JP2000222095A - 情報処理装置、情報処理装置における機能選択方法及び該機能選択のためのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置における機能選択方法及び該機能選択のためのプログラムを記録した媒体

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JP2000222095A
JP2000222095A JP2447899A JP2447899A JP2000222095A JP 2000222095 A JP2000222095 A JP 2000222095A JP 2447899 A JP2447899 A JP 2447899A JP 2447899 A JP2447899 A JP 2447899A JP 2000222095 A JP2000222095 A JP 2000222095A
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Takayuki Ogawa
孝行 小川
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機能が割り当てられたアイコンから直
接特定の機能を起動したり、あるいは、階層構造を持っ
た機能が割り当てられたアイコンから直接下位階層にあ
る機能を起動することができる情報処理装置を提供する
ことである。 【解決手段】 表示装置上に複数の機能が割り当てられ
たアイコンを配置し、所望のアイコン上に座標入力手段
を用いて、アイコンに割り当てられた機能に応じた特定
の記号を入力する。この記号を認識して当該記号の表す
機能を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面上にアイ
コンを表示し、そのアイコンをマウスカーソルや手書き
入力ペン等のポインティングデバイス(座標入力装置)
で指示して所望の機能を実行する情報処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器でのユーザーインターフ
ェースはキーによる操作ではなく、座標入力操作による
GUI(Graphics User Interfa
ce)が主流となっている。これは表示部に機能を抽象
的に表現したアイコンと呼ばれる図形を表示し、これを
ペンやマウスなどの座標入力装置(指示手段)によって
指定することによりそのアイコンが示す機能を起動する
ものである。座標入力装置によるアイコン指定には一般
的に2種類があり、1つはクリックと呼ばれており、ア
イコンを1アクションだけ指定する。一般的にはクリッ
クの場合には、指定されたアイコンそのものが移動や削
除などの対象として扱われる。もう1つはダブルクリッ
クと呼ばれており、アイコンを2アクション手早く指定
する。この場合は一般的にそのアイコンが示す機能を起
動する。このように1つのアイコンに対して指示するク
リックの回数によってアイコンそのものを操作するか、
アイコンに割り当てられた機能を実行するかを使い分け
ることは既に公知である。
【0003】また、特開平9−128148では、アイ
コンを指定したときにペンなどの指定手段が所定長さ以
上移動したか否かによってアイコンそのものを操作する
か、アイコンに割り当てられた機能を実行するかを使い
分けることを提案している。この例を図9に示す。図9
(1)はアイコンにタッチした場合を示している。この
場合はアイコンにタッチしただけであるので、アイコン
が示す機能は起動しない。これは従来のクリックに相当
する。これに対して図9(2)ではペンがアイコン上で
短い線を描いている。この場合、アイコンにタッチした
後一定の距離を移動しているのでアイコンが示す機能を
起動するといった具合であり、これは従来のダブルクリ
ックに相当する。
【0004】更に、同公報では、アイコンを指定したと
きにペンなどの指定手段が所定時間以上アイコンを指定
していたか否かによってアイコンそのものを操作する
か、アイコンに割り当てられた機能を実行するかを使い
分けることも開示している。
【0005】一方、マウスやタッチペンにより表示画面
上に文字や図形、記号などを座標入力軌跡として描き、
これを認識して、パターンとして採用する機能は、"手
書き文字"入力機能として既に公知であり、ワープロな
どの多くの機器に採用されている。また、表示部などに
座標入力軌跡を描き、その座標入力軌跡により、特定の
機能を実行することも既に公知である。これらの仕組み
や具体的な実現方法については既にさまざまな手法が提
案されているが、本発明の趣旨には関係がないので特に
述べないが、一例として、ワープロなどに搭載されてい
る"手書き編集"と言う機能について簡単に説明してお
く。
【0006】図10(1)のような文字入力状態の画面
