JP2000199781A - 半導体デバイス試験装置及びそのキャリブレ―ション方法 - Google Patents

半導体デバイス試験装置及びそのキャリブレ―ション方法

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JP2000199781A
JP2000199781A JP11137847A JP13784799A JP2000199781A JP 2000199781 A JP2000199781 A JP 2000199781A JP 11137847 A JP11137847 A JP 11137847A JP 13784799 A JP13784799 A JP 13784799A JP 2000199781 A JP2000199781 A JP 2000199781A
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Hiroyuki Shiozuka
弘幸 塩塚
Hiroyuki Hama
博之 濱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスへ試験信号を与えることので
きる第1端子を有するソケットと、試験信号を第1端子
へ出力するドライバとを有する半導体試験装置における
試験信号の出力タイミングをキャリブレーションするこ
と。 【解決手段】 半導体デバイス20の端子配列と同様の
端子配列を有する試験用ボード10をソケット50に装
着するステップと、ドライバ76により試験信号を生成
する生成ステップと、試験用ボード10に到達した試験
信号を検出する検出ステップと、検出ステップにより検
出した試験信号に基づいて試験信号の出力タイミングを
設定する設定ステップとを備えた。試験用ボード10に
おける、第1端子12に接触する接触端子が、半導体デ
バイス20における、第1端子12に接触する接触端子
と同一の入力インピーダンスを有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
(「DUT」ともいう。例えば半導体集積回等。)をテス
トするための半導体デバイス試験装置に関し、特に、同
装置のキャリブレーション用治具、および、そのキャリ
ブレーション方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図1は、従来の半導体
試験装置の断面図である。テストヘッド70は、半導体
デバイス20を試験するための試験信号を出力し、また
半導体デバイス20から出力された出力信号を受け取
る。テストヘッド70の上には、テストヘッド70と同
軸ケーブル62、64との間で信号を伝達するパフォー
マンスボード66が取り付けられている。同軸ケーブル
62が上記試験信号をパフォーマンスボード66からソ
ケットボード60に伝達し、また上記出力信号をソケッ
トボード60からパフォーマンスボード66へ伝達す
る。ソケットボード60の上にはソケット50が設けら
れており、ソケット50が有するピン52及び第1端子
12を経て試験信号が半導体デバイス20に与えられ、
また第2端子14及びピン54を経て上記出力信号が半
導体デバイス20から受け取られる。
【0003】テストヘッド70は、試験信号を生成する
ドライバ76(76A、76B)と、ドライバ76が生
成する試験信号に遅延を与えるドライバ遅延回路78
(78A、78B)と、出力信号を受け取るコンパレー
タ80(80A、80B)と、コンパレータ80が出力
信号を受け取ってから、前記出力信号を出力するまでの
時間に遅延を与えるコンパレータ遅延回路82(82
A、82B)とを有する。オシロスコープ等の測定機器
のプローブで各ドライバ76から出力された試験信号を
測定し、各ドライバから出力される試験信号のタイミン
グが同一となるように、ドライバ遅延回路78が与える
遅延時間を調整する。これにより、複数のドライバ76
間のスキューを相殺することができる。また、コンパレ
ータ遅延回路82が与える遅延時間を調整することによ
り、複数のコンパレータ80間のスキューを相殺するこ
とができる。
【0004】図2A及び2Bはそれぞれ、半導体デバイ
ス20の上面図および正面図である。ここではTSOP
タイプの半導体デバイスを示しているが、半導体デバイ
スはQFP、BGA等のタイプであっても良い。各種形
状の半導体デバイスに対応するソケット50をそれぞれ
用意することにより、いずれの半導体デバイスをも同様
にテストすることができる。半導体デバイス20は、信
号を入力する半導体デバイス入力ピン22および信号を
出力する半導体デバイス出力ピン24を有しており、こ
れらのピンが、ソケット50の第1端子12及び第2端
子14に接触する。
【0005】図3は、ソケット50及びソケット50を
装着するソケットボード60を示す断面図である。ソケ
ットボード60が有するソケットガイド58に沿ってソ
ケット50が装着されると、ソケットボード60が有す
るスルーホール56にソケット50のピン52及び54
が挿入される。またソケットボード60のスルーホール
59の下側から、同軸ケーブル62,64の心線が挿入
されて半田付けされる。近年、半導体デバイス20のピ
ン数が増えたために、ソケット50の第1端子12に、
オシロスコープ等のプローブを正確に当てることが困難
となっている。そこで、半導体デバイス20をソケット
50から取り外し、プローブを直接ソケットボードに当
接させる方法が提案されている。
【0006】図4は、ソケットボード60の上面図であ
る。ソケットボード60には、ソケット50のピン5
2、54を差し込むためのスルーホール56、及び同軸
ケーブルを挿入して半田付けするためのスルーホール5
9が設けられている。またソケットボード60の上面に
は、アースパターン(GND)及び電源パターン(VD
D)が設けられている。このソケットボード60に、オ
シロスコープのプローブを当てることにより、半導体試
験装置をキャリブレーションすることができる。
【0007】図5は、ソケットボード60にプローブ4
4を当てている様子を示す。プローブ44は、信号端子
40とアース端子42とを有する。試験装置に設けられ
たソケットボード60からソケット50を取り外し、プ
ローブ44の信号端子40をソケット用のスルーホール
56に当接させ、アース端子42をソケットボード60
上のアースパターンに当接させることにより、スルーホ
ール56に与えられる信号を測定することができる。し
かしながら、アースパターンが測定しようとするスルー
ホールの近傍にない場合には、アース端子42に接続さ
れた、プローブ44のアース線を長くしなくてはならな
く、測定時の線路インピーダンスが大きくなる。近年、
半導体デバイス20の高速化に伴い、半導体デバイス2
0を高い精度で試験する必要が生じている。従って半導
体試験装置のキャリブレーションも、高い精度で行う必
要があるが、試験信号を測定する際における信号の線路
インピーダンスが大きいと、半導体試験装置を正確にキ
ャリブレーションすることができない。
【0008】パフォーマンスボード66上には、信号配
線パターン及びアースパターンが隣接して設けられてい
るので、ソケット50、ソケットボード60、及び同軸
ケーブル62、64を取り外し、直接パフォーマンスボ
ードにプローブを当接させると、信号の線路インピーダ
ンスを下げることができる。しかしながらこの場合は、
同軸ケーブル62、64、ソケットボード60、並びに
ソケット50のインダクタンス及び浮遊容量等による影
響が試験信号に現れないので、実際の試験状態における
正確なキャリブレーションを行うことができない。
【0009】図6は、半導体試験装置をキャリブレーシ
ョンするための従来の他の方法を示す。この形態におい
ては、ドライバ76と並列にコンパレータ80とプログ
ラマブルロード180が設けられている。プログラマブ
ルロード180を適切に設定することにより、ドライバ
76に所望の負荷を与えることができる。ソケット50
から半導体デバイス20を取り外し、ドライバ76から
試験信号を出力すると、試験信号はソケット50の上端
で反射されてコンパレータ80に入力される。この間の
時間(試験信号が往復する時間)t1を2で割ることに
より、ドライバ76からソケット50までの信号伝達時
間を測定することができる。
【0010】図7は、従来の半導体試験装置の更に他の
形態を示す。ソケット50の各ピンに対して、図に示す
ように2つの同軸ケーブルを接続させる形態が提案され
ている。この場合は、半導体デバイス20を取り外して
試験信号を生成しても、試験信号はソケット50で反射
されずに、コンパレータ90に伝送される。このため、
ドライバ76からソケット50までの試験信号送信時間
を計測することができない。
【0011】図8は、従来のキャリブレーション方法の
フローチャートを示す。最初に、測定ポイントであるソ
ケットボード60のスルーホール56及びアースパター
ンGNDにプローブ44を接触する(S302)。次
に、タイミング測定とキャリブレーションを実行する
(S310)。すなわち、1チャネルのドライバが出力
する試験信号の波形の立ち上がり又は立下りのタイミン
グを測定し、キャリブレーションデータを取得する。ド
ライバ遅延回路78の設定値を初期状態に設定して、試
験信号を所定の振幅条件で発生する(S312)。次
に、試験信号の立ち上がり波形のタイミングを測定して
立ち上がり波形においてドライバ76をキャリブレーシ
ョンする(S314)。次に、試験信号の立下り波形の
タイミングを測定して立下り波形においてドライバ76
をキャリブレーションする(S316)。
【0012】図9(A)は、タイミング測定ステップ
(S310)において測定された試験信号の波形を示
す。波形Sは、基準タイミング位置tにおいて50
%のレベルとなっている。波形S及びSは、それぞ
れタイミングt及びtにおいて50%のレベルとな
っている。スルーレートは、波形の立ち上がり又は立下
りの傾斜を表す。テストヘッド70が有する複数のドラ
