JP2000220833A - ガス調理器 - Google Patents

ガス調理器

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JP2000220833A
JP2000220833A JP1837299A JP1837299A JP2000220833A JP 2000220833 A JP2000220833 A JP 2000220833A JP 1837299 A JP1837299 A JP 1837299A JP 1837299 A JP1837299 A JP 1837299A JP 2000220833 A JP2000220833 A JP 2000220833A
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control unit
unit
mode
burner
drive
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JP1837299A
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English (en)
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Tadashi Yanagisawa
忠 柳澤
Yoshio Akamatsu
祥男 赤松
Mitsuo Yokohata
光男 横畑
Naoto Naganuma
直人 永沼
Yoshiteru Kagomoto
佳照 籠本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス調理器の検査を簡単にする。 【解決手段】 バーナ23と、このバーナへのガスの流
量を制御する流量制御部33と、前記流量制御部を駆動
する駆動部34と、前記駆動部を駆動制御する駆動制御
部58とを備え、前記駆動制御部は電圧判定手段8と検
査モード判定手段77を有し、前記電圧判定手段の判定
電圧によって通常使用モードと、検査モードを判定し、
検査モードと判定した場合、機器の性能確認を行う検査
モードに自動切替えさせる構成としてあり、電圧判定に
よって検査モードと判定し、機器の性能確認を行う検査
モードに自動切替えさせるため、完成品状態で特別な操
作や指示をすることなく自動検査が可能となり、省力
化、自動化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス調理器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近のガス調理器は複数のバーナとその
燃焼を制御する制御部とを備え、上記制御部はガス流量
制御部やこれを駆動する駆動体及び各種操作キー等を有
し、複雑な構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のガス
調理器は、製造後各種機能の検査を行って出荷するもの
であるが、その検査が面倒で時間のかかるものであっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、バーナと、このバーナへのガスの流量を制御
する流量制御部と、前記流量制御部を駆動する駆動部
と、前記駆動部を駆動制御する駆動制御部とを備え、前
記駆動制御部は電圧判定手段と検査モード判定手段を有
し、前記電圧判定手段の判定電圧によって通常使用モー
ドと、検査モードを判定し、検査モードと判定した場
合、機器の性能確認を行う検査モードに自動切替えさせ
る構成としてある。
【0005】本発明は上記構成によって電圧判定によっ
て検査モードと判定し、機器の性能確認を行う検査モー
ドに自動切替えさせるため、完成品状態で特別な操作や
指示をすることなく自動検査が可能となり、省力化、自
動化が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のガス調理器は各請求項に
記載の構成によって実施できるものである。
【0007】すなわち請求項1記載のガス調理器は、バ
ーナと、このバーナへのガスの流量を制御する流量制御
部と、前記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部
を駆動制御する駆動制御部とを備え、前記駆動制御部は
電圧判定手段と検査モード判定手段を有し、前記電圧判
定手段の判定電圧によって通常使用モードと、検査モー
ドを判定し、検査モードと判定した場合、機器の性能確
認を行う検査モードに自動切替えさせる構成としてあ
り、電圧判定によって検査モードと判定し、機器の性能
確認を行う検査モードに自動切替えさせるため、完成品
状態で特別な操作や指示をすることなく自動検査が可能
となり、省力化、自動化が可能となる。
【0008】また請求項2のガス調理器は、バーナと、
このバーナへのガスの流量を制御する流量制御部と、前
記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部を駆動制
御する駆動制御部とを備え、前記駆動制御部は電圧判定
手段と検査モード判定手段を有し、前記電圧判定手段の
判定電圧によって通常使用モードと、検査モードを判定
し、検査モードと判定した場合、更に前記電圧判定手段
の判定電圧の高い中の高低で、完成品の機器の性能確認
を行う完成品検査モードと、前記流量制御部の部品精度
を検査する部品検査モードに自動切替えさせる構成とし
てあり、判定電圧の高い中の高低で、完成品の機器の性
能確認を行う完成品検査モードと、流量制御部の部品精
度を検査する部品検査モードに自動切替えさせるから、
更に詳細な検査項目を器具のマイコンから指示して自動
検査可能となり省力化が図れると共にその器具の特性
が、回路と共に保証できることとなる。
【0009】また請求項3記載のガス調理器は、バーナ
と、このバーナへのガスの流量を制御する流量制御部
と、前記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部を
駆動制御する駆動制御部と、チャイルドロックスイッチ
とを備え、前記駆動制御部は電圧判定手段と検査モード
判定手段を有し、前記電圧判定手段の判定電圧によって
通常使用モードと、検査モードを判定し、検査モードと
判定した場合、更にチャイルドロックスイッチのON−
OFFの区分で、完成品の機器の性能確認を行う完成品
検査モードと、前記流量制御部の部品精度を検査する部
品検査モードに自動切替えさせる構成としてあり、検査
モードと判定した場合、更にチャイルドロックスイッチ
のON−OFFの区分で、完成品の機器の性能確認を行
う完成品検査モードと、流量制御部の部品精度を検査す
る部品検査モードに自動切替えさせることから、更に詳
細な検査項目を器具のマイコンから指示して自動検査可
能なり省力化が図れると共にその器具の特性が、回路と
共に保証できることとなる。
【0010】また請求項4記載のガス調理器の完成品検
査モードは、バーナで加熱される鍋底温度を外部検査機
に発光体を使用して報知する手段を有した構成としてあ
り、また請求項5記載のガス調理器の部品検査モード
は、バーナの火力調節位置に自動設定し、一定時間停止
させもしくは外部信号により次の位置に作動させる流量
検査手段を有した構成としてあり、一定時間停止させも
しくは外部信号により次の位置に作動させることから、
流量検査が自動で複雑な試験装置なしに簡単に出来るこ
ととなる。
【0011】また請求項6記載のガス調理器は、バーナ
と、このバーナへのガスの流量を制御する流量制御部
と、前記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部を
駆動制御する駆動制御部と、前記駆動制御部に操作指示
する操作部とを備え、前記駆動制御部は、前記流量制御
部の位置判定を行う位置判定手段と、前記操作部からの
指示により複数の特定のキーを複数回操作することによ
りデモモードと判定するデモモード判定手段と、デモモ
ードと判定した場合に調理モード選択手段を操作せず点
火動作を行うと完成品検査モードとして、バーナで加熱
される鍋底温度センサーの温度を外部検査機に発光体を
使用して報知する手段とを有した構成としてあり、完成
品検査が、外部操作でデモモードを設定することにより
可能となる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示
す実施例は本発明を具体化した一例であって、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
【0013】図1(a)は本発明の実施例にかかるガス
調理器の外観を示す斜視図であって、ガス調理器は、鍋
底温度センサー2を備えた左こんろ1、右こんろ3、グ
リル4及び操作部5を備えて構成されている。前記操作
部5には、図1(b)に示すように、各燃焼部の操作を
個別に行う、左こんろ用点火/消火キー6、右こんろ用
の点火/消火キー7、グリル用の点火/消火キー8、左
こんろ用火力調節キー9,10、右こんろ用火力調節キ
ー11、12、グリル用の火力調節キー13、14と、
左こんろ用火力表示発光体15、右こんろ用火力表示発
光体16、グリル用の火力表示発光体17、左コンロの
調理モードの設定入力を行う各設定キー(調理モード設
定手段)39、40とそれらの設定を表示する各表示ラ
ンプ42、43、グリルタイマーを設定するキー41と
その表示ランプ44が設けられ、また、点火操作禁止用
のチャイルドロックスイッチ19と、操作部近傍には制
御のための電池を収納する電池収納部20が設けられて
いる。
【0014】前記左こんろ1は、図2に示すように、鍋
底温度センサー(鍋底温度検出手段)2及び熱電対(燃
焼温度検出手段)21、点火プラグ22が設けられた左
こんろバーナー23を備え、この左こんろバーナー23
には、制御回路24によって開閉制御されるガス制御ブ
ロック25からガスが供給される。前記ガス制御ブロッ
ク25はホースエンド26からガスが入り、共用の元電
磁弁27を通り左こんろバーナ用のガスの開閉及び火力
調節を行う左こんろガス制御部29を介しノズル32を
通して左こんろバーナにガスが供給される。前記ガス制
御ブロック25の各ガス制御部29、30、31は大別
して流量制御部33と前記流量制御部33を駆動させる
ステッピングモーター34(以下モーターという)、前
記流量制御部33の位置を検出する位置検出手段となる
エンコーダー35から構成している。
【0015】上記の構成でチャイルドロックスイッチ1
9がOFFであることを確認し、点火/消火キー6をO
N操作すると、制御回路に電源が入り制御回路24を起
動させ、制御回路24の制御によって、左こんろガス制
御部29を点火流量位置に移動させ、前記元電磁弁27
を開成させ、前記点火プラグ22により左こんろバーナ
ー23を点火させる。
【0016】この制御回路24には前記鍋底温度センサ
ー2の検出温度、熱電対21の検出温度が入力され、こ
れらの入力データ及び前記操作パネル5からの設定入力
に基づいて前記左こんろガス制御部29を駆動制御し
て、左こんろバーナー23に供給されるガス流量を調節
して自動制御による火力調整を行うことができる。
【0017】また、前記右こんろ3は、図2に示すよう
に、その燃焼部に熱電対21及び点火プラグ22が設け
られた右こんろバーナー36を備え、この右こんろバー
ナー36には、制御回路24によって開閉制御されるガ
ス制御ブロック25からガスが供給される。前記ガス制
御ブロック25はホースエンド26からガスが入り、共
用の元電磁弁27を通り、右バーナ用のガスの開閉及び
火力調節を行う右こんろガス制御部30を介しノズル3
2を通して右こんろバーナー36にガスが供給される。
【0018】上記の構成でチャイルドロックスイッチ1
9がOFFであることを確認し、点火/消火キー7をO
N操作すると、制御回路24に電源が入り制御回路24
の制御によって、右こんろガス制御部30を点火流量位
置に移動させ、前記元電磁弁27を開成させ、前記点火
プラグ22により右こんろバーナー36を点火させる。
【0019】この制御回路24には熱電対21の検出温
度が入力され、この入力データ及び前記操作パネル5か
らの火力設定入力に基づいて前記右こんろ流量制御部3
0を駆動制御することにより右こんろバーナー36に供
給されるガス流量を調節し、入力される加熱温度に基づ