においてタッチペンなどで図10(2)のような入力軌
跡を描くと、印刷イメージ表示の機能を実行するワープ
ロが知られている。これは画面表示上に描かれた座標入
力軌跡を認識し、あらかじめ特定処理を実行することが
定義されているパターンと照合し、印刷イメージ表示の
機能を実行する軌跡と合致したために印刷イメージ表示
の機能が起動されたわけである。
【0007】通常、GUIインターフェースにおいては
表示部に表示されている表示ボタンを座標入力装置によ
ってクリックして指定する(以降、単に「〜を指定」と
記述した場合は「マウスやタッチペンなどの座標入力装
置によってクリック指定する」という意味とする)こと
で、その表示ボタンにあらかじめ設定してある機能を起
動する。また起動した機能(例えば"住所録"機能)でも
その下位概念の機能として、新たにデータを作成する"
新規作成"、以前に作成し保存していたデータを呼び出
す"データ呼出"などが存在する。それらに対して更に下
位概念が存在する場合もあり、目的の処理に到達するに
は上位概念から階層的に機能を選択してゆく必要があ
る。
【0008】このように、表示ボタンに複数の機能が階
層構造を持って割り当てられている一例を図2を用いて
説明する。図2(1)はある情報処理装置の電源投入直
後の画面で一般的に初期画面と呼ばれ、液晶ディスプレ
イなどの表示部に「文書作成」、「住所録」などを意味
する言葉や絵などがボタンとして表示されている。その
表示エリアを指定することにより、あらかじめそれぞれ
のボタンに設定されている機能を起動する。図2(2)
は図2(1)の画面にて「住所録」をクリックして指定
した後の画面で、新たにデータを作成する「新規作
成」、以前に作成し保存していたデータを呼び出す「デ
ータ呼出」、名刺や住所録一覧表などをスキャナで読み
取って認識し、住所録のデータとして取り込む「活字文
字認識」などが存在する。図2(3)は図2(2)の画
面にて「データ呼出」を指定した後の画面で、FDやH
Dなどの記憶媒体に保存されているデータの一覧を表示
している。ユーザーはこの画面にて呼び出したいデータ
を指定することになる。
【0009】以上の処理の流れを図11に示す。なお、
この流れ図は住所録の機能の説明に注力するために住所
録の機能に片寄った流れ図となっている。まず初期画面
(図2(1)の画面)が表示されている状態(S40
1)で各アイコンのいずれが指定されたかの監視を行う
が、図11では住所録が指定されたか否かのチェック部
分(S402)以外は省略している。住所録が指定され
た場合は住所録機能選択画面(図2(2)の画面)を表
示(S403)し、画面内のそれぞれの機能が指定され
るのを監視する(S404、S405、S406)。
「新規作成」が指定された場合は新規作成の処理に移行
(S407)し、「活字文字認識」が指定された場合は
活字文字認識の処理に移行(S408)し、「データ呼
出」が指定された場合はデータ選択画面(図2(3)の
画面)に移行(S409)するといった具合である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
説明のように表示ボタンやアイコンに割り当てられた機
能が階層化されているような場合に、その階層をたどっ
て目的の処理機能に到達するのは非常に繁雑な場合があ
るという問題がある。
【0011】また、特開平9−128148には、アイ
コンの指定方法として、クリックの回数、アイコン上で
ペン等が描く軌跡の距離、アイコン上にペンが滞留する
時間などがあり得ることは開示されているが、この場合
でも、階層構造を持ってアイコンに割り当てられた機能
の中から、かなり下位階層にある機能を指定しようとす
ると、一つ一つ階層を下っていかなければならないとい
う問題はやはり解決されてはいない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、複数の機能が
割り当てられたアイコンから直接特定の機能を起動した
り、あるいは、階層構造を持った機能が割り当てられた
アイコンから直接下位階層にある機能を起動することが
できる情報処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は複数の機能が割り当てられたアイコンが
表示される表示装置と、前記表示装置上を移動せしめる
ことによって情報を入力するための指示手段と、前記指
示手段の前記表示装置上の軌跡を認識する認識手段と、
前記認識手段が認識した前記指示手段によってアイコン
上に描かれた記号が前記アイコンに割り当てられたいず
れかの機能を示す記号である場合に当該機能を実行する
制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置であ
る。
【0014】また、本発明は前記アイコンに割り当てら
