JP2000215620A - デ―タ記録装置およびそのリライト決定方法 - Google Patents

デ―タ記録装置およびそのリライト決定方法

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JP2000215620A
JP2000215620A JP11012142A JP1214299A JP2000215620A JP 2000215620 A JP2000215620 A JP 2000215620A JP 11012142 A JP11012142 A JP 11012142A JP 1214299 A JP1214299 A JP 1214299A JP 2000215620 A JP2000215620 A JP 2000215620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データを正しく再生できなくなるおそれを増加
させずに、リライト率を低減する。 【解決手段】積符号を構成するC1,C2符号が付加さ
れた記録データを記録するデータ記録装置である。1ト
ラック分のデータは96フラグメントで構成され、3フ
ラグメント単位のインターリーブを施してC2(32,
26)符号が生成されている。各フラグメントの2つの
C1系列のデータに関して計算回路82で夫々シンドロ
ームS0〜S5を計算する。検出回路83は、そのシンド
ロームに基づいて、各フラグメント毎に、2つのC1系
列のデータの双方が0エラーであるとき検出信号Sdet1
を出力する。カウンタ84a〜84cは、夫々1トラッ
ク分を構成する96フラグメント毎に、検出信号Sdet1
の個数を誤り訂正符号C2の系列に係る各インターリー
ブ(32フラグメント)内でカウントする。シスコン1
1は、そのカウント値CE1〜CE3に基づいて、リラ
イトの決定をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばDAT
(digital audio tape recorder)を使用したデータレ
コーダ等の記録系に適用して好適なデータ記録装置およ
びそのリライト決定方法に関する。詳しくは、積符号を
構成する第1および第2の誤り訂正符号が付加された記
録データを記録媒体に記録した後にその記録データを再
生し、再生されたデータに関し、第1の誤り訂正符号が
生成されるブロック毎にそのデータの良否を判定すると
共に、データが良であると判定されたブロックの個数を
第2の誤り訂正符号の系列に係るインターリーブ毎にカ
ウントし、そのカウント結果に基づいて上記記録データ
を記録媒体に再記録するか否かを決定することによっ
て、データを正しく再生できなくなるおそれを増加させ
ることなく、リライト率を大幅に改善しようとしたデー
タ記録装置およびそのリライト決定方法等に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおいて、ハードディスク
などに書き込まれたデータを保護するために、例えば1
日に1回これらデータをデータストリーマと呼ばれるデ
ータレコーダに転送して記録することが行われている。
【0003】従来、データレコーダとしては、通常のア
ナログのオーディオテープレコーダが多く用いられてい
た。しかし、このアナログ・オーディオテープレコーダ
では、磁気テープの消費量が極めて多くなり、また、記
録時のデータレートが低いために、データの記録・転送
に時間がかかっていた。さらに、アナログ・オーディオ
テープレコーダでは、高速検索操作ができないため、所
望のデータの頭出しにも時間がかかるという欠点があっ
た。
【0004】そこで、回転ヘッドを用いるヘリカルスキ
ャン型のデジタル・オーディオテープレコーダ(DA
T)をデータレコーダとして使用することが行われてい
る。例えば、DDS3フォーマットにおいては、図8に
示すように、回転ドラムの1回転毎に、一対の回転磁気
ヘッドにより、磁気テープ42上の2本の傾斜トラック
TA,TBを走査して信号の記録再生を行うようになって
いる。
【0005】この場合、1トラックをメインデータ領域
とこのメインデータ領域の両端のマージン領域に分割
し、133シンボルを1フラグメント(ブロック)とし
て96フラグメントに分割する。さらに、1フラグメン
トを、同期信号を記録する1シンボルの第1の区間と、
フラグメントアドレスを記録する1シンボルの第2の区
間と、サブコードを記録する5シンボルの第3の区間
と、ヘッダパリティを記録する2シンボルの第4の区間
と、データを記録する124シンボルの第5の区間に分
割し、メインデータ領域の各フラグメントに、サブコー
ドとフラグメントアドレスをデータと共に記録する。
【0006】各フラグメントの第5の区間に記録するメ
インデータには、図9に示すように、積符号を構成する
誤り訂正符号C2,C1が付加されている。ここで、各
フラグメントの124シンボルのデータ区間には、それ
ぞれ2シンボル単位のインターリーブを施した2つのC
1(62,56)符号(図10参照)を配置する。ま
た、トラック方向に、4フラグメント(4ブロック)単
位のインターリーブを施したC2(32,26)符号を
形成し、誤り訂正符号C2をメインデータ領域の中央に
配置する。
【0007】図11は2シンボル単位のインターリーブ
を施したC1系列のデータ構成を示しており、同一図形
で示した各62シンボルによって1つのC1(62,5
6)符号が構成されている。また、図12は3フラグメ
ント単位のインターリーブを施したC2系列のデータ構
成を示しており、同一図形で示した各32シンボルによ
って1つのC2(32,26)符号が構成されている。
【0008】なお、各フラグメントの第3の区間には、
サブコードとして、メインデータの区切りを示す区切り
情報であるセパレータカウント、記録数を示すレコード
カウント、テープフォーマット上で定義された各領域を
示すエリアID、記録単位の絶対位置を示すフレーム番
号、記録単位数を示すグループカウントやチェックサム
等を記録する。
【0009】また、図13は、上述したデータレコーダ
におけるテープフォーマットを示している。図示のよう
に、磁気テープのローディングとアンローディングを行
うための領域として、リーダテープに続く先頭領域に物
理的なテープ開始位置(PBOT:Physical Beginning of T
ape)から論理的なテープ開始位置(LBOT:Logical Begin
ning of Tape)までのデバイス領域が規定されており、
このデバイス領域の次にリファレンス領域およびシステ
ム領域が設けられている。リファレンス領域は、システ
ム領域にシステムログ(履歴情報)を記録する際の物理
的な基準として使用される。システム領域の次にデータ
を記録するためのデータ領域が設けられ、このデータ領
域の次にEOD(EOD:End of Data)領域が設けらてい
る。
【0010】さらに、図14に示すように、それぞれリ
ファレンス領域,システム領域,データ領域およびEO
D領域からなる2つのパーティションP1,P2を有す
る2パーティション・テープが規定されている。
【0011】ところで、上述したデータレコーダでは、
再生時に磁気テープ42よりデータを正しく再生できる
ようにするため、磁気テープ42に記録データを記録し
た後、その記録データを再生し(リード・アフター・ラ
イト)、再生時にデータを正しく得ることができないお
それがあるときは、上述の記録データを磁気テープ42
に再び記録するリライト機能を備えている。
【0012】図15は、従来のデータレコーダの記録に
係る部分、すなわちマイクロコンピュータを備えてなる
システムコントローラ100と、記録データに信号処理
を施して所定のフォーマットの信号に変換する記録系信
号処理部110と、この記録系信号処理部110から供
給される信号を一対の記録用回転磁気ヘッドにより磁気
テープ42上の傾斜トラックに記録し、また、上記傾斜
トラックに記録されている信号を一対の再生用回転磁気
ヘッドにより再生する記録再生部120と、この記録再
