JP2000211419A - コンテナ用トレ―ラ - Google Patents

コンテナ用トレ―ラ

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JP2000211419A
JP2000211419A JP11014177A JP1417799A JP2000211419A JP 2000211419 A JP2000211419 A JP 2000211419A JP 11014177 A JP11014177 A JP 11014177A JP 1417799 A JP1417799 A JP 1417799A JP 2000211419 A JP2000211419 A JP 2000211419A
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Fumitaka Okada
文孝 岡田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 走行中はコンテナを車台中央部に移動し、荷
役中はコンテナの後端面を車台後端面と面一となる位置
まで後退させ、コンテナの前端をダンプアップして、荷
物の積み降ろし作業のできる荷役用トレーラを提供す
る。 【解決手段】 メインレールの上部フランジ部上に移動
枠16を、この上に傾動枠15を重ね、移動枠16には
転動部33,36を四隅に設け、又上段の傾動枠15に
は、コンテナの四隅の隅金具と係合する緊締具を設けた
ボルスタを有し、前端のボルスタには昇降装置18に連
結する連結部を有するバルクヘッド29を立設し、後端
のボルスタの左右側端部には下方に支承片を設け、これ
ら支承片と下段の移動枠16の後端の転動部36のロー
ラとを共通の枢軸によって回動自在に連結し、昇降装置
18を伸縮してコンテナが締結された傾動枠15をダン
プアップできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種コンテナの荷
役用トレーラに関し、荷役時にコンテナを移動や傾動し
て荷物の積み降しのできるコンテナ用トレーラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11及び図12を参照してコンテナC
を搭載したトレーラAの基本的構成について説明する。
トレーラAはコンテナ積載部A1とトラクタと連結する
連結部を備えたグースネック部A2とからなり、車台フ
レームは一対のメインフレーム1,1と、これらと直交
する複数のクロスメンバ2とで梯子状に形成され、コン
テナCを積載する部分より一段高くなったグースネック
部A2の左右両側部に一対の伸縮脚3が、下方に向って
垂設されている。また、トレーラAの後端部には後輪二
軸9を備えている。トラクターD(図11)がトレーラ
Aを牽引する場合、トラクターDの連結部に対しトレー
ラA側の車高はグースネック部A2の存在により法令規
定の車高を越えないようにしてある。トラクターDは、
連結部に設けた連結用カプラー5に対し、トレーラAの
連結部に下向きに突設したキングピン4を係止して牽引
する。この種のトレーラには荷台のグースネック部A2
後方のコンテナ積載部A1に各種のコンテナが載置され
る。
【0003】一般に、コンテナには、床部の四隅に緊締
用の隅金具6が配設され、これらをコンテナ載置部A1
の前部と後部に設けた長尺のボルスタ7aと7bの両端
部に設けた緊締具(ツイストロック)8上に載置し、前
記緊締具8の頭部を回動操作してコンテナを緊締又はフ
リーにする。また、トレーラは、伸縮脚3を接地する
と、トラクターから切り離すことができる。走行中はキ
ングピン4をトラクターD側のカプラー5と連結し、伸
縮脚3を上昇させて格納状態に保つ。このように連結部
が荷重を受けることとなるので、カプラー5を第五輪と
称している。
【0004】本出願人は、先に特願平7−123583
