JP2000210257A - 角膜形状測定装置 - Google Patents

角膜形状測定装置

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JP2000210257A
JP2000210257A JP11014654A JP1465499A JP2000210257A JP 2000210257 A JP2000210257 A JP 2000210257A JP 11014654 A JP11014654 A JP 11014654A JP 1465499 A JP1465499 A JP 1465499A JP 2000210257 A JP2000210257 A JP 2000210257A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 周辺固視灯を正しく被検者が注視しているか
否かを判定し、所望の角膜周辺部位を測定光軸上に確実
に位置合わせする。 【解決手段】 センサ受光面44aにおいて、アライメ
ント用視標光源の角膜反射輝点像T2’は、被検者の視
線を移動した方向に移動する。制御手段はこの輝点像T
2’の位置を算出し、記憶しておいた角膜反射輝点像T
1’の位置と比較する。更に、制御手段は中心部測定後
のT1’の位置と、周辺固視灯光源を点灯して被検者の
視線を誘導した時のT2’の位置を比較し、その変化の
方向が固視灯の方向と概略一致しているか否かを判定す
る。一致していると判定されたときには、輝点像T2’
がセンサ受光面44aのアライメント許容範囲Ma’内
に入るように、被検眼に対して上下、左右方向に検眼ユ
ニットを駆動する。次に、視標光源を角膜に投影して角
膜反射像のピントを合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角膜の周辺部の曲
率を測定する角膜形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンタクトレンズの処方を行
う際には、ケラトメータと呼ばれる角膜形状測定装置を
使用して、被検者の角膜の中心部付近の領域において強
弱主経線曲率半径とその軸角度を測定して、装用するコ
ンタクトレンズのベースカーブを決定している。
【0003】また、より良い装用状態を実現するため
に、角膜の周辺部の曲率を測定して、中心部領域の曲率
半径からのずれである離心率を求め、周辺部のフィッテ
イングに適するコンタクトレンズを選択することも行わ
れている。このような角膜周辺部の測定は、被検者に所
定の周辺測定用固視灯を固視するように指示し、被検眼
を回旋して測定すべき周辺部分の測定を行っている。
【0004】また、この種のケラトメータによる角膜周
辺の形状測定方法として、測定光軸の周りに配置した周
辺測定用固視灯の内、中心部測定から得た強弱主経線の
軸角度方向、又はその軸角度方向に最も近い周辺固視灯
を点灯し、被検者にその固視灯を注視させることにより
被検眼を回旋して、測定すべき周辺部分をケラトメータ
の測定光軸上に配置して測定する装置が、特開平4−2
66737号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例のケラトメータにおいては、被検者が実際に点灯し
ている周辺固視灯を注視しているか否かは、角膜中心部
領域の測定終了後に、中心固視灯を消灯して周辺固視灯
を点灯した時点で、被検眼の動きを観察用モニタで観察
して確認しているために、見落しや検者の勘違いによっ
て誤った周辺部位の測定を招くという問題点がある。ま
た、測定操作を自動で行う検眼装置では、被検者が点灯
した周辺固視灯を本当に注視しているか否かを確認でき
ないために、角膜の周辺測定を行うことができないか、
或いは測定の信頼性を確認することができないという問
題点がある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
周辺固視灯を正しく被検者が注視しているか否かを判定
して、所望の角膜周辺部位を測定光軸上に確実に位置合
わせする角膜形状測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る角膜形状測定装置は、被検眼の注視方
向を所望の方向に移動するために光軸周辺に設けた複数
の周辺固視灯と、該周辺固視灯の点灯・消灯を制御する
点灯制御手段と、該点灯制御手段による前記周辺固視標
の点灯に応じて、被検眼の注視方向を検出する注視方向
検出手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る角膜形状測定装置は、
被検眼の注視方向を所望の方向に移動するために光軸周
辺に設けた複数の周辺固視灯と、該周辺固視灯の点灯・
消灯を制御する点灯制御手段と、該点灯制御手段による
前記周辺固視標の点灯に応じて、被検眼の注視方向を検