生部120で再生されたデータを利用してリライトをす
るか否かを決定をし、その決定に従って記録系信号処理
部110の動作を制御するリライト機能部130とを示
している。
【0013】記録再生部120は、一対の記録用回転磁
気ヘッドWA,WBが180゜の角度をもって配設される
と共に、一対の再生用回転磁気ヘッドRA,RBが180
゜の角度をもって配設された回転ドラム41を備え、磁
気テープ42を、この回転ドラム41の周囲に約90゜
の各範囲に亘って巻装した状態で、所定の走行速度で走
行させるようになっている。そして、回転ドラム41の
1回転毎に、磁気ヘッドWA,WBや磁気ヘッドRA,RB
により、磁気テープ42上の傾斜トラックTA,TB(図
8参照)を走査して信号の記録再生を行うようになって
いる。ここで、磁気ヘッドWA,RAはそれぞれ+アジマ
スに係る磁気ヘッドであり、磁気ヘッドWB,RBはそれ
ぞれ−アジマスに係る磁気ヘッドである。
【0014】記録系信号処理部110は、記録データを
一時的に蓄積するためのバッファRAM111と、この
バッファRAM111より読み出される記録データが供
給されるインターリーバ112と、このインターリーバ
112でインターリーブ処理されたデータが供給される
C2エンコーダ113と、このC2エンコーダ113で
誤り訂正符号C2が付加されたデータが供給されるC1
エンコーダ114と、このC1エンコーダ114で誤り
訂正符号C1が付加されたデータが供給される8/10
変調回路115と、この8/10変調回路115で10
ビットデータに変換して得られる記録信号が供給される
記録アンプ116とから構成されている。8/10変調
回路115は、C1エンコーダ114より供給されるデ
ータを1バイト単位で8ビットを10ビットに変換し
て、記録信号の直流レベルをほぼ0に保つようにする。
【0015】上述した記録系信号処理部110の動作を
説明する。記録データはバッファRAM111に供給さ
れて蓄積される。そして、バッファRAM111より順
次読み出される記録データは、インターリーバ112で
インターリーブ処理され、その後にC2エンコーダ11
3でトラック方向に対応するデータ列の誤り訂正符号C
2が生成されて付加され、さらにC1エンコーダ114
ではフラグメント(ブロック)毎の誤り訂正符号C1が
生成されて付加される。
【0016】C1エンコーダ114より出力される誤り
訂正符号C2,C1が付加された記録データは、8/1
0変調回路115で8ビットデータより10ビットデー
タに変換され、記録信号としての所定フォーマットの信
号が得られる。そして、この記録信号が記録アンプ11
6を介して記録再生部120に供給され、磁気テープ4
2の傾斜トラックに記録される。
【0017】また、リライト機能部130は、記録再生
部120により磁気テープ42の傾斜トラックから再生
された再生信号が再生アンプ131を介して供給される
10/8復調回路132と、この10/8復調回路13
2で8ビットデータに変換された再生データRDが供給
される0エラー検出/カウント部133と、この0エラ
ー検出/カウント部133で1トラック分を構成する9
6フラグメント毎に得られる0エラーのカウント値CT
0に基づいてリライトするか否かを決定し、その決定に
従って記録系信号処理部110の動作を制御するシステ
ムコントローラ100などからなっている。
【0018】図16は、0エラー検出/カウント部13
3の構成を示している。この0エラー検出/カウント部
133は、10/8復調回路132からの再生データR
Dが供給され、各フラグメントの2つのC1系列のデー
タに関して、それぞれシンドロームS0〜S5を計算する
シンドローム計算回路133aと、このシンドローム計
算回路133aで計算されたシンドロームS0〜S5に基
づいて、各フラグメント毎に2つのC1系列のデータの
双方が0エラーであるか否かを検出し、双方が0エラー
であるときには、データが良であるとして、例えば
「1」レベルの検出信号Sdetを出力する0エラー検出
回路133bと、1トラック分を構成する96フラグメ
ント毎に、0エラー検出回路133bより出力される検
出信号Sdetの個数をカウントして、0エラーのカウン
ト値CT0を得るカウンタ133cとから構成されてい
る。カウンタ133cは、システムコントローラ100
の制御により、1トラック分を構成する各96フラグメ
ントの最初でリセットされる。
【0019】システムコントローラ100は、誤り訂正
符号C2の訂正能力が6シンボルであることから、カウ
ント値CT0が89以下であるときは、対応する傾斜ト
ラックより再生時にデータを正しく得ることができない
おそれがあるとして、その傾斜トラックに記録された記
録データを再び記録するリライトの決定をする。システ
ムコントローラ100は、このようにリライトの決定を
するとき、バッファRAM111の読み出しを制御し、
その記録データより再び記録が行われるようにする。
【0020】上述したリライト機能部130の動作を説
明する。記録再生部120により磁気テープ42上の傾
斜トラックから再生された再生信号は再生アンプ131
を介して10/8復調回路132に供給される。この場
合、図17に示すように、記録再生部120に供給され
て記録される記録信号に対し、対応する再生信号は所定
時間tだけ遅れて再生される。なお、記録信号におい
て、「+」および「−」の部分はそれぞれ回転磁気ヘッ
ドWAおよびWBで記録される1トラック分の記録信号を
示しており、付されている番号はフレーム番号である。
同様に、再生信号において、「+」および「−」の部分
はそれぞれ回転磁気ヘッドRAおよびRBで再生される1
トラック分の再生信号を示しており、付されている番号
はフレーム番号である。
【0021】10/8復調回路131で8ビットデータ
に変換された再生データRDは0エラー検出/カウント
部133に供給される。エラー検出/カウント部133
では、各フラグメントの2つのC1系列のデータに関し
て、それぞれシンドロームS0〜S5が計算され、そのシ
ンドロームS0〜S5に基づいて、各フラグメント毎に2
つのC1系列のデータの双方が0エラーであるか否かが
検出され、双方が0エラーである個数がカウントされ、
1トラック分を構成する96フラグメント毎に0エラー
のカウント値CT0が得られる。
【0022】カウント値CT0はシステムコントローラ
100に供給され、そのカウント値CT0に基づいてリ
ライトするか否かが決定される。すなわち、システムコ
ントローラ100は、カウント値CT0が89以下であ
るときは、対応する傾斜トラックより再生時にデータを
正しく得ることができないおそれがあるとして、その傾
斜トラックに記録された記録データを再び記録するリラ
イトの決定をする。そして、リライトの決定をすると
き、システムコントローラ100は、バッファRAM1
11の読み出しを制御し、その記録データより再び記録
が行われるようにする。
【0023】例えば、フレーム番号=6の再生データよ
り0エラーを検出し、カウント値CT0に基づいてリラ
イトをするか否かの決定をする場合、磁気テープ42上
のトラックパターンは、リライトしないときは図18A
に示すようになり、一方リライトするときは図18Bに
示すようになり、最初のフレーム番号=6に続く、フレ
ーム番号=7〜9のフレームはエキストラフレームとな
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したデータレコー
ダでは、1トラック分を構成する96フラグメントのう
ち2つのC1系列のデータの双方が0エラーであるフラ
グメントの個数が89以下であるときには、リライトを
するようになっている。したがって、リライトされるフ
レーム数が比較的多く、記録容量の減少につながるとい
う問題点があった。
【0025】また、記録用回転磁気ヘッドWA,WBのク
ロッグなどに起因し、磁気テープ42上の傾斜トラック
に新たな記録信号が記録されず、しかも以前の記録信号
が消去されずに残っている状態(「ドロップイン」とい
う)が起きると、実際にはその傾斜トラックより再生時
