JP2000199982A - カラ―トナ―およびそれを用いた画像形成方法 - Google Patents
カラ―トナ―およびそれを用いた画像形成方法Info
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- JP2000199982A JP2000199982A JP31594499A JP31594499A JP2000199982A JP 2000199982 A JP2000199982 A JP 2000199982A JP 31594499 A JP31594499 A JP 31594499A JP 31594499 A JP31594499 A JP 31594499A JP 2000199982 A JP2000199982 A JP 2000199982A
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Abstract
に赤領域と青領域をバランス良く再現するカラートナー
を提供すること、また、形成された画像の安定性、特に
光に暴露しても画像の変化が無いトナーを得ること。 【解決手段】 少なくともイエロー、マゼンタ、シアン
のトナー像を重ねることにより多色画像を形成する画像
形成方法に使用されるカラートナーにおいて、該トナー
が少なくともバインダー樹脂と顔料からなり、イエロー
トナーがベンズイミダゾロン系顔料を含有し、シアント
ナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーが
ナフトールカーミンF6Bもしくはナフトールカーミン
F6BとナフトールカーミンFBBとを含有する。
Description
してイエロー、マゼンタ、シアン色のトナー像を重ねる
ことにより多色画像を形成する画像形成方法に使用され
るカラートナーに関する。
ナーとして、特開平9−171268号公報に、シアン
トナーがβフタロシアニン、マゼンタトナーがローダミ
ン6Gのキサンテンシリコモリブデン塩、イエロートナ
ーがベンジジン系顔料、黒トナーがカーボンブラックを
含有する組み合わせが開示され、また特開平9−171
269号公報には、シアントナーがβフタロシアニン、
マゼンタトナーがモノアゾリトールルビン、イエロート
ナーがベンジジン系顔料、黒トナーがカーボンブラック
を含有する組み合わせが開示されている。さらに特開平
2−66562号公報、特開平3−107869号公報
には、マゼンタ色材としてキナクリドン系顔料を使用す
る例が提案されている。
ン、マゼンタトナーがローダミン6Gのキサンテンシリ
コモリブデン塩、イエロートナーがべンジジン系顔料、
黒トナーがカーボンブラックを含有する組み合わせや、
シアントナーがβフタロシアニン、マゼンタトナーがモ
ノアゾリトールルビン、イエロートナーがベンジジン系
顔料、黒トナーがカーボンブラックを含有する組み合わ
せでは、赤の再現性は良好なものの青紫領域での再現性
が必ずしも良くなく、また、マゼンタトナーにキナクリ
ドン顔料を用いた場合は青紫領域での再現性は極めて良
好であるものの赤の再現性が必ずしも良くないなどの問
題があった。さらにイエロートナーにおいてベンジジン
系顔料として色調や透明性が良いことから、しばしばP
igment Yellow 17が使用されるが、耐
光性、特に太陽光暴露には必ずしも強くなく、長期暴露
により緑色が青っぽくなるなどの色変化が観察されてい
る。
ラートナーによる画像形成においては全体にバランスが
とれた再現性の良いトナー像を得ることは難しく、特に
赤領域と青領域をバランスよく再現することはできなか
った。また光による色変化も問題であった。本発明は上
記背景に鑑みてなされたもので、全体の色再現性が良好
で、色再現範囲が広く、赤領域での鮮やかさを有し赤領
域と青領域をバランスよく再現するカラートナーを提供
すること、さらにまた形成された画像の安定性、特に光
に暴露しても画像の変化がないカラートナーを提供する
ことを目的とする。
に、少なくともイエロー、マゼンタ、シアン色のトナー
像を重ねることにより多色画像を形成する画像形成方法
に使用されるトナーにおいて、少なくとも結着樹脂と顔
料からなり、各々8g/m2イエロートナーとマゼンタト
ナーの層を積層させた時のC*が80以上で、イエロー
トナー、マゼンタトナー、シアントナーを各々単独で8
g/m2トナー層を形成した時及び2種のトナーを各々8
g/m2積層させた時のa*-b*座標上の点を順に結んで
形成される六角形の面積、すなわちイエロー、(イエロ
ー+マゼンタ)、マゼンタ、(マゼンタ+シアン)、シ
アン、(シアン+イエロー)の各のa*、b*の測定点を
結んで得られる六角形の面積が13600以上であるこ
とを特徴とするイエロートナー、マゼンタトナー及びシ
アントナーが提供される。
シアンのトナー像を重ねることにより多色画像を形成す
る画像形成方法に使用されるカラートナーにおいて、該
トナーが少なくともバインダー樹脂と顔料からなり、イ
エロートナーがベンズイミダゾロン系顔料を含有し、シ
アントナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタト
ナーがナフトールカーミンF6Bもしくはナフトールカ
ーミンF6BとナフトールカーミンFBBとを含有する
ことを特徴とするカラートナーが提供される。
ートナーにおいて、各トナーが8g/m2のトナー薄層
を形成したとき、ヘイズ度が20%以下であることを特
徴とするカラートナーが提供される。
ートナーにおいて、各トナーの140℃の溶融粘度が1
20mPa・s以下であることを特徴とするカラートナ
ーが提供される。
ートナーにおいて、各トナーのバインダー樹脂が少なく
とも(a)エポキシ樹脂、(b)二価フェノールおよび
(c)二価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あ
るいはそのグリシジルエーテルを反応させて合成した主
鎖にポリオキシアルキレン部を有するポリオール樹脂で
あることを特徴とするカラートナーが提供される。
