JP2000197675A - エア―マッサ―ジ器 - Google Patents

エア―マッサ―ジ器

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JP2000197675A
JP2000197675A JP11003392A JP339299A JP2000197675A JP 2000197675 A JP2000197675 A JP 2000197675A JP 11003392 A JP11003392 A JP 11003392A JP 339299 A JP339299 A JP 339299A JP 2000197675 A JP2000197675 A JP 2000197675A
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JP
Japan
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air
bag
winding
treatment
treatment body
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Application number
JP11003392A
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English (en)
Inventor
Suehisa Kishimoto
季久 岸本
Koichi Hirai
康一 平井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000197675A publication Critical patent/JP2000197675A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施療体に多段に配設された各袋部が不規則な
内圧になることがなく、効果的なミルキングマッサージ
を行うことができる。 【解決手段】 身体の一部に巻装される施療体1を空気
によって膨張、収縮させて施療部をマッサージするエア
ーマッサージ器において、施療体1は身体の一部に巻装
する巻装部2と空気が給排気される袋部3とからなり、
袋部3は巻装部2に巻装部の巻装方向と略直角方向に多
段に配設され、且つ各袋部3の面積が同じになるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体に巻装されて
空気圧マッサージするエアーマッサージ器、及び身体の
ふくらはぎ部を空気圧マッサージするエアーマッサージ
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、身体の一部に巻装される施療体1
´を空気によって膨張、収縮させて施療部をマッサージ
するエアーマッサージ器においては、図7に示すように
施療体1´は身体の一部に巻装する巻装部2と空気が給
排気される袋部3´とから構成され、袋部3´は巻装部
2の裏面2bに巻装部2の巻装方向と略直角方向に多段
に配設され、使用する際には、巻装部2を施療部に巻装
し、巻装部2の表面2a及び裏面2bに設けた接合面
(面状ファスナーメス)4及び接合面(面状ファスナー
オス)5を接合することで、巻装部2を施療部に固定す
るものが一般的に知られている。しかし、上記従来例に
おいては、巻装部2の裏面2bに巻装部2の巻装方向と
略直角方向に多段に配設した袋部3´の各々の面積に対
しては設計上特に考慮されることがなかったため、空気
ポンプにて袋部3´に空気を供給すると、袋部3´は夫
々の面積(体積)に応じた内圧になる。(袋部3´の面
積が小さいと大きいものに比べて内圧が高くなる。)そ
の結果、上記従来例の場合、夫々の袋部3´に対応する
身体の部位が夫々異なった圧力で圧迫され、十分な気持
ちよさを得ることができなかった。
【0003】また、末梢側からのミルキングマッサージ
においては、末梢側から中枢側に行くに従って、徐々に
強さを弱くしていくようなマッサージが効果的である
が、上記従来例の場合、各袋部が不規則な内圧になって
いるため、効果的なミルキングマッサージを行うことが
できなかった。
【0004】次に、ふくらはぎのように長手方向に対し
て周囲長が変わる(末梢側に行くに従って細くなる)部
位に施療体1´を巻装する場合、施療体1´の巻装部2
