JP2000201587A - 中実竿杆を使用した継式釣竿 - Google Patents

中実竿杆を使用した継式釣竿

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JP2000201587A
JP2000201587A JP11003668A JP366899A JP2000201587A JP 2000201587 A JP2000201587 A JP 2000201587A JP 11003668 A JP11003668 A JP 11003668A JP 366899 A JP366899 A JP 366899A JP 2000201587 A JP2000201587 A JP 2000201587A
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Japan
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rod
diameter
joint
fishing
solid
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JP11003668A
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Hideyuki Naito
秀行 内藤
Yoji Kobayashi
陽児 小林
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Globeride Inc
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手元から大きく撓んでも折れ難く、粘りのあ
る釣竿を提供する。 【解決手段】 少なくとも元竿10に中実竿杆を使用し
た継式釣竿であって、元竿の握り部20近くの竿杆直径
D8から、穂先竿16の釣糸結着機構部18近くかトッ
プガイド部近くの竿杆直径D1を差し引いた値を、その
間の長さL0で除したテーパ率が2.2/1000以下
であるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中実竿杆を使用し
た継式釣竿に関する。例えば、へら鮒用竿、鯉用竿、ム
ーチングロッド磯大物竿等に使用できる。
【0002】
【従来の技術】強化繊維を軸長方向に引揃えたものに樹
脂を含浸させて中実状に構成した中実竿杆の1種を穂先
に使用した構造が、実公昭59−20057号公報に開
示されており、穂先竿として中実竿杆を使用することは
従来から行われているが、手元竿から穂持竿までは中空
竿管によって構成していた。これは手元部に関しては、
握り部を所定以上に大きく形成して釣り操作を安定化さ
せなければならず、また魚が掛った際に手元部に大きな
曲げ力が作用するが、この手元部の曲げ剛性をある程度
大きくし魚の引きに耐えられる釣竿としなければなら
ず、更には軽量化も達成しなければならないからであ
る。手元竿が中空の大径竿管であれば、これに継ぎ合わ
せられる中竿も所定の大きさとなるため、軽量化のため
にはやはり中空竿管に設定することが自然であり、こう
した理由で中空管が使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが手元部は中空
管のため、ここが大きく撓む程強い撓み力を受ければ、
所謂、潰れ破壊が生じる。このため、手元近くは大きく
撓まないように、更に大きな曲げ剛性を有するように構
成する。従って、魚が掛った場合の釣竿の撓み状態は、
中間部から先部にかけて大きく撓むが、中間部から手元
部にかけては大きくは撓まず、この手元部から中間部ま
での距離のために、魚が掛って撓んだ状態でも、釣人の
握っている手元から竿先までの距離が長く、魚等の負荷
に起因する手元に作用する曲げのモーメントが大きくな
るため釣りが軽快とはいえず、更には、大きなモーメン
トのために折れ易かった。また、元竿は中空管であるた
め外径が大きく、振込み操作において空気抵抗が大き
く、シャープな感じの振り操作ができず、釣竿操作が軽
快でなかった。依って本発明は、手元から大きく撓んで
も折れ難く、粘りのある釣竿の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み、請求項
1では、少なくとも元竿に中実竿杆を使用した継式釣竿
であって、元竿の握り部近くの竿杆直径から、穂先竿の
釣糸結着機構部近くかトップガイド部近くの竿杆直径を
差し引いた値を、その間の長さで除したテーパ率が2.
