JP2000211185A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および画像形成装置

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JP2000211185A
JP2000211185A JP1487299A JP1487299A JP2000211185A JP 2000211185 A JP2000211185 A JP 2000211185A JP 1487299 A JP1487299 A JP 1487299A JP 1487299 A JP1487299 A JP 1487299A JP 2000211185 A JP2000211185 A JP 2000211185A
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light emission
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Toshiyuki Sekiya
利幸 関谷
Mitsuo Shiraishi
光生 白石
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光走査装置および画像形成装置に関し、副走
査方向画像解像度・階調数を複数組み合わせから選択/
切り替え可能とする。 【解決手段】 画像データ・コントローラ600からは
所望の副走査解像度に応じた副走査方向画像解像度切り
替え信号cと、入力した画像データの階調数に応じた階
調数切り替え信号dが生成出力される。点灯時間制御信
号発生回路602は、切り替え信号c、dに基づいてΦ
Iのタイミングを光書き込みライン毎に制御するための
タイミング制御信号点灯時間制御信号eを生成する。駆
動信号コントローラ603は、制御信号eにしたがい、
前記階調数に応じてΦIのデューティ比を副走査ライン
毎に可変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査装置および画
像形成装置に関し、特に、複数の発光素子を配列された
ヘッドを複数一列に整列した光走査装置および当該光走
査装置により感光体を露光する構成の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、SLED(自己走査型LEDアレ
ー:以後SLEDと呼ぶ)は、特開平1−238962
号公報,特開平2−208067号公報,特開平2−2
12170号公報,特開平3−20457号公報,特開
平3−194978号公報,特開平4−5872号公
報,特開平4−23367号公報,特開平4−2965
79号公報,特開平5−84971号公報,およびジャ
パンハードコピー′91(A−17)駆動回路を集積し
た光プリンタ用発光素子アレイの提案,電子情報通信学
会(′90.3.5)PNPNサイリスタ構造を用いた
自己走査型発光素子(SLED)の提案等で紹介されて
おり,電子写真方式画像形成装置の記録用発光素子とし
て注目されている。
【0003】図9にこのSLEDの一例を示し、その動
作について説明する。
【0004】SLEDは図9に示すように転送用のサイ
リスタ1′〜5′がカスケードに接続されたものと、発
光用サイリスタ1〜5がカスケードに接続されたものを
備えている。それぞれのサイリスタのゲート信号は図示
のように共通とされ、1番目のサイリスタ1,1′のゲ
ートはΦSの信号入力部に接続される。2番目のサイリ
スタ2,2′のゲートはΦSの端子に接続されたダイオ
ードのカソードに接続されて、3番目のサイリスタ3,
3′のゲートは次のダイオードのカソードに接続され
る、と言うように構成されている。
【0005】図10は上記のSLEDを制御するための
コントロール信号とサイリスタのオン/オフを示すタイ
ミング・チャートであり、全素子を点灯する場合の例を
示す。図10のタイミング・チャートにしたがい転送お
よび発光について説明する。
【0006】転送は、ΦS(図10(A))を0Vから
5Vに変化させることにより開始する。ΦSが5Vにな
ることにより、Va=5V、Vb=3.7V(ダイオー
ドの順方向電圧降下を1.3Vとする)、Vc=2.4
V、Vd=1.1V、Ve以降は0Vとなる。転送用サ
イリスタ1′のゲート電圧は0Vから5Vに、転送用サ
イリスタ2′のゲート電圧は0Vから3.7Vに、以下
同様にゲート電圧が変化する。
【0007】この状態でΦ1(図10(B))を5Vか
ら0Vにすることで転送用サイリスタ1′の各端電位は
アノード=5V、カソード=0V、ゲート3.7Vとな
り、サイリスタのオン条件を満たす。転送用サイリスタ
1′がオンすると、この状態でΦSを0Vに変化させて
もサイリスタ1′はオン状態であり、Va≒5Vに維持
される。この理由は、ΦSは抵抗(図示せず)を介して
印加されていることと、サイリスタはオンするとアノー
ド・ゲート間の電位がほぼ等しくなることによる。
【0008】このため、ΦSを0Vにしても1番目のサ
イリスタのオン条件が保持され、1番目のシフト動作が
完了する。この状態で発光サイリスタ用のΦI信号(図
10(D))を5Vから0Vにすると、転送用サイリス
タがオンした条件と同じになるため発光サイリスタ1が
オンして、1番目のLEDが点灯することになる。1番
目のLEDはΦIを5Vに戻すことにより発光サイリス
タのアノード・カソード間の電位差が無くなりサイリス
タの最低保持電流を流せなくなるため発光サイリスタ1
はオフする。
【0009】次に、1′から2′へのサイリスタのオン
条件転送について説明する。
【0010】発光サイリスタ1がオフしてもΦ1が0V
のままなので、転送用サイリスタ1′はオンしたままで