いて右こんろバーナー36の燃焼状態を監視する。
【0020】また、前記グリル4は、図2に示すよう
に、その燃焼部に熱電対21及び点火プラグ38が設け
られたグリルバーナー37を備え、このグリルバーナー
37には、制御回路24によって開閉制御されるガス制
御ブロック25からガスが供給される。前記ガス制御ブ
ロック25はホースエンド26からガスが入り、共用の
元電磁弁27、ガバナ28を通りグリルバーナ37のガ
スの開閉及び火力調節を行うグリルガス制御部31を介
しノズル32を通してグリルバーナ37にガスが供給さ
れる。
【0021】上記の構成でチャイルドロックスイッチ1
9がOFFであることを確認し、点火ボタン8をON操
作すると、制御回路24に電源が入り制御回路24の制
御によって、グリルガス制御部31を点火流量位置に移
動させ、前記元電磁弁27を開成させ、前記点火プラグ
38によりグリルバーナー37を点火させる。
【0022】この制御回路24には熱電対21の検出温
度が入力され、この入力データ及び前記操作パネル5か
らの火力設定入力に基づいて前記グリル流量制御部31
を駆動制御することによりグリルバーナー37に供給さ
れるガス流量を調節し、入力される加熱温度に基づいて
グリルバーナー37の燃焼状態を監視する。
【0023】上記構成からわかるように、左こんろ1、
右こんろ3、グリル4からなる各燃焼部の燃焼状態は前
記制御回路24によって制御される。
【0024】図3(a)(b)は本発明のガス調理器の
ガス制御ブロック25を示す図で、ガスはホースエンド
26から、元電磁弁27を通り、個々のバーナのガス制
御部29、30、31に行く。前記個々のバーナのガス
制御部に入ったガスは、流量制御部33のコックボデー
33−1から入って流量制御板33−2,スライド閉子
33−3を介してコックボデー33−1のガス出口33
−4に到達し、ノズルに通じるガス管42に行く。
【0025】また前記流量制御板33−2はスライド閉
子33−3と共にバネ33−5にてコックボデー33−
1に挿圧され、ガスのシール圧力としている。また、前
記スライド閉子33−3にはスライド駆動用の駆動連結
軸33−6の一端が嵌合され、他の一端はステッピング
モーター34の駆動連結部34−1に接続されている。
また、前記駆動連結軸33−6にはピン34−2を有
し、ピン34−2にて、コックボデー33−1に固定さ
れたエンコーダー35(位置検出手段)の可動部に継合
させ、駆動連結軸33−6の移動状態を前記エンコーダ
ー35に伝え、位置検出させる構成としている。また、
前記駆動連結軸33−6にはOリング33−7をコック
ボデー33−1との間に使用しガスシールを行ってい
る。前記エンコーダー35はリード線35−1、元電磁
弁27はリード線27−1、モーター34はリード線3
4−2を介して制御回路24に接続されている。
【0026】前記モーター34には、シャフト部にネジ
部49を有しネジ部49に嵌合する雌ネジ50を設け、
前記雌ネジ50の先端部に駆動連結軸33−6を固定し
て駆動連結部34−1を構成している。従って、ステッ
ピングモーター34に駆動パルスを1パルス送出すると
ステッピングモーター34は1極分回転し、ネジ部49
もその分回転し、雌ネジ50がその分移動することとな
る。参考的に1例を示すと、モーターの極数を24極、
ネジのリード2mmとすると、1パルスで2/24=
0.08mm移動する。
【0027】従って、ステッピングモーター34を回転
させると駆動連結部34−1で直線移動が行われ、駆動
連結軸33−6が移動し、駆動連結軸33−6の先端に
嵌合されたスライド閉子33−3が移動する。一方流量
制御板33−2は固定されているため、スライド閉子3
3−3の中央に設けたガス通過用の調節部となる貫通穴
が、順次ガス流量制御板33−2のガス流量調節部とな
る穴位置と合わさることとなりガスの流量変化を行う。
上記構成としていることから、ステッピングモーター3
4のトルクはスライド閉子33−3を付勢するバネ33
−5と駆動連結軸33−6のガスシール用Oリング33
−7の荷重とエンコーダー35を駆動させるスラスト荷
重とになるが、バネ33−5の荷重はスライド閉子33
−3に直角方向でスライド方向には常に一定荷重とな
り、荷重自体も少ない。また流量制御方式は流量制御板
33−2とスライド閉子33−3の貫通穴の重なり状態
で決定されることから、各火力切替段における流量精度
はニードル方式に比較して精度も格段に向上する。
【0028】また、ガスの流量調節が必要なときのみ、
モーターを駆動させる方式のため、通常は、モーターが
作動せず、省電力化が出来、電池電源と相性がよい。
【0029】但し、ニードル方式であっても以降に説明
する各内容は実施可能であり、スライド閉子のみにしか
適用できないというものではない。
【0030】図4(a)〜(c)は、エンコーダー35
の外観図を示したものである。先の図3(a)(b)で
説明した通り駆動連結軸33−6に垂直方向にピン34
−2を設け、このピン34−2の移動量をエンコーダー
35で検出する構成としている。前記のエンコーダー3
5は大分してパターンを印刷した基板35−1と外郭を
構成する外郭体35−2と基板を摺動させる摺動体35
−3と基板から信号を取り出すリード線35−4から構
成され、前記摺動体35−3には、パターンに合致した
集電子35−5が設けられている。
【0031】図5(a)〜(f)は、エンコーダー35
のパターンと火力の相関とパルス数を示す図であり、閉
位置、弱火位置、中弱位置、中火位置、中強位置、強位
置の5段階火力切替位置があり、火力位置をエンコーダ
ー35とステッピングパルスの双方で検出しようとする
構成のものである。
【0032】A点はトラック1がON(トラック4(+
COM)とトラック1とが、集電子によって導通状態に
ある)、トラック2と3がOFFである。尚トラック4
(+COM)は共用の電源供給パターンである。この状
態は、ガスを遮断した閉止状態を示している(スライド
閉子33−3の貫通穴33aは流量制御板33−2の穴
33bに係っていないのでガスは流れない)。
【0033】安全的に考えてこの状態は、トラック1の
みがON状態で、リード線の、断線、短絡、何れの場合
でも検知する事を可能としており、(トラック1がON
の時には他がONしてはならない。トラック1が断線し
たら閉止位置が無くなり、元電磁弁を遮断させる等によ
り)フェールセーフの配慮を行っている。また、この位
置はステッピングモーター34の移動パルスは0の状態
とし、パルスカウンタ(後述)も0にリセットする。
【0034】Bゾーンは、トラック1、2、3、共にO
FF状態であり、ガスの遮断状態から開弁状態への移行
段階を表している。移行段階においては、各トラック共
にOFF状態で、パルスカウンタが所定のパルス数とな
っても、例えば駆動部が固着してステッピングモーター
34が回転しない場合などで所定位置に達していない異
常状態であることが認識できる構成とし安全性に配慮し
ている。
【0035】C点は、トラック1、2、OFF、トラッ
ク3、ONで弱位置の状態である。流量制御板33−2
の最***位置1個からガスは流入しガス管42を介し
て、ノズル32に供給される(弱火力状態は同図(d)
に示すようにスライド閉子33−3の孔が流量制御板3
3−2の小孔1個に係り最小流量が流れる)。
【0036】また、A点を起点としてステッピングモー
ター34の駆動パルスは、移動距離3.58/パルス当
たりの移動量0.08mm=パルス数45である。特に最
小位置に関してはこの位置より閉止側に移動すると一旦
閉止状態となりガスの供給が遮断され、再度開方向に移
動させると生ガスがでる構成に必然的になっているた
め、最小位置検出は、パルスのカウンタ数とエンコーダ
ー35の双方で確認し、安全性を確保する構成としてあ
る。
【0037】D点はトラック1、OFF、トラック2,
3、ONで、中弱火位置を示している。中弱火位置では
流量制御板33−2の2個の穴位置からガスは流入しガ
ス管42を介して、ノズル32に供給される。また、A
点を起点としてステッピングモーター34の駆動パルス
は、移動距離5.2/パルス当たりの移動量0.08mm
=パルス数65である。
【0038】安全性に関しては、最小火力位置と最大火
力位置の中間にあり、2重確認の必要度は緩和される
が、位置の検出に関してはエンコーダー35とパルスカ
ウンタの双方で行っていることから、例えばノイズの影
響によるパルスカウンタの誤作動時等に対しても確実に
位置が検出できる特徴を有しその分使いやすさの向上を
図っている。
【0039】E点はトラック1、OFF、トラック2、
ON、トラック3がONからOFFに切り替えわった時
点で、中火位置を示している。中火位置では同図(f)
に示すように流量制御板33−2の3個の穴位置からガ
スは流入しガス管42を介して、ノズル32に供給され
る。また、A点を起点としてステッピングモーター34
の駆動パルスは、移動距離6.7/パルス当たりの移動
量0.08mm=パルス数84である。
【0040】従って位置は、D点と同様にパルスのカウ
ンタ数とエンコーダー35の双方で確認することが可能
である。
【0041】F点はトラック1、3、OFF、トラック
2ONで、中強火位置を示している。中強火位置では流
量制御板33−2の4個の穴位置からガスは流入しガス
管42を介して、ノズル32に供給される。また、A点
を起点としてステッピングモーター34の駆動パルス
は、移動距離8.2/パルス当たりの移動量0.08mm
=パルス数102である。
【0042】この場合エンコーダー35のパターン位置
は決定されずパルス管理のみで管理されている。
【0043】F点の位置はエンコーダー35のパターン
とは一致せず、パルスカウンタの数値で位置決定してい
る。理由は、エンコーダー35のパターンの節約で、コ
ストを低減させる目的であるが、一実施例の説明として
全ての位置をエンコーダー35で行うことは容易に出来
ることから、このF点は、エンコーダー35では一致し
ていない例を挙げた。特に安全性に関しては、最小位置
と最大位置の中間位置にあり燃焼状態は確保された範囲
の火力調節で、多少のパルスカウンタ変動は、安全性に
無害である。また、位置検出の精度に関しては前後位置
からのパルス数も少なく、誤差も集積されないソフト処
理が可能であることから実施可能と成ったものである。
【0044】G点はトラック1はOFF、トラック2,
3はONで、強火位置を示している。強火位置では同図
(e)に示すように流量制御板33−2の最大穴からガ
スは流入しガス管42を介して、ノズル32に供給され
る。また、A点を起点としてステッピングモーター34
の駆動パルスは、移動距離11.4/パルス当たりの移
動量0.08mm=パルス数143である。
【0045】最大火力位置の位置検出は、エンコーダー
35とパルスカウンタの2重で検出する構成としてい
る。最大位置を越え移動させることは、ガス流量制御機
構に通常使用以外の無理な荷重を付加する結果となり、
機構の信頼性の低下に成ることを防ぐ目的からも必要で
ある。
【0046】図6(a)(b)は、個々のガス制御部2
9の流量制御構成体のスラスト方向のガタを表し、ステ
ッピングモーター34が回転し、回転が駆動連結部34
−1を介し、駆動連結軸33−6の先端に係合されたス
ライド閉子33−3がスライドするための間の伝達誤差
を説明する図である。また、エンコーダー35の駆動は
前記駆動連結軸33−6とピン34−2で連結されてい
ることから、スライド閉子33−3の移動と、エンコー
ダー35の移動とも往復運動時には位置誤差が生じる。
これらの説明を行い、誤差をマイコンソフトで修正し正
確な位置を常に保つための手段を講じようとするもので
ある。
【0047】ステッピングモーター34にはスラスト方
向にAのガタがあり、モーターの回転をスラスト方向に
転換する駆動連結部34−1はリードネジ間にBのガタ
があり、駆動連結軸33−6に圧入した駆動連結部34
−1のピン34−2とエンコーダー35の連結部にはC
のガタがあり、雌ネジと駆動連結軸33−6にはDのガ
タがあり、駆動連結軸33−6の先端に係合したスライ
ド閉子33−3の間にEのガタが存在する。それぞれの
ガタツキは、スライド閉子開方向と、閉方向でスライド
距離の誤差として火力変化の回数と共に増加する。例え
ばA=0.5B=0.1、C=0.2、 D=0.1、
E=0.2と仮定すると、合計1.1になる。前述のご
とく、モーターの1パルスの移動距離を0.08とすれ
