また、最近ではページャ(ポケットベル
(登録商標))兼用の携帯電話もあり、伝言預かり通知
を音声やFAX信号ではなくDTMF信号によって送れ
ば、宛先の携帯電話にページャサービスによる文字を表
示させることも可能となる。もちろん、宛先が通常のペ
ージャであってもよい。
【0031】以上が伝言預かり通知サービスを例とした
サーバの構成と動作であった。図3に伝言の登録と文字
メッセージの格納処理および再生処理についての流れを
示し、図4に宛先の携帯電話へ文字メッセージを通知す
るための処理についての流れを示した。
【0032】===変更例・応用例=== 上記実施例では、音声による伝言を預かり、その預かり
通知を文字メッセージとして宛先の携帯電話に伝達して
いる。この例に限らず、伝言の登録者も携帯電話の使用
者であることを前提にすれば、サーバを発呼した時点で
周知の発信者番号通知によって発呼者の携帯電話の番号
が取得できるので伝言が再生された旨の文字メッセージ
を伝言の登録者の携帯電話に送付することもできる。例
えば、ある利用者が伝言を登録し、その伝言が伝えるべ
き相手によって再生されると、その再生処理を契機に取
得した伝言登録者の電話番号と伝言が伝わった旨の文字
メッセージとを対応づけてメールボックスに格納する。
この格納処理に応動して文字メッセージを伝言の発信者
に伝える。もちろん、伝言を再生した人が返信の伝言を
録音し、その旨の通知を文字メッセージとして最初の伝
言登録者に通知することもできる。
【0033】また、利用者IDとその利用者の携帯電話
の電話番号とを対応づけたテーブルを用意しておいても
よい。宛先の電話番号の変わりに相手のIDを文字メッ
セージを対応づけてメールボックスに格納することで間
接的に宛先の電話番号と文字メッセージとが対応づけら
れることになり、同様の文字メッセージ通知サービスが
提供できる。伝言の登録など所定の事象が発生したとき
に伝達すべき文字メッセージと電話番号とが対応付けさ
れればよい。そして、その電話番号に基づいて通信事業
者を特定し、対応の事業者コンピュータに向けて宛先の
電話番号と文字メッセージに相当する文字データを文字
メッセージ通知依頼要求として送出すればよい。
【0034】多数の携帯電話に宛てて同じ文字メッセー
ジを同報通知することもできる。例えば、あるメーカが
新商品を多数の顧客などに紹介したい場合など、顧客毎
に使用してる携帯電話の通信事業者が異なっていてもそ
れを意識することなく同報通知できる。この場合、顧客
の携帯電話の電話番号を1つ1つ文字メッセージに対応
づけなくても顧客の電話番号リストと商品の紹介文に相
当する文字データとを対応づけてメールボックスに格納
すればよい。
【0035】文字メッセージは定型文でなくても利用者
が作成してもよい。この場合、例えばインターネットを
介しての電子メールであってもいいし、プッシュ式電話
の各ボタンに割り当てられた文字をDTMF信号によっ
て入力することで文字メッセージを作成してもよい。こ
のように自作の文字メッセージを電話番号に対応づけれ
ば、「伝言を登録したので聞いてください」といった内
容の伝言預かり通知をしなくても、伝言の内容を文字メ
ッセージにして宛先の携帯電話に直接届けることもでき
る。
【0036】なお、通信事業者によっては使用できるメ
ッセージのデータ表現形式(カナ、漢字、アルファベッ
トなどの文字種やJIS、シフトJISなどの文字コー
ドあるいは文字数など)に制限があることも考えられ
る。このような場合、通信事業者テーブルなどに使用す
べきデータ表現形式と通信事業者との対応づけを記述し
ておき、サーバ制御部11が宛先の携帯電話の通信事業
者に応じて適宜にメッセージのデータ表現形式やメッセ
ージの内容を選択することとしてもよい。すなわち、伝
言の原文に宛先の携帯電話が表示できない文字が含まれ
る場合は、事業者コンピュータに伝言の預かり通知の送
付要求を出し、原文の転送が可能な場合はそのまま宛先
の内容(原文)の転送要求を出せばよい。また、文字コ
ードなど変換可能であれば、コードを変換してから伝言
の転送を要求してもよい。
【0037】以上、伝言サービスにおける実施形態を例
にあげて本発明について説明をしたが、本発明の実施形
態は上記伝言サービスに限るものではない。たとえば、
株価情報や交通情報、懸賞の当選通知など、特定の携帯
電話に宛てて文字メッセージを直接あるいは間接的に送
付する形態であれば、いかなるサービスにも適用可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】本発明のメールサーバによれば、異なる
通信事業者にまたがって移動電話端末宛ての文字メッセ
ージを非通話チャンネルを使用して伝達できる。そのた
め、移動電話端末を使用しての種々の文字メッセージ通
知サービスを利用するさい、文字メッセージが送付され
る先の携帯電話の通信事業者を意識しなくてもよい。ま
た、汎用の移動電話端末だけで異なる通信事業者の携帯
電話間で相互に文字メッセージをやりとりすることも可
能となる。したがって、携帯型コンピュータに移動電話
端末を接続したり、移動電話機能内蔵型コンピュータ
(あるいは、電子メール受信機能付き移動電話端末)を
使用したりしなくてもよい。そのため、移動電話端末の
利用者は、高度な技術や高価な装置がなくても電子メー
