JP2000197374A - ピエゾアクチュエ―タ並びにこれを用いた制御弁 - Google Patents

ピエゾアクチュエ―タ並びにこれを用いた制御弁

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JP2000197374A
JP2000197374A JP10371499A JP37149998A JP2000197374A JP 2000197374 A JP2000197374 A JP 2000197374A JP 10371499 A JP10371499 A JP 10371499A JP 37149998 A JP37149998 A JP 37149998A JP 2000197374 A JP2000197374 A JP 2000197374A
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piezo
metal case
diaphragm
fixed
piezo actuator
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英顕 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピエゾアクチュエータの固定構造の簡略化と
固定部品の低減が図れ、かつ、廉価に提供できるように
する。 【解決手段】 筒状の金属ケース1の一端にダイヤフラ
ム4の周縁が固定され、他端に蓋部材5が固定され、こ
の筒状の金属ケース1の内部に収容されたピエゾスタッ
ク2の一端が前記ダイヤフラム4の上面に固定され、ま
た、このピエゾスタック2の他端が前記蓋部材5に固定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば液体や気
体などの流体の流量を制御する制御弁を駆動するためな
どに使用されるピエゾアクチュエータ、更に詳しくは積
層されたピエゾ素子に電圧を印加することによって生じ
る圧電歪力を利用して被駆動部を作動させるピエゾアク
チュエータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ピエゾアクチュエータは、
例えば制御弁に適用された場合を例にとって考察してみ
ると、図5に示されるように、湿度による寿命の低下を
防止するために、積層されたピエゾ素子01全体、つま
りピエゾスタック02を蛇腹金属ケース03に内蔵さ
せ、これによって外気との接触を阻止するように構成さ
れている。この金属ケース03は、ピエゾスタック02
を覆っていて、ピエゾスタック02の変位はこの蛇腹金
属ケース03の蛇腹による可動部04の変形(伸縮)と
して現出され、この伸縮動でバルブ05が変位されて流
路06の開閉が行われる。
【0003】ところで、この従来の構造では、図示され
るように、前記金属ケース03は、その上端が上プレー
ト07に、また、下端が下プレート08にそれぞれろう
付などの手段で接合されている。このように一体的に形
成された金属ケース03は、弁ブロック09にネジなど
によって適宜に取付けられた筒状のバルブケース010
内に収容されている。また、この金属ケース03は、そ
の上部がこのバルブケース010の上端に螺着されたユ
ニオンナット形状の調節ナット011によって固定され
るとともに、下端が真球012を介してプランジャー、
つまり前記バルブ05(図例ではダイヤフラム)を押圧
するようにして固定される。したがって、従来のピエゾ
スタック02は、その上下がこのバルブケース010に
固定されていた。
【0004】ところで、このように構成されているピエ
ゾアクチュエータは、その作動量の大小に応じて、必然
的にピエゾ素子の積層枚数が大小調整されるものである
から、出来上がったピエゾスタック02はその上下全体
寸法が大小異なる。そして、図示される従来の弁制御構
造は、このピエゾスタック02が弁ブロック09に取付
けられたバルブケース010内に上下が固定される形で
収容される構成が採用されている。したがって、このバ
ルブケース010は、内部に収容されるピエゾスタック
02の上下寸法の大小それぞれの大きさ応じて形成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のピ
エゾアクチュエータは、必ず、バルブケースを必要とし