にデータを正しく再生できないのに、1トラック分を構
成する96フラグメントのうち2つのC1系列のデータ
の双方が0エラーであるフラグメントの個数が89以下
とならずにリライトされなくなるという問題点があっ
た。
【0026】この発明の目的は、データを正しく再生で
きなくなるおそれを増加させることなく、リライト率を
大幅に改善することにある。また、この発明の他の目的
は、ドロップインの発生に起因してデータを正しく再生
できなくなるおそれがあるときは、確実にリライトを実
行することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ記
録装置は、記録データに対し、ブロック毎に積符号を構
成する第1の誤り訂正符号を生成すると共に、所定ブロ
ック単位のインターリーブを施して上記積符号を構成す
る第2の誤り訂正符号を生成し、上記第1および第2の
誤り訂正符号が付加された記録データを記録媒体に記録
するデータ記録装置であって、記録媒体より上記記録さ
れた記録データを再生するデータ再生手段と、このデー
タ再生手段で再生されたデータに関し、ブロック毎に、
そのデータの良否を判定するデータ判定手段と、このデ
ータ判定手段でデータが良である、あるいは良でないと
判定されたブロックの個数を、第2の誤り訂正符号の系
列に係るインターリーブ毎にカウントする第1のカウン
ト手段と、この第1のカウント手段のカウント結果に基
づいて、上記記録データを記録媒体に再記録するか否か
を決定するリライト決定手段とを備えるものである。
【0028】この発明において、記録データに対し、ブ
ロック毎に積符号を構成する第1の誤り訂正符号C1が
生成される。また、記録データに対し、所定ブロック単
位のインターリーブを施して上記積符号を構成する第2
の誤り訂正符号C2が生成される。そして、第1および
第2の誤り訂正符号が付加された記録データが記録媒
体、例えば磁気テープの傾斜トラックに記録される。
【0029】このように記録データが記録媒体に記録さ
れた後に、その記録データが再生される。そして、再生
データに関し、ブロック毎に、そのデータの良否が判定
される。例えば、ブロックのデータにエラーがあるか否
かが判定され、エラーがないときは良であると判定され
る。また例えば、ブロックのデータにエラーがあるか否
か、さらにエラーがあるときには訂正可能であるか否か
が判定され、エラーがないか、あるいはエラーがあって
も訂正可能なときは良であると判定される。
【0030】そして、データが良である、あるいは良で
ないと判定されたブロックの個数が、第2の誤り訂正符
号の系列に係るインターリーブ内でカウントされる。例
えば、1トラック分のデータが96ブロック(96フラ
グメント)で構成され、3ブロック単位のインターリー
ブを施してC2(32,26)符号が生成される場合に
は、第2の誤り訂正符号C2の系列に係る各32ブロッ
ク毎に、カウントされる。
【0031】そして、そのカウント結果に基づいて、記
録データを記録媒体に再記録するか否かが決定される。
例えば、1トラック分のデータが96ブロックで構成さ
れ、3ブロック単位のインターリーブを施してC2(3
2,26)符号が生成される場合には、誤り訂正符号C
2の訂正能力が6シンボルであることから、第2の誤り
訂正符号C2の系列に係る各32ブロック毎の良である
ブロック数のカウント値のいずれかが25以下であると
きのみリライトの決定がなされる。
【0032】このように、データが良である、あるいは
良でないと判定されたブロックの個数を第2の誤り訂正
符号の系列に係るインターリーブ内でカウントし、その
カウント結果に基づいてリライトの決定をすることによ
り、再生時にデータを正しく再生できなくなるおそれを
増加させることなく、リライト率を大幅に改善し、記録
容量の低下を抑えることが可能となる。例えば、1トラ
ック分のデータが96ブロックで構成され、3ブロック
単位のインターリーブを施してC2(32,26)符号
が生成される場合、従来例においてはデータが良でない
ブロックの個数が7以上となるとリライトの決定がなさ
れることになるが、この発明においてはデータが良でな
いブロックの個数が7以下となってもそれが同一インタ
ーリーブ内でなければリライトの決定がなされないこと
となる。また、データの良否を判定する際に、上述した
ように第1の誤り訂正符号系列のデータにその第1の誤
り訂正符号によって訂正可能なエラーがある場合も良で
あると判定することで、上述したリライト率がさらに改
善される。
【0033】また、この発明に係るデータ記録装置にお
いて、データ再生手段で再生されたデータに関し、ブロ
ック毎に、その一部または全部のデータを記録データと
比較してドロップインであるか否かを判定するドロップ
イン判定手段と、このドロップイン判定手段でドロップ
インである、あるいはドロップインでないと判定された
ブロックの個数を、第2の誤り訂正符号系列に係るイン
ターリーブ内でカウントする第2のカウント手段とをさ
らに備え、リライト決定手段は、上記第1のカウント手
段のカウント結果と共に、第2のカウント手段のカウン
ト結果に基づいて、記録データを上記記録媒体に再記録
するか否かを決定するようにしてもよい。
【0034】ドロップインが発生している場合には、実
際にはデータを正しく再生できないのに、データが良で
あると判定されるブロックの個数が少なくならず、リラ
イトされないおそれがある。ドロップインであるときに
は、再生データが記録データと異なっているため、再生
データの一部または全部を記録データと比較することで
ドロップインの判定が行われる。この場合、本来のデー
タ部分の僅かな違いに対しても、そのデータ部分に付加
される第1の誤り訂正符号は大きく変化することから、
この第1の誤り訂正符号の部分のデータを比較すること
で、ドロップインであるか否かの判定を効率よく行うこ
とが可能となる。
【0035】ドロップインである、あるいはドロップイ
ンでないと判定されたブロックの個数が、第2の誤り訂
正符号の系列に係るインターリーブ内でカウントされ
る。そして、データが良である、あるいは良でないと判
定されたブロックの個数のカウント結果と、このドロッ
プインである、あるいはドロップインでないと判定され
たブロックの個数のカウント結果に基づいて、記録デー
タを記録媒体に再記録するか否かが決定される。この場
合、第2の誤り訂正符号C2によって訂正が不可能とな
るときには、リライトの決定がなされる。例えば、1ト
ラック分のデータが96ブロックで構成され、3ブロッ
ク単位のインターリーブを施してC2(32,26)符
号が生成される場合には、第2の誤り訂正符号C2の系
列に係る各32ブロック毎のいずれかで、(ドロップイ
ンであるブロック数)×2+(データが良でないブロッ
ク数)>6となるときは、リライトの決定がなされる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は実施の形態
としてのDATを使用したデータレコーダ10の構成を
示している。このデータレコーダ10は、テープフォー
マットとして、上述したDDS3フォーマット(図8〜
図14参照)を使用するものである。
【0037】このデータレコーダ10は、マイクロコン
ピュータを備えてなるシステムコントローラ11と、外
部とのデータの授受を行うためのインタフェースコント
ローラ20と、このインタフェースコントローラ20を
介して入力されたデータに信号処理を施して所定のフォ
ーマットの信号に変換する記録系信号処理部30と、こ
の記録系信号処理部30から供給される記録信号を磁気
テープ42上の傾斜トラックに記録し、またこの傾斜ト
ラックに記録された信号を再生する記録再生部40と、
この記録再生部40により再生された再生信号に信号処
理を施して、元のデータを再生する再生系信号処理部5
0と、記録再生部40のテープ走行系を制御するトラッ
キング制御部60と、記録再生部40で再生されたデー
タを利用してリライトをするか否かを決定をし、その決
定に従って記録系信号処理部30の動作を制御するリラ
イト機能部80などを備えてなる。
【0038】記録再生部40は、図15に示す記録再生