2/1000以下であることを特徴とする中実竿杆を使
用した継式釣竿を提供する。テーパ率を規定するため
に、釣竿前後の局所的に凹凸している部位を除去すべく
握り部や、釣糸結着機構部又はトップガイド部を除いて
おり、元竿の握り部近くや穂先竿の先端部近くに、その
他の局所的に凹凸している部位があれば、それを除いて
直径を測定する。
【0005】請求項2では、夫々が中実竿杆からなる複
数本の竿杆が継ぎ合わされており、元竿は握り部近くの
竿杆直径から、元竿継合部近くの竿杆直径を差し引いた
値をその間の長さで除し、穂先竿は継合部近くの竿杆直
径から、穂先竿の釣糸結着機構部近くかトップガイド部
近くの竿杆直径を差し引いた値をその間の長さで除し、
中竿は後部の継合部近くの竿杆直径から、前部の継合部
近くの竿杆直径を差し引いた値をその間の長さで除し、
こうして求めた各テーパ率が、穂先竿から元竿に亘って
順次小さくなることを特徴とする中実竿杆を使用した継
式釣竿を提供する。ここでのテーパ率も請求項1と同様
に局所的な凹凸部を除いた部位で直径を測定する。ま
た、テーパ率は正負まで考えており、当然にして負の値
のテーパ率は正の値よりも小さい。先が細くなるテーパ
率が正の値である。
【0006】請求項3では、元竿に中実竿杆を使用した
継式釣竿であって、元竿の継合部先端部の外側直径が、
握り部近くの直径よりも大きく、該握り部近くの直径は
元竿の継合部近くの直径よりも大きいことを特徴とする
中実竿杆を使用した継式釣竿を提供する。請求項4で
は、請求項3の継合部近くの直径は、元竿に直接に継ぎ
合わされる中実竿杆である第1中竿の後部継合部近くの
直径との差が1mm未満であり、元竿の継合部近くと第
1中竿の後部継合部近くが同種類の強化繊維を主体に使
用するよう構成する。強化繊維は1種類とは限らず、夫
々の個所に2種類(例えば、炭素繊維とガラス繊維)以
上を使用していてもよい。同種類とは、炭素繊維ならば
炭素繊維同士であり、弾性率が15ton/mm
度以下の差同士が好ましい。
【0007】請求項1では、従来の元竿が中空管である
釣竿に比べて相対的に手元が細いが、元竿は中実竿杆で
あるため大きく撓んでも潰れ難く、折れ難くて粘りのあ
る釣竿となる。請求項2では、各竿杆のテーパ率が穂先
竿と同程度の釣竿に比べて、相対的に手元が細くなる
が、中実竿杆からなるため大きく撓んでも潰れ難く、折
れ難くて粘りのある釣竿となる。請求項3では、継合部
を除くが、元竿が全体として先細形状であるため、釣り
負荷に対する元竿強度が強く、また、継合部直径が大き
いため、これに継ぎ合わせる第1中竿を、元竿に比べて
急に細径に構成しないで済み、元竿と第1中竿との太さ
バランスが採れて応力集中が防止され、折れ難くて粘り
のある釣竿となる。請求項4では、更に、元竿と第1中
竿との継合部の前後の撓み剛性が連続的になり、強度の
バランスが採れ、更に折れ難くて粘りのある釣竿とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る継式釣竿であり、元竿10、第1中竿12、第2
中竿14、穂先竿16の4本が並継式に継ぎ合わされて
いる。以下において特記しない限り、竿の数は任意であ
る。また、各竿杆は中実竿杆であって、エポキシ樹脂等
の樹脂のマトリックスを炭素繊維等の強化繊維で強化し
た繊維強化樹脂(FRPやFRTP)製であり、この例
の竿杆はエポキシ樹脂を炭素繊維で強化して形成してい
る。
【0009】元竿10の先端部には、第1中竿12の後
部継合部を受け入れる中空部を有する継合部10Tが形
成されており、第1中竿12の先端部には、第2中竿1
4の後部継合部を受け入れる中空部を有する継合部12
Tが形成されており、第2中竿14の先端部には、穂先
竿16の継合部を受け入れる中空部を有する継合部14
Tが形成されている。更には、元竿の後部には天然コル
クやジュラコルク(商品名)製等の握り部20が形成さ
れており、穂先竿16の先端部には釣糸結着部18を有
する釣糸結着機構部が設けられており、ここに釣糸を結
び付けて釣りを行う。この釣竿がリールを装着するタイ
プであれば、釣糸結着機構部の代わりに、トップガイド
部を有する。参照番号22は尻栓である。
【0010】まず、この例を用いて請求項1の説明を行
う。元竿10の握り部20の直前部の竿杆直径D8か
ら、穂先竿16の釣糸結着機構部の直後部竿杆直径D1
を差し引き、これらの距離L0で除した値(D8−D