ていた。また、ピエゾスタツクの大小に応じて、固定部
の部品及び構造を換える必要があった。つまり、需要者
は多数のバルブケースや各種交換部品を常備する必要が
あったり、ピエゾアクチュエータの大小変化に応じてバ
ルブケースを弁ブロック09に付け替えたりする作業が
要求される。これは、コスト面でも、取り扱い上でも大
変不便であった。また、部品点数も多く、構造も複雑で
ある。
【0006】本発明は、この従来構造の欠点に鑑みて開
発されたもので、基本的には従来のバブルケースをなく
し、言わばピエゾアクチュエータを本体ブロックなどの
固定部に直に取り付ける手段を採用した。すなわち、こ
のピエゾスタックの固定部と駆動部とを従来のように上
下に分担させる方式を根底から覆し、ピエゾスタックの
同一端で固定と駆動とを行えるように発想の転換を図っ
た所に最大の特徴がある。したがって、本発明は、ピエ
ゾアクチュエータの固定構造の簡略化と固定部品の低減
が図れ、かつ、廉価に提供できるようにすることを課題
とする。
【0007】また、第2の課題は、簡便な構造の制御弁
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筒状
の金属ケースの一端にダイヤフラムの周縁が固定され、
他端に蓋部材が固定され、この筒状の金属ケースの内部
に収容されたピエゾスタックの一端が前記ダイヤフラム
の上面に固定され、また、このピエゾスタックの他端が
前記蓋部材に固定されたものである。
【0009】この手段によれば、ピエゾ素子に電圧が印
加されて前記ピエゾスタックに伸びを生じると、前記ダ
イヤフラムの薄肉部が変形して周縁部と中心部とで変位
が生じる。したがって、この変位を利用して被駆動部が
作動される。この場合、前記ダイヤフラムの周縁部を固
定しておくことで、中心部をこのピエゾスタックの出力
部として機能させ、逆に中心部を固定しておくことで、
周縁部を出力部として機能させることができる。すなわ
ち、ダイヤフラムの中心部を固定しておくと、ピエゾス
タックの歪みは、筒状の金属ケースを介して周縁部を上
下するように働くからで、この筒状の金属ケースの上下
動に伴って上下動されるダイヤフラムの周縁の動きで被
駆動部が作動されるのである。
【0010】筒状の金属ケースの外周に外方に張り出す
外向きのフランジが一体に備わっている構成を採用する
のが望ましい。この外向きのフランジを直接にユニオン
ナットなどによって固定部に締めつけて簡便に固定でき
るため、ピエゾアクチュエータの装着・離脱が短時間
で、しかも簡便に行えるからである。
【0011】そして、この筒状の金属ケースにはピエゾ
素子と熱膨張係数が同様の素材を採用するのが望まし
い。ダイヤフラムでの変位量が、中心肉厚部でも、周縁
肉厚部でも同じように得られるからである。つまり、熱
膨張によっても、ピエゾ素子とこの筒状の金属ケースと
の歪みの差を可及的に零に近づけることができるから
で、前記中心肉厚部と周縁肉厚部との温度による変位量
の差を格段に低減できる上で極めて有効であるからであ
る。
【0012】また、請求項4の発明は、筒状の金属ケー
スの一端にダイヤフラムの周縁が固定され、他端に蓋部
材が固定され、この筒状の金属ケースの内部に収容され
たピエゾスタックの一端が前記ダイヤフラムの上面に固
定され、また、このピエゾスタックの他端が前記蓋部材
に固定されたピエゾアクチュエータと、このピエゾアク
チュエータの下部を挿脱自在に嵌合装着するとともに
も、本体ブロックに着脱自在に固定される筒部材と、流
体流路を備えた本体ブロックと、前記ピエゾアクチュエ
ータの下端と本体ブロックの流路開口との間に介装され
ていて、ピエゾアクチュエータの作動によりこの流路開
口を制御する弁構造部とから構成されたことである。
【0013】この請求項4の手段によれば、ピエゾアク
チュエータに所定の電圧を加えることにより、このピエ
ゾアクチュエータの作動が弁構造部に伝えられる。その
結果、流体流路の開口の開き度合いが調整され、流体流
路を流れる流体の流量が調整される。
【0014】したがって、この発明は次の効果を有す
る。請求項1の発明では、ピエゾアクチュエータが、ピ
エゾスタックとこれを内蔵する筒状の金属ケースと一端
のダイヤフラムと他端の蓋部材で形成されているので、
ピエゾアクチュエータを例えば本体ブロックなどの固定
部に固定するのに、従来の構造のようなバルブケースを