イバ76は、500ピコ秒/V±10%未満のスルーレ
ートで信号を出力するように調整されている。立ち上が
り波形測定ステップ(S314)において、図9(B)
に示すように、複数のドライバ76のそれぞれに対応す
るドライバ遅延回路78の遅延量を調整して基準タイミ
ング位置tへタイミングt及びtを移動させるこ
とで複数のドライバ76をキャリブレーションする。こ
の移動の結果、ドライバ遅延回路78の遅延量を増減さ
せた設定データを校正データとして得る。塵などの為に
プローブ44の信号端子40とソケットボード60のス
ルーホール56とが高抵抗状態となっている場合には、
試験信号のレベルが小さくなり、50%のレベルが検出
されなくなるため、接触不良が発生していることが容易
に判る。
【0013】図9(C)は、プローブ44のアース端子
42とソケットボード60のアースパターンGNDとが
接触不良である場合の試験信号の波形を示す。波形S
は、アース端子42とアースパターンGNDとがオープ
ンの状態であるときの波形例である。波形Sは、アー
ス端子42とアースパターンGNDとの間に高い接触抵
抗があるときの波形例である。波形S及びSは、波
形の歪や、なまりを生じている。しかし、波形S及び
においても、正常な波形Sと同じく50%のレベ
ルが測定されるので、接触不良が見過ごされてタイミン
グの校正が実施されてしまう。そのため、適正なタイミ
ング位置においてキャリブレーションできないので誤っ
た校正が実施される可能性がある。例えば、波形S
おいて、本来の正常な波形Sに対してタイミングのず
れeが生じている。また、波形Sにおいてもタイミ
ングのずれeが生じている。そのため誤ったタイミン
グでドライバ76が校正されてしまう。タイミングずれ
が生じている状態で校正が実施されると、キャリブレー
ションの精度が悪化する要因、あるいは、校正作業上に
おける信頼性が低下する要因となる。
【0014】なお、接触不良を点検する方法として、プ
ローブ44とソケットボード60との接触点における直
流抵抗を測定する方法がある。この方法は、プローブ4
4の信号端子40とソケットボード60のスルーホール
56との接触不良に対しては、適用可能である。しか
し、プローブ44のアース端子42と接地側線路である
ソケットボード60のアースパターンGNDとの接触不
良に対しては、アースパターンGNDが回路アースであ
り、共通接続されているため、検出することが困難であ
る。
【0015】そこで本発明は、上記課題の少なくとも1
つを解決することのできる半導体試験装置を提供するこ
とを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独
立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また
従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
れば、半導体デバイスを装着することにより半導体デバ
イスへ試験信号を与えることのできる第1端子を有する
ソケットと、試験信号を第1端子へ出力するドライバと
を有する半導体試験装置における試験信号の出力タイミ
ングをキャリブレーションすべく、半導体デバイスの端
子配列と同様の端子配列を有する試験用ボードをソケッ
トに装着するステップと、ドライバにより試験信号を生
成する生成ステップと、試験用ボードに到達した試験信
号を検出する検出ステップと、検出ステップにより検出
した試験信号に基づいて試験信号の出力タイミングを設
定する設定ステップとを備えた。ここで、試験用ボード
における、第1端子に接触する接触端子が、半導体デバ
イスにおける、第1端子に接触する接触端子と同一の入
力インピーダンスを有することが好ましい。
【0017】本発明の第2の形態によれば、試験用ボー
ドが、第1端子に接触しかつアースに接続されたアース
ショートパターンを有し、検出ステップは、ドライバか
ら出力され試験用ボードで反射された試験信号を測定す
る。
【0018】本発明の第3の形態によれば、半導体試験
装置は試験信号に遅延を与える遅延回路を更に有し、生
成ステップが、ドライバにより試験信号を出力すると共
に所定の基準信号を生成し、設定ステップは、検出ステ
ップにより検出した試験信号の、基準信号を基準とする
位相差に基づいて遅延回路が加える遅延の大きさを設定
する遅延設定ステップを有する。
【0019】本発明の第4の形態によれば、試験用ボー
ドが、第1端子に接触する信号配線パターン、及び信号
配線パターンに隣接して配置されたアースパターンを有
し、検出ステップは、信号配線パターン及びアースパタ
ーンに取り付けられた電気的特性試験用プローブにより
試験信号を検出する。
【0020】本発明の第5の形態によれば、半導体試験
装置は複数のドライバを有し、ソケットは複数のドライ
バの各々に対応付けられた複数の第1端子を有し、試験
用ボードは複数の第1端子の各々に対応付けられた複数
の信号配線パターンを有し、検出ステップを複数の信号
配線パターンのそれぞれにおいて実行し、遅延設定ステ
ップは、複数の信号配線パターンのそれぞれにおいて測
定された位相差の大きさが同一になるように複数の遅延
回路における各遅延の大きさを設定する。
【0021】本発明の第6の形態によれば、ソケット
は、半導体デバイスに接触して半導体デバイスから電気
的信号を受け取る第2端子を更に有し、半導体試験装置
は、第2端子から入力された信号を受け取るコンパレー
タを更に備え、試験用ボードは、第1端子と第2端子と
を電気的に接続するショートパターンを有するショート
ボードである。
【0022】本発明の第7の形態によれば、ドライバか
ら出力されショートボードを経由した試験信号をコンパ
レータで検出する。次に、出力ステップに対して所定の
時間差を有する基準タイミングと、コンパレータ検出ス
テップで試験信号を検出した時間との時間差に基づいて
得られた値を、半導体デバイスを試験するための基準時
間として設定する。半導体試験装置に複数のドライバ及
び複数のコンパレータを設け、ソケットに複数のドライ
バの各々に対応付けられた複数の第1端子、及び複数の
コンパレータの各々に対応付けられた複数の第2端子を
設け、ショートボードに複数の第1端子と複数の第2端
子とをそれぞれ接続する複数のショートパターンを設
け、検出ステップを複数の信号配線パターンのそれぞれ
において実行し、基準時間を複数のコンパレータのそれ
ぞれに対して基準時間をそれぞれ独立に設定してもよ
い。
【0023】本発明の第8の形態によれば、複数のソケ
ットと、複数のソケットの各々に対応する複数のショー
トボード等の試験用ボードと、複数の試験用ボードを一
体に保持するフレームとを更に備え、フレームは、フレ
ームを半導体試験装置における所定の位置に装着したと
きに試験用ボードを所望の位置に移動させる呼び込み機
構を試験用ボードごとに有する。
【0024】本発明の第9の形態によれば、半導体デバ
イスを試験するために用いる試験信号を出力するドライ
バと、半導体デバイスから電気的信号を受け取るコンパ
レータと、半導体デバイスを装着して試験信号を半導体
デバイスに与えることのできるソケットとを有する半導
体試験装置の処理タイミングをキャリブレ−ションする
キャリブレーション方法において、試験信号の波形を測
定する測定器に、試験信号又は電気的信号を提供すべく
必要な接続を行う接続ステップと、ライバが出力した試
験信号を測定器において測定する波形測定ステップと、
測定器により測定された試験信号の波形が所望の範囲内
かを判定する波形判定ステップと、測定器により測定さ
れた波形が所望の範囲を外れている場合に測定器に行っ
た接続が不良であると通知する通知ステップとを備える
ことが好ましい。波形測定ステップは、試験信号の立ち
上がり及び立下りの少なくとも一方の波形を測定するこ
とが好ましい。更に通知ステップは、波形が所望の範囲
を外れている場合に、接続ステップ、波形測定ステッ
プ、及び波形判定ステップを繰り返す再接続ステップ
と、接続ステップ、波形測定ステップ、及び波形判定ス
テップを所定の回数繰り返しても波形が所望の範囲を外
れている場合に、測定器に行った接続が不良であると通
知する不良通知ステップとを含むことが好ましい。
【0025】本発明の第10の形態によれば、上記キャ
リブレーション方法において、測定器が半導体試験装置
の外部の測定器であり、測定器が試験信号を入力する電
気的特性試験用プローブを有し、接続ステップは、電気
的特性試験用プローブに試験信号を提供すべく必要な接
続を行うステップを有することが好ましい。
【0026】本発明の第11の形態によれば、上記キャ
リブレーション方法において、測定器が半導体試験装置
の内部の測定器であり、波形測定ステップがドライバか
ら出力されソケットで反射された試験信号をコンパレー
タから入力して測定器において測定するステップを有す
ることが好ましい。
【0027】本発明の第12の形態によれば、上記キャ
リブレーション方法において、測定器が半導体試験装置
の内部の測定器であり、波形測定ステップがコンパレー
タから入力された所定の基準信号を測定器において測定
するステップを有することが好ましい。
【0028】本発明の第13の形態によれば、上記キャ
リブレーション方法において、接続ステップは、キャリ
ブレーションのために試験信号を入力して測定器に与え
る試験用ボードを測定器に接続するステップを有するこ
とが好ましい。
【0029】本発明の第14の形態によれば、上記キャ
リブレーション方法において、測定器が半導体試験装置
の内部の測定器であり、波形測定ステップが、ドライバ
から出力され試験用ボードで反射された試験信号をコン
パレータから入力して測定器において測定するステップ
を有することが好ましい。
【0030】本発明の第15の形態によれば、上記キャ
リブレーション方法において、波形判定ステップが、試
験信号の立ち上がり又は立下りの期間内における試験信
号のレベルが所望の範囲内かを判定することが好まし
