JP2000222731A - 記録装置、記録方法 - Google Patents

記録装置、記録方法

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JP2000222731A
JP2000222731A JP11024915A JP2491599A JP2000222731A JP 2000222731 A JP2000222731 A JP 2000222731A JP 11024915 A JP11024915 A JP 11024915A JP 2491599 A JP2491599 A JP 2491599A JP 2000222731 A JP2000222731 A JP 2000222731A
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level
period
space
levels
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JP11024915A
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Junichi Horigome
順一 堀米
Masayoshi Nagata
真義 永田
Mitsugi Imai
貢 今井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度化に伴ったレーザパワーの細かい制御
を可能とする。 【解決手段】 ドライブパルスのレベルとして、複数の
マーク形成レベルと、複数のプリヒートレベルと、オフ
レベルとが切換可能とされ、単位パルス期間毎にレベル
を切り換えることで任意のパルス波形のドライブパルス
を生成して、レーザ手段に供給することができるように
する。そしてそのドライブパルスは、記録データに基づ
いてマーク及びスペースを形成するために生成されるも
のであるが、特にスペースを形成する区間でのドライブ
パルスとしては、そのスペース長に応じて設定されたパ
ルス波形のドライブパルスを生成させる。即ち、プリヒ
ート(予熱)のためのレベルとしても、複数段階に切り
換えることができるようにして(PreH3T、Pre
HMid、PreHEnd)、スペース期間においても
レーザパワーの細かい制御を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体に対して、
記録データによって変調されたレーザ光によりデータ記
録(光変調方式記録)を行う記録装置及び記録方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の記録媒体に対して光変調
方式記録を行う場合において、ディスク上に形成される
マーク(ピット)の良好な整形のための熱的な制御を行
うため、レーザをパルス発光させることが行われてい
る。これは具体的にはレーザを駆動するドライブパルス
としてパルス波形を設定するとともに、各パルス期間の
レベル(波高値)も制御して、レーザパワーやレーザ照
射期間をコントロールするものである。
【0003】例えば図15にレーザ発光パターン(ドラ
イブパルス波形)の例を示す。ディスクに記録されるデ
ータ列としては各種の長さのマーク及びマーク間のスペ
ースからなる。マークの長さやスペースの長さは記録デ
ータの変調方式などによるものとなり、例えば記録デー
タがランレングスリミテッドコードのRLL(1,7)
で変調され、さらにマークエッジ記録としてのプリコー
ドが施された場合、マーク長は最短で2T、最長で8T
となる。図15では5Tマーク、4Tスペース、2Tマ
ークが連続しているデータ列部分を示しているが(図面
上の縦方向の破線は0.5T区切)、このようなデータ
列を形成するためのドライブパルス波形をその下方に示
している。
【0004】例えばドライブパルスのレベル(波高値)
としては、図示するように「end」「main」「t
hd」「sub」「pre」の5段階が切換可能に用意
される。なお「cool」は、いわゆるオフレベルであ
るが、実際にはレーザダイオードに対するほぼバイアス
電流レベルとして、非常にわずかなレーザパワーでのレ
ーザ発光が行われている状態である。ここで、レベル
「end」「main」「thd」「sub」の4つ
は、マークを形成するために使用されるレベルである。
一方レベル「pre」は、直接的にはマーク形成に寄与
しないが、記録面に予熱(プリヒート)を与えるための
レベルとされる。またレベル「cool」は、記録面の
冷却に寄与するレベルとされる。
【0005】そしてこの例のドライブパルス波形として
は、マークの先頭1T期間はレベル「sub」、続く
0.5T期間をレベル「thd」とする。その後、0.
5T期間毎にレベル「pre」を介したパルスとして、
レベル「main」のパルスとされ、マークの最後のパ
ルスはレベル「end」とされる。従って図示するよう
に2Tマークの場合は、その2T期間においてレベル
「sub」、レベル「thd」、レベル「pre」が合
成された波形となり、また5Tマークの場合は、先頭の
2T期間は2Tマークと同様となるが、その後、レベル
「main」のパルスが2回発生された後、最後のパル
スはレベル「end」となる。図示していない3T、4
T、6T〜8Tの各マークも同様の規則でパルス波形が
生成される。例えば3Tマークでは、先頭2T期間の次
が最後のパルスとなるため、2Tマークと同様のドライ
ブパルスの後ろにレベル「end」のパルスが付加され
た波形となる。さらに6Tマークでは、2Tマークと同
様のドライブパルスの後ろに、3つのレベル「mai
n」のパルスが付加され、さらに最後にレベル「en
d」のパルスが付加された波形となる。
【0006】一方、スペース形成期間では、その期間全
てをレベル「cool」としていても良いわけである
が、実際には或る程度の予熱を与えておくことが好適と
され、このため図示するようにスペース形成期間にレベ
ル「pre」のドライブパルスでレーザを駆動するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えばこのようにドラ
イブパルスのレベル(即ちレーザパワー)を細かく制御
することで、ディスク上の記録マークの良好な整形が可
能とされてきた。ところが、近年のように記録媒体に対
する高密度記録が促進され、マーク期間やスペース期間
が物理的に小さくなっていくと、上記のようにドライブ
パルスを制御しても、不十分な状況となってきた。
【0008】また高密度記録が進むと、マーク期間での
細かい制御だけでなく、スペース期間での予熱の与えか
たなども記録マーク列の整形に影響を与えるものとな
る。
【0009】さらに、将来的にさらなる高密度化が進む
ことや、それに応じた記録媒体自体の構造や材質特性の
変化があることも予想され、それらの新規の記録方式や
記録媒体自体の特性変化をカバーして、かつ記録互換性
を考えると、単純に細かいレーザ発光制御を可能とする
だけでなく、制御方式がフレキシブルに変更できるよう