出する注視方向検出手段と、前記点灯制御手段により点
灯した前記周辺固視灯の方向及び前記注視方向検出手段
により検出した被検眼の注視の移動方向が、概略同じ方
向か否かを判定する注視方向判定手段とを有することを
特徴とする。
【0009】本発明に係る角膜形状測定装置は、被検眼
の角膜形状を含む光学的特性を測定する検眼手段と、該
検眼手段と被検眼の位置関係を検出するアライメント検
知手段と、該アライメント検知手段からの検知信号によ
り被検眼及び前記検眼手段の位置合わせを行うために前
記検眼手段を被検眼に対して上下左右及び前後方向に駆
動する駆動手段とを、被検眼の注視方向を所望の方向に
移動するために光軸周辺に設けた複数の周辺固視灯と、
該周辺固視灯の点灯・消灯を制御する点灯制御手段と、
該点灯制御手段による前記周辺固視標の点灯に応じて前
記検眼手段の前記駆動手段による移動方向を検出する移
動方向検出手段と、前記点灯制御手段により点灯した前
記周辺固視灯の方向及び前記移動方向検出手段により検
出した前記検眼手段の移動方向が概略同じ方向か否かを
判定する注視方向判定手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例の角膜形状測定装
置の側面図を示し、装置の外装カバー1には、被検者が
額を当接する額当て2、被検者の顎を載置する顎受け台
3が設けられており、外装カバー1の検者側には操作パ
ネルユニット4、表示手段である液晶モニタ5、プリン
タ6が取り付けられている。外装カバー1の内部におい
て、装置に電力を供給する電源7を内蔵する基台8上に
は、前後、左右、上下方向に駆動して被検者に対して位
置合わせを行う駆動機構を有する検眼ユニット9が載置
されており、更に全体の制御を行う制御手段10が配置
されている。なお、制御手段10の取付方法や各デバイ
スとの接続については、図示を省略している。
【0011】また、外装カバー1の額当て2の下側に
は、図2に示すような覗き窓11R、11Lと、被検者
が装置内部を覗き込んだときに外装カバー1に当接しな
いように被検者の鼻を回避する凹部12とが設けられて
いる。
【0012】検眼ユニット9の底面には、送りナット付
きのジョイント部材13が設置され、送りねじ14に螺
合している。送りねじ14の一端14aと駆動モータ1
5の出力軸15aは、カップリング16によって連結さ
れている。この駆動モータ15はステージ台17に固定
されており、駆動モータ15の回転によって、検眼ユニ
ット9はステージ台17に対して被検眼Eに近付いたり
遠去かったりするようにされている。ステージ台17の
下面には、送りねじ18に螺合する送りナット部19a
を有する連結部材19が固定されている。送りねじ18
の下端18aと駆動モータ20の出力軸20aは、カッ
プリング21によって連結されている。更に、駆動モー
タ20はステージ台22に固定されており、駆動モータ
20が回転することによって、送りねじ18とそれに螺
合する連結部材19の働きで、検眼ユニット9や駆動モ
ータ15が固定されたステージ台17を上下に駆動する
ことができるようになっている。
【0013】ステージ台22と連結部材19の間には、
ステージ台17や連結部材19の重量による駆動モータ
20の負荷を軽減するために、圧縮ばね23が配置され
ている。また、ステージ台17の下面に設置された案内
棒24は、ステージ台22の一部に設けた案内溝22a
に嵌入しており、駆動モータ20の回転により検眼ユニ
ット9やステージ台17が回転しないようにされてい
る。
【0014】ステージ台25はステージ台22を搭載
し、ステージ台25の下面には、案内棒26、27を嵌
入する案内部25a、25bと、送りねじ28と螺合す
る送りナット部25cが設けられている。案内棒26、
27は被検眼Eの眼幅方向に平行つまり紙面と直交方向
に、基台8の取付部8aに固定されている。また、送り
ねじ28も送りねじ14や送りねじ18と同様に、図示
しないカップリングによって図示しない後述する駆動モ
ータ29に連結されており、この駆動モータ29は駆動
モータ20と同様に基台8の取付部8aに固定されてい
る。そして、これらの駆動モータ15、20、29の回
転によって、検眼ユニット9は被検者に対して前後、左
右及び上下に駆動し位置合わせが行われるようになって
いる。
【0015】被検者の顎を載置する顎受け台3は顎受け
支柱30が固定されており、その内部に上下駆動用のね
じ部30aが設けられ、そのねじ部30aにねじ棒31
が螺合している、ねじ棒31の下端部31aと駆動モー
タ32の出力軸32aがカップリング33によって連結
されており、駆動モータ32は取付板34を介して基台
8に不動に取り付けられている。そして、駆動モータ3
2の回転により顎受け台3が上下に駆動して、被検眼E
の位置合わせのための補助機構が構成されている。
【0016】図3は検眼ユニット9の光学系の構成図を
示し、検眼ユニット9は覗き窓11R、11L間を移動