転送用サイリスタ1′のゲート電圧はVa≒5Vであ
り、Vb=3.7Vである。この状態でΦ2(図10
(C))を5Vから0Vに変化させることにより、転送
用サイリスタ2′の電位はアノード=5V、カソード=
0V、ゲート=3.7Vとなる。これにより転送用サイ
リスタ2′はオンする。転送用サイリスタ2′がオンし
た後にΦ1を0Vから5Vに変化させることにより、転
送用サイリスタは発光サイリスタ1がオフしたのと同様
にオフする。
【0011】こうして、転送用サイリスタのオンは1′
から2′にシフトする。そして、ΦIを5Vから0Vに
すると、発光用サイリスタ2がオンし発光する。なお、
オンしている転送用サイリスタに対応する発光サイリス
タのみ発光できる理由は、転送用サイリスタがオンして
いない場合、オンしているサイリスタの隣のサイリスタ
を除いてゲート電圧が0Vであるためサイリスタのオン
条件とならないからである。隣のサイリスタについても
発光用サイリスタがオンすることによりΦIの電位は
3.4V(発光用サイリスタの順方向電圧降下分)とな
るため、隣のサイリスタは、ゲート・カソード間の電位
差がないためオンすることができない。
【0012】なお、上述でΦIを0Vとすることによ
り、発光サイリスタがオンとなり発光すると述べたが、
実際の画像形成動作においては当然、そのタイミングで
実際に発光させるかさせないかを画像データに対応させ
て制御する必要がある。図10(E)の画像データD
p、図10(F)のΦDはこれを示す信号で、SLED
のΦI端子には、外部においてΦIと画像データDpの
論理和をとり、画像データDpが0Vの場合のみ、実際
にSLEDのΦI端子が0Vになり発光し、画像データ
Dpが5Vの場合はSLEDのΦI端子が5Vのままと
なって発光しない。
【0013】ここで、SLEDアレー・ヘッドの構成方
法について、図11に示すヘッドの外観図を参照して説
明する。
【0014】ガラスエポキシ材、セラミック材などのプ
リント配線板を用いたベース基板212には、SLED
半導体チップ211が搭載される。点灯制御回路(ドラ
イバIC)214は、外部からの制御信号を供給され、
SLED半導体チップ211の点灯制御信号を発生す
る。コネクタ213より外部からの制御信号、電源を入
力して、各半導体に供給する。SLED半導体チップ2
11にはボンディング・ワイア215が接続され、これ
により、ドライバIC214からの出力信号Φ1Φ,Φ
2,ΦS、IΦおよび負極側電源(この例ではGND)
をそれぞれ入力する。216はベース基板212に引か
れた正極側電源パターン(この例では+5V)を示す。
217は、正極側電源パターン216とSLED半導体
チップ211の裏面電極との間の電気的導電をとり、か
つ接着固定するための銀ペーストを示す。
【0015】ところで、イエロー、マゼンタ、シアンお
よびブラックの4色を各色用の感光体ドラム上で画像形
成し、1つの用紙に重ね合わせて、転写、定着し、出力
するような画像形成装置が近年、実用化されている。
【0016】図12はそのようなカラー画像形成装置の
全体の概略構成を示す側面図である。同図を参照し、ま
ず、カラー・リーダ部の構成について説明する。
【0017】基板311にはCCD101が実装され
る。312はプリンタ処理部を示し、301は原稿台硝
子(プラテン)を示す。302は原稿給紙装置を示す
が、この原稿給紙装置302の代わりに鏡面圧板(図示
せず)、若しくは白色圧板(図示せず)を装着する構成
も採ることができる。光源303および304にはハロ
ゲン・ランプまたは蛍光灯が用いられ、これにより原稿
を照明する。反射傘305,306は、光源303,3
04の光を原稿に集光する。307〜309はミラーを
示す。レンズ310は、原稿からの反射光または投影光
をCCD101上に集光する。
【0018】キャリッジ314は、ハロゲン・ランプ3
03,304と反射傘305,306とミラー307を
収容する。キャリッジ315は、ミラー308,309
を収容する。313は他のIPU(画像処理ユニット)
等とのインターフェイス(I/F)部を示す。なお、キ
ャリッジ314は速度Vで、キャリッジ315は速度V
/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対
して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の
全面を走査(副走査)する。
【0019】次に、図10におけるプリンタ部の構成を
説明する。
【0020】317はマゼンタ(M)画像形成部、31
8はシアン(C)画像形成部、319はイエロー(Y)
画像形成部、320はブラック(K)画像形成部をそれ
ぞれ示す。各画像形成部の構成は同一なので、ここでは
M画像形成部317について詳細に説明し、他の画像形
成部の説明は省略する。
【0021】M画像形成部317において、感光ドラム
342の表面に、LEDアレー210からの光によって
潜像が形成される。一次帯電器321は、感光ドラム3
42の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備を
する。現像器322は、感光ドラム342上の潜像を現
像して、トナー画像を形成する。なお、現像器322に
は、現像バイアスを印加して現像するためのスリーブ3
45が含まれている。
【0022】転写帯電器323は、転写材搬送ベルト3
33の背面から放電を行い、感光ドラム342上のトナ
ー画像を転写材搬送ベルト333上の記録紙などへ転写
する。本実施の形態は転写効率がよい構成を想定してい
る(例えば、トナーの物理特性最適化による)ため、ク
リーナ部が配置されていないが、クリーナ部を装着して
も構わないことは言うまでもない。
【0023】次に、記録紙等の転写材上へのトナー画像