にすることも重要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの状況に
応じてなされたもので、今後のさらなる高密度記録に対
応できるようなレーザパワーコントロールを実現するこ
とを目的とする。
【0011】本発明はこのために、ドライブパルスのレ
ベルとして、複数のマーク形成レベルと、複数のプリヒ
ートレベルと、オフレベルとが切換可能とされ、単位パ
ルス期間毎にレベルを切り換えることで任意のパルス波
形のドライブパルスを生成して、前記レーザ手段に供給
することができるドライブパルス生成手段を設ける。さ
らに、記録データに基づいてマーク及びスペースを形成
するためのドライブパルスをドライブパルス生成手段に
生成させるとともに、スペースを形成する区間でのドラ
イブパルスとしては、そのスペース長に応じて設定され
たパルス波形のドライブパルスを生成させるパルス波形
制御手段とを設ける。
【0012】また、スペース長に応じて設定されたパル
ス波形とは、単位パルス期間毎に複数のプリヒートレベ
ル及びオフレベルの中から或るレベルが選択されていく
ことで実現可能なパルス波形とされているようにする。
【0013】またスペース長に応じたパルス波形の設定
は、レジスタ部に記憶されるようにする。そしてこのレ
ジスタ部での設定データが更新されることで、スペース
長に応じたパルス波形の設定が変更されるようにする。
【0014】即ち本発明では、プリヒート(予熱)のた
めのレベルとしても、複数段階に切り換えることができ
るようにする。そしてスペースを形成する区間でのドラ
イブパルスは、そのスペース長に応じて設定されたパル
ス波形のドライブパルスが出力されるようにし、スペー
ス長に応じた細かいレーザパワー制御を可能とする。ま
た、スペース長に応じて設定されたパルス波形とは、単
位パルス期間毎に複数のプリヒートレベル及びオフレベ
ルの中から或るレベルが選択されていくことで、スペー
ス期間に出力するレーザレベルも細かく制御できるよう
にする。また、スペース期間におけるパルス波形の設定
はレジスタデータにより変更可能とすることで、記録密
度や記録媒体種別などの各種状況に応じて、最適な設定
をフレキシブルに実現できるようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、次
の順に説明していく。 1.記録装置の構成 2.ドライブパルスのレベル設定例 3.マーク形成のためのドライブパルス例 4.スペース形成のためのドライブパルス例
【0016】1.記録装置の構成 本発明の記録装置の実施の形態となる記録再生装置の構
成及び動作を説明していく。図1は本例の記録再生装置
のブロック図である。なお図7のブロック図は主に記録
再生信号の処理系を示し、サーボ系その他、省略してあ
る部位もある。
【0017】記録媒体となる光磁気ディスク6は、記録
再生装置内においてスピンドルモータ9によって回転駆
動された状態で、光ピックアップ7及び磁気ヘッド5の
動作によって情報の記録、再生、消去が行われる。記
録、再生、消去時の光ピックアップ7及び磁気ヘッド5
の位置制御(シーク、トラッキングサーボ、スレッドサ
ーボ)や、光ピックアップ7からのレーザ光のフォーカ
スサーボ、さらにはスピンドルモータ9の回転サーボ
は、図示しないサーボ系によって行われることになる。
【0018】ドライブコントローラ(以下、コントロー
ラという)2は、この記録再生装置のマスターコントロ
ーラとして各種の動作制御を行うとともに、ホストコン
ピュータ1との通信を行う部位とされる。即ちコントロ
ーラ2はホストコンピュータ1からの記録指示に応じ
て、供給されたデータをディスク6に記録する動作を制
御するとともに、同じくホストコンピュータ1からの指
示に応じて要求されたデータをディスク6から読み出し
てホストコンピュータ1に転送する動作の制御を行う。
またコントローラ2はデータのエンコード、デコードを
行う機能も有している。
【0019】CPU3は、コントローラ2の指示に基づ
いて記録再生動作のために各部の制御を行う部位とされ
る。例えば再生系のRFブロック20に対する各種の制
御や、サーボプロセッサとして機能するDSP15に対
する指示等を行う。
【0020】記録時には、コントローラ2がホストコン
ピュータ1の指令に従って、記録すべきユーザデータを
受取り、情報語としてのユーザデータに基づいてエンコ
ードを行って、例えば符号語としてのRLL(1,7)
符号を生成する。この符号語が記録データWDATAと
してレーザパワーコントロール部(以下、LPCと表記
する)4に供給される。またコントローラ2はWGAT
E信号としてLPC4に記録モードとしての発光動作及
びそのタイミングを指示する。さらに記録処理動作の基
準となる記録クロックWCLKを生成し、LPC4に供
給する。
【0021】LPC4は、再生時、記録時、消去時のそ
れぞれにおいて光ピックアップ7からのレーザ出力を実
行させるようにレーザ駆動信号(ドライブパルス)を発
生させる。このドライブパルスはAPC(Auto Power C
ontrol)及びドライブ部(以下APC部)16に供給さ
れ、このAPC部16によってドライブパルスに応じた
電流がレーザダイオードに印加されることで、光ピック
アップ7内のレーザダイオードからのレーザ出力が行わ
れる。
【0022】なお、再生時、記録時、消去時のそれぞれ
におけるレーザ発光レベル、即ちレーザのドライブパル
ス値は、DSP15(CPU3)の指示に応じて設定さ
れる。詳しくは後述するが、特に記録動作時にはドライ
ブパルス波形(波高値及びパルス幅)がかなり細かくコ
ントロールされることになる。そしてこのドライブパル
ス波形の設定はDSP15からの設定データがLPC4
内部のレジスタにセットされることで行われる。
【0023】WGATE信号により記録が指示される場
合は、LPC4は、供給された記録データWDATA及
び記録クロックWCLKに対応して、光ピックアップ7
のレーザパワーを細かく制御できるドライブパルスを発
生させてレーザ出力を実行させ、光磁気ディスク6上に
磁気極性を有するマーク列(ピット列)を形成すること
により、記録を行う。この記録の際に、磁気ヘッド5が
光磁気ディスク6にバイアス磁界を付与する。
【0024】再生時においては、コントローラ2及びC
PU3の制御によって次のような動作が行われる。
【0025】コントローラ2はRGATE信号、PGA
TE信号をLPC4及びRFブロック20に供給して、
再生動作制御を行う。即ちコントローラ2はRGATE
信号により、LPC4に再生レベルとしてのレーザパワ
ーによる連続発光を指示するとともに、RFブロック2
0に対しての再生処理の指示を行う。またディスク6の
セクターフォーマットとしてはヘッダ(エンボスピット
によりアドレス等が記録される領域)とデータ部(光磁
気記録によりユーザーデータ等が記録されるMOエリ
ア)が存在するが、PGATE信号は各領域での動作タ
イミングを指示するものとなり、これに応じてLPC4
及びRFブロック20の動作が行われる。
【0026】再生時において、まずLPC4はRGAT
