JP2000221367A - 光ファイバ突き合わせ装置 - Google Patents

光ファイバ突き合わせ装置

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JP2000221367A
JP2000221367A JP11020777A JP2077799A JP2000221367A JP 2000221367 A JP2000221367 A JP 2000221367A JP 11020777 A JP11020777 A JP 11020777A JP 2077799 A JP2077799 A JP 2077799A JP 2000221367 A JP2000221367 A JP 2000221367A
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Isao Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの端面どうしを突き合わせて低損
失で光結合する場合の作業効率をコストをかけずに向上
させる。 【解決手段】 V溝ブロック10に設けたV溝11に1
対の光ファイバ21、22をセットして軸心合わせす
る。このV溝11の長さ方向の中間に光透過性が良好で
屈折率が所定のものとされたマッチング板12を配設
し、このマッチング板12を間に挟んで光ファイバ2
1、22の端面どうしを突き合わせる。マッチング板1
2は溝13内に配置されており、この溝13内にはマッ
チング液14が貯溜されているため、マッチング液14
が光ファイバ21、22の端面とマッチング板12との
間に浸入し、その間に空気層が形成されることがなくな
るので、光ファイバ21、22の端面でフレネル反射す
ることがなくなり、低損失で結合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1対の光ファイ
バの端面どうしを突き合わせて、その間での光結合を少
ない損失で行うようにする光ファイバ突き合わせ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、1対の光ファイバの端面どう
しを突き合わせて、その間での光伝送を少ない損失で行
う場合がある。このような場合は、1対の光ファイバを
一時的に光学的に結合する必要のある場合である。たと
えば、光ファイバの品質管理を行う場合や光スイッチを
構成する場合がこれにあたる。つまり、製造または敷設
された光ファイバに、測定系から伸びてきた光ファイバ
を一時的に結合して、前者の光ファイバに測定光を入射
し、その諸特性を測定し、品質を確認することがしばし
ば行われている。また、光ファイバどうしの突き合わせ
の組み合わせを変えることによって光信号の伝達ルート
を切り換えるというような光スイッチを構成する場合に
も、光ファイバの端面どうしを突き合わせて、その間で
一時的な結合を生じさせる。
【0003】このように光ファイバの端面どうしを突き
合わせてその間で一時的な結合を生じさせる場合、従来
では、まず、光ファイバの被覆を端部において剥離し、
端面が直角な鏡面となるように切断するという端面処理
(端面出し)を手作業で行い、つぎにこうして準備され
た1対の(あるいは複数対の)光ファイバを同一のV溝
内に1対ごとにセットして端面どうしを突き合わせるよ
うにしている。そして、光信号が空気媒体を通ることに
よる端面でのフレネル反射・損失増加を防ぐため、所定
の屈折率のマッチング液(マッチングオイル)をその突
き合わせ端面間に塗布することもある。
【0004】このような光ファイバの突き合わせは、す
べて作業者の手作業で行うこともあれば、自動化した装
置で行うこともある。自動装置では、端面処理された複
数本の光ファイバを準備しておき、これらを自動搬送機
構やロボットアーム(自動ハンド)などで順次V溝にセ
ットして突き合わせることになる。このV溝へのセット
および突き合わせ(適当な端面間隔の設定)は、その様
子をテレビカメラなどで撮像して画像処理等により自動
的に位置決めすることにより行うこともある。また、端
面間隔設定後、端面でのフレネル反射防止のためにマッ
チングオイルの塗布を自動的に行うよう構成することも
ある。
【0005】とくに、製造または敷設された光ファイバ
の諸特性を測定し、品質を確認するためにこの被測定光
ファイバにOTDR装置(後方散乱光によって被測定光
ファイバの各点での測定を行う装置)に接続された光フ
ァイバを一時的に結合する場合には、つぎのような2つ
