JP2000212816A - 容易に装着できる帯とそれに使用する器具 - Google Patents

容易に装着できる帯とそれに使用する器具

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JP2000212816A
JP2000212816A JP11005014A JP501499A JP2000212816A JP 2000212816 A JP2000212816 A JP 2000212816A JP 11005014 A JP11005014 A JP 11005014A JP 501499 A JP501499 A JP 501499A JP 2000212816 A JP2000212816 A JP 2000212816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の帯をそのまま使用して、誰もが、容易
に、美しく装着できるものとする。 【解決手段】 帯の胴廻り2を、手先部分3が太鼓部分
1の頂点4から40〜50cm突出するように、二重に折
り返し、この折り返し端5から2〜8cmの位置で、二重
になった胴廻り2を固定するように、胴廻り2の表に、
ゴム弾性を有する紐からなる環6を取り付け、更に、二
重になった胴廻り2を、太鼓部分1の頂点4から4〜1
0cmの位置で、固定するように、前記胴廻り2の裏面に
ボタン7を取り付ける。ボタン7と環6の取り付け用器
具としては、二重になった胴廻り2を挟持して固定でき
る2種のピンA、Bを使用するのがよい。ピンAの片面
にはボタン7が取り付けられており、ピンBの片面には
ゴム弾性を有する紐からなる環6が取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装着が容易な帯とそれ
に使用する器具に関する。
【0002】
【従来の技術】名古屋帯は、比較的装着しやすいもので
あるが、着物離れが著しい最近では、名古屋帯を直接一
人で結ぶことができない者も多く、折角一本の帯地とし
て製造されたものを、太鼓部分と胴部分に切りわけ、簡
易帯に仕立て直すというようなことがなされることがあ
る。しかし、このような簡易帯では、一本の帯を直接使
用した場合に比較して、変化に乏しく、ボリューム感に
欠ける、単調な着付けしかできないという欠点があっ
た。更に、袋帯は、名古屋帯以上に結び難いとされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる名古
屋帯や袋帯をそのまま使用して、誰もが、容易に、美し
く帯を結ぶことができるものとすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、帯を、全幅
の太鼓部分に対して半幅の胴廻りが直交するように折り
曲げ、前記胴廻りを、手先部分が太鼓部分の頂点から4
0〜50cm突出するように、二重に折り返し、この折り
返し端から2〜8cmの位置で、二重になった胴廻りを固
定するように、胴廻りの表に、ゴム弾性を有する紐から
なる環を取り付け、更に二重になった胴廻りを、太鼓部
分の頂点から4〜10cmの位置で、固定するように、前
記胴廻りの裏面にボタンを取り付け、装着容易なものと
した。
【0005】かかる本発明の帯は、二重になった胴廻り
を胴体に巻きつけ、ゴム弾性を有する紐からなる環にボ
タンを係止することによって、帯を胴体に固定し、その
後、太鼓部分に帯枕に帯あげを掛けたものを当て、太鼓
の山を決め、太鼓の山をおさえ後ろに廻し、太鼓を背中
に乗せて、帯枕の紐を前で結び、太鼓の大きさを決め、
垂れ先を折り上げ、仮ひもで固定し、予め形成した手先
部分を太鼓を通して返し、帯〆をし、帯あげを整え、美
しく、安定した帯結びを完了することができる。
【0006】ゴム弾性ある紐とボタンの係止によって、
胴廻りを胴体に固定するため、安定して定位置に固定で
き、しかも、固定後、任意に、その位置を回転変更する
こともできる。また、手先部分も予め長さを規定できる
ため、非常に扱い易いものとなる。
【0007】ここに、ボタンとは、ゴム弾性ある紐から
なる環を引っかけて固定できるものであればよく、通常
の洋服などに使用するボタンだけでなく、鉤ホック等も
含むものである。
【0008】本発明の帯は、太鼓部分に、両側が開口し
た帯枕支持用のポケットを形成してもよく、該ポケット
に帯枕を入れて使用できるため、太鼓の山が決め易く、
より容易に帯を装着できるものとなる。このポケット
は、どのような素材で形成されてもよいが、ゴム弾性あ
る網状布帛を用いて形成するのが好ましい。
【0009】かかる帯におけるゴム弾性ある紐からなる