可能に配置されており、検眼ユニット9の前面には保護
ガラス40が取り付けられている。保護ガラス40の略
中央部の光路O1上には対物レンズ41、ハーフミラー4
2、図4に示すような開口部43aと軸43bを有する
絞り43、受光面44aを有する二次元撮像素子44が
順次に配列されている。ハーフミラー42の入射方向の
光路上には、レンズ45、ダイクロイックミラー46、
可視光LEDの中心固視灯光源47が配列され、ダイク
ロイックミラー46の入射方向には、近赤外発光LED
のアライメント用視標光源48が配置されている。
【0017】検眼ユニット9が移動した場合の覗き窓1
1R又は11Lの近傍には、リング視標光源49が配置
されており、このリング視標光源49は図5に示すよう
に検眼ユニット9の測定光軸O1を中心とする円環形状の
拡散板と、アライメント用視標光源48と同様の発光波
長の近赤外光を発し円環状に配置された複数個のLED
の照明用光源50とから構成されている。リング視標光
源49、照明用光源50はケース51に収納されてお
り、リング視標光源49は照明用光源50によって拡散
板を背面から照明することにより、被検眼Eの角膜に角
膜形状測定用のリング視標を投影するようにされてい
る。リング視標光源49のリングの内側には、角膜周辺
部の曲率測定のために被検者に注視させるための可視光
発光LEDから成る8個の周辺固視灯光源52a〜52
hが、45度おきに円環状に配置されている。これらの
周辺固視灯光源52a〜52hは被検眼Eに対し1個ず
つ選択的に点灯し、それを注視させることによって被検
眼Eの視線を回旋して、検眼ユニット5の測定光軸O1上
に測定角膜周辺部位を配置するようになっている。
【0018】絞り43は対物レンズ41の焦点位置に配
置されてテレセントリック光学系が形成されており、角
膜形状測定時に被検眼Eの位置ずれが測定誤差に入らな
いようにされている。また、絞り43は通常では測定前
のアライメント時に図示しないモータなどの駆動手段に
より軸43bを中心に回動して、点線で示す光路外の位
置に退避している。
【0019】図6は操作パネルユニット4を示し、市販
のトラックボール4a、前後ローラ4b、各種スイッチ
群4c〜4hが設けられている。トラックボール4aを
検者が手の平で転がすように操作することによって、そ
の前後・左右方向の回転量を図示しないセンサが検出
し、回転量に応じて検眼ユニット9を被検眼Eに対して
上下・左右に移動するように、制御手段10が駆動モー
タ20、29を駆動するようにされている。また、前後
ローラ4bは表面に滑り止めのローレットが形成された
棒から成り、その回転量を図示しないセンサが検出し、
その回転量に応じて検眼ユニット9を被検眼Eに対して
前後方向に移動するように、制御手段10が駆動モータ
15を駆動するようになっている。
【0020】スイッチ群4c〜4hは、測定を開始する
スタートスイッチ4c、測定結果をプリンタ6に出力す
るプリントスイッチ4d、角膜形状測定を自動で行うか
手動操作で位置合わせして行うかを選択する自動/手動
選択スイッチ4e、角膜形状の測定モードで中心部領域
の測定から角膜周辺部位の測定に切換える周辺測定選択
スイッチ4f、顎受け台3を上昇するスイッチ4g及び
顎受け台3を下降するスイッチ4hから成っている。
【0021】また、液晶モニタ5はモニタケース5aの
内部に格納されており、検者に検眼ユニット9の二次元
撮像素子44で撮像した被検眼Eの前眼部像を動画とし
て表示したり、測定された測定値の表示や自動/手動モ
ードなどの測定の条件等を表示するようになっている。
このモニタケース5aの側面には、外装カバー1の図示
しない孔部に嵌入する支点軸5bが形成されており、こ
の軸5bを中心にモニタケース5aを矢印の方向に傾動
して、検者の見易い位置に固定することができるように
なっている。
【0022】図7は制御手段10と各デバイスの関係を
示すブロック回路の構成図であり、制御手段10はマイ
クロプロセッサやプログラムを格納するROM、周辺機
器のインタフェイスなどを含んでいる。制御手段10の
出力はプリンタ6、中心固視灯光源47、照明用光源5
0、周辺固視灯光源52a〜52h、アライメント用視
標光源48に接続され、更に絞り43を被検眼Eのアラ
イメント時と角膜形状測定時とで光路内へ挿脱する駆動
モータ55、検眼ユニット9を被検眼Eに対して上下左
右方向及び前後方向に駆動する駆動モータ15、20、
29、更に顎受け台3を上下動する駆動モータ32に接
続されて、それらの駆動を制御している。
【0023】また、被検眼Eのアライメントや角膜形状
の測定に使用する二次元撮像素子44の出力は、A/D
変換器56を介して、フレームメモリ57に接続されて
おり、制御手段10は二次元撮像素子44に撮像された
画像を画像処理して、被検眼Eのアライメントや角膜形
状測定を行うようになっている。更に、操作パネルユニ
ット4のトラックボール4aや前後ローラ4bの検出信
