JP2000206224A - 衛星航法補強システムの補強デ―タ中継装置 - Google Patents
衛星航法補強システムの補強デ―タ中継装置Info
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- JP2000206224A JP2000206224A JP1115199A JP1115199A JP2000206224A JP 2000206224 A JP2000206224 A JP 2000206224A JP 1115199 A JP1115199 A JP 1115199A JP 1115199 A JP1115199 A JP 1115199A JP 2000206224 A JP2000206224 A JP 2000206224A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＤＧＰＳ受信機に対してＳＢＡＳの補強デー
タに含まれる補正データを供給して、従来のＤＧＰＳ基
準局よりも広範囲で補正データを利用することのできる
ＳＢＡＳの補強データ中継装置を提供する。 【解決手段】 ＳＢＡＳ衛星２０から送信される補強デ
ータを、ＳＢＡＳ補強データ中継装置１０にてＤＧＰＳ
補正データに変換する。そして、ＳＢＡＳ補強データ中
継装置１０からＤＧＰＳ補正データを、例えば海上中波
ビーコン波を用いて移動局２４に送信する。移動局２４
では、ＧＰＳ衛星２２から送信される航法データとＤＧ
ＰＳ補正データとに基づき、自機位置を算出する。
タに含まれる補正データを供給して、従来のＤＧＰＳ基
準局よりも広範囲で補正データを利用することのできる
ＳＢＡＳの補強データ中継装置を提供する。 【解決手段】 ＳＢＡＳ衛星２０から送信される補強デ
ータを、ＳＢＡＳ補強データ中継装置１０にてＤＧＰＳ
補正データに変換する。そして、ＳＢＡＳ補強データ中
継装置１０からＤＧＰＳ補正データを、例えば海上中波
ビーコン波を用いて移動局２４に送信する。移動局２４
では、ＧＰＳ衛星２２から送信される航法データとＤＧ
ＰＳ補正データとに基づき、自機位置を算出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星航法補強システ
ム（Satellite Based Augmentation System，以下、
「ＳＢＡＳ」という）の補強データ中継装置に関し、特
に、ＳＢＡＳの補強データをＤＧＰＳ（ディファレンシ
ャルＧＰＳ）サービスを利用可能な従来型のＧＰＳ受信
機にＳＢＡＳの補強データを送信する補強データ中継装
置に関する。
ム（Satellite Based Augmentation System，以下、
「ＳＢＡＳ」という）の補強データ中継装置に関し、特
に、ＳＢＡＳの補強データをＤＧＰＳ（ディファレンシ
ャルＧＰＳ）サービスを利用可能な従来型のＧＰＳ受信
機にＳＢＡＳの補強データを送信する補強データ中継装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＧＰＳでの測位精度を向上させるシステ
ムとしてＤＧＰＳがある。ＤＧＰＳでは、既知点に設置
されたＤＧＰＳ基準局でＧＰＳ衛星毎の補正データ（疑
似距離誤差）が算出され、これが移動局に送信される。
そして、移動局では受信した補正データを用いて疑似距
離観測値を補正する。これにより、移動局でのＧＰＳを
利用した測位の精度を大幅に向上させることができる。
ムとしてＤＧＰＳがある。ＤＧＰＳでは、既知点に設置
されたＤＧＰＳ基準局でＧＰＳ衛星毎の補正データ（疑
似距離誤差）が算出され、これが移動局に送信される。
そして、移動局では受信した補正データを用いて疑似距
離観測値を補正する。これにより、移動局でのＧＰＳを
利用した測位の精度を大幅に向上させることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