の方式のいずれかがとられる。
【0006】第1の方式では、端面処理された被測定光
ファイバを複数本準備し、予めトレーに配置しておく。
そして、OTDR装置に接続された光ファイバは、V溝
上にセットしておく。つぎに、トレー上の被測定光ファ
イバを、自動ハンドによってつまみ出して、上記の光フ
ァイバがセットされたV溝と同一のV溝にセットし、こ
れらの光ファイバの端面同士を突き合わせ、OTDR装
置からの測定光を被測定光ファイバに入射するととも
に、その戻り光をOTDR装置に導いて測定を行う。こ
の測定が終了した被測定光ファイバについて、自動ハン
ドで取り出してトレーに移し、その後、トレー上の別の
被測定光ファイバを掴んでV溝上にセットする。これを
繰り返して多数本の被測定光ファイバについて順次測定
を行う。つまり、被測定光ファイバを1本ずつ取り出し
てV溝へセットし、測定を行う。
【0007】第2の方式では、端面処理された多数本の
被測定光ファイバを多数のV溝のそれぞれに予めセット
しておいて、OTDR装置側の光ファイバ(単心)を、
自動ハンドによってそのV溝の一つの片側にセットし、
一つの被測定ファイバのOTDR測定を行う。その測定
が終わったら、自動ハンドにより、OTDR装置側の光
ファイバを他のV溝にセットし換え、他の被測定光ファ
イバについての測定を行う。これを繰り返して多数本の
被測定光ファイバについて順次測定を行う。ここでは、
被測定光ファイバは予め多数のV溝にセットしておいて
OTDR側の光ファイバをこれらのV溝に順次乗せ換え
ていく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように作業を人手で行う場合、光ファイバのV溝へのセ
ット、突き合わせ、マッチングオイル塗布等をすべて人
の手作業で行うことになり、作業効率が悪いばかりでな
く、突き合わせ時に光ファイバどうしが接触し端面を破
損しやすい、という問題がある。自動運転による省人化
が望まれる。
【0009】また、従来の自動装置では、ロボットアー
ムによる自動搬送、画像処理による位置決め、マッチン
グオイルの自動塗布等に対する開発コストがかさむとい
う問題がある。また、これを避けるため画像処理によっ
て位置決めしないで、単に光ファイバの端面どうしを接
触させてしまうことも行われているが、その場合は端面
の破損のおそれが非常に高くなる。OTDR側の光ファ
イバは、多数本の被測定光ファイバに結合させなければ
ならないので、これが破損すると、その破損のたびに、
被覆除去、清掃、端面切断という端面処理を行わなけれ
ばならず、多大な手間がかかる。
【0010】この発明は、上記に鑑み、自動化の種々の
段階に対応でき、突き合わせ作業の効率をコストをかけ
ずに向上させることができる、光ファイバ突き合わせ装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による光ファイバ突き合わせ装置において
は、少なくとも1対の光ファイバを載置することにより
これらの光ファイバを軸心合わせするためのV溝が形成
されたV溝部材と、該V溝に配置された少なくとも1対
の光ファイバの端面の間に位置するよう該V溝の長さ方
向の中間において、該長さ方向に対して略直角に配置さ
れた所定の屈折率のマッチング板とが備えられているこ
とが特徴となっている。
【0012】1対の光ファイバは、1つのV溝に配置さ
れ、マッチング板を介してそれらの端面が突き合わされ
ることになる。このマッチング板は所定の屈折率となっ
ていて、これが端面間に挟まれることにより、端面間で
損失を減少させることができる。のみならず、このマッ
チング板をプラスチック系の表面硬度が比較的低い材質
で構成することによって、突き合わせ時に光ファイバの
端面が破損することを防ぐことができる。そのため、人
手によって突き合わせ位置調整を行う場合でも、あるい
はテレビカメラによるモニター画像の画像処理で位置決
めすることをしないで自動的に突き合わせを行う場合で
も、光ファイバの端面の破損を防ぎ、破損時の手間を回
避することが可能である。
【0013】さらに、V溝の長さ方向の中間にマッチン
グ液貯溜用溝を設けて、これにマッチング液を貯溜し、
マッチング板を浸すようにしてもよく、こうすると、マ
ッチング腋がマッチング板の表面に伝わり、光ファイバ
端面とマッチング板との間に隙間ができるような場合で
も、その隙間をマッチング液で埋めて、低損失化を図る
ことができる。つまり、マッチング液の自動的な塗布が