ば、誤差は14パルスになる。この誤差は閉方向と開方
向との回転方向を変化させる毎に発生するものである。
【0048】例えば、図6(a)の状態から、図6
(b)の状態(強燃焼から弱燃焼)に移行させるとき、
モーターはAのガタ0.5/0.08=6パルス空打ち
し、ネジの嵌合ガタ分Bの0.1/0.08=1パルス
の接触替えを行い、Cのエンコーダー35とピンのガタ
分Cの0.2/0.08=3の接触位置替えを行い、D
のガタ0.2/0.08=3の雌ネジと駆動連結軸33
−6の接触位置換え、スライド閉子33−3と駆動連結
軸33−6のガタ分Eの0.1/0.08=1パルスで
スライド閉子33−3がスライドすることとなる。これ
らのガタは製造バラツキで一定でなくある幅で変化す
る。
【0049】一方、流量を変化させる流量制御板33−
2の***のピッチは、弱から中弱までの距離が1.62
mm、パルスで20パルスであり、製造毎に変化する誤差
と流量制御の位置精度とは大きくずれている。この課題
の解消には、個々の部品精度の向上があるが、コスト的
にも到底ガス調理器具に適するものではない。
【0050】本発明においては、誤差の大きなものでも
使用可能とするため、エンコーダー35の位置とパルス
カウンタの比較を利用し、器具に組み込んだ状態でマイ
コンソフトで使用時に誤差吸収を行うもので、エンコー
ダー35の端の時点から所定パルス(例えば10パル
ス)移動させた後、逆方向に移動させ前記エンコーダー
35の端に到達したときのパルス数(例えば20パル
ス)が前記10パルスと比較した差10パルスがこの器
具の誤差であり、移動方向が異なる場合この誤差を加算
することにより、常に正しい火力位置に設定できる。こ
れをマイコンソフト処理で行っているものであり、この
マイコンソフトの処理内容は後述する。
【0051】次に制御回路の構成を示す。図7におい
て、制御回路24は、電池電源51から、定電圧制御手
段52を介して、制御回路24に定電圧を供給し、電池
電源51から直接モーター用IC53、54、55を介
してステッピングーター34に電力供給を行い、元電磁
弁出力56を介して電磁弁27にも電力供給を行ってい
る。また電池51の電圧を検出するため電圧検出手段5
7を有し測定電圧を駆動制御部58に入力している。
【0052】駆動制御部58は、操作と表示ブロック6
5の左右こんろ部66、67とグリル部68の入力キー
&表示69、70、71、及びチャイルドロックスイッ
チ19のキー入力を判定するキー入力判定手段72、前
記各種表示の出力段73、前記キー入力指示があった場
合、電池電源ゆえに電源供給能力面からモーターの駆動
を1個のみとし、同時に駆動させる場合における優先順
位を司る総合作動手段64を有する。そしてさらに前記
キー入力判定手段72の指示により総合作動手段64を
介して作動する左こんろ1の左こんろ駆動判定部59
と、右こんろ3の右こんろ駆動判定部60と、グリル4
のグリル駆動判定部61が有り、更に各駆動判定部の指
示で作動し、電源電圧を判定する電圧判定手段81に基
づいて、左こんろ用モーター用IC53、右こんろ用モ
ーターIC54、グリル用モーターIC55への電力供
給状態を可変させ省電力化を行う省電力化判定手段7
5、及び各駆動判定部の指示でガス制御部29、30、
31の火力調節位置と火力設定条件により左こんろ用モ
ーター用IC53、右こんろ用モーターIC54、グリ
ル用モーターIC55への速度可変出力を司るモーター
速度制御手段76がある。
【0053】上記以外に前記キー入力の特定入力(同一
キーを連続押し等)でデモモード(器具の説明を行な
う)を行うデモモード判定手段78、流量制御ブロック
の部品状態と完成品での検査状態であるかを判定する検
査モード判定手段77、及び検査モード入出力端子6
2、左右こんろとグリルの使用火力の状態に応じて換気
の状態を可変させる為の換気連動判定手段80、及びそ
の換気連動端子63、制御回路24と各ガス制御部2
9、30、31、及び電磁弁出力回路56の各種の故障
状態を判定し機器を個別もしくは全体を停止させるかを
判定する故障判定手段79、及び表示部にその故障状態
を表示させサービス対応力を向上させる目的の故障表示
判定手段74等から構成されている。
【0054】更に左こんろ1の左こんろ駆動判定部59
は、温度センサー2から入力される温度データを温度判
定する温度判定部82を介し、操作パネル5から入力さ
れる調理モード指定の設定入力と合わせ、調理モードを
判定する調理モード判定部83を有し、調理モードに応
じた焦げ付き防止判定部84、過熱防止判定部85、温
度調節判定部86、湯沸かし判定部87を有している。
【0055】また、左、右こんろ2、3及びグリル4の
駆動判定部59、60、61は、熱電対25から入力さ
れる温度検出データにより燃焼監視を行うと共にタイマ
ーによる点火からの時間経過の計時データに基づいて立
ち消えや消し忘れ等の緊急事態に際しては左、右こんろ
またはグリルのガス制御部29、30、31を閉じる制
御を行う。
【0056】上記構成になる制御回路24によるガス調
理器の制御方法について、以下に示すフローチャートを
参照して説明する。尚、各フローチャートに示すS1、
S2…は、処理手順を示すステップ番号であって、本文
に添記する番号と一致する。
【0057】まず、図8は点火、消火動作のキー入力状
態を示すもので、キー入力判定手段72は、操作部5の
チャイルドロック19がOFFの場合S1、各種の操作
キーを受け付ける状態で、点火キーが0.3秒以上押さ
れた場合S2、キー入力有りと判断し、左こんろS3
か、右こんろかS4、グリルかS5を確認し、該当こん
ろを記憶させた後S6、該当こんろが使用中か否か判断
させるS7。該当こんろが使用中の場合消火動作である
ことと優先度1であることを総合作動手段64に指示し
S8、該当使用こんろの記憶を消しS9、同一キーが所
定時間以上連続的に押されていないかS10を判定す
る。押されている場合は故障判定手段79に点火キーの
故障である旨指示をするS11。また、該当こんろが使
用中で無い場合S7、点火動作である旨と優先度2であ
ることを総合作動手段64に指示しS12、同一キーが
所定時間以上連続的に押されていないかS10を判定す
る。押されている場合は故障判定手段79に、点火キー
の故障である旨指示をするS11構成としている。
【0058】ここで優先順位を設けてモーターを作動さ
せる意味合いは、電池電源の場合大きな負荷を一度にか
けると極端な電圧低下が発生し、マイコンの電圧も下が
り停止することになる。これを防ぐためモーターは複数
同時に回さないように配慮し、その場合安全性使い勝手
から使用事象に応じて、優先度を設けるもので、優先度
1は消火動作、優先度2は点火動作、優先度3は手動火
力調節動作、優先度4は自動火力調節動作としている。
【0059】また点火キーの押し続けの配慮は、例え
ば、水滴がキーに入った、物がキーを押していた、等勝
手にスイッチが入っていたという危険な状態を回避する
ための手段である。火力調節キーについても同様の意味
合いで安全タイマーを設けているのである。
【0060】また、図9と図10は、火力調節のキー入
力状態を示すもので、図9は単純5段階火力調節のキー
入力方法を示し、図10は5段階火力制御に、リニアな
火力制御を切り替ええさせる操作を行う火力調節のキー
入力を示した一例を示したものである。
【0061】図9に於いて、キー入力判定手段72は、
こんろが使用中であるか判断しS13、使用中の場合火
力調節キー入力が0.1秒以上か判定しS14、その場
合は左こんろがS15、右こんろかS16、グリルかS
17を判定し、該当こんろを記憶しS18、火力がUP
かS19、DOWNかS20を判定し、総合作動手段6
4へ優先度3と共に指示をしS21、同一キーが所定時
間以上連続的に押されていないかS22、を判定する。
押されている場合は故障判定手段79に、火力キーの故
障である旨指示をするS23構成としている。
【0062】図10に於いて、キー入力判定手段72
は、こんろが使用中であるか判断しS24、使用中の場
合火力調節キー入力が0.1秒以上か判定しS25、そ
の場合は左こんろかS26、右こんろかS27、グリル
かS27−1を判定し、該当こんろを記憶しS28、火
力キーの押し時間が0.3秒以上か判断しS29、以下
の場合は、図12と同様に、火力がUPかS30、DO
WNかS31、を判定し総合作動手段64へ優先度3と
共に指示をしS32、同一キーが所定時間以上連続的に
押されていないかS33を判定する。押されている場合
は故障判定手段79に火力キーの故障である旨指示をす
るS34。
【0063】一方、0.3秒以上の場合(リニア火力制
御)S29は、火力がUPかS35、DOWNかS3
6、を判定し、総合作動手段64へ、リニア火力制御
で、優先度3と共に指示しS37、同一キーが所定時間
(10秒)以上連続的に押されていないかS38を判定
する。押されている場合は故障判定手段79に、火力キ
ーの故障である旨指示をするS39。
【0064】リニア火力調節の火力キーは押し続ける時
間が段階火力切替に比べて長いことから、S38にて安
全タイマーは長い時間にしているのである。
【0065】図11は、操作部5にある左こんろ用の各
種調理モードキーに対するキー入力判定手段72の内容
を示したものであ。調理モードキーの入力があった場合
S40、湯沸かしキーでないか判定しS41、そうであ
る場合は湯沸かしモードに決定しS42、そうでない場
合は天ぷら高キーでないか判定しS43、そうでない場
合は天ぷら低キーであるS45、そうである場合は天ぷ
ら高モードに選定しS44、それぞれ、湯沸かしか、天
ぷら高か、天ぷら低かを判定する。そののち、左こんろ
使用中であるかS46、使用中の場合点火してから1分
以内か確認しS47、1分以内の場合は次段の総合作動
手段64を介して左こんろ駆動判定部59へ指示しS4
8、そうでない場合はS47、入力状態をリセットして
元に戻すS52。また、使用していない場合S46は、
タイマーを作動させS49、所定時間内に点火動作があ
るか確認しS50、所定時間に点火動作がある場合は次
段の総合作動手段64を介して左こんろ駆動判定部59
へ指示をしS48、点火動作が無い場合はリセットして
元に戻すS52。
【0066】調理モード入力は点火操作の前後1分間と
しているが、基本的には点火前に調理モードの設定を行
い点火する事とし、万一忘れた場合、点火後1分以内で
あれば設定可能としているのである。1分以上経過した
場合受け付けないのは、調理モードにあった調理ソフト
を実行させているからで、途中変更は調理の出来映えを
悪化させるためである。但し図示していないが、モード
内の移動は自由で、例えば、天ぷらの低から高には移動
できる配慮を行って使い勝手の向上を図っている。以上
が調理モードキーの設定に関する説明である。
【0067】また、図12は、通常使用モードと異なる
デモモードに関してのキー入力判定手段72の内容を示
したものである。デモモードとは器具の作動を説明する
ためのモードであり、デモモードの内容は一定でなく、
ここでは、キー入力の判定に関して説明するものであ
る。
【0068】湯沸かしキー39の入力が0.1秒以上あ
るか判定しS53、カウンタでカウントさせS54、続
けて4回あるか判定しS55、あった場合、てんぷら高
キー40の入力が0.1秒以上あるか判定しS56、カ
ウンタでカウントさせS57、続けて4回あった場合5
8、デモモードであることを決定し、総合作動手段64
へデモモードであることを指示するS59。
【0069】上記した内容がキー入力判定手段の具体内
容の一例である。
【0070】次に上記のキー入力判定手段を介して次段
の総合作動手段64の内容を以下に記す。
【0071】図13に示す総合作動手段64は、点火キ
ー入力があるか判定しS60、電池の電圧を検出する電
圧検出手段57の電圧が電圧判定手段81で3.2V以
下か判定しS61、以下の場合は、通常使用モードとし
てデモモードか判定S62し、以上の場合は検査実行モ
ードとして、検査モード判定手段77へ移行するS6
3。尚、検査モード判定手段77は別途記載する。前記
3.2V以下の場合デモモードであるか判定しS62、
デモモードの場合は、デモモード判定手段78に移行す
るS64。尚、デモモード判定手段78は別途記述す
る。
【0072】デモモードでない場合S62、調理モード
指示であるか判定しS65、調理モード指示である場合
は左こんろ駆動判定装置の調理モード設定手段に内容を