ＤＧＰＳ基準局における可視衛星は限られており、そこ
で得られた補正データも当該ＤＧＰＳ基準局における可
視衛星に関するものだけである。このため、一つのＤＧ
ＰＳ基準局で生成された補正データを利用できるのは、
そのＤＧＰＳ基準局の設置場所から２００〜３００ｋｍ
の範囲内に位置し、可視衛星が少なくとも一部共通する
移動局に限られる。この結果、ＤＧＰＳを利用可能な領
域を広げようとすれば、ＤＧＰＳ基準局を２００〜３０
０ｋｍ毎に設置しなければならず、設置コストが膨大な
ものとなってしまう。
ＤＧＰＳ基準局における可視衛星は限られており、そこ
で得られた補正データも当該ＤＧＰＳ基準局における可
視衛星に関するものだけである。このため、一つのＤＧ
ＰＳ基準局で生成された補正データを利用できるのは、
そのＤＧＰＳ基準局の設置場所から２００〜３００ｋｍ
の範囲内に位置し、可視衛星が少なくとも一部共通する
移動局に限られる。この結果、ＤＧＰＳを利用可能な領
域を広げようとすれば、ＤＧＰＳ基準局を２００〜３０
０ｋｍ毎に設置しなければならず、設置コストが膨大な
ものとなってしまう。
【０００４】ところで、ＧＰＳサービスの不具合を解消
するため、米国のＷＡＡＳ（Wide Area Augmentation S
ystem；広域補強システム）、欧州のＥＧＮＯＳ（Europ
eanGeostationary Navigation Overlay Service）、日
本のＭＳＡＳ（MTSAT（Multi-functional Transport Sa
tellite） Satellite-based Augmentation System；運
輸多目的衛星用衛星航法補強システム）など、各種ＳＢ
ＡＳが主として航空航法用に実現されつつある。
するため、米国のＷＡＡＳ（Wide Area Augmentation S
ystem；広域補強システム）、欧州のＥＧＮＯＳ（Europ
eanGeostationary Navigation Overlay Service）、日
本のＭＳＡＳ（MTSAT（Multi-functional Transport Sa
tellite） Satellite-based Augmentation System；運
輸多目的衛星用衛星航法補強システム）など、各種ＳＢ
ＡＳが主として航空航法用に実現されつつある。
【０００５】かかるＳＢＡＳでは、分散配置された複数
のモニタ局で得られた補正データが静止衛星（以下、
「ＳＢＡＳ衛星」という）に一旦集約され、そこから移
動体に向けて補強信号（ＧＰＳ衛星毎の誤差データ、電
離層補正データ、ＧＰＳ衛星のインテグリティデータ、
ＳＢＡＳ衛星の軌道データなどの補強データを含む）と
して送信される。これにより、ＧＰＳの不具合情報（使
用不可又は不具合の程度）を移動体に提供するインテグ
リティ機能、ＧＰＳ衛星と同様の信号を提供し、あたか
も１個のＧＰＳ衛星が追加されたのと同様の効果を持た
せるレンジング機能、ＧＰＳ衛星毎の信号の有する誤差
を移動体に提供するディファレンシャル補正機能など、
有用な機能を実現する。中でも、ディファレンシャル補
正機能では、複数のＳＢＡＳ衛星から補強信号を受信す
ることにより全可視ＧＰＳ衛星の補正データを入手でき
るため、広範囲にわたり、測位精度を数メートルの程度
の誤差にまで向上させることができる。
のモニタ局で得られた補正データが静止衛星（以下、
「ＳＢＡＳ衛星」という）に一旦集約され、そこから移
動体に向けて補強信号（ＧＰＳ衛星毎の誤差データ、電
離層補正データ、ＧＰＳ衛星のインテグリティデータ、
ＳＢＡＳ衛星の軌道データなどの補強データを含む）と
して送信される。これにより、ＧＰＳの不具合情報（使
用不可又は不具合の程度）を移動体に提供するインテグ
リティ機能、ＧＰＳ衛星と同様の信号を提供し、あたか
も１個のＧＰＳ衛星が追加されたのと同様の効果を持た
せるレンジング機能、ＧＰＳ衛星毎の信号の有する誤差