可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの
発明の実施の形態を模式的に示す断面図であり、図2は
同実施形態を模式的に示す斜視図である。これらの図に
示すように、V溝ブロック10に形成されたV溝11の
中央部(V溝11の長さ方向の中央部)にマッチング板
12が固定されている。このマッチング板12は、V溝
11の長さ方向の中央部に設けられたマッチング液貯溜
用溝13内に配設されており、この溝13内にはマッチ
ング液14が満たされている。
【0015】V溝11は、端面間を光結合しようとする
1対の光ファイバ21、22を軸心合わせするためのも
ので、これら光ファイバ21、22をV溝11にセット
するとそれらの軸心が合った状態になる。マッチング板
12は、たとえばシリコン系シートや高分子系シートあ
るいはアクリル(PMMA等)系シートなどのある程度
の柔軟性のあるプラスチック材で形成されており、厚さ
10〜200μm程度の薄い箔となっている。このマッ
チング板12は、光透過性に優れた透明板であるが、そ
の屈折率が、光ファイバ21、22の端面が接触したと
きの光反射が少なく、損失が小さくなるような所定の値
をとるものとされている。
【0016】そのため、V溝11上で軸心合わせされた
1対の光ファイバ21、22を突き合わせたとき、両者
が直接接触せず、両者の端面はマッチング板12を中間
に介して対面することになる。このマッチング板12は
上記のように柔軟性のある材料で形成されているため、
光ファイバ21、22の端面が接触してもこれら端面を
破損する危険性はない。そのため、1対の光ファイバ2
1、22を突き合わせ方向に押し込む作業を手作業で行
う場合でも、あるいはテレビカメラによるモニター画像
の画像処理で位置決めせずに、単に機械により自動的に
行う場合でも、端面破損を起こすことはなく、端面破損
によってかえって手間が増えるという事態を回避するこ
とができる。
【0017】また、1対の光ファイバ21、22を突き
合わせ方向に押し込んで両者の端面をマッチング板12
に密着させた状態では、それらの端面でのフレネル反射
が抑えられて低損失に結合される。
【0018】さらに、ここでは、上記のようにこのマッ
チング板12はマッチング液14に浸されているため、
マッチング液14の粘性により、マッチング板12の表
面全面にこのマッチング液14が伝わって覆われること
になる。このマッチング液14はいわゆるマッチングオ
イルであり、光ファイバ21、22の端面でのフレネル
反射を抑えて低損失化するような屈折率を有するもので
あって、これが介在することにより空気層が生じること
が完全になくなって、低損失の光結合が可能である。つ
まり、マッチング液14がない場合よりも、より一層低
損失に光結合できる。
【0019】この場合、1対の光ファイバ21、22を
突き合わせ方向に完全に押し込んで両者の端面をマッチ
ング板12に密着させなくても、光ファイバ21、22
の端面とマッチング板12との間にマッチング液14が
浸入するため、その間に空気層が生じることがなくな
る。そのため、光ファイバ21、22の端面をマッチン
グ板12に接触させる必要もなくなるので、その端面の
破損が生じるおそれが皆無となる。
【0020】図3は、OTDR測定に適用した例を示す
模式的な平面図である。ここでは、結合すべき一方の光
ファイバ21は、テープ状光ファイバケーブル23の各
心線となっている。テープ状光ファイバケーブル23は
製造または敷設されたもので、これから測定しようとす
るものであって、光ファイバホルダ25によって保持さ
れることによって、その先端の各光ファイバ(心線)2
1がV溝ブロック10のV溝11にセットされる。ここ
では、8本のテープ状光ファイバケーブル23がセット
されて測定されるものとしている。
【0021】V溝ブロック10には、これら多数の光フ
ァイバ21の数に対応する数のV溝11が形成されてお
り、それらのV溝11の各々の他方の側(図では右側)
にOTDR側の光ファイバ22がそれぞれセットされ
る。これらの光ファイバ22もまたテープ状光ファイバ
ケーブル24の心線となっている。このテープ状光ファ
イバケーブル24の他端において各光ファイバ(心線)
が光チャンネルセレクタ31を介してOTDR装置33
に接続されている。この光チャンネルセレクタ31およ
びOTDR装置33は制御用PC(コンピュータ)32
に接続されて制御され、光ファイバ22の1本ずつが光
チャンネルセレクタ31により選択されて、その選択さ
れた光ファイバ22にOTDR装置33からの測定光が