指示するS66。調理モード指示でない場合S65、点
火指示であるか判定しS67、点火指示の場合、他のこ
んろを使用していないか判定しS68、他のこんろを使
用していない場合該当こんろに駆動指示を行いS69、
その後、元電磁弁27を開成しS70、点火器出力88
を出すS71。
【0073】点火指示でない場合S67、消火指示か火
力変更指示の場合S67−1、他のモーターが回転中か
判定しS67−2(点火操作で他こんろを使用している
場合S68もこの項に接続)、他のモーターが回転中の
場合S67−2、回転中の優先順位は該当こんろの優先
順位と比べて早いかを判定しS67−3、早い場合は回
転中のモーターを停止させ、該当こんろに駆動指示をす
るS72。そうでない場合S67−3は該当こんろの駆
動を待避させ回転完了まで待ち、停止後該当こんろの駆
動を指示するS73。他のモーターが駆動していない場
合S67−2該当こんろに駆動を指示するS74。
【0074】図14はこんろ駆動判定部の内容を示すも
ので、前記総合作動手段64からの指示により作動す
る。まずエンコーダー35の状態を位置判定手段90
(図5に示す相関表)で読みとり現在位置としS75、
閉止指示か判定しS76、閉止指示の場合は閉止位置で
ある確認をしS77、閉止位置でない場合(エンコーダ
ー位置が100でない場合)は、モーターエラーSUB
に行きS78、閉止位置の場合はS76に戻る。
【0075】閉止指示でない場合S76、点火指示か判
定しS79、その場合は2時間タイマーをONしS8
0、火力の目的位置を中強位置にセットし、パルス数を
102にセットしS81、速度を高速にし回転方向を強
方向に指示しS82、ランプの点灯を中強に指示するS
83。その後、駆動制御部58内の省電力化判定手段
(7)S84とモーター速度制御手段(76)S85を
介し、モーターICを介してパルスを出力しS86、モ
ーターを回転させモーターに出力したパルス数をカウン
タでカウントさせる「N=N+1」S87。パルスカウ
ンタのカウント数が「20カウント<N」となったとき
S88、エンコーダー位置がBゾーン「000」である
か確認しS89、そうでない場合は「モーターエラーS
UB」S90に進み(別途記述)、そうである場合はパ
ルスカウンタが目的位置である中強位置102パルス数
のMパルス手前である「102−M<N」に達したか判
定しS91、達した場合のみエンコーダー35が目的位
置である中強位置「010」であるか判定しS92、エ
ンコーダー35が目的位置で無い場合、パルスカウンタ
の値Nが中強位置のパルス数102にMを加算した値以
上であるか「102+M<N」判定しS93、そうでな
い場合はS84に戻し、そうである場合はモーターエラ
ーSUBに飛ぶS94(モーターエラーSUBは後
述)。
【0076】一方エンコーダー位置が目的の中強位置に
なった場合S92、パルス数を基準の中強パルス数(1
02)に修正しS95、点火器にON指示しS96、バ
ーナに着火したことを判別する熱起電力があるか「TC
起電力有り?」判別しS97、無い場合は7秒経過した
か判別しS98、7秒経過したら点火器をOFFしてS
99、TCエラーとしてS100、故障判定手段79へ
指示するS101。前記7秒以内に熱起電力が発生した
場合S97、点火器をOFFしてS102、再度熱起電
力があるか判定しS103、熱起電力がある場合2時間
経過したかを判定しS104、2時間経過した場合消火
指示を行うS105。また熱起電力が無くなった場合S
103、TCエラー処理に行くS100。
【0077】また、点火指示でない場合S79、消火動
作か判定しS106、消火動作でない場合は火力変更に
進む(図15に記載)。消火動作の場合まず目的位置を
閉止位置、目的エンコダー位置を閉止位置「100」と
し、パルス数を閉子移動パルスK(現在位置から閉止位
置までのパルス数を算出しKに代入する(図5に示す相
関表参照))S107。そして速度を高速、回転方向を
弱方向としS108、ランプをoff指示しS109、
エンコーダー位置が「弱〜中弱」の位置にあるか判定し
S110、その場合はモーター速度を微速にしS11
1、そうでない場合は高速に指示するS112。
【0078】その後、駆動制御部58内の省電力化判定
手段(75)S113とモーター速度制御手段(76)
S114を介し、モーターICを介してパルスを出力し
S115、モーターを回転させモーターに出力したパル
ス数をカウンタでカウント「K=K−1」させるS11
6。パルスカウンタのカウント数が目的位置であるKか
らP手前に達したか「K<P」判定しS117、達した
場合のみエンコーダー35が目的位置である閉止位置
「100」であるか判定しS118、その場合はその時
点のエンコーダー位置のパルス数を0に置換しS11
9、駆動制御部58に消火位置設定が終了であることを
指示するS120。エンコーダー35が目的位置である
閉止位置「100」で無い場合S118、パルスカウン
タが目的パルス数KにP1を減算した値「K<−P1」
でない場合S121、S110に戻りS121、繰り返
す。そうである場合はS121、モーターエラーSUB
に行くS122。(後述) 常に現在位置確認を行っているのは多こんろ使用中に使
用していないこんろの閉止位置を確認し安全を確保する
ためである。また点火位置を中強位置にしているのは中
火点火の目的で点火時の袖火対策の配慮であり強火で急
激な点火で不安感がおこることを解消させるものであ
る。2時間タイマーは消し忘れ防止の隠しタイマーで、
安全性、省エネの配慮を行ったものである。
【0079】点火時、20パルスの出力でエンコーダー
35の位置確認を行っているのは、初動時にトルク不足
で閉子が可動しているかの確認を行うためで、もし閉子
が可動していない場合は後述するトルクアップ電力で回
転させるようにしてあり、当初は低トルクで作動させ電
力を削減しようとする特徴を有するものである。
【0080】次に図6において、強弱方向に繰り返し使
用すると機構のガタつきでパルス数と位置が合致しない
ことが発生することを説明したが、誤差を吸収する手段
のソフト処理を火力変更の前、点火後に1回処理するこ
とにより解消させるその処理内容を図15に記す。
【0081】図15は誤差検出処理を示したもので、速
度を高速、回転方向を強方向としS123、省電力化判
定手段(75)S124とモーター速度制御手段(7
6)S125を介し、パルスを出力させS126、パル
ス数をカウンタでカウントし「N=N+1」S127、
(a1)に数値が代入されていないか確認しS128、
代入されていない場合エンコーダ位置が中強位置(01
0)になったか判定しS129、なるまではS124に
戻り、なった場合そのパルス数を(a)に記憶しS13
0、その時点で目的パルスを(a)+10に変更しS1
31、(a1)に記憶させS132、S124に戻り、
(a1)が0でなくなった場合S128、(a1)=N
になるまでS133、S124とS133を繰り返す。
【0082】(a1)=NになったときS133、回転
方向を弱方向に逆転指示しS134、省電力化手段(7
5)S135とモーター速度制御手段(76)S136
を介し、パルスカウンターでパルス数をカウントし(q
=q+1)S137、エンコーダ位置が中強位置(01
0)になったか判定しS138、なったときのパルス数
を(a2)に記憶しS139、(a3)=(a2)−
(a1)で機器の固有誤差を算出しS140、(a3)
を往復運動時の誤差として記憶させ、逆転させた場合に
毎回加算させ火力調節の精度向上を図るものである。
【0083】上記の操作は点火操作時に1回のみ行うも
ので、この操作により部品バラツキを解消させることが
可能となるものである。また上記は電池電源を使用し、
毎回電源を切る場合の出来事であり、記憶素子を使用し
た場合は、製造時に設定すれば良く、家庭電源であれ
ば、電源投入時に1回行えばよい。
【0084】次に駆動制御部58内の総合作動手段から
火力変更の指示があった場合のこんろ駆動判定手段59
の動作を示すものである。火力変更には5段階火力変更
と、5段階+リニア火力変更の2方法があり図16は5
段階火力変更の場合を示し、図17は5段階+リニア火
力変更の場合を示す。
【0085】図16において、火力変更指示がUPか判
定しS143、UPの場合、現在位置が強位置であれば
受け付けずS144、強位置でない場合は目的位置を現
在火力+1としS145、ランプを1個上に切替え点灯
しS146、図5に基づいて現在のエンコーダ位置から
1個上のエンコーダー位置Eに変更しS147、モータ
ー駆動の出力パルス数Pを選択し「パルス数=現在パル
ス(G)+P」S148、回転方向を強方向に指示する
S149。これが前回回転方向と同一方向か判定しS1
50、同一方向の場合は「目的パルス数=パルス数」と
しS151、同一方向でない場合補正(a3)をパルス
数に加算した値を目的パルス数とするS152。
【0086】速度指示のためエンコーダ位置が弱〜中弱
範囲の時S153、速度を微速に指示しS154、中弱
〜中範囲の時S155低速に指示しS156、中〜中強
範囲の時S157中速に指示しS158、中強〜強の時
S159高速に指示するS160。その後駆動制御部5
8の省電力化手段(75)S161とモーター速度判定
手段(76)S161−1とを介して、モーターにパル
スを出力しS162、エンコーダー35の位置判定とパ
ルス数をカウントしS163、目的パルスよりSパルス
手前の「目的パルス−S<(G)+(a3)+N」を判
定しS164、条件成立時エンコーダ位置Eが指定位置
であるか判定しS165、条件成立時はパルス数を図5
に基づき標準位置に修正しS167、現在の回転方向を
記憶させS168元のフローに戻すS169。条件成立
時S164、エンコーダ位置Eが指定位置で無い場合S
165、パルス数が目的パルスよりSパルスオーバーの
「パルス数+S<(G)+(a3)−N」になったとき
S170、モータエラーSUBに行くS171。
【0087】また、火力変更指示がDOWNの時S17
2、現在位置が弱位置であれば受け付けずS173、弱
位置でない場合目的位置を現在位置−1としS174、
ランプを現行から1個火力を下げた位置に変更しS17
5、図5に基づいて現在のエンコーダ位置から1個下の
エンコーダー位置Eに変更しS176、モーター駆動の
出力パルス数を「パルス数=現在パルス(G)−P」を
選択しS177、回転方向を弱方向に指示するS17
8。これが前回回転方向と同一方向か判定しS179、
同一方向の場合は目的パルス数=パルス数としS18
0、同一方向でない場合補正値(a3)をパルス数に加
算した値を目的パルス数とするS181。
【0088】速度指示のためエンコーダ位置Eが弱〜中
弱範囲の時S182速度を微速に指示しS183、中弱
〜中範囲の時S184低速に指示しS185、中〜中強
範囲の時S186中速に指示しS187、中強〜強の時
S188高速に指示するS189。その後駆動制御部の
省電力化手段S190とモーター速度判定手段S191
を介してモーターにパルスを出力しS192、エンコー
ダ35の位置判定Eとパルス数をカウントしS193、
目的パルス数よりSパルス手前の「目的パルス+S<
(G)+(a3)−N」を判定しS194、条件成立時
エンコーダ位置Eが指定位置であるか判定しS195、
条件成立時はパルス数を図5に基づき標準位置に修正し
S196、現在の回転方向を記憶させS197、もとの
フローに戻すS169。条件成立時エンコーダ位置Eが
指定位置で無い場合S195、パルス数が目的パルス数
よりSオーバーの「目的パルス数−S<(G)+(a
3)−N」になったときS198、モータエラーSUB
に行くS171。
【0089】図17は火力5段階+リニア火力調節の火
力切替内容を示すもので、火力変更が5段切替か判定し
S199、5段切替の場合は、前述図16に示す内容を
実行する(その説明は既述通り)。5段切替でない場
合、すなわちリニア火力変更の場合S200、火力変更
がUP方向の場合S201、現在が強位置か判定しS2
02、強位置の場合は元に戻しS199、そうでない場
合は可動させるパルス数を現在パルスに+X(Xの値は
2〜5の範囲で火力変化が目で解る程度の値で燃焼部位
毎に設定する)加算した値としS203、回転方向を強
方向に指示するS204。これが前回と回転方向が同じ
か判断しS205、同じ場合は目的パルス数=パルス数
としS206、回転方向が異なる場合は目的パルス数=
パルス数+(a3)としS207、パルス数の設定を行