号および特願平10−85519号の明細書において、
40フィートコンテナ用の車台フレーム(コンテナシャ
ーシ)を20フィートコンテナ用に兼用させて荷役する
場合、図11に示すように、搭載した20フィートコン
テナの後端とプラットフォームPとの間に段差δを生じ
るため、フォークリフト等が走行できなくなるという問
題を解消するために、新規な渡し板を提案した。
【0005】さらに、最近は規制緩和によりトレーラの
最長軸距が延長されたため、ホイール間距離が長くなっ
た。このため、例えば、トレーラが図1に示すように、
バルクコンテナにあっては、後方の排出口14cから積
荷(バルク)を排出するとき、コンテナの後端とトレーラ
の後端を面一にしないと作業し難いものとなる。
【0006】従来からトレーラの連結総重量GCWは車
両制限令の規定に基づき、車両長d(図1参照)により
決められている。また、トレーラ総重量GVWとして
は、28トン≧GVWと決められていて、コンテナの積
載総重量を大きくするためには、トレーラの重量を軽く
することが要求される。
【0007】ところが、トレーラが二軸の場合には、コ
ンテナをトレーラ後端に載置すると、タイヤが二軸で2
8トンの荷重を受けるため過荷重となる。さりとて二軸
を三軸にすると、第五輪の受けるコンテナ荷重が軽すぎ
て雪道等でスリップする原因となるので、第五輪にカウ
ンターウエイトを置くなどの処置を必要とする。そこ
で、コンテナを前方の第五軸側に寄せて中央寄りに載置
すると、第五軸が9トン、後輪二軸が19トンと、28
トンの荷重を分割して受けることとなり、これにより後
輪二軸の負担が軽減されてバランスが良くなる。
【0008】ここで、コンテナの一例としてバルクコン
テナをとりあげ、以下にバルクコンテナの荷役装置につ
いて説明する。バルクコンテナは、粉粒体の性状に応じ
て円筒状タンク、サイロ状タンク、直方体をなす箱体
等、種々の形状が知られている。図1に示す箱状コンテ
ナは周知のもので、外壁内部に袋状容器14aを収納し
て二重構造に構成されており、各種の粉粒体を充填する
ことができる。積荷(バルク)は粉粒体であるから袋状
容器14aの上部に設けた2つの投入口14bから積み
込まれ、また、内部に充填した粉粒体はトレーラの後端
面に対し面一に設けられた荷箱の排出口14cから輸送
先の貯溜槽へ排出される。
【0009】この種のバルクコンテナを配送先でトレー
ラの荷台上に載置したまま積み降しする方法として、周
知のカーダンパー式(図13(c))あるいはセルフダンプ
式排出方法(図13(a))があるほか、車台に載置された
リフト装置によりコンテナを車台上から地上へ積み降し
するハイリフトカプラ方式(図13(b))がある。以下で
説明する本発明は、車台フレームに固設された昇降装置
により、バルクコンテナの前端をダンプアップするセル
フダンプ式(図13(a))に属するもので、コンテナの傾
斜が積荷の安息角を越えると自動的に排出口(図1の符
号14c参照)から流出し、荷物の積み降しを安全に行
うことができる。
【0010】バルクコンテナの場合は、コンテナを載置
部A1の前方に載置すると(図1)、上記理由のため車台
フレームの後端部が障害になって、配送先の貯溜槽に対
しコンテナが遠のくこことなり作業が困難になる。この
問題は、上記した20フィートコンテナの後方に段差δ
を生じる場合の問題と同じである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、荷
役用トレーラの輸送効率を高めるためには、遊休トレー
ラを各種コンテナに転用することのできる汎用トレーラ
としての機能を付与するとともに、車台フレーム後方の
段差を解消して荷物の積み降ろし作業の便宜を図るこ
と、また、トレーラ自体の軽量化を図り、かつ、コンテ
ナ積載重量を増大させることが要望されている。本発明
は、かかる要望に応えるべく、走行中はコンテナを車台