い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0032】図10は、本実施形態における半導体試験
装置全体の断面を示す。図1と同一の構成には図1と同
一の符号を付してあるので説明を省略する。ソケットボ
ード60の上には、同軸ケーブル62、64でパフォー
マンスボードに接続された複数のソケット50が設けら
れている。また、フレーム100には複数の保持ユニッ
ト110が保持(mount)されており、各保持ユニット
の上部には開口部120が設けられている。各保持ユニ
ット110は、1つの半導体デバイス20を保持する。
テストヘッド70内には、2つの同軸ケーブル62、6
4に対する回路のみを示しているが、実際には、半導体
デバイス20が有する各ピンに対して同軸ケーブルが設
けられており、各同軸ケーブルに対して、ドライバ7
6、遅延回路78、コンパレータ80、及びコンパレー
タ用遅延回路82が設けられている。また、図では1つ
の半導体デバイス20に対応する回路のみを示している
が、実際には、各半導体デバイスに対して同様の回路が
設けられている。
【0033】本半導体試験装置は、複数の半導体デバイ
スを同時にテストすることができるので、与えられた時
間により多くの半導体デバイスを試験することができ
る。半導体試験装置をキャリブレーションする場合に
は、予め半導体デバイス20に代えて試験用ボード10
を各保持ユニット110に装着する。フレーム100を
半導体試験装置に取り付けると、試験用ボード10がソ
ケット50に装着される。次に、開口部120の上部か
ら試験用ボード10にプローブを当て、ドライバ76に
より試験信号を生成する。試験用ボード10に到達した
試験信号をオシロスコープで検出し、検出した試験信号
に基づいて遅延回路78Aの設定を変更することによ
り、試験信号の出力タイミングを設定する。
【0034】ドライバ76は、半導体デバイス20に与
える複数の信号の各々に対して設けられている。またテ
ストヘッド70は更に、基準信号を生成する1つのドラ
イバ176と、基準信号に対して所定の遅延を与える1
つの遅延回路178とを有する。基準信号が生成される
時と、ドライバ76が試験信号を生成する時との間の時
間差は常に一定となっている。そこで、この基準信号を
オシロスコープに対してトリガとして入力する。各ドラ
イバ76から出力される試験信号の位相と基準信号の位
相との位相差を同一にすることにより、間接的に、複数
のドライバ76間の位相を揃え、ドライバ間のスキュー
を小さくすることができる。但し他の形態としては、試
験用ボード10に到達する一つの試験信号を基準信号と
して選択してオシロスコープのトリガとして入力し、選
択した試験信号の位相に他の試験信号の位相を合わせて
も良い。
【0035】図11A及び11Bは、保持ユニット11
0に装着する試験用ボード10の一例としてのプローブ
ボード10Aの上面図及び下面図である。試験用ボード
10の下面には、半導体デバイス20の端子と同様の配
置に接触端子30が設けられている。フレーム100を
半導体試験装置に取り付けると、接触端子30がソケッ
ト50の第1端子12及び第2端子14に接触する。上
面に設けられたアースパターン36及び複数の信号配線
パターン32は、下面に設けられた接触端子30と接続
されている。アースパターン36は上面の中央に伸びて
いる。アースパターン36は各信号配線パターン32に
隣接しており、最短距離は約2mm以下である。このた
め、各信号配線パターン32及びアースパターン36
に、プローブ44の信号端子40及びアース端子42を
容易に接触させることができる。また各信号配線パター
ン32とアースパターン36との最短距離は実質的に等
しいので、各信号の線路インピーダンスのばらつきが小
さく、各信号を正確に測定することができる。
【0036】キャリブレーション時におけるドライバ7
6からの出力タイミングと、実際の半導体デバイス20
を半導体試験装置に装着したときにおけるドライバ76
からの出力タイミングとの間に誤差が生じることを防ぐ
ためには、接触端子30における各信号の入力インピー
ダンスを、実際の半導体デバイス20における信号の入
力インピーダンスと実質的に同一にすることが好まし
い。入力インピーダンスを半導体デバイス20と同一に
するためには、周知のように、信号配線パターン32と
アースパターン36との間に適当なコンデンサ(キャパ
シタンス)、抵抗等を設ければよい。
【0037】図12は、プローブボード10Aの他の実
施形態を示す。プローブボード10Aは、半導体デバイ
ス20とほぼ同じ外形寸法の絶縁ブロック270の外周
の側面に、半導体デバイス20の各端子とほぼ同じ配置
に複数の接触端子30が設けられている。接触端子30
は、ソケット50の第1端子12及び第2端子14と絶
縁ブロック270の側面部又は下面部において接触でき
る。
【0038】複数の接触端子30よりそれぞれ絶縁ブロ
ック270の上面の周辺部に延長された場所に複数の信
号配線パターン32が形成される。信号配線パターン3
2は、プローブ44の信号端子40を接触させるのに使
用される。そのため、信号配線パターン32は、信号端
子40が接触しやすいように膨らんだ形状をしている。
複数の信号配線パターン32の内側に、グランド用の端
子37より延長されてアースパターン36が形成され
る。アースパターン36は、プローブ44のアース端子
42を接触させるために使用される。なお、プローブ4
4は、保持金具262により保持される。
【0039】アースパターン36は、各信号配線パター
ン32に隣接しているので、信号配線パターン32及び
アースパターン36とプローブ44の信号端子40及び
アース端子42とは容易に接触させることができる。ア
ース端子42とアースパターン36とを短距離で接触さ
せることができるので、アース端子42を低いインピー
ダンスで接地することができる。このため、従来接地イ
ンピーダンスを介して試験信号に重畳された外部雑音が
軽減され、雑音の影響による試験信号の歪が抑圧され、
キャリブレーションの精度が改善される。また、信号配
線パターン32と信号端子40とが安定した接触を保て
るので、信号配線パターン32と信号端子40との接触
箇所から発生する雑音や、その雑音による試験信号の歪
が抑圧され、キャリブレーションの精度が改善される。
【0040】図13A及び13Bは、試験用ボード10
の他の一例としてのショートボード10Bを示す。ショ
ートボード10Bの下面には、ソケット50の第1端子
12及び第2端子14に接触する接触端子30が設けら
れている。ショートボード10Bの上面には、第1端子
に接触した接触端子30と第2端子14に接触した接触
端子30とをショートする複数のショートパターン46
が設けられている。図11に示すプローブボード10A
を半導体試験装置に装着して、複数のドライバ76間の
スキューをキャリブレーションした後に、プローブボー
ド10Aを半導体試験装置から取り外し、代わりに図1
3に示すショートボード10Bを半導体試験装置に取り
付ける。
【0041】この状態で、複数のコンパレータ80間の
スキューをキャリブレーションする。まず、複数のドラ
イバ76Aから同時に試験信号を生成する。ドライバ7
6Aにより生成された試験信号は、ショートボード10
Bを介してコンパレータ80Bに到達する。ドライバ7
6が試験信号を生成してからコンパレータ80が試験信
号を検出するまでのおよその遅延時間は予め分かってい
る。そこで例えば、基準信号をトリガとしてオシロスコ
ープ150に取り込んだ時に、既知の遅延時間をオシロ
スコープ150によって加えて得られた時を基準タイミ
ングとして選択する。但し本発明の他の実施形態として
は、基準信号を検出した時を上記基準タイミングとして
選択しても良い。これは、上記の遅延時間としてゼロ"
0"を選択したときに相当する。
【0042】次に、基準タイミングから、各コンパレー
タ80が試験信号を検出した時までの時間差をコンパレ
ータ80毎に測定し、この時間差に基づいた値を半導体
デバイス20を試験するための基準時間として、コンパ
レータ80毎に設定する。例えば、時間差が+aであっ
た場合には、そのコンパレータ80に対応するコンパレ
ータ用遅延回路82の遅延時間をa減じ、時間差が−a
であった場合には、コンパレータ用遅延回路82による
遅延時間をa増加させる。これにより、複数のコンパレ
ータ80間のスキューをキャリブレーションすることが
できる。
【0043】但し他の実施形態としては、コンパレータ
用遅延回路82に代えて遅延時間を格納するメモリをコ
ンパレータ80毎に設け、上記時間差を単にメモリに格
納しておいても良い。この場合は、実際に半導体デバイ
ス20を試験した場合においてコンパレータ80が検出
した時から、上記メモリに格納した時間差を減じること
により、コンパレータ80間のスキューの影響を相殺し
た値を得ることができる。このようなメモリとしては、
半導体デジタルメモリの他、アナログメモリ、遅延時間
を設定可能な遅延回路等を用いることができる。また時
間差を減じる手段としては、数値演算による減算の他、
アナログ演算による減算、遅延回路による減算等を用い
ることができる。
【0044】図14は、半導体試験装置の他の形態を示
す。図10に示した構成と同一の構成には同一の符号を
付してあるので、それらの説明は省略する。本形態にお
いては、半導体デバイス20の出力端子に対応する同軸
ケーブル64には、コンパレータ80B及びコンパレー
タ用遅延回路82Bのみが設けられており、図10に示
すドライバ76B及びドライバ用遅延回路78Bは省略
されている。また、ドライバ76A及びコンパレータ8
0Aと並列に、ドライバ76Aに対して所望の負荷を与
えるプログラマブルロード180が設けられている。
【0045】まず半導体デバイス20及び試験用ボード
10をソケット50から取り外し、ドライバ用遅延回路
78A及びコンパレータ用遅延回路82Aによる遅延時
間をゼロ"0"とする。次にドライバ76Aの出力電圧を
変化させてからコンパレータ80Aが反射された電流を