れる機能が階層構造を持つことを特徴とする上述の情報
処理装置である。
【0015】また、本発明は前記認識手段が認識した前
記指示手段によってアイコン上に描かれた記号が前記ア
イコンに割り当てられたいずれの機能をも示さない場合
に、前記階層構造の最高位の機能を実行することを特徴
とする上述の情報処理装置である。
【0016】また、本発明は表示装置上に表示するアイ
コンに複数の機能を割り当て、前記アイコン上を指示手
段を移動せしめて記号を入力し、前記記号が前記アイコ
ンに割り当てられたいずれかの機能を示す記号である場
合に当該機能を実行することを特徴とする情報処理装置
の機能選択方法である。
【0017】また、本発明は表示装置上に表示するアイ
コンに階層構造を持つ複数の機能を割り当て、前記アイ
コン上を指示手段を移動せしめて記号を入力し、前記記
号が前記アイコンに割り当てられたいずれの機能をも示
さない場合に前記階層構造の最高位の機能を実行するこ
とを特徴とする情報処理装置の機能選択方法である。
【0018】また、本発明は表示装置上に表示するアイ
コンに複数の機能を割り当て、前記アイコン上を指示手
段を移動せしめて記号を入力し、前記記号が前記アイコ
ンに割り当てられたいずれかの機能を示す記号である場
合に当該機能を実行することを特徴とする情報処理装置
の機能選択方法を実行するためのプログラムを記録した
媒体である。
【0019】また、本発明は表示装置上に表示するアイ
コンに階層構造を持つ複数の機能を割り当て、前記アイ
コン上を指示手段を移動せしめて記号を入力し、前記記
号が前記アイコンに割り当てられたいずれの機能をも示
さない場合に前記階層構造の最高位の機能を実行するこ
とを特徴とする情報処理装置の機能選択方法を実行する
ためのプログラムを記録した媒体である。
【0020】以上の本発明では、単一のアイコンに複数
の機能を割り付けることができ、こうして割り付けられ
た複数のアイコンの機能の中から所望のものを、そのア
イコンの上に描かれたポインティングデバイスの軌跡か
ら判断して直接起動する。特に、割り付けられた複数の
機能が階層構造を持っている場合には、一々、アイコン
の段階を追って進んで行く必要が無く、下位階層の機能
であっても、アイコン上に描く軌跡によって直接起動す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における情報処理
装置の実施形態に関して図面を用いて説明する。
【0022】図1は、本発明における情報処理装置の構
成を示す構成図である。
【0023】1はCPU(中央処理装置)、2は本発明
の情報処理装置の機能選択方法を実現するためのプログ
ラム及び特定データを記憶したコンピュータで読み取り
可能な記録媒体で、本体と分離可能に構成されいるCD
−ROMやフロッピーディスク(FD)、ハードディス
ク(HD)、ICカードなどのプログラムメディア、3
はプログラムメディア(記録媒体2)に記憶されている
座標入力プログラム、初期画面表示プログラム、住所録
機能プログラム、文書作成機能プログラムなどを読み出
して、記憶するプログラムメモリ、4はデータを入力編
集するためのキーボードなどの操作部、5は入力編集さ
れたデータを表示するための液晶ディスプレイやCRT
などの表示部、6はマウスやタッチペンなど表示部5と
連動して座標を入力する座標入力部、7は記録媒体2に
記憶されている座標入力軌跡判定手段のプログラムを読
み出して、記憶、実行する座標入力軌跡判定部で、入力
された入力軌跡が表示部に表示されている表示ボタン領
域(アイコン)に設定されているボタン領域内またはそ
の周辺の定められた領域内に収まっているか否かの判定
を行う。8は記録媒体2に記憶されている特定処理起動
手段のプログラムを読み出して、記憶、実行する特定処
理起動部で、入力軌跡があらかじめ決められている軌跡
かどうかを判断して特定の処理・機能を起動する。9は
記録媒体2に記憶されている軌跡定義データを読み出し
て、記憶する軌跡定義データで、入力軌跡によって起動
実行される機能を定義したデータである。10は記憶媒
体2に記憶されているプログラム及びデータをプログラ
ムメモリ3に読み込むためのFDドライブやCD−RO
Mドライブなどの外部記憶媒体入出力デバイスである。
【0024】なお、記録媒体2には、マウスやタッチペ
ンなどによる座標入力を制御する座標入力プログラム、
この座標入力プログラムによって入力された座標によっ
て描かれた座標入力軌跡が表示されているアイコン領域
内またはその周辺の定められた領域内に収まっているか
否かの判定を行う座標入力軌跡判定プログラム、入力軌
跡があらかじめ決められている軌跡かどうかを判断して
特定の処理を起動する特定処理起動プログラム、入力軌
跡によって起動実行される機能を定義したデータ、電源
投入後システムに搭載している機能を抽象的に表すアイ