フレームの中央部に移動させ、荷役中はコンテナの後端
面を車台フレームの後端面と面一となる位置まで後退さ
せるとともに、コンテナの前端をダンプアップして、荷
物の積み降ろし作業の効率を改善することのできるコン
テナの荷役用トレーラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 荷役用トレーラ
における車台フレームの上部フランジ部上に移動枠を、
該移動枠の上に傾動枠を重ねて搭載し、下段の移動枠
は、左右一対の縦梁材と該一対の縦梁材の前端と後端に
固着された横梁材とからなる方形の枠体であって、該枠
体の前後四隅に転動部を配設するとともに、前記枠体前
端の横梁材の中央部に昇降装置を立設し、又前記枠体の
後部には中央部に駆動装置取付用のブラケットを有する
クロスメンバが固着されており、又上段の傾動枠は、そ
の前端と後端にコンテナの四隅の隅金具と係合する緊締
具を左右側端部に有する長尺のボルスタと、該前端と後
端のボルスタ間に平行に設けた2本の縦梁材とからなる
井桁状の枠体であって、前記前端のボルスタの前端面に
は昇降装置に連結する連結部を備えたバルクヘッドが立
設され、後端のボルスタの左右両側部には前記移動枠の
後部両側に設けた転動部と連結する支承片を有し、これ
ら上段の傾動枠後端のボルスタに設けた支承片と下段の
移動枠の後端部に設けた転動部とを共通の回転軸によっ
て回動自在に連結し、さらに前記傾動枠の前部に設けた
バルクヘッドの連結部と移動枠の前部に設けた前記昇降
装置とを回動可能に連結し、前記昇降装置の上下伸縮動
作によりコンテナの締結された傾動枠をダンプアップす
ることにより傾動荷役作業を行いうるようにし、又車台
フレームの後方に固設したクロスメンバと前記移動枠に
設けた前記駆動装置取付用のブラケットとの間に駆動シ
リンダを装着し、駆動シリンダの伸縮ロッドの伸縮動作
により、傾動枠上にコンテナを締結した状態で移動枠を
車台フレーム上で走行位置と荷役位置間を移動自在とし
た。 (2) 移動枠の四隅に配設された転動部は、複数対の
溝付ローラを有し、該溝付ローラの外周凹溝部を車台フ
レームを構成するメインレールの上部フランジ部上を前
後に転動するようにした。 (3) 前記メインレールの上部フランジ部上面の後端
部にストッパを固設し、移動枠の荷役位置を規制するよ
うにした。 (4) 移動枠の後端と前端に設けた前記ボルスタの底
部に下向きに突設するブラケットを有し、該ブラケット
を介してロックピンを車幅方向に出没自在に配設すると
ともに、車台フレーム側に該ロックピンの頭部が嵌合す
る係合孔を具えた係合部材を、移動枠の走行位置と荷役
位置にそれぞれ固着し、前記ロックピンの頭部が係合孔
に嵌入させて移動枠を走行位置と荷役位置とに保持する
ことができるロック装置を備えた。 (5) 傾動枠の後部に設けた前記支承片と移動枠の後
部に設けた転動部とを回動自在に連結する前記枢軸とし
て、前記転動部の複数対の溝付ローラのうちの後部ロー
ラの回転軸を兼用させた。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例を図面に基いて説明する。図1は、本発明に係るコン
テナ用トレーラ11の側面図である。トレーラ11は、
2点鎖線で示すトラクタ12と連結状態のまま伸縮脚1
3を接地させて停止している。トレーラ11上に載置さ
れたバルクコンテナ10は傾動枠15と移動枠16を介
して車台フレーム17上に載置されている。移動枠16
の前後四隅にはローラを備えた転動部が取付けられると
共に、前端の横梁材にはダンプアップ用の昇降装置18
が立設されている。また、傾動枠15の前端にはバルク
ヘッド29が立設され、前記昇降装置18と連結されて
いる。トレーラ11の前端は伸縮脚13で支持されてい
るが、走行中は伸縮脚13は上方に格納されるため、第
五軸と称するキングピン19と後輪二軸20によって荷
重を負担している。