´が、図8(a),(b)に示すような形状(図8
(a)は長方形、図8(b)は台形)をしていると、ふ
くらはぎに巻装した際に、図8(c)に示すように接合
部7に段差8が生じ、このため、接合面積が減ったり、
段差分はみ出した部分が邪魔になったり、外観上不恰好
である等の問題を生じる。また、ふくらはぎの細い人で
はこの段差8はさらに大きくなるので、ふくらはぎの太
い人から細い人まで同じもので対応しようとすると、細
い人ではかなりの段差8ができるという問題が生じる。
(尚、図中2a´は巻装部2´の表面を、2b´は巻装
部2´の裏面を示す。)
【0005】この段差の問題を解決するためには、施療
体1´の巻装部2´及び袋部3´を図9(a)に示すよ
うな扇形にすると、ふくらはぎに巻装した際に、図9
(b)に示すような円錐形となり、接合部7に段差8が
生じない。(図中2a´は巻装部2´の表面を、2b´
は巻装部2´の裏面を示す。)しかし、この場合、図9
(c)に示すように、施療体1´のふくらはぎの前側上
端部を着座面(大腿部裏面)のラインLに合わせて巻装
したとすると、施療体1´はラインLに対して、扇形の
寸法から決まる角度θだけ傾き、その為にふくらはぎの
裏側で膝裏との間に隙間を生じることになる。(尚、こ
の場合では、ふくらはぎの前側はラインLに対して垂直
であると仮定している。)このため、エアーマッサージ
器を膝裏近傍に施すことができず、十分なマッサージ効
果を得ることができなくなるという問題がある。すなわ
ち、膝裏近傍にはリンパ節が集まっており、ここをマッ
サージすることにより、下腿部のリンパ液の循環が良く
なり、むくみがとれる等のマッサージ効果が得られるの
であるが、上記例の場合では得られない。
【0006】そこで、施療体1´が膝裏近傍を覆うよう
にするためには、施療体1´をさらに上方に巻装する必
要があるが、この場合は施療体1´のふくらはぎの前側
上端部が膝にかかってくるので、巻装しにくくなり、ま
た場合によってはマッサージ中の袋体の膨張、収縮によ
り接合部7に無理な力がかかって、接合部7が外れやす
くなることがある他、施療体1´を巻装した状態での膝
の屈伸が困難になり、使い勝手の悪いものになるという
問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑みて為されたものであり、多段に形成された袋部を有
する施療体により身体の一部をマッサージする際に、空
気の供給を制御する方法が簡単であっても、各袋部に対
応する部位が夫々異なった圧力でマッサージされること
がなく、気持ちよさを十分に感じることができ、さらに
は多段に形成された袋部を有する施療体により身体の一
部をミルキングマッサージする際に、空気の供給を制御
する方法が簡単であっても、夫々の袋部が不規則な内圧
になることがなく、規則性を以って圧力が付加され、効
果的なミルキングマッサージを行うことができるエアー
マッサージ器を提供することを第一の目的とする。そし
て、さらに施療体をふくらはぎに巻装する場合、接合部
に段差が生じることがなく、施療体のふくらはぎの前側
上端部が膝までかからなくても膝裏近傍をマッサージす
ることができ、使い勝手が良く、尚且つ、施療体に対し
て、袋部を効率的に形成し、ミルキングマッサージを効
率的に行うことができるエアーマッサージ器を提供する
ことを第二の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
エアーマッサージ器は、身体の一部に巻装される施療体
1を空気によって膨張、収縮させて施療部をマッサージ
するエアーマッサージ器において、施療体1は身体の一
部に巻装する巻装部2と空気が給排気される袋部3とか
らなり、袋部3は巻装部2に巻装部2の巻装方向と略直
角方向に多段に配設され、且つ各袋部3の面積が同じに
なるように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明の請求項2に係るエアーマッサージ
器は、身体の一部に巻装される施療体1を空気によって
膨張、収縮させて施療部をマッサージするエアーマッサ
ージ器において、施療体1は身体の一部に巻装する巻装
部2と空気が給排気される袋部3とからなり、袋部3は
巻装部2に巻装部2の巻装方向と略直角方向に多段に配
設され、且つ各袋部3の面積が、施療体1を身体に巻装
した際に、身体の末梢側に向かうに従い、段々と小さく