号、スタートスイッチ4c、プリントスイッチ4dなど
の各スイッチやデバイスの信号が、制御手段10に入力
されるように接続されている。
【0024】角膜の中心部を測定する際には、被検者は
覗き窓11R、11Lの中を覗きながら、額を額当て2
に当接する。例えば、右側の被検眼Eを測定する場合に
は、検者は側方から被検者の眼の位置が、その眼前に位
置する検眼ユニット9を介してほぼ覗き窓11Rの中心
線上にあるか否かを確認して、被検者の顔が安定するよ
うにスイッチ4g、4hを操作して顎受け台3を昇降
し、被検者の顎を顎受け台3上に載置する。被検者の顔
の姿勢が安定したら検者はスタートスイッチ4cを押
し、これによって自動的に被検眼Eのアライメントが開
始され測定が行われる。
【0025】スタートスイッチが押釦されると、制御手
段10は中心固視灯光源47を点灯し、中心固視灯光源
47を発した光束は、ダイクロイックミラー46、レン
ズ45を透過して、ハーフミラー42で反射され、対物
レンズ41を透過して、保護ガラス40、更に覗き窓1
1Rを介して、レンズ45、対物レンズ41より平行光
束となって右側の被検眼Eに投影される。被検眼Eはこ
の中心固視灯光源47の光束を注視することによって、
角膜中心部の曲率測定を行う際に、被検眼Eの角膜Ec
頂点を測定光軸O1上に位置合わせする。
【0026】次に、制御手段10はアライメント用視標
光源48を点灯し、アライメント用視標光源48から発
した光束は中心固視灯光源47と同様の光路を通り、レ
ンズ45、対物レンズ41により平行光束となって被検
眼Eの角膜Ecに投影され、角膜Ecの虹彩Ei付近に
輝点Tcとして結像する。この輝点Tcからの光束は光
路を戻り、覗き窓11R、保護ガラス40、対物レンズ
41、ハーフミラー42を透過して、二次元撮像素子4
4のセンサ受光面44aに達し、図8に示すようにセン
サ受光面44a上に角膜反射輝点像T’を形成する。こ
の時点では、輝点像T’は未だ被検眼Eのアライメント
は完了していないので、位置合わせするセンサ受光面4
4aの中心部44c付近のアライメント許容領域Ma’
から離れた個所にある。
【0027】制御手段10はフレームメモリ57に入力
されたアライメント時の前眼部像を逐次に画像処理し
て、輝点像T’とセンサ受光面44aの中心部44cと
の距離が小さくなる方向に、駆動モータ20、29を駆
動して制御を行う。この輝点像T’がアライメント許容
範囲Ma’内に入ったら、検眼ユニット9の左右、上下
方向のアライメントが完了したことになる。
【0028】続いて、角膜形状測定のために、制御手段
10はアライメント用視標光源48を消灯し、照明用光
源50を発光して、リング視標光源49からリング光束
を被検眼Eの角膜Ecに投影する。リング光束による被
検眼Eでの角膜反射像Kは、覗き窓11R、保護ガラス
40を介して、対物レンズ41で屈折し、ハーフミラー
42、絞り43の開口部43aを介して、二次元撮像素
子44のセンサ受光面44aに結像する。
【0029】図9(a) はセンサ受光面44aに結像した
リング視標光源49の角膜反射像Kを表し、被検眼Eの
角膜形状によってリングの直径が大きくなったり小さく
なったりする。また、被検眼Eの角膜Ecに乱視がある
場合には、図9(b) に示すように角膜反射像Kは楕円形
状になる。
【0030】制御手段10はリング視標光源49の角膜
反射像Kをフレームメモリ57に取り込み、例えばセン
サ受光面44aの中心部44cを通る走査線に相当する
図10(a) に示す水平方向の画素CLの並び方向での図
10(b) に示すような角膜反射像Kのエッジの立ち上が
り具合αを算出して記憶する。その後に、検眼ユニット
9を被検眼Eに向かう方向に若干移動し、同様にして取
り込んだリング視標光源49の角膜反射像Kのエッヂの
立ち上がり具合αと比較する。リング視標光源49のエ
ッヂの立ち上がり具合αが鋭くなればピントが合う方向
となる。
【0031】検眼ユニット9を移動する前後で検眼ユニ
ット9の立ち上がり具合αを比較し、移動した後の方が
エッヂの立ち上がり具合αが鋭くなっている場合は、更
に同じ方向に移動し、更に鈍くなっている場合は、反対
方向に移動して繰り返し立ち上がり具合αを比較する。
以上の動作を、所定の立ち上がり具合αに達するまで繰
り返すことによって、リング視標光源49の被検眼Eの
角膜Ecによる反射像のピントの合った状態を見い出し
て、作動距離方向である前後方向の位置合わせを完了す
る。
【0032】このようにして、被検眼Eと検眼ユニット
9の前後・左右・上下方向の位置合わせが完了すると、
制御手段10は位置合わせが完了したときのリング視標
光源49の被検眼Ecによる角膜反射像Kの画像を、A
/D変換器56を介してフレームメモリ52に取り込ん
で、そのリング像の大きさ及び形状を画像解析して、角
膜形状を表す強弱主経線曲率半径とその軸角度を算出
