JP2000218655A - マイクロレンズアレイ形成用金型の製造方法 - Google Patents

マイクロレンズアレイ形成用金型の製造方法

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JP2000218655A
JP2000218655A JP11026243A JP2624399A JP2000218655A JP 2000218655 A JP2000218655 A JP 2000218655A JP 11026243 A JP11026243 A JP 11026243A JP 2624399 A JP2624399 A JP 2624399A JP 2000218655 A JP2000218655 A JP 2000218655A
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forming
small
holes
concave
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Takeshi Haga
剛 羽賀
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • C03B11/082Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses having profiled, patterned or microstructured surfaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/41Profiled surfaces
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各レンズの曲率の変動を生じないマイクロレ
ンズアレイ形成用金型を提供する。 【解決手段】 マイクロレンズアレイ形成用金型の製造
方法は、貫通孔1aを含む蜂の巣状板1を形成し、所定
の硬化収縮率と所定の粘性を有する液状樹脂2aを貫通
孔1aの各々内に含ませ、その液状樹脂2aを硬化収縮
させることによって貫通孔の各々において硬化樹脂の凹
型自由表面を形成し、複数の凹型自由表面領域を含めて
蜂の巣状板1の主表面を覆うように金属層を厚くめっき
することによって、それらの凹型表面領域が逆転写され
た凸型表面領域の配列を含む金型3Aを形成することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズア
レイの製造方法に関連し、特にマイクロレンズアレイ形
成用金型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7において、特開平7−149528
に開示されたマイクロレンズアレイ形成用金型の製造方
法が概略的な断面図で図解されている。
【0003】まず図7(A)では、たとえばWCを主成
分とする硬質焼結合金材料からなる基台10上に、金型
層11が形成される。金型層11としては、たとえばP
t−Ir合金層がスパッタリング法によって形成され得
る。金型層11上には、フォトレジスト層12が塗布さ
れる。フォトレジスト層12上には、規則的に配列され
た小さな開口13aを含むフォトマスク13が配置され
る。そして、レジスト層12は、フォトマスク13の開
口13aを介して光照射される。
【0004】図7(B)において、マスク13を介して
露光されたレジスト層12が現像されて、マスク13の
開口13aに対応した開口12aが形成される。金型層
11は、レジスト層12の開口12aを介して、Ar+
イオンビームによって所定深さまでドライエッチングさ
れる。
【0005】図7(C)において、ドライエッチング後
に残存するレジスト層12を除去することによって、レ
ジスト層12の開口12aに対応した複数の孔11aの
規則的な配列を含む金型10,11が得られる。
【0006】図8には、図7(C)に示されているよう
な金型10,11が斜視図で表わされている。
【0007】図9においては、図8に示されているよう
な金型を利用してマイクロレンズアレイを形成する方法
が断面図で図解されている。この方法において、マイク
ロレンズアレイ形成用金型10,11に加えて平金型1
4,15が用いられる。この平金型は、マイクロレンズ
アレイ形成用金型の基台10および金型層11にそれぞ