う。ここで(a3)は回転方向を変えたときの機構の遊
びをソフトで解消させるステップ数で前述した内容であ
る。
【0090】可動目的パルス数が決定したら、次はエン
コーダー35の位置が弱〜中弱の範囲の場合S208、
速度を微速S209、中弱から中の範囲の場合S21
0、低速S211、中〜中強の場合S212速度を中速
S213、中速から強の範囲の時S214速度を高速S
215とし、駆動制御部58の省電力化手段(75)S
216とモーター速度判定手段(76)S217を介し
て、モーターにパルスを出力するS218。その後、エ
ンコーダー35の位置とパルスカウンタでパルス数を検
出しS219、目的位置になったらS219−1、火力
のランプに関して弱〜中弱の範囲の場合S220、ラン
プを中弱にS221、中弱から中の範囲の場合S22
2、ランプを中にS223、中〜中強の場合S224、
ランプを中強にS225、中強〜強の範囲の時S22
6、ランプを中強にS227、強の場合S228、ラン
プを強にS229、指示し、火力調節キーが押し続けの
場合はS230、そうでない場合は元のS201に戻
す。ランプの指示の目的は弱位置のランプは弱火力にな
ったときのみ点灯させる最小火力の保証である。
【0091】火力変更がDOWN方向の場合S231、
現在が弱位置か判定しS232、弱位置の場合は元に戻
しS199、そうでない場合は可動させるパルス数を現
在パルスに−X(Xの値は2〜5の範囲で火力変化が目
で解る程度の値で器具毎に設定する)減算した値としS
233、回転方向を弱方向に指示しS234、前回と回
転方向が同じか判断しS235、同じ場合は目的パルス
数=パルス数としS236、回転方向が異なる場合は目
的パルス数=パルス数+(a3)としS237、パルス
数の設定を行う。ここで(a3)は回転方向を変えたと
きの機構の遊びをソフトで解消させるステップ数で前述
した内容である。
【0092】可動目的パルス数が決定したら、次はエン
コーダー35の位置が弱〜中弱の範囲の場合S238速
度を微速S239、中弱から中の範囲の場合S240低
速S241、中〜中強の場合S242速度を中速S24
3、中速から強の範囲の時S244速度を高速としS2
45、駆動制御部58の省電力化手段S246とモータ
ー速度判定手段S247を介して、モーターにパルスを
出力するS248。その後、エンコーダー35の位置と
パルスカウンタでパルス数を検出しS249、目的位置
になったらS249−1、火力のランプに関して弱〜中
弱の範囲の場合S250ランプを弱にS251、中弱か
ら中の範囲の場合S252ランプを中弱にS253、中
〜中強の場合S254ランプを中にS255、中強〜強
の範囲の時S256ランプを中強にS257、強の場合
S258ランプを強にS259、指示し、火力調節キー
が押し続けの場合は230、S201に戻すS230−
1、そうでない場合は元に戻すS230−2。
【0093】尚、ランプの指示の目的は強位置のランプ
は強火力になったときのみ点灯させる最強火力の保証で
ある。
【0094】また、ランプの表示については例えば弱位
置は弱のみのランプの点灯、次の中弱位置は中弱位置の
みの点灯とし、弱と中弱位置の中間の場合は弱ランプと
中弱ランプを点灯させ、中間にあるという表示をさせる
方法は、第2の実施例として有効である。
【0095】上記したことにより火力切替が段階切替と
リニア切替の双方が簡単に可能となり調理目的により選
択可能となるのである。
【0096】特に、リニア火力に変化させるときは、大
まかな火力まで段階火力で選定し、その時点で押し続け
ることにより、リニア火力に変化するため合わせ易さも
向上した。
【0097】次に各こんろの駆動判定部59、60、6
1内にあるモーター誤作動処理の「モーターエラーSU
B」に関して説明する。図18はその概略フローを示し
たもので、モーターエラーが発生しこのルーチンに入っ
たとき、モーター速度を高速にしS260、トルクを最
高に指示しS261、回転方向をエラー処理前と同一に
しS262、目的位置もエラー処理前と同一にしS26
3、駆動制御部58内の省電力化判定手段S264とモ
ーター速度判定手段76S265を介して、モーターに
パルスを出力するS266。このことは通常トルクで作
動しないとき高トルクで再度動作させることを意味して
いる。
【0098】回転方向が強回転の時S267、パルスカ
ウンタでパルスのカウントを行い「N=N+1」S26
8、エンコーダー35の位置検出を行いS269、エン
コーダー35が目的位置か判定しS269、目的位置に
きた場合はパルス数を図5に乗っ取り修正しS270、
元のフローにリターンさせるS271。目的のエンコー
ダ位置が発見できず前回の目的パルス数から所定値Mを
加算した値にNが到達したか「目的パルス+M>N」を
判定しS272、達していない場合はS263に戻り、
達した場合は1回目か判定しS273、1回目の場合は
回転方向を弱方向に逆転させS274、モーター速度を
高速にしS275、トルクを最高に指示しS276、駆
動制御部58内の省電力化判定手段S277とモーター
速度判定手段76S278を介して、モーターにパルス
を出力するS279。
【0099】パルスカウンタ2でパルスをカウントし
「Q=Q+1」S280、Q>10となったときS28
1、モーターの回転を逆転させS282、M=30とし
S283、S263に戻す。このことは逆方向に回転さ
せ、障害物を排除させることを意味する。S263から
同一処理をフローに従って行い、目的エンコーダ位置が
発見できずS269、「目的パルス+M(Mの値は大き
くしてある)>N」を判定しS272、その場合には1
回目か判定しS273、2回目となっているためモータ
ー故障と判定しS284、故障処理に行くS285。
【0100】また、モーター回転が弱方向の時はS26
7、下記の内容が処理の都合上変化するものでその部分
を説明する。先のパルスカウンタでパルスのカウントを
行い「N=N+1」S268が「N=N−1」となりS
286、先の目的パルス数から所定値Mを加算した値に
Nが到達したか「目的パルス+M>N」S272が、
「目的パルス−M<N」となるS287。それ以外は同
一である。これらのことは、一度でモーターを故障と判
定させず通常トルクで作動させ、それでも目的位置が無
いときは更にバックさせて障害物を排除し再度目的位置
に合わせるという配慮をしたものであり、上記したこと
により、モーターエラーが発生した場合、トルク不足や
その原因である初回可動時のグリスの粘着や、シール部
の固着、またこれらを見越した過大トルクで作動させる
無駄な電力消費が解消でき、かつ頻繁に上手く作動しな
いというクレームも解消が可能となるのである。
【0101】上記した火力変更は自動調理モードにも適
用され、自動調理モードと火力調節の関係を図7と図1
9(a)〜(c)、図20、図21を用いて以下に述べ
る。
【0102】左こんろ駆動判定部59内の調理モード選
択とモード選択をしない自動判別調理モードについて説
明する。左こんろ1の場合は、操作パネル5から調理モ
ード指定が有る場合と、無い場合とがあるので、左こん
ろ駆動判定部59の調理モード判定部83は、図19
(a)(b)(c)に示すフローチャートと図20図2
1のように、2通りの処理手順を実行する。
【0103】操作パネル5からの調理モード指定がな
く、左こんろ1の点火操作がなされたときには、図19
(a)(b)(c)に示す処理が実行される。
【0104】図19(a)で温度判定部82は、鍋底温
度センサー2により検出された温度を取り出しS28
8、この温度データを演算処理してS289、演算結果
を調理モード判定部83に入力する。調理モード判定部
83は、演算結果から水物調理であるか否かを判定しS
290、水物調理である場合には、沸騰温度から焦げ付
き防止温度を決定した後S291、焦げ付き防止判定部
84に処理を移行させるS292。
【0105】先のステップS290において水物調理で
ないと判定されたときには、油物調理として決定されS
293、この後、油物調理の過熱を監視するため油物調
理の過熱防止温度が決定された後S294、過熱防止判
定部85に処理を移行させるS295。
【0106】引き続き、上記調理モード判定部83から
処理が移行された各部の処理動作について説明する。
【0107】上記調理モード判定部83の処理手順のス
テップS292から処理が移行された焦げ付き防止判定
部84の処理手順を図19(b)に示す。鍋底温度セン
サー2による検出温度であるセンサー温度について「セ
ンサー温度>焦げ付き防止温度−15℃」の条件判定が
行われS296、この条件成立が初回か否かの判定がな
されるS297。これが初回であったときには、ブザー
などで報知し、初回でないときは、焦げ付き至る状態で
あるが、まだ少し時間を要する状態と考えられるので、
左こんろガス制御部29を弱位置とするための指令信号
を左こんろ駆動判定部59に出力するS299。左こん
ろ駆動判定部59はモーター34により流量制御機構3
3を駆動してガス流量が弱位置となるようにして燃焼火
力を弱める制御を行う。
【0108】次に、焦げ付きタイマーをON動作させS
300、これがX秒経過したか否かを判定してS30
1、X秒経過した後、「センサー温度>焦げ付き防止温
度」の条件判定が行われS302、条件成立であるとき
には焦げ付きと判断できるので、左こんろ駆動判定部5
9の制御により左こんろガス制御部29を閉栓(OF
F)するS303。
【0109】また、ステップS302の判定処理により
「センサー温度>焦げ付き防止温度」の条件が成立しな
い焦げ付き温度以下であるときには、「センサー温度>
焦げ付き防止温度−5℃」の条件判定を行いS304、
条件成立であるときには左こんろ駆動判定部59にガス
制御部33を中火力位置にする指令を出力してS30
5、前記ステップS304の条件判定が成立しなかった
場合と共にステップS296に戻す。
【0110】この焦げ付き防止判定部84の処理動作に
より、鍋底温度センサー2による鍋底温度の検出に基づ
いて水物調理(煮物)における焦げ付きを防止する処理
がなされ、使用者がガス調理器から離れているときに
は、焦げ付きが発生する前に左こんろ1の燃焼を停止さ
せる処理が実行される。
【0111】上記調理モード判定部83の処理手順のス
テップS295から処理が移行された過熱防止判定部8
5の処理手順を図19(c)に示す。
【0112】「センサー温度>過熱防止温度−10℃」
の条件判定がなされS306。この条件判定が成立する
場合には、これが初回であるか否かを判定しS307、
初回であるときにはブザーなどで報知しS308、左こ
んろ駆動判定部59はガス制御部29に弱位置に駆動制
御する指令を出力するS309。先のステップS307
の判定において初回でないときは、ブザー報知すること
なく、このステップS309に移行される。次に、「セ
ンサー温度>過熱防止温度」の条件判定がなされS31
0、条件成立のときには過熱状態であるので、左こんろ
駆動判定部59にガス流量制御部33に閉止させる指令
を出力して終了するS311。
【0113】また、前記ステップS310による条件判
定が成立しなかったときには、「センサー温度<過熱防
止温度−18℃」の条件判定がなされS312、条件成
立するときには左こんろ駆動判定部59にガス制御部2
9を強火力位置に制御する指令を出力してS313、ス
テップS306に処理を戻す。条件成立しないときには
「センサー温度<過熱防止温度−5℃」の条件判定がな
されS314、左こんろ駆動判定部59にガス制御部2
9を中火力位置に制御する指令を出力してS315、ス
テップS306に処理を戻す。
【0114】上記したことにより天ぷらを揚げていて万
一その場を離れた場合の天ぷら油の異常加熱を防止させ
火災の危険を回避できるのである。
【0115】以降調理モード設定を行った場合について
図20、図21で説明する。
【0116】調理モード設定キーで調理モードキー入力
があった場合も先の無かった場合のS288〜S295
のフローを介して、調理モード判定部は、鍋底温度セン
サー2により検出される鍋類の温度及び操作パネル5か
ら入力される調理モード指定に基づいて調理モードを設
定し、水物調理の場合は焦げ付き防止判定部84を、油
物調理の場合は過熱防止判定部85を、湯沸かしの場合
は湯沸かし判定部87を動作させる。また、設定された
各調理モードにおける温度調節は、温度調節判定部86
を動作させて温度管理を実行させる。
【0117】上記調理モード判定部83の処理手順のス