し、算出した結果は液晶モニタ5やプリンタ6に出力し
て表示する。
【0033】角膜周辺部の測定の際には、角膜Ecの中
心部領域の測定が終了した後に、検者が操作パネルユニ
ット4の周辺測定選択スイッチ4fを押釦することによ
り、中心部領域の測定値を基に角膜周辺部の測定を開始
する。制御手段10はリング視標光源49の照明用光源
50を消灯し、代りにアライメント用視標光源48を点
灯する。中心部測定を行った直後なので、その角膜反射
輝点像T’はセンサ受光面44aの中心部44c付近に
輝点像として存在している。制御手段10はこのときの
角膜反射輝点像のセンサ受光面44a上の位置を、フレ
ームメモリ57に取り込んだ前眼部像を画像処理するこ
とによって算出、記憶しておく。
【0034】そして、中心部領域の測定結果が、例えば
弱主経線曲率半径が7.60mm、強主経線曲率半径が
7.31mm、軸角度が97度であったとすると、その
軸角度の値97度に最も近い周辺固視灯方向である90
度方向、90度方向と正対する軸角度である270度方
向、90度及び270度と直交する軸角度である180
度方向及び0度方向で周辺部測定を行う。
【0035】先ず、制御手段10は中心部領域測定時の
固視灯である中心固視灯光源47を消灯し、被検眼Eを
270度方向(下方向)に回旋して、90度方向の角膜
周辺部を検眼ユニット9の測定光軸上に配置するため
に、下方向位置の周辺固視灯光源52eを点灯する。被
検者は点灯した周辺固視灯光源52eを見るために、2
70度の方向に視線を移動する。
【0036】図11は被検眼Eが周辺固視灯光源を固視
して角膜Ecの位置が回旋したときの角膜反射輝点の移
動の説明図を示す。中心部の測定を行っているときに、
角膜反射輝点は位置T1に形成されるが、被検眼Eが周
辺固視灯光源52eを固視すると、回旋点Qを中心にし
て角膜EcはE1からE2に角度θだけ回転し、角膜反
射輝点も位置T2に移動する。角度θは検眼ユニット9
の角膜形状測定光学系の測定部位の大きさにもよるが、
手動操作のケラトメータなどの周辺曲率測定部位と同様
に、20度程度の装置固有の角度であり、周辺固視灯光
源52eの設置高さにより決まる。
【0037】この角膜反射輝点の位置T1からT2への
移動は、検眼ユニット9側から観察すると、距離hだけ
周辺固視灯光源52eの方向に輝点が移動したように見
える。ここで、角膜Ecの曲率半径をr、角膜頂点から
被検眼Eの回旋点Qまでの距離をxとすると、距離hは
次式で表される。 h=(x−r)sinθ …(1)
【0038】この距離hは約13mm程度であるが、こ
の値は個人差が大きい。なお、図11においてO、O’
はそれぞれ被検眼Eの角膜EcがE1、E2にあるとき
の曲率中心を表している。このように、被検者が正しく
周辺固視灯光源52eを固視していれば、角膜反射輝点
の像は、略距離hだけ点灯中の周辺固視灯光源52eの
方向に移動する。
【0039】図12は二次元撮像素子44のセンサ受光
面44aに投影された角膜反射輝点像T1’及びT2’
を示す。輝点像T1’、T2’はそれぞれ図11の位置
T1、T2の像を示しており、被検者の視線が周辺固視
灯光源52eの方向に移動することによって、アライメ
ント用視標光源48の角膜反射輝点像は、被検者の視線
が移動した方向に移動している。制御手段10はこのと
きの角膜反射輝点像T2’のセンサ受光面44a上の位
置を、フレームメモリ57に取り込んだ前眼部像から画
像処理により算出し、中心部測定後に算出、記憶してお
いた角膜反射輝点像T1’の位置と比較する。制御手段
10はこの輝点像T1’の位置と輝点像T2’の位置と
を比較し、その変化の方向が周辺固視灯光源52eの方
向と概略一致しているか否かを判定する。
【0040】この判定の基準は、例えば図12に示すよ
うに、輝点像T1’を中心として周辺固視灯光源光源5
2a〜52hが存在する8方向に分割された領域Aa〜
Ahのどの領域に、周辺固視灯光源52e点灯時の角膜
反射輝点像T2’が入っているかによって判定する。領
域Aa〜Ahの円環の内径、外径の大きさは、式(1)に
おいて、この装置の角膜形状の測定範囲であるrの変動
幅と、x=13として、xの許容変動幅を考慮して決定
された領域である。領域Aeに一致していると判定され
たときには、点灯した周辺固視灯光源52eを被検者が
正しく注視していると判断できるので、中心部測定の時
と同様に、角膜反射輝点像T2’がセンサ受光面44a
のアライメント許容範囲Ma’内に入るように、被検眼
Eに対して上下左右方向に検眼ユニット9を駆動する。
【0041】次に、照明用光源50を点灯して、リング
視標光源49を角膜Ecに投影し、、中心部測定の場合
と同様にリング視標光源49による角膜反射像Kのピン
トを合わせることにより、被検眼Eと検眼ユニット9の
前後方向の位置合わせを行う。その後に、角膜反射像K
の形状・大きさを画像処理によって求め、周辺部位での
角膜形状測定を行う。このようにして求めた被検眼Eの