出力されるとともに、その戻り光がOTDR装置33に
送られる。こうして光チャンネルセレクタ31によって
多数の光ファイバ22が順次選択されることにより、多
数の被測定光ファイバ21が1本ずつ順次測定される。
【0022】したがって、この図3の構成によれば、被
測定側の多数の光ファイバ21とOTDR側の多数の光
ファイバ22とを端面処理した後、V溝ブロック10に
セットしてしまえば、その後のOTDR測定および測定
心線切り換えは制御用PC32で自動的に行うことがで
きる。
【0023】図4は、OTDR測定に適用した第2の例
を示す模式的な平面図である。ここでは、図3と同様に
被測定側の多数の光ファイバ21は予め端面処理した
後、V溝ブロック10にセットしておくが、OTDR側
の光ファイバ22は、1本のテープ状光ファイバケーブ
ル24に含まれる本数だけとし、これを順次V溝11に
セットし直していくという構成をとっている。
【0024】すなわち、OTDR側の1本のテープ状光
ファイバケーブル24は図5に示すように光ファイバホ
ルダ26によって回転ステージ41上に取り付けられ
る。このホルダ26とステージ41とによるテープ状光
ファイバケーブル24の固定方法としては、たとえば磁
力によるものなどが採用される。その場合、ホルダ26
とステージ41との一方または両方に磁石を埋め込んで
おいて磁力で吸引することによってホルダ26とステー
ジ41との間にテープ状光ファイバケーブル24を挟ん
でこれを固定する。なお、固定方法としては、その他、
適当なクランプ機構などを用いることもできる。
【0025】この回転ステージ41は、移動ブロック4
2に、回転軸45を介して取り付けられていることによ
り、矢印Aに示すように回転することができるようにな
っている。移動ブロック42は移動ブロック43上に取
り付けられているが、両者の間には凹凸嵌合によるスラ
イド機構が形成されていて矢印Bで示す方向(V溝11
の長さ方向)に移動できるようにされている。この移動
ブロック43は移動ガイド44上に載せられていて矢印
C方向(V溝11の長さ方向に直角な方向つまりV溝1
1の配列方向)に移動できるようにされている。
【0026】図4のように、被測定側の最初のテープ状
光ファイバケーブル23の各光ファイバ21がセットさ
れたV溝11の他端側に、ホルダ26によって保持され
たOTDR側テープ状光ファイバケーブル24の先端の
光ファイバ22をセットして、この最初のテープ状光フ
ァイバケーブル23の光ファイバ21の各々について、
順次OTDR測定を行う。その際、光チャンネルセレク
タ31を制御用PC32によって制御することによっ
て、最初のテープ状光ファイバケーブル23に含まれる
複数の光ファイバ21を1本ずつ順次自動的に切り換え
て測定する。
【0027】このとき、側面から見ると、図6の(a)
に示すように、光ファイバホルダ26が傾いた状態とさ
れてOTDR側光ファイバ22がV溝11内に押し付け
られるとともに他方の光ファイバ21側へと前進した状
態となっている。すなわち、移動ブロック42が移動ブ
ロック43に対して矢印B方向に移動することによって
移動ブロック42、回転ステージ41および光ファイバ
ホルダ26が前進し、これにより光ファイバ22の先端
の端面がマッチング板12に押し付けられる。
【0028】この状態で被測定側の最初のテープ状光フ
ァイバケーブル23の各光ファイバ21についての測定
が終了したとき、まず、図6の(b)に示すように、矢
印B方向に、光ファイバホルダ26が(移動ブロック4
2および回転ステージ41とともに)後退させられる。
つぎに、図6の(c)に示すように、光ファイバホルダ
26が矢印A方向に回転させられる。つまり、回転ステ
ージ41が移動ブロック42に対して回転させられる。
すると、OTDR側の光ファイバ22は、図6の(c)
に示すようにV溝11から外れてその上方に位置するよ
うになる。
【0029】このとき、移動ブロック43を移動ガイド
44上で矢印C方向(図5参照)に移動させ、被測定側
の2番目のテープ状光ファイバケーブル23の各光ファ
イバ21がセットされたV溝11上に、OTDR側光フ
ァイバ22が位置するようにする。そして、回転運動と
前進移動とによって図6の(a)のような状態として被
測定側の2番目のテープ状光ファイバケーブル23の各
光ファイバ21についての測定を同様にして行う。
【0030】これを繰り返すことによって、被測定側の
多数のテープ状光ファイバケーブル23について順次O
TDR測定を行うことができる。上記の前進・後退、回