テップS48から処理が移行された天ぷらモードの温度
調節判定部86の処理手順を図23に示す。まず、「セ
ンサー温度>設定温度」の条件判定がなされるS31
6。この条件判定が成立する場合には、これが1回目で
あるか否かを判定しS317、1回目であるときにはブ
ザーなどで報知するS318。続いて、1回目でないと
きと共に、「センサー温度>設定温度+10℃」の条件
判定がなされるS319。この条件が成立するときに
は、左こんろ駆動判定部34にガス制御部29を弱位置
に駆動制御する指令を出力してS320、ステップS3
16に処理を戻す。逆に、条件が成立しないときには、
「センサー温度>設定温度+5℃」の条件判定がなされ
S321、条件が成立するときには、左こんろ駆動判定
部59にガス制御部29を中火力位置に駆動制御する指
令を出力してS322、ステップS316に処理を戻
す。
【0118】また、先のステップS316の処理におい
て、条件が成立しなかったときには、「センサー温度<
設定温度−10℃」の条件判定がなされS323、条件
が成立するときには、左こんろ駆動判定部59にガス制
御部29を強位置に駆動制御する指令を出力しS32
4、条件が成立しないときには、「センサー温度<設定
温度−5℃」の条件判定がなされS325、この条件が
成立するときには、左こんろ駆動判定部59にガス制御
部29を中火力位置に駆動制御する指令を出力してS3
26、ステップS316に処理を戻す。
【0119】上記した内容により、設定した油温に制御
し、天ぷらを揚げるのに適した温度制御で美味しい揚げ
物が出来る器具を提供できることとなる。
【0120】上記調理モード判定部83の処理手順のス
テップS48から処理が移行された湯沸かし判定部87
の処理手順を図24に示す。温度判定部82からの温度
データを取得しS327、これを演算処理してS32
8、この演算結果から60秒前の温度と比較した温度上
昇が2℃以内の状態が連続2回あったか否かが判定され
るS329。湯沸かし温度が沸騰点に達した状態では温
度上昇は少ないので、判定が成立する状態となったとき
には沸騰と判断され、この後、左こんろ駆動判定部59
にガス制御部29を弱位置に駆動制御する指令が出力さ
れS330、タイマーをON動作させてS331計時を
開始し、5分経過をカウントしてS332、5分経過し
たときには自動消火するために、ガス制御部29を閉栓
作動させS333終了する。
【0121】上記した内容により、湯を沸かして自動的
に弱火にして5分間燃焼させカルキを抜いて自動消火さ
せる便利な湯沸かし機能を提供できることとなる。
【0122】上記説明のように、左こんろ1の場合、調
理モード判定部83から始まる各処理手順に伴う左こん
ろ1の燃焼は、左こんろ駆動判定部59により自動制御
される。
【0123】図22は検査モード判定手段77の内容を
示すもので、検査モード判定手段77には検査モード判
定部77−1と、完成品検査実行手段77−2と、部品
検査実行手段77−3とを有し、各種入力が入った場合
検査モード判定部77−1で、部品検査モードか、完成
品検査モードか判定し各々の実行手段を実行し、次段の
各種出力に伝達する。
【0124】図23(a)(b)は、検査モード判定手
段77の検査モード判定部77−1のフローを示したも
ので、2方法の実施例を示す。図23(a)は電池51
の電圧を電圧検出手段57で検出し、電圧判定手段81
で電圧を判定し、その電圧がXVであるか計測しS47
4、その電圧が4V以上であるか判定しS475、4V
未満の場合は通常使用モードとして処理を行いS47
6、4V以上の場合は4.5V以上であるか判定しS4
77、4.5V未満の場合は完成品検査モードとして判
定しS478、完成品検査モードに移行する。4.5V
以上の場合は部品検査モードとしS479、部品検査モ
ードに移行する。図23(b)は電池51の電圧を電圧
検出手段57で検出し、電圧判定手段81で電圧を判定
し、その電圧がXVであるか計測しS480、その電圧
が4V以上であるか判定しS481、4V未満の場合は
通常使用モードとして処理を行いS482、4V以上の
場合はチャイルドロックスイッチがONか判定しS48
3、OFF場合は完成品検査モードとして判定しS48
4、完成品検査モードに移行する。ONの場合は部品検
査モードとしS485、部品検査モードに移行する。
【0125】上記したように検査モード判定部77−1
は電源電圧を判別し、電源電圧やユーザーの使用するス
イッチとの組み合わせでモードを選択するものである。
このことは、器具や回路をさわらず印加電圧やユーザー
の使用するスイッチとの組み合わせで自動的に検査モー
ドにする目的が選択できるという特徴を有し、製造工程
の短縮や余分なスイッチ等を省ける効果がある。
【0126】図24は完成品検査モードの一例のフロー
を示したものである。温度センサー2の抵抗値を温度判
定手段82を介してセンサー温度として取り込みS48
6、完成品検査実行手段77−2内の温度データバイナ
リー交換手段77−4を介して温度データバイナリー変
換を行いS487、表示出力段73にバイナリー出力を
行う。このことにより検査機の受光管でバイナリーデー
タを光読させ現在温度を読みとり良否の判定を検査機で
行える。その後電磁弁検査出力を出しS489、左こん
ろを強状態にしS490、電磁弁をOFF(SVOF
F)にしS491、タイマーをONにしてS492、X
秒経過したか判定しS493(この間に外部試験器で電
磁弁のガス漏れを検出させる)、テストを終了させ消火
状態に戻すS494。
【0127】その後全こんろ検査1を出力しS495、
全こんろOFFにしS496、電磁弁をON(SVO
N)にしてS497、タイマーをONにしてS498、
X秒経過したか判定しS499(この間に全こんろがガ
ス漏れしていないことを外部試験器で確認させる)、テ
ストを終了させ消火状態に戻すS494。
【0128】その後左こんろの点火があるか判定しS5
00、有りの場合は左こんろに点火の駆動指示を行いS
501、続いて強火力位置に指示しS502、タイマー
をONしS503、X秒経過したか判定しS504(こ
の間に外部試験器で強火力時のガスの流量を測定す
る。)、続いて弱火力位置に指示しS505、タイマー
をONしS506、X秒経過したか判定しS507(こ
の間に外部試験器で弱火力時のガスの流量を測定す
る。)、時間経過したら消火指示を行うS508。
【0129】左こんろの点火がない場合S500、右こ
んろの点火があるか判定しS509、有りの場合は右こ
んろに点火の駆動指示を行いS510、続いて強火力位
置に指示しS511、タイマーをONしS512、X秒
経過したか判定しS513(この間に外部試験器で強火
力時のガスの流量を測定する。)、続いて弱火力位置に
指示しS514、タイマーをONしS515、X秒経過
したか判定しS516(この間に外部試験器で弱火力時
のガスの流量を測定する。)、時間経過したら消火指示
を行うS517。
【0130】右こんろの点火がない場合S509、グリ
ルの点火があるか判定しS518、有りの場合はグリル
に点火の駆動指示を行いS519、続いて強火力位置に
指示しS520、タイマーをONしS521、X秒経過
したか判定しS522(この間に外部試験器で強火力時
のガスの流量を測定する。)、続いて弱火力位置に指示
しS523、タイマーをONしS524、X秒経過した
か判定しS525(この間に外部試験器で弱火力時のガ
スの流量を測定する。)、時間経過したら消火指示を行
うS526。
【0131】上記したことにより、製造ラインで印加電
圧を変化させることにより、完成品検査モードとし、自
動的に温度センサー温度を知らせ、電磁弁のガス漏れ、
各ガスコックのガス漏れ、及び各コックの、最大流量
と、最小流量に自動的に測定時間終了後セットし、外部
の試験器で流量測定を行う自動検査を完成品のマイコン
で行うことが出来、品質の確保と検査時間の短縮、工数
削減が図れる事となるのである。
【0132】図25は、部品検査の概略フローを示した
ものである。まず電磁弁検査出力を行いS527、左こ
んろを強にしS528、電磁弁をOFF(SVOFF)
にしS529、タイマーをONにしS530、X秒経過
したか判定しS531(この間に外部検査機で電磁弁の
ガス漏れを検査する)、外部信号があるか判定しS53
2、有りの場合は、テストを完了させ消火状態とするS
533。
【0133】次に左こんろ検査出力1を出しS534、
左こんろOFFを確認しS535、電磁弁をON(SV
ON)にしS536、タイマーをONにしS537、X
秒経過したか判定しS538(この間に外部試験器で全
コックのガス漏れを検査する)、時間経過後外部信号が
あるか判定しS539、有りの場合は、テストを完了さ
せ消火状態とするS540。
【0134】次に左こんろ検査出力2を出しS541、
左こんろを弱位置にしS542、電磁弁をON(SVO
N)にしS543、タイマーをONにしS544、X秒
経過したか判定しS545(この間に外部試験器で左こ
んろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があ
るか判定しS546、有りの場合は、テストを完了させ
消火状態とするS547。
【0135】次に左こんろ検査出力3を出しS548、
左こんろを中弱位置にしS549、電磁弁をON(SV
ON)にしS550、タイマーをONにしS551、X
秒経過したか判定しS552(この間に外部試験器で左
こんろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号が
あるか判定しS553、有りの場合は、テストを完了さ
せ消火状態とするS554。
【0136】次に左こんろ検査出力4を出しS555、
左こんろを中位置にしS556、電磁弁をON(SVO
N)にしS557、タイマーをONにしS558、X秒
経過したか判定しS559(この間に外部試験器で左こ
んろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があ
るか判定しS560、有りの場合は、テストを完了させ
消火状態とするS561。
【0137】次に左こんろ検査出力5を出しS562、
左こんろを中強位置にしS563、電磁弁をON(SV
ON)にしS564、タイマーをONにしS565、X
秒経過したか判定しS566(この間に外部試験器で左
こんろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号が
あるか判定しS567、有りの場合は、テストを完了さ
せ消火状態とするS568。
【0138】次に左こんろ検査出力6を出しS569、
左こんろを強位置にしS570、電磁弁をON(SVO
N)にしS571、タイマーをONにしS572、X秒
経過したか判定しS573(この間に外部試験器で左こ
んろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があ
るか判定しS574、有りの場合は、テストを完了させ
消火状態とするS575。
【0139】次に右こんろ検査出力1を出しS576、
右こんろOFFを確認しS577、電磁弁をON(SV
ON)にしS578、タイマーをONにしS579、X
秒経過したか判定しS580(この間に外部試験器で右
コックのガス漏れを検査する)、時間経過後外部信号が
あるか判定しS581、有りの場合は、テストを完了さ
せ消火状態とするS582。
【0140】次に右こんろ検査出力2を出しS583、
右こんろを弱位置にしS584、電磁弁をON(SVO
N)にしS585、タイマーをONにしS586、X秒
経過したか判定しS587(この間に外部試験器で右こ
んろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があ
るか判定しS588、有りの場合は、テストを完了させ
消火状態とするS589。
【0141】次に右こんろ検査出力3を出しS590、
右こんろを中弱位置にしS591、電磁弁をON(SV
ON)にしS592、タイマーをONにしS593、X
秒経過したか判定しS594(この間に外部試験器で右
こんろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号が
あるか判定しS595、有りの場合は、テストを完了さ
せ消火状態とするS596。
【0142】次に右こんろ検査出力4を出しS597、
右こんろを中位置にしS598、電磁弁をON(SVO
