JP2000223339A - コイル部品およびその製造方法 - Google Patents

コイル部品およびその製造方法

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JP2000223339A
JP2000223339A JP2354699A JP2354699A JP2000223339A JP 2000223339 A JP2000223339 A JP 2000223339A JP 2354699 A JP2354699 A JP 2354699A JP 2354699 A JP2354699 A JP 2354699A JP 2000223339 A JP2000223339 A JP 2000223339A
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JP
Japan
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magnetic core
coil component
coil
electrodeposition coating
needle
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JP2354699A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takagi
潔 高木
Toshiyuki Nakada
俊之 中田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は民生用あるいは産業用電子機器に使
用されるコイル部品およびその製造方法に係り、磁芯に
絶縁処理を施したコイル部品を特性を劣化させず、安価
に提供することを目的とする。 【解決手段】 導電性磁性材よりなる磁芯10に、導体
11を巻回し絶縁体15でモールドしその表面に端子1
2を設けたコイル部13を組み込んで構成したコイル部
品14において、磁芯の表出する部分に電着塗装による
絶縁塗膜24を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は民生用あるいは産業
用電子機器に使用されるコイル部品およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル部品の構成を図5〜図7に
示す。図5は組み込み前の磁芯の斜視図、図6は分解斜
視図、図7は完成品の断面図である。同図において1は
導電性磁性材よりなる磁芯、2は磁芯1の付き合わせ
面、3はコイル部であり、磁芯1の付き合わせ面2にマ
スキングを施して、絶縁樹脂によるコーティング、蒸
着、静電塗装などの絶縁塗膜4を形成した後、コイル部
3を組み込んでコイル部品5とする構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては磁芯1の付き合わせ面2にマスキン
グを施しているため、工数やコストが増えてしまい、マ
スキングを施さないと磁芯1の付き合わせ面2に絶縁塗
膜4が付くためギャップ6を形成してしまい、インダク
タンス特性が劣化してしまうという課題があった。
【0004】本発明は磁芯に絶縁処理を施したコイル部
品を、特性を劣化させず、安価に提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコイル部品は、導電性磁性材よりなる磁芯
と、この磁芯に組み込まれるコイル部と、磁芯とコイル
部間を絶縁する絶縁体と、上記磁芯の表出する部分に形
成された電着塗装による絶縁塗膜とからなるものであ
る。
【0006】上記構成によれば、磁芯の表出する部分に
電着塗装による絶縁塗膜が形成されているため、本発明
のコイル部品の下にパターンを引くことができ、本発明
のコイル部品を実装する回路の設計の自由度を向上する
ことができる。
【0007】さらに、電着塗装しているため絶縁塗膜を
ピンホールが少なく均一なものにでき、絶縁の信頼性の
高いコイル部品を提供できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、導電性磁性材よりなる磁芯と、この磁芯に組み込ま
れるコイル部と、磁芯とコイル部間を絶縁する絶縁体
と、上記磁芯の表出する部分に形成された電着塗装によ
る絶縁塗膜とからなるコイル部品であり、磁芯の表出す
る部分に電着塗装による絶縁塗膜が形成されているた
め、本発明のコイル部品の下にパターンを引くことがで
き、本発明のコイル部品を実装する回路の設計の自由度
を向上することができる。
【0009】さらに、電着塗装しているため、絶縁塗膜
をピンホールが少なく均一なものにでき、絶縁の信頼性
の高いコイル部品を提供できる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、導電性
磁性材よりなる磁芯に、導体を巻回し端子を設けたコイ
ル部を組み込み、磁芯とコイル部間を絶縁体で絶縁した
コイル部品を電着塗料溶液中に浸し、その磁芯と電着塗
料溶液間に電圧を印加する電解法により磁芯に電着塗料
を塗布し絶縁塗膜を形成したものであり、磁芯を組み込
んだ後に電着塗装するため磁芯の付き合わせ面に電着塗
料が付かず、ギャップが形成されない。また、磁芯の付
き合わせ面のマスキングが必要なくなり、工数やコスト
を低減できる。
【0011】さらに、磁芯とコイル部間が絶縁体により
絶縁されているため、電圧を印加した時に磁芯にのみ電
圧が加わり、コイル部には磁芯にのみ電着塗料を塗布す
ることができる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2の構成に加えて、コイル部品の磁芯の底面および天面
を針状電極で挟み電圧を印加するものであり、磁芯の底
面および天面を針状電極で挟んでいるため、磁芯の底面
と天面の両方に電着塗料を塗装することができる。ま
た、電極として針状電極を使用しているため、磁芯の底
面および天面の中で電着塗料が塗布されない針状電極の