を移動体に提供するディファレンシャル補正機能など、
有用な機能を実現する。中でも、ディファレンシャル補
正機能では、複数のＳＢＡＳ衛星から補強信号を受信す
ることにより全可視ＧＰＳ衛星の補正データを入手でき
るため、広範囲にわたり、測位精度を数メートルの程度
の誤差にまで向上させることができる。
【０００６】かかるＳＢＡＳの補強データを航空機のみ
ならず船舶や自動車でも利用することができれば、ＤＧ
ＰＳ基準局を多数設けるのに比して、広範囲でＧＰＳを
利用した測位精度を向上させることができ、有意義であ
る。
ならず船舶や自動車でも利用することができれば、ＤＧ
ＰＳ基準局を多数設けるのに比して、広範囲でＧＰＳを
利用した測位精度を向上させることができ、有意義であ
る。
【０００７】しかしながら、ＳＢＡＳの補強信号はＧＰ
Ｓ信号やＤＧＰＳの補正信号とは異なるボーレートでＳ
ＢＡＳ衛星から送信されるため、通常のＧＰＳ受信機は
勿論のこと、多くの船舶などに搭載されているＤＧＰＳ
受信機では補強データを受信してＳＢＡＳのメリットを
享受することはできない。
Ｓ信号やＤＧＰＳの補正信号とは異なるボーレートでＳ
ＢＡＳ衛星から送信されるため、通常のＧＰＳ受信機は
勿論のこと、多くの船舶などに搭載されているＤＧＰＳ
受信機では補強データを受信してＳＢＡＳのメリットを
享受することはできない。
【０００８】本発明は上記課題を鑑みてなされたもので
あって、その目的は、ＤＧＰＳ受信機に対してもＳＢＡ
Ｓの補強データに含まれる補正データを供給して、従来
のＤＧＰＳ基準局よりも広範囲で送信補正データを利用
することのできるＳＢＡＳの補強データ中継装置を提供
することにある。
あって、その目的は、ＤＧＰＳ受信機に対してもＳＢＡ
Ｓの補強データに含まれる補正データを供給して、従来
のＤＧＰＳ基準局よりも広範囲で送信補正データを利用
することのできるＳＢＡＳの補強データ中継装置を提供
することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るＳＢＡＳの補強データ中継装置は、Ｓ
ＢＡＳのＳＢＡＳ衛星から送信される補強データを受信
する補強データ受信手段と、該補強データに基づいてＤ
ＧＰＳシステムの補正データフォーマットに適合する補
正データを生成するデータ変換手段と、所定データ回線
で前記補正データを前記ＤＧＰＳシステムの受信機に送
信するデータ送信手段と、を含むことを特徴とする。
に、本発明に係るＳＢＡＳの補強データ中継装置は、Ｓ
ＢＡＳのＳＢＡＳ衛星から送信される補強データを受信
する補強データ受信手段と、該補強データに基づいてＤ
ＧＰＳシステムの補正データフォーマットに適合する補
正データを生成するデータ変換手段と、所定データ回線
で前記補正データを前記ＤＧＰＳシステムの受信機に送
信するデータ送信手段と、を含むことを特徴とする。
【００１０】本発明によれば、ＳＢＡＳのＳＢＡＳ衛星
から送信される補強データが本補強データ中継装置で受
信され、そこで、ＤＧＰＳシステムの補正データフォー
マット、例えば米国の海上無線技術委員会（ＲＴＣＭ）
の第１０４特別委員会（ＳＣ−１０４）による標準（以
下、この標準を「ＲＴＣＭ ＳＣ−１０４」という）な
どに適合する補正データに変換され、ＤＧＰＳシステム
の受信機に送信される。こうすれば、ＤＧＰＳシステム
の受信機に対してもＳＢＡＳの補強データに含まれる補
正データを提供することができる。この結果、ＳＢＡＳ
の補強データから全ＧＰＳ衛星に関する補正データを入
手できるため、本発明に係る補強データ中継装置から送
信する補正データを、従来よりも広範囲で利用可能なも
のとすることができる。
から送信される補強データが本補強データ中継装置で受
信され、そこで、ＤＧＰＳシステムの補正データフォー
マット、例えば米国の海上無線技術委員会（ＲＴＣＭ）
の第１０４特別委員会（ＳＣ−１０４）による標準（以
下、この標準を「ＲＴＣＭ ＳＣ−１０４」という）な