ル利用環境をすぐに手に入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメールサーバを含む通信ネットワーク
の概略図である。
【図2】本発明の実施例におけるメールサーバの構成図
である。
【図3】上記実施例のサーバ制御部が実行する伝言登録
処理および伝言再生処理のフローチャートである。
【図4】上記サーバ制御部が実行する文字メッセージ通
知処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 メールサーバ 11 サーバ制御部 12 ハードディスク装置 13a〜13c 通信インタフェース 14 自動音声応答部 20 公衆回線網 31a〜31c 文字メッセージ発信用コンピュータ 32a〜32c 移動電話端末 40a〜40c 専用回線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/12 H04B 7/26 103A H04M 3/00 H04Q 7/04 D 11/00 302 H04Q 7/38 (72)発明者 齋藤 徹 東京都新宿区西新宿3−20−2 株式会社 フレックス・ファゥム内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA26 JA31 KA04 KC15 KE02 KG01 KG04 LA02 LA06 5K024 AA02 AA71 AA72 BB00 BB05 CC08 CC11 DD01 DD04 DD05 EE01 FF03 FF06 GG00 GG03 GG08 GG12 5K051 AA08 CC01 CC07 CC08 FF07 GG01 HH02 HH16 HH18 HH27 JJ11 JJ16 5K067 AA21 BB02 DD53 EE02 EE16 EE23 FF02 FF07 HH05 HH11 HH22 5K101 KK05 LL01 LL12 MM07 NN02 NN07 NN18 PP04 RR11 RR27 SS07 TT02 UU03 UU07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの事項(1)〜(5)によって特定
    される発明。 (1)異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文
    字メッセージを非通話チャンネルを使用して伝達するメ
    ールサーバである。 (2)複数の異なる通信事業者が運用する通信ネットワ
    ークにおいて稼働している移動電話端末に向けて非通話
    チャンネルを使用して文字メッセージを発信するための
    文字メッセージ発信用コンピュータとそれぞれ適宜な通
    信回線を介して通信する複数系統の通信インタフェース
    を備えている。 (3)移動電話端末の電話番号に含まれる数列と通信事
    業者とを対応づけた事業者分類テーブルを記憶してい
    る。 (4)ある番号の移動電話端末に向けて文字メッセージ
    を伝えるべき事象が発生したとき、伝えるべき文字メッ
    セージと伝えるべき相手の電話番号とを対応づけてメー
    ルボックスに格納する。 (5)メールボックスに文字メッセージと電話番号が格
    納されたことに応動し、その電話番号を前記事業者分類
    テーブルに照会して相手の移動電話端末が所属する通信
    事業者を特定するとともに、その事業者用の前記通信イ
    ンタフェースを通じて前記電話番号と前記メッセージと
    とともにその文字メッセージの転送依頼を前記通信事業
    者の文字メッセージ発信用コンピュータに伝達する。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメールサーバであって、
    何らかの理由によって前記文字メッセージを前記非通話
    チャンネルを使用して当該メッセージを伝えるべき相手
    の移動電話端末に通知できない場合、前記公衆回線網を
    通じて当該移動電話端末の電話番号で発呼するとともに
    前記文字メッセージの内容に相当する音声やFAX信号
    またはDTMF信号を送出することを特徴とする。
JP11024293A 1999-02-01 1999-02-01 異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ Pending JP2000224306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11024293A JP2000224306A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11024293A JP2000224306A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000224306A true JP2000224306A (ja) 2000-08-11

Family

ID=12134133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11024293A Pending JP2000224306A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000224306A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042274A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Hitachi Ltd 通話記録システム