接触する部分の面積を小さくすることができる。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3の構成に加えて、コイル部品の磁芯の針状電極が接触
する部分にくぼみを設けたものであり、磁芯の針状電極
が接触する部分にくぼみを設けているため、磁芯の底面
および天面の中で電着塗料が塗布されない針状電極の接
触する部分がへこんだ状態になり、実装時に基板からの
絶縁距離を保つことができる。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態について、図1〜図3を用いて説明する。図1は本発
明の実施の形態1によるコイル部品の斜視図、図2は同
分解斜視図、図3は同電着塗装を施すときの説明図であ
る。図1〜図3において10は導電性磁性材よりなるE
I型あるいはEE型の磁芯であり、この磁芯10に、導
体11を巻回し絶縁体15でモールドし、絶縁体15の
外表面に端子12を設けたコイル部13を組み込んでコ
イル部品14とする。ここで磁芯10とコイル部13は
絶縁体15によって絶縁されている。
【0016】このコイル部品14の磁芯10の底面16
および天面17を図3に示すように針状電極18で挟
み、エポキシ等の電着塗料溶液19を満たした電解槽2
0の中に浸漬し、コイル部品14を陰極、ステンレス鋼
板21を陽極として、針状電極18を介して直流電源2
2に接続する。そして、このコイル部品14に電圧を印
加した後、コイル部品14を電解槽20から取り出し、
コイル部品14に付いている余分な電着塗料溶液19を
洗浄し除き、硬化させる。
【0017】その結果、磁芯10の表出する部分に電着
塗料23が塗布され、絶縁塗膜24が形成される。
【0018】以上のように構成することによって、磁芯
10を組み込んだ後に電着塗装するため磁芯10の付き
合わせ面に電着塗料23が付かず、ギャップが形成され
ない。また、磁芯10の付き合わせ面のマスキングが必
要なくなり、工数やコストを低減できる。
【0019】また、磁芯10とコイル部13間が絶縁体
15により絶縁されているため、磁芯10にのみ電着塗
料23を塗布することができる。
【0020】さらに、電極として針状電極18を使用し
ているため、磁芯10の底面16および天面17の中で
電着塗料23が塗布されない針状電極18の接触部分の
面積を小さくすることができる。
【0021】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について、図4を用いて説明する。図4におい
て基本的な構成は本発明の第1の実施の形態と同一であ
り、異なる点はコイル部品14の磁芯10の針状電極1
8が接触する部分にくぼみ25を設けた点である。
【0022】以上の構成によれば、磁芯10の底面16
および天面17の中で電着塗料23が塗布されない針状
電極18の接触部分がへこんだ状態になり、実装時に基
板からの絶縁距離を保つことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明のコイル部品は構成
されるため、磁芯の付き合わせ面に電着塗料が付かず、
ギャップが形成されなくなり、また磁芯の付き合わせ面
のマスキングが必要なくなり、工数やコストを低減でき
るとともに、磁芯にのみ電着塗料を塗布することがで
き、磁芯に絶縁処理を施したコイル部品を、特性を劣化
させず、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル部品の第1の実施の形態を説明
するための斜視図
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するためのコ
イル部品の分解斜視図
【図3】本発明の第1の実施の形態を説明するための電
着塗装を説明する構成図
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するためのコ
イル部品の側面図
【図5】従来のコイル部品の組み込み前の磁芯の斜視図
【図6】従来のコイル部品の分解斜視図
【図7】従来のコイル部品の完成品の断面図
【符号の説明】
10 磁芯 11 導体 12 端子 13 コイル部 14 コイル部品 15 絶縁体 16 底面 17 天面 18 針状電極 19 電着塗料溶液 20 電解槽 21 ステンレス鋼板 22 直流電源 23 電着塗料 24 絶縁塗膜 25 くぼみ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性磁性材よりなる磁芯と、この磁芯
    に組み込まれるコイル部と、磁芯とコイル部間を絶縁す
    る絶縁体と、上記磁芯の表出する部分に形成された電着
    塗装による絶縁塗膜とからなるコイル部品。
  2. 【請求項2】 導電性磁性材よりなる磁芯に、導体を巻
    回し端子を設けたコイル部を組み込み、磁芯とコイル部
    間を絶縁体で絶縁したコイル部品を電着塗料溶液中に浸
    し、その磁芯と電着塗料溶液間に電圧を印加する電解法
    により磁芯に電着塗料を塗布し絶縁塗膜を形成するコイ
    ル部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 コイル部品の磁芯の底面および天面を針
    状電極で挟み電圧を印加する請求項2に記載のコイル部
    品の製造方法。
  4. 【請求項4】 コイル部品の磁芯の針状電極が接触する
    部分にくぼみを設けた請求項3に記載のコイル部品の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005393A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Sumida Corporation コイル部品
CN108074729A (zh) * 2016-11-15 2018-05-25 三星电机株式会社 薄膜型电感器以及用于制造薄膜型电感器的方法

Cited By (3)

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