どに適合する補正データに変換され、ＤＧＰＳシステム
の受信機に送信される。こうすれば、ＤＧＰＳシステム
の受信機に対してもＳＢＡＳの補強データに含まれる補
正データを提供することができる。この結果、ＳＢＡＳ
の補強データから全ＧＰＳ衛星に関する補正データを入
手できるため、本発明に係る補強データ中継装置から送
信する補正データを、従来よりも広範囲で利用可能なも
のとすることができる。
【００１１】また、本発明の一態様では、ＧＰＳ衛星か
ら航法データを受信する航法データ信号受信手段と、該
航法データと前記補強データとに基づいて当該補強デー
タ中継装置の位置を算出する位置算出手段と、実際の当
該補強データ中継装置の位置と前記位置算出手段により
算出される位置とに基づいて前記補強データに含まれる
誤差を算出する誤差算出手段と、前記誤差に基づいて前
記補強データを補正し、補正済み補強データを生成する
補強データ補正手段と、をさらに含み、前記データ変換
手段は、該補正済み補強データに基づいて前記補正デー
タを生成することを特徴とする。
ら航法データを受信する航法データ信号受信手段と、該
航法データと前記補強データとに基づいて当該補強デー
タ中継装置の位置を算出する位置算出手段と、実際の当
該補強データ中継装置の位置と前記位置算出手段により
算出される位置とに基づいて前記補強データに含まれる
誤差を算出する誤差算出手段と、前記誤差に基づいて前
記補強データを補正し、補正済み補強データを生成する
補強データ補正手段と、をさらに含み、前記データ変換
手段は、該補正済み補強データに基づいて前記補正デー
タを生成することを特徴とする。
【００１２】すなわち、ＳＢＡＳといえども、測位精度
の改善は数メートルの疑似距離誤差に留まる。本発明で
は、補強データ中継装置にてＳＢＡＳの補強データと航
法データとに基づいて当該補強データ中継装置の位置を
算出し、その算出した位置と実際の補強データ中継装置
（既知点に設置される）の位置とに基づいて、補強デー
タに含まれる誤差を算出する。そして、その誤差に基づ
いてＳＢＡＳ衛星から受信する補強データを補正し、補
正済み補強データをＤＧＰＳの補正データに変換して移
動局に送信する。こうすれば、移動局に提供する補正デ
ータを更に高精度のものとすることができる。
の改善は数メートルの疑似距離誤差に留まる。本発明で
は、補強データ中継装置にてＳＢＡＳの補強データと航
法データとに基づいて当該補強データ中継装置の位置を
算出し、その算出した位置と実際の補強データ中継装置
（既知点に設置される）の位置とに基づいて、補強デー
タに含まれる誤差を算出する。そして、その誤差に基づ
いてＳＢＡＳ衛星から受信する補強データを補正し、補
正済み補強データをＤＧＰＳの補正データに変換して移
動局に送信する。こうすれば、移動局に提供する補正デ
ータを更に高精度のものとすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。
について図面に基づき詳細に説明する。
【００１４】実施の形態１．図１は、本発明の実施の形
態１に係るＳＢＡＳ補強データ中継装置の構成を示す図
である。また、図２は、本発明の実施の形態１に係るＳ
ＢＡＳ補強データ中継装置を含んで構成された測位シス
テムの全体構成を示す図である。
態１に係るＳＢＡＳ補強データ中継装置の構成を示す図
である。また、図２は、本発明の実施の形態１に係るＳ
ＢＡＳ補強データ中継装置を含んで構成された測位シス
テムの全体構成を示す図である。
【００１５】図１に示すように、実施の形態１に係るＳ
ＢＡＳ補強データ中継装置１０は、ＳＢＡＳ受信処理部
１２と、ＳＢＡＳ復調部１４と、フォーマット変換部１
６と、補正データ送信部１８と、を含んで構成されてい
る。ＳＢＡＳ受信処理部１２は、ＳＢＡＳ衛星２０から
ＳＢＡＳ補強信号を受信する（図２参照）。そして、Ｓ
ＢＡＳ復調部１４では、この受信したＳＢＡＳ補強信号
から補強データを復調する。この補強データには、ＧＰ