トナーにおいて、各トナーのバインダー樹脂がポリエス
テル樹脂であるを特徴とするカラートナーが提供され
る。
において、含金属芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体を
含有することを特徴とするカラートナーが提供される。
ートナーにおいて、下記一般式(1)で示される芳香族
ヒドロキシカルボン酸金属塩を含有することを特徴とす
るカラトナーが提供される。
ルキル基で置換されてもよい芳香族オキシカルボン酸残
基を表わし、Xは対イオンを表わし、Mは金属元素を表
わす。)
において、金属元素が亜鉛であることを特徴とするカラ
ートナーが提供される。
シアンのトナー像を重ねることにより多色画像を形成す
る画像形成方法において、該トナーが上記第一〜第九の
いずれかに記載するカラートナーであることを特徴とす
る画像形成方法が提供される。
724−1(JIS Z8729)に定義されている。
またC*は鮮やかさを表わす指標ともなり、√(a*2+
b*2)で表わすことができる。
らは、カラートナー像を重ねることにより多色画像を形
成する画像形成方法においては、赤領域での鮮やかさを
有することが非常に重要で、そのためにはイエロートナ
ーを8g/m2とマゼンタトナーを8g/m2の層を積層さ
せた時のC*が80以上となるようなトナーを使用すれ
ばよいことを見出した。一方、色再現範囲を広くするこ
とも要求されており、その指標として、イエロートナ
ー、マゼンタトナー、シアントナーを各々単独で8g/
m2トナー層を形成した時及び2種のトナーを各々8g/
m2積層させた時のa*-b*座標上の点を順に結んで形成
される六角形の面積、すなわちイエロー、(イエロー+
マゼンタ)、マゼンタ、(マゼンタ+シアン)、シア
ン、(シアン+イエロー)の各のa*、b*の測定点を結
んで得られる六角形の面積が13600以上にすれば良
いことも見出した。この二つの指標を両立させること
が、多色画像を形成する画像形成方法にとって非常に重
要であると言える。
少なくともバインダー樹脂と顔料からなり、イエロート
ナーがベンズイミダゾロン系顔料を含有し、シアントナ
ーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーがナ
フトールカーミンF6BもしくはナフトールカーミンF
6BとナフトールカーミンFBBとを含有することが好
適で、これらを使用することにより良好な色再現性が得
られ、特に赤領域と青領域をバランスよく再現できるこ
と、さらにまた形成された画像の安定性、特に光に暴露
しても画像変化がないことを見出し本発明に至った。
りアルミ板上に各トナーを現像、現像条件を調整するこ
とにより8g/m2とし、それを転写紙上に単独もしくは
二種のトナーを転写した後、リコー社製プリテール55
0の定着ユニットから構成された定着試験機で定着した
ものをサンプルとした。各々のサンプルのC*、a*、b
*はSpectrodensitometer X−Ri
te 938を用いた。
るベンズイミダゾロン系顔料の具体例としては下記式
(2)で示される顔料が挙げられる。
されるβ銅フタロシアニンは下記式(3)で示される。
用されるナフトールカーミンF6Bとナフトールカーミ
ンFBBは下記式(4)(混合物)、式(5)でそれぞ
れ示される。
ンFBBの比率は100/0から40/60の間が好ま
しい。ナフトールカーミンFBBの比率が多くなると、
青紫領域の色再現性が悪化する。
ンブラックを顔料として用いることが好適である。
加工した時にへイズ度が低いことが色再現性を高める上
で好ましい。本発明のトナーの組合せにおいては各々の
トナーを8g/m2にトナー薄層に加工した時のへイズ
度が20%以下であることが好ましく、さらには15%
以下がより好ましいことが分かった。ここで、トナー薄
層はトナーをTHFに溶解させワイヤーバーでポリエス
テルフィルム上に塗工、乾燥させて得た。
式へイズコンピューターを用いた。へイズ度を小さくす
るには、顔料をあらかじめ高濃度で分散させる、いわゆ
るマスターバッチを作製することにより得ることができ
る。マスターバッチの作製方法としては顔料の含水ケー
キをフラッシャーで混合する、いわゆるフラッシング法
や顔料を高濃度で2本ロールミルや3本ロールミルで混
練する方法がある。
各々のトナーが融解してお互いに均一に混ざり合うこと
が肝要で、トナーの溶融粘度特性も大きく影響を与え
る。本発明のトナーの組合せにおいては、トナーの14
0℃での溶融粘度が120mPa・s以下であることが
好ましい。ここで、トナーの溶融粘度は、高架式フロー
テスター(CFT−500、島津製作所社製)を用い、
ダイスの細孔の径1mm、圧力1.76×106Paの
条件で定温法で測定した。
るトナーは、顔料以外の材料に関しては公知のものが全
て使用可能である。バインダー樹脂としては、ポリスチ
レン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンな
どのスチレンおよびその置換体の重合体;スチレン−p
−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重
合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−
ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−
クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イ
ソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−イン
デン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレ
ン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重
合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリ
レート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エ
ポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変
性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素
樹脂、芳香族系石油樹脂などが挙げられ、これらは単独
あるいは混合して使用できる。
とも(a)エポキシ樹脂、(b)2価フェノールおよび
(c)2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あ
るいはそのグリシジルエーテルを反応して合成された、
主鎖にポリオキシアルキレン部を有するポリオール樹脂
をバインダー樹脂として用いることが好適である。
ェノールAやビスフェノールF等のビスフェノールとエ
ピクロロヒドリンを反応させて得られたものであり、2
価フェノールはビスフェノールAやビスフェノールFが
あげられる。また、2価フェノールのアルキレンオキサ
イド付加物あるいはそのグリシジルエーテルはエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ドおよびこれらの混合物とビスフェノールAやビスフェ
ノールF等のビスフェノールとの反応生成物があげられ
る。得られた生成物をエピクロロヒドリンやβメチルエ
ピクロロヒドリンでグリシジルエーテルにしても良い。
また、フェノール、クレゾール、イソプロピルフェノー
ル、アミノフェノール、オクチルフェノール、ノニルフ
ェノール、ドデシルフェノール、pクミルフェノール等
の一価フェノールを反応させても良い。
0℃の範囲が好ましい。115℃未満ではトナーボトル
や現像器内で凝集物が発生しやすく、凝集物が現像され
転写時、凝集物部分の画像が白く抜ける現象が起きやす
い傾向にある。逆に130℃を越えると十分な画像光沢
が得にくいという問題を生ずる傾向にある。
もバインダー樹脂として好適である。ポリエステル樹脂
の酸価は5から60であることが好ましく、10から2
0であることがより好ましい。酸価が低いと、一成分現
像方式や、現像剤の量が少ない小型の現像器を用いる二
成分現像方式のフルカラー画像形成装置での画質向上が
顕著でなく、また酸価が高いと高湿時の帯電量低下など
安定性に欠ける傾向にある。ポリエステル樹脂について
も、その軟化点は、115〜130℃の範囲が好まし
い。115℃未満ではトナーボトルや現像器内で凝集物
が発生しやすく、凝集物が現像され転写時、凝集物部分
の画像が白く抜ける現象が起きやすい傾向にある。逆に
130℃を越えると十分な画像光沢が得にくいという問
題を生ずる傾向にある。
ルボキシル基を有する化合物と2価以上の水酸基を有す
る化合物を重縮合して得られるもので、本発明において
は水酸基を有する化合物として2価フェノールのアルキ
レンオキサイド付加物を用いることが好適である。2価
フェノールのアルキレンオキサイド付加物としては、ビ
スフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS
などのビスフェノール類の、エチレンオキサイドやプロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどの付加物が
挙げられる。中でも、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイドの2〜8モル付加物が好
ましい。
えばアルキレングリコール(エチレングリコール、1,
2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオ−ル、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオールなど)やアルキレンエー
テルグリコール類(ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコールなど)、脂環式ジオール(1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA
など)、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、ビスフェノールSなど)を挙げることがで
きる。
は、脂肪族ジカルボン酸及びその誘導体(マレイン酸、
フマール酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロ
ン酸、アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グル
タコン酸、オクチルコハク酸、デシルコハク酸、ドデシ
ルコハク酸、テトラデシルコハク酸、ヘキサデシルコハ
ク酸、オクタデシルコハク酸、イソオクタデシルコハク
酸、ヘキセニルコハク酸、オクテニルコハク酸、デセニ
ルコハク酸、ドデセニルコハク酸、テトラプロペニルコ
ハク酸、テトラデセニルコハク酸、ヘキサデセニルコハ
ク酸、イソオクタデセニルコハク酸、オクタデセニルコ
ハク酸、ノネニルコハク酸など)や脂環式ジカルボン酸
(シクロヘキサンジカルボン酸、メチルメジック酸な
ど)、芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカ
ルボン酸など)並びに、これら2価カルボン酸の無水物
や低級アルキル(メチル、ブチルなど)エステルが挙げ
られる。特に、テレフタル酸とイソフタル酸が有用で、
テレフタル酸はTgの上昇に効果があり、イソフタル酸
は反応性を高める効果がある。
ン酸成分および多価アルコール成分を用いても良い。多
価カルボン酸の例としては、トリメリット酸、ピロメリ
ット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、
2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−
ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリ
カルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン
酸及びこれらの酸無水物がある。また、多価アルコール
の例としては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサ
ンテトラロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリ
トール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,
2,5−ペンタトリオール、グリセロール、2−メチル
プロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタン
トリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼンな
どが挙げられ、これらは単独または混合で用いることが
できる。
剤を含有してもよい。帯電制御剤としては公知のものが
全て使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニル
メタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸
キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミ
ン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム
塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、
タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤など
が挙げられるが、亜鉛、クロム、コバルト、アルミニウ
ム、鉄、ジルコニウムなどの金属元素を有する含金属芳
香族ヒドロキシカルボン酸誘導体が好適である。その中
でも下記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカル
ポン酸金属塩が好適である。さらに、色調や帯電特性の
点から芳香族ヒドロキシカルボン酸亜鉛塩が最も好適で
ある。
ラルキル基で置換されても良い芳香族オキシカルボン酸
残基を示し、Xは対イオンを示し、Mは金属元素を示
す。) なお、芳香族ヒドロキシカルボン酸又はその塩、あるい
は例えばこれとジルコニウム化合物とから得られる芳香
族ヒドロキシカルボン酸ジルコニウム塩の構造等につい
てはWO99/12941に記載されている。
インダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の
有無、分散方法を含めたトナーの製造方法によって決定
されるもので、一義的に限定されるものではないが、好
ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1
〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、2〜5
重量部の範囲がよい。0.1重量部未満では、トナーの
負帯電が不足し実用的でない。10重量部を越える場合
にはトナーの帯電性が大きすぎ、キャリアとの静電的吸
引力の増大のため、現像剤の流動性低下や画像濃度の低
下を招く。また、必要に応じて、複数の荷電制御剤と併
用してもよい。
ド状シリカ、疎水性シリカ、脂肪酸金属塩(ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなど)、金属酸化物
(酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化スズ、酸化アン
チモンなど)、フルオロポリマー等を含有してもよい。
特に好適な添加剤としては、疎水化されたシリカ、チタ
ニア、アルミナ微粒子があげられる。
00、HDK H 2000/4、HDK H 205
0EP、HVK21(以上クラリアント社製)やR97
2、R974、RX200、RY200、R202、R
805、R812(以上日本アエロジル社製)がある。
また、チタニア微粒子としては、P−25(日本アエロ
ジル社製)やSTT−30、STT−65C−S(以上
チタン工業社製)、TAF−140(富士チタン工業社
製)、MT−150W、MT−500B、MT−600
B(以上テイカ社製)などがある。特に疎水化処理され
た酸化チタン微粒子としては、T−805(日本アエロ
ジル社製)やSTT−30A、STT−65S一S(以
上チタン工業社製)、TAF−500T、TAF−15
00T(以上富士チタン工業社製)、MT−100S、
MT−100T(以上テイカ社製)、IT−S(石原産
業社製)などがある。
ニア微粒子、アルミナ微粒子を得るためには、親水性の
微粒子をメチルトリメトキシシランやメチルトリエトキ
シシラン、オクチルトリメトキシシランなどのシランカ
ツプリング剤やシリコンオイルで処理しても得ることが
できる。
し静電潜像を顕像化する、いわゆる一成分現像法で現像
しても良いし、トナーとキャリアを混合してなる二成分
現像剤を用いて静電潜像を顕像化する二成分現像法で現
像しても良い。
は鉄粉、フェライト、ガラスビーズ等、従来と同様であ
る。なお、これらキャリアは樹脂を被覆したものでもよ
い。この場合使用される樹脂はポリフッ化炭素、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、ポリ
ビニルアセタール、シリコーン樹脂等である。いずれの
場合もトナーとキャリアとの混合割合は、一般にキャリ
ア100重量部に対しトナー0.5〜10重量部程度が
適当である。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、部数はすべて重量部である。
樹脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、
Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加
えさらに1時間混練し、水とキシレンを除去後、圧延冷
却しパルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得
た。続いて、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、 Mw/Mn;4.0、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 5部 式1−1の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性
シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を
0.5%添加しミキサーで混合しブラックトナー1を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は16%、トナーの140℃での溶融粘度は96
mPa・sであった。
脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、M
w/Mn;4.0、T g;60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加
え、さらに1時間混練、水とキシレンを除去後、圧延冷
却しパルペライザーで粉砕、さらに3本ロールで2パス
し、マスターバッチ顔料を得た。続いて、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、 Mw/Mn;4.0、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 5部 式1−1の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しイエロートナー1を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は17%、トナーの140℃での溶融粘度は98
mPa・sであった。
脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、M
w/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加え、
150℃で30分混練後、キシレン1000部を加え、
さらに1時間混練、水とキシレンを除去後、圧延冷却し
パルペライザーで粉砕、さらに3本ロールミルで2パス
しマスターバッチ顔料を得た。続いて、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、 Mw/Mn;4.0、Tg;60℃) 上記マスターバッチ顔料 5部 式1−1の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しマゼンタトナー1を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は18%、トナーの140℃での溶融粘度は17
mPa・sであった。
樹脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、
Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加
え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加
え、さらに1時間混練、水とキシレンを除去後、圧延冷
却しパルペライザーで粉砕、さらに3本ロールミルで2
パスしマスターバッチ顔料を得た。続いて、 ポリエステル樹脂 100部 (酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、 Mw/Mn;4.0、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 3部 式1−1の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リ力(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しシアントナー1を得た。
ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへイズ
度は15%、トナーの140℃での溶融粘度は34mP
a・sであった。
圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料
を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性
シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を
0.5%添加しミキサーで混合しブラックトナー2を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は14%、トナーの140℃での溶融粘度は88
mPa・sであった。
圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料
を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバツチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しイエロートナー2を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は15%、トナーの140℃での溶融粘度は91
mPa・sであった。
圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料