検出するまでの時間、即ちドライバ76Aとソケット5
0との間を試験信号が往復する時間t1を測定する。こ
の時間t1を2で割ることにより、ドライバ76Aが試
験信号を生成してからソケット50へ試験信号が伝送さ
れるまでの時間即ち、片道の時間(t1)/2を得るこ
とができる。各ドライバ76Aについて、試験信号の伝
送時間(t1)/2を計測することにより、複数のドラ
イバ76からソケット50までの経路における各試験信
号の時間差Δdrが得られる。
【0046】図15は、更にソケット50からコンパレ
ータ80Bまでの信号伝送時間を簡易に求める方法を示
す。ソケット50にショートボード10Bを取り付け、
ドライバ76Aで試験信号を生成する。試験信号は、同
軸ケーブル62、ショートボード10B、及び同軸ケー
ブル64を経てコンパレータ80Bにより受け取られ
る。ドライバ76が試験信号を生成してからコンパレー
タ80Bが試験信号を受け取るまでの時間、即ちドライ
バ76とコンパレータ80Bとの間の信号伝送時間t2
を計測し、ドライバ76とソケット50との間の伝送時
間(t1)/2をt2から減じることにより、ソケット
50からコンパレータ80Bまでの信号伝送時間t3を
求めることができる。ソケット50から各コンパレータ
80Bまでの伝送時間t3を計測することにより、ソケ
ット50から各コンパレータ80Bまでの経路における
試験信号の時間差Δcpが得られる。ドライバ76A側
の経路における時間差Δdrに基づいてドライバ用遅延
回路78に設定する遅延時間を変更することにより、ド
ライバ76A間のスキューを相殺することができる。ま
た時間差Δcpに基づいてコンパレータ80B用の遅延
回路82Bに設定する遅延時間を変更することにより、
複数のコンパレータ80B間のスキューを相殺すること
ができる。
【0047】図16は、半導体試験装置の更に他の形態
を示す。本形態においては、2つの同軸ケーブルがソケ
ット50の1つの端子に接続されている。この場合、半
導体デバイス20及び試験用ボード10を取り外しても
ソケット50においてインピーダンス不整合が生じない
ので、ドライバ76からソケット50までの信号伝送時
間、及びソケット50からコンパレータ90までの信号
伝送時間を求めることができない。そこでまず、ソケッ
ト50に試験用ボード10の一例としてのアースショー
トボード10Cを取り付ける。アースショートボード1
0Cにおいては、各試験信号がアースにショートされて
いる。これによりアースショートボード10Cにおいて
インピーダンス不整合が生じるので、ドライバ76が生
成した信号がコンパレータ80に反射される。
【0048】次に図16におけるアースショートボード
10Cをソケット50から取り外し、コンパレータ90
用の遅延回路92における遅延時間をゼロ"0"に設定す
る。さらにドライバ76により試験信号を生成すると、
図15の場合と同様に、試験信号が同軸ケーブル62、
64を経てコンパレータ90により受け取られる。ドラ
イバ76が試験信号を生成してからコンパレータ90が
試験信号を受け取るまでの時間、即ちドライバ76とコ
ンパレータ90との間の信号伝送時間t2を計測し、ド
ライバ76とソケット50との間の伝送時間(t1)/
2をt2から減じることにより、ソケット50からコン
パレータ90までの信号伝送時間t3を求めることがで
きる。ソケット50から各コンパレータ90までの伝送
時間t3を計測することにより、ソケット50から各コ
ンパレータ90Bまでの経路における試験信号の時間差
Δcpが得られる。ドライバ76側の経路における時間
差Δdrに基づいてドライバ用遅延回路78に設定する
遅延時間を変更することにより、ドライバ76間のスキ
ューを相殺することができる。また時間差Δcpに基づ
いてコンパレータ90用の遅延回路92に設定する遅延
時間を変更することにより、複数のコンパレータ90間
のスキューを相殺することができる。
【0049】図17A及び17Bは、アースショートボ
ード10Cの構成を示す。アースショートボード10C
の下面には、ソケット50の第1端子12及び第2端子
14に接触する接触端子30が設けられている。またア
ースショートボード10Cの上面では、ソケット50の
第1端子に接触する各信号配線パターン32がアースパ
ターン36にショートされている。このため、試験信号
の線路インピーダンスは、アースショートボード10C
でアースにショートされた後に急激に小さくなる。この
インピーダンスの不整合により、ドライバ76Aで生成
された信号はアースショートボード10Cで反射され
て、コンパレータ80Aによって検出される。
【0050】図18は、半導体試験装置の更に他の構成
を示す。本実施形態では、ソケット50における1つの
端子に2つの同軸ケーブル62,64が接続されてお
り、各同軸ケーブルにそれぞれ、ドライバ、ドライバ用
遅延回路、コンパレータ、プログラマブルロード、及び
コンパレータ用遅延回路が接続されている。この場合に
は、アースショートボード10Cをソケット50に取り
付け、ドライバ76,77から順次に試験信号を生成
し、ソケット50で反射された試験信号をそれぞれコン
パレータ80及び90で検出する。これにより、ドライ
バ76からソケット50までの線路、およびドライバ7
7からソケット50までの線路における伝送遅延時間の
時間差Δdrを求めることができる。この時間差Δdr
に基づいて、複数のドライバ76間のスキュー、複数の
ドライバ77間のスキュー、複数のコンパレータ80間
のスキュー、及び複数のコンパレータ90間のスキュー
を、それぞれ遅延回路78、79、82及び83により
キャリブレーションすることができる。
【0051】図19は、図18に示した半導体試験装置
をキャリブレーションする方法の変更例を示す。理解し
やすくするために、本図では図18に示した遅延回路7
8、79、82、83の記載を省略している。また、図
18に示した構成と同一の構成には図18と同一の符号
を付してあるので、それらの説明は省略する。本形態で
は、1つの波形成型器160から2つのドライバ76、
77に試験信号を供給することができる。また波形成型
器160とドライバ77との間には、試験信号を通過さ
せるか否かを制御するゲート162が設けられている。
本形態によれば、試験信号を生成するためのパターン発
生器や波形フォーマッタ等を各ドライバ76、77毎に
設ける必要がないので、試験装置を安価に構成すること
ができる。
【0052】図20は、フレーム100の開口部12
0、保持ユニット110、及び試験用ボード10の拡大
図である。フレーム100が有する円柱部材104を保
持ユニット110に貫通させ、留め具106によって保
持ユニット110の抜けを防止する。保持ユニット11
0は、試験用ボード10又は半導体デバイス20を保持
することができる。保持ユニット110と円柱部材10
4との間には大きなクリアランスが設けられているの
で、各保時ユニット110はクリアランスの範囲内でフ
レーム100に対して自在に変位することができる。バ
ネ102は、保持ユニット110をソケット50へ押圧
する。ソケット50には、先端が円錐形の位置決め棒1
08が設けられいる。位置決め棒108は、各保持ユニ
ット110及び試験用ボード10を、それぞれの適切な
位置に呼び込む呼び込み機構として機能する。即ち、保
持ユニット110に設けられた位置決め穴に位置決め棒
108を挿入することにより保持ユニットが適切な位置
に変位する。このため、試験用ボード10又は半導体デ
バイス20の接触端子30に、ソケット50の第1端子
12及び第2端子14が正確に接触することができる。
【0053】図21は、フレーム100の上面図であ
る。フレーム100の両端には、フレーム100を人間
の手、又はロボットにより掴むためのハンドル140が
設けられている。各保持ユニット110は、フレーム1
00内において他の保持ユニット110から独立して自
由に変位することができる。従来は、保持ユニット11
0のそれぞれを確実にソケット50に接触させるため
に、まず各保持ユニットをソケットに装着し、その後上
部から保持ユニットを固定していた。本実施形態によれ
ば、フレーム100を半導体試験装置に装着すると、各
保持ユニット110がそれぞれ適切な位置に変位するの
で、多数の試験用ボード10または半導体デバイス20
を容易に装着し、または取り外すことができる。
【0054】特に、必要な種類の試験用ボード10を予
め取り付けた複数のフレーム100と、半導体デバイス
20を取り付けたフレーム100とをそれぞれ用意する
ことにより、フレーム100を交換するのみで、複数の
試験用ボード10の種類を変更し、又は半導体デバイス
20に変更することができる。
【0055】以上の実施形態においては、半導体デバイ
ス20に代えてソケット50に試験用ボード10を装着
して半導体試験装置をキャリブレーションした。上記実
施例によれば、実際に半導体デバイスを試験するときに
おける信号線路と、半導体試験装置をキャリブレーショ
ンするときの信号線路とがほぼ同じなので、それぞれの
場合における線路インピーダンスがほぼ等しくなる。従
って、実使用に近い状態で半導体試験装置をキャリブレ
ーションすることができる。しかしながら他の実施形態
としては、例えば半導体デバイス20及びソケット50
を半導体試験装置から取り外し、ソケットボード60に
直接試験用ボード10を取り付けても良い。この場合に
は、実使用状態における線路インピーダンスとキャリブ
レーション時の線路インピーダンスとが多少異なる。し
かしながら、ソケットボード60はソケット50の上側
と比較して面積が広いので、プローブ44を信号線路に
容易に当接させることができる。
【0056】図22は、プローブボード10Dを取り付
けたソケットボード60の上面図である。プローブボー
ド10Dの上面には、信号配線パターン132が、相互
に所定の間隔を持って配置されている。このため、プロ
ーブ44の信号端子40を当接させたときに、信号端子
40が他の信号配線パターンにショートすることを防ぐ