環とボタンは、胴廻りの二重部分を固定して確保するよ
うに取り付ける必要があるが、そのための器具として、
二重になった胴廻りを挟持して固定できるピンを二種類
準備するのが好ましい。このピンとしては、例えば、側
面が実質的にU字型、J字型またはη字型等であるバネ
力あるもので、二本の足の間に、胴廻りの二重部分を挟
持できるもの、あるいは、針金や金属板、プラスチック
板等で実質的にW字型、M字型又は櫛型に形成され、中
央部の足と左右の足の間に、胴廻りの二重部分を挟持で
きるもの等がある。
【0010】一方のピンAの片面にボタンを取り付け、
他方のピンBの片面にゴム弾性ある紐からなる環を取り
付けることによって、これらの器具すなわちピンを使用
し、前述の如く、帯の所定の位置にゴム弾性ある紐から
なる環とボタンを取り付け、それらの係止によって、帯
を容易に装着せきるものとすることができる。
【0011】ピンA及びBはそれぞれ2本ずつ準備し、
胴廻りの二重部分を上下から固定し、所定位置にそれぞ
れ一対のボタンとゴム弾性ある紐からなる環が存在する
ようにしてもよく、この場合、より安定した帯の装着が
可能となる。
【0012】なお、ピンA及びBは内面の少なくとも一
部に、帯を傷つけない状態で、滑り止め加工(例えば、
粗面加工や凹凸加工、あるいはゴム板の貼着等)がなさ
れてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一例を、図面に従
って、説明する。図1のピンAおよびBは共に、表面側
が長さ7cm、裏面側が長さ3.5cmである側面が実質的に
J字型の金属製のピンであり、ピンAの表面には、ボタ
ン7が取り付けられており、ピンBの表面にはゴム紐が
環6を形成するように取り付けられている。これらのピ
ンA及びBは、例えば名古屋帯に図2の如く取り付ける
ことにより、名古屋帯の装着を容易とする。
【0014】名古屋帯は、図2のIの如く、全幅の太鼓
部分1に対して半幅の胴廻り2が直交するように折り曲
げられて使用されるものであり、一般に、太鼓部分1の
長さは約110cm、胴廻り2の長さは約225cmに形成
されるが、本発明では、この胴廻り2を、例えば手先部
分3が太鼓部分1の頂点4から約45cm(使用者の胴廻
りの約半分)、一重部分2aとして突出するように、二
重に折り返し、胴廻り2の二重部分2bをピンA及びB
を用いて二箇所で固定する。
【0015】ピンAは、太鼓部分1の頂点4から約7cm
の位置に、ボタン7が胴廻り2の内側に位置するよう
に、二重部分2bを挟持させ、取り付ける。また、ピン
Bは、ピンAの取り付け位置から、使用者の胴廻りに相
当する間隔をあけて、ゴム紐の環6が胴廻り2の表面側
に位置するように、二重部分2bを挟持させ、取り付け
る。この例では、ピンBは、胴廻り2の折り返し端5か
ら約7cmの位置となっている。また、ピンA及びBは、
それぞれ二本ずつ使用し、胴廻り2の二重部分2bを同
位置で上下から挟持するように取り付けられている(図
2のII及びIII 参照) 。
【0016】更に、この例では、太鼓部分1の裏面に
は、垂れの端から約80cm上方に、左右両側が開口し
た、帯枕支持用のポケット8を形成するように、ゴム弾
性ある網状布帛が装着されている(図2のIII 参照) 。
【0017】このようにピンA及びBを取り付けた帯
は、胴廻り2の二重部分2bを胴体に巻きつけ、ボタン
7をゴム紐の環6に挿入することによって、胴体に安定
して固定される。この状態で、太鼓部分1裏面のポケッ
ト8に帯あげをかけた状態で帯枕を挿入し、太鼓部分1
が背に位置するように、胴廻り2を移動させる。この場
合、胴廻り2は、ボタン7とゴム紐の環6の係止で固定
されているため、身体に負担を掛けることなく、容易
に、回転移動させることができる。
【0018】そこで、太鼓の位置を決め、帯枕の紐を前
で結び、太鼓の大きさを決め、垂れ先を折り上げ、仮ひ
もで固定し、予め形成した手先部分3を太鼓を通して返
し、帯〆をし、帯あげを整え、仮ひもを取り除くことに
より、容易に、美しく、帯結びを完了することができ
る。
【0019】この例では、帯の胴廻り2の二重部分2b
を所定の位置で固定し、ボタン7とゴム紐の環6を装着
するために、ピンA及びBを使用したが、一本の帯の使
用者が限られている場合には、帯の胴廻り2の二重部分
2bを所定の位置で固定し、同時にボタン7とゴム紐の
環6を装着するための手段は、フックや糸によるボタン
7やゴム紐の環6の固定であってもよい。
【0020】次に、図3及び図4にピンA及びBの異な
る例を示す。図3の例では、板バネが3本の足9a、9
b、9cを備えた櫛型に形成されており、その中央の足