を転写する手順を説明する。
【0024】カセット340,341に格納された記録
紙等の転写材は、ピックアップ・ローラ339,338
により1枚毎に給紙ローラ336,337で転写材搬送
ベルト333上に供給される。供給された記録紙は、吸
着帯電器346で帯電させられる。転写材搬送ベルト・
ローラ348によって転写材搬送ベルト333を駆動
し、かつ、吸着帯電器346と対になって記録紙等を帯
電させ、転写材搬送ベルト333に記録紙等を吸着させ
る。なお、転写材搬送ベルト・ローラ348を転写材搬
送ベルト333を駆動するための駆動ローラとしても良
く、また反対側に転写材搬送ベルト333を駆動するた
めの駆動ローラを配置するように構成しても良い。
【0025】紙先端センサ347は、転写材搬送ベルト
333上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙先端セ
ンサ347の検出信号はプリンタ部からカラー・リーダ
部へ送られて、カラー・リーダ部からプリンタ部にビデ
オ信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0026】この後、記録紙等は、転写材搬送ベルト3
33によって搬送され、画像形成部317〜320にお
いてM,C,Y,Kの順にその表面にトナー画像が形成
される。K画像形成部320を通過した記録紙等の転写
材は、転写材搬送ベルト333からの分離を容易にする
ため、除電帯電器349で除電された後、転写材搬送ベ
ルト333から分離される。剥離帯電器350によっ
て、記録紙等が転写材搬送ベルト333から分離する際
の剥離放電による画像乱れを防止することができる。分
離された記録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱れ
を防止するために、定着前帯電器351,352で帯電
された後、定着器334でトナー画像を熱定着された
後、排紙トレー335へと排紙される。
【0027】次にLEDアレー210、211、21
2、213の駆動タイミングについて説明する。
【0028】LEDアレーとしてSLEDチップを用い
る場合、各LEDアレーには前述した4つの発光制御信
号が必要となる。すなわち、発光位置を1ビット目に戻
すためのスタート・クロックΦS、発光位置を1ビット
づつ後続に切り替える為の転送クロックΦ1,Φ2、選
択された発光位置で発光サイリスタを実際に発光させる
場合にその点灯タイミング信号となるΦIである。
【0029】上記発光制御信号の発生回路について、図
13のブロック構成図と図14のタイミング・チャート
を参照して説明する。
【0030】aは画像イネーブル信号を示し、この信号
は画像形成装置のメイン・コントローラ(図示しない画
像データ・コントローラ)から送られるもので、紙先端
センサ347により検出された記録紙通過タイミングを
起点として、記録紙の所定位置に画像を形成する上でL
EDアレーが書き込みを開始すべきタイミングを知らせ
る副走査同期信号となる。遅延回路501は、LEDア
レー・ヘッドの発光点列の副走査方向の位置ばらつきを
補正するために、画像イネーブル信号aを別途指定され
た後述のタイミングだけ遅延させ、遅延された画像イネ
ーブル信号a′を出力する。
【0031】LEDアレー・ヘッドの発光点列の副走査
方向方向におけるばらつきは、LEDアレー・ヘッド側
の種々の位置精度ばらつきと画像形成装置側の各ユニッ
ト位置決め部材の位置精度ばらつき、変動、さらには取
り付け作業時、装置運搬時のLEDアレー・ユニット本
体画像形成装置間の相対位置ばらつき、変動など、多く
の原因により発生する。LEDアレーによる感光体上の
書き込み位置が上記の原因で副走査方向にばらついた
り、変動した場合、4色の画像がそれぞれ、その量だけ
副走査方向にずれた状態で重ね合わされたカラー画像が
形成され、良好な出力画像が得られないのはいうまでも
ない。
【0032】そこで、予め種々の方法で認知したLED
アレーの発光点列の副走査方向の位置ずれ量に応じた遅
延時間を上記各遅延回路に設定し、これにより、装置本
体からの副走査方向同期信号を所定タイミング遅延させ
る補正を行っている。
【0033】図14のタイミング・チャートはこの補正
の様子を示している。同図中、δY,δM,δC,δK
は設定によって制御された遅延量を示しており、各色毎
に異なっている。
【0034】図13のブロック図に戻って説明すると、
516は1つのLEDアレー・ヘッド全体を示し、51
3はSLEDチップを示している。
【0035】上記の様に遅延された画像イネーブル信号
a′はLEDアレー駆動信号発生回路503に提供され
る。LEDアレー駆動信号発生回路503は組み合わせ
順序回路よりなり、遅延された画像イネーブル信号a′
の入力タイミングを起点として、前述の発光制御信号Φ
S,Φ1,Φ2,ΦIを発生させる。
【0036】このブロック503はまた、遅延された画
像イネーブル信号a′を受け取ると、メイン・コントロ
ーラ(図示せず)に対して画像データ要求クロックbを
返す。この要求クロックbに同期し、メイン・コントロ
ーラからイエロー用LEDアレーヘッド516にパラレ
ル画像データDp′を入力する。
【0037】この例でのLEDアレー・ヘッドは1つの
ヘッドで56個のSLEDチップを使用し、1チップ内
の発光点は128ビットとしている。このため、本来は
各チップ位置の対応した画像データを1ビットから12
8ビットまでシリアルにした信号を56本並列に入力し
なけばならない。しかし、LEDアレー・ヘッドに56
本ものデータ入力線を設けることは接続ケーブルの増大
化を招き、ケーブルの取り扱い性やコスト面での問題も
ある。
【0038】そのため、1ビットの点灯タイミング内に
