JP2000222268A - 複数のコンピュータ間におけるファイルの同期方法 - Google Patents

複数のコンピュータ間におけるファイルの同期方法

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JP2000222268A
JP2000222268A JP11021250A JP2125099A JP2000222268A JP 2000222268 A JP2000222268 A JP 2000222268A JP 11021250 A JP11021250 A JP 11021250A JP 2125099 A JP2125099 A JP 2125099A JP 2000222268 A JP2000222268 A JP 2000222268A
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Kazuyoshi Suzuki
一義 鈴木
Takeshi Tsunoda
武 角田
Kazunari Morita
一成 森田
Sadamu Iwabori
奠 岩堀
Kazuo Kage
和男 鹿毛
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マスタコンピュータ側とスレーブコンピュータ
側の互いのファイル群に対する更新を互いのコンピュー
タのファイル群に反映させることで、スレーブコンピュ
ータ所有のファイル群の内容とマスタコンピュータ所有
のファイル群の内容との共通部分の内容を一致させる。 【解決手段】あるいはネットワーク接続時間によって、
その差分実ファイルを元にして作成した更新要約情報を
マスタコンピュータからスレーブコンピュータに送信す
ることで、互いのコンピュータのファイル群で、共通し
て管理しているファイル内容を一致させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2台以上のコンピュ
ータが、ネットワークを介し、互いのコンピュータ上で
それぞれ独立してファイル群を更新した後に、その更新
内容に関する情報を互いのコンピュータ間で交換し、互
いのコンピュータ上に保持しているファイル群の内容を
同期させるファイル同期方法に関して、特にSales For
ce Automationといわれるような営業支援システムにお
いて、普段互いのコンピュータをネットワークから切り
離してファイル更新を遂行し、必要に応じてネットワー
クにより互いのコンピュータを接続し、比較的短いネッ
トワーク接続時間で、互いのコンピュータが利用するデ
ータ管理部の形態が異なっていてもその違いを利用者が
意識せずに二者間のファイル更新に関する情報を交換し
合い、互いのコンピュータ上のファイル群の内容を同期
させるのに好適なファイルの同期方法。
【0002】
【従来の技術】2台以上のコンピュータ間で互いのデー
タを一致させるという方法は、例えば、特開平9−29
4180号公報の「ファイル更新処理方法」に記載され
ているように、複数のサーバが所有するファイル群のロ
ギングデータを互いに交換することで、互いのサーバが
所有するファイル群の構成を一致させるという方法が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の方法の
場合、短いネットワーク接続時間で互いのサーバが所有
するファイル群に対し1対1の形でファイル群の構成を
一致させることには適しているが、一方の側のコンピュ
ータのデータベースのファイル群の内容ともう一方の側
のコンピュータのデータベースのファイル群の内容との
関係が互いのコンピュータに対し、スーパセットとサブ
セットの関係であった場合、スーパーセットのファイル
を管理する側のサーバからは、単にロギングデータの内
容から特定のコンピュータが管理するサブセットのファ
イル群に対する更新用ロギング情報として、単純に抽出
することができないという問題がある。
【0004】またこの方法は、複数のコンピュータにお
いて、互いのデータベース管理部を、同一の広く市販さ
れているDBMS(データベース管理システム)アプリケ
ーション製品で統一していれば、ロギングデータの内容
を意識することなく、互いに搭載されたDBMSアプリ
ケーションレベルで、例えばレプリケーションといった
標準的な機能でファイル構成を一致させることが可能で
あるが、データベース管理部にそれぞれのコンピュータ
で異なる仕様のDBMSアプリケーションを搭載してい
る場合には、DBMSアプリケーションの種類に合わせ
て、上位のアプリケーションレベルでロギング情報の構