1)/L0で求まるテーパ率を2.2/1000以下と
し、好ましくは2.0/1000〜0.5/1000と
し、更に好ましくは、1.8/1000〜1.0/10
00とする。この釣竿形態はテーパ率が小さく、釣竿全
体が細長い。元竿が中空竿管である釣竿に比べて相対的
に手元が細いが、元竿等各竿杆は中実竿杆であるため、
手元まで大きく撓んでも潰れ難く、折れ難くて粘りのあ
る釣竿となる。持ち重り防止のために、全長が5m以
下、好ましくは4m以下に適用するとよい。
【0011】次に、請求項2の説明を行う。以下に、穂
先竿16、第2中竿14、第1中竿12、元竿10の各
テーパ率T1,T2,T3,T4を順に記載する。 T1=(D2−D1)/L1 T2=(D4−D3)/L2 T3=(D6−D5)/L3 T4=(D8−D7)/L4 但し、図示の如く、穂先竿の継合部の直前部竿杆直径を
D2とし、第2中竿の前部継合部14Tの直後竿杆直径
をD3とし、後部継合部の直前竿杆直径をD4とし、第
3中竿の前部継合部12Tの直後竿杆直径をD5とし、
後部継合部の直前竿杆直径をD6とし、元竿の継合部1
0Tの直後竿杆直径をD7とし、握り部直前竿杆直径を
D8としている。L1,L2,L3,L4は各竿杆毎の
直径部位間距離である。
【0012】T1>T2>T3>T4であるため、各竿杆
のテーパ率が穂先竿と同程度の釣竿に比べて、相対的に
手元が細くなるが、元竿を含む各竿杆が中実竿杆からな
るため大きく撓んでも潰れ難く、折れ難くて粘りのある
釣竿となる。
【0013】次に請求項3の説明を行う。元竿の継合部
10Tの先端部の外側直径D67は、握り部20直前部
竿杆の直径D8よりも大きく、該直径D8は継合部10
T直後の竿杆直径D7よりも大きい。これにより、継合
部や握り部20を除くが、元竿が全体として先細形状で
あるため、釣り負荷に対する元竿強度が強く、また、継
合部直径が大きいため、これに継ぎ合わせる第1中竿
を、元竿に比べて急に細径に構成しないで済み、元竿と
第1中竿との太さバランスが採れて応力集中が防止さ
れ、折れ難くて粘りのある釣竿となる。
【0014】続いて請求項4の説明を行う。上記直径D
7は第1中竿12の後部継合部直前部の直径D6に比べ
て1mm未満大きいだけであり、殆ど同じ直径寸法に形
成されていると共に、元竿も第1中竿も同種類の炭素繊
維を主体に使用しているので、各竿を継ぎ合わせた状態
で、元竿と第1中竿との撓み剛性は、継合部10Tを除
いて急変化することなく、元竿と第1中竿とが連続的に
なっている。元竿と第1中竿との継合部の剛性はその前
後に比べて高いが、その高剛性範囲は狭く、撓んでもそ
の前後に応力集中を生じない。従って、応力集中が防止
されるように剛性バランスが採れ、更に折れ難くて粘り
のある釣竿となる。好ましくは上記径差を0.65mm
未満にする。
【0015】図1に示す形態例では、各継合部10T,
12T,14Tの外側直径D67,D45,D23より
も、夫々の前後竿杆領域の直径の方が小さく、これら前
後の直径はその差が小さく、差は1mm未満である。。
更には、前後領域の竿杆直径よりも大きいのは、全ての
継合部ではなく、その一部であってもよい。例えば竿杆
14が中空竿管の場合のように、継合部14Tの直径D
23は、その直後の竿杆直径D3の方を大きく形成して
もよい。このように継合部が前後竿杆よりも大きいの
は、継ぎ合わせのためであり、避け難く、この継合部よ
りは小さいが、その前後領域竿杆の直径差を小さくでき
るのは、その領域を中実竿杆にすることによって可能で
あり、こうして前後領域間に亘る撓りバランスが向上す
る。継合せ数も任意であり、こうした構成は、請求項1
から4までの構成と任意に組合わせることができる。
【0016】継合部10T,12T,14Tの材料は、
夫々各竿杆10,12,14の各継合部を除いた本体部
よりも高強度な材料を使用するか、或いは高強度な材料
の比率を多くすると、魚等の負荷が作用した場合に、継
ぎ合わせているために作用する力に対する強度が向上
し、継合部と竿杆本体部を合わせた各竿杆全体の強度を
無駄無く効率よく向上できる。継合せ数も任意であり、
こうした構成は、上記0015の欄の構成や請求項1か
ら4までの構成と任意に組合わせることができる。
【0017】各中実竿杆10,12,14,16は、芯
材を研削し(通常先細状に形成)、その外側に繊維強化