E信号に応じてレーザドライブパルスを発生させ、光ピ
ックアップ7から再生動作のためのレーザ出力を実行さ
せる。光ピックアップ7は、光磁気ディスク6にレーザ
光を照射し、それによって生じる反射光を受光する。さ
らにその反射光量に応じた信号の演算処理により各種信
号を生成する。即ち、和信号R+、差信号R−、および
図示しないフォーカスエラー信号、トラッキングエラ−
信号などである。なお、MOエリアにおけるデータ部か
らの情報読取は、例えばMSR(Magnetically induced
Super Resolution)再生方式により行われることにな
る。
【0027】和信号R+は、アンプ8aによってゲイン
調整等がなされた後に切替えスイッチ10に供給され
る。また、差信号R−は、アンプ8bによってゲイン調
整等がなされた後に切替えスイッチ10に供給される。
アンプ8a、8bにおけるゲインセッティングはCPU
3によって行われる。なおフォーカスエラー信号、トラ
ッキングエラー信号は図示していないが、DSP15に
供給され、DSP15によるサーボ系の制御に用いられ
る。
【0028】切替えスイッチ10には、PGATE信号
に応じて切替動作を行い、和信号R+または差信号R−
をフィルタ部11に供給する。すなわち、光磁気ディス
ク6におけるセクタフォーマットにおいて、エンボス加
工によって形成されるヘッダ(アドレス部)から再生さ
れる信号が切替えスイッチ10に供給される期間には、
和信号R+をフィルタ部11に供給する。また、光磁気
的に記録が行われているデータ部からMSR方式で再生
される信号が切替えスイッチ10に供給される期間に
は、差信号R−をフィルタ部11に供給する。
【0029】フィルタ部11は、ノイズカットを行うロ
ーパスフィルタおよび波形等化を行う波形等化器から構
成される。そして入力された信号は、ビタビ復号器13
が行うビタビ復号方法に適合するパーシャルレスポンス
特性が得られるようにイコライジングされるものとな
る。A/D変換器12は、フィルタ部11の出力を再生
クロックDCKに従ってA/D変換を行い、再生信号値
z〔k〕を出力する。ビタビ復号器13は、再生信号値
z〔k〕に基づいて、ビタビ復号方法によって復号デー
タDDを生成する。かかる復号データDDは、記録デー
タに対する最尤復号系列である。従って、復号エラーが
無い場合には、復号データDDは、記録データと一致す
る。
【0030】復号データDDは、コントローラ2に供給
される。上述したように、記録データは、ユーザデータ
からチャンネル符号化等の符号化によって生成された符
号語である。従って、復号エラーレートが充分低けれ
ば、復号データDDは、符号語としての記録データとみ
なすことができる。コントローラ2は、復号データDD
に、上述のチャンネル符号化等の符号化に対応する復号
化処理を施すことにより、ユーザデータ等を再生する。
例えば(1−7)RLL方式のデコード処理を行なう。
【0031】このような再生処理のための再生クロック
DCKはPLL部14により生成される。即ちフィルタ
部11の出力はPLL部14にも供給され、PLL部1
4は、供給された信号に対するPLL動作により再生ク
ロックDCKを生成する。再生クロックDCKは、コン
トローラ2、A/D変換器12、ビタビ復号器13等に
供給され、これらの部位の動作は、再生クロックDCK
に従うタイミングで行われる。
【0032】図2はLPC4及びAPC部16の構成を
詳しく示したものである。図示するように、LPC4に
は、デジタルシンクロナイズ部31、パルス発生器3
2、レジスタ33、パルスセレクタ34、スイッチ3
5、D/A変換器36−1、36−2・・・・36−9
が設けられる。
【0033】レジスタ33にはDSP15からのレジス
タバスによりパルス波形の設定データがセットされる。
例えばDSP15はコントローラ2(CPU3)からの
指示に応じて、記録時のドライブパルス波形を、そのマ
ーク長やスペース長に応じた所定の波形とすべく、レジ
スタ33への設定データのセットを行うことになる。本
例において記録データがRLL(1,7)符号化され、
マークエッジ記録されるものとすると、マーク長、スペ
ース長は2T〜8Tの範囲に制限される。このためレジ
スタには、各マーク長、スペース長に応じたパルス波形
を実現するためのパルスレベルの選択データや、パルス
幅の設定データ、及び実現可能なパルスレベルの値のデ
ータがセットされることになる。なおレジスタ設定によ
り実現可能な具体的なドライブパルス波形例については
後述する。
【0034】コントローラ2からの記録クロックWCL
K及び記録データWDATAは、デジタルシンクロナイ
ズ部31に供給される。記録データに基づいて生成され
るドライブパルスとしては、0.5Tを単位パルス期間
として制御するようにするため、デジタルシンクロナイ
ズ部31では例えばPLL処理により2倍の記録クロッ
クWCLK’を生成し、これを記録データWDATAと
ともにパルス発生器32に供給する。
【0035】一方、レジスタ33は設定データに基づい
た制御情報をパルス発生器32及びパルスセレクタ34
に供給する。パルス発生器32は、記録データWDAT
A及び制御情報(モード等)に基づいて、必要なドライ
ブパルス発生のための切換パルス(記録時のドライブパ
ルスのための選択ゲート信号)を発生させパルスセレク
タ34に供給する。一方、パルスセレクタ34には、パ
ルス発生器32からの選択ゲート信号の他に、制御情報
により再生時、消去時などの選択肢も供給され、これら
の信号がスイッチ35の切換制御信号とされる。
【0036】上記のようにレジスタにはドライブパルス
のレベル(パルス波高値)として9種類のレベルも設定
されている。各レベルとして設定されたデジタル値は、
それぞれ9個のD/A変換器36−1・・・36−9に
供給される。従ってD/A変換器36−1・・・36−
9からはそれぞれ設定されたレベルとしてのパルス電圧
値が出力されることになり、これらがセレクタのt1端
子〜t9端子に供給される。なお、t10端子は、オフ
レベル(レーザパワーとしては後段のAPC部16にお
けるバイアスレベル)を選択するための端子であり、後
述するレベル「cool」に相当する。
【0037】t1〜t9端子に供給される9種類の各レ
ベルは、説明上次の名称で呼ぶこととする。即ち「3T
E」「nTE」「nTM」「MTS」「MTB」「Pr
eH3T」「PreHMid」「PreHEnd」「R
ead」とする。このうち、「3TE」「nTE」「n
TM」「MTS」「MTB」はディスク6上にマークを
形成するためのレベル、「PreH3T」「PreHM
id」「PreHEnd」は、プリヒート(予熱)を与
えるためのレベルとする。
【0038】セレクタ35ではt1〜t10端子を選択
してそれをドライブパルスとして出力する。このセレク
タ35の各端子には、常時9種類のレベルの電圧が供給
されており、従ってパルスセレクタ34からの切換制御
信号に基づいて0.5T期間(単位パルス期間)毎に選
択する端子(t1〜t10端子)を切り換えていくこと
で、0.5T期間毎に10段階のレベルを選択すること