【0014】さて、バルクコンテナ(以下単にコンテナ
という)10は、輸送先でコンテナの前端をダンプアッ
プして積荷を後端の排出口7から貯溜槽へ投入するが、
図1に示す走行時の状態のままでは排出口14cから車
台フレーム17の後端まで距離があるので、図2に示す
ようにコンテナ10はトレーラ11の後端位置まで移動
させる。前記移動枠16の上にある傾動枠15は下段の
移動枠16上に載っている。傾動枠15と移動枠16の
後端部は枢軸(図9に示す回転軸35a参照)によって回
動自在に軸支されている。移動枠16はクロスメンバ2
5aの下方に突出したブラケット25を介して車台フレ
ーム17の後部に固設された駆動装置、図2の例では駆
動シリンダ23の伸縮ロッド24の先端に連結されてい
る。伸縮ロッド24の伸縮動作により、コンテナは移動
枠16を介し前後方向に移動する。コンテナ10は図2
の2点鎖線で示すように、トレーラ11の後端の荷役位
置まで移動したのち、前端を昇降装置18によりダンプ
アップし、コンテナ内の積荷を貯溜槽に排出する。
【0015】以下、図3乃至図9を参照して、上記コン
テナ10の移動機構と傾動機構について更に詳細に説明
する。なお、装置は車両の前後方向にみて左右対称構造
であるので、対称でない場合を除いて片側のみ説明す
る。図3は、コンテナを図1の走行位置に移動した状態
の要部側面図を示し、図4は同じくコンテナを省略して
みた平面図である。前述の如くコンテナ10と車台フレ
ーム17との間には上段に傾動枠15、下段に移動枠1
6が2段に介在している。コンテナ10は四隅に隅金具
26を備えている。一方、傾動枠15の前端と後端に配
設したボルスタ27aと27bの両側端部にはそれぞれ
ツイストロック28aと28bがその頭部をボルスタ2
7a,27bの上面から出没自在に設けられている。ツ
イストロックがボルスタ27a,27bの上面から突出
するとコンテナの隅金具26の下面に設けた係合孔に嵌
入し、これを90°回転すると隅金具26と係合してコ
ンテナ10を傾動枠15に対し緊締することができる。
また、傾動枠15の前端面にはバルクヘッド29が立設
されており、さらにこのバルクヘッド29の中間部に
は、昇降装置18をピン30(図3)で枢支する連結部
31が前方に向って突設されている。
【0016】下段の移動枠16(図5)は、前部に3対の
ローラ32を備えた転動部33(図5)を、後部には2
対のローラ35を具えた転動部36(図9)を有し、前
部の転動部33のローラ32は前部の転動枠34(図
7)に、又後部の転動部36のローラ35は後部の転動
枠37(図8,図9)にその回転軸を支持されている。
前後の転動枠34,37間は一対の縦梁材38,38で
結合されている。又後端の左右の転動枠37,37間は
横梁材39(図8)で、又前端の転動枠34,34間はロ
ーラ32とローラ32との間に設けた2本の横梁材40
a,40b(図5)で結合され、移動枠16は井桁状に組
まれている。なお、前記前部の横梁材40aの上面中央
部にはテレスコピック型の昇降装置18が立設されてい
る。前後の転動部33と36のローラ32と35は図8
に示すように、溝型ローラでその凹溝がメインレール2
2の上部フランジ部22a上に乗り、走行するようにな
っている。
【0017】次いで、昇降装置18は、図6に示すよう
に、テレスコピック型シリンダからなる伸縮部18a
と、これが収縮した状態で格納され伸長すると上昇する
筒状の上昇部18bとからなり、車台フレーム17に装
着された油圧装置(図示せず)のスイッチ操作により上下
に伸縮自在になっている。伸縮部18aは、基端部を前
記転動枠34を構成する前端の横梁材40aの上面に固
設した基台41(図6)上にピン42(図5)で枢支さ
れ、上端のネジ部(図示なし)が上昇部18bの頂部に
設けられたネジ孔(図示なし)に螺合し、ナット18c
(図3,図4)で固定されている。
【0018】次に、図5ないし図7から明らかなよう