文解析処理、共通言語化処理、配信処理を作り込む必要
があり、利用できるデータベース管理部またはDBMS
アプリケーションの種類を増やして行くにつれて、シス
テムを実現するためのソフトウエア開発がより困難にな
ってしまうという問題を抱えていた。
【0005】本発明の目的は、2台以上のコンピュータ
のファイル群の同期処理において、単にそれぞれのコン
ピュータ間でロギングデータを交換するのではなく、そ
れぞれのコンピュータが互いのデータベースに対し更新
すべき差分実データを交換し、またその差分実データを
元にして作成された更新要約情報をマスタ方のコンピュ
ータから他方のコンピュータに送信することによって、
データベース管理部からの独立性を高めることと、差分
実データ情報を交換するための通信時間中にマスタコン
ピュータ側が別プロセスを起動し、相手方のコンピュー
タに提供すべき更新要約情報を送信中の差分実データ情
報を元に並行して作成し、どちらの情報の送信時間がよ
り短いかを予測し、より短い時間となる方のデータ送信
に切り替えることで、コンピュータ間の通信時間を抑え
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明ではまず、全体のファイル群を管理するマス
タコンピュータとそのマスタデータベースの保持するフ
ァイル群のサブセットとなる情報を有するファイル群を
管理する1台以上のスレーブコンピュータと、それらを
互いに接続するWANに代表されるようなネットワークを
用意する。マスタコンピュータとスレーブコンピュータ
との間のネットワークは普段は切断されており、ネット
ワークが切断されている間はそれぞれのコンピュータに
おいて独立してファイル群の更新処理を実施している。
【0007】互いのコンピュータで共通に管理している
ファイル群の内容を同期させるときは、まずスレーブコ
ンピュータ(スレーブコンピュータAとする)からマスタ
コンピュータに対しファイルの同期のためのトリガをか
ける。具体的にはスレーブコンピュータAからマスタコ
ンピュータへ回線を接続する。回線が接続された後、マ
スタコンピュータ側では、スレーブコンピュータAの識
別情報と最終同期日時情報を取得する。
【0008】その後それらの情報を元にしてマスタコン
ピュータ側で保持するファイル群の中からスレーブコン
ピュータAとマスタコンピュータが共通に保持している
ファイル群のうち、マスタコンピュータAの最終同期日
時以降にマスタコンピュータ側で更新したファイルの差
分内容(差分ファイル群と呼ぶ)を抽出する。
【0009】一方スレーブコンピュータAでは、最終同
期日時情報と識別情報を送信した後、続けてそのスレー
ブコンピュータA自身でマスタコンピュータとの最終同
期日時以降に更新した差分ファイル群を送信する。差分
ファイル群の内容が全てマスタコンピュータ側に送信さ
れると、次にマスタコンピュータ側から、マスタコンピ
ュータ側で抽出した差分ファイル群をスレーブコンピュ
ータAに対して送信を開始する。
【0010】前記送信中にマスタコンピュータ側では、
先に受信したスレーブコンピュータAの差分ファイル群
の情報を元に自コンピュータが管理するマスタデータベ
ースに対しコンピュータAとの差分情報を反映させて行
く(同期化処理と呼ぶ)。同期化処理が完了した後、マス
タコンピュータでは、スレーブコンピュータAが同期化
処理を短時間で実施できるようにするための同期化要約
情報を作成する。
【0011】同期化要約情報はマスタコンピュータとス
レーブコンピュータAとが共通に管理しているファイル
群の内容を一致させるための更新に関する情報を要約し
た情報である。この情報は、要約された情報であるため
差分の実ファイル情報(差分ファイル群)よりもコンパク
トでありスレーブコンピュータに送信した場合、差分フ
ァイルを送信するのに要する時間より短くすることがで
きる。
【0012】このためマスタコンピュータからスレーブ
コンピュータAに対し、差分ファイル群を送信している
間に、同期化要約情報作成が完了していれば、回線使用
時間は、差分ファイル群の残りの情報の送信を続ける時
間と現時点から同期化要約情報を送信する時間の内どち
らか短い方を予測し選択する。
【0013】もし同期化要約情報を送信した方が短い場
合には直ちに差分ファイル群の送信を中止し、同期化要
約情報の送信に切り替える。マスタコンピュータからス
レーブコンピュータAへの情報の送信が完了したら直ち
に回線を切断し、スレーブコンピュータA側で同期化処
理を開始する。
【0014】以上のように、マスタコンピュータとスレ
ーブコンピュータAとの間で、互いのコンピュータの回
線接続時間をできるだけ抑えながら、ファイル群の交換