ができ、これにより所望のパルス波形のドライブパルス
を出力できることになる。また切換タイミングは0.5
T期間毎とすることで、或る1つのレベルとしてのパル
ス幅も、0.5T〜8Tまでを選択することができる。
記録データに応じた各種場合での具体的なパルス波形例
については後述する。
【0039】このようにしてLPC4から出力されるド
ライブパルスは、APC部16において、レーザドライ
ブレベルの目的値としてAPCアンプ41に与えられ
る。APC部16は、光ピックアップ7内に配されるレ
ーザダイオードLDを駆動する部位である。ここで、レ
ーザダイオードLDからのレーザ出力の一部はフォトダ
イオードPDによって検出(光電変換検出)され、抵抗
R2によりレーザパワー検出値に相当する電圧値とされ
てAPCアンプ41に供給される。即ちAPCアンプ4
1は、目的値としてのドライブパルス電圧に応じて駆動
電流を発生させ、トランジスタQに印加することで、レ
ーザダイオードLDからのレーザ発光を実行させる。さ
らに、その際にレーザパワー検出値としての電圧値に応
じて、駆動電流をコントロールすることになる。即ち駆
動電流Iout、レーザパワー検出値に相当する電流I
mについて、Iout=k・Imの関係を維持するよう
に制御する。(kは係数) これにより、ドライブパルスとして与えられた目的値と
してのレーザパワーによりレーザ発光動作が行われるこ
とになる。
【0040】2.ドライブパルスのレベル設定例 以上の構成から理解されるように、本例の場合、ドライ
ブパルス波形は、9種類のレベル及びオフレベルで、1
0種類のレベルが選択可能であり、しかも0.5T期間
単位でレベルを切り換えることで、多様な波形のパルス
を生成することができる。
【0041】あくまで一例であるが、ここで上記した各
レベルの意味やパルス波高例を図3、図4で説明する。
図3は、上記各レベルの意味及びそのレベルを維持する
期間長の例を表にしたものである。ただし「cool」
レベルを含めて選択可能なレベルを10種類とすること
や、図3に示した各レベルの定義、さらにはパルス期間
長の例は、後述する図5以降の波形例の説明のために設
定した一例にすぎない。
【0042】まずレベル「3TE」は、3Tマークを形
成する際の最後のパルスとして用いられるレベルとす
る。またこのレベル「3TE」のパルス幅は0.5Tと
する。レベル「nTE」は、4T〜8Tマークを形成す
る際の最後のパルスとして用いられるレベルとする。ま
たこのレベル「nTE」のパルス幅は0.5Tとする。
なお、レベル「nTE」は、消去時のレーザパワーのた
めのパルスレベルともする(=レベル「erase」)
【0043】レベル「nTM」は、4T〜8Tマークを
形成する際の中間で発生させるパルスとして用いられる
レベルとする。このレベル「nTM」のパルス幅は0.
5Tとする。レベル「MTS」は、2T〜8Tマークを
形成する際に、第2番目のパルスとして用いられるレベ
ルとする。このレベル「MTS」のパルス幅は0.5T
又は1Tとする。レベル「MTB」は、2T〜8Tマー
クを形成する際に、先頭のパルスとして用いられるレベ
ルとする。このレベル「MTB」のパルス幅は0.5T
又は1Tとする。
【0044】レベル「PreH3T」は、3Tスペース
の期間に使用するプリヒートパルスとして用いられるレ
ベルとする。このレベル「PreH3T」のパルス幅は
0.5T〜2Tとする。レベル「PreHMid」は、
4T〜8Tスペースの期間において中間のプリヒートパ
ルスとして用いられるレベルとする。このレベル「Pr
eHMid」のパルス幅は0.5Tとするか、又はco
ol長に依存して可変されるものとする。レベル「Pr
eHEnd」は、4T〜8Tスペースの期間において最
後のプリヒートパルスとして用いられるレベルとする。
このレベル「PreHEnd」のパルス幅はcool長
に依存して可変されるものとする。
【0045】レベル「Read」は、再生時のレーザパ
ワーに相当するレベルである。但し後述するように記録
時に用いられることも可能とする。レベル「cool」
は上述のようにオフレベルに相当する。スペース期間に
おけるレベルcoolの期間長は、プリヒートを挟んだ
先頭coolと終端coolの組み合わせが、1T/1
Tの関係、もしくは0.5T/1.5Tの関係になるよ
うにする。又は、先頭coolと終端coolのそれぞ
れが、0.0T〜1Tまで独立に設定できるものとす
る。
【0046】これら各レベルのレベル値の例が図4に示
される。例えば図3の表に挙げた順にレベルが設定され
ているとすると、図4に示すように各レベルの上下関係
が設定される。この例の場合は、レベル「3TE」が最
大レベルとしている。但し、各レベルの実際の値(波高
値)は、レジスタ33に設定される値で決められるもの
であるため、必ずしもこのようにレベルの上下関係が設
定されるものではなく、例えばnTE>3Teとされる
ことも可能であり、また3つのプリヒートレベル「Pr
eH3T」「PreHMid」「PreHEnd」の上
下関係なども図4以外に多様に考えられる。これらの設
定は、ディスク6の種別に対応したり、記録時のエラー
状況に対応したり、さらにはユーザー設定操作などに応
じて、コントローラ2の制御に基づいてDSP15がレ
ジスタ設定値の更新を行うことで任意に変更可能であ
る。
【0047】なお当然ながら、プリヒートレベル「Pr
eH3T」「PreHMid」「PreHEnd」、及
びレベル「Read」は、ディスク6上にマークが形成
されない範囲内のレベルとされなければならないし、同
様にレベル「3TE」「nTE」「nTM」「MTS」
「MTB」は ディスク6上にマークを形成できる範囲
内のレベルとされなければならないことはいうまでもな
い。
【0048】また上記の9種類の各レベルの定義からわ
かるように、本例の場合、特に3Tマークで用いる最後
のパルスのレベル「3TE」と、4T〜8Tマークで用
いる最後のパルスのレベル「nTE」を、別々に設定し
ている。またプリヒートレベルにおいても、3Tスペー
スで用いるレベル「PreH3T」と、4T〜8Tスペ
ースで用いる「PreHMid」「PreHEnd」を
別に設定している。
【0049】これにより、記録トラック上において比較
的熱蓄積量が多くなる4T以上のマーク・スペースと、
3Tのマーク・スペースとを区別してレーザーパワー制
御できることになる。つまり3T期間用のレーザレベル
を設定しておくことは、精密な記録データ列の整形に有
利なものとなる。
【0050】3.マーク形成のためのドライブパルス例 以下、上述してきたような各レベルや各レベルでのパル
ス期間を細かく制御(即ちスイッチ35の切換制御)す
ることで実現されるドライブパルス例を説明していく。
なお、LPC4からのドライブパルスの波形は、レーザ
ダイオードLDからの出力パワーの遷移に相当するもの
であることは、上記図2の構成の説明から理解されるも
のである。
【0051】図5〜図8は、それぞれ2Tマーク、3T
マーク、4Tマーク、8Tマークを形成するためのドラ
イブパルス例を示している。各図において上段に形成さ