データを7本のパラレル信号で8回送受信することによ
り合計56ビットのデータを転送する系が用いられる。
図13中のデータ変換ブロック510は、上記パラレル
データを56個の各チップに振り分けるように画像デー
タDp′を変換する。
【0039】511はゲート回路ブロックを示し、デー
タ変換ブロック510によって各チップに振り分けられ
た画像データDpと発光制御信号ΦIとのオアをとって
出力する。これにより、画像がオンのチップについての
み、SLEDチップにΦIのL信号を供給することにな
る。この例では、画像データΦDがHの時は、SLED
チップ513のΦI端子はHに維持されたままとなって
発光しない。画像データΦDがLの時は、LEDアレー
駆動信号発生回路503からのΦI信号はそのままゲー
ト回路ブロック511をスルーして通過することとな
り、そのL期間、SLEDチップ513のΦI端子がL
に落ちることで発光する。
【0040】512はバッファ・ブロックであり、LE
Dアレー駆動信号発生回路503からのΦS、1,2の
出力信号を56個の各SLEDチップ513に振り分け
る。ΦI信号はゲート回路ブロック511によって各チ
ップ513毎に独立に生成されるため、この例ではΦI
信号については内部バッファを含まない構成となってい
る。
【0041】以上の構成は、1つのLEDアレー・ヘッ
ドに対して独立に具備される。図13の構成はY,M,
C,K各色について同一要素を備えているが、ここでは
イエローのみについて詳細に説明を行った。マゼンタ
用、シアン用、ブラック用のその他3色についても独立
に上記と同様の構成が採られる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のLEDアレ
ー・ヘッドにおいて、書き込み画素に階調を持たせる場
合、図10中のΦIがLのタイミングで、各発光素子の
発光電流(駆動電流)を多値画像データに基いて独立に
変調させる必要、若しくは、ΦIのL期間の長さまたは
デューティ比を多値画像データに基いて独立に変調させ
るかする必要があった。このような変調を行うには、1
つのヘッドで同時に発光する発光画素数分の発光電流変
調手段または発光デューティ変調手段が必要であり、こ
れら手段を設けた構成では駆動回路が複雑化、大規模化
してしまう課題があった。
【0043】また、上述した自己走査型LEDアレーで
は1つのLEDアレー・チップに一つの発光イネーブル
信号を入力しているため、搭載するLEDアレー・チッ
プの数だけの変調手段が必要となってしまう問題があっ
た。
【0044】さらに、上述した自己走査型LEDアレー
・ヘッドにおいては、各LEDアレー・チップの発光に
よって各々独立に走査動作を行うため、感光体ドラムが
副走査方向に回転するにつれて、LEDアレー・ヘッド
により感光体ドラムに形成する書き込みラインが各LE
Dアレー・チップ毎に斜めになってしまう。この結果、
一走査ライン(主走査ライン)がノコギリ状になってし
まうという課題があった。
【0045】上記課題について、図15および図16を
参照して説明する。
【0046】図15は光書き込み手段としてLEDアレ
ー・ヘッドを用いる電子写真方式の画像形成装置の感光
体および光書き込み部を模式的に表した説明図である。
【0047】円筒状の感光体ドラム342は、画像形成
時に矢印方向に所定の速度で定速回転する(周速度V
d)。210は図12を参照して説明したLEDアレー
・ヘッドを示し、感光体ドラム342と対向して配設さ
れている。LEDアレー・ヘッド210には、LEDア
レー・チップ211が複数配設されている。LEDアレ
ー・チップ211の配列方向は略感光体ドラム342の
軸方向とされ、その発光画素は、チップ長手方向に平行
に複数(この例では128ドットとする)一直線上に配
列される。LEDアレー・チップ211は、ここでは図
示を省略したベース基板に整列搭載され、ボンディング
・ワイヤー(図示せず)を通して必要な駆動信号を当該
基板より供給される。このベース基板上にLEDアレー
・チップ211が複数(この例では簡単のため12個と
する)一直線上に整列されている。
【0048】各LEDアレー・チップ211は矢印の方
向に発光点を走査、すなわち、発光画素を順次シフトさ
せる。LEDアレー・チップ211の発光にしたがい、
対向位置にある感光体ドラム342の感光面に光書き込
み(露光)が行われる。ドラム回転にしたがい、上記の
主走査を繰り返す(副走査)。
【0049】図16は感光体ドラム上に形成された光書
き込みラインの一例をLEDアレー・チップと共に示す
説明図である。
【0050】感光体ドラムの周速度をVd、副走査の繰
り返し周期をTs、主走査の解像度(=発光画素ピッ
チ)をPmとする。一般に、次式が示す関係にしたがっ
て副走査の繰り返し周期が設定され、副走査の解像度
(繰り返し周期)は主走査の解像度に適合される。
【0051】
【数1】Pm=Vd*Ts しかし、各チップによる走査ラインは、実際にはVd*
Ts(=Pm)で表される副走査方向の段差を含んだ図
16のようなノコギリ状の走査ラインとなる。この段差
は、主走査発光画素の1画素ピッチに相当する。ノコギ
リの段差部分があると、例えば主走査方向の罫線や文字
を印字した場合に周辺部で不自然な段差が発生したり、
またスクリーン処理されたグレー画像を書き込みした場
合に段差部分でスクリーン画像周波数と視感的にビート
が発生したりする不具合が生じることがある。
【0052】上記ノコギリ段差による課題は、もちろん
自己走査型LEDアレー・ヘッドを用いた画像形成装置
に特有なものではない。ヘッドの複数の分割エリアで各
々独立に発光点の移動走査を行って光書き込みを行う構
成のLEDアレー・ヘッドであれば、上記と同様の課題
を有する。