なるように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明の請求項3に係るエアーマッサージ
器は、請求項1又は2の構成に加えて、空気は、身体の
末梢側の袋部3から順番に供給され、且つ末梢側から数
えて、第2番目以降の袋部3に空気を供給する際は少な
くともその一つ前の袋部3により身体の施療部が圧迫さ
れている状態にあるように袋部3への空気の供給を制御
することを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項4に係るエアーマッサージ
器は、ふくらはぎに巻装される施療体1を、空気によっ
て膨張、収縮させて使用するエアーマッサージ器におい
て、施療体1はふくらはぎに巻装する巻装部2と空気が
供給される袋部3とからなり、巻装部2は略への字形に
形成され、且つ袋部3が巻装部2の少なくとも外側屈曲
部近傍に配設されていることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項5に係るエアーマッサージ
器は、請求項4の構成に加えて、前記袋部3が略への字
形の巻装部2に沿って略への字形に形成されていること
を特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項6に係るエアーマッサージ
器は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、略へ
の字形の袋部3が巻装部2の巻装方向と略直角方向に多
段に形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
6に基づいて説明する。
【0015】本エアーマッサージ器は、身体の一部に巻
き付けて使用する施療体1と、施療体1に空気を供給又
は施療体1から空気を排出する空気ポンプと、空気ポン
プと施療体1とをつなぐエアーチューブと、エアーマッ
サージの動作を制御する制御部と、エアーマッサージ器
の操作を行う操作部より構成されるが、本発明の要部
は、施療体1と袋部3と袋部3に給排気する制御方法に
あるので、これら以外の構成については説明を省略す
る。
【0016】本発明の請求項1に係るエアーマッサージ
器の実施の形態の一例を図1に示す。施療体1は身体の
施療部に巻き付けて使用するもので、主に巻装部2と袋
部3から構成される。巻装部2は施療体1の外形をな
し、図1(a)に示すように略への字形をしており、長
手方向が巻装方向である。また、袋部3は略への字形の
巻装部2に沿って略への字形に形成され、且つ巻装部2
の裏面2bに巻装部2の巻装方向と略直角方向に多段に
配設されている。(本例では袋部3は3段に配設されて
いる。)このような巻装部2及び袋部3の構成について
は、後述の本発明の請求項4乃至6に係る発明の実施の
形態の一例にて詳述することにする。図1(a)は施療
体1の裏面側展開図であり、裏面2bの一端には接合面
(面状ファスナーオス)5が配設されるとともに、他端
の表面2a側には接合面(面状ファスナーメス)4が配
設されている。また、施療体1の表面2a側には空気ノ
ズル6が袋部3の個数分配設されている。
【0017】上記構成からなる施療体1を身体の一部に
巻装し(図1(b))、空気ノズル6から空気を供給、
排出することにより袋部3は膨張、収縮し、身体の一部
を圧迫マッサージする。さらに、下の袋部3から順番に
膨張、収縮することにより、末梢側からミルキングマッ
サージを行うことができる。そして、上・中・下の袋部
3の面積を等しくしたことにより、同じ時間ずつ、同じ
能力の空気ポンプにより夫々の袋部3に空気を供給する
という簡単な制御方法であっても、夫々の袋部3を同じ
内圧にすることができ、その結果、夫々の袋部3に対応
する身体の部位を同じ圧力でマッサージすることがで
き、気持ちよさを十分に感じることができるマッサージ
器を実現できる。
【0018】次に本発明の請求項2に係る発明の実施の
形態の一例を図2に示す。本例は前述の例と同じく、袋
部3が略への字形の巻装部2に沿って略への字形に形成
され、且つ巻装部2の裏面2bに巻装部2の巻装方向と
略直角方向に多段に配設される。(本例では袋部3は3
段に配設されている。)そして、上・中・下の袋部3
a,3b,3cの面積S1,S2,S3が上段の袋部3
ほど面積が大きくなるよう(S1>S2>S3)に形成
してあるため、同じ時間ずつ、同じ能力の空気ポンプに