れ対応して、同じ材料で形成された基材14および平金
型層15を含んでいる。
【0008】平金型層15上には加熱されて軟化させら
れたガラス板16が配置され、ガラス板16の上面には
マイクロレンズアレイ形成用金型層11が押圧される。
このとき、金型層11の各孔11a内にガラス板16が
部分的に押し込まれ、各孔11aごとに凸型マイクロレ
ンズ16aが形成される。その結果、複数のマイクロレ
ンズ16aが規則的に配列されたガラス製マイクロレン
ズアレイが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図9に示されているよ
うな金型を用いてガラス製マイクロレンズアレイを形成
する場合、ガラス板16上に形成される凸レンズ16a
の形状は、加熱によるガラス板16の軟化度、表面張
力、および金型の押圧力などに依存して変化する。
【0010】したがって、加工されるガラス板ごとに金
型の押圧力が変動すれば、それに伴ってマイクロレンズ
アレイ板ごにとレンズの形状が変動することになる。
【0011】また、1枚のガラス板の加工においても、
局所的な温度分布の変動が存在すれば、1枚のマイクロ
レンズアレイに含まれるレンズの形状が場所に依存して
変動することになる。
【0012】そこで、本発明は、このような問題を生じ
ることのないマイクロレンズアレイ形成用金型を製造す
る方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
るマイクロレンズアレイ形成用金型の製造方法において
は、規則的に配列された複数の小さな貫通孔を含む蜂の
巣状板を形成し、所定の硬化収縮率と所定の粘性を有す
る液体状樹脂を貫通孔の各々内に含ませ、液体状樹脂を
硬化収縮させることによって貫通孔の各々において硬化
樹脂の凹型自由表面を形成し、複数の小さな凹型表面領
域を含めて蜂の巣状板の主表面を覆うように気相堆積に
よってめっき用金属電極層を形成し、めっき用電極層上
に厚くめっきすることによって凹型表面領域が逆転写さ
れた複数の小さな凸型表面領域の配列を含む金型を形成
することを特徴としている。
【0014】本発明のもう1つの態様によるマイクロレ
ンズアレイ形成用金型の製造方法においては、規則的に
配列された複数の小さな貫通孔を含む蜂の巣状板を形成
し、所定の粘性を有する液体状樹脂を貫通孔の各々内に
含ませ、すべての貫通孔内の液体状樹脂の一方の自由表
面と他方の自由表面との間にガス圧差を生じさせること
によって一方と他方の自由表面をそれぞれ凹型表面と凸
型表面にした状態で樹脂を硬化させ、複数の小さな凹型
または凸型表面領域を含めて蜂の巣状板の主表面を覆う
ように気相堆積によってめっき用金属電極層を形成し、
めっき用電極層上に厚くめっきすることによって凹型ま
たは凸型表面領域が逆転写された複数の小さな凸型また
は凹型表面領域の配列を含む金型を形成することを特徴
としている。
【0015】本発明のさらに他の態様によるマイクロレ
ンズアレイ形成用金型の製造方法においては、規則的に
配列された複数の小さな貫通孔を含む蜂の巣状板を形成
し、その蜂の巣状板の1主面に導電性膜の第1主面を密
着させ、その膜の第1主面側に比べて第2主面側のガス
圧を相対的に大きくすることによる膜の局所的な塑性変
形によって膜の第2主面上で貫通孔に対応して複数の小
さな凹型表面領域を形成し、膜の第2主面上に厚くめっ
きすることによって凹型表面領域が逆転写された複数の
小さな凸型表面領域の配列を含む金型を形成することを
特徴としている。
【0016】本発明のさらに他の態様によるマイクロレ
ンズアレイ形成用金型の製造方法においては、規則的に
配列された複数の小さな貫通孔を含む蜂の巣状板を形成
し、所定の硬化収縮率と所定の粘性を有する液体状樹脂
を貫通孔の各々内に含ませ、液体状樹脂を硬化収縮させ
ることによって貫通孔の各々において硬化樹脂の凹型自
由表面を形成し、複数の小さな凹型表面領域を含めて蜂
の巣状板の主表面を覆うように気相堆積によってめっき
用金属電極層を形成し、めっき用電極層上に厚くめっき
することによって凹型表面領域が逆転写された複数の小
さな凸型表面領域の配列を含む放電加工用電極を形成
し、放電加工用電極を用いて高融点の金属または合金の
表面を加工することによって、放電加工用電極の凸型表
面領域が逆転写された複数の小さな凹型表面領域の配列
を含む金型を形成することを特徴としている。
【0017】本発明のさらに他の態様によるマイクロレ