【0053】そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなさ
れたものであって、上記の課題を解決した光走査装置お
よび当該光走査装置により回転感光体に光書き込みを行
う構成の画像形成装置を提供することを目的とする。
【0054】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明では、複数の発光素子を主走査方向
に配列された発光手段を複数、前記主走査方向に配列さ
れた発光アレー・ヘッドと、前記複数の発光素子を画像
データに応じて発光させる主走査を行うことで前記主走
査方向と略平行な回転軸を回転中心として回転駆動され
る回転感光体上に光書き込みラインを繰り返し形成する
手段であって、前記形成した光書き込みラインが前記回
転感光体上で前記主走査方向と略垂直な副走査方向に所
定速度で相対移動して形成されるように光走査する走査
手段とを備えた光走査装置において、前記走査手段によ
り、前記発光素子の配列ピッチのn倍相当の速度で前記
光書き込みラインの形成を繰り返し、さらに所定階調の
画像データを入力する入力手段と、前記複数の発光手段
を共通に発光制御する発光信号を生成する発光制御手段
と、所望の副走査解像度と前記入力した画像データの階
調数に応じ前記発光信号のタイミングを変化させること
により、前記光書き込みラインにより形成する画像の階
調数を2値から2n 値の間で選択する選択手段とを備え
たことを特徴とする光走査装置を提供する。
【0055】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1において、前記選択手段は、前記所望の副走査解像度
に応じた解像度選択信号を生成する手段と、前記入力し
た画像データの階調数に応じた階調選択信号を生成する
手段と、前記解像度選択信号および前記階調選択信号に
基づいて前記タイミングを前記光書き込みライン毎に制
御するためのタイミング制御信号を生成する手段とを備
え、前記発光制御手段は、前記生成したタイミング制御
信号にしたがい、前記階調数に応じて前記発光信号のデ
ューティ比を可変することを特徴とする光走査装置を提
供する。
【0056】また、請求項3に記載の発明では、請求項
2において、前記入力手段からの前記画像データに基づ
き、前記光書き込みライン毎に書き込む画像データを前
記所望の副走査解像度に応じて選択する手段をさらに備
えたことを特徴とする光走査装置を提供する。
【0057】また、請求項4に記載の発明では、複数の
発光素子を主走査方向に配列された発光手段を複数、前
記主走査方向に配列された発光アレー・ヘッドと、前記
主走査方向と略平行な回転軸を有する回転感光体と、前
記回転感光体を回転駆動する駆動手段と、前記複数の発
光素子を画像データに応じて発光させる主走査を行うこ
とで当該回転する回転感光体上に光書き込みラインを繰
り返し形成する手段であって、前記形成した光書き込み
ラインが前記回転感光体上で前記主走査方向と略垂直な
副走査方向に所定速度で相対移動して形成されるように
光走査する走査手段とを備えた画像形成装置において、
前記走査手段により、前記発光素子の配列ピッチのn倍
相当の速度で前記光書き込みラインの形成を繰り返し、
さらに所定階調の画像データを入力する入力手段と、前
記複数の発光手段を共通に発光制御する発光信号を生成
する発光制御手段と、所望の副走査解像度と前記入力し
た画像データの階調数に応じ前記発光信号のタイミング
を変化させることにより、前記光書き込みラインにより
形成する画像の階調数を2値から2n 値の間で選択する
選択手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置を提
供する。
【0058】また、請求項5に記載の発明では、請求項
4において、前記選択手段は、前記所望の副走査解像度
に応じた解像度選択信号を生成する手段と、前記入力し
た画像データの階調数に応じた階調選択信号を生成する
手段と、前記解像度選択信号および前記階調選択信号に
基づいて前記タイミングを前記光書き込みライン毎に制
御するためのタイミング制御信号を生成する手段とを備
え、前記発光制御手段は、前記生成したタイミング制御
信号にしたがい、前記階調数に応じて前記発光信号のデ
ューティ比を可変することを特徴とする画像形成装置を
提供する。
【0059】また、請求項6に記載の発明では、請求項
5において、前記入力手段からの前記画像データに基づ
き、前記光書き込みライン毎に書き込む画像データを前
記所望の副走査解像度に応じて選択する手段をさらに備
えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0061】図1は本発明に係る光走査装置および画像
形成装置の一実施の形態において副走査の繰り返し速度
を2倍にしたときの、感光体ドラム上に形成された光書
き込みラインの一例をLEDアレー・チップと共に示す
説明図である。副走査の繰り返し周期は、繰り返し速度
が2倍であるから従来の1/2、すなわちTs/2とな
る。したがって、ノコギリ状段差の副走査方向の大きさ
【0062】
【数2】Vd*Ts/2 となり、従来の1/2となる。このとき、一回の走査ラ
イン中の感光ドラムの副走査方向移動量は主走査画像ピ
ッチの半分(1/2画素)に相当する。
【0063】そこで本実施の形態では、上記の状態で、
画像データ、LEDアレー駆動信号を以下の様に制御す
ることで、副走査方向の画像解像度、階調数を複数の組
み合わせから選択し、切り替えることを可能とする。
【0064】図2は本実施の形態における画像信号およ
びLEDアレー駆動信号制御ブロック構成を示す回路図
である。図2において、図13中の構成要素と同一要素