Ｓ衛星２２毎の誤差データ、電離層補正データ、ＧＰＳ
衛星２２毎のインティグリティデータ（不具合情報）、
ＳＢＡＳ衛星２０の軌道データなどが含まれる。
ＢＡＳ補強データ中継装置１０は、ＳＢＡＳ受信処理部
１２と、ＳＢＡＳ復調部１４と、フォーマット変換部１
６と、補正データ送信部１８と、を含んで構成されてい
る。ＳＢＡＳ受信処理部１２は、ＳＢＡＳ衛星２０から
ＳＢＡＳ補強信号を受信する（図２参照）。そして、Ｓ
ＢＡＳ復調部１４では、この受信したＳＢＡＳ補強信号
から補強データを復調する。この補強データには、ＧＰ
Ｓ衛星２２毎の誤差データ、電離層補正データ、ＧＰＳ
衛星２２毎のインティグリティデータ（不具合情報）、
ＳＢＡＳ衛星２０の軌道データなどが含まれる。
【００１６】フォーマット変換部１６では、ＳＢＡＳ復
調部１４で復調された補強データからＤＧＰＳ補正デー
タが生成される。このＤＧＰＳ補正データはＲＴＣＭ
ＳＣ−１０４フォーマットを有するものであり、従来一
般のＤＧＰＳ受信機により受信処理可能なものである。
フォーマット変換部１６で生成されたＤＧＰＳ補正デー
タは補正データ送信部１８に送られ、ここで船舶や自動
車などの移動局２４に向けて、海上中波ビーコン波、Ｆ
Ｍ多重波、衛星回線（例えばインマルサット）、電話回
線などの所定通信回線により送信される。移動局２４で
は、ＳＢＡＳ補強データ中継装置１０から受信したＤＧ
ＰＳ補正データと、可視範囲にあるＧＰＳ衛星２２から
送信される各航法データとに基づき、当該移動局２４の
位置を算出する。
調部１４で復調された補強データからＤＧＰＳ補正デー
タが生成される。このＤＧＰＳ補正データはＲＴＣＭ
ＳＣ−１０４フォーマットを有するものであり、従来一
般のＤＧＰＳ受信機により受信処理可能なものである。
フォーマット変換部１６で生成されたＤＧＰＳ補正デー
タは補正データ送信部１８に送られ、ここで船舶や自動
車などの移動局２４に向けて、海上中波ビーコン波、Ｆ
Ｍ多重波、衛星回線（例えばインマルサット）、電話回
線などの所定通信回線により送信される。移動局２４で
は、ＳＢＡＳ補強データ中継装置１０から受信したＤＧ
ＰＳ補正データと、可視範囲にあるＧＰＳ衛星２２から
送信される各航法データとに基づき、当該移動局２４の
位置を算出する。
【００１７】以上のＳＢＡＳ補強データ中継装置を用い
た測位システムによれば、複数のＳＢＡＳ衛星２０から
送信される補強データから全てのＧＰＳ衛星２２に関す
る誤差データ（ＳＡや伝離層伝搬遅延などに起因する）
を得られるため、ＳＢＡＳ補強データ中継装置１０から
移動局２４に向けて送信されるＤＧＰＳ補正データに全
てのＧＰＳ衛星２２に関する補正データを含めることが
できる。このため、移動局２４では、可視範囲にあるＧ
ＰＳ衛星２２に関する誤差データを選択して、測位計算
に用いることができる。この結果、ＳＢＡＳ補強データ
中継装置１０は、従来のＤＰＧＳ基準局に比して、より
広範囲にわたりＤＧＰＳ補正データを提供することがで
きる。
た測位システムによれば、複数のＳＢＡＳ衛星２０から
送信される補強データから全てのＧＰＳ衛星２２に関す
る誤差データ（ＳＡや伝離層伝搬遅延などに起因する）
を得られるため、ＳＢＡＳ補強データ中継装置１０から
移動局２４に向けて送信されるＤＧＰＳ補正データに全
てのＧＰＳ衛星２２に関する補正データを含めることが
できる。このため、移動局２４では、可視範囲にあるＧ
ＰＳ衛星２２に関する誤差データを選択して、測位計算
に用いることができる。この結果、ＳＢＡＳ補強データ
中継装置１０は、従来のＤＰＧＳ基準局に比して、より
広範囲にわたりＤＧＰＳ補正データを提供することがで
きる。
【００１８】実施の形態２．図３は、本発明の実施の形
態２に係るＳＢＡＳ補強データ中継装置の構成を示す図
である。同図に示すＳＢＡＳ補強データ中継装置３０
は、ＳＢＡＳ受信処理部１２と、ＳＢＡＳ復調部１４
と、フォーマット変換部１６と、を含んでいる。これら