に、前記上昇部18bは、傾動枠15の前端にL形状に
立設されたバルクヘッド29の中間部から前方に突出し
たコ字型をした連結部31にピン30により回動自在に
枢支されている。一方、図8ないし図9から明らかなよ
うに、傾動枠15の後端のボルスタ27bの後端面から
斜め後方に突設された支承片45(図9)は、移動枠1
6の後端の転動部36の転動枠37(図8)に軸着され
たローラ35の回転軸35aと軸を共通にして枢支され
ている。また、ローラ35が転動するメインレール22
の上部フランジ部22aの後端縁部にはストッパ46
(図9)を突設し、これにより後退する移動枠16の車台
後方への転落を防止するとともに、ローラ35がストッ
パ46に当接した状態で、昇降装置18の伸長によりコ
ンテナ10を載せた傾動枠15を前端のバルクヘッド2
9を介しダンプアップするための荷役位置が規制され
る。
【0019】次に、コンテナを載せた移動枠16を前後
方向に移動させて停止した走行位置および荷役位置に固
定するため、移動枠16の前部の横梁材40bと後部の
横梁材39の下部にそれぞれ同一構造のロック装置47
が設けられている。前部の横梁材40bに設けたロック
装置47を図10により詳細に説明する。ロック装置4
7は、横梁材40bの底部に下向きに突設した一対のブ
ラケット48aと48b間に跨設された筒状のスライド
部材49の筒状部内にロックピン50の自由端部をスラ
イド自在に挿通させる一方、前記自由端部の嵌入する係
合孔51を有する係合部材52がメインレール22のウ
エブ部22bの内側上部に固設されている。ロックピン
50がコイルばね54のバネ力によって外方にスライド
したとき、前記係合孔51に嵌入しロックされる。
【0020】なお、係合孔51を延長したメインレール
22のウエブ部22bには、ロックピン50が挿入され
ていることを側方から確認する透孔51aを穿設してい
る。ロックピン50は中央部周面に突条50aを有し、
これによりブラケット48bから外方への抜けを防止し
ている。また、ブラケット48bの内方にさらに並設さ
れたブラケット53には前記突条50aとの間に圧縮コ
イルばね54が装着され、ロックピン50を外方に向け
て常時付勢している。ロックピン50の他端はリンクロ
ッド55を介して支軸56を中心に回動自在な連動レバ
ー57の一方の端部に回動自在に連結されている。さら
に、前記連動レバー57の端部と操作ロッド58の基端
がピン結合されているので、手動により操作ロッド58
の自由端部の把手59を外方に引っ張ると連動レバー5
7が時計回りに回転し(矢印)、ロックピン50と係合
部材52の嵌合が解除される。このように操作ロッド5
8を介してロックピン50を係脱自在に操作して移動枠
16を走行位置と荷役位置にそれぞれ保持することので
きる係合部材52を前後に2個所宛設けている。
【0021】ここで、本実施の形態に係るバルクコンテ
ナ用トレーラの荷役操作の手順について説明する。 (1)輸送先で、トレーラ11の後端を受け入れ側の貯
溜槽まで後退させたのち、コンテナ10を載架した移動
枠16を走行位置に係止しているロック装置47の把手
59を手動により引いてロックピン50の解除位置に係
止する。 (2)ついで、車台フレーム17の後方に固設した駆動
シリンダ23のロッド24をスイッチ操作により伸長さ
せて車台フレームの後端のストッパ46(荷役位置)に
当接するまで移動枠16の後端の転動部36を後退させ
る。 (3)停止後、ロック装置47の把手59を放してコン
テナの荷役位置に設けた係合孔にロックピン50を挿入
してロックする。 (4)コンテナの排出口14cを開放状態とし、積荷の
粉粒体を貯溜槽に投入可能とするとともに、昇降装置1
8のスイッチ操作によりテレスコッピク型伸縮部を伸長
させて、コンテナ10を載せた傾動枠15を、適度の速
度でダンプアップして、積荷を自重で下方の貯留槽に排
出させる。 (5)ダンプアップによって積み降ろしが完了し、作業