ことができる。また、プローブボード10Dの上面には
アースパターン136が設けられている。アースパター
ン136は各信号配線パターン132に隣接しており、
最短距離は約2mm以下である。このため、各信号配線
パターン132及びアースパターン136に、プローブ
44の信号端子40及びアース端子42を容易に接触さ
せることができる。また各信号配線パターン132とア
ースパターン136との最短距離が実質的に等しいので
各信号の線路インピーダンスのばらつきが小さく、各信
号を正確に測定することができる。
【0057】このような、半導体デバイス20及びソケ
ット50に代えて取り付けられる試験用ボード10を多
数用意し、それぞれを図20に示す保持ユニット110
に保持させても良い。実際の半導体試験においては、半
導体デバイス20に加えて半導体デバイス20用のソケ
ット50を保持ユニット110に装着し、更にフレーム
100に取り付ける。必要な種類の試験用ボードを取り
付けたフレーム100をそれぞれ用意することにより、
フレーム100を交換するのみで容易に多数の試験用ボ
ード10の種類を交換し、または試験用ボード10を半
導体デバイス20に交換することができる。尚、上記の
キャリブレーションでは、種々の端子を接触させる必要
があるが、これを人手ではなく、ロボットを用いて行っ
てもよい。これにより、均一な圧力を与えることができ
るだけでなく、生産性も向上しうる。更に、本実施形態
ではオシロスコープによって試験信号を検出したが、例
えば、スタンダードドライバおよびスタンダードコンパ
レータ等を用いて試験信号を検出しても良い。
【0058】以上のように本実施形態によれば、半導体
試験装置のキャリブレーションの精度を高めることがで
きる。また複数の半導体デバイスを容易に試験装置に装
着することができるので、半導体試験の生産性を向上す
ることができる。
【0059】図23は、試験用ボード10の他の実施形
態を示す。図23において図10と同じ符号が付けられ
た構成は、図10と同様の構成を有するので説明を省略
する。試験用ボード10は、テストヘッド70上に設け
られたポゴピン204と接触するようにテストヘッド7
0上に設置される。試験用ボード10の下面に形成され
た接触端子30は、テストヘッド70のポゴピン204
の配置に合わせて形成されている。また、試験用ボード
10の上面に形成された信号配線パターン32及びアー
スパターン36は、プローブ44の信号端子40及びア
ース端子42の配置に合わせて形成されている。試験用
ボード10の信号配線パターン32及びアースパターン
36は、接触端子30と電気的に接続されている。この
ように試験用ボード10の接触端子30の配置をソケッ
トボード60、パフォーマンスボード66、又はテスト
ヘッド70の端子の配置に合わせることにより、試験用
ボード10をソケット50に装着するばかりでなく、ソ
ケットボード60、パフォーマンスボード66、あるい
はテストヘッド70に装着することができる。
【0060】テストヘッド70は、試験装置本体208
からの指示を受けて、所定のレベルの試験信号を生成
し、ポゴピン204を介して試験用ボード10に試験信
号を与える。テストヘッド70は、ピンエレクトロニク
ス206を内部に備える。ピンエレクトロニクス206
は、図示されない複数のドライバ76、ドライバ用遅延
回路78、コンパレータ80、及びコンパレータ用遅延
回路82を有する。オシロスコープ200は、あらかじ
め校正された測定器である。オシロスコープ200と試
験装置本体208とは双方向に制御可能なGPIB等の
通信手段で接続されている。したがって所望の条件で測
定が実施でき、測定結果のタイミングデータは、試験装
置本体208において校正用データ又は判定処理に使用
される。試験装置本体208は、本体遅延回路210を
有し、ピンエレクトロニクス206が有するドライバ用
遅延回路78及びコンパレータ用遅延回路82の遅延時
間の設定値を調整できる。
【0061】テストヘッド70に備えられている基準信
号端221から基準パルス信号220がオシロスコープ
200のトリガ入力端に入力される。基準パルス信号2
20によりドライバ76が試験信号を出力するタイミン
グを調整する。オシロスコープ200に接続されたプロ
ーブ44の信号端子40及びアース端子42は、試験用
ボード10の信号配線パターン32及びアースパターン
36に接触され電気的に接続される。
【0062】図24は、図23に示した半導体試験装置
の接続図を示す。試験用ボード10は、ピンエレクトロ
ニクス206の出力端P1に設けられたポゴピン204
と接触端子30において接触されて電気的に接続されて
いる。試験用ボード10の信号配線パターン32におい
て複数のドライバ76が試験信号を出力するタイミング
が全ドライバで同一になるようにキャリブレーションす
る。
【0063】図25は、図23又は図24に記載の半導
体試験装置をキャリブレーションする方法を示したフロ
ーチャートである。但し、本フローチャートに示すキャ
リブレーション方法は、図23又は図24に記載の半導
体試験装置に限られず、プローブ44を測定対象に接触
することによって測定対象から得られた信号を試験装置
の外部の測定器で測定する試験装置に適用できる。従来
のキャリブレーション方法においては、プローブ44と
測定対象との接触不良を検出できない可能性があった。
そこで、本実施形態では、ドライバ76のキャリブレー
ションに先立って、プローブ44と測定対象との接触を
チェックする。
【0064】最初に、プローブ44の信号端子40及び
アース端子42を試験用ボード10の信号配線パターン
32及びアースパターン36に接触する(S302)。
次に、プローブ44が試験用ボード10に接触している
状態で、ドライバ76から出力された試験信号の波形の
立上がり又は立下りに要する時間であるスルーレート値
をプローブ44に接続されたオシロスコープ200で測
定する(S304)。なお、プローブ44と試験用ボー
ド10との接触チェックの良否判定は、波形の立上がり
又は立下りのいずれか一方を行えばよい。次に、測定さ
れたスルーレート値が所望のスルーレート値の範囲内で
あるかを判定して分岐する(S306)。
【0065】スルーレート判定ステップ(S306)に
おいてスルーレート値が所望の範囲から外れていると判
定された場合に、プロービングステップ(S302)、
スルーレート測定ステップ(S304)、及びスルーレ
ート判定ステップ(S306)を所定の回数繰り返す。
更に、プロービングステップ(S302)、スルーレー
ト測定ステップ(S304)、及びスルーレート判定ス
テップ(S306)を所定の回数繰り返したか判定する
(S322)。プロービングステップ(S302)、ス
ルーレート測定ステップ(S304)、及びスルーレー
ト判定ステップ(S306)を所定の回数繰り返しても
スルーレート値が所望の範囲から外れていると判定され
た場合には、プローブ44と試験用ボード10との接触
不良を半導体試験装置の外部へ通知する(S326)。
試験の作業者は、ドライバ76と試験用ボード10間の
伝送線路の接続不良部位を点検し、塵埃を除去する。
【0066】図26は、スルーレート測定ステップ(S
304)において測定された波形の立ち上がりの場合に
おける3種類のプロービング接触状態の波形を示す。第
1の波形Sは、良好な接触状態の場合であり、第2の
波形Sは、プローブ44のアース端子42と試験用ボ
ード10のアースパターン36とがオープンの場合の例
であり、第3の波形Sは、アース端子42とアースパ
ターン36との間に数百Ωの高い接触抵抗がある場合の
例である。スルーレート値は、100%のレベルに対し
て20%及び80%のレベルを閾値として、波形のレベ
ルがそれぞれの閾値に達したときの時間の差を算出して
求める。
【0067】第1の波形Sにおけるスルーレート値T
r1は、正常なスルーレート値にほぼ一致している場合
であり、良好な接触状態であることが容易に判定でき
る。次に第2の波形Sにおけるスルーレート値Tr3
は、正常なスルーレート値Tr1の数倍ものスルーレー
ト値を示す。したがって、アース端子42とアースパタ
ーン36とが接触不良であることが判定できる。また、
第3の波形Sにおけるスルーレート値Tr2において
も正常なスルーレート値Tr1の数倍ものスルーレート
値を示す。したがってこの場合も、アース端子42とア
ースパターン36とが接触不良であることが判定でき
る。
【0068】更に他の実施形態として、スルーレート値
を測定する代わりに、試験信号の立ち上がり又は立下り
の期間内のある特定時刻における正常な信号のレベルに
基づいて所望の閾値の範囲を設定して、測定された信号
のレベルが所望の閾値の範囲内に収まっているか否かを
基準として接触不良を判定してもよい。例えば波形レベ
ルを測定するタイミングをTsとし、閾値の範囲を正常
な信号の100%のレベルから20%以内のレベル、す
なわち正常な信号の80%以上のレベルとした場合に、
波形Sのレベルは閾値の範囲内に収まっているが、波
形S及び波形Sは閾値の範囲から外れている。した
がって、波形Sにおいては接触状態が良好であり、波
形S及びSにおいては、接触状態が不良であると判
定できる。
【0069】図27は、キャリブレーション方法の更に
他の実施形態を示すための半導体試験装置の概要図及び
接続図を示す。図27(A)及び(B)において、図2
3及び図24と同じ符号が付けられた構成は、図23及
び図24と同様の構成を有するので説明を省略する。パ
フォーマンスボード66は、ポゴピン204と接触する
ように設置され、ポゴピン204と電気的に接続され
る。半導体デバイス20又は試験用ボード10が装着さ
れるソケット50は、パフォーマンスボード66と同軸
ケーブル64によって接続される。ソケット50は、ピ
ンエレクトロニクス206内のドライバ76が生成した
試験信号を、ポゴピン204、パフォーマンスボード6
6、及び同軸ケーブル64を通して入力して半導体デバ
イス20又は試験用ボード10に与える。図27に示す