より夫々の袋部3に空気を供給するという簡単な制御方
法であっても、袋部3a,3b,3cの内圧p1,p
2,p3はp1<p2<p3となり、袋部3a,3b,
3cに対応する身体の部位を圧迫する力F1,F2,F
3はF1<F2<F3となる。つまり、末梢側から中枢
側へ行くに従って、徐々に強さを弱くしていくようなマ
ッサージが可能になり、効果的なミルキングマッサージ
を行うことができる。
【0019】次に本発明の請求項3に係るエアーマッサ
ージ器の実施の形態の一例を図3に示す。本発明におけ
る施療体1も前述の施療体1と同様、袋部3が巻装部2
に巻装部2の巻装方向と略直角方向に多段に形成して成
るものであるが、本例では袋部3が3段に形成されてい
る例を示す。図3(a)は袋部3の空気制御回路図であ
り、P1,P2,P3及びV1,V2,V3は袋部3
a,3b,3cに夫々接続した空気ポンプ及び排気弁を
示すものである。
【0020】上記回路において、空気ポンプがON、排
気弁がON(閉)の状態で、袋部3に空気が供給され、
空気ポンプがOFF、排気弁がONの状態で袋部3は保
圧され、空気ポンプがOFF、排気弁がOFF(開)の
状態で袋部3から空気が排気される。図3(b)では、
まず袋部3cが加圧され、保圧に移る際に、袋部3bが
加圧され始める。このタイミングは多少前後しても構わ
ない。袋部3bが保圧に移る際に、袋部3cは排気し始
め、袋部3aは加圧され始める。袋部3cを排気するタ
イミングは図3(c)のように遅らせてもよいが、早め
ると、袋部3bを加圧している途中において袋部3bの
内圧が袋部3cの内圧よりも高くなり、末梢側へむくみ
が移動するため、ミルキングマッサージを行う上で好ま
しくない。その後は、袋部3aが保圧されるとともに、
袋部3bが排気しはじめ、次に袋部3aが排気され、ミ
ルキングマッサージの1サイクルを終了し、以降このサ
イクルを繰り返す。このように上・中・下の袋部3の内
圧を制御することにより、効果的なミルキングマッサー
ジを行うことができる。
【0021】次に本発明の請求項4乃至6に係るエアー
マッサージ器の実施の形態の一例を図4乃至図5に示
す。図4(a)は施療体1の裏面展開図であり、図4
(b)は施療体1の表面展開図である。この施療体1は
ふくらはぎに巻き付けて使用するもので、主に巻装部2
と袋部3から構成される。巻装部2は施療体1の外形を
なし、図4(a),(b)に示すように略への字形を
し、長手方向が巻装方向である。また、巻装部2の裏面
2bの一端には接合面(面状ファスナーオス)5が配設
されるとともに、他端の表面2a側には接合面(面状フ
ァスナーメス)4が配設されており、両者を接合するこ
とによって、施療体1のふくらはぎへの固定を行う。
【0022】このように巻装部2を略への字形にするこ
とによって、施療体1を巻装した際、図5(a)に示す
ように接合部7に段差8が生じなくなる。尚、これは巻
装するふくらはぎの太さが変わっても同様である。ふく
らはぎに巻装時、巻装部2のへの字の凸側を上側にし、
且つへの字の屈曲部がふくらはぎ裏側に当たるように巻
装すると、図5(b)に示すように、ふくらはぎの前側
が90度、裏側がへの字の屈曲角度から決まる角度θだ
け傾く格好になる。これにより、施療体1のふくらはぎ
に巻装時において、施療体1のふくらはぎの前側上端部
を着座面(大腿部裏面)のラインLに合わせて巻装する
と、施療体1はラインLに対して水平になりふくらはぎ
の裏側で膝裏との間に隙間が生じない。ここで、ふくら
はぎの前側の脚線は、ラインLに対して垂直であると仮
定している。
【0023】袋部3は略への字形に形成された巻装部2
の少なくとも外側屈曲部近傍に配設する。尚、本例では
袋部3が巻装部2の略への字形に沿って略への字形に形
成され、且つ巻装部2の裏面2bに略への字形の袋部3
が巻装部2の巻装方向と略直角方向に2段に配設されて
いる。
【0024】巻装部2の表面2aには空気ノズル6が上
下に2つ配設されており、ふくらはぎに施療体1を巻装
した際に、この空気ノズル6から空気を供給または排出
することにより、袋部3を膨張または収縮させ、ふくら
はぎを圧迫マッサージする。そして、叙述のように施療
体1はふくらはぎの裏側で膝裏との間に隙間を生じない
ので、略への字形の巻装部2の外側屈曲部近傍に配設さ
れた袋部3により、施療体1のふくらはぎの前側上端部
が膝までかからなくても膝裏を圧迫マッサージすること