部120と同様に、一対の記録用回転磁気ヘッドWA,
WBが180゜の角度をもって配設されると共に、一対
の再生用回転磁気ヘッドRA,RBが180゜の角度をも
って配設された回転ドラム41を備え、磁気テープ42
を、この回転ドラム41の周囲に約90゜の各範囲に亘
って巻装した状態で、所定の走行速度で走行させるよう
になっている。そして、回転ドラム41の1回転毎に、
磁気ヘッドWA,WBや磁気ヘッドRA,RBにより、磁気
テープ42上の傾斜トラックTA,TB(図8参照)を走
査して信号の記録再生を行うようになっている。
【0039】インタフェースコントローラ20は、図示
しない外部のホストコンピュータとバス21を介してデ
ータの授受を行い、ホストコンピュータから送られてく
るデータを記録系信号処理部30に供給し、一方再生系
信号処理部50により再生されたデータをホストコンピ
ュータに送るようになっている。
【0040】記録系信号処理部30は、インタフェース
コントローラ20を介して入力されたデータが供給され
るインターリーバ/デインターリーバ71と、このイン
ターリーバ/デインターリーバ71でインターリーブ処
理されたデータが供給されるC2エンコーダ/デコーダ
72と、このC2エンコーダ/デコーダ72で誤り訂正
符号C2が付加されたデータが供給されるC1エンコー
ダ/デコーダ73と、これら各モジュール71〜73に
おける処理を実行する際に必要なバッファメモリとして
のSDRAM(Synchronous DRAM)74と、各モジ
ュール71〜73とSDRAM74との間に介在される
メモリコントローラ75とを有している。
【0041】ここで、C2エンコーダ/デコーダ72
は、トラック方向に対応するデータ列の誤り訂正符号C
2を生成し、この誤り訂正符号C2を各トラックのメイ
ンデータ領域の中央部分に割り当てる。C1エンコーダ
/デコーダ73は、上述のフラグメント(ブロック)毎
の誤り訂正符号C1を生成する。
【0042】また、記録系信号処理部30は、C1エン
コーダ/デコーダ73で誤り訂正符号C1が付加された
データが供給されるサブコード付加回路31と、このサ
ブコード付加回路31でサブコードおよびフラグメント
アドレス(ブロックアドレス)が付加されたメインデー
タが供給されるヘッダパリティ付加回路32と、このヘ
ッダパリティ付加回路32でヘッダパリティが付加され
たメインデータが供給される8/10変調回路33と、
この8/10変調回路33により10ビットデータに変
換されたメインデータが供給される同期信号付加回路3
4と、この同期信号付加回路34でフラグメント毎に同
期信号が付加されたメインデータが供給されるマージン
付加回路35と、このマージン付加回路35によりマー
ジンが付加されたメインデータが供給される記録アンプ
36とを有している。
【0043】サブコード付加回路31で付加されるサブ
コードおよびフラグメントアドレスはサブコード発生部
37より供給される。サブコード発生部37は、第1お
よび第2のサブコード発生回路37a,37bと、シス
テムログ生成回路37cとからなっている。サブコード
発生回路37aは、インタフェースコントローラ20を
介して入力されたデータに基づいて、メインデータの区
切りを示す区切り情報であるセパレータカウントや記録
数を示すレコードカウントなどを発生する。サブコード
発生回路37bは、テープフォーマット上で定義された
各領域を示すエリアID、フレーム番号、記録単位数を
示すグループカウントやチェクサムなどをフラグメント
アドレスと共に自動的に発生する。さらに、システムロ
グ生成回路37cは、上述したテープフォーマットとし
て規定されている各パーティションP1,P2毎のシス
テムログ(履歴情報)を生成する。
【0044】ヘッダパリティ付加回路32は、サブコー
ド付加回路31でメインデータに付加されたサブコード
およびフラグメントアドレスについて、エラー検出のた
めの2シンボルのパリティを生成し、このパリティをメ
インデータに付加する。8/10変調回路33は、ヘッ
ダパリティ付加回路32によりヘッダパリティが付加さ
れたメインデータを1バイト単位で8ビットを10ビッ
トに変換して、記録信号の直流レベルを略々0に保つよ
うにする。
【0045】同期信号付加回路34は、8/10変調回
路33により10ビッドデータに変換されたメインデー
タに1フラグメント(1ブロック)毎に同期信号を付加
する。さらに、マージン付加回路35は、同期信号が付
加されたメインデータに、1トラック毎にマージンを付
加する。このように、マージン付加回路35で1トラッ
ク毎にマージンが付加されたメインデータは、記録アン
プ36を介して記録再生部40に供給される。
【0046】上述した記録系信号処理部30の動作を、
簡単に説明する。インタフェースコントローラ20を介
して入力されたデータは、インターリーバ/デインター
リーバ71でインターリーブ処理される。そして、その
後に、この入力データに対し、C2エンコーダ/デコー
ダ72でトラック方向に対応するデータ列の誤り訂正符
号C2が生成されて付加され、さらにC1エンコーダ/
デコーダ73ではフラグメント毎に誤り訂正符号C1が
生成されて付加される。なお、上述のように、各フラグ
メントには2シンボル単位のインターリーブを施した2
系列のC1(62,56)符号が配置される。
【0047】C1エンコーダ/デコーダ73より出力さ
れる誤り訂正符号C2,C1が付加されたメインデータ
に対し、サブコード付加回路31でサブコードおよびフ
ラグメントアドレスが付加され、さらにヘッダパリティ
付加回路32でそれらに対するパリティも付加される。
このヘッダパリティ付加回路32より出力されるメイン
データは、8/10変調回路33で8ビットデータより
10ビットデータに変換される。
【0048】この10ビットデータに変換されたメイン
データに対し、同期信号付加回路34でフラグメント毎
にその先頭に同期信号が付加され、さらにマージン付加
回路35でトラック毎にメインデータ領域の両側にマー
ジンが付加され、記録信号としての所定フォーマットの
信号が得られる。そして、この記録信号が記録アンプ3
6を介して記録再生部40に供給され、回転磁気ヘッド
WA,WBによって、磁気テープ42の傾斜トラックに記
録される。
【0049】また、再生系信号処理部50は、記録再生
部40により磁気テープ42の傾斜トラックから再生さ
れた再生信号が再生アンプ51を介して供給されるクロ
ック再生回路52と、このクロック再生回路52から再
生データが供給される同期信号検出回路53と、この同
期信号検出回路53から上述の再生データと検出された
同期信号とが供給される10/8復調回路54と、この
10/8復調回路54で8ビットデータに変換された再
生データが供給されるヘッダパリティチェック回路55
と、このヘッダパリティチェック回路55でパリティチ
ェックが行われた再生データが供給されるサブコード分
離回路56とを有している。
【0050】クロック再生回路52は、PLL(phase-
locked loop)回路を使用して構成され、記録再生部4
0から再生アンプ51を介して供給される再生信号より
チャネルビットクロック信号を再生し、その再生クロッ
ク信号に同期した再生データを生成する。同期信号検出
回路53は、上述の再生クロック信号を使用して、クロ
ック再生回路52からの再生データより各フラグメント
の先頭に配置された同期信号を検出する。10/8復調
回路54は、同期信号検出回路53で検出される同期信
号をタイミング基準として10ビットの区切りを見つ
け、再生データを10ビットデータから8ビットデータ
に変換する。
【0051】また、ヘッダパリティチェック回路55で
は、上述の2シンボルのヘッダパリティを用いてメイン
データに付加されたサブコードおよびフラグメントアド
レスのパリティチェックを行う。そして、サブコード分
離回路56では、ヘッダパリティチェック回路55によ
りパリティチェックされた正しいサブコードおよびフラ
グメントアドレスを再生データから分離し、システムコ
ントローラ11などに供給する。