を行い、更に、実データと実データに基づいて作成され
た更新要約情報という、データベース管理部の仕様に依
存しない情報をコンピュータ間で交換することによっ
て、データベース管理部からの独立性を高め、例えば比
較的少ない工数で、広く市販されている多くのDBMS
アプリケーションを、本方法を使用した情報処理システ
ムに容易に適合させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
システム構成図とワークフロー図面を用いて詳細に説明
する。
【0016】本発明が実現されるシステムのブロック構
成図は図1に示される。本発明でのファイル群の同期処
理に関するフローチャートは図2と図3に示される。
【0017】図1において1はマスタコンピュータ、1
0はマスタコンピュータのデータベース管理部M、11
はデータ処理部M、12は通信部、13はマスタコンピ
ュータのファイル群を格納するためのマスタデータベー
スである。2はスレーブコンピュータA、3はスレーブ
コンピュータBである。スレーブコンピュータが2台描
かれているが、この図ではスレーブコンピュータAはマ
スタサーバから見て、第1番目のスレーブコンピュー
タ、スレーブコンピュータBは、マスタサーバから見て
第n番目のスレーブコンピュータとしておりスレーブコ
ンピュータは実際に3台以上存在していても構わない。
【0018】20はスレーブコンピュータA側の通信
部、21はスレーブコンピュータAのデータ処理部S、
22はスレーブコンピュータAのデータベース管理部
A、23はスレーブコンピュータAのファイル群を格納
するためのデータベースAである。24はスレーブコン
ピュータB側の通信部、25はスレーブコンピュータB
側のデータ処理部S、26はスレーブコンピュータBの
データベース管理部B、27はスレーブコンピュータB
のファイル群を格納するためのデータベースBである。
マスタコンピュータとスレーブコンピュータA、スレー
ブコンピュータBは、通常独立してデータの更新を行っ
ているが、マスタコンピュータと時々ファイルの同期処
理を行うために回線4で接続する。
【0019】スレーブコンピュータAとスレーブコンピ
ュータB内に存在するデータ処理部Sが遂行する処理の
内容は同じものである。スレーブコンピュータAのデー
タベース管理部AとスレーブコンピュータBのデータベ
ース管理部Bは管理するデータベースの仕様に依存した
部分であり、スレーブコンピュータ間でそれぞれ異なっ
ていても良い。スレーブコンピュータが管理するファイ
ル群の内容は、通常マスタコンピュータが管理するファ
イル群の内容のサブセットとなっている。
【0020】従って、各スレーブコンピュータでは、そ
れぞれのスレーブコンピュータで必要とするファイル群
だけを管理しており、必要とするデータベースのサイズ
をマスタコンピュータが管理するデータベースのサイズ
より小さくすることができる。また、それぞれのスレー
ブコンピュータは別のスレーブコンピュータが管理する
ファイル群の内容とは必ずしも一致していない。
【0021】すなわちファイル群のなかには互いのスレ
ーブコンピュータで共通のファイルも存在していればそ
れぞれのスレーブコンピュータで固有のファイルも存在
している。一方、マスタコンピュータが管理するファイ
ル群は、マスタコンピュータが従えている全てのスレー
ブコンピュータが管理しているファイル群を保有してい
る。
【0022】このため普段は回線を接続せずに各コンピ
ュータ上で独立して更新処理を行った場合には、マスタ
コンピュータとスレーブコンピュータ間のファイル群の
整合性を保つため、時々回線を接続してファイル群の内
容に関する情報を交換し互いのファイル群の同期をとる
ことが必要となる。
【0023】次に本発明の具体的な同期処理の流れを図
2、図3のフローチャートに従い説明する。
【0024】図2と図3のフローチャートは図1におけ
るファイル同期処理の手順の流れを示している。ファイ
ルの同期処理を行うときにはスレーブコンピュータ側か
らマスタコンピュータに対してトリガをかける。
【0025】図2において、マスタコンピュータの配下
にあるスレーブコンピュータAが、自身コンピュータを
操作するユーザの指示や、タイマ等によるイベントが発
生し同期化処理を開始する(ステップ30)と、先ずスレ
ーブコンピュータAはマスタコンピュータへ回線を接続
要求処理を行い(ステップ31)、スレーブコンピュータ
Aとマスタコンピュータとのネットワークを接続する
(ステップ32,33)。
【0026】この図において要求元がスレーブコンピュ
ータAとなっているが、どのスレーブコンピュータが同