コンを表示し、ユーザーによってどの機能の起動要請が
行われたのかを監視し、処理する初期画面表示プログラ
ム、システムの個々の機能である住所録機能処理プログ
ラムや文書作成機能処理プログラムなどが記憶されてい
る。
【0025】従来の技術ではユーザーが住所録のデータ
を呼び出したい場合、図2(1)から図2(2)を経て
データの指定画面図2(3)に到達することになり、繁
雑な操作である。本発明はこの繁雑な操作を解消し、少
ない操作でアイコンの示す下位概念の機能を起動させる
ものである。例えば、図2(1)の画面において、住所
録機能を表すアイコンの上に、図3のような入力軌跡を
描くことで、直接図2(3)のデータ指定画面に移行す
る。この例では図3の軌跡(筆記体の「y」)が"デー
タの呼び出し"機能の起動とあらかじめ定義されている
ので直接図2(3)のデータ指定画面に移行したわけで
ある。
【0026】図4に軌跡データの一例を示す。図4
(1)は軌跡パターンデータの集まり、図4(2)は各
アイコン座標に対して定義されている軌跡パターンとそ
の軌跡によって実行される機能の対応表である。この例
では説明を簡単にするために各アイコンの形状を矩形と
しているので、アイコンの座標は2点(住所録の場合
(X1,Y1)(X2,Y2))で表している。
【0027】この場合の処理の流れを図5に示す。この
流れ図は図1のブロック図のシステムにて実現される。
全体的には図11とほぼ同様であるが、初期画面表示
(S601)の後に入力軌跡による指定のチェック(S
610)が追加されている。ここで住所録アイコン上で
の入力軌跡による指定が行われた場合は、座標入力判定
部7は軌跡定義データ9と照合して、各アイコンの座標
上に描かれた軌跡か否かの判定を行う。次に特定処理起
動部8は軌跡定義データ9と照合して、その軌跡の評価
を行い(S611)、あらかじめデータ呼び出しの機能
を起動する軌跡と定義してあるパターン(本例では図3
のような筆記体の「y」)であれば、直接選択画面(図
2(3)の画面)に移行(S609)し、そうでなけら
ば、誤った指定を行ったものとしてブザーを鳴らす(S
612)。この流れ図では、入力軌跡が「y」の場合に
着目したものとなっていあるが、以降その他の軌跡に関
してもチェックを行う(S613)。
【0028】なお、入力軌跡を軌跡定義データと照合す
る場合は、軌跡の形状の照合を行うので、軌跡のサイズ
は特に問わない(大きくても小さくてもアイコン座標内
あるいはその近傍であればよい)し、軌跡定義データの
定義の仕方によっては、別のアイコン上に同じ軌跡を描
いた場合(例えば「文書作成」のアイコン上に図3のよ
うな筆記体の「y」を描いた場合)にデータ呼び出しと
は違う処理を起動することも可能である。このようにア
イコンに対して座標入力軌跡による指定を行い、少ない
操作で直接下位概念の機能に移行し、ユーザーの操作を
容易にすることができる。
【0029】ここでは初期画面の状態から2階層下のデ
ータ呼び出し機能に直接遷移する例を挙げて説明を行っ
たが、本発明の趣旨はそれに限定するものではなく、初
期画面以外の画面に表示されるアイコンに対して実施し
てもよいし、階層も幾つでもよい。さらに、アイコンに
割り当てられた機能に階層構造が無くてもかまわない。
すなわち、一つのアイコンに単に複数の機能が同一レベ
ルで割り当てられている場合であっても同様の方法で各
機能を直接起動することができる。また軌跡定義データ
として説明のために図4のような例を挙げて説明した
が、本発明は図4のような構造に限定するものではな
い。
【0030】また、アイコンに対して座標入力軌跡にて
指定を行い、そのアイコンが示す機能に関連する異なっ
た機能を起動するように成すこともできる。この例につ
いて説明する。一般的に1つのシステムには複数のアプ
リケーションが搭載されており、それぞれのアプリケー
ション作成者やバージョンなどの情報があることが多
い。またデータを本体内部に記憶できる機能においては
現在のデータ件数や容量などの情報を参照したい場合が
ある。そのようなアイコンが示す機能に関連する情報を
アイコンに対して座標入力軌跡にて指定を行うことで容
易に表示したりすることができるようになる。例えば図
6(1)のようにアイコン上に"アイコンが示す機能に
関連する情報を表示する"と定義されている軌跡(この
例では筆記体の「i」)を描くと図6(2)のように画
面上に情報を表示させるように成すことができる。
【0031】ここではアイコンが示す機能に関連する情
報を表示する例を説明したが、本発明の趣旨はそれに限
定するものではなく、アイコンが示す機能に関連する機
能をアイコン上の入力軌跡に応じて起動することがポイ
ントであるので、データの正規化などの機能が起動して
もよい。
【0032】上記実施例では図3のようにアイコンに対
して座標入力軌跡にて指定を行う際にアイコンの表示領