JP2011035602A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Ntt Docomo Inc ゲートウェイ装置、および、通信システム
JP2013143005A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Aos Technologies Kk ショートメッセージ決済システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042274A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Hitachi Ltd 通話記録システム
JP2011035602A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Ntt Docomo Inc ゲートウェイ装置、および、通信システム
JP2013143005A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Aos Technologies Kk ショートメッセージ決済システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6418307B1 (en) Method and system for delivering a voice mail notification to a subscriber using cellular phone network
US6014559A (en) Method and system for delivering a voice mail notification to a private base station using cellular phone network
CN1729704B (zh) 即时通讯和存在服务
US5822416A (en) System and method for real-time screening and routing of telephone calls
US6490343B2 (en) System and method of non-spoken telephone communication
US6496693B1 (en) Method and apparatus for transmitting data to a pager in a communications system
KR20030001053A (ko) 문자아이디를 이용한 통화서비스 장치 및 그 방법
KR20040005333A (ko) 이동 통신의 통화 내용 저장 시스템 및 그 방법
JP2000224306A (ja) 異なる通信事業者の移動電話端末にまたがって文字メッセージを伝達するメールサーバ
KR100710138B1 (ko) 유무선 통신망에서의 통화 내용 처리 시스템 및 처리 방법
US20030059002A1 (en) Multi-media communication management system for routing incoming calls to a subscriber device that is served by a subscriber station
KR100723707B1 (ko) 착신 이동통신 단말기로 이미지 콜 서비스를 제공하는 방법및 시스템
RU2266624C2 (ru) Способ и устройство для обмена информацией в коммуникационной сети
KR100467544B1 (ko) 유무선 통신단말장치에서의 메시지 통합관리방법
KR100652069B1 (ko) 무선 통신망에서의 통화 내용 전송 방법
US20040101113A1 (en) Answer-phone message providing system
KR100776031B1 (ko) 통화중에 메시지를 전송하는 방법 및 이를 위한 시스템
CN102664818A (zh) 即时通讯和存在服务
KR20010099095A (ko) 통합메세징시스템의 이메일주소록검색방법
JP2002218066A (ja) 録音情報転送システム、録音情報送信装置、記録媒体及びプログラム
KR20010047655A (ko) 이동 단말기를 이용한 전자우편 답장 서비스 방법
KR20010048191A (ko) 이동 단말기를 이용한 음성 메시지 전송 방법
KR20020018351A (ko) 간이 전자교환기에서의 전자메일 자동전달 및음성응신방법과 그 장치
KR20020040025A (ko) 통합 메시지 시스템의 메일 관리 방법
JP2002247212A (ja) データ通信方法、および、メッセージサーバ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040924