を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバツチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しマゼンタトナー2を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は14%、トナーの140℃での溶融粘度は86
mPa・sであった。
圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料
を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 5部 式1−20の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジヤパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しシアントナー2を得た。
ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへイズ
度は12%、トナーの140℃での溶融粘度は87mP
a・sであった。
混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバ
ッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃) 上記マスターバッチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性
シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を
0.5%添加しミキサーで混合しブラックトナー3を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は19%、トナーの140℃での溶融粘度は12
5mPa・sであった。
混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバ
ッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃) 上記マスターバッチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しイエロートナー3を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は19%、トナーの140℃での溶融粘度は12
1mPa・sであった。
し、混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスタ
ーバッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃) 上記マスターバッチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン)を0.5%
添加し、ミキサーで混合しマゼンタトナー3を得た。こ
こで、8g/m2にトナー簿層を形成した時のへイズ度
は18%、トナーの140℃での溶融粘度は123mP
a・sであった。
混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバ
ッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃) 上記マスターバッチ 5部 式1−20の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クヲリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合し、シアントナー3を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は16%、トナーの140℃での溶融粘度は12
2mPa・sであった。
し、混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスタ
ーバッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバッチ顔料 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性
シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を
0.5%添加しミキサーで混合しブラックトナー4を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は21%、トナーの140℃での溶融粘度は88
mPa・sであった。
混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバ
ッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しイエロートナー4を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は23%、トナーの140℃での溶融粘度は91
mPa.sであった。
混練物を圧延冷却しパルペライザーで粉砕、マスターバ
ッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 6部 式1−20の化合物 3部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しマゼンタトナー4を得
た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへ
イズ度は22%、トナーの140℃での溶融粘度は89
mPa・sであった。
混練物を圧延冷却しバルペライザーで粉砕、マスターバ
ッチ顔料を得た。続いて、 ポリオール樹脂 100部 (Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 上記マスターバッチ 5部 式1−20の化合物 4部 上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練