は、上述した実施の形態１に係るＳＢＡＳ補強データ中
継装置１０に含まれる対応構成と同様であり、ここでは
説明を省略する。
態２に係るＳＢＡＳ補強データ中継装置の構成を示す図
である。同図に示すＳＢＡＳ補強データ中継装置３０
は、ＳＢＡＳ受信処理部１２と、ＳＢＡＳ復調部１４
と、フォーマット変換部１６と、を含んでいる。これら
は、上述した実施の形態１に係るＳＢＡＳ補強データ中
継装置１０に含まれる対応構成と同様であり、ここでは
説明を省略する。
【００１９】ＳＢＡＳ補強データ中継装置３０は、ＧＰ
Ｓ受信処理部３６と、ＧＰＳ復調部３８と、位置算出部
４０と、誤差算出部４２と、補正データ補正部３２と、
補正データ送信部３４と、をさらに含んで構成されてい
る。ＧＰＳ受信処理部３６はＧＰＳ衛星２２から送信さ
れるＧＰＳ信号を受信する。そして、ＧＰＳ復調部３８
では、受信したＧＰＳ信号から航法データが復調され
る。この航法データには、ＧＰＳ衛星２２毎の軌道デー
タや時刻データが含まれる。位置算出部４０では、ＧＰ
Ｓ復調部３８で復調された航法データとＳＢＡＳ復調部
１４で復調された補強データとに基づき当該ＳＢＡＳ補
強データ中継装置３０の位置が算出される。
Ｓ受信処理部３６と、ＧＰＳ復調部３８と、位置算出部
４０と、誤差算出部４２と、補正データ補正部３２と、
補正データ送信部３４と、をさらに含んで構成されてい
る。ＧＰＳ受信処理部３６はＧＰＳ衛星２２から送信さ
れるＧＰＳ信号を受信する。そして、ＧＰＳ復調部３８
では、受信したＧＰＳ信号から航法データが復調され
る。この航法データには、ＧＰＳ衛星２２毎の軌道デー
タや時刻データが含まれる。位置算出部４０では、ＧＰ
Ｓ復調部３８で復調された航法データとＳＢＡＳ復調部
１４で復調された補強データとに基づき当該ＳＢＡＳ補
強データ中継装置３０の位置が算出される。
【００２０】その後、誤差算出部４２では位置算出部４
０で算出された位置から、ＳＢＡＳ補強データに含まれ
る誤差を算出する。即ち、このＳＢＡＳ補強データ中継
装置３０は既知点に設置されており、誤差算出部４２に
は当該ＳＢＡＳ補強データ中継装置３０の真の位置が入
力されている。そして、誤差算出部４２では、位置算出
部４０で算出された位置と入力された真の位置とに基づ
いて、ＳＢＡＳ衛星２０から送信されるＳＢＡＳ補強デ
ータに含まれた誤差を算出し、補正データ補正部３２に
送信する。
０で算出された位置から、ＳＢＡＳ補強データに含まれ
る誤差を算出する。即ち、このＳＢＡＳ補強データ中継
装置３０は既知点に設置されており、誤差算出部４２に
は当該ＳＢＡＳ補強データ中継装置３０の真の位置が入
力されている。そして、誤差算出部４２では、位置算出
部４０で算出された位置と入力された真の位置とに基づ
いて、ＳＢＡＳ衛星２０から送信されるＳＢＡＳ補強デ
ータに含まれた誤差を算出し、補正データ補正部３２に
送信する。
【００２１】補正データ補正部３２では、フォーマット
変換部１６から出力されるＤＧＰＳ補正データを、その
算出された誤差に基づいて補正し、それを補正データ送
信部３４に送信する。補正データ送信部３４は、海上中
波ビーコン波などの所定の通信回線を介して移動局２４
に向けて補正済みのＤＧＰＳ補正データを送信する。
変換部１６から出力されるＤＧＰＳ補正データを、その
算出された誤差に基づいて補正し、それを補正データ送
信部３４に送信する。補正データ送信部３４は、海上中
波ビーコン波などの所定の通信回線を介して移動局２４
に向けて補正済みのＤＧＰＳ補正データを送信する。
【００２２】このＤＧＰＳ補正データを受信した移動局
２４では、可視範囲にあるＧＰＳ衛星２２から受信する
各航法データに基づき、移動局２４の位置を算出する。
２４では、可視範囲にあるＧＰＳ衛星２２から受信する
各航法データに基づき、移動局２４の位置を算出する。
【００２３】この実施の形態２に係るＳＢＡＳ補強デー
タ中継装置３０によれば、ＳＢＡＳ衛星２０から送信さ