期処理の要求元であっても良いことは言うまでもない。
【0027】ネットワーク接続処理(ステップ32,3
3)によってマスタコンピュータは同期処理要求元がス
レーブコンピュータAであることを識別する(ステップ
34)。マスタコンピュータが相手を識別するための情
報をスレーブコンピュータAからマスタコンピュータ側
に提供したり、マスタコンピュータが回線の発信元番号
から識別する方法等が考えられるがどの方法を用いても
構わない。マスタコンピュータ側で要求元の相手がスレ
ーブコンピュータAであることを識別したら、マスタコ
ンピュータでは別のプロセスに対してマスタコンピュー
タ側のファイル群の中からスレーブコンピュータAとの
差分ファイル群の抽出を要求する(ステップ35)。
【0028】マスタコンピュータの中ではプロセス2が
生成され(ステップ36)、マスタデータベースの中か
ら、スレーブコンピュータAが利用しているファイル群
で且つスレーブコンピュータAとの最終同期日時以降に
更新されたファイル群を抽出する(ステップ37)。とこ
ろで、ステップ37における「スレーブコンピュータA
との最終同期日時」の情報はステップ32、ステップ3
3の過程でスレーブコンピュータAから取得しても良い
し、マスタコンピュータ自身で保持していても良い。
【0029】一方、スレーブコンピュータA側ではマス
タコンピュータとのネットワーク接続処理(ステップ3
2)を完了したら、マスタコンピュータとの最終同期日
時以降にスレーブコンピュータA側で更新したファイル
群、すなわち差分ファイル群をマスタコンピュータ側に
送信する(ステップ38)。マスタコンピュータ側ではス
レーブコンピュータAの差分ファイル群の受信を開始す
る(ステップ39)。このときマスタコンピュータ上のプ
ロセス2で前述のステップ37において、差分ファイル
群の抽出が完了していれば、スレーブコンピュータAか
らの差分ファイル群送信が完了するまでマスタコンピュ
ータ側の差分ファイル群を一時的に保持する(ステップ
40)。
【0030】スレーブコンピュータAからの差分ファイ
ル群の送信が完了したら(ステップ41)、スレーブコン
ピュータAはマスタコンピュータ側に送信が完了したこ
とを通知する(ステップ42)。マスタコンピュータ側で
はスレーブコンピュータA側からの送信完了通知を受信
すると(ステップ43)、まずプロセス1ではスレーブコ
ンピュータAの差分ファイル群を元に自マスタコンピュ
ータ内のデータベースに対し同期化処理を開始する(ス
テップ46)。
【0031】次に、プロセス2側では保持していたマス
タコンピュータ側の差分ファイル群をスレーブコンピュ
ータAに対し送信を開始する(ステップ44)。スレーブ
コンピュータA側ではそのマスタコンピュータ側の差分
ファイル群の情報を受信する(ステップ45)。プロセス
2がスレーブコンピュータに対し全てのサブンファイル
群の送信が完了すると(ステップ49,50)、プロセス
2はスレーブコンピュータAに対して差分ファイル群の
送信が完了した旨を通知し(ステップ51)、スレーブコ
ンピュータAではこの通知を受信し(ステップ52)、そ
の後、互いのコンピュータでネットワーク切断処理を実
施する(ステップ53、54)。
【0032】切断処理を行った後、プロセス2は終了し
(ステップ62)、スレーブコンピュータA側ではマスタ
コンピュータから受信した差分ファイル群の情報と自デ
ータベース上のファイル群の情報との付き合わせを行い
ながら同期化処理を実施する(ステップ61)。同期化処
理が完了したら、マスタコンピュータとの最終同期日時
を記録しスレーブコンピュータ側の一連の同期化処理は
終了する(ステップ89)。
【0033】再びマスタコンピュータのプロセス1に着
目し、ステップ46の処理に戻るが、ここでデータベー
スの同期化処理が完了すると(ステップ55)、マスタコ
ンピュータのプロセス1では同期化が完了した自データ
ベースの情報をもとにしてスレーブコンピュータAのデ
ータベースに対する同期要約情報を作成する(ステップ
56)。この同期要約情報はスレーブコンピュータAと
マスタコンピュータがそれぞれ管理するファイル群双方
の情報を元にデータベースの整合を取った結果の要約情
報であるため両方のコンピュータの差分ファイル群の情
報を合計したサイズよりも小さい。また、この同期要約
情報はマスタコンピュータ上のデータ処理部内で作成さ
れる。スレーブコンピュータ側ではこの同期要約情報を
受信した場合、この情報をデータ処理部で解析し、デー
タベース管理部に対し、この解析結果を元に更新実行指
示を送りデータ更新処理を実施する。
【0034】同期要約情報の作成が完了するとマスタコ