を終了したならば、上記した操作と逆の手順で元に戻
す。すなわち、スイッチ操作により伸縮部18aを収縮
させてコンテナの前部を降下させる。この時、傾動枠1
5はバルクヘッド29の下端に設けたガイド孔60内が
移動枠16の横梁材40bの上面に突設されたガイドピ
ン61にガイドされて嵌まり、移動枠16上に重なる
(図5)。 (6)輸送先の荷役作業が終了すれば、車台フレーム1
7とのロックを解除し、駆動シリンダ23を操作して前
端の転動部33がグースネック部の基端に当接する走行
位置まで前進させる。そこで再び操作ロッド58を放し
てロックピン50を係合孔51に挿入する。以上の操作
を終えた後、走行準備を整えたならば、トレーラを走行
させることができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明により、移動枠の前後四
隅に転動部を設け、車台フレーム上を転動可能に移動枠
を、さらにその上に傾動枠を架装したので、前後に容易
に移動できるとともに、傾動操作もできるので積載する
コンテナが、トレーラ専用のコンテナに限定されること
なく、どのようなコンテナにも適用可能となる。又、コ
ンテナを積載した傾動枠を移動枠に重ね、ダンプアップ
可能としたので、バルクコンテナの輸送及び積荷の排出
を安全に行うことができる。請求項2の発明により、移
動枠の転動部ローラを走行させるのにメインレールを利
用し、他に走行用のレールを設けないので車両の軽量化
が可能となった。請求項3の発明により、メインレール
の後端部にストッパを設けたので、移動枠の荷役位置が
確実に保持され、作業の正確性と安全性が確保される。
請求項4の発明により、傾動枠上に載せたコンテナの移
動位置を確実にロックできるので安定した荷役作業がで
きる。請求項5の発明により、移動枠の最後端ローラの
回転軸により傾動枠の枢支軸を兼用させたので、簡素な
構造により両者を一体化でき、移動及び傾動によりバル
クコンテナの排出作業を効率よく行うことが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテナ用トレーラの側面図。
【図2】本発明に係るコンテナ用トレーラを後退させて
ダンプアップした状態を示す側面図。
【図3】車台フレーム上部の詳細構造を示す側面図。
【図4】車台フレームの平面図。
【図5】移動枠前部の詳細構造を示す側面図。
【図6】昇降装置の正面図。
【図7】昇降装置の平面図。
【図8】メインフレームとローラの関係を示す背面図。
【図9】移動枠の後部詳細構造を示す側面図。
【図10】ロック装置の詳細図。
【図11】公知バルクコンテナをトレーラに載せた状態
を示す側面図。
【図12】同じく公知コンテナ積載用トレーラの平面
図。
【図13】バルクコンテナの各種排出方法の説明図。
【符号の説明】
10 コンテナ 11 コンテナ用トレ
ーラ 12 トラクタ 13 伸縮脚 14a 袋状容器 14b 投入口 14c 排出口 15 傾動枠 16 移動枠 17 車台フレーム 18 昇降装置 18a 伸縮部 18b 上昇部 19 キングピン 20 後輪 21 排出口 22 メインレール 22a 上部フランジ
部 23 駆動シリンダ 23a クロスメンバ 24 伸縮ロッド 25 ブラケット 25a クロスメンバ 126 隅金具 27a,27b ボルスタ 28 ツイストロック 29 バルクヘッド 30 ピン 31 連結部 32 ローラ 33 転動部(前部) 34 転動枠(前部) 35 ローラ(後部) 35a 回転軸 36 転動部(後部) 37 転動枠(後部) 38 縦梁材 39 横梁材 40a 横梁材 40b 横梁材 41 基台 42 ピン 43 連結部 44 コ字型連結部 45 支承片 46 ストッパ 47 ロック装置 48 ブラケット 49 スライド部材 50 ロックピン 50a 突条 51 係合孔 51a 透孔 52 係合部材 53 ブラケット 54 圧縮コイルばね 55 リンクロッド 56 支軸 57 連動レバー 58 操作ロッド 59 把手 60 ガイド孔 61 ガイドピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役用トレーラにおける車台フレームの