ンズアレイ形成用金型の製造方法においては、規則的に
配列された複数の小さな貫通孔を含む蜂の巣状板を形成
し、所定の粘性を有する液体状樹脂を貫通孔の各々内に
含ませ、すべての貫通孔内の液体状樹脂の一方の自由表
面と他方の自由表面との間にガス圧差を生じさせること
によって一方と他方の自由表面をそれぞれ凹型表面と凸
型表面にした状態で樹脂を硬化させ、複数の小さな凹型
または凸型表面領域を含めて蜂の巣状板の主表面を覆う
ように気相堆積によってめっき用金属電極層を形成し、
めっき用電極層上に厚くめっきすることによって凹型ま
たは凸型表面領域が逆転写された複数の小さな凸型また
は凹型表面領域の配列を含む放電加工用電極を形成し、
その放電加工用電極を用いて高融点の金属または合金の
表面を加工することによって、放電加工用電極の凸型ま
たは凹型表面領域が逆転写された複数の小さな凹型また
は凸型表面領域の配列を含む金型を形成することを特徴
としている。
【0018】本発明のさらに他の態様によるマイクロレ
ンズアレイ形成用金型の製造方法においては、規則的に
配列された複数の小さな貫通孔を含む蜂の巣状板を形成
し、その蜂の巣状板の1主面に導電性膜の第1主面を密
着させ、その膜の第1主面側に比べて第2主面側のガス
圧を相対的に大きくすることによる膜の局所的な塑性変
形によって膜の第2主面上で貫通孔に対応して複数の小
さな凹型表面領域を形成し、膜の第2主面上に厚くめっ
きすることによって凹型表面領域が逆転写された複数の
小さな凸型表面領域の配列を含む放電加工用電極を形成
し、この放電加工用電極を用いて高融点の金属または合
金の表面を加工することによって、放電加工用電極の凸
型表面領域が逆転写された複数の小さな凹型表面領域の
配列を含む金型を形成することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の1つの実
施の形態によるマイクロレンズアレイ形成用金型の製造
方法が、概略的に図解されている。図1(A)は一部切
断斜視図を表わし、図1(B)〜(D)は断面図を表わ
している。
【0020】まず図1(A)では、規則的に配列された
複数の小さな貫通孔1aを含む蜂の巣状板1が用意され
る。このような蜂の巣状板1は、周知のフォトリソグラ
フィまたはX線リソグラフィを利用して、金属、セラミ
ックス、樹脂などの材料で形成され得る。また、マイク
ロレンズアレイの使用目的などに応じて、貫通孔1aの
形状や寸法や配列が種々に変更され得ることは言うまで
もない。
【0021】図1(B)において、蜂の巣状板1の各貫
通孔1aの各々は、所定の硬化収縮率と所定の粘性を有
する液体状樹脂2aで満たされる。このような樹脂2a
としては、たとえば、5〜20%の硬化収縮率と1万c
ps以下の粘度を有するエポキシ系樹脂やアクリル系樹
脂などが用いられ得る。
【0022】図1(C)においては、蜂の巣状板1の各
貫通孔1a内の液体状樹脂2aが硬化収縮させられて、
小さな円柱状の硬化樹脂2Aになる。円柱状樹脂2Aの
上面と下面は、硬化時の収縮によって、凹型自由表面に
なる。この凹型自由表面の湾曲率は、液状樹脂2aの硬
化収縮率、貫通孔1aの長さ(すなわち板1の厚さ)な
どを選択することによって調節され得る。
【0023】図1(D)において、各貫通孔1a内の円
柱状樹脂2Aの上面の凹型自由表面を含めて、蜂の巣状
板1の上面を覆うように、めっき電極としての電極膜
(図示せず)が形成される。このようなめっき電極用金
属膜としては、たとえば、アルミニウムやチタンなどの
膜がスパッタリングなどによって堆積され得る。その
後、めっき電極上に、たとえばニッケルのような金属層
を厚くめっきすることによって、凹型マイクロレンズア
レイ形成用金型3Aが形成され得る。
【0024】図2において、本発明のもう1つの実施の
形態によるマイクロレンズアレイ形成用金型の製造方法
が、概略的な断面図で図解されている。
【0025】まず図2(A)では、図1(B)の場合に
類似して、蜂の巣状板1の各貫通孔1aの各々が液体状
樹脂2bで満たされる。しかし、液体状樹脂2bは、小
さな硬化収縮率と比較的大きな粘性を有することが好ま
しい。このような液体状樹脂2bとして、たとえば、1
0%以下の小さな硬化収縮率と100cps以上の大き
な粘度を有するエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂などが
用いられ得る。