れるマークを示し、下段にドライブパルスを示す。なお
縦方向の破線は、0.5T間隔で付している。また各図
においてモードa、モードb、モードcとして3種類の
パルス例を示しているが、各モードでは最初の2T期間
の波形に違いがあらわれるものとなる。
【0052】まず図5により2Tマークを形成するドラ
イブパルス例を説明する。マークの先頭の2T期間は、
上述のレベル「MTB」及び「MTS」のパルスが用い
られるものとすると、2Tマークの場合は、2T期間で
マークが終了するため、レベル「MTB」「MTS」の
組み合わされたパルス波形となる。ここで、レベル「M
TB」「MTS」の各パルス期間が、それぞれ0.5
T、1Tと選択できることによる違いがモードa,b,
cの違いとなる。
【0053】モードaは、レベル「MTB」のパルス幅
を1T、レベル「MTS」のパルス幅を0.5Tとする
モードである。これにより図示するように、最初の1T
期間がレベル「MTB」、次の0.5T期間がレベル
「MTS」となり、最後の0.5Tがレベル「PME」
となる。なお、このレベル「PME」及び後述するレベ
ル「PM」は、上記9種類のレベルの名称ではなく、マ
ーク成形時のドライブパルス中での冷却期間とするパル
スレベルを指すものとしている。(「PM」はマーク期
間の中間に加える冷却レベル、「PME」はマーク期間
の終端に加える冷却レベルの意味である。)
【0054】そして、レベル「PME」「PM」として
の実際のレベルは、「PreH3T」「PreHMi
d」「PreHEnd」「Read」「cool」から
設定により任意に選択できるものとしている。図5〜図
8の各図中に示したレベル「PME」「PM」の区間に
おいては、そのレベルを実線及び破線で5段階示してい
るが、この5段階がそれぞれ「PreH3T」「Pre
HMid」「PreHEnd」「Read」「coo
l」に相当し、この中のいずれかのレベルをとることを
表現するものである。
【0055】従ってモードaにおける2Tマークのため
のドライブパルスとしては、レベルPMEの選択によ
り、5種類のパルス波形の選択肢が存在することにな
る。以下、繰り返しの説明は避けるが、図5のモード
b、c及び図6〜図8において、例示している各パルス
波形は、レベル「PM」「PME」としてのレベルを
「PreH3T」「PreHMid」「PreHEn
d」「Read」「cool」の中から選ぶことで、多
様な選択肢が存在するものである。
【0056】そして、説明していくようにマーク成形時
のドライブパルス内にレベル「PM」「PME」として
の冷却期間が設けられることは、記録面での温度の上が
り過ぎなどを避け、マーク形状の適切な整形を目的とす
るものであり、記録データ密度やディスクの特性などに
応じて、この目的のために最適なレベルが5つのレベル
の中から選択されるものとなる。
【0057】次にモードbは、レベル「MTB」のパル
ス幅を0.5T、レベル「MTS」のパルス幅を1Tと
するモードである。これにより図示するように、最初の
0.5T期間がレベル「MTB」、次の1T期間がレベ
ル「MTS」となり、最後の0.5Tがレベル「PM
E」となる。
【0058】モードcは、レベル「MTB」のパルス幅
を0.5T、レベル「MTS」のパルス幅を0.5Tと
するモードである。これにより図示するように、最初の
0.5T期間がレベル「MTB」、次の0.5T期間が
レベル「PM」、次の0.5T期間がレベル「MT
S」、最後の0.5Tがレベル「PME」となる。
【0059】以上図5のように、2Tマークを形成する
ためのドライブパルスの波形はモード設定及びレベル
「PM」「PME」として用いるレベルの設定により多
様に選択できることになる。つまりモードや「PM」
「PME」対応レベルをレジスタ33にセットすること
で、2Tマーク生成のためのドライブパルス波形をフレ
キシブルに設定できる。また、上述したように実際の各
レベル「MTB」「MTS」等の実際のレベル値もレジ
スタ33への設定値によりに変更できるので、これによ
っても出力できる波形の多様性が広がる。なお、このこ
とは、次の図6〜図8で表れる各レベルについても当然
同様である。
【0060】続いて図6で3Tマークを形成するドライ
ブパルス例を説明する。マークの先頭の2T期間は、上
記2Tマークの場合と同様となるため、モードa、b、
cとしてレベル「MTB」「MTS」及びレベル「P
M」による、上記図5で説明したような波形が生成され
る。(図6のモードa、b、cは、最初の2T期間が図
5のモードa、b、cのそれぞれと同様となる。) そして、この3Tマークの場合は、マークの最後の1T
期間として、レベル「3TE」のパルスが0.5T期間
と、レベル「PME」としての0.5T期間が付加され
ることになる。この3Tマークの形成のためのドライブ
パルスも、設定により多様なパルス波形が実現できる。
【0061】また、3Tマーク形成の場合は、3Tマー
ク専用のレベル「3TE」が用いられることで、次に説
明する4Tマーク以上の形成の場合と分けて3T形成の
ために細かいレーザパワー設定が可能となる。これは換
言すれば、本例では、2Tマーク形成時、3Tマーク形
成時、4T〜8Tマーク形成時に、別のレベルの使用で
きることを意味する。そして上述したように最短マーク
である2Tと、4T以上のマークと、3Tマークとで
は、記録面上でのレーザによる蓄積温度特性に差が出る
ため、2Tマーク、3Tマーク、4T〜8Tマークの各
形成時において別のレベルのパルスを使用することは、
非常に精密なマーク形成を実現できるものとなる。
【0062】次に図7で4Tマークを形成するドライブ
パルス例を説明する。マークの先頭の2T期間は、上記
2Tマークの場合と同様である。つまりモードa、b、
cとしてレベル「MTB」「MTS」及びレベル「P
M」による、上記図5で説明したような波形が生成され
る。(図7のモードa、b、cも、最初の2T期間が図
5のモードa、b、cのそれぞれと同様となる。) そして、この4Tマークの場合は、第3T期間目が、
0.5T期間のレベル「nTM」と0.5T期間のレベ
ル「PM」となり、また最後の1T期間は0.5T期間
のレベル「nTE」と0.5T期間のレベル「PME」
となる。この4Tマークの形成のためのドライブパルス
も、設定により多様なパルス波形が実現できる。また上
述したように、3Tマーク形成の場合と異なるレベル
「nTE」「nTM」が用いられることで、精密なマー
ク形成が可能となる。
【0063】図8は8Tマークを形成するドライブパル
ス例を示しているが、4T〜8Tマークは、基本的には
同様となる。即ち図7と図8を比べてわかるように、4
T〜8Tマークでは、それらのマーク期間長の長さの差
により付加されるレベル「nTM」のパルス数、及びレ
ベル「PM」のパルス数が異なるものとなるのみであ
る。
【0064】以上、マーク形成のためのドライブパルス
波形の例を示してきたが、これらは、仮に図3、図4で
説明したようなレベル種類や、レベル定義、及びパルス
期間長例の範囲内において実現できる例にすぎない。上