には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。また、
図2の構成はY,M,C,K各色について同一要素を備
えているが、ここではイエローのみについてのみ示して
説明を行った。マゼンタ用、シアン用、ブラック用のそ
の他3色についても独立に上記と同様の構成が採られ
る。以上の構成は、1つのLEDアレー・ヘッド516
に対して独立に具備される。
【0065】600は画像データ・コントローラを示し
ており、画像データ・コントローラ600からの副走査
方向画像解像度切り替え信号cと階調数切り替え信号d
は、点灯時間制御信号発生回路602に提供される。両
切り替え信号c,dは解像度選択信号と階調選択信号に
相当し、点灯時間制御信号発生回路602は両解像度階
調選択信号にしたがい、タイミング制御信号に相当する
後述の点灯時間制御信号eを前述LEDアレー駆動信号
発生回路503と同一構成を含む駆動信号コントローラ
603へと提供する。画像形成装置の主制御ブロック、
若しくは外部(共に図示せず)からの副走査方向画像解
像度切り替え信号cおよび階調数切り替え信号dに基づ
いて、画像データ・コントローラ600は点灯時間制御
信号発生回路602に対し、上記点灯時間制御信号eを
発効させる。
【0066】この点灯時間制御信号eに応じて駆動信号
コントローラ603は、全チップ共通の点灯イネーブル
信号ΦIの点灯時間を予め定められた階調数に応じた値
に制御する。これにより、画像解像度、階調数の選択、
切り替えが行われる。点灯時間制御の手順について、種
々の動作条件の場合を例示してさらに詳細に説明する。
【0067】例えばここでは、主走査画像解像度(発光
画素ピッチ)を600dpiとし、副走査の走査繰り返
し速度を1200dpi相当(主走査画像解像度の2
倍)とした場合に具体的に構成可能な副走査方向画像解
像度および階調数の組み合わせの例について、図3乃至
図8のタイミング・チャートを参照して説明する。
【0068】まず第1例は、副走査画像解像度が600
dpi、階調数が2値の場合である。このときのタイミ
ング・チャートを図3および図4に示す。図3は奇数ラ
イン((2m−1)ライン目)について、図4は偶数ラ
イン(2mライン目)についてのものであり、両図に示
すタイミングでの主走査のための発光制御が副走査毎に
交互に実行される。
【0069】点灯時間制御信号eは、図3(G)および
図4(G)の様に毎副走査の度に変化せず、一定値(こ
の例ではH)を出力する。Hレベルの点灯時間制御信号
eに対して上記LEDアレー駆動信号コントローラ60
3は、毎副走査ライン、デューティの変化しないパルス
信号である全チップ共通の発光イネーブル信号ΦI(図
3(D)および図4(D))を出力する。発光イネーブ
ル信号ΦIは、ここではデューティ比を一律70%とし
たが、この値に限るものではない。
【0070】またこのとき、画像データ・コントローラ
600は画像形成装置の主制御ブロック若しくは外部
(共に図示せず)から送信されてくる2値画像データに
基づき、走査2ラインづつ同一のデータ(ΦD=1、若
しくは0)をLEDアレー駆動信号コントローラ603
に送信する。
【0071】上記の様な発光制御によって、第1例のケ
ースに対しては走査2ラインで副走査画像解像度600
dpi、階調数2値を実現することができる。
【0072】続いて第2例は、副走査画像解像度が60
0dpi、階調数が4値の場合である。このときのタイ
ミング・チャートを図5および図6に示す。図5は奇数
ライン((2m−1)ライン目)について、図6は偶数
ライン(2mライン目)についてのものであり、両図に
示すタイミングでの主走査のための発光制御が副走査毎
に交互に実行される。
【0073】点灯時間制御信号eは、図5(G)および
図6(G)の様に副走査毎にHとLを交互にくり返す。
この点灯時間制御信号eのレベル変化に応じ、LEDア
レー・ヘッド516ヘの全チップ共通の発光イネーブル
信号ΦIは図5(D)および図6(D)の様に毎副走査
の度にデューティが2種類に変化する。図示の例では初
め(奇数ライン)が70%,次(偶数ライン)が35%
である。デューティの2種の値は、この値に限るもので
はない。
【0074】またこのとき、画像データ・コントローラ
600は画像形成装置の主制御ブロック、若しくは外部
(共に図示せず)から送信されてくる4値画像データに
基づき、走査ライン毎に初回を2、次回を1として重み
付けし、 のようにLEDアレー駆動信号コントローラ603にデ
ータ信号を送信する。上記の様な発光制御によって、走
査2ラインで副走査画像解像度600dpi、階調数4
値を実現することができる。
【0075】最後に第3例は、副走査画像解像度が12
00dpi、階調数が2値の場合である。このときのタ
イミング・チャートを図7および図8に示す。図7は奇
数ライン((2m−1)ライン目)について、図8は偶
数ライン(2mライン目)についてのものであり、両図
に示すタイミングでの主走査のための発光制御が副走査
毎に交互に実行される。
【0076】点灯時間制御信号eは、図7(G)および
図8(G)の様に毎副走査の度に変化せず、一定値(こ
の例ではH)を出力する。Hレベルの点灯時間制御信号
eに対して上記LEDアレー駆動信号コントローラ60
3は、毎副走査ライン、デューティの変化しないパルス
信号である全チップ共通の発光イネーブル信号ΦI(図
7(D)および図8(D))を出力する。発光イネーブ
ル信号ΦIは、ここではデューティ比を一律70%とし
たが、この値に限るものではない。
【0077】またこのとき、画像データ・コントローラ
600は画像形成装置の主制御ブロック、若しくは外部
(共に図示せず)から送信されてくる1200dpi,
2値画像データに基づき、走査毎にデータ(ΦD=1、
若しくは0)をLEDアレー駆動信号コントローラ60