【0052】また、再生系信号処理部50は、サブコー
ド分離回路56でサブコードおよびフラグメントアドレ
スが分離された再生データが供給されるC1エンコーダ
/デコーダ73と、このC1エンコーダ/デコーダ73
で誤り訂正符号C1によって誤り訂正されたメインデー
タが供給されるC2エンコーダ/デコーダ72と、この
C2エンコーダ/デコーダ72で誤り訂正符号C2によ
って誤り訂正されたメインデータが供給され、デインタ
ーリーブ処理をしてインタフェースコントローラ20に
供給するインターリーバ/デインターリーバ71と、こ
れら各モジュール71〜73における処理を実行する際
に必要なバッファメモリとしてのSDRAM74と、各
モジュール71〜73とSDRAM74との間に介在さ
れるメモリコントローラ75とを有している。
【0053】ここで、C1エンコーダ/デコーダ73
は、上述のフラグメント毎に付加されている誤り訂正符
号C1を用いて、各フラグメント毎のメインデータに誤
り訂正処理を施す。また、C2エンコーダ/デコーダ7
2は、上述したようにC1エンコーダ/デコーダ73で
誤り訂正処理が施された各フラグメント毎のメインデー
タについて、メインデータ領域の中央部分に付加されて
いる誤り訂正符号C2を用いて、トラック方向に対応す
るデータ列に誤り訂正処理を施す。
【0054】上述した再生系信号処理部50の動作を、
簡単に説明する。記録再生部40により磁気テープ42
の傾斜トラックから再生された再生信号は再生アンプ5
1を介してクロック再生回路52に供給され、その再生
信号よりクロック信号(チャネルビットクロック信号)
が再生されると共に、その再生クロック信号に同期した
再生データが生成される。そして、この再生データに対
し、同期信号検出回路53で各フラグメントの先頭に付
加された同期信号が検出され、10/8復調回路54で
その検出された同期信号をタイミング基準として8ビッ
トデータへの変換が行われる。
【0055】この8ビットデータに変換された再生デー
タはヘッダパリティチェック回路55に供給され、各フ
ラグメント毎にメインデータに付加されているサブコー
ドおよびフラグメントアドレスについてパリティチェッ
クが行われる。そして、正しいサブコードおよびフラグ
メントアドレスがサブコード分離回路56で分離され、
システムコントローラ11などに供給される。
【0056】サブコード分離回路56でサブコードおよ
びフラグメントアドレスが分離された再生データに対
し、C1エンコーダ/デコーダ73で上述のフラグメン
ト毎に付加されている誤り訂正符号C1を用いて各フラ
グメント毎に誤り訂正処理が行われ、さらにC2エンコ
ーダ/デコーダ72でメインデータ領域の中央部分に付
加されている誤り訂正符号C2を用いてトラック方向の
データ列についての誤り訂正処理が行われる。そして、
C2エンコーダ/デコーダ72より出力される誤り訂正
された再生データは、インターリーバ/デインターリー
バ71でデインターリーブ処理された後に、インタフェ
ースコントローラ20を介してホストコンピュータに送
られる。
【0057】また、トラッキング制御部60は、再生系
信号処理部50からヘッダパリティチェック回路55を
介してフラグメントアドレスが供給されるフラグメント
アドレス検出回路61と、記録再生部40からPGパル
スが供給されるPGパルス検出回路62と、フラグメン
トアドレス検出回路61とPGパルス検出回路62の各
検出出力が供給される時間検出回路63と、この時間検
出回路63の検出出力が供給されるトラッキングサーボ
回路64と、このトラッキングサーボ回路64の出力が
供給されるキャプスタン駆動回路65などからなってい
る。
【0058】このトラッキング制御部60において、検
出回路61は、ヘッダパリティチェック回路55により
パリティチェックされた正しいフラグメントアドレスを
検出し、その検出タイミングを示す検出出力を時間検出
回路63に供給する。また、PGパルス検出回路62
は、記録再生部40から供給される回転ドラム41の回
転位相を示すPGパルスを検出し、その検出タイミング
を示す検出出力を時間検出回路63に供給する。時間検
出回路63は、検出回路61が所定のフラグメントアド
レスを検出したタイミングと検出回路62がPGパルス
を検出したタイミングとの間の時間を検出する。
【0059】ここで、磁気テープ42上の傾斜トラック
を所定の回転位相の回転磁気ヘッドRA,RBで走査した
場合、図2に示すように、トラックのテープエッジから
所定のブロックまでの走査距離は、ジャストトラッキン
グの状態ではLであるのに対し、トラッキングエラーが
あると、そのトラッキングエラーに応じて±Δだけ変化
する。したがって、時間検出回路63により検出される
時間は、ジャストトラッキングの状態における時間から
トラッキングエラーに応じて変化する。
【0060】トラッキングサーボ回路64は、ジャスト
トラッキングの状態における時間を基準時間とし、この
基準時間と時間検出回路63により検出された時間との
時間差、すなわちトラッキングエラーを検出し、そのト
ラッキングエラーが0になるように、記録再生部40の
テープ走行系のキャプスタンモータ(図示せず)を駆動
するキャプスタン駆動回路65を制御する。これによ
り、トラッキング制御用のATFパターンを磁気テープ
に記録することなく、トラッキング制御を行うことがで
きる。
【0061】次に、リライト機能部80について説明す
る。このリライト機能部80は、再生系信号処理部50
のサブコード分離回路56からサブコードおよびフラグ
メントアドレスが分離された再生データRDが供給され
る検出/カウント部81と、この検出/カウント部81
で得られるカウント値CE1〜CE3、CD1〜CD3
に基づいてリライトするか否かを決定し、その決定に従
って記録系信号処理部30の動作を制御するシステムコ
ントローラ11などからなっている。
【0062】図3は、検出/カウント部81の構成を示
している。この検出/カウント部81は、サブコード分
離回路56からの再生データRDが供給され、各フラグ
メントの2つのC1系列のデータに関して、それぞれシ
ンドロームS0〜S5を計算するシンドローム計算回路8
2と、このシンドローム計算回路133aで計算された
シンドロームS0〜S5に基づいて、各フラグメント毎に
2つのC1系列のデータの双方が0エラーであるか否か
を検出し、双方が0エラーであるときには「1」レベル
の検出信号Sdet1を出力する0エラー検出回路83と、
1トラック分を構成する96フラグメント毎に、検出信
号Sdet1の個数を誤り訂正符号C2の系列に係る各イン
ターリーブ(32フラグメント)内でカウントする3つ
のカウンタ84a〜84cとを有している。
【0063】カウンタ84a〜84bは、システムコン
トローラ11の制御により、1トラック分を構成する各
96フラグメントの最初でリセットされる。カウンタ8
4aでは、符号C2の系列(図12に丸図形でシンボル
を図示)に係る32フラグメント内における検出信号S
det1がカウントされてカウント値CE1が得られる。カ
ウンタ84bでは、符号C2の系列(図12に三角図形
でシンボルを図示)に係る32フラグメント内における
検出信号Sdet1がカウントされてカウント値CE2が得
られる。さらに、カウンタ84cでは、符号C2の系列
(図12に四角図形でシンボルを図示)に係る32フラ
グメント内における検出信号Sdet1がカウントされてカ
ウント値CE3が得られる。
【0064】図4は、シンドローム計算回路82および
0エラー検出回路83の構成例を示している。
【0065】シンドローム計算回路82は、各フラグメ
ントを構成する2つのC1系列のうち、第1のC1系列
の再生データより、そのC1系列に係るシンドロームS
0〜S5を計算して求める計算処理部82Aと、第2のC
1系列の再生データより、そのC1系列に係るシンドロ
ームS0〜S5を計算して求める計算処理部82Bとから
構成されている。そして、計算処理部82Aは、シンド
ロームS0〜S5をそれぞれ計算して出力するシンドロー
ムレジスタ91a〜91fを並列的に備えた構成となっ