ができる。そして、膝裏近傍にはリンパ節が集まってい
るので、下腿部のリンパ液の循環がよくなり、むくみが
とれる等のマッサージ効果が得られる。
【0025】また、上記のように袋部3が巻装部2の略
への字形に沿って略への字形に形成される構成とするこ
とで、袋部3を巻装部2の限られたスペースの中に効率
良く形成することができる。そして、袋部2は上下2段
になっており、順番に膨張又は収縮することにより末梢
側からミルキングマッサージを行うことができるように
なっている。
【0026】ところで、図6(a)に示すように、袋部
3が長方形の場合、施療体1を巻装した際に図6(b)
に示すように袋部3は上下方向に対して傾くことにな
る。そして、袋部3eを圧迫した状態で、袋部3dを圧
迫するようなミルキングマッサージを行った場合、点A
´でのむくみはイ方向からウ方向まで移動する可能性が
あるが、ウ方向への移動は中枢側から末梢側への移動と
なる。そこで、2段の袋部3も本例のように夫々への字
形にすることで、図5(c)に示すように、2段の袋部
3が上下方向に対して水平になり、点Aでのむくみはア
方向へ移動するのみとなり、上述のような末梢側へのむ
くみの移動はなくなり、効率的にミルキングマッサージ
が行えるようになる。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明にあって
は、巻装部に巻装部の巻装方向と略直角方向に多段に形
成された各袋部の面積が同じになるように構成すること
で、空気の供給、排気を制御する方法が簡単であって
も、夫々の袋部に対応する身体の部位を同じ圧力で圧迫
マッサージするので、気持ちよさを十分に感じることが
できるエアーマッサージ器を実現できる。
【0028】また、本発明の請求項2に記載の発明にあ
っては、巻装部に巻装部の巻装方向と略直角方向に多段
に形成された各袋部の面積を、身体の末梢側に行くに従
い、段々と小さくなるように構成することで、空気の供
給、排気を制御する方法が簡単であっても、末梢側から
中枢側に行くに従って、徐々に施療部を圧迫する圧力の
大きさを弱くしていくようなマッサージが可能になり、
効果的なミルキングマッサージを行うことができる。
【0029】また、本発明の請求項3に記載の発明にあ
っては、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、
空気は、身体の末梢側の袋部から順番に供給され、且つ
末梢側から数えて、第2番目以降の袋部に空気を供給す
る際は少なくともその一つ前の袋部により身体の施療部
が圧迫されている状態にあるように袋部への空気の供給
を制御することで、末梢側から数えて、第2番目以降の
袋部を加圧している間はその内圧は少なくとも1つ前の
袋部の内圧よりも大きくなることはないので、むくみが
末梢側に逆流することがなく、効率的にミルキングマッ
サージを行うことができる。
【0030】また、本発明の請求項4に記載の発明にあ
っては、施療体をふくらはぎに巻装した際に、接合部に
段差が生じることがなく、且つ巻装した施療体のふくら
はぎ前側上端部が膝までかからなくても膝裏近傍を覆っ
てマッサージできる使い勝手が良いエアーマッサージ器
を提供することができる。
【0031】また、本発明の請求項5に記載の発明にあ
っては、請求項4に記載の発明の効果に加えて、袋部が
巻装部の略への字形に沿って略への字形に形成されてい
るので、袋部を巻装部の限られたスペースの中に効率良
く形成することができる。
【0032】また、本発明の請求項6に記載の発明にあ
っては、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、略への字形の袋部が巻装部に巻装部の巻装方
向と略直角方向に多段に形成されることで、巻装した際
に袋部が夫々上下方向に対して水平になるので、ミルキ
ングマッサージの際に末梢方向へのむくみの移動はなく
なり、効果的にミルキングマッサージを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す図であり、
(a)は施療体の裏面展開図、(b)は施療体を巻装し
た際の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の例を示す図であり、
(a)は施療体の裏面展開図、(b)は施療体を巻装し