述したように図3、図4も一例にすぎないので、各レベ
ルの定義(使用方法)やパルス期間長の選択範囲などが
変更されれば、例示していない多様なドライブパルス波
形が実現できることはいうまでもない。
【0065】4.スペース形成のためのドライブパルス
例 次に、同じく上述したような各レベルや各レベルでのパ
ルス期間を細かく制御(即ちスイッチ35の切換制御)
することで実現されるドライブパルス例として、スペー
ス期間でのドライブパルスを説明していく。なお、スペ
ース期間のドライブパルス波形としては、本例ではモー
ド1とモード2が設定できるものとし、まずモード1の
場合を説明していく。
【0066】図9〜図11は、それぞれモード1におけ
る2Tスペース、3Tスペース、4T及び8Tスペース
を形成するためのドライブパルス例を示している。上記
マーク形成時の説明に用いた図と同様に、各図において
上段に形成されるスペースを示し、下段にドライブパル
スを示す。縦方向の破線は、0.5T間隔で付してい
る。
【0067】まず図9によりモード1において2Tスペ
ースを形成するドライブパルス例を説明する。ここでモ
ード1とは、スペース期間の先頭及び終端のレベル「c
ool」期間長を、1.5Tと0.5Tの組み合わせ、
もしくは1Tと1Tの組み合わせに限定するモードであ
る。また、後述する図11であらわれるが、このモード
1においてはレベル「PreHMid」のパルス期間は
0.5Tに固定し、一方、レベル「PreHEnd」の
パルス期間はスペース長に応じて可変されるものとす
る。
【0068】図9に示すように、モード1において2T
スペース期間では、その2T期間がレベル「cool」
となる。これは、先頭cool及び終端coolを、
1.5Tと0.5Tの組み合わせとしても、又は1Tと
1Tの組み合わせにしても、いずれにしてもそのレベル
「cool」の期間の合計が2Tとなるため、2Tスペ
ース期間では、2T期間すべてがレベル「cool」と
なるものである。
【0069】図10はモード1における3Tスペースを
形成するドライブパルス例を示している。この場合、図
示するように、プリヒートのためにレベル「PreH3
T」のパルスが付加される。そして、先頭cool及び
終端coolの期間が、1.5Tと0.5Tの組み合わ
せ、又は1Tと1Tの組み合わせとなることで、例1、
例2、例3として示すように3つのパターンのドライブ
パルス波形が考えられることになる。
【0070】つまり先頭cool期間を1T、終端co
ol期間を1Tとし、レベル「PreH3T」のパルス
が中央1T期間に付加されたのが例1であり、また、先
頭cool期間を0.5T、終端cool期間を1.5
Tとし、レベル「PreH3T」のパルスが先頭寄りの
中央1T期間に付加されたのが例2、さらに先頭coo
l期間を1.5T、終端cool期間を0.5Tとし、
レベル「PreH3T」のパルスが終端寄りの中央1T
期間に付加されたのが例3である。
【0071】図11(a)(b)は、それぞれ4Tスペ
ース及び8Tスペースを形成する場合のドライブパルス
波形例を示している。まず図11(a)では、先頭co
ol及び終端coolの期間の組み合わせにより、上記
3Tスペースの場合と同様に、例1、例2、例3として
示すように3つのパターンのドライブパルス波形が考え
られる。また上記のようにレベル「PreHMid」の
パルス期間は0.5Tに固定、レベル「PreHEn
d」のパルス期間はスペース長に応じて可変される。
【0072】例1は、先頭cool期間を1T、終端c
ool期間を1Tとし、先頭cool期間に続いて0.
5Tのレベル「PreHMid」のパルスが付加され
る。そして0.5Tの中間のcool期間をおいて、終
端coolに達するまでの1T期間にレベル「PreH
End」のパルスが付加されているものである。例2
は、先頭cool期間を0.5T、終端cool期間を
1.5Tとし、その間に例1と同様に、0.5Tのレベ
ル「PreHMid」、0.5Tの中間のcool、1
Tのレベル「PreHEnd」の各パルスが付加され
る。さらに例3は、先頭cool期間を1.5T、終端
cool期間を0.5Tとし、その間に例1と同様に、
0.5Tのレベル「PreHMid」、0.5Tの中間
のcool、1Tのレベル「PreHEnd」の各パル
スが付加される。
【0073】図11(b)の8Tスペースの場合も、基
本的には同様であり、先頭cool及び終端coolの
期間の組み合わせにより、例1、例2、例3として示す
ように3つのパターンのドライブパルス波形が考えられ
る。但しこのモード1では、レベル「PreHMid」
のパルス期間は0.5Tに固定し、レベル「PreHE
nd」のパルス期間はスペース長に応じて可変されるも
のとしていることから、図11(a)(b)を比べて理
解されるように、この8Tスペースの場合では、レベル
「PreHEnd」のパルス期間が5Tとなることが異
なるものとなる。
【0074】図示しないが、5T、6T、7Tの各スペ
ース期間でも、この図11(a)(b)から理解される
ように、その期間長に応じてレベル「PreHEnd」
のパルス期間が設定されるものとなる。
【0075】以上モード1でのスペース期間のドライブ
パルス波形例を示したが、続いてモード2の場合を説明
していく。
【0076】図12〜図14は、それぞれモード1にお
ける2Tスペース、3Tスペース、4Tスペースを形成
するためのドライブパルス例を示している。上記マーク
形成時の説明に用いた図と同様に、各図において上段に
形成されるスペースを示し、下段にドライブパルスを示
す。縦方向の破線は、0.5T間隔で付している。但
し、スペース下段に示したドライブパルスは、そのパル
ス中に破線により、とりうる可能性のあるレベル(波形
遷移)を示し、具体的なパルス波形をさらに下段に例1
〜例9として示すものとする。
【0077】このモード2では、図3の定義からは外れ
るが、2Tスペース期間にプリヒートのために、レベル
「PreH3T」を使用し、また3Tスペース期間にレ
ベル「PreHMid」を、4T〜8T期間にレベル
「PreHEnd」を使用するモードとしている。そし
て、スペース期間の先頭及び終端のレベル「cool」
期間長は、それぞれ独立に0.0T〜1.0Tまで設定
可能とする。さらに、「PreH3T」「PreHMi
d」「PreHEnd」のパルス期間は、それぞれco
ol長に応じて可変設定されるものとする。
【0078】このようなモード2において、2Tスペー
スを形成するドライブパルス例を図12に示す。図示す
るように2Tスペース期間においては、先頭cool長
と終端cool長がそれぞれ相互に関係なく設定でき、
その各種組み合わせにおいて、残りの期間にレベル「P
reH3T」が付加されることになる。モード2の定義
下において実際に可能となるドライブパルス波形を例1
〜例12として示し、その右側に、各パルス波形での先
頭cool長、PreH3Tパルス長、終端cool長
を示している。
【0079】例1では、先頭cool長、終端cool
長がそれぞれ1Tとなることで、2Tスペース期間はす