ンピュータのプロセス1ではスレーブコンピュータAと
の通信が現在継続中であるかどうかをチェックする。す
なわち、マスタコンピュータ側から差分ファイル群をま
だスレーブコンピュータ側に送信中であり回線が使用中
かを確認する(ステップ57)。もし、既に、マスタコン
ピュータ側の差分ファイル群を全てスレーブコンピュー
タ側に送信し終わっており回線が切断されている場合に
は、スレーブコンピュータA側で同期化処理が行えるた
め、マスタコンピュータ側からスレーブコンピュータA
側へ同期要約情報を新たに送信する必要が無くなる。こ
のためスレーブコンピュータAのデータベースへの同期
要約情報を破棄し(ステップ59)同期処理は終了する
(ステップ60)。
【0035】もし、現在まだスレーブコンピュータAに
対してマスタコンピュータ側の差分ファイル群を送信中
である場合は、現時点からの差分ファイル群の送信完了
までの所要予想時間(t1)と、作成した同期化要約情報を
スレーブコンピュータAへ転送するのに要する予想時間
(t2)を計算し(ステップ58)、どちらの情報の転送の方
が早く完了するかを比較する(図3のステップ70)。も
し同期化要約情報の転送の方が早く完了すると予想した
場合には、プロセス2に対して現在実施中の差分ファイ
ル群の転送を中断するように要求をかける(ステップ7
1)。
【0036】ステップ70で、もし現在転送を続けてい
る、差分ファイル群の送信完了までの所要予想時間(t1)
の方が短い場合には、送信する情報を差分ファイル群か
ら同期要約情報に新たに切り替えることによる時間的メ
リットが無くなる。このためスレーブコンピュータAの
データベースへの同期要約情報を破棄し(図2のステッ
プ59)同期処理は終了する(ステップ60)。
【0037】ところで、ステップ70において、現時点
からの差分ファイル群の送信完了までの所要予想時間(t
1)と、作成した同期化要約情報をスレーブコンピュータ
Aへ転送するのに要する予想時間(t2)が等しい場合、図
2の流れ図では、ステップ59の方に処理に分岐してい
るが、ステップ71の方に分岐させても良いことは言う
までもない。
【0038】前記の分岐ステップ70に戻り、同期化要
約情報の転送の方が早く完了すると予想し、プロセス1
が差分ファイル群情報転送中のプロセス2に対して転送
中断を要求すると(ステップ71)、プロセス2ではプロ
セス1から転送中断要求を受け(ステップ72)、スレー
ブコンピュータAへの差分ファイル群のデータ転送を中
断し(ステップ73)、処理を終了する(ステップ74)。
一方、差分ファイル群を受信中であったスレーブコンピ
ュータAは送信元のマスタコンピュータからの情報送信
中断を検知し(図2のステップ47)、それを受けて受信
を中断する(ステップ48)。受信を中断した後、今まで
受信していた途中までの差分ファイル群情報を破棄す
る。(図3のステップ83)。
【0039】一方、マスタコンピュータのプロセス1は
プロセス2へ差分ファイル群の転送中断を要求(ステッ
プ71)する。スレーブコンピュータAに対して差分ファ
イル群を送信中のプロセス2は(図2のステップ49)、
プロセス1からの転送中断要求を受信すると(図3のステ
ップ72)、スレーブコンピュータAへのデータ転送を中
断する(ステップ73)。プロセス2で転送の中断が完了
(ステップ74)した後、プロセス2はプロセス1に転送
中断処理が完了したことを通知し(ステップ75)して、
プロセス2は終了する(ステップ76)。
【0040】プロセス2からの転送中断処理完了通知を
受信したプロセス1では(ステップ77)、スレーブコン
ピュータAに対して同期要約情報の送信を開始し(ステッ
プ78)、スレーブコンピュータA側ではマスタコンピ
ュータからの同期要約情報の受信を開始する(ステップ
84)。スレーブコンピュータAへの同期要約情報の送
信が完了すると(ステップ79)、マスタコンピュータは
スレーブコンピュータAに対し、送信完了通知を行ない
(ステップ80)、スレーブコンピュータAでは送信完了
通知を受信する(ステップ85)。その後マスタコンピュ
ータとスレーブコンピュータAとの間でネットワークの
切断処理を実施する(ステップ81、86)。ネットワ
ークの切断処理を終えたマスタコンピュータ側では、一
連の同期化処理を終了する(ステップ82)。
【0041】一方、スレーブコンピュータAではマスタ
コンピュータとのネットワーク切断処理(ステップ86)
を完了した後、マスタコンピュータからの同期要約情報
に基き、自コンピュータのデータベースの同期化処理を
実施(ステップ87)し、マスタコンピュータとの最終更