半導体試験装置において、ポゴピン204とパフォーマ
ンスボード66との接触箇所272に接触不良が生じる
可能性がある。
【0070】図28は、図27に示した半導体試験装置
のキャリブレーションの実施形態を示したフローチャー
トを示す。最初に、ドライバ76に接続されているコン
パレータ80を用いてドライバ76から出力されてソケ
ット50から反射されてくる反射波形を入力し、試験装
置本体208においてコンパレータ80から入力された
反射波形を測定する(S404)。次に、測定された反
射波形が所望の範囲内であるか試験装置本体208にお
いて判定し、不良と判定した場合はループ回数判定ステ
ップ(S322)へ分岐する(S406)。
【0071】反射波形が所望の範囲から外れていると判
定された場合に、パフォーマンスボード66とポゴピン
204とを再接触し(S424)、反射波形測定ステッ
プ(S404)、及び反射波形判定ステップ(S40
6)を繰り返す。次に、再接触ステップ(S424)、
反射波形測定ステップ(S404)、及び反射波形判定
ステップ(S406)を所定の回数繰り返したか判定す
る(S322)。再接触ステップ(S424)、反射波
形測定ステップ(S404)、及び反射波形判定ステッ
プ(S406)を所定の回数繰り返しても測定した波形
が所望の範囲から外れていると判定された場合には、パ
フォーマンスボード66とポゴピン204との接触不良
を半導体試験装置の外部へ通知する(S326)。
【0072】図29は、反射波形測定ステップ(S40
4)において測定された反射波形の例を示す。反射波形
測定ステップ(S404)において図29(B)に示す
推移波形S10が測定される。推移波形S10は、正常
な場合の推移波形である。ドライバ76の出力と伝送線
路の長さにより反射波形の推移は決まっている。すなわ
ち、図29(A)に示すように正常な場合の推移波形S
10は、最初はレベルV4の半分のレベルV2で推移
し、伝送線路をパルスが往復する往復時間T1の経過後
にレベルV4に到達する。推移波形S10は測定された
推移波形S12と比較されるための基準として使用され
る。反射波形判定ステップ(S406)において、推移
波形S12のデータと、基準となる推移波形S10との
差分が算出され、その差分量である分布状態D10から
波形の良否が判定される。
【0073】図28及び図29に示したキャリブレーシ
ョン方法は図17、18、及び19に示したアースショ
ートボード10Cを用いて反射信号を生成するキャリブ
レーション方法においても適用可能である。また、図2
3に示した試験用ボード10をソケット50以外の場所
に装着した場合においても、試験用ボード10としてア
ースショートボード10Cを使用することにより反射信
号が生成できるので適用可能である。
【0074】図30は、コンパレータ80に対するキャ
リブレーション方法の他の実施形態を示す。プローブ4
4が基準信号端221に接続され、基準信号端221か
ら入力された基準パルス信号220を、プローブ44を
介して試験用ボード10に与えること以外は、図23に
示す半導体試験装置と同様の構成である。コンパレータ
80のキャリブレーション方法として、基準パルス信号
220を基準タイミングとして試験用ボード10に与え
ることにより複数のコンパレータ80に基準タイミング
を入力してキャリブレーションする方法がある。このコ
ンパレータ80のキャリブレーション方法においても、
図25及び26において説明した接触不良の検出方法が
適用できる。例えば、プローブ44と試験用ボード10
との間に接触不良があった場合、コンパレータ80に
は、図26に示す波形S又はSに類似した波形の基
準パルス信号220が入力される。この場合において
も、図26における説明と同様に、例えば波形Sの1
00%のレベルに対して20%及び80%のレベルを閾
値としてそれぞれの波形が閾値のレベルに達する時間を
測定すればよい。測定された時間の差を求めることによ
り、スルーレート値を算出し、正常な状態におけるスル
ーレート値Tr1との差異を得ることができる。したが
って、ドライバ76の出力タイミングのキャリブレーシ
ョンにおけるのと同様に、コンパレータ80においても
プローブ44と試験用ボード10との接触不良の検出が
できる。
【0075】更に他の実施形態として、図26において
述べたのと同様に、スルーレート値を測定する代わり
に、試験信号の立ち上がり又は立下りの期間内における
正常な信号のレベルから所望の閾値の範囲を設定して、
測定された信号のレベルが所望の閾値の範囲内に収まっ
ているか否かを基準として接触不良を判定してもよい。
【0076】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は
改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれることが、添付のクレームの記載から明
らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体試験装置の断面図である。
【図2】半導体デバイス20の上面図および正面図であ
る。
【図3】ソケット50及びソケット50を装着するソケ
ットボード60を示す断面図である。
【図4】ソケットボード60の上面図である。
【図5】ソケットボード60にプローブ44を当ててい
る様子を示す。
【図6】半導体試験装置をキャリブレーションするため
の従来の他の方法を示す。
【図7】従来の半導体試験装置の更に他の形態を示す。
【図8】従来のキャリブレーション方法のフローチャー
トを示す。
【図9】タイミング測定ステップ(S310)において
測定された試験信号の波形を示す。
【図10】本実施形態における半導体試験装置全体の断
面を示す。
【図11】保持ユニット110に装着する試験用ボード
10の一例としてのプローブボード10Aの上面図及び
下面図である。
【図12】試験用ボード10の他の例としてのショート
ボードである。
【図13】半導体試験装置の他の形態を示す。
【図14】更にソケット50からコンパレータ80Bま
での信号伝送時間を簡易に求める方法を示す。
【図15】半導体試験装置の更に他の形態を示す。
【図16】アースショートボード10Cの構成を示す。
【図17】半導体試験装置の更に他の構成を示す。
【図18】図15に示した半導体試験装置をキャリブレ
ーションする方法の変更例を示す。
【図19】フレーム100の開口部120、保持ユニッ
ト110、及び試験用ボード10の拡大図である。
【図20】フレーム100の上面図である。
【図21】プローブボード10Dを取り付けたソケット
ボード60の上面図である。
【図22】半導体試験装置の更に他の形態を示す。
【図23】試験用ボード10の他の実施形態を示す。
【図24】図23に示した半導体試験装置の接続図を示
す。
【図25】図23又は図24に記載の半導体試験装置を
キャリブレーションする方法を示したフローチャートで
ある。
【図26】スルーレート測定ステップ(S304)にお
いて測定された波形を示す。
【図27】キャリブレーション方法の更に他の実施形態
を示すための半導体試験装置の概要図及び接続図を示
す。
【図28】図27に示した半導体試験装置のキャリブレ
ーション方法の実施形態を示したフローチャートを示
す。
【図29】反射波測定ステップ(S404)において測
定された反射波形の例を示す。
【図30】コンパレータ80に対するキャリブレーショ
ン方法の他の実施形態を示す。
【符号の説明】
10 試験用ボード 10A プローブボード 10B ショートボード 10C アースショートボード 10D プローブボード 12 第1端子 14 第2端子 20 半導体デバイス 30 接触端子 32 信号配線パターン 36 アースパターン 40 信号端子 42 アース端子 44 プローブ 46 ショートパターン 50 ソケット 52 ピン 54 ピン 56 スルーホール 58 ソケットガイド 59 スルーホール 60 ソケットボード 62 同軸ケーブル 64 同軸ケーブル 66 パフォーマンスボード 70 テストヘッド 76 ドライバ 77 ドライバ 78 遅延回路 79 遅延回路 80 コンパレータ 90 コンパレータ 82 遅延回路 83 遅延回路 100 フレーム 102 バネ 104 円柱部材 106 留め具 108 位置決め棒 110 保持ユニット 120 開口部 132 信号配線パターン 136 アースパターン 140 ハンドル 150 オシロスコープ 160 波形成型器 162 ゲート 180 プログラマブルロード 200 オシロスコープ 204 ポゴピン 206 ピンエレクトロニクス 208 試験装置本体 210 本体遅延回路 220 基準パルス信号 221 基準信号端 222 基準ドライバ S302 プロービングステップ S304 スルーレート測定ステップ S306 スルーレート判定ステップ S310 タイミング測定ステップ S312 試験信号発生ステップ S314 立ち上がり波形測定ステップ S316 立下り波形測定ステップ S322 ループ回数判定ステップ S424 再接触ステップ S326 不良通知ステップ S404 反射波形測定ステップ S406 反射波形判定ステップ S、S、S、S、S 波形 S10、S12 推移波形 t 基準タイミング位置 t、t タイミング e、e タイミングずれ D10 分布状態 V2 半分のレベル V4 レベル T1 往復の時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01R 31/28 P R (72)発明者 永井 弘幸 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 塩塚 弘幸 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 濱 博之 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 関根 英一 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 鈴木 利一 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 小▲塚▼ 紀義 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 石垣 幸男 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイスを装着し、前記半導体デ