9bにそれぞれボタン7とゴム紐の環6が取り付けられ
ているものであり、中央の足9bと左右の足9a、9c
の間に帯の胴廻り2の二重部分2bを挟持できるように
なっている。また、図4の例は、金属棒を側面が逆U字
型となるように折り曲げたもので、先端部はしゃもじ状
に広がり、この先端部裏面に滑り止めの加工がなされて
いるものであり、二本の足9d、9eの間に帯の胴廻り
2の二重部分2bを挟持するようになっている。
【0021】なお、本発明のピンA及びBは、袋帯にも
使用できるが、袋帯の場合も、ボタン7とゴム紐の環6
の取り付け位置は、名古屋帯の場合とほぼ同一でよく、
太鼓部分の、表地垂れ先から約35cmの位置に帯あげを
掛けた枕を置き、太鼓柄の裏面に枕を合わせ二重にし、
耳を合わせ、枕ひもを前で結び、帯あげを仮結びしてお
き、仮ひもで太鼓の大きさを決めるという方法で二重太
鼓に結べばよい。この場合、太鼓部分の表地垂れ先から
約35cmの位置に帯枕支持用のポケット8を形成しても
よい。
【0022】
【発明の効果】本発明では、名古屋帯や袋帯を、単なる
ボタン7と環6の取り付けで、誰もが、非常に容易に装
着できるものとする。胴廻り2を、予め、手先部分3を
残して二重にして固定し、ボタン7と環6の係止で、簡
単に胴体に固定でき、しかも、環6をゴム弾性あるもの
としているため、違和感なく容易に胴廻り2を胴体上で
回転移動することができるので、太鼓の位置決めなども
非常に容易である。なお、ピンA及びBの使用では、使
用者が自分の胴廻りの寸法に合わせて、帯の胴廻りの二
重部分2bの所定位置にピンA及びBを取り付けるだけ
で、二重部分2bは安定して固定され、同時に、その位
置にボタン7と環6を取り付けることができるので、帯
を傷つけることなく、非常に装着し易いものとすること
ができる。本発明のピンA及びBは、このように帯の装
着に非常に有用なものであるが、種々の開口部の閉鎖手
段としても役立つものであり、例えば、スカートやパン
ツのベルト位置(脇開き又は前開き)の係止、ジャケッ
ト類の前開きの係止、袋物の口の閉鎖等にも利用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明で使用する器具の一例を示すもの
で、(I)は正面図、(II) は側面図である。
【図2】図2は、図1の器具の使用状態を示す説明図で
あり、(I)は名古屋帯の表面図、(II) は器具を取り
付けた状態の表面図、(III) は器具を取り付けた状態の
裏面図を示す。
【図3】図3は、本発明で使用する器具の一例を示す正
面図である。
【図4】図4は、本発明で使用する器具の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 太鼓部分 2 胴廻り 2a 一重部分 2b 二重部分 3 手先部分 4 頂点 5 折り返し端 6 環 7 ボタン 8 ポケット 9a、9b、9c、9d、9e 足

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯を、全幅の太鼓部分1に対して半幅の
    胴廻り2が直交するように折り曲げ、前記胴廻り2を、
    手先部分3が太鼓部分1の頂点4から40〜50cm突出
    するように、二重に折り返し、この折り返し端5から2
    〜8cmの位置で、二重になった胴廻り2を固定するよう
    に、胴廻り2の表に、ゴム弾性を有する紐からなる環6
    を取り付け、更に、二重になった胴廻り2を、太鼓部分
    1の頂点4から4〜10cmの位置で、固定するように、
    前記胴廻り2の裏面にボタン7を取り付けたことを特徴
    とする容易に装着できる帯。
  2. 【請求項2】 太鼓部分1に、両側が開口した帯枕支持
    用のポケット8が設けられていることを特徴とする請求
    項1の帯。
  3. 【請求項3】 前記ポケット8がゴム弾性ある網状布帛
    からなることを特徴とする請求項2の帯。
  4. 【請求項4】 帯の二重になった胴廻り2を挟持して固
    定できるピンを二種類含むものであって、一方のピンA
    の片面にはボタン7が取り付けられており、他方のピン
    Bの片面にはゴム弾性を有する紐からなる環6が取り付
    けられていることを特徴とする帯の装着を容易にするた
    めの器具。
  5. 【請求項5】 前記ピンA、Bの内面の少なくとも一部
    に、滑り止め加工がなされていることを特徴とする請求
    項4の器具。
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