ている。詳細説明は省略するが、計算処理部82Bも、
計算処理部82Aと同様に構成されている。
【0066】0エラー検出回路83は、計算処理部82
Aで求められる第1のC1系列に係るシンドロームS0
〜S5に基づき、そのC1系列のデータが0エラーであ
るか否かを検出する検出処理部83Aと、計算処理部8
2Bで求められる第2のC1系列に係るシンドロームS
0〜S5に基づき、そのC1系列のデータが0エラーであ
るか否かを検出する検出処理部83Bと、これら検出処
理部83A,83Bより出力される検出信号SD1,S
D2の論理積をとって上述した検出信号Sdet1を得るア
ンド回路83Cとからなっている。
【0067】検出処理部83Aは、第1のC1系列に係
る各8ビットのシンドロームS0〜S5に対し、それぞれ
各ビットを反転した後に論理積をとる6個のアンド回路
92a〜92fと、これらアンド回路92a〜92fの
出力データの論理積をとるアンド回路93とからなって
いる。この場合、第1のC1系列のデータが0エラーで
あるときは、アンド回路93、従って検出処理部83A
より「1」レベルの検出信号SD1が得られる。詳細説
明は省略するが、検出処理部83Bも、上述した検出処
理部83Aと同様に構成される。そして、第2のC1系
列のデータが0エラーであるときは、この検出処理部8
3Bより「1」レベルの検出信号SD2が得られる。よ
って、各フラグメント毎に、第1および第2のC1系列
のデータの双方が0エラーであるときには、アンド回路
83Cより「1」レベルの検出信号Sdet1が得られる。
【0068】また、図3に戻って、検出/カウント部8
1は、サブコード分離回路56からの再生データRDが
供給されると共に、その再生データRDに対応した記録
データWDがメモリコントローラ75を介してSDRA
M74より読み出されて供給され、それら再生データR
Dと記録データWDとを比較することで上述したドロッ
プインを検出する比較回路85と、1トラック分を構成
する96フラグメント毎に、比較回路85より出力され
る検出信号Sdet2の個数を誤り訂正符号C2の系列に係
る各インターリーブ(32フラグメント)内でカウント
する3つのカウンタ86a〜86cとを有している。
【0069】比較回路85は、再生データRDとそれに
対応する記録データWDとが一致しないときは、ドロッ
プインであるとして、「1」レベルの検出信号Sdet2を
出力する。この場合、1フラグメントの124シンボル
のデータ(図8参照)の全てを比較してもよいが、その
一部のデータのみを比較するようにしてもよい。一部の
データとして、例えば誤り訂正符号C1の部分のデータ
が使用される。本来のデータ部分の僅かな違いに対して
も、そのデータ部分に付加される誤り訂正符号C1は大
きく変化することから、この誤り訂正符号C1の部分の
データを比較することで、ドロップインであるか否かの
判定を効率よく行うことができる。
【0070】カウンタ86a〜86bは、システムコン
トローラ11の制御により、1トラック分を構成する各
96フラグメントの最初でリセットされる。カウンタ8
6aでは、符号C2の系列(図12に丸図形でシンボル
を図示)に係る32フラグメント内における検出信号S
det2がカウントされてカウント値CD1が得られる。カ
ウンタ86bでは、符号C2の系列(図12に三角図形
でシンボルを図示)に係る32フラグメント内における
検出信号Sdet2がカウントされてカウント値CD2が得
られる。さらに、カウンタ86cでは、符号C2の系列
(図12に四角図形でシンボルを図示)に係る32フラ
グメント内における検出信号Sdet2がカウントされてカ
ウント値CD3が得られる。
【0071】システムコントローラ11は、誤り訂正符
号C2の訂正能力が6シンボルであることから、カウン
ト値CE1〜CE3,CD1〜CD3に基づいて、誤り
訂正符号C2の系列に係る各32フラグメント毎のいず
れかで、(ドロップインであるフラグメント数)×2+
(データが良でないフラグメント数)>6となるとき
は、対応する傾斜トラックより再生時にデータを正しく
得ることができないおそれがあるとして、その傾斜トラ
ックに記録された記録データを再び記録するリライトの
決定をする。ここで、データが良でないフラグメント数
とは、0エラーであることを示す「1」レベルの検出信
号Sdet1が得られないフラグメントの個数である。シス
テムコントローラ11は、このようにリライトの決定を
するとき、インターリーバ/デインターリーバ71にお
けるSDRAM74からの読み出しを制御し、上述した
ようにリトライの決定がなされた記録データより再び記
録が行われるようにする。
【0072】上述したリライト機能部80の動作を説明
する。記録再生部40において、磁気テープ42の傾斜
トラックに回転磁気ヘッドWA,WBで記録された信号
は、その後に回転磁気ヘッドRA,RBで再生される。こ
の場合、図17に示すように、記録再生部120に供給
されて記録される記録信号に対し、対応する再生信号は
所定時間tだけ遅れて再生される。
【0073】サブコード分離回路56からの再生データ
RDは検出/カウント部81に供給される。検出/カウ
ント部81では、各フラグメントの2つのC1系列のデ
ータに関して、それぞれシンドロームS0〜S5が計算さ
れ、そのシンドロームS0〜S5に基づいて、各フラグメ
ント毎に2つのC1系列のデータの双方が0エラーであ
るか否かが検出される。そして、双方が0エラーである
個数が、誤り訂正符号C2の系列に係る各インターリー
ブ内でカウントされ、1トラック分を構成する96フラ
グメント毎に、各インターリーブ内の0エラーのカウン
ト値CE1〜CE3が得られる。
【0074】また、検出/カウント部81では、再生デ
ータRDとそれに対応する記録データWDとが比較さ
れ、フラグメント毎にドロップインの検出が行われる。
そして、ドロップインの個数が、誤り訂正符号C2の系
列に係る各インターリーブ内でカウントされ、1トラッ
ク分を構成する96フラグメント毎に、各インターリー
ブ内のドロップインのカウント値CD1〜CD3が得ら
れる。
【0075】カウント値CE1〜CE3,CD1〜CD
3はシステムコントローラ11に供給され、そのカウン
ト値CE1〜CE3,CD1〜CD3に基づいて、リラ
イトするか否かが決定される。すなわち、システムコン
トローラ11は、誤り訂正符号C2の系列に係る各32
フラグメント毎のいずれかで、(ドロップインであるフ
ラグメント数)×2+(データが良でないフラグメント
数)>6となるときは、対応する傾斜トラックより再生
時にデータを正しく得ることができないおそれがあると
して、その傾斜トラックに記録された記録データを再び
記録するリライトの決定をする。そして、リライトの決
定をするとき、システムコントローラ11は、インター
リーバ/デインターリーバ71におけるSDRAM74
からの読み出しを制御し、上述したようにリトライの決
定がなされた記録データより再び記録が行われるように
する。例えば、フレーム番号=6の再生データより0エ
ラーを検出し、カウント値CT0に基づいてリライトを
するか否かの決定をする場合、磁気テープ42上のトラ
ックパターンは、リライトしないときは図18Aに示す
ようになり、一方リライトするときは図18Bに示すよ
うになり、最初のフレーム番号=6に続く、フレーム番
号=7〜9のフレームはエキストラフレームとなる。
【0076】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、データが良であると判定されたフラグメントの個
数を第2の誤り訂正符号C2の系列に係るインターリー
ブ内でカウントし、そのカウント結果に基づいてリライ
トの決定をするものであり、データを正しく再生できな
くなるおそれを増加させることなく、リライト率を大幅
に改善し、記録容量の低下を抑えることができる。
【0077】すなわち、従来例においては1トラック分
を構成する96フラグメントのうちデータが良でないフ
ラグメントの個数が7以上となるとリライトの決定がな
される。しかし、本実施の形態においては、ドロップイ