90度方向の周辺部位の形状と、前に測定した中心部の
角膜形状の測定値とから、制御手段10により90度方
向の離心率eを算出する。
【0042】中心部測定後の輝点像T1’の位置と周辺
固視灯光源52eを点灯した時の輝点像T2’の位置を
比較し、その変化の方向が周辺固視灯光源52eの方向
と一致していないと判定されたときには、図13に示す
ように制御手段10は液晶モニタ5に被検者の固視状態
が不良であることを表示し、一旦測定を中断する。その
後に、制御手段10は周辺固視灯光源52eを点滅した
り、更に明るく点灯して被検者の注視を促進するように
動作したり、或いはブザーを鳴らして検者に被検者が正
しく周辺固視灯光源52eを注視していないことを警告
し、被検者への注意を促して、被検者の注視を周辺固視
灯光源52eに向けるように制御する。
【0043】この間に、制御手段10は常に角膜反射輝
点像T2’の位置をセンサ受光面44a上で検出してい
るので、角膜反射輝点像T2’の移動方向が正しく周辺
固視灯光源52eの方向と―致しているか否か判定を続
け、一致していると判定された場合にのみ測定を再開し
て、その方向の周辺部測定を行う。
【0044】なお、このとき、被検者の固視状態が適正
であることを示すために、図13に示す「Fixati
on Error」の代りに、「Fixed」等と表示
してもよいが、本実施例では現在の測定部位を表す図1
3の「90度」という数字を点滅することによって固視
が適正であることを表している。また、左下のマークM
Dは既に測定が終了している場所を黒丸で示し、中央の
黒丸が中心部測定の終了を示している。更に、白丸は未
測定の部位を示し、現在測定中の部位を例えばマークM
Deのように黒丸と白丸の点滅で表示する。
【0045】次に、180度方向の角膜周辺部位の測定
を行うために、制御手段10は同様に周辺固視灯光源5
2eを消灯して、代りに周辺固視灯光源52cを点灯す
る。角膜Ecに投影されたアライメント用視標光源48
の角膜反射輝点像T2’の位置を、中心部測定の角膜反
射輝点像T1’の位置と比較して、被検者の注視方向が
正しく周辺固視灯光源52cの方向に向いているか否か
を判別して、180度方向の角膜周辺部位の測定を行
う。更に、同様にして270度方向の角膜周辺部位の測
定の時は、周辺固視灯光源52aを点灯し、0度方向の
角膜周辺部位の測定の時は、周辺固視灯光源52gを点
灯して、角膜周辺部位の測定を行う。そして、図14に
示すように測定した角膜周辺部の測定結果の一覧をプリ
ンタ6に出力し、角膜周辺部の測定を終了する。
【0046】通常、検眼装置に設置されている表示手段
は5インチ程度の小さな液晶モニタ5なので、角膜周辺
部の測定結果などの複数個の測定データ群を一度に表示
する場合は、プリンタ6の出力の方が見易く、90度、
180度、270度、0度の測定を完了する毎に、周辺
測定を行っている部位の表示と共に、その時の測定値で
ある曲率半径と離心率eを、図13の測定部位を表す角
度の数字の下の表示「Fixation Error」
の場所に表示するようにしてもよい。
【0047】以上の説明では、アライメント用視標光源
48による平行光束の角膜反射輝点の位置を検出して、
中心部測定の時の角膜反射輝点像T1’の位置と、周辺
固視灯光源52eを点灯したときの角膜反射輝点像T
2’の位置とを比較することにより、被検眼Eの注視方
向の検出を行っているが、アライメント用視標光源48
の代りに、リング視標光源49の角膜反射像Kの位置を
検出することによって、被検眼Eの注視方向の検出を行
ってもよい。
【0048】図15はセンサ受光面44a上に撮像され
たリング視標光源49の角膜反射像Kを示し、図15
(a) は中心部測定時の角膜反射像Kcで、その計算上の
中心Ccはセンサ受光面44aのほぼ中心にある。ま
た、図15(b) は角膜周辺部位の測定のために、周辺固
視灯光源52eを点灯した後に、被検者が周辺固視灯光
源52eを注視したときのリング視標光源49の角膜反
射像Kpであり、その計算上の中心Cpは、角膜反射輝
点像T2’と同様に点灯した周辺固視灯光源52eの方
向に移動している。
【0049】このリング形状或いは楕円形状のリング視
標光源49の角膜反射像Kcの中心位置を、制御手段1
0により画像解析することによって求め、リング視標光
源49の角膜反射像Kcの中心位置の変化と、周辺固視
灯光源52a〜52hの内の点灯している光源の角膜反
射像Kpの位置を比較し、被検眼Eの注視状態を検出す
ることができる。また、被検眼Eとのアライメントのた
めに駆動する検眼ユニット9の移動量から、周辺固視灯
光源52a〜52hの点灯による被検眼Eの注視方向を
検出することもできる。
【0050】図16は第2の実施例の角膜形状測定装置
の側面図を示し、図1と同じ符号は同じ部材を表してい
る。図17に示すような等間隔のスリット60aを有す
るスリット板60が、駆動モータ29により被検眼Eに