【0026】図2(B)では、蜂の巣状板1の上面に対
して、矢印Pで示されているように、下面に比べて相対
的に高いガス圧が印加される。なお、この代わりに、蜂
の巣状板1の下面側のガス圧が低減されてもよいことは
言うまでもない。蜂の巣状板1の下面側に比べて相対的
に高い上面側のガス圧Pによって、各貫通孔1a内の液
体状樹脂2bの上面と下面がそれぞれ凹型自由表面と凸
型自由表面とになる。この状態で液体状の各樹脂柱2b
が硬化させられて、硬化樹脂柱2Bに変えられる。樹脂
柱の上面と下面における湾曲面の曲率は、液状樹脂2b
の粘性、ガス圧力差Pなどを選択することによって調節
され得る。
【0027】図2(C)においては、図1(D)の場合
と同様に蜂の巣状板1の上側に厚くめっきすることによ
って、凸型マイクロレンズアレイ形成用金型3Aが形成
され得る。
【0028】他方、図2(D)に示されているように、
蜂の巣状板1の下側に厚くめっきすることによって、凹
型マイクロレンズアレイ形成用金型3Bが形成され得
る。
【0029】図3においては、本発明のさらに他の実施
の形態によるマイクロレンズアレイ形成用金型の製造方
法が概略的な断面図で図解されている。
【0030】まず図3(A)では、導電性膜4が蜂の巣
状板1の上面に密着配置される。このような導電性膜4
としては、たとえば導電性を持たせたLB(ラングミュ
ア−ブロジェット)膜や厚さ10μm以下のアルミニウ
ム箔などが用いられ得る。
【0031】図3(B)においては、図2(B)の場合
に類似して、矢印Pで示されているように、導電性膜4
の上面側のガス圧が下面側に比べて相対的に高められ
る。その相対的ガス圧差Pによって、導電性膜4は貫通
孔1aに対応して局所的に塑性変形を生じ、その塑性変
形した膜4Aの上側に複数の小さな凹型表面領域が形成
される。この凹型表面の湾曲率は、膜4の材質や厚さ、
さらには圧力差Pを選択することによって調節され得
る。
【0032】図3(C)では、導電性膜4A上に厚くめ
っきすることによって、凹型マイクロレンズアレイ形成
用金型3Aが形成され得る。
【0033】図4において、本発明のさらに他の実施の
形態によるマイクロレンズアレイ形成用金型の製造方法
が、概略的な断面図で図解されている。
【0034】図4(A)においては、図1(D)、図2
(C)、または図3(C)に示されているような凹型マ
イクロレンズアレイ形成用金型3Aが放電加工用電極と
して用いられる。金型3Aが放電加工用電極として用い
られる場合、それは、好ましくは銅めっき層として形成
され得る。放電加工用電極3Aは、高融点材料の導電性
板(またはブロック)5の表面を冷却用液体6中で放電
加工するために用いられる。導電性高融点材料として
は、たとえば、モリブデン、タングステン、金属炭化物
焼結材などが用いられ得る。また、冷却用液体6として
は、油や水が用いられ得る。図4(A)に示されている
ような放電加工によって、図5(A)に示されているよ
うに、凸型マイクロレンズアレイ形成用の高融点材料製
金型5Aが得られる。
【0035】図4(B)に示されている放電加工は図4
(A)の場合に類似しているが、図2(D)に示されて
いるような凸型マイクロレンズアレイ形成用金型3Bが
放電加工用電極として用いられることのみにおいて異な
っている。図4(B)に示されているような放電加工に
よって、図5(B)に示されているように、凸型マイク
ロレンズアレイ形成用の高融点材料製金型5Bが得られ
る。
【0036】図5においては、金型を用いてマイクロレ
ンズアレイを形成する方法が、概略的な断面図で図解さ
れている。図5(A)において、めっきによって形成さ
れた金型3Bが用いられる場合、透明樹脂を射出成形す
ることによって、樹脂製の凸型マイクロレンズアレイ7
Aが得られる。他方、図5(A)において高融点材料の
金型5Aが用いられる場合、加熱軟化されたガラス板に
その金型5Aを押圧することによって、ガラス製の凸型
マイクロレンズアレイ7Aが得られる。
【0037】同様に、図5(B)においてめっきによっ
て形成された金型3Aが用いられる場合、透明樹脂を射
出成形することによって、樹脂製の凹型マイクロレンズ
アレイ7Bが得られる。他方、図5(B)において高融
点材料の金型5Bが用いられる場合、加熱軟化されたガ
ラス板にその金型5Bを押圧することによって、ガラス
製の凹型マイクロレンズアレイ7Bが得られる。
【0038】その結果、図6の概略的な斜視図に示され