転運動は、回転ステージ41や移動ブロック42、43
等に組み込まれた駆動装置(モーター)を制御すること
によって自動的に行わせることもできる(C方向の移動
量は、V溝11の間隔が予め分かっているため容易であ
る)が、手動による操作も可能である。また、これらの
機構を用いることなく、一般的なロボットアームを用い
て上記の各工程を行うことも可能である。
【0031】なお、ここでは、OTDR側の1本のテー
プ状光ファイバケーブル24を光ファイバホルダ26で
保持することによりそれに含まれる多数の光ファイバ2
2の全体を移動させるようにしているが、1本の光ファ
イバ22を1本用の光ファイバホルダ(図示しない)に
よって保持して、V溝11の一つずつに順次移動させて
セットし直すように構成することもできる。この場合は
光チャンネルセレクタ31は不要となる。
【0032】さらに、マッチング液貯溜用溝の形状等は
種々のものが考えられる。たとえば、図7に示すように
断面が円形のマッチング液貯溜用溝15を設け、この中
にマッチング液14を満たすとともに、マッチング板1
2を固定するようにしてもよい。
【0033】その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲
で、具体的な構造等については種々に変更することが可
能である。測定すべき光ファイバがテープ状光ファイバ
ケーブルの場合だけでなく、単心光ファイバケーブルの
場合でも同様にこの発明が適用できることはもちろんで
ある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光ファ
イバ突き合わせ装置によれば、光ファイバの端面どうし
を突き合わせて低損失で光結合する場合の作業効率をコ
ストをかけずに向上させることができる。また突き合わ
せ作業の自動化の種々の段階にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す模式的な断面図。
【図2】同実施形態の模式的な斜視図。
【図3】同実施形態をOTDR測定に適用した第1の例
を示す模式的な平面図。
【図4】同実施形態をOTDR測定に適用した第2の例
を示す模式的な平面図。
【図5】同第2の例の模式的な斜視図。
【図6】同第2の例の動作を説明するための模式的な側
面図。
【図7】他の実施の形態を示す模式的な断面図。
【符号の説明】
10 V溝ブロック 11 V溝 12 マッチング板 13、15 マッチング液貯溜用溝 14 マッチング液 21、22 光ファイバ 23、24 テープ状光ファイバケーブル 25、26 光ファイバホルダ 31 光チャンネルセレクタ 32 制御用PC 33 OTDR装置 41 回転ステージ 42、43 移動ブロック 44 移動ガイド 45 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1対の光ファイバを載置する
    ことによりこれらの光ファイバを軸心合わせするための
    V溝が形成されたV溝部材と、該V溝に配置された少な
    くとも1対の光ファイバの端面の間に位置するよう該V
    溝の長さ方向の中間において、該長さ方向に対して略直
    角に配置された所定の屈折率のマッチング板とからなる
    光ファイバ突き合わせ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1対の光ファイバを載置する
    ことによりこれらの光ファイバを軸心合わせするための
    V溝および該V溝の長さ方向の中間に位置するマッチン
    グ液貯溜用溝が形成されたV溝部材と、上記V溝に配置
    された少なくとも1対の光ファイバの端面の間に位置し
    かつ上記マッチング液貯溜用溝内のマッチング液に浸さ
    れるよう、該V溝の長さ方向に対して略直角に配置され
    た所定の屈折率のマッチング板とからなる光ファイバ突
    き合わせ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101785A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Fujikura Ltd 光ファイバ端面検査工具
JP2013164398A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバ測定装置及び光ファイバの測定方法

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