対して左右方向(眼幅方向)に駆動するステージ台25
に取り付けられている。そして、そのスリット板60を
挟むように、フォトエンコーダ61が基台8に取り付け
られており、駆動モータ23によるステージ台25の左
右方向の移動によって、スリット板60がフォトエンコ
ーダ61の間隙を移動し、このときのステージ台25の
移動方向と移動量をフォトエンコーダ61が検出するよ
うに構成されている。
【0051】ステージ台17には、スリット板60と同
様のスリットを有するスリット板62が取り付けられ、
またステージ台25には、スリット板62を挟むように
してフォトエンコーダ63が取り付けられており、駆動
モータ20の駆動によるステージ台17の上下方向の移
動方向及び移動量を検出できるように構成されている。
そして、フォトエンコーダ61、63の出力は何れも制
御手段10に接続され、これによって制御手段10はス
テージ台17に搭載された検眼ユニット9の左右上下方
向の移動量と移動方向を検出できるようなっている。
【0052】なお、図示しないが検眼ユニット9にスリ
ット板を取り付け、ステージ台17にフォトエンコーダ
をこのスリット板を挟むように設置すれば、検眼ユニッ
ト9の被検眼Eに対する前後方向の移動量及び移動方向
を検出することができるので、その移動量を参考にし
て、被検眼Eと検眼ユニット9の作動距離方向の位置合
わせを精度良く行うことが可能となる。
【0053】このような構成により、被検眼Eの角膜E
cの中心部領域の測定を行った後に、周辺固視灯光源5
2eを点灯してこれを被検眼Eに注視させ、アライメン
ト動作中に常に角膜反射輝点像T’がセンサ受光面44
aのアライメント許容範囲Ma’に入るように検眼ユニ
ット9を移動する動作を行い、検眼ユニット9の移動量
と移動方向をフォトエンコーダ61、63の出力から算
出することにより、検眼ユニット9の駆動方向である被
検眼Eの注視方向を検出して、被検眼Eが正しく周辺固
視灯光源52eを注視しているか否かを判定している。
このように、常に測定のためのアライメント動作を行う
ことによって、測定時間を短縮することが可能となる。
【0054】また、角膜形状測定装置と眼屈折力計との
複合機などでは、通常では眼屈折力計の機能により被検
眼Eの眼幅を測定する機能が求められているが、本実施
例においては、検眼ユニット9の眼幅方向の移動量を求
める機構を眼幅測定に共用できるので合理的である。な
お、自動測定の角膜形状測定装置を実施例としたが、手
動で操作する従来のケラトメータでも、図13に示すよ
うに液晶モニタ5に、点灯している周辺固視灯光源52
eの方向と被検者の視線の方向を表示すようにすれば、
同様の効果を得ることができる。
【0055】このように本実施例では、被検者の点灯し
た周辺固視灯光源52eに対する注視状態が、所望の角
膜周辺部位の測定に適しているか否かを判断するので、
被検眼Eの注視状態を検者の判断だけに任せることな
く、正しい周辺部位の測定を確実に行うことができる。
また、検者にこれから行う角膜周辺測定が正当か否かを
予め知らせることができるので、検者の操作ミス・判断
ミスによる誤った測定を回避することができ、誤った測
定部位の測定が強制的或いは偶発的に行われたり、間違
った測定値を採用してしまうことを防止することができ
る。更に、検者による被検者への注意や指導をすること
なく、被検者に正しく固視させることができるので、検
査の省力化や測定の自動化が可能になり、注視方向検出
のための専用の視標や光学系を設けることなく、安価な
構成で角膜周辺測定における被検眼Eの注視方向の検出
を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る角膜形
状測定装置は、複数の周辺固視灯の点灯・消灯を点灯制
御手段により制御して、被検眼の注視方向を検出するこ
とにより、角膜周辺形状の測定の際に、被検者が正しく
周辺固視灯を注視し、所望の角膜周辺部位が測定光軸上
に位置合わせされているか否かを検出することができる
ので、被検者の固視不良による誤った周辺部位の測定を
未然に防止することができる。
【0057】また、本発明に係る角膜形状測定装置は、
点灯した周辺固視灯の方向と、注視方向検出手段により
検出した被検眼の注視の移動方向とが、概略同じ方向か
否かを判定することにより、被検者が固視不良にある場
合に、被検者又は検者に被検者の固視不良を警告した
り、適正な固視状態に誘導することが可能になるので、
誤った周辺部位の測定を防止することができる。
【0058】本発明に係る角膜形状測定装置は、被検眼
のアライメント及び測定を自動的に行う際に、複数の周
辺固視灯、点灯・消灯に応じて検眼手段の移動方向を検
出することにより、被検眼の固視不良を検出・判定する
ことができ、これにより誤った周辺部位の測定を防止し
て角膜周辺部の自動測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の側面図である。