べてレベル「cool」となる。例2は、先頭cool
長、終端cool長がそれぞれ1T、0.5Tとされる
ことで、中央終端側の0.5T期間にレベル「PreH
3T」が付加された波形となる。例3は、先頭cool
長、終端cool長がそれぞれ1T、0.0Tとされる
ことで、先頭coolに続く1T期間がレベル「Pre
H3T」とされた波形となる。以下、例4から例12ま
で、それぞれ先頭cool長と終端cool長の設定に
応じて、残りの期間にレベル「PreH3T」が付加さ
れたパルス波形の例が示されている。
【0080】次に、モード2において、3Tスペースを
形成するドライブパルス例を図13に示す。図示するよ
うに3Tスペース期間においては、先頭cool長と終
端cool長がそれぞれ相互に設定され、残りの期間に
レベル「PreHMid」が付加されることになる。モ
ード2の定義下において実際に可能となるドライブパル
ス波形を例1〜例12として示し、その右側に、各パル
ス波形での先頭cool長、PreHMidパルス長、
終端cool長を示している。
【0081】例1は、先頭cool長、終端cool長
がそれぞれ1Tとされ、中央の1T期間がレベル「Pr
eHMid」とされた波形である。例2は、先頭coo
l長、終端cool長がそれぞれ1T、0.5Tとさ
れ、残りの中央終端側の1.5T期間としてレベル「P
reHMid」が付加された波形である。例3は、先頭
cool長、終端cool長がそれぞれ1T、0.0T
とされ、先頭coolに続く2T期間がレベル「Pre
HMid」とされた波形である。以下、例4から例12
まで、それぞれ先頭cool長と終端cool長の設定
に応じて、残りの期間にレベル「PreHMid」が付
加されたパルス波形の例が示されている。
【0082】次に、モード2において、4Tスペースを
形成するドライブパルス例を図14に示す。図示するよ
うに4Tスペース期間においては、先頭cool長と終
端cool長がそれぞれ相互に設定され、残りの期間に
レベル「PreHEnd」が付加されることになる。モ
ード2の定義下において実際に可能となるドライブパル
ス波形を例1〜例12として示し、その右側に、各パル
ス波形での先頭cool長、PreHEndパルス長、
終端cool長を示している。
【0083】例1は、先頭cool長、終端cool長
がそれぞれ1Tとされ、中央の2T期間がレベル「Pr
eHEnd」とされた波形である。例2は、先頭coo
l長、終端cool長がそれぞれ1T、0.5Tとさ
れ、残りの中央終端側の2.5T期間としてレベル「P
reHEnd」が付加された波形である。例3は、先頭
cool長、終端cool長がそれぞれ1T、0.0T
とされ、先頭coolに続く3T期間がレベル「Pre
HEnd」とされた波形である。以下、例4から例12
まで、それぞれ先頭cool長と終端cool長の設定
に応じて、残りの期間にレベル「PreHEnd」が付
加されたパルス波形の例が示されている。
【0084】なお、5Tスペースから8Tスペースまで
のドライブパルス波形については図示を省略するが、基
本的には図14の4Tスペースの場合と同様に、先頭c
ool長と終端cool長がそれぞれ相互に設定され、
残りの期間にレベル「PreHEnd」が付加される。
従って図14の各例とは、レベル「PreHEnd」の
期間長が異なるのみとなる。
【0085】以上、スペース形成のためのドライブパル
ス波形の例をモード1、モード2に分けて説明してきた
が、これらも上記マーク形成のためのドライブパルス波
形例と同様に、図3、図4で説明したようなレベル種類
や、レベル定義、及びパルス期間長例の範囲内において
実現できる例にすぎない(但しモード2に関しては図
3、図4では言及していない)。従って、スペース形成
期間でも、各レベルの定義(使用方法)やパルス期間長
の選択範囲などが変更されれば、例示していない多様な
ドライブパルス波形が実現できることはいうまでもな
い。勿論、プリヒートレベルとしての「PreH3T」
「PreHMid」「PreHEnd」のそれぞれの値
も変更可能であることから、より多様なドライブパルス
波形を実現できる。またモード1、モード2とも、2T
スペースと、3Tスペースと、4T〜8Tスペースと
で、使用するプリヒートレベルを異なるものとしている
ことで、スペース長に応じて細かい予熱制御が実現され
るものとなる。
【0086】以上実施の形態の記録再生装置において実
現可能なドライブパルス波形例を説明してきたが、本例
では、これらのように設定可能なドライブパルス波形の
中から、記録条件や記録媒体の性質、記録密度などに応
じて最適のパルスを選択していけばよい。これにより、
特に高密度下により精密なマーク形成制御が求められる
場合にも対応できる。そして本例では特にスペース期間
でも細かいレーザパワー制御を行うことで、精度の高い
記録データ列(マーク及びスペース)を形成できる。ま
たこれにより、将来的なフォーマット変更や記録媒体の
変更などにもフレキシブルに対応できる。
【0087】なお、記録再生装置の構成や動作について
は上記図1、図2に限られるものではない。また図2で
は9種類のレベル発生のためにD/A変換器を9単位設
けるものとしたが、実際には同時に必要とはならないパ
ルスレベルの組み合わせも存在するため(例えば上記の
各種波形例をカバーする場合は、レベル「PreH3
T」と「PreHEnd」、レベル「3TE」と「nT
E」など)、D/A変換器に供給する値(パルスレベル
値)を切り換えるようにすることで、D/A変換器の数
や、スイッチ35の端子数などを削減できる。また、上
記「cool」レベルは、レーザダイオードに対するバ
イアスレベルに相当するとしたが、完全にレーザ発光を
オフとするレベルとしてもよい。
【0088】また本発明では、記録処理方式等は限定さ
れるものではなく、例えばRLL(2−7)等の他のR
LL変調方式や、或いはそれ以外の変調方式が用いられ
てもよい。もちろん変調方式が変更されれば、マーク長
の範囲は上記2T〜8Tに限られないものとなる場合も
あるが、それぞれマーク長、スペース長に応じてドライ
ブパルス波形が細かく制御できることはいうまでもな
い。また、光磁気ディスクに対応する記録再生装置で説
明したが、他の記録媒体に対応する再生装置でも本発明
は適用できる。
【0089】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、ドライブパルスのレベルとして、複数のマーク形成
レベルと、複数のプリヒートレベルと、オフレベルとが
切換可能とされ、単位パルス期間毎にレベルを切り換え
ることで任意のパルス波形のドライブパルスを生成し
て、レーザ手段に供給することができるようにする。そ
してそのドライブパルスは、記録データに基づいてマー
ク及びスペースを形成するために生成されるものである
が、特にスペースを形成する区間でのドライブパルスと
しては、そのスペース長に応じて設定されたパルス波形
のドライブパルスを生成させるようにしている。即ち、
プリヒート(予熱)のためのレベルとしても、複数段階
に切り換えることができるようにして、スペース期間に