3に送信する。
【0078】上記の様な発光制御によって、第2例のケ
ースに対しては走査1ラインで副走査画像解像度120
0dpi、階調数2値を実現することができる。
【0079】以上説明した通り本発明に係る上記実施の
形態では、感光体ドラム上での光書き込みラインの副走
査繰り返し速度を主走査解像度の2倍相当とする一方、
発光イネーブル信号を共通に用いて全LEDチップをコ
モン駆動し、また、副走査の走査繰り返し毎にデューテ
ィ比を変化させてオン時間を所定の値に切り替え、入力
する画像階調数を2値から4値に切り替えるようにし
た。したがって、副走査方向ノコギリ状の書き込みライ
ン段差の量を上記の通り低減することができる。また、
個別の発光画素毎に直接発光電流変調若しくは発光デュ
ーティ変調することもなく、1つの発光電流変調手段、
若しくは発光デューティ変調手段のみで副走査方向の画
像解像度、階調数を複数の組み合わせ(例えば上記実施
の形態では第1乃至第3例)から選択し、切り替えるこ
とができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明光走査装置お
よび画像形成装置によれば、複数の発光素子を画像デー
タに応じて発光させる主走査を行うことで主走査方向と
略平行な回転軸を回転中心として回転駆動される回転感
光体上に光書き込みラインを繰り返し形成する手段であ
って、形成した光書き込みラインが回転感光体上で主走
査方向と略垂直な副走査方向に所定速度で相対移動して
形成されるように光走査する走査手段により、発光素子
の配列ピッチのn倍相当の速度で光書き込みラインの形
成を繰り返し、さらに複数の発光手段を共通に発光制御
する発光信号を生成する発光制御手段と、所望の副走査
解像度と入力した所定階調の画像データの階調数に応じ
発光信号のタイミングを変化させることにより、光書き
込みラインにより形成する画像の階調数を2値から2n
値の間で選択する選択手段とを備えたことで、副走査方
向りノコギリ状書き込みライン段差の量を低減し、か
つ、個別の発光素子毎に直接発光電流変調、若しく発光
デューティ変調することなく、1つの発光電流変調手
段、若しくは発光デューティ変調手段のみで副走査方向
の画像解像度と階調数を複数の組み合わせから選択し、
切り替えることができる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御のためのブ
ロック構成図である。
【図2】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態における画像信号およびLEDアレー駆動
信号制御ブロック構成を示す回路図である。
【図3】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御動作を示す
タイミング・チャートである。
【図4】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御動作を示す
タイミング・チャートである。
【図5】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御動作を示す
タイミング・チャートである。
【図6】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御動作を示す
タイミング・チャートである。
【図7】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御動作を示す
タイミング・チャートである。
【図8】本発明に係る光走査装置および画像形成装置の
一実施の形態におけるLEDアレー発光制御動作を示す
タイミング・チャートである。
【図9】従来の自己走査型LEDアレー(SLED)の
基本構成の一例を示す回路図である。
【図10】従来のSLEDを制御するためのタイミング
・チャートである。
【図11】従来のSLEDアレー・ヘッドの実装構成の
一例を示す外観斜視図である。
【図12】従来のLEDアレー・ヘッドを用いたカラー
画像形成装置の一例を示す側面図である。
【図13】従来のLEDアレー・ヘッドの発光制御のた
めの回路構成図である。
【図14】図13の回路構成における副走査方向の位置
ずれ補正を説明するタイミング・チャートである。
【図15】従来例の課題を説明する説明図である。
【図16】従来例の課題を説明する説明図である。
【符号の説明】
211 LEDアレー・チップ 342 感光体ドラム 501 遅延回路 510 データ変換ブロック 511 ゲート回路ブロック 512 バッファ・ブロック 513 SLEDチップ 516 LEDヘッド 600 画像データ・コントローラ 602 点灯時間制御信号発生回路 603 駆動信号コントローラ a 画像イネーブル信号 a′ 遅延画像イネーブル信号 b 画像データ要求クロック c 副走査方向画像解像度切り替え信号 d 階調数切り替え信号 e 点灯時間制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE12 AE14 AE21 AE28 AE47 AF13 AF44 AF57 AF60 AF62 AF71 AF79 FA04 FA17 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB29 DE02 DE29 EA02 EA03 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光素子を主走査方向に配列され
    た発光手段を複数、前記主走査方向に配列された発光ア
    レー・ヘッドと、 前記複数の発光素子を画像データに応じて発光させる主