た際の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の他の例を示す図であり、
(a)は袋部の空気制御回路図、(b)は制御方法の一
例を示す図、(c)は制御方法の他の例を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の他の例を示す図であり、
(a)は施療体の裏面展開図、(b)は施療体の表面展
開図である。
【図5】同上の(a)は施療体を巻装した際の斜視図、
(b)は施療体をふくらはぎに巻装した際の側面図、
(c)は施療体のミルキングマッサージの説明図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態とは異なる例を示す図であ
り、(a)は略への字状の巻装部に、長方形の袋部を形
成した施療体の裏面展開図、(b)は該施療体のミルキ
ングマッサージの説明図である。
【図7】従来例の一例を示す図であり、(a)は施療体
の裏面展開図、(b)は施療体を巻装した際の側面図で
ある。
【図8】従来例の一例を示す図であり、(a)は巻装
部、袋部ともに長方形に形成した施療体の裏面展開図、
(b)は巻装部、袋部ともに台形に形成した施療体の裏
面展開図、(c)は(a)及び(b)の施療体を巻装し
た際の斜視図である。
【図9】従来例の一例を示す図であり、(a)は巻装
部、袋部ともに扇形に形成した施療体の裏面展開図、
(b)は該施療体を巻装した場合の斜視図、(c)は該
施療体をふくらはぎに巻装した際の側面図である。
【符号の説明】
1 施療体 2 巻装部 3 袋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C074 AA03 CC11 CC13 DD01 EE05 FF01 GG11 HH02 4C100 AA01 AD40 BB05 BC11 CA20 DA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の一部に巻装される施療体を空気に
    よって膨張、収縮させて施療部をマッサージするエアー
    マッサージ器において、施療体は身体の一部に巻装する
    巻装部と空気が給排気される袋部とからなり、袋部は巻
    装部に巻装部の巻装方向と略直角方向に多段に配設さ
    れ、且つ各袋部の面積が同じになるように構成されてい
    ることを特徴とするエアーマッサージ器。
  2. 【請求項2】 身体の一部に巻装される施療体を空気に
    よって膨張、収縮させて施療部をマッサージするエアー
    マッサージ器において、施療体は身体の一部に巻装する
    巻装部と空気が給排気される袋部とからなり、袋部は巻
    装部に巻装部の巻装方向と略直角方向に多段に配設さ
    れ、且つ各袋部の面積が、施療体を身体に巻装した際
    に、身体の末梢側に向かうに従い、段々と小さくなるよ
    うに構成されていることを特徴とするエアーマッサージ
    器。
  3. 【請求項3】 空気は、身体の末梢側の袋部から順番に
    供給され、且つ末梢側から数えて、第2番目以降の袋部
    に空気を供給する際は少なくともその一つ前の袋部によ
    り身体の施療部が圧迫されている状態にあるように袋部
    への空気の供給を制御することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のエアーマッサージ器。
  4. 【請求項4】 ふくらはぎに巻装される施療体を、空気
    によって膨張、収縮させて使用するエアーマッサージ器
    において、施療体はふくらはぎに巻装する巻装部と空気
    が供給される袋部とからなり、巻装部は略への字形に形
    成され、且つ袋部が巻装部の少なくとも外側屈曲部近傍
    に配設されていることを特徴とするエアーマッサージ
    器。
  5. 【請求項5】 前記袋部が略への字形の巻装部に沿って
    略への字形に形成されていることを特徴とする請求項4
    記載のエアーマッサージ器。
  6. 【請求項6】 略への字形の袋部が巻装部の巻装方向と
    略直角方向に多段に形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載のエアーマッサージ器。
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