域内に座標入力軌跡を描く例を説明しているが、図7の
ようにアイコンの表示領域の周辺を含む領域も許容すれ
ばユーザーの指定を容易にすることができる。軌跡デー
タの入力はアイコンを特定して行う必要があるので、所
望のアイコンの近傍で軌跡データの入力が行われること
が望ましい。具体的にはアイコンの一部に軌跡データが
かかっていれば良いとすることができる。また、軌跡デ
ータがアイコンに直接触れていなくても、軌跡の入力さ
れた位置に最も近いアイコンが選択されているとして、
当該アイコンに割り当てられた機能から入力された軌跡
に応じたものを起動するようにしても良い。軌跡定義デ
ータが図4のような場合には軌跡を有効とする座標を変
更することで容易に実現できる。ここでは説明を簡単に
するために矩形のアイコン及びその周辺の領域も矩形の
形状の場合を例に挙げているが、アイコンの形状及びそ
の周辺領域の形状は矩形に限定するものではない。
【0033】また、上記実施例では入力軌跡があらかじ
め定義されている軌跡と異なった場合、ブザーを鳴らし
て軌跡が定義されているものと異なることをユーザーに
知らせることができる。しかし、この方法ではユーザー
は再度入力軌跡を描かなけらばならない。そこで入力軌
跡があらかじめ定義されている軌跡と異なった場合には
アイコンが表す通常の機能を起動することで、これを回
避することができる。すなわち、階層構造になって割り
当てられている機能の内の最も階層の上位にある機能を
起動するのである。この場合、ユーザーは次に表示され
る機能の中から従来と同じように階層をたどって目的の
機能へ移行することもできるし、また、最上位の階層の
機能として具体的な処理が割り当てられているのであれ
ばその処理が実行されることになる。
【0034】このときの流れ図を図8に示す。この流れ
図は図1のブロック図のシステムにて実現される(S8
11)にて入力軌跡が定義されているものと異なると判
断された場合は(S802)にて住所録が指定されたの
と同じように住所録機能選択画面の表示(S803)へ
遷移する。
【0035】さて、入力軌跡にて特定の機能を起動する
場合に各々のアイコンに対して定義する軌跡をどのアイ
コンに対しても同じ軌跡に定義することで、どのアイコ
ンに対しても単一の軌跡で同じ趣旨の機能を起動するこ
とができる。例えば「y」であれば各アイコンの示す機
能のデータの呼び出し機能を、「h」であれば各アイコ
ンの示す機能のヘルプ機能を起動するといった具合であ
る。これを実現するための軌跡定義データの一例を図4
に示す。図4(2)において、"住所録−データ呼出"
も"文書作成−データ呼出"も入力軌跡データのアドレス
としては、ADRS2すなわち"「y」の軌跡定義デー
タ"を指している。これにより少ない軌跡定義データで
別のアイコンに同一の軌跡を定義している。こうすれ
ば、座標入力軌跡に伴うアイコンの下位概念機能または
関連機能の起動における入力軌跡をある程度統一的にル
ール化することで、各アイコンに対して定義されている
軌跡を個別に覚える必要がなくなる。なお、軌跡定義デ
ータとして説明のために図4のような例を挙げて説明し
たが、本発明は図4のような構造に限定するものではな
い。
【0036】上記各実施例において入力軌跡として
「y」「h」などの文字を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限定するものではなく、記号や図形のような
ものでもよいし、システムがあらかじめ定義したパター
ンのみでなく、ユーザーが別に設定を行ったパターンを
用いることができるように構成することももちろん可能
である。
【0037】なお、本発明は、図1の記録媒体2に座標
入力プログラムと、座標入力軌跡判定プログラムと、特
定処理起動プログラムと、軌跡定義データを備え、上記
各実施例を実現するためのプログラム及びデータとして
記録し、プログラムメモリ3に外部記憶媒体入出力デバ
イス9を通して読み込み、そのプログラムを動作させて
実現することができる。
【0038】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
アイコンに対して座標入力軌跡にて指定を行い、下位概
念の機能や関連する異なる機能を起動することで、少な
い操作で目的の機能を容易に起動できる。また座標入力
軌跡にて指定を行うため、1つのアイコンに対して複数
の指定が可能となる。
【0040】また、本発明によれば入力軌跡があらかじ
め決められている軌跡と異なった場合には、アイコンの
示す通常の機能を起動することで、再度入力軌跡を描く
手間を省くことができる。
【0041】本発明を実現するプログラム及び特定デー
タを記録したコンピューターで読み取り可能な記録媒体
を持たせることによって、この記録媒体を読み取り、プ
ログラム動作エリアにて動作可能なシステムであれば、