全く不要とするので、この種従来構造に比べて使用部品
点数が少なくなり、なによりもその固定のための構造か
格段に簡素になる。
【0015】また、このピエゾアクチュエータを被駆動
部に固定する手段も、前記筒状の金属ケースの一端をこ
の被駆動部の本体ブロックなどにユニオンナットなどを
用いたり、あるいはダイヤフラムの周縁肉厚部や中心肉
厚部を直に被駆動部の固定部分に直に固定したりするこ
とも可能にして、簡単に達成できる。したがって、被駆
動部の作動量の大小に応じた寸法のピエゾアクチュエー
タを適宜選択して取り替える作業も、格段に簡便にな
る。併せて、このようにピエゾアクチュエータの固定部
に対する固定手段に多様性が得られるので、その適用商
品の多様性にもうまく対応でき、汎用性を格段に高める
ことができる。
【0016】請求項4の発明では、制御弁の全体構造
を、使用部品少なく、かつ、簡素な構造にまとめること
ができ、そのためにまた、廉価に提供できる。併せて、
流体流路を備えた本体ブロックに対するピエゾアクチュ
エータ並びに弁構造部の取付け、取り外しが格段に簡単
であるから、各種作動量の異なるピエゾアクチュエータ
の取り替えが容易になる。したがってまた、流体流量の
コントロール量に、簡便にバリエーションを持たせるこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面の記載
を参照にしながら説明する。図1〜図2は、この発明に
係るピエゾアクチュエータの一実施の形態を示したもの
である。
【0018】まず、図1は本発明に係るピエゾアクチュ
エータの全体構造示す断面図、第2図はその分解斜視図
である。本発明に係るピエゾアクチュエータ1は、ピエ
ゾ素子を積層してなるピエゾスタック2が、ほぼ同じ長
さを備えた筒状の金属ケース3内に収容されている。
【0019】このピエゾスタック2の下端にはダイヤフ
ラム4の中央肉厚部4Aが固定されている。また、この
ダイヤフラム4の周縁肉厚部4Bは、前記金属ケース3
の下端に気密を保って固定され、これによって、ピエゾ
スタック2の下端が金属ケース3の下端に固定される。
【0020】また、この金属ケース3の上端にはキャッ
プ(蓋部材)5が気密を保って、ロウ付けなどの手段に
よって固定的に嵌着され、このキャップ5の内側にピエ
ゾスタック2の上端が固定され、これによって、ピエゾ
スタック2の上端が金属ケース3の上端に固定される。
【0021】この金属ケース3はその径がピエゾスタッ
ク2よりも大径に形成されていて、この金属ケース3内
側とピエゾスタック2の外側との間には隙間6が形成さ
れるように構成され、この隙間6に、湿度によってこの
ピエゾ素子の寿命が低下するのを防止するために、一例
として窒素ガス、乾燥空気、フロンガス、六フッ化イオ
ウガスなどの電気絶縁性の優れたガスが封入されてい
る。
【0022】金属ケース3の下端は、図示されるよう
に、全周にわたって外向きのフランジ7が形成されてい
る。この外向きのフランジ7がダイヤフラム4の周縁肉
厚部4Bの上面に形成された嵌合凹入部8内に嵌合され
て気密に固定されている。
【0023】そして、この筒状の金属ケース3の材質に
はピエゾ素子と熱膨張率が同様の素材を採用するのが望
ましい。ダイヤフラム4での変位量が、中心肉厚部4A
でも、周縁肉厚部4Bでも同じように得られるからであ
る。つまり、熱膨張によっても、ピエゾ素子とこの筒状
の金属ケース3との歪みの差を可及的に零に近づけるこ
とができるからで、前記中心肉厚部4Aと周縁肉厚部4
Bとの温度による変位量の差を格段に低減できる上で極
めて有効であるからである。
【0024】なお、図中9は、キャップ5から延設され
た、このピエゾスタック2に電圧を供給するための給電
線である。
【0025】したがって、上記のように構成されたピエ
ゾアクチュエータ1は、給電線9を介してピエゾスタッ
ク2に所定の電圧を印加すると圧電現象によって、各ピ
エゾ素子がそれぞれ歪む。この歪みは、ピエゾスタック
2の上端が金属ケース3に固定されているから、下方に
伝達される。その結果、下端に固定連結されたダイヤフ
ラム4が下方に変位する。この変位量で被駆動部が作動
される。
【0026】このとき、ダイヤフラム4の周縁肉厚部4
Bを固定部に固定した使用の態様を採用すると、ピエゾ
スタック2の歪みはこのダイヤフラム4の中央肉厚部4
Aを上下方向に変位するように働く。逆に、ダイヤフラ