N)にしS599、タイマーをONにしS600、X秒
経過したか判定しS601(この間に外部試験器で右こ
んろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があ
るか判定しS602、有りの場合は、テストを完了させ
消火状態とするS603。
【0143】次に右こんろ検査出力5を出しS604、
右こんろを中強位置にしS605、電磁弁をON(SV
ON)にしS606、タイマーをONにしS607、X
秒経過したか判定しS608(この間に外部試験器で右
こんろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号が
あるか判定しS609、有りの場合は、テストを完了さ
せ消火状態とするS610。
【0144】次に右こんろ検査出力6を出しS611、
右こんろを強位置にしS612、電磁弁をON(SVO
N)にしS613、タイマーをONにしS614、X秒
経過したか判定しS615(この間に外部試験器で右こ
んろの弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があ
るか判定しS616、有りの場合は、テストを完了させ
消火状態とするS617。
【0145】次にグリル検査出力1を出しS618、グ
リルOFFを確認しS619、電磁弁をON(SVO
N)にしS620、タイマーをONにしS621、X秒
経過したか判定しS622(この間に外部試験器でグリ
ルコックのガス漏れを検査する)、時間経過後外部信号
があるか判定しS623、有りの場合は、テストを完了
させ消火状態とするS624。
【0146】次にグリル検査出力2を出しS625、グ
リルを弱位置にしS626、電磁弁をON(SVON)
にしS627、タイマーをONにしS628、X秒経過
したか判定しS629(この間に外部試験器でグリルの
弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があるか判
定しS630、有りの場合は、テストを完了させ消火状
態とするS631。
【0147】次にグリル検査出力3を出しS632、グ
リルを弱位置にしS633、電磁弁をON(SVON)
にしS634、タイマーをONにしS635、X秒経過
したか判定しS636(この間に外部試験器でグリルの
弱流量の検査をする)、時間経過後外部信号があるか判
定しS637、有りの場合は、テストを完了させ消火状
態としS638、テストを完了するS639。
【0148】上記したことにより、製品の組込マイコン
で、印加電圧を変化させることにより、部品検査モード
と成し、外部の検査装置と相まって、電磁弁のガス漏
れ、個々のコックのガス漏れ、及び個々のコックの指定
位置におけるガスの流量が自動検査可能となり、しか
も、このユニットはそのまま完成品に使用できることか
ら、品質の確保、検査設備の費用削減、自動検査による
工数削減が可能となる。
【0149】図26(a)は故障判定手段79の概略を
示す図であり、電磁弁判定部79−1、温度センサー判
定部79−2、故障判定部79−3からなっている事を
示している。図26(b)は電磁弁判定部79−1の電
子回路の部分図を示したもので、電磁弁を駆動するトラ
ンジスタTr1、トランジスタTr2とマイコンのポー
トA、B、Cの関係を表す図面であり、電源+からトラ
ンジスタTr1のエミッタを通り、同コレクタを通って
トランジスタTr2のエミッタとの交点からマイコンの
Bポートに結線されている。トランジスタTr2のコレ
クタから電磁弁に結線されている。トランジスタTr1
のベースはマイコンのAポート、トランジスタTr2の
ベースはマイコンのCポートに結線されている。
【0150】図27(a)は前記電磁弁判定部79−1
の概略フローを示したもので、電磁弁のON指示があっ
た場合S640、マイコンのAポートをONし、トラン
ジスタTr1のベース電流を流してONし、トランジス
タTr2を0FFにしS641、マイコンのBポートが
Hiレベルであるか確認しS642(トランジスタTr
2が0FFである確認)、そうであればトランジスタT
r1、トランジスタTr2ともOFFにしS645(ト
ランジスタTr1が0FFである確認)、マイコンのB
ポートがLOWレベルであるか確認しS646、そうで
あれば、トランジスタは正常として、トランジスタTr
1、トランジスタTr2をONしS647、電磁弁に電
力を供給し元へ戻すS648。一方S642、S646
で正常でない場合SVエラーとしS643、故障判定部
に進むS644。
【0151】上記したように、電磁弁判定部79−1
は、トランジスタを個々にチェックし双方が正常である
ことを確認し電磁弁に電力を供給し、故障の場合は故障
判定して、次段に進む構成としていることにより安全性
を確保しているのである。
【0152】図27(b)は前記温度センサー判定部7
9−2の概略フローを示したもので、温度センサーを使
用した左こんろが使用中であるか判断しS649、使用
中の場合20秒経過したか判断しS650、経過した場
合温度データを取り込みS651、演算処理しS65
2、その結果が温度センサーの短絡以外にあり得ない温
度の300℃以下か判断しS653、300℃以下の場
合は温度センサーの断線以外にあり得ない温度の−10
℃以上か判断しS654、正常の温度の場合は元に戻す
S655。S653で300℃以上の場合もしくはS6
54で−10℃以下の場合、温度センサーエラーとしS
656、故障判定部へ進むS657。
【0153】上記したように、温度センサーは断線、短
絡していないかを確認し、安全の確保を行っている。
【0154】図28は前記故障判定部79−3の概略フ
ローを示したもので、故障有りと判断したときS65
8、点火キーか判定しS659、その場合は左こんろか
判定しS660、左こんろの場合は左こんろの消火指示
を行いS661、故障表示判定手段74に左こんろ点火
キー不良指示を行うS662。
【0155】一方左こんろでない場合S660、その場
合は右こんろか判定しS663、右こんろの場合は右こ
んろの消火指示を行いS664、故障表示判定手段74
に右こんろ点火キー不良指示を行うS665。
【0156】一方右こんろでない場合S666、その場
合はグリルとしS673、グリルの消火指示を行いS6
67、故障表示判定手段74に右こんろ点火キー不良指
示を行うS668。
【0157】一方点火キーでない場合S659、火力キ
ーか判定しS669、その場合は左こんろか判定しS6
70、左こんろの場合は左こんろの消火指示を行いS6
71、故障表示判定手段74に左こんろ火力キー不良指
示を行うS672。
【0158】一方左こんろでない場合S670、その場
合は右こんろか判定しS673、右こんろの場合は右こ
んろの消火指示を行いS674、故障表示判定手段74
に右こんろ火力キー不良指示を行うS675。
【0159】一方右こんろでない場合S673、その場
合はグリルとしS676、グリルの消火指示を行いS6
77、故障表示判定手段74に右こんろ火力キー不良指
示を行うS678。
【0160】一方火力キーでない場合S669、熱電対
か判定しS679、その場合は左こんろか判定しS68
0、左こんろの場合は左こんろの消火指示を行いS68
1、故障表示判定手段74に左こんろ熱電対不良指示を
行うS682。
【0161】一方左こんろでない場合S680、その場
合は右こんろか判定しS683、右こんろの場合は右こ
んろの消火指示を行いS684、故障表示判定手段74
に右こんろ熱電対不良指示を行うS685。
【0162】一方右こんろでない場合S683、その場
合はグリルとしS686、グリルの消火指示を行いS6
87、故障表示判定手段74にグリル熱電対不良指示を
行うS688。
【0163】一方熱電対でない場合S679、温度セン
サーか判定しS689、その場合は左こんろとしS69
0、左こんろの消火指示を行いS691、故障表示判定
手段74に左こんろ温度センサー不良指示を行うS69
2。
【0164】一方温度センサーでない場合S689、モ
ーターエラーか判定しS693、その場合は左こんろか
判定しS694、全こんろの消火指示を行いS695、
故障表示判定手段74に左こんろモーターエラー不良指
示を行うS696。
【0165】一方左こんろでない場合S694、その場
合は右こんろか判定しS697、全こんろの消火指示を
行いS695、故障表示判定手段74に右こんろモータ
ーエラー不良指示を行うS698。
【0166】一方右こんろでない場合S697、その場
合はグリルとしS699、全こんろの消火指示を行いS
695、故障表示にグリル不良指示を行うS700。
【0167】モーターエラーでない場合S693電磁弁
回路エラーとしてS701、全こんろ消火指示をしS7
02、故障表示判定手段74に電磁弁回路エラー不良指
示を行うS703、その後故障表示判定手段74へいく
S704。
【0168】図29は故障表示判定手段74の概略フロ
ーを示したものである。故障個所が左こんろか判定しS
704、その場合は左こんろの弱火力位置を点滅させS
706、左こんろの故障表示をし、左こんろでない場合
S704、右こんろか判定しS707、右こんろの場合
は右こんろの弱火力位置を点滅させS706、右こんろ
の故障表示をし、右こんろでない場合S707、グリル
か判定しS709、グリルの場合はグリルの弱火力位置
を点滅させS710、グリルの故障表示をし、グリルで
ない場合は、全口消火としS711、全ての弱火力位置
を点滅させS712、器具が使用できない状態であるこ
とを知らせる。
【0169】その後、器具が燃焼状態でないか判定しS
713、使用こんろが無い状態で故障部位は点火キーか
判定しS714、その場合は火力ランプの故障表示1を
バイナリー表示指示するS715(左右こんろの弱以外
の火力ランプを総個数として、合計8個のランプ表示と
成し、故障表示が可能)。
【0170】故障部位が点火キーでない場合S714、
故障部位が火力キーか判定しS716、その場合は火力
ランプの故障表示2をバイナリー表示指示するS71
7。
【0171】故障部位が火力キーでない場合S716、
故障部位が熱電対か判定しS718、その場合は火力ラ
ンプの故障表示3をバイナリー表示指示するS719。
【0172】故障部位が熱電対でない場合S718、故
障部位が温度センサーか判定しS720、その場合は火
力ランプの故障表示4をバイナリー表示指示するS72
1。
【0173】故障部位が温度センサーでない場合S72
0、故障部位がモーターか判定しS722、その場合は
火力ランプの故障表示5をバイナリー表示指示するS7
23。
【0174】故障部位がモーターでない場合S722、
故障部位が電磁弁か判定しS724、その場合は火力ラ
ンプの故障表示6をバイナリー表示指示するS725。
【0175】上記の表示後タイマーをONさせS72
6、2分経過したか判定しS727、その場合は表示を
消灯させる。
【0176】上記したことは、故障部位を火力ランプで
故障個所を弱火力位置で表示し、故障内容を弱以外の火
力ランプを使用して、知らしめるもので、故障時の原因
を知らしめ、サービスの向上を目指すもので、特に7セ
グメント数値表示のない場合の方法として有効である。
【0177】尚、2分経過後消灯させているのは電池の
消耗を極力抑えるためで、家庭用電源を使用している場
合はそのまま表示させても良い。また、火力表示をバイ
ナリー表示としたが、8個の表示が可能で今回の故障表
示の故障部位は6個であり、個々のランプに故障部位を
割り付けることは、本願発明の主旨とするところであ
る。(バイナリー表示を明記したが個々のランプに故障
部位を当てはめるのは省略したものである。但し、マイ
コンポートの関係からバイナリー表示は、同時に点灯さ
せるランプ数が多くなるが個々の割り当て表示の場合、
1個の点灯で故障部位が判明できるため省電力化には効
果があり、一方バイナリー表示では故障部位が多くなる
と数多く表示可能なところが優位である双方の特徴があ
る)。
【0178】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこの実施例の形態に限られるものではな
く、本発明の目的を達成するものであればどのようなも
のであってもよいものである。
【0179】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば次のよ
うな効果が得られる。
【0180】すなわち請求項1記載のガス調理器は、バ