    バイスを試験するために用いる試験信号を前記半導体デ
    バイスに与えることのできる第1端子を有するソケット
    と、前記試験信号を前記第1端子へ出力するドライバと
    を有する半導体試験装置における前記試験信号の出力タ
    イミングをキャリブレーションするキャリブレーション
    方法であって、前記半導体デバイスのピン配列と同様の
    ピン配列を有する試験用ボードを前記ソケットに装着す
    る装着ステップと、前記ドライバにより前記試験信号を
    生成する生成ステップと、前記試験用ボードに到達した
    前記試験信号を検出する検出ステップと、前記検出ステ
    ップにより検出した前記試験信号に基づいて前記試験信
    号の出力タイミングを設定する設定ステップとを備えた
    ことを特徴とするキャリブレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記試験用ボードにおける、前記第1端
    子に接触するピンが、前記半導体デバイスにおける、前
    記第1端子に接触するピンと同一の入力インピーダンス
    を有することを特徴とする請求項1に記載のキャリブレ
    ーション方法。
  3. 【請求項3】 前記試験用ボードにおいて、前記第1端
    子に接触する接触端子がアースパターンに接続されてお
    り、 前記検出ステップは、前記ドライバから出力され前記試
    験用ボードで反射された前記試験信号を測定するステッ
    プを有することを特徴とする請求項1に記載のキャリブ
    レーション方法。
  4. 【請求項4】 前記装着ステップは、前記ソケットと前
    記試験用ボードとの直流抵抗を測定して接触不良を調べ
    るステップを有することを特徴とする請求項1に記載の
    キャリブレーション方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体試験装置は前記試験用ボード
    から前記試験信号を受け取るコンパレータを更に有し、 前記装着ステップが、前記ドライバから出力され前記試
    験用ボードで反射された前記試験信号を前記コンパレー
    タによって測定する反射波測定ステップと、 前記コンパレータにより測定された前記試験信号の波形
    が所望の範囲内であるかを判定する反射波形判定ステッ
    プと、 前記コンパレータにより測定された前記波形が前記所望
    の範囲を外れている場合に前記ドライバの出力端から前
    記試験用ボードに至るまでの伝送線路の接続不良を通知
    する通知ステップとを有することを特徴とする請求項1
    に記載のキャリブレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体試験装置は前記試験信号に遅
    延を与える遅延回路を更に有し、前記生成ステップが、
    前記ドライバにより前記試験信号を出力すると共に所定
    の基準信号を生成するステップを有し、前記設定ステッ
    プは、前記検出ステップにより検出した前記試験信号
    の、前記基準信号を基準とする位相差に基づいて前記遅
    延回路が加える前記遅延の大きさを設定する遅延設定ス
    テップを有することを特徴とする請求項1に記載のキャ
    リブレーション方法。
  7. 【請求項7】 前記試験用ボードが、前記第1端子に接
    触する信号配線パターン、及び前記信号配線パターンに
    隣接して配置されたアースパターンを有し、前記検出ス
    テップは、前記信号配線パターン及び前記アースパター
    ンに取り付けられた電気的特性試験用プローブにより前
    記試験信号を検出するステップを有することを特徴とす
    る請求項6に記載のキャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記装着ステップは、前記電気的特性試
    験用プローブと前記試験用ボードとの直流抵抗を測定し
    て接触不良を調べるステップを有することを特徴とする
    請求項7に記載のキャリブレーション方法。
  9. 【請求項9】 前記装着ステップは、前記電気的特性試
    験用プローブと前記試験用ボードとの接触不良をチェッ
    クする点検ステップを有し、 前記点検ステップは、 前記電気的特性試験用プローブを前記試験用ボードに接
    触させるプロ−ビングステップと、 前記電気的特性試験用プローブにより検出された前記試
    験信号を外部の測定器において測定する波形測定ステッ
    プと、 前記外部の測定器により測定された前記試験信号の波形
    が所望の範囲内であるかを判定する波形判定ステップ
    と、 前記外部の測定器により測定された前記波形が前記所望
    の範囲を外れている場合に、前記電気的特性試験用プロ
    ーブと前記試験用ボードとの接触不良を通知する通知ス
    テップとを有することを特徴とするキャリブレーション
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ソケットは、前記半導体デバイス
    に接触して前記半導体デバイスから電気的信号を受け取
    る第2端子を更に有し、 前記半導体試験装置は、前記第2端子から入力された信
    号を受け取るコンパレータを更に備え、 前記試験用ボードは、前記第1端子と前記第2端子とを
    電気的に接続するショートパターンを有するショートボ
    ードであることを特徴とする請求項1に記載のキャリブ
    レーション方法。
  11. 【請求項11】 前記検出ステップは、前記ドライバか
    ら出力され前記ショートボードを経由した前記試験信号
    を前記コンパレータで検出し、 前記生成ステップに対して所定の時間差を有する基準タ
    イミングと、前記コンパレータ検出ステップで前記試験
    信号を検出した時間との時間差に基づいて得られた値
    を、前記半導体デバイスを試験するための基準時間とし
    て前記コンパレータに対して設定する基準時間設定ステ
    ップを更に備えたことを特徴とする請求項10に記載の
    キャリブレーション方法。
  12. 【請求項12】 半導体デバイスを装着することにより
    前記半導体デバイスへ試験信号を与えることのできる第
    1端子及び前記半導体デバイスから電気的信号を受け取
    る第2端子を有するソケットと、試験信号を前記第1端
    子へ出力するドライバと、前記第2端子から入力された
    信号を受け取るコンパレータとを有する半導体試験装置
    の処理タイミングをキャリブレーションするキャリブレ
    ーション方法であって、前記第1端子と前記第2端子と
    を電気的に接続するショートパターンを有するショート
    ボードを前記ソケットに装着するステップと、前記ドラ
    イバから前記試験信号を出力する出力ステップと、前記
    ドライバから出力され前記ショートボードを経由した前
    記試験信号を前記コンパレータで検出する測定ステップ
    と、前記出力ステップに対して所定の時間差を有する基
    準タイミングと、前記測定ステップで前記試験信号を測
    定した時間との時間差に基づいて得られた値を、前記半
    導体デバイスを試験するための基準時間として前記コン
    パレータに対して設定するステップと、を備えたことを
    特徴とするキャリブレーション方法。
  13. 【請求項13】 前記半導体試験装置は複数の前記ドラ
    イバ及び複数の前記コンパレータを有し、前記ソケット
    は複数の前記ドライバの各々に対応付けられた複数の前
    記第1端子、及び複数の前記コンパレータの各々に対応
    付けられた複数の前記第2端子を有し、前記ショートボ
    ードは複数の前記第1端子と複数の前記第2端子とをそ
    れぞれ接続する複数の前記ショートパターンを有し、 前記基準時間設定ステップは、複数の前記コンパレータ
    のそれぞれに対して前記基準時間をそれぞれ独立に設定
    することを特徴とする請求項12に記載のキャリブレー
    ション方法。
  14. 【請求項14】 半導体デバイスを試験するために用い
    る試験信号を出力するドライバと、前記半導体デバイス
    から電気的信号を受け取るコンパレータと、前記半導体
    デバイスを装着して前記試験信号を前記半導体デバイス
    に与えることのできるソケットとを有する半導体試験装
    置の処理タイミングをキャリブレ−ションするキャリブ
    レーション方法であって、 前記試験信号の波形を測定する測定器に、前記試験信号
    又は前記電気的信号を提供すべく必要な接続を行う接続
    ステップと、 前記ドライバが出力した前記試験信号を前記測定器にお
    いて測定する波形測定ステップと、 前記測定器により測定された前記試験信号の波形が所望
    の範囲内かを判定する波形判定ステップと、 前記測定器により測定された前記波形が前記所望の範囲
    を外れている場合に前記測定器に行った接続が不良であ
    ると通知する通知ステップとを備えたことを特徴とする
    キャリブレーション方法。
  15. 【請求項15】 前記波形測定ステップが、前記試験
    信号の立ち上がり及び立下りの少なくとも一方の波形を
    測定することを特徴とする請求項14に記載のキャリブ
    レーション方法。