ンの個数を0とするとき、各インターリーブ(32フラ
グメント)毎のいずれかで、データが良でないフラグメ
ントの個数が7以上となるときにリライトの決定がなさ
れる。
【0078】これはバースト(連続)エラーに対して、
次のメリットがある。つまり、従来例では7フラグメン
ト以上の長さの連続エラーがあるとリライトされるが、
本実施の形態では18フラグメント以下の長さのバース
トエラーの場合にはリライトされない。
【0079】また、ランダムエラーに対して、次のメリ
ットがある。従来例におけるリライト率Paは、(1)
式で表される。ただし、Pfはフラグメントエラーレー
トである。
【0080】
【数1】
【0081】一方、本実施の形態におけるリライト率P
bは、(2)式で表される。
【0082】
【数2】
【0083】図5は、フラグメントエラーレートPfと
リライト率Pa,Pbの関係を示している。本実施の形
態においては、従来例と比較して、フラグメントエラー
レートが1×10-2であるときのリライト率は、5桁以
上改善されることがわかる。
【0084】実際の系はバーストエラーとランダムエラ
ーが混在しているので、本実施の形態においては、上述
双方のメリットを得ることができる。
【0085】また、本実施の形態においては、ドロップ
インであると判定されたフラグメントの個数を、第2の
誤り訂正符号の系列に係るインターリーブ毎にカウント
し、データが良であると判定されたフラグメント数のカ
ウント結果と、このドロップインであると判定されたフ
ラグメント数のカウント結果に基づいて、リライトの決
定をするものである。したがって、ドロップインの発生
に起因してデータを正しく再生できなくなるおそれがあ
るときは、確実にリライトを実行させることができる。
【0086】なお、上述実施の形態においては、フラグ
メントのデータにエラーがないとき、そのフラグメント
のデータが良であると判定するものであった。すなわ
ち、検出/カウント部81(図3参照)に、0エラー検
出回路83(図4参照)を使用している。しかし、フラ
グメントのデータにエラーがあっても、そのエラーが第
1の誤り訂正符号C1で訂正可能であるときは、そのフ
ラグメントのデータを良であると判定する構成としても
よい。
【0087】例えば、フラグメントの2つのC1系列の
データがそれぞれ0エラーまたは1エラーであるとき、
そのフラグメントのデータを良であると判定する構成と
する場合、図3に示す検出/カウント部81の0エラー
検出回路83の代わりに、図6に示す0エラー/1エラ
ー検出回路87を使用すればよい。この検出回路87
は、計算処理部82Aで求められる第1のC1系列に係
るシンドロームS0〜S5に基づき、そのC1系列のデー
タが0エラーまたは1エラーであるか否かを検出する検
出処理部87Aと、計算処理部82Bで求められる第2
のC1系列に係るシンドロームS0〜S5に基づき、その
C1系列のデータが0エラーまたは1エラーであるか否
かを検出する検出処理部87Bと、これら検出処理部8
7A,87Bより出力される検出信号SD3,SD4の
論理積をとって検出信号Sdet1を得るアンド回路87C
とからなっている。
【0088】検出処理部87Aは、第1のC1系列に係
る各8ビットのシンドロームS0〜S5を使用した演算を
する4個のガロア体積和演算器94a〜94dと、これ
ら演算器94a〜94dからの8ビットの演算結果に対
し、それぞれ各ビットを反転した後に論理積をとる4個
のアンド回路95a〜95dと、これらアンド回路95
a〜95dの出力データの論理積をとるアンド回路96
とからなっている。この場合、第1のC1系列のデータ
が0エラーまたは1エラーであるときは、アンド回路9
6、従って検出処理部87Aより「1」レベルの検出信
号SD3が得られる。詳細説明は省略するが、検出処理
部87Bも、上述した検出処理部87Aと同様に構成さ
れる。そして、第2のC1系列のデータが0エラーまた
は1エラーであるときは、この検出処理部87Bより
「1」レベルの検出信号SD4が得られる。よって、各
フラグメント毎に、第1および第2のC1系列のデータ
の双方が0エラーまたは1エラーであるときには、アン
ド回路87Cより「1」レベルの検出信号Sdet1が得ら
れる。
【0089】上述したように、フラグメントの2つのC
1系列のデータがそれぞれ0エラーまたは1エラーであ
るとき、そのフラグメントのデータを良であると判定す
る構成とする場合には、ランダムエラーに対して、リラ
イト率Pcは、(3)式で表される。ここで、Psはシ
ンボルエラーレート、Pf1は2エラー以上のフラグメ
ントエラーレートを示している。
【0090】
【数3】
【0091】図7は、フラグメントエラーレートPfと
リライト率Pa,Pcの関係を示しており、リライト率
の大幅改善になっていることがわかる。
【0092】また、図6に示すシンドローム計算回路8
2および0エラー/1エラー検出回路87においては、
第1のC1系列に対応して計算処理部82Aおよび検出
処理部87Aが設けられると共に、第2のC1系列に対
応して計算処理部82Bおよび検出処理部87Bが別個
独立して設けられるものを示したが、計算処理部および
検出処理部を1系統のみとして、第1のC1系列と第2
のC1系列とで時分割的に使用する構成としてもよい。
さらに、計算処理部内のシンドロームレジスタを1個と
して時分割的に使用する構成とすると共に、検出処理部
内のガロア体積和演算器を1個として時分割的に使用す
る構成としてもよい。これにより、回路規模を大幅に低
減することが可能となる。このような回路規模の低減
は、図4に示すシンドローム計算回路82および0エラ
ー検出回路83についても、同様に当てはめることがで
きる。
【0093】また、上述実施の形態では、第1のカウン
ト手段(カウンタ84a〜84c)でデータが良である
フラグメント(ブロック)の個数をカウントする構成と
しているが、逆にデータが良でないフラグメントの個数
をカウントする構成としてもよい。また、同様に、第2
のカウント手段(カウンタ86a〜86c)でドロップ
インであると判定されたフラグメントの個数をカウント
する構成としているが、逆にドロップインでないと判定
されたフラグメントの個数をカウントする構成としても
よい。
【0094】また、上述実施の形態においては、この発
明をDATを使用したデータレコーダに適用したもので
あるが、この発明は、積符号を構成する第1および第2
の誤り訂正符号が付加された記録データを記録媒体に記
録するその他のデータ記録装置に同様に適用することが
できる。
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、積符号を構成する第
1および第2の誤り訂正符号が付加された記録データを
記録媒体に記録した後にその記録データを再生し、再生
されたデータに関し、第1の誤り訂正符号が生成される
ブロック毎にそのデータの良否を判定すると共に、デー
タが良である、あるいは良でないと判定されたブロック
の個数を第2の誤り訂正符号の系列に係るインターリー
ブ内でカウントし、そのカウント結果に基づいて上記記
録データを記録媒体に再記録するか否かを決定するもの
である。したがって、再生時にデータを正しく再生でき
なくなるおそれを増加させることなく、リライト率を大
幅に改善できる。
【0096】また、この発明によれば、ドロップインで
ある、あるいはドロップインでないと判定されたブロッ
クの個数を、第2の誤り訂正符号の系列に係るインター
リーブ毎にカウントし、データが良である、あるいは良
でないと判定されたブロックの個数のカウント結果と、
このドロップインである、あるいはドロップインでない
と判定されたブロックの個数のカウント結果に基づい
て、リライトの決定をするものである。したがって、ド
ロップインの発生に起因してデータを正しく再生できな
くなるおそれがあるときは、確実にリライトを実行させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのDATを使用したデータレ
コーダの構成を示すブロック図である。