【図2】接眼部の正面図である。
【図3】検眼ユニットの光学系の構成図である。
【図4】絞りの正面図である。
【図5】周辺固視灯光源及びリング光源の正面図であ
る。
【図6】操作パネルの正面図である。
【図7】制御手段のブロック回路の構成図である。
【図8】リング光源の反射像の説明図である。
【図9】角膜反射輝点像の説明図である。
【図10】角膜反射像の1走査線上の光強度のグラフ図
である。
【図11】角膜反射輝点像の移動の説明図である。
【図12】センサ受光面の角膜反射輝点像の説明図であ
る。
【図13】表示手段の表示の説明図である。
【図14】プリント出力の説明図である。
【図15】リング光源の角膜反射像の説明図である。
【図16】第2の実施例の側面図である。
【図17】スリット板の正面図である。
【符号の説明】
1 外装カバー 2 額当て 3 顎受け 4 操作パネルユニット 5 液晶モニタ 6 プリンタ 8 基台 9 検眼ユニット 14、18、28 送りねじ 15、20、29、32、55 駆動モータ 10 制御手段 43 絞り 44 二次元撮像素子 44a センサ受光面 47 中心固視灯光源 48 アライメント用視標光源 50 リング視標光源 52a〜52h 周辺固視灯光源 60、62 スリット板 61、63 フォトエンコーダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の注視方向を所望の方向に移動す
    るために光軸周辺に設けた複数の周辺固視灯と、該周辺
    固視灯の点灯・消灯を制御する点灯制御手段と、該点灯
    制御手段による前記周辺固視標の点灯に応じて、被検眼
    の注視方向を検出する注視方向検出手段とを有すること
    を特徴とする角膜形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記注視方向検出手段は、被検眼の角膜
    に視標を投影して角膜反射像を受光し、該角膜反射像の
    移動を検出することにより被検眼の注視方向を検出する
    請求項1に記載の角膜形状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記視標は被検眼の角膜形状測定用の視
    標を兼ねる請求項2に記載の角膜形状測定装置。
  4. 【請求項4】 被検眼の注視方向を所望の方向に移動す
    るために光軸周辺に設けた複数の周辺固視灯と、該周辺
    固視灯の点灯・消灯を制御する点灯制御手段と、該点灯
    制御手段による前記周辺固視標の点灯に応じて、被検眼
    の注視方向を検出する注視方向検出手段と、前記点灯制
    御手段により点灯した前記周辺固視灯の方向及び前記注
    視方向検出手段により検出した被検眼の注視の移動方向
    が、概略同じ方向か否かを判定する注視方向判定手段と
    を有することを特徴とする角膜形状測定装置。
  5. 【請求項5】 前記注視方向判定手段の判定結果を表示
    する表示手段を有する請求項4に記載の角膜形状測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記注視方向判定手段により被検眼の注
    視方向と点灯している周辺固視灯の方向とが一致してい
    ないことが判定されたときに、前記周辺固視灯の固視不
    良状態を警告する警告手段を設けた請求項4に記載の角
    膜形状測定装置。
  7. 【請求項7】 前記注視方向判定手段により被検眼の注
    視方向と点灯している周辺固視灯の方向とが一致してい
    ないことが判定されたときには、角膜周辺部位の測定を
    禁止する禁止手段を設けた請求項4に記載の角膜形状測
    定装置。
  8. 【請求項8】 被検眼の角膜形状を含む光学的特性を測
    定する検眼手段と、該検眼手段と被検眼の位置関係を検
    出するアライメント検知手段と、該アライメント検知手
    段からの検知信号により被検眼及び前記検眼手段の位置
    合わせを行うために前記検眼手段を被検眼に対して上下
    左右及び前後方向に駆動する駆動手段と、被検眼の注視
    方向を所望の方向に移動するために光軸周辺に設けた複
    数の周辺固視灯と、該周辺固視灯の点灯・消灯を制御す
    る点灯制御手段と、該点灯制御手段による前記周辺固視
    標の点灯に応じて前記検眼手段の前記駆動手段による移
    動方向を検出する移動方向検出手段と、前記点灯制御手
    段により点灯した前記周辺固視灯の方向及び前記移動方
    向検出手段により検出した前記検眼手段の移動方向が概
    略同じ方向か否かを判定する注視方向判定手段とを有す
    ることを特徴とする角膜形状測定装置。
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