樹脂プリプレグを巻回した中実竿杆構造とすることによ
って、芯材表面に露出した切断繊維端部からの剥離、破
損を防止できて、中実竿杆の強度が向上する。元部程大
きな曲げモーメントが作用するため、中実竿杆の元部程
プリプレグ巻回量を多くすれば、それだけ強度が向上す
る。また、元部程巻回プリプレグの高弾性繊維を多くす
れば、大きな曲げモーメントに対抗できて中実竿杆の強
度が向上し、また、所望の撓み剛性を得るのに必要なプ
リプレグ量が少なくでき、その分細径にできて振りがシ
ャープになって扱い易い。ここでも継合せ数は任意であ
り、この中実竿杆の2重構造は任意の竿杆に適用でき
る。こうした構成は、上記0015の欄の構成や001
6の欄の構成や請求項1から4までの構成と任意に組合
わせることができる。
【0018】第1中竿の後端部に筒状の継合部を形成
し、これに元竿の先端部を差し込んで継ぎ合わせる逆並
継の場合には、第1中竿の直径D6の部位の直径D6’
は、元竿の直径D7部位の直径D7’よりも大きいこと
が一般的であるが、この場合でも、D6’−D7’を1
mm未満、好ましくは0.65mm未満にする。
【0019】
【実施例】図1の第1中竿12の前部継合部12Tの外
側直径をD45とし、第2中竿14の前部継合部14T
の外側直径をD23とし、各部位の直径寸法(mm)の
例示をする。 D1=0.98 D2=2.68 D3=3.04 D4=4.31 D5=4.64 D6=5.73 D7=6.25 D8=6.57 D23=3.43 D45=5.32 D67=7.20 各竿杆の後部継合部(元竿は握り部)を除いた各長さ
は、穂先竿から順に夫々650,650,700,60
0である。
【0020】並継式の各継合部10T,12T,14T
の外側直径も内側直径も先太形状(逆テーパ)に設定
し、その前端部と後端部の肉厚差を25%以下、好まし
くは20%以下に構成する。逆並継式の場合は、並継式
継合部の前後の大小が逆になると考えればよい。
【0021】釣竿の各竿杆の長さについて、元竿を最も
長くし、穂先竿に至るまで順次短く形成(同じ長さを含
む)することが従来一般的であった。しかし、これでは
先調子の竿になり易い。穂先竿を最も長くし、元竿に至
るまで各竿杆を順次短くしたり、穂先竿を長く、各中竿
を短く、元竿を長くしても胴調子に構成し易い。そうし
た撓みの大きな領域を中実杆で構成していれば、裂け難
いため強度が高くて大撓みが可能になる。
【0022】従来に比べて、振りを主体とする釣竿操作
を快適にするためには、下記各構成がある。また、下記
構成は、上記の請求項1〜4の各構成等と組み合わせて
もよい。上記請求項1の実施形態において、釣竿重心位
置が元側から釣竿全長の1/3以内に有るように構成で
き、こうすると持ち重り感が少なく、振り操作が快適に
なる。 (構成1) 少なくとも元竿に中実竿杆を使用した4本
以上の継式釣竿であって、全ての竿杆を継ぎ合わせた状
態の釣竿重心位置が元竿の長さ範囲内か、又は元竿直前
の第1中竿後部に補強層が存在する場合の、該補強層の
範囲内に存在するように構成すると、餌の打ち込みや竿
の振り込み操作等の釣竿操作が快適になると共に、繊維
強化合成樹脂製であって従来の中空管を主体とする釣竿
や竹竿等のように各竿杆が殆ど中空管の場合より持重り
がするが、釣竿全体の重量の割りには持重りがしない。
上記補強層とは、第1中竿の概ね全長に亘るプリプレグ
巻回層ではなく、後部の継合部付近のみを強化している
層のことである。
【0023】重量調節方法として、各竿杆を形成してい
る繊維強化合成樹脂材の強化繊維や合成樹脂の種類を変
えて、各竿杆の比重を変え、穂先竿ほど軽い比重の材料
で形成し、元竿ほど重い比重の材料で形成する。即ち、
中実竿杆の場合は、コアとなる芯材の比重、或いはその
外側に巻回するプリプレグが存在する場合はそのプリプ
レグの比重、又はこれらの両方の比重を変化させる。強
化繊維として、有機繊維や、炭素繊維や、ガラス繊維
や、金属繊維や、セラミックス繊維や、ボロン繊維があ
る。その他の方法で重量を調節してもよいが、竿杆本体
の重量を変えるのである。この重量調節方法は下記の各
(構成X)についても同様である。
【0024】(構成2) 少なくとも元竿に中実竿杆を
使用した4本以上の継式釣竿であって、竿杆を穂先竿か
ら後方に向かって順次1番竿、2番竿、3番竿、4番竿
とすると、2番竿の重量は1番竿の3倍以上とし、3番
竿の重量は2番竿の2倍以上とし、4番竿は3番竿の