【図2】トラッキングエラーの検出原理を説明するため
の図である。
【図3】リライト機能部を構成する検出/カウント部の
構成を示すブロック図である。
【図4】シンドローム計算回路および0エラー検出回路
の構成を示すブロック図である。
【図5】フラグメントエラーレートとリライト率の関係
を示す図である。
【図6】シンドローム計算回路および0エラー/1エラ
ー検出回路の構成を示すブロック図である。
【図7】フラグメントエラーレートとリライト率の関係
を示す図である。
【図8】磁気テープのトラックフォーマット例を示す図
である。
【図9】メインデータの誤り訂正符号の構成を示す図で
ある。
【図10】1フラグメントのデータ部に配される2つの
C1(62,56)符号を示す図である。
【図11】C1系列のデータ構成を示す図である。
【図12】C2系列のデータ構成を示す図である。
【図13】磁気テープのテープフォーマットを示す図で
ある。
【図14】2パーティション・テープのテープフォーマ
ットを示す図である。
【図15】従来のデータレコーダの記録に係る部分の構
成を示すブロック図である。
【図16】0エラー検出/カウント部の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】リード・アフター・ライトのしくみを説明す
るための図である。
【図18】非リライト時、リライト時のトラックパター
ン例を示す図である。
【符号の説明】
10・・・データレコーダ、11・・・システムコント
ローラ、20・・・インタフェースコントローラ、30
・・・記録系信号処理部、40・・・記録再生部、50
・・・再生系信号処理部、60・・・トラッキング制御
部、80・・・リライト機能部、81・・・検出/カウ
ント部、82・・・シンドローム計算回路、83・・・
0エラー検出回路、84a〜84c,86a〜86c・
・・カウンタ、85・・・比較回路、87・・・0エラ
ー/1エラー検出回路
フロントページの続き (72)発明者 阿部 洋之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 陸川 均 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データに対し、ブロック毎に積符号
    を構成する第1の誤り訂正符号を生成すると共に、所定
    ブロック単位のインターリーブを施して上記積符号を構
    成する第2の誤り訂正符号を生成し、上記第1および第
    2の誤り訂正符号が付加された記録データを記録媒体に
    記録するデータ記録装置であって、 上記記録媒体より上記記録された記録データを再生する
    データ再生手段と、 上記データ再生手段で再生されたデータに関し、上記ブ
    ロック毎に、そのデータの良否を判定するデータ判定手
    段と、 上記データ判定手段でデータが良である、あるいは良で
    ないと判定されたブロックの個数を、上記第2の誤り訂
    正符号の系列に係る各インターリーブ内でカウントする
    第1のカウント手段と、 上記第1のカウント手段のカウント結果に基づいて、上
    記記録データを上記記録媒体に再記録するか否かを決定
    するリライト決定手段とを備えることを特徴とするデー
    タ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記データ判定手段は、上記ブロックの
    データにエラーがあるか否かを判定し、エラーのない上
    記ブロックのデータを良であると判定することを特徴と
    する請求項1に記載のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記データ判定手段は、上記ブロックの
    データにエラーがあるか否か、さらにエラーがあるとき
    には訂正可能であるか否かを判定し、エラーがないか、
    あるいはエラーがあっても訂正可能なブロックのデータ
    を良であると判定することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記データ再生手段で再生されたデータ
    に関し、上記ブロック毎に、その一部または全部のデー
    タを対応する上記記録データと比較してドロップインで
    あるか否かを判定するドロップイン判定手段と、 上記ドロップイン判定手段でドロップインである、ある
    いはドロップインでないと判定された上記ブロックのの
    個数を、上記第2の誤り訂正符号系列に係るインターリ
    ーブ毎にカウントする第2のカウント手段とをさらに備
    え、 上記リライト決定手段は、上記第1のカウント手段のカ
    ウント結果と共に、上記第2のカウント手段のカウント
    結果に基づいて、上記記録データを上記記録媒体に再記
    録するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記
    載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 上記一部のデータは、上記第1の誤り訂
    正符号の部分であることを特徴とする請求項4に記載の
    データ記録装置。
  6. 【請求項6】 記録データに対し、ブロック毎に積符号
    を構成する第1の誤り訂正符号を生成すると共に、所定
    ブロック単位のインターリーブを施して上記積符号を構
    成する第2の誤り訂正符号を生成し、上記第1および第
    2の誤り訂正符号が付加された記録データを記録媒体に
    記録した後に、上記記録データを上記記録媒体に再記録
    するか否かを決定するデータ記録装置のリライト決定方
    法であって、 上記記録媒体より上記記録された記録データを再生する
    第1の工程と、 再生されたデータに関し、上記ブロック毎に、そのデー
    タの良否を判定する第2の工程と、 データが良であると判定された上記ブロックの個数を、
    上記第2の誤り訂正符号の系列に係るインターリーブ毎
    にカウントする第3の工程と、 上記第2の工程におけるカウント結果に基づいて、上記
    記録データを上記記録媒体に再記録するか否かを決定す
    る第4の工程とを有することを特徴とするデータ記録装
    置のリライト決定方法。
  7. 【請求項7】 上記再生されたデータに関し、上記ブロ
    ック毎に、その一部または全部のデータを上記記録デー
    タと比較してドロップインであるか否かを判定する第5
    の工程と、 ドロップインであると判定された上記ブロックの個数
    を、上記第2の誤り訂正符号系列に係るインターリーブ
    毎にカウントする第6の工程とをさらに有し、 上記第4の工程では、上記第3の工程におけるカウント
    結果と共に、上記第6の工程におけるカウント結果に基
    づいて、上記記録データを上記記録媒体に再記録するか
    否かを決定することを特徴とする請求項6に記載のデー
    タ記録装置のリライト決定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004234829A (ja) * 2003-01-27 2004-08-19 Hewlett-Packard Development Co Lp デジタル記憶システムの論理データのグループ化
US7831869B2 (en) 2003-01-27 2010-11-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. DDS logical data grouping
JP4939409B2 (ja) * 2005-06-10 2012-05-23 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 誤りを訂正するための装置、方法、及びプログラム

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