し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行い、体
積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シ
リカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.
5%添加し、ミキサーで混合しシアントナー4を得た。
ここで、8g/m2にトナー薄層を形成した時のへイズ
度は19%、トナーの140℃での溶融粘度は87mP
a・sであった。
含水ケーキ(固形分50%)1200部」とした以外は
トナー製造例1と同様に作製し、イエロートナー5を得
た。ここで、8g/m2にトナ−薄層を形成した時のへ
イズ度は13%、トナーの140℃での溶融粘度は96
mPa・sであった。また、マゼンタ顔料を「Pigm
ent Red 57含水ケーキ(固形分50%)120
0部」とした以外はトナー製造例1と同様に作製し、マ
ゼンタトナー5を得た。ここで、8g/m2にトナー薄
層を形成した時のへイズ度は16%、トナ−の140℃
での溶融粘度は96mPa・sであった。
600部」とした以外はトナー製造例2と同様に作製
し、イエロートナー6を得た。ここで、8g/m2にト
ナー薄層を形成した時のへイズ度は12%、トナーの1
40℃での溶融粘度は84mPa・sであった。また、
マゼンタ顔料を「Pigment Red 122 6
00部」とした以外はトナー製造例2と同様に作製し、
マゼンタトナー6を得た。ここで、8g/m2にトナー
薄層を形成した時のへイズ度は16%、トナーの140
℃での溶融粘度は89mPa・sであった。
液を調製した。この被覆層形成液を平均粒径50μmの
球状フェライト1000部の表面に流動床型塗布装置を
用いて被覆層を形成したキャリアAを得た。
カスケード現像法によりアルミ板上に各トナーを8g/
m2現像し転写紙上に単独もしくは二種のトナーを転写
定着したサンプルのC*、a*、b*の測定値及びイエロ
ー、(イエロー+マゼンタ)、マゼンタ、(マゼンタ+シ
アン)、シアン、(シアン+イエロー)の各a*、b*の
測定点を結んで得られる六角形の面積を表10〜15に
示す。なおこれら表中で、Yはイエロー、Mはマゼン
タ、Cはシアンである。
と混合して現像剤を作製し、リコー社製PRETER5
50にコントローラータイプBを搭載し、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、R(レッド)、
G(グリーン)、B(ブルー)の各画像を出し測色をし
た。得られたa*、b*の結果を図1に示す。
トナー製造例5のイエロートナー、マゼンタトナー各5
部をキャリアA95部と混合して現像剤を作製し、リコ
ー社製 PRETER550にコントローラータイプB
を搭載し、YMCRGBの各画像を出し測色をした。得
られたa*、b*の結果を図1に示す。
トナー製造例6のイエロートナー、マゼンタトナ−各5
部をキャリアA95部と混合して現像剤を作製し、リコ
ー社製 PRETER550にコントローラータイプB
を搭載し、YMCRGBの各画像を出し測色をした。得
られたa*、b*の結果を図1に示す。
4では赤画像も鮮やかで青から紫にかけても良好な画像
が得られたが、比較例1では赤画像も鮮やかであるもの
の青から紫にかけては見劣りする画像となった。また、
比較例2は青から紫にかけては良好なものの赤は多少く
すんだ感じとなった。さらに、得られた画像を実質15
日間の太陽暴露を行ったところ、比較例1のイエロー、
マゼンタ、赤および比較例2のイエローに褪色が観察さ
れた。また、比較例1の緑、青、比較例2の緑に変色が
観察された。
は、各々8g/m2イエロートナーとマゼンタトナーの層
を積層させた時のC*が80以上で、イエロートナー、
マゼンタトナー、シアントナーを各々単独で8g/m2ト
ナー層を形成した時及び2種のトナーを各々8g/m2積
層させた時のa*-b*座標上の点を順に結んで形成され
る六角形の面積が13600以上を示すイエロートナ
ー、マゼンタトナー及びシアントナーであり、この指標
を満足することで、良好なカラー画像を得ることができ
る。
もバインダー樹脂と顔料からなり、イエロートナーがベ
ンズイミダゾロン系顔料を含有し、シアントナーがβ銅
フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーがナフトール
カーミンF6BもしくはナフトールカーミンF6Bとナ
フトールカーミンFBBとを含有するものであり、この
ような顔料の組み合わせによれば良好な色再現性が得ら
れ、特に赤領域と青領域をバランスよく再現でき、さら
にまた形成された画像の安定性、特に光に暴露しても画
像変化がないカラートナーを得ることができる。
1、2のカラートナーにおいて、各トナーが8g/m2
のトナー薄層を形成したとき、ヘイズ度が20%以下で
あるとするもので、これにより色再現性をさらに高める
ことができる。
1、2のカラートナーにおいて、各トナーの140℃の
溶融粘度が120mPa・s以下であるとするものであ
り、これによれば定着時に各々のトナーが融解して互い
に均一に混ざり合うことができ、色再現性をさらに高め
ることができる。
1、2のカラートナーにおいて、各トナーのバインダー
樹脂が少なくとも(a)エポキシ樹脂、(b)二価フェ
ノールおよび(c)二価フェノールのアルキレンオキサ
イド付加物あるいはそのグリシジルエーテルを反応させ
て合成した主鎖にポリオキシアルキレン部を有するポリ
オール樹脂であるとするものであり、これによれば色再
現性をさらに高めることができる。
1、2のカラートナーにおいて、各トナーのバインダー
樹脂がポリオール樹脂であるとするものであり、これに
よれば色再現性をさらに高めることができる。
1、2のカラートナーにおいて、含金属芳香族ヒドロキ
シカルボン酸誘導体を含有するもので、これによれば上