  16. 【請求項16】 前記通知ステップが、 前記波形が前記所望の範囲を外れている場合に、前記接
    続ステップ、前記波形測定ステップ、及び前記波形判定
    ステップを繰り返す再接続ステップと、 前記接続ステップ、前記波形測定ステップ、及び前記波
    形判定ステップを所定の回数繰り返しても前記波形が前
    記所望の範囲を外れている場合に、前記測定器に行った
    接続が不良であると通知する不良通知ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項14に記載のキャリブレーショ
    ン方法。
  17. 【請求項17】 前記測定器が前記半導体試験装置の外
    部の測定器であり、 前記測定器が前記試験信号を入力する電気的特性試験用
    プローブを有し、 前記接続ステップは、前記電気的特性試験用プローブに
    前記試験信号を提供すべく必要な接続を行うステップを
    有することを特徴とする請求項14に記載のキャリブレ
    ーション方法。
  18. 【請求項18】 前記測定器が前記半導体試験装置の内
    部の測定器であり、 前記波形測定ステップが前記ドライバから出力され前記
    ソケットで反射された前記試験信号を前記コンパレータ
    から入力して前記測定器において測定するステップを有
    することを特徴とする請求項14に記載のキャリブレー
    ション方法。
  19. 【請求項19】 前記測定器が前記半導体試験装置の内
    部の測定器であり、 前記波形測定ステップが前記コンパレータから入力され
    た所定の基準信号を前記測定器において測定するステッ
    プを有することを特徴とする請求項14に記載のキャリ
    ブレーション方法。
  20. 【請求項20】 前記接続ステップは、 前記キャリブレーションのために前記試験信号を入力し
    て前記測定器に与える試験用ボードを前記測定器に接続
    するステップを有することを特徴とする請求項14から
    19のいずれかに記載のキャリブレーション方法。
  21. 【請求項21】 前記測定器が前記半導体試験装置の内
    部の測定器であり、 前記波形測定ステップが、 前記ドライバから出力され前記試験用ボードで反射され
    た前記試験信号を前記コンパレータから入力して前記測
    定器において測定するステップを有することを特徴とす
    る請求項20に記載のキャリブレーション方法。
  22. 【請求項22】 前記波形判定ステップが、前記試験
    信号の立ち上がり又は立下りの期間内における前記試験
    信号のレベルが所望の範囲内かを判定することを特徴と
    する請求項14から21のいずれかに記載のキャリブレ
    ーション方法。
  23. 【請求項23】 半導体デバイスの電気的特性を試験す
    る半導体試験装置であって、 前記半導体デバイスの電気的端子に接触して前記半導体
    デバイスに信号を与える第1端子を有するソケットと、
    前記半導体デバイスのピン配列と同様のピン配列を有
    し、前記ソケットへ装着することのできる試験用ボード
    と、 試験信号を前記第1端子へ出力するドライバと、前記ド
    ライバから出力され前記試験用ボードへ到達した前記試
    験信号を用いて前記ドライバが前記試験信号を出力する
    出力タイミングを設定する設定手段とを備えたことを特
    徴とする半導体試験装置。
  24. 【請求項24】 前記試験用ボードは、前記第1端子に
    接触する信号配線パターン、及び前記信号配線パターン
    に隣接して配置されたアースパターンを有することを特
    徴とする請求項23に記載の半導体試験装置。
  25. 【請求項25】 前記試験用ボードは、前記第1端子に
    接触しアースへ接続する信号配線パターンを有し、前記
    設定手段は、前記出力手段から出力され前記試験用ボー
    ドで反射された前記試験信号を用いて前記出力タイミン
    グを設定することを特徴とする請求項23に記載の半導
    体試験装置。
  26. 【請求項26】 前記試験用ボードは、前記半導体デバ
    イスのピンと同一の入力インピーダンスを有し前記第1
    端子に接触する試験用ピンを有することを特徴とする請
    求項23に記載の半導体試験装置。
  27. 【請求項27】 前記試験信号に所望の遅延を与える遅
    延回路を更に備え、 前記設定手段は、前記試験信号を出力すると共に所定の
    基準信号を生成する生成手段を有し、前記遅延回路によ
    る遅延の大きさを設定することにより前記出力タイミン
    グを設定することを特徴とする請求項23に記載の半導
    体試験装置。
  28. 【請求項28】 複数の前記ドライバと、複数の前記ド
    ライバに対応付けられた複数の遅延回路を更に備え、 前記ソケットは複数の前記ドライバの各々に対応付けら
    れた複数の前記第1端子を有し、 前記試験用ボードは複数の前記第1端子の各々に対応付
    けられた複数の前記信号配線パターンを有することを特
    徴とする請求項24に記載の半導体試験装置。
  29. 【請求項29】 複数の前記信号配線パターンの各々と
    前記アースパターンとの最短距離が実質的に同一である
    ことを特徴とする請求項28に記載の半導体試験装置。
  30. 【請求項30】 前記ソケットは、前記半導体デバイス
    に接触して前記半導体デバイスから電気的信号を受け取
    る第2端子を更に有し、前記第1端子と前記第2端子と
    を電気的に接続するショートパターンを有するショート
    ボードと、前記ドライバから出力され前記ショートボー
    ドを経由した前記試験信号を検出するコンパレータとを
    更に備えたことを特徴とする請求項23に記載の半導体
    試験装置。
  31. 【請求項31】 前記試験信号の出力に対して所定の時
    間差を有する基準タイミングから、前記コンパレータが
    前記試験信号を検出するまでの時間に基づいて得られた
    値を、前記半導体デバイスを試験するための基準時間と
    して前記コンパレータに対して設定する基準時間設定手
    段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項30に記載の半導
    体試験装置。
  32. 【請求項32】 複数の前記ドライバと、複数の前記コ
    ンパレータとを更に備え、 前記ソケットは複数の前記ドライバの各々に対応付けら
    れた複数の前記第1端子及び複数の前記コンパレータの
    各々に対応付けられた複数の前記第2端子を有し、 前記ショートボードは複数の前記第1端子と複数の前記
    第2端子とをそれぞれ接続する複数の前記ショートパタ
    ーンを有し、 前記基準時間設定手段は、複数の前記コンパレータのそ
    れぞれに対して前記基準時間をそれぞれ独立に設定する
    ことを特徴とする請求項31に記載の半導体試験装置。
  33. 【請求項33】 複数の前記ソケットと、 複数の前記ソケットの各々に対応する複数の前記試験用
    ボードと、 複数の前記試験用ボードを一体に保持するフレームとを
    更に備え、 前記フレームは、当該フレームを前記半導体試験装置に
    おける所定の位置に装着したときに前記試験用ボードを
    所望の位置に移動させる呼び込み機構を、前記試験用ボ
    ードごとに有することを特徴とする請求項23に記載の
    半導体試験装置。
  34. 【請求項34】 半導体デバイスの電気的特性を試験す
    る半導体試験装置であって、 前記半導体デバイスに接触して前記半導体デバイスに電
    気的信号を与える第1端子及び前記半導体デバイスに接
    触して前記半導体デバイスから電気的信号を受け取る第
    2端子を有するソケットと、 試験信号を前記第1端子へ出力するドライバと、前記第
    1端子と前記第2端子とを電気的に接続するショートボ
    ードと、 前記第2端子から入力された信号を受け取るコンパレー
    タと、前記ドライバから出力され前記ショートボードを
    経由した前記試験信号を前記コンパレータで検出する手
    段と、前記ドライバによる前記試験信号の出力に対して
    所定の時間差を有する基準タイミングと、前記コンパレ
    ータが前記試験信号を検出した時間との時間差に基づい
    て得られた値を、前記半導体デバイスを試験するための
    基準時間として前記コンパレータに対して設定する手段
    とを備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  35. 【請求項35】 複数の前記ドライバと複数の前記コン
    パレータを備え、 前記ソケットは複数の前記ドライバの各々に対応付けら
    れた複数の前記第1端子及び複数の前記コンパレータに
    対応付けられた複数の前記第2端子を有し、 前記ショートボードは複数の前記第1端子と複数の前記
    第2端子とをそれぞれ接続する複数の前記信号配線パタ
    ーンを有し、 前記基準時間設定手段は、複数の前記コンパレータのそ
    れぞれに対して前記基準時間をそれぞれ独立に設定する
    ことを特徴とする請求項34に記載の半導体試験装置。
  36. 【請求項36】 複数の前記ソケットと、 複数の前記ソケットの各々に対応する複数の前記ショー
    トボードと、 複数の前記ショートボードを一体に保持するフレームと
    を更に備え、前記フレームは、当該フレームを所定の位
    置に装着したときに前記ショートボードを所望の位置に
    移動させる呼び込み機構を、前記ショートボードごとに
    有することを特徴とする請求項34に記載の半導体試験
    装置。
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