れる補強データに含まれる誤差を取り除き、より精度の
高いＤＧＰＳ補正データを移動局２４に送信することが
できる。このため、移動局２４では、実施の形態１に係
るＳＢＡＳ補強データ中継装置１０から送信されるＤＧ
ＰＳ補正データを用いるよりも、更に高精度で自機位置
を算出することができる。
タ中継装置３０によれば、ＳＢＡＳ衛星２０から送信さ
れる補強データに含まれる誤差を取り除き、より精度の
高いＤＧＰＳ補正データを移動局２４に送信することが
できる。このため、移動局２４では、実施の形態１に係
るＳＢＡＳ補強データ中継装置１０から送信されるＤＧ
ＰＳ補正データを用いるよりも、更に高精度で自機位置
を算出することができる。
【００２４】なお、以上説明した各実施の形態に係るＳ
ＢＡＳ補強データ中継装置１０，３０は種々の変形実施
が可能である。
ＢＡＳ補強データ中継装置１０，３０は種々の変形実施
が可能である。
【図１】 本発明の実施の形態１に係るＳＢＡＳ補強デ
ータ中継装置の全体の構成を示す図である。
ータ中継装置の全体の構成を示す図である。
【図２】 本発明の実施の形態１又は２に係るＳＢＡＳ
補強データ中継装置を用いた測位システムの全体構成を
示す図である。
補強データ中継装置を用いた測位システムの全体構成を
示す図である。
【図３】 本発明の実施の形態２に係るＳＢＡＳ補強デ
ータ中継装置の全体の構成を示す図である。
ータ中継装置の全体の構成を示す図である。
１０，３０ ＳＢＡＳ補強データ中継装置、１２ ＳＢ
ＡＳ受信処理部、１４ＳＢＡＳ復調部、１６ フォーマ
ット変換部、１８ 補正データ送信部、２０ＳＢＡＳ衛
星、２２ ＧＰＳ衛星、２４ 移動局、３２ 補正デー
タ補正部、３４ 補正データ送信部、３６ ＧＰＳ受信
処理部、３８ ＧＰＳ復調部、４０位置算出部、４２
誤差算出部。
ＡＳ受信処理部、１４ＳＢＡＳ復調部、１６ フォーマ
ット変換部、１８ 補正データ送信部、２０ＳＢＡＳ衛
星、２２ ＧＰＳ衛星、２４ 移動局、３２ 補正デー
タ補正部、３４ 補正データ送信部、３６ ＧＰＳ受信
処理部、３８ ＧＰＳ復調部、４０位置算出部、４２
誤差算出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5J062 AA01 BB01 BB02 CC07 DD21 EE04 GG02 5K072 AA21 BB18 DD02 DD11 DD16 FF20 GG08 GG27 GG42
Claims (2)
- 【請求項１】 衛星航法補強システムの静止衛星から送
信される補強データを受信する補強データ受信手段と、 該補強データに基づいてＤＧＰＳシステムの補正データ
フォーマットに適合する補正データを生成するデータ変
換手段と、 所定データ回線で前記補正データをＤＧＰＳ受信機に送
信するデータ送信手段と、 を含むことを特徴とする衛星航法補強システムの補強デ
ータ中継装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の補強データ中継装置に
おいて、 ＧＰＳ衛星から航法データを受信する航法データ受信手
段と、 該航法データと前記補強データとに基づいて当該補強デ
ータ中継装置の位置を算出する位置算出手段と、 実際の当該補強データ中継装置の位置と前記位置算出手
段により算出される位置とに基づいて前記補強データに
含まれる誤差を算出する誤差算出手段と、 前記誤差に基づいて前記補強データを補正し、補正済み
補強データを生成する補強データ補正手段と、をさらに
含み、 前記データ変換手段は、該補正済み補強データに基づい
て前記補正データを生成することを特徴とする衛星航法