ーナと、このバーナへのガスの流量を制御する流量制御
部と、前記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部
を駆動制御する駆動制御部とを備え、前記駆動制御部は
電圧判定手段と検査モード判定手段を有し、前記電圧判
定手段の判定電圧によって通常使用モードと、検査モー
ドを判定し、検査モードと判定した場合、機器の性能確
認を行う検査モードに自動切替させる構成としてあり、
電圧判定によって検査モードと判定し、機器の性能確認
を行う検査モードに自動切替させるため、完成品状態で
特別な操作や指示をすることなく自動検査が可能とな
り、省力化、自動化が可能となる。
【0181】また請求項2のガス調理器は、バーナと、
このバーナへのガスの流量を制御する流量制御部と、前
記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部を駆動制
御する駆動制御部とを備え、前記駆動制御部は電圧判定
手段と検査モード判定手段を有し、前記電圧判定手段の
判定電圧によって通常使用モードと、検査モードを判定
し、検査モードと判定した場合、更に前記電圧判定手段
の判定電圧の高い中の高低で、完成品の機器の性能確認
を行う完成品検査モードと、前記流量制御部の部品精度
を検査する部品検査モードに自動切替させる構成として
あり、判定電圧の高い中の高低で、完成品の機器の性能
確認を行う完成品検査モードと、流量制御部の部品精度
を検査する部品検査モードに自動切替させるから、更に
詳細な検査項目を器具のマイコンから指示して自動検査
可能となり省力化が図れると共にその器具の特性が、回
路と共に保証できることとなる。
【0182】また請求項3記載のガス調理器は、バーナ
と、このバーナへのガスの流量を制御する流量制御部
と、前記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部を
駆動制御する駆動制御部と、チャイルドロックスイッチ
とを備え、前記駆動制御部は電圧判定手段と検査モード
判定手段を有し、前記電圧判定手段の判定電圧によって
通常使用モードと、検査モードを判定し、検査モードと
判定した場合、更にチャイルドロックスイッチのON−
OFFの区分で、完成品の機器の性能確認を行う完成品
検査モードと、前記流量制御部の部品精度を検査する部
品検査モードに自動切替させる構成としてあり、検査モ
ードと判定した場合、更にチャイルドロックスイッチの
ON−OFFの区分で、完成品の機器の性能確認を行う
完成品検査モードと、流量制御部の部品精度を検査する
部品検査モードに自動切替させることから、更に詳細な
検査項目を器具のマイコンから指示して自動検査可能な
り省力化が図れると共にその器具の特性が、回路と共に
保証できることとなる。
【0183】また請求項4記載のガス調理器の完成品検
査モードは、バーナで加熱される鍋底温度を外部検査機
に発光体を使用して報知する手段を有した構成としてあ
り、また請求項5記載のガス調理器の部品検査モード
は、バーナの火力調節位置に自動設定し、一定時間停止
させもしくは外部信号により次の位置に作動させる流量
検査手段を有した構成としてあり、一定時間停止させも
しくは外部信号により次の位置に作動させることから、
流量検査が自動で複雑な試験装置なしに簡単に出来るこ
ととなる。
【0184】また請求項6記載のガス調理器は、バーナ
と、このバーナへのガスの流量を制御する流量制御部
と、前記流量制御部を駆動する駆動部と、前記駆動部を
駆動制御する駆動制御部と、前記駆動制御部に操作指示
する操作部とを備え、前記駆動制御部は、前記流量制御
部の位置判定を行う位置判定手段と、前記操作部からの
指示により複数の特定のキーを複数回操作することによ
りデモモードと判定するデモモード判定手段と、デモモ
ードと判定した場合に調理モード選択手段を操作せず点
火動作を行うと完成品検査モードの試験内容として、バ
ーナで加熱される鍋底温度センサーの温度を外部検査機
に発光体を使用して報知する手段とを有した構成として
あり、完成品検査が、外部操作でデモモードを設定する
ことにより可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例に於けるガス流量制
御装置を用いたガス調理器の外観を示す斜視図 (b)は同操作部の昭面図
【図2】同ガス流量制御装置の全体構成図
【図3】(a)は同ガス制御ブロックの平面図 (b)は同側断面図
【図4】(a)は同エンコーダーの平面図 (b)は同正面図 (c)は同側面図
【図5】(a)〜(f)は同エンコーダーのパターンと
火力の相関図
【図6】(a)(b)は同ガス制御部の流量制御機構の
ガタつき内容を示す説明図
【図7】同制御部のブロック図
【図8】同点火消火動作の概略フローチャート
【図9】同キー入力判定手段の概略フローチャート
【図10】同キー入力判定手段の概略フローチャート
【図11】同左こんろ用各種調理モードキー入力判定手
段の概略フローチャート
【図12】同デモモードキー入力判定手段の概略フロー
チャート
【図13】同総合作動判定手段の概略フローチャート
【図14】同こんろ駆動判定手段の概略フローチャート
【図15】同誤差検出処理手段の概略フローチャート
【図16】同火力変更判定手段の概略フローチャート
【図17】同火力変更判定手段の概略フローチャート
【図18】同モーター誤作動処理手段の概略フローチャ
ート
【図19】(a)(b)(c)は同自動判別調理モード
の概略フローチャート
【図20】同自動判別調理モードの概略フローチャート
【図21】同自動判別調理モードの概略フローチャート
【図22】同検査モード判定手段のブロック図
【図23】(a)(b)は同検査モード判定手段の概略
フローチャート
【図24】同完成品検査モードの概略フローチャート
【図25】同部品検査モードの概略フローチャート
【図26】(a)(b)は同故障判定手段のブロック図
【図27】(a)(b)は同故障判定手段の概略フロー
チャート
【図28】同故障判定手段の概略フローチャート
【図29】同故障表示判定手段の概略フローチャート
【符号の説明】
1 左こんろ 2 鍋底温度センサー 3 右こんろ 4 グリル 5 操作部 6 左こんろ用点火/消火キー 7 右こんろ用点火/消火キー 8 グリル用点火/消火キー 9 左こんろ用火力調節キー 10 左こんろ用火力調節キー 11 右こんろ用火力調節キー 12 右こんろ用火力調節キー 13 グリル用火力調節キー 14 グリル用火力調節キー 15 左こんろ用火力発光表示体 16 右こんろ用火力発光表示体 17 グリル用火力発光表示体 19 チャイルドロックスイッチ 20 電池収納部 21 熱電対 22 点火プラグ 23 左こんろバーナ 24 制御回路 25 ガス制御ブロック 26 ホースエンド 27 元電磁弁 27−1 リード線 28 ガバナ 29 左こんろガス制御部 30 右こんろガス制御部 31 グリルガス制御部 32 ノズル 33 流量制御部 33−1 コックボデー 33−2 流量制御板 33−3 スライド閉子 33−4 ガス出口 33−5 バネ 33−6 駆動連結軸 33−7 Oリング 34 ステッピングモーター(駆動部) 34−1 駆動連結部 34−2 ピン 34−3 リード線 35 エンコーダー 35−1 基板 35−2 外郭体 35−3 摺動体 35−4 リード線 35−5 集電子 36 右こんろバーナ 37 グリルバーナ 38 点火プラグ 39 調理モード設定キー 40 調理モード設定キー 41 調理モード設定キー 42 調理モード表示ランプ 43 調理モード表示ランプ 44 調理モード表示ランプ 49 ネジ部 50 雌ネジ 51 電池 52 定電圧制御手段 53 左こんろ用モーターIC 54 右こんろ用モーターIC 55 グリル用モーターIC 56 電磁弁出力 57 電圧検出手段 58 駆動制御部 59 左こんろ駆動判定部 60 右こんろ駆動判定部 61 グリル駆動判定部 62 検査モード入出力端子 63 換気連動端子 64 総合作動手段 65 操作と表示ブロック 66 操作と表示ブロックの左コンロ部 67 操作と表示ブロックの右コンロ部 68 操作と表示ブロックのグリル部 69 左こんろ入力キー&表示 70 右こんろ入力キー&表示 71 グリル入力キー&表示 72 キー入力判定手段 73 表示出力段 74 故障表示判定手段 75 省電力化判定手段 76 モーター速度制御手段 77 検査モード判定手段 78 デモモード判定手段 79 故障判定手段 80 換気連動判定手段 81 電圧判定手段 82 温度判定部 83 調理モード判定部 84 焦げ付き防止判定部 85 過熱防止判定部 86 温度調節判定部 87 湯沸かし判定部 88 点火器出力 89 モーターエラーSUB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横畑 光男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永沼 直人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 籠本 佳照 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナと、このバーナへのガスの流量を制
    御する流量制御部と、前記流量制御部を駆動する駆動部
    と、前記駆動部を駆動制御する駆動制御部とを備え、前
    記駆動制御部は電圧判定手段と検査モード判定手段を有
    し、前記電圧判定手段の判定電圧によって通常使用モー
    ドと、検査モードを判定し、検査モードと判定した場
    合、機器の性能確認を行う検査モードに自動切替えさせ
    る構成としたガス調理器。
  2. 【請求項2】バーナと、このバーナへのガスの流量を制
    御する流量制御部と、前記流量制御部を駆動する駆動部
    と、前記駆動部を駆動制御する駆動制御部とを備え、前
    記駆動制御部は電圧判定手段と検査モード判定手段を有
    し、前記電圧判定手段の判定電圧によって通常使用モー
    ドと、検査モードを判定し、検査モードと判定した場
    合、更に前記電圧判定手段の判定電圧の高い中の高低
    で、完成品の機器の性能確認を行う完成品検査モード
    と、前記流量制御部の部品精度を検査する部品検査モー
    ドに自動切替えさせる構成としたガス調理器。
  3. 【請求項3】バーナと、このバーナへのガスの流量を制
    御する流量制御部と、前記流量制御部を駆動する駆動部
    と、前記駆動部を駆動制御する駆動制御部と、チャイル
    ドロックスイッチとを備え、前記駆動制御部は電圧判定
    手段と検査モード判定手段を有し、前記電圧判定手段の
    判定電圧によって通常使用モードと、検査モードを判定
    し、検査モードと判定した場合、更にチャイルドロック
    スイッチのON−OFFの区分で、完成品の機器の性能
    確認を行う完成品検査モードと、前記流量制御部の部品
    精度を検査する部品検査モードに自動切替えさせる構成
    としたガス調理器。
  4. 【請求項4】完成品検査モードは、バーナで加熱される
    鍋底温度を外部検査機に発光体を使用して報知する手段
    を有した請求項2または3記載のガス調理器。
  5. 【請求項5】部品検査モードは、バーナの火力調節位置
    に自動設定し、一定時間停止させもしくは外部信号によ
    り次の位置に作動させる流量検査手段を有した請求項2
    または3記載のガス調理器。
  6. 【請求項6】バーナと、このバーナへのガスの流量を制
    御する流量制御部と、前記流量制御部を駆動する駆動部
    と、前記駆動部を駆動制御する駆動制御部と、前記駆動
    制御部に操作指示する操作部とを備え、前記駆動制御部
    は、前記流量制御部の位置判定を行う位置判定手段と、
    前記操作部からの指示により複数の特定のキーを複数回
    操作することによりデモモードと判定するデモモード判
    定手段と、デモモードと判定した場合に調理モード選択
    手段を操作せず点火動作を行うと完成品検査モードとし
    て、バーナで加熱される鍋底温度センサーの温度を外部
    検査機に発光体を使用して報知する手段とを有したガス
    調理器。
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