ているように、凸型または凹型の複数のマイクロレンズ
が規則的に配列された樹脂製またはガラス製のマイクロ
レンズアレイ板7が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上から理解されるように、本発明の製
造方法によって得られた金型を用いることにとよって、
形成されるマイクロレンズアレイ板ごとにレンズの曲面
が変動することはなく、また、1枚のマイクロレンズア
レイに含まれるレンズの形状が場所に依存して変動する
ことが防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態によるマイクロレン
ズアレイ形成用金型の製造方法を説明するための概略図
であり、(A)は一部切断斜視図を表わし、(B)〜
(D)は断面図を表わしている。
【図2】本発明のもう1つの実施の形態によるマイクロ
レンズアレイ形成用金型の製造方法を図解する概略的な
断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施の形態によるマイクロ
レンズアレイ形成用金型を製造する方法を図解する概略
的な断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態によるマイクロ
レンズアレイ形成用金型の製造方法を示す概略的な断面
図である。
【図5】本発明の製造方法によって得られたマイクロレ
ンズアレイ形成用金型を用いてマイクロレンズアレイ板
を形成する過程を示す概略的な断面図である。
【図6】本発明によって得られた金型を用いて形成され
たマイクロレンズアレイ板の一例を示す概略的な斜視図
である。
【図7】先行技術によるマイクロレンズアレイ形成用金
型を製造する方法を図解する概略的な断面図である。
【図8】図7(C)に対応するマイクロレンズアレイ形
成用金型の斜視図である。
【図9】図8の金型を利用してマイクロレンズアレイを
形成する工程を示す概略的な断面図である。
【符号の説明】
1 蜂の巣状板 1a 貫通孔 2a,2b 液状樹脂 2A,2B 硬化樹脂 P ガス圧差 3A,3B めっきによって形成された金型または放電
加工用電極 4 導電性薄膜 4A ガス圧差Pによって局所的に塑性変形された導電
性膜 5 導電性高融点材料 6 冷却用液体 7 金型を用いて形成されたマイクロレンズアレイ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 11:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規則的に配列された複数の小さな貫通孔
    を含む蜂の巣状板を形成し、 所定の硬化収縮率と所定の粘性を有する液体状樹脂を前
    記貫通孔の各々内に含ませ、 前記液体状樹脂を硬化収縮させることによって、前記貫
    通孔の各々において硬化樹脂の凹型自由表面を形成し、
    複数の小さな前記凹型表面領域を含めて前記蜂の巣状板
    の主表面を覆うように、気相堆積によってめっき用金属
    電極層を形成し、 前記電極層上に厚くめっきすることによって、前記凹型
    表面領域が逆転写された複数の小さな凸型表面領域の配
    列を含む金型を形成することを特徴とするマイクロレン
    ズアレイ形成用金型の製造方法。
  2. 【請求項2】 規則的に配列された複数の小さな貫通孔
    を含む蜂の巣状板を形成し、 所定の粘性を有する液体状樹脂を前記貫通孔の各々内に
    含ませ、 すべての前記貫通孔内の前記液体状樹脂の一方の自由表
    面と他方の自由表面との間にガス圧差を生じさせること
    によって前記一方と他方の自由表面をそれぞれ凹型表面
    と凸型表面にした状態で前記樹脂を硬化させ、 複数の小さな前記凹型または凸型表面領域を含めて前記
    蜂の巣状板の主表面を覆うように、気相堆積によってめ
    っき用金属電極層を形成し、 前記電極層上に厚くめっきすることによって、前記凹型
    または凸型表面領域が逆転写された複数の小さな凸型ま
    たは凹型表面領域の配列を含む金型を形成することを特
    徴とするマイクロレンズアレイ形成用金型の製造方法。
  3. 【請求項3】 規則的に配列された複数の小さな貫通孔
    を含む蜂の巣状板を形成し、 前記蜂の巣状板の1主面に導電性膜の第1主面を密着さ
    せ、 前記膜の第1主面側に比べて第2主面側のガス圧を相対