補強システムの補強データ中継装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1115199A JP2000206224A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 衛星航法補強システムの補強デ―タ中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1115199A JP2000206224A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 衛星航法補強システムの補強デ―タ中継装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206224A true JP2000206224A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11770031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1115199A Pending JP2000206224A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 衛星航法補強システムの補強デ―タ中継装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206224A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005538390A (ja) * | 2002-09-14 | 2005-12-15 | ライカ ジオシステムズ アクチェンゲゼルシャフト | 直接処理可能ではないデータフォーマット内のデータを使用するための方法および装置 |
| JP2007127502A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Japan Aerospace Exploration Agency | 電離層遅延量推定システム |
| JP2009250798A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Nec Corp | 航法データ更新通知システム及び方法 |
| JP2014173891A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Denso Corp | 通信システム、車載装置及び配信装置 |
| KR20160039742A (ko) * | 2014-10-01 | 2016-04-12 | 한국해양과학기술원 | Rtcm 메시지 해석 모듈과 무결성 정보의 전송 일정 조정을 갖는 다중 위성항법시스템을 이용한 dgnss 감시국 및 이를 갖춘 시스템 |
| KR20200023986A (ko) * | 2018-08-27 | 2020-03-06 | 국방과학연구소 | Sbas 신호를 중계하는 장치, 방법 및 시스템 |
-
1999
- 1999-01-19 JP JP1115199A patent/JP2000206224A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101641121B1 (ko) * | 2014-10-01 | 2016-07-21 | 한국해양과학기술원 | Rtcm 메시지 해석 모듈과 무결성 정보의 전송 일정 조정을 갖는 다중 위성항법시스템을 이용한 dgnss 감시국 및 이를 갖춘 시스템 |
| KR20200023986A (ko) * | 2018-08-27 | 2020-03-06 | 국방과학연구소 | Sbas 신호를 중계하는 장치, 방법 및 시스템 |
| KR102168217B1 (ko) * | 2018-08-27 | 2020-10-20 | 국방과학연구소 | Sbas 신호를 중계하는 장치, 방법 및 시스템 |
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