記各トナーの帯電特性を良好に保持することができる。
1、2のカラートナーにおいて、上記一般式(1)で示
される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩を含有するも
ので、これによれば上記各トナーの帯電特性を良好に保
持することができる。
のカラートナーにおける芳香族ヒドロキシカルボン酸金
属塩の金属元素を亜鉛に特定するもので、これによれば
帯電特性のみでなく色調の点においても良好なカラート
ナーを得ることができる。
イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像を重ねることに
より多色画像を形成する画像形成方法において、上記請
求項1〜9のいずれかに記載するカラートナーを使用す
るもので、これにより全体の色再現性が良好で色再現範
囲が広く、特に赤領域と青紫領域をバランスよく再現す
る画像形成ができる。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくともイエロー、マゼンタ、シアン
色のトナー像を重ねることにより多色画像を形成する画
像形成方法に使用されるトナーにおいて、少なくとも結
着樹脂と顔料からなり、各々8g/m2イエロートナーと
マゼンタトナーの層を積層させた時のC*が80以上
で、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーを
各々単独で8g/m2トナー層を形成した時及び2種のト
ナーを各々8g/m2積層させた時のa*-b*座標上の点
を順に結んで形成される六角形の面積が13600以上
であることを特徴とするイエロートナー、マゼンタトナ
ー及びシアントナー。 - 【請求項2】 少なくともイエロー、マゼンタ、シアン
のトナー像を重ねることにより多色画像を形成する画像
形成方法に使用されるカラートナーにおいて、該トナー
が少なくともバインダー樹脂と顔料からなり、イエロー
トナーがベンズイミダゾロン系顔料を含有し、シアント
ナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーが
ナフトールカーミンF6Bもしくはナフトールカーミン
F6BとナフトールカーミンFBBとを含有することを
特徴とするカラートナー。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のカラートナーにお
いて、各トナーが8g/m2のトナー薄層を形成したと
き、ヘイズ度が20%以下であることを特徴とするカラ
ートナー。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載のカラートナーにお
いて、各トナーの140℃の溶融粘度が120mPa・
s以下であることを特徴とするカラートナー。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載のカラートナーにお
いて、各トナーのバインダー樹脂が少なくとも(a)エ
ポキシ樹脂、(b)二価フェノールおよび(c)二価フ
ェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグ
リシジルエーテルを反応させて合成した主鎖にポリオキ
シアルキレン部を有するポリオール樹脂であることを特
徴とするカラートナー。 - 【請求項6】 請求項1又は2記載のカラートナーにお
いて、各トナーのバインダー樹脂がポリエステル樹脂で
あるを特徴とするカラートナー。 - 【請求項7】 請求項1又は2記載のトナーにおいて、
含金属芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体を含有するこ
とを特徴とするカラートナー。 - 【請求項8】 請求項1又は2記載のカラートナーにお
いて、下記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸金属塩を含有することを特徴とするカラートナ
ー。 【化1】 (式中、QおよびQ′はアルキル基および/またはアラ
ルキル基で置換されてもよい芳香族オキシカルボン酸残
基を表わし、Xは対イオンを表わし、Mは金属元素を表
わす。) - 【請求項9】 請求項8記載のカラートナーにおいて、
金属元素が亜鉛であることを特徴とするカラートナー。 - 【請求項10】 少なくともイエロー、マゼンタ、シア
ンのトナー像を重ねることにより多色画像を形成する画
像形成方法において、トナーが請求項1〜9のいずれか
に記載するカラートナーであることを特徴とする画像形
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31594499A JP2000199982A (ja) | 1998-11-05 | 1999-11-05 | カラ―トナ―およびそれを用いた画像形成方法 |
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JP31502998 | 1998-11-05 | ||
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-
1999
- 1999-11-05 JP JP31594499A patent/JP2000199982A/ja active Pending
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US8492060B2 (en) | 2008-06-04 | 2013-07-23 | Samsung Fine Chemicals Co., Ltd. | Method of forming toner image and electrophotographic image forming apparatus capable of realizing wide color gamut |
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