    上部フランジ部上に移動枠を、該移動枠の上に傾動枠を
    重ねて搭載し、 下段の移動枠は、左右一対の縦梁材と該一対の縦梁材の
    前端と後端に固着された横梁材とからなる方形の枠体で
    あって、該枠体の前後四隅に転動部を配設するととも
    に、前記枠体前端の横梁材の中央部に昇降装置を立設
    し、又前記枠体の後部には中央部に駆動装置取付用のブ
    ラケットを有する横梁材が固着されており、 又上段の傾動枠は、その前端と後端にコンテナの四隅の
    隅金具と係合する緊締具を左右側端部に有する長尺のボ
    ルスタと、該前端と後端のボルスタ間に平行に設けた2
    本の縦梁材とからなる井桁状の枠体であって、前記前端
    のボルスタの前端面には昇降装置に連結する連結部を備
    えたバルクヘッドが立設され、 後端のボルスタの左右両側部には前記移動枠の後部両側
    に設けた転動部と連結する支承片を有し、これら上段の
    傾動枠後端のボルスタに設けた支承片と下段の移動枠の
    後端部に設けた転動部とを共通の枢軸によって回動自在
    に連結し、さらに前記傾動枠の前部に設けたバルクヘッ
    ドの連結部と移動枠の前部に設けた前記昇降装置とを回
    動可能に連結し、前記昇降装置の上下伸縮動作によりコ
    ンテナの締結された傾動枠をダンプアップすることによ
    り傾動荷役作業を行いうるようにし、又車台フレームの
    後方に固設したクロスメンバと前記移動枠に設けた前記
    駆動装置取付用のブラケットとの間に駆動装置を装着
    し、駆動装置の伸縮ロッドの伸縮動作により、傾動枠上
    にコンテナを締結した状態で移動枠を車台フレーム上で
    走行位置と荷役位置間を移動自在としたことを特徴とす
    るコンテナ用トレーラ。
  2. 【請求項2】 移動枠の四隅に配設された転動部は、複
    数対の溝付ローラを有し、該溝付ローラの外周凹溝部を
    車台フレームを構成するメインレールの上部フランジ部
    上を前後に転動するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のコンテナ用トレーラ。
  3. 【請求項3】 前記メインレールの上部フランジ部上面
    の後端部にストッパ部材を固設し、移動枠の荷役位置を
    規制するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のコンテナ用トレーラ。
  4. 【請求項4】 移動枠の後端と前端に設けた前記ボルス
    タ底部に下向きに突設するブラケットを有し、該ブラケ
    ットを介してロックピンを車幅方向に出没自在に配設す
    るとともに、車台フレーム側に該ロックピンの頭部が嵌
    合する係合孔を具えた係合部材を、移動枠の走行位置と
    荷役位置にそれぞれ固着し、前記ロックピンの頭部を係
    合孔に嵌入させて移動枠を走行位置と荷役位置とに保持
    することができるロック装置を備えたことを特徴とする
    請求項1,2又は3記載のコンテナ用トレーラ。
  5. 【請求項5】 傾動枠の後部に設けた前記支承片と移動
    枠の後部に設けた転動部とを回動自在に連結する前記枢
    軸として、前記転動部の複数対の溝付ローラのうちの後
    部ローラの回転軸を兼用させたことを特徴とする請求項
    1,2,3又は4記載のコンテナ用トレーラ。
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