ム4の中央肉厚部4Aを固定部に固定した使用の態様を
採用すると、ピエゾスタック2の歪みは、キャップ5を
介して筒状の金属ケース3全体を上下動させるように働
き、結果として、このダイヤフラム4の周縁肉厚部4B
を上下方向に変位するように働く。
【0027】上記実施の形態に係るピエゾアクチュエー
タ1は、次の効果を有する。すなわち、ピエゾスタック
2とこれを内蔵する筒状の金属ケース3と一端のダイヤ
フラム4と他端のキャップ5で形成されているので、ピ
エゾアクチュエータ1を、例えば弁構造部や本体ブロッ
クなどの被駆動部に固定するのに、従来の構造のような
バルブケースを全く不要とするので、この種従来構造に
比べて使用部品点数が少なくなり、なによりもその固定
のための構造が格段に簡素になる。
【0028】また、このピエゾアクチュエータ1を被駆
動部に固定するにも、前記筒状の金属ケース3の一端を
この被駆動部にナットやビスなど用いて簡単に達成でき
る。したがって、被駆動部の作動量の大小に応じた寸法
のピエゾアクチュエータ1を適宜選択して取り替える作
業も、格段に簡便になる。
【0029】更に、筒状の金属ケース1の下端に、その
全周にわたって外方に張り出す外向きのフランジ7が一
体に備わっている構成は、ピエゾアクチュエータ1をこ
の外向きのフランジ7を直接にユニオンナット16など
によって固定部に締めつけて簡便に固定できるため、ピ
エゾアクチュエータ1の装着・離脱が短時間で、しかも
簡便に行える上で極めて有効である。
【0030】次に、図3〜図5に示される構造は、前記
実施の形態に示されるピエゾアクチュエータ1を、例え
ば制御弁の駆動装置に適用した場合の応用例の一例を示
している。
【0031】図示される制御弁はノルマルオープンタイ
プに構成されている。そして、この制御弁は、図示され
るように、ピエゾアクチュエータ1を嵌入固定するため
のバルブ押さえ10と、このバルブ押さえ10の下面側
に一体的に取り付けられる弁構造部11と、更にこの弁
構造部11の下面に一体的に取り付けられる流路を備え
た本体ブロック12とから構成されている。そして、こ
れら三者は前記バルブ押さえ10から弁構造部11を貫
通し、更に本体ブロック12にねじ込まれるボルトBに
よって共締めされて構成される。
【0032】バルブ押さえ10は、ピエゾアクチュエー
タ1の下端を嵌入する筒部材13と、この筒部材13の
上方外周面に刻設されたネジ部13Aと、この筒部材1
3の下端全周に設けられ、かつ、コーナー部分に取り付
けネジの挿通孔14Aを備えた外向きのフランジ14
と、この筒部材13に上方からネジ嵌合される、先ず固
定ナット15、その上方から螺合される調整ネットであ
るユニオンナット16と、スペーサ17とからなる。
【0033】前記スペーサ17は前記筒部材13内部に
嵌入されて、前記ピエゾアクチュエータ1を前記ユニオ
ンナット15で固定するために使用される。具体的に
は、金属ケース3の下端に設けられている外向きのフラ
ンジ7の上面に、このスペーサ17の下端が当接し、上
端がユニオンナット16の上壁内面に当接され、このユ
ニオンナット16の筒部材13に対するねじ込み量をこ
のピエゾアクチュエータ1に伝え、その最も好ましい設
置位置を現出するために用いられる。
【0034】前記弁構造部11は、図5に示されるよう
に、前記本体ブロック12の上面側に延設された流体流
路12Aの流路開口12Bを下面平坦面で開閉するダイ
ヤフラム18、このダイヤフラム18が前記流体流路1
2Aを常時開放する方向に付勢するように働く、バネ受
け19とバネ20と、そしてこのバネ20の上端を、こ
のダイヤフラム18のプランジャー部21に関連付けて
固定するための割りピンからなるバネ止め22とからな
る付勢機構23から構成される。前記プランジャー部2
1はダイヤフラム18の中央肉厚部18Aが上方に凸に
延出されて形成されている。
【0035】また、このダイヤフラム18の周縁肉厚部
18Bにはその上面から一段落ち込んで、前記プランジ
ャー部21を中心にして同芯状の、凹入段部24が設け
られていて、ここに前記筒部材13の下方に一体的に突
出延設された嵌合突条25が嵌合され、この凹入段部2
4と嵌合突条25との間で前記バネ受け19が挟持され
ている。
【0036】図5に示されるように、ピエゾアクチュエ
ータ1のダイヤフラム4の下面中央と、弁構造部11の