1.5倍以上とし、全ての竿杆を継ぎ合わせた状態の釣
竿重心位置が、釣竿全長の手元側1/3以内に存在する
ように構成すると、振りのバランスが採れ、釣竿操作が
快適になる。 (構成3) 少なくとも元竿に中実竿杆を使用した3本
継式の釣竿であって、竿杆を穂先竿から後方に向かって
順次1番竿、2番竿、3番竿とすると、2番竿の重量は
1番竿の3倍以上とし、3番竿の重量は2番竿の2倍以
上とし、全ての竿杆を継ぎ合わせた状態の釣竿重心位置
が、釣竿全長の手元側1/3以内に存在するように構成
すると、振りのバランスが採れ、釣竿操作が快適にな
る。
【0025】上記構成2が4本継ぎ釣竿の場合、図1の
図を使って実施例を説明する。穂先竿16、第2中竿1
4、第1中竿12、元竿10の各竿杆全長(mm)を、
ZL1,ZL2,ZL3,ZL4とし、各竿杆の重量
(g)をW1,W2,W3,W4とすると下記の通りで
ある。 ZL1=685 ZL2=695 ZL3=760 ZL4=760 W1=3.0 W2=10.0 W3=22.5 W4=44.4(この内、握り部20の握り部材重量が
10g程度である) 各竿杆の長さが大きく違わないで、最短の竿杆が最長の
竿杆長さに対して2/3以上の長さを有している継式釣
竿であり、重量は構成2の通りである。この場合、各竿
杆を継ぎ合わせた釣竿全長は約2700mmであり、釣
竿重心位置は元側端部から約750mmに存在するた
め、振りのバランスが採れ、釣竿操作が快適になる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、手元から大きく撓んでも折れ難く、粘りのある
釣竿が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る継式釣竿の側面図である。
【符号の説明】
10 元竿 20 握り部 D1 穂先竿の釣糸結着機構部近くの竿杆
直径 D8 元竿の握り部近くの竿杆直径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも元竿に中実竿杆を使用した継
    式釣竿であって、元竿の握り部近くの竿杆直径から、穂
    先竿の釣糸結着機構部近くかトップガイド部近くの竿杆
    直径を差し引いた値を、その間の長さで除したテーパ率
    が2.2/1000以下であることを特徴とする中実竿
    杆を使用した継式釣竿。
  2. 【請求項2】 夫々が中実竿杆からなる複数本の竿杆が
    継ぎ合わされており、元竿は握り部近くの竿杆直径か
    ら、元竿継合部近くの竿杆直径を差し引いた値をその間
    の長さで除し、穂先竿は継合部近くの竿杆直径から、穂
    先竿の釣糸結着機構部近くかトップガイド部近くの竿杆
    直径を差し引いた値を、その間の長さで除し、中竿は後
    部継合部近くの竿杆直径から、前部継合部近くの竿杆直
    径を差し引いた値をその間の長さで除し、こうして求め
    た各テーパ率が、穂先竿から元竿に亘って順次小さくな
    ることを特徴とする中実竿杆を使用した継式釣竿。
  3. 【請求項3】 元竿に中実竿杆を使用した継式釣竿であ
    って、元竿の継合部先端部の外側直径が、握り部近くの
    直径よりも大きく、該握り部近くの直径は元竿の継合部
    近くの直径よりも大きいことを特徴とする中実竿杆を使
    用した継式釣竿。
  4. 【請求項4】 前記継合部近くの直径は、元竿に直接に
    継ぎ合わされる中実竿杆である第1中竿の後部継合部近
    くの直径との差が1mm未満であり、元竿の継合部近く
    と第1中竿の後部継合部近くとが同種類の強化繊維を主
    体に使用してなる請求項3記載の中実竿杆を使用した継
    式釣竿。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030043744A (ko) * 2001-11-27 2003-06-02 가부시키가이샤 시마노 낚싯대

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030043744A (ko) * 2001-11-27 2003-06-02 가부시키가이샤 시마노 낚싯대

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