新日時を記録した後、一連の同期化処理を終了する(ス
テップ89)。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マスタコンピュータとスレーブコンピュータ間で交換し
合う情報内容が、データベース管理部の仕様から独立し
ていることで、例えばマスタコンピュータ側には大規模
で高価なデータベース管理アプリケーションを適合さ
せ、クライアントPCはノートPCのような低いスペッ
クのコンピュータを用い、安価な簡易データベースアプ
リケーションを適合させることが容易に行えるようにな
る。
【0043】本発明の方法によってアプリケーション製
品を実現した場合、多くの市販のデータベース管理シス
テムを容易にサポートすることができるようになる。ま
た、2台のコンピュータ間のファイルの同期化処理にお
いても、単なる差分ファイルの交換だけでなく、マスタ
コンピュータ側では極力並行処理を実施し、容量の比較
的コンパクトな同期化要約情報を作成し、この同期化要
約情報の送信時間と差分ファイルの送信時間とを比較し
時間の短い方を選択することで、できるだけ短い回線接
続時間でファイルの同期化が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】図1におけるファイル同期処理の手順を示すフ
ローチャート。
【図3】図1におけるファイル同期処理の手順を示すフ
ローチャート。
【符号の簡単な説明】
1…マスタコンピュータ、2…第1番目のスレーブコン
ピュータA、3…第n番目のスレーブコンピュータB、4
…回線、10…マスタコンピュータ側のデータベース管
理部M、11…マスタコンピュータ側のデータ処理部M、
12、20、24…通信部、13…マスタデータベー
ス、21、25…データ処理部S、22…第1番目のス
レーブコンピュータA側のデータベース管理部A、23…
第1番目のスレーブコンピュータA側のデータベースA、
26…第n番目のスレーブコンピュータB側のデータベ
ース管理部B、27…第n番目のスレーブコンピュータB
側のデータベースB。
フロントページの続き (72)発明者 森田 一成 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 岩堀 奠 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 鹿毛 和男 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 Fターム(参考) 5B045 BB19 BB28 BB47 DD17 5B082 AA01 GA04 GA14 GB02 HA03 HA05 5B089 GA21 JA32 JB23 KA05 KA08 KA12 KC23 KC60 KG10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線で連携した2台以上のコンピュータ
    (または情報処理装置)毎に、それぞれ同一構成のファ
    イル群を所有し、一つのコンピュータが保持するファイ
    ル群における更新処理を他のコンピュータが保持するフ
    ァイル群にも適用するファイル更新処理方法であって、
    少なくとも1つのコンピュータにおいてファイルへの更
    新処理を遂行し、ファイルに施した更新の差分情報また
    は当該更新処理内容を要約したデータのどちらか一方
    を、送受信に要する通信時間の短い方を選択し送受信を
    行い、送受信が完了した直後に回線を切断し、その後
    に、更新処理の差分情報または当該更新処理内容を要約
    したファイルを受信した側のコンピュータが、自コンピ
    ュータ上で保持するファイル群に対して、受信した更新
    処理の差分情報または当該更新処理内容を要約した情報
    の内、受信時間の短い方の情報を受け取った後、回線を
    切断しその情報に基づいてファイル群の更新を行うこと
    で通信時間を抑えることと、更新処理の差分情報または
    当該更新処理内容を要約した情報をそれぞれのコンピュ
    ータが保有しているデータ処理部によって交換すること
    によって、データベース管理部の仕様の相違を吸収する
    ことを特徴とする複数のコンピュータ間におけるファイ
    ルの同期方法。
JP11021250A 1999-01-29 1999-01-29 複数のコンピュータ間におけるファイルの同期方法 Pending JP2000222268A (ja)

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