プランジャー部21の上面中央には、それぞれ円錐状の
凹み26,27が形成され、これら上下の凹み26,2
7に挟持されるようにして真球28が介装されて球面軸
受け部29がピエゾアクチュエータ1のダイヤフラム4
の下面と弁構造部11のプランジャー部21の間に形成
されている。
【0037】上記構成の制御弁においては、ピエゾアク
チュエータ1に所定の電圧を加えることにより、球面軸
受け部29を介してこのピエゾアクチュエータ1の作動
がプランジャー部21に伝えられる。その結果、流体流
路12Aの開口12Bの開き度合いが調整され、流体流
路12Aを流れる流体の流量が調整される。
【0038】また、図1〜2に示されるように、ピエゾ
アクチュエータの1の筒状の金属ケース3の下端に、そ
の全周にわたって外方に向かって一体に突出延設された
外向きのフランジ7が備わっていると、例えば図3〜5
に示されるように、このピエゾアクチュエータ1を本体
ブロックなどの固定部に、ユニオンナット16などによ
って直接に、しかも格段に簡便に装着したり、取り外し
たりすることができる。したがってまた、各種作動量の
異なるピエゾアクチュエータ1の取り替えが容易にな
る。その結果、流体流量のコントロール量に、簡便にバ
リエーションを持たせることができる。
【0039】なお、本実施の形態では、ノルマルオープ
ンタイプに適用されているが、ノルマルクローズタイプ
にも転用される。たま、制御弁は、それのみでも使用で
きるが、例えば流体流量を測定するマスフローメータと
組み合わせことにより、マスフローコントローラとして
使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るピエゾアクチュエータの縦断面
図である。
【図2】この発明に係るピエゾアクチュエータの分解斜
視図である。
【図3】この発明に係るピエゾアクチュエータを用いて
構成された制御弁の全体断面図である。
【図4】この発明に係るピエゾアクチュエータを用いて
構成された制御弁の分解斜視図である。
【図5】図3に示される制御弁の要部の拡大断面図であ
る。
【図6】従来構造の断面図である。
【符号の説明】
1…ピエゾアクチュエータ、2…ピエゾスタック、3…
筒状の金属ケース、4…ダイヤフラム、5…蓋部材、7
…外向きのフランジ、11…弁構造部、12本体ブロッ
ク、12A…流体流路、12B…流路開口、13…筒部
材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の金属ケースの一端にダイヤフラム
    の周縁が固定され、他端に蓋部材が固定され、この筒状
    の金属ケースの内部に収容されたピエゾスタックの一端
    が前記ダイヤフラムの上面に固定され、また、このピエ
    ゾスタックの他端が前記蓋部材に固定されていることを
    特徴とするピエゾアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 筒状の金属ケースの外周に外方に張り出
    す外向きのフランジが一体に備わっている請求項1記載
    のピエゾアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 筒状の金属ケースの材質がピエゾスタッ
    クを構成するピエゾ素子と同様の熱膨張率を備える素材
    である請求項1又は2記載のピエゾアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 筒状の金属ケースの一端にダイヤフラム
    の周縁が固定され、他端に蓋部材が固定され、この筒状
    の金属ケースの内部に収容されたピエゾスタックの一端
    が前記ダイヤフラムの上面に固定され、また、このピエ
    ゾスタックの他端が前記蓋部材に固定されたピエゾアク
    チュエータと、このピエゾアクチュエータの下部を挿脱
    自在に嵌合装着するとともにも、本体ブロックに着脱自
    在に固定される筒部材と、流体流路を備えた本体ブロッ
    クと、前記ピエゾアクチュエータの下端と本体ブロック
    の流路開口との間に介装されていて、ピエゾアクチュエ
    ータの作動によりこの流路開口を制御する弁構造部とか
    ら構成されることを特徴とする制御弁。
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