    走査を行うことで前記主走査方向と略平行な回転軸を回
    転中心として回転駆動される回転感光体上に光書き込み
    ラインを繰り返し形成する手段であって、前記形成した
    光書き込みラインが前記回転感光体上で前記主走査方向
    と略垂直な副走査方向に所定速度で相対移動して形成さ
    れるように光走査する走査手段とを備えた光走査装置に
    おいて、 前記走査手段により、前記発光素子の配列ピッチのn倍
    相当の速度で前記光書き込みラインの形成を繰り返し、
    さらに所定階調の画像データを入力する入力手段と、 前記複数の発光手段を共通に発光制御する発光信号を生
    成する発光制御手段と、 所望の副走査解像度と前記入力した画像データの階調数
    に応じ前記発光信号のタイミングを変化させることによ
    り、前記光書き込みラインにより形成する画像の階調数
    を2値から2n 値の間で選択する選択手段とを備えたこ
    とを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記選択手段は、前記所望の副走査解像度に応じた解像
    度選択信号を生成する手段と、前記入力した画像データ
    の階調数に応じた階調選択信号を生成する手段と、前記
    解像度選択信号および前記階調選択信号に基づいて前記
    タイミングを前記光書き込みライン毎に制御するための
    タイミング制御信号を生成する手段とを備え、 前記発光制御手段は、前記生成したタイミング制御信号
    にしたがい、前記階調数に応じて前記発光信号のデュー
    ティ比を可変することを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記入力手段からの前記画像データに基づき、前記光書
    き込みライン毎に書き込む画像データを前記所望の副走
    査解像度に応じて選択する手段をさらに備えたことを特
    徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】 複数の発光素子を主走査方向に配列され
    た発光手段を複数、前記主走査方向に配列された発光ア
    レー・ヘッドと、 前記主走査方向と略平行な回転軸を有する回転感光体
    と、 前記回転感光体を回転駆動する駆動手段と、 前記複数の発光素子を画像データに応じて発光させる主
    走査を行うことで当該回転する回転感光体上に光書き込
    みラインを繰り返し形成する手段であって、前記形成し
    た光書き込みラインが前記回転感光体上で前記主走査方
    向と略垂直な副走査方向に所定速度で相対移動して形成
    されるように光走査する走査手段とを備えた画像形成装
    置において、 前記走査手段により、前記発光素子の配列ピッチのn倍
    相当の速度で前記光書き込みラインの形成を繰り返し、
    さらに所定階調の画像データを入力する入力手段と、 前記複数の発光手段を共通に発光制御する発光信号を生
    成する発光制御手段と、 所望の副走査解像度と前記入力した画像データの階調数
    に応じ前記発光信号のタイミングを変化させることによ
    り、前記光書き込みラインにより形成する画像の階調数
    を2値から2n 値の間で選択する選択手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記選択手段は、前記所望の副走査解像度に応じた解像
    度選択信号を生成する手段と、前記入力した画像データ
    の階調数に応じた階調選択信号を生成する手段と、前記
    解像度選択信号および前記階調選択信号に基づいて前記
    タイミングを前記光書き込みライン毎に制御するための
    タイミング制御信号を生成する手段とを備え、 前記発光制御手段は、前記生成したタイミング制御信号
    にしたがい、前記階調数に応じて前記発光信号のデュー
    ティ比を可変することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記入力手段からの前記画像データに基づき、前記光書
    き込みライン毎に書き込む画像データを前記所望の副走
    査解像度に応じて選択する手段をさらに備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049334A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind 環境汚染物質の処理方法及びバイオリアクター
JP2014213457A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 カシオ電子工業株式会社 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、ヘッド制御装置、ヘッド制御方法、および、ヘッド制御プログラム

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JP2008049334A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind 環境汚染物質の処理方法及びバイオリアクター
JP2014213457A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 カシオ電子工業株式会社 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、ヘッド制御装置、ヘッド制御方法、および、ヘッド制御プログラム

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