コンピュータなどの情報処理装置のプログラム動作エリ
アに読み込むことで、本発明の効果を生み出すので、特
定の機器に依存することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の構成を示す構成図であ
る。
【図2】住所録機能における機能の遷移状態を説明する
図である。
【図3】本発明の情報処理装置における座標入力状態を
説明する図である。
【図4】本発明の入力軌跡定義データの例を示す図であ
る。
【図5】本発明の機能選択方法の処理の流れを説明する
フローチャートである。
【図6】本発明の情報処理装置における他の座標入力状
態を説明する図である。
【図7】本発明の情報処理装置におけるさらに他の座標
入力状態を説明する図である。
【図8】本発明の他の機能選択方法の処理の流れを説明
するフローチャートである。
【図9】従来のペンによる機能選択方法を説明する図で
ある。
【図10】従来の軌跡入力による機能選択の例を説明す
る図である。
【図11】従来の機能選択方法の処理の流れを説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 記録媒体 3 プログラムメモリ 4 操作部 5 表示部 6 座標入力部 7 座標入力軌跡判定部 8 特定処理起動部 9 軌跡定義データ 10 外部記憶媒体入出力デバイス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機能が割り当てられたアイコンが表
    示される表示装置と、 前記表示装置上を移動せしめることによって情報を入力
    するための指示手段と、 前記指示手段の前記表示装置上の軌跡を認識する認識手
    段と、 前記認識手段が認識した前記指示手段によってアイコン
    上に描かれた記号が前記アイコンに割り当てられたいず
    れかの機能を示す記号である場合に当該機能を実行する
    制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記アイコンに割り当てられる機能が階層
    構造を持つことを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記認識手段が認識した前記指示手段によ
    ってアイコン上に描かれた記号が前記アイコンに割り当
    てられたいずれの機能をも示さない場合に、前記階層構
    造の最高位の機能を実行することを特徴とする請求項2
    記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】表示装置上に表示するアイコンに複数の機
    能を割り当て、 前記アイコン上を指示手段を移動せしめて記号を入力
    し、 前記記号が前記アイコンに割り当てられたいずれかの機
    能を示す記号である場合に当該機能を実行することを特
    徴とする情報処理装置の機能選択方法。
  5. 【請求項5】表示装置上に表示するアイコンに階層構造
    を持つ複数の機能を割り当て、 前記アイコン上を指示手段を移動せしめて記号を入力
    し、 前記記号が前記アイコンに割り当てられたいずれの機能
    をも示さない場合に前記階層構造の最高位の機能を実行
    することを特徴とする情報処理装置の機能選択方法。
  6. 【請求項6】表示装置上に表示するアイコンに複数の機
    能を割り当て、 前記アイコン上を指示手段を移動せしめて記号を入力
    し、 前記記号が前記アイコンに割り当てられたいずれかの機
    能を示す記号である場合に当該機能を実行することを特
    徴とする情報処理装置の機能選択方法を実行するための
    プログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】表示装置上に表示するアイコンに階層構造
    を持つ複数の機能を割り当て、 前記アイコン上を指示手段を移動せしめて記号を入力
    し、 前記記号が前記アイコンに割り当てられたいずれの機能
    をも示さない場合に前記階層構造の最高位の機能を実行
    することを特徴とする情報処理装置の機能選択方法を実
    行するためのプログラムを記録した媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7893929B2 (en) 2006-12-14 2011-02-22 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. Game program, game device, and game control method
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