おいてもレーザパワーの細かい制御を可能とするととも
に、さらにスペース長に応じた(スペース長毎に異なっ
た)細かいレーザパワー制御が可能となるという効果が
ある。
【0090】また、スペース長に応じて設定されたパル
ス波形とは、単位パルス期間毎に複数のプリヒートレベ
ル及びオフレベルの中から或るレベルが選択されていく
ことで実現可能なパルス波形とされていることで、スペ
ース長毎のドライブパルス波形とは、実際に多様かつ細
かいパルス生成が可能となる。さらにスペース期間にお
けるパルス波形の設定はレジスタデータにより変更可能
とすることで、記録密度や記録媒体種別などの各種状況
に応じて、最適な設定をフレキシブルに実現できる。
【0091】そして以上のことから、高密度記録に対応
する記録装置、記録方法として好適となるばかりでな
く、将来的な記録方式や記録媒体の仕様などにも柔軟に
対応したり、互換性を容易に維持できるなど、好適な光
変調方式記録を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック
図である。
【図2】実施の形態のLPC及びAPC部のブロック図
である。
【図3】実施の形態のパルスレベル例の説明図である。
【図4】実施の形態の各パルスレベルの波高値例の説明
図である。
【図5】実施の形態の2Tマーク形成時のドライブパル
ス波形の説明図である。
【図6】実施の形態の3Tマーク形成時のドライブパル
ス波形の説明図である。
【図7】実施の形態の4Tマーク形成時のドライブパル
ス波形の説明図である。
【図8】実施の形態の8Tマーク形成時のドライブパル
ス波形の説明図である。
【図9】実施の形態のモード1での2Tスペース形成時
のドライブパルス波形の説明図である。
【図10】実施の形態のモード1での3Tスペース形成
時のドライブパルス波形の説明図である。
【図11】実施の形態のモード1での4Tスペース、8
Tスペース形成時のドライブパルス波形の説明図であ
る。
【図12】実施の形態のモード2での2Tスペース形成
時のドライブパルス波形の説明図である。
【図13】実施の形態のモード2での3Tスペース形成
時のドライブパルス波形の説明図である。
【図14】実施の形態のモード2での4Tスペース形成
時のドライブパルス波形の説明図である。
【図15】従来のドライブパルスの説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ、2 コントローラ、3 CP
U、4 LPC、6ディスク、7 光ピックアップ、1
5 DSP、16 APC、20 RFブロック、31
デジタルシンクロナイズ部、32 パルス発生器、3
3 レジスタ、34 パルスセレクタ、35 スイッ
チ、36−1〜36−9 D/A変換器、41 APC
アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 貢 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D075 BB04 CC05 CC22 CD02 CD12 5D090 BB04 CC01 DD03 DD05 EE02 FF11 FF30 FF31 GG26 HH01 KK05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されたドライブパルスによりレーザ
    光の照射を行って記録媒体上にマーク及びマーク間のス
    ペースから成る記録データ列を形成するレーザ手段と、 ドライブパルスのレベルとして、複数のマーク形成レベ
    ルと、複数のプリヒートレベルと、オフレベルとが切換
    可能とされ、単位パルス期間毎にレベルを切り換えるこ
    とで任意のパルス波形のドライブパルスを生成して、前
    記レーザ手段に供給することができるドライブパルス生
    成手段と、 記録データに基づいて前記マーク及びスペースを形成す
    るためのドライブパルスを前記ドライブパルス生成手段
    に生成させるとともに、前記スペースを形成する区間で
    の前記ドライブパルスとしては、そのスペース長に応じ
    て設定されたパルス波形のドライブパルスを生成させる
    パルス波形制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記スペース長に応じて設定されたパル
    ス波形とは、単位パルス期間毎に前記複数のプリヒート
    レベル及びオフレベルの中から或るレベルが選択されて
    いくことで実現可能なパルス波形とされていることを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス波形制御手段は、前記スペー
    ス長に応じたパルス波形の設定を記憶するレジスタ部を
    有し、該レジスタ部での設定データが更新されること
    で、前記スペース長に応じたパルス波形の設定が変更さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 記録データに基づいてドライブパルスを
    生成し、そのドライブパルスによりレーザ光の照射を行
    って記録媒体上にマーク及びマーク間のスペースから成
    る記録データ列を形成する記録方法において、 前記ドライブパルスのレベルとして、複数のマーク形成
    レベルと、複数のプリヒートレベルと、オフレベルとを
    単位パルス期間毎に切換可能とするとともに、 前記スペースを形成する区間での前記ドライブパルスと
    して、スペース長に応じて設定されたパルス波形のドラ
    イブパルスを生成することを特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】 前記スペース長に応じて設定されたパル
    ス波形とは、単位パルス期間毎に前記複数のプリヒート
    レベル及びオフレベルの中から或るレベルが選択されて
    いくことで実現可能なパルス波形とされていることを特
    徴とする請求項4に記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 前記スペース長に応じたパルス波形の設
    定は、レジスタ部に記憶され、該レジスタ部での設定デ
    ータが更新されることで、前記スペース長に応じたパル
    ス波形の設定が変更されることを特徴とする請求項4に
    記載の記録方法。
JP11024915A 1999-02-02 1999-02-02 記録装置、記録方法 Withdrawn JP2000222731A (ja)

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JP11024915A JP2000222731A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 記録装置、記録方法

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