    的に大きくすることによる前記膜の局所的な塑性変形に
    よって、前記膜の第2主面上で前記孔に対応して複数の
    小さな凹型表面領域を形成し、 前記膜の第2主面上に厚くめっきすることによって、前
    記凹型表面領域が逆転写された複数の小さな凸型表面領
    域の配列を含む金型を形成することを特徴とするマイク
    ロレンズアレイ形成用金型の製造方法。
  4. 【請求項4】 規則的に配列された複数の小さな貫通孔
    を含む蜂の巣状板を形成し、 所定の硬化収縮率と所定の粘性を有する液体状樹脂を前
    記貫通孔の各々内に含ませ、 前記液体状樹脂を硬化収縮させることによって、前記貫
    通孔の各々において硬化樹脂の凹型自由表面を形成し、 複数の小さな前記凹型表面領域を含めて前記蜂の巣状板
    の主表面を覆うように気相堆積によってめっき用金属電
    極層を形成し、 前記めっき用電極層上に厚くめっきすることによって、
    前記凹型表面領域が逆転写された複数の小さな凸型表面
    領域の配列を含む放電加工用電極を形成し、 前記放電加工用電極を用いて高融点の金属または合金の
    表面を加工することによって、前記放電加工用電極の前
    記凸型表面領域が逆転写された複数の小さな凹型表面領
    域の配列を含む金型を形成することを特徴とするマイク
    ロレンズアレイ形成用金型の製造方法。
  5. 【請求項5】 規則的に配列された複数の小さな貫通孔
    を含む蜂の巣状板を形成し、 所定の粘性を有する液体状樹脂を前記貫通孔の各々内に
    含ませ、 すべての前記貫通孔内の前記液体状樹脂の一方の自由表
    面と他方の自由表面との間にガス圧差を生じさせること
    によって前記一方と他方の自由表面をそれぞれ凹型表面
    と凸型表面にした状態で前記樹脂を硬化させ、 複数の小さな前記凹型または凸型表面領域を含めて前記
    蜂の巣状板の主表面を覆うように気相堆積によってめっ
    き用金属電極層を形成し、 前記めっき用電極層上に厚くめっきすることによって、
    前記凹型または凸型表面領域が逆転写された複数の小さ
    な凸型または凹型表面領域の配列を含む放電加工用電極
    を形成し、 前記放電加工用電極を用いて高融点の金属または合金の
    表面を加工することによって、前記放電加工用電極の前
    記凸型または凹型表面領域が逆転写された複数の小さな
    凹型または凸型表面領域の配列を含む金型を形成するこ
    とを特徴とするマイクロレンズアレイ形成用金型の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 規則的に配列された複数の小さな貫通孔
    を含む蜂の巣状板を形成し、 前記蜂の巣状板の1主面に導電性膜の第1主面を密着さ
    せ、 前記膜の第1主面側に比べて第2主面側のガス圧を相対
    的に大きくすることによる前記膜の局所的な塑性変形に
    よって、前記膜の第2主面上で前記孔に対応して複数の
    小さな凹型表面領域を形成し、 前記膜の第2主面上に厚くめっきすることによって、前
    記凹型表面領域が逆転写された複数の小さな凸型表面領
    域の配列を含む放電加工用電極を形成し、 前記放電加工用電極を用いて高融点の金属または合金の
    表面を加工することによって、前記放電加工用電極の前
    記凸型表面領域が逆転写された複数の小さな凹型表面領
    域の配列を含む金型を形成することを特徴とするマイク
    ロレンズアレイ形成用金型の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれかの項に記載さ
    れた製造方法によって得られた金型に対して透明樹脂を
    射出成形することによって樹脂製マイクロレンズアレイ
    を形成することを特徴とするマイクロレンズアレイの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4から6のいずれかの項に記載さ
    れた製造方法によって得られた金型を加熱軟化されたガ
    ラス板の表面に押圧することによってガラス製マイクロ
    レンズアレイを形成することを特徴とするマイクロレン
    ズアレイの製造方法。
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