JP2000194531A - 情報処理装置および方法並びに記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法並びに記憶媒体

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JP2000194531A
JP2000194531A JP10374796A JP37479698A JP2000194531A JP 2000194531 A JP2000194531 A JP 2000194531A JP 10374796 A JP10374796 A JP 10374796A JP 37479698 A JP37479698 A JP 37479698A JP 2000194531 A JP2000194531 A JP 2000194531A
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Tomohiro Akiba
朋宏 秋庭
Kenji Aiyama
健司 相山
Ritsuji Tanabe
律司 田辺
Kenzo Sekiguchi
賢三 関口
Kotaro Yamaguchi
耕太郎 山口
Toru Maeda
前田  徹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラーが生じたときでも、少なくとも画像デ
ータは得ることができるようにする。 【解決手段】 ネットワークに関するサービスを提供す
るサーバからデータを取得し、取得されたデータから印
刷用データを生成し、生成された印刷用データに基づき
印刷を行うことができる情報処理機器1001におい
て、印刷ができない場合に、生成された印刷用データを
他の情報処理機器1023に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、World Wide Webサ
ーバ(以下、WWWサーバという)ヘアクセスする機能
を有する情報処理機器および方法並びに記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な情報を載せたWWWサーバ
と、このWWWサーバにHTTP(hyper text transfe
r protocol)でアクセスするための専用ソフトウェア
(以下、ブラウザという)を搭載したコンピュータとを
ネットワークで接続し、WWWサーバ上の情報をコンピ
ュータから参照することが可能となった。従って、複数
のコンピュータから特定のWWWサーバ上の情報を参照
し、共有することができるようになった。
【0003】さらに、ブラウザはWWWサーバ上の情報
をコンピュータ内に格納することができるので、ヒュー
マンユーザは、コンピュータ内に一旦格納したWWWサ
ーバ上の情報の印刷出力を、印刷機能を有する情報機器
に指示することにより、WWWサーバ上の情報を印刷す
ることもできるようになった。
【0004】また、印刷機能を有する情報機器自体がW
WWサーバヘのアクセス機能を持ったことにより、ヒュ
ーマンユーザから指示されたWWWサーバに、情報機器
から直接アクセスし、取得された情報に基づき印刷を行
うこともできるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、WWWサーバ
からデータを取得するのに要する時間は、通常、データ
量やネットワークトラフィックに左右され予測できな
い。このため、ヒューマンユーザは、印刷が終了するま
で、情報機器の前で待機しないことがあるが、このよう
な場合に、紙なしや、紙詰まり、トナーなし等のエラー
が発生して印刷が停止されることがある。一旦、印刷が
停止されると、エラーが解除され、再スタートするため
の処理が行なわれるまで、その情報機器は停止したまま
であるので、完全な印刷物を得ることができないことに
なる。
【0006】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、エラーが生じたときでも、ヒューマンユーザが少
なくとも画像データを得ることができる情報処理機器お
よび方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
ターネットを介してサーバからデータを取得するデータ
取得手段と、該データ取得手段により取得されたデータ
から印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データ
に基づき印刷を行う印刷手段とを有する情報処理装置に
おいて、前記印刷手段により印刷ができない場合に、前
記印刷用データ生成手段により生成された印刷用データ
を、前記インターネットに接続されている他の装置に転
送する転送手段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項1において、転送手段は、印刷用デ
ータを圧縮する圧縮手段を有し、該圧縮手段より圧縮さ
れた印刷用データを転送することができる。
【0009】請求項1において、所定の複数のネットワ
ークプロトコルから1つのネットワークプロトコルを選
択するためのプロトコル選択手段をさらに備え、転送手
段は、プロトコル選択手段により選択されたプロトコル
に従って、印刷用データをネットワーク上に転送する。
【0010】請求項4の発明は、インターネットを介し
てサーバからデータを取得するデータ取得ステップと、
取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用デ
ータ生成ステップと、生成された印刷用データに基づき
印刷を行う印刷ステップとを有する情報処理方法におい
て、前記印刷ステップで印刷ができない場合に、前記印
刷用データ生成ステップで生成された印刷用データを、
前記インターネットに接続されている他の装置に転送す
る転送ステップを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項4において、転送ステップは、印刷
用データを圧縮する圧縮ステップを有し、圧縮された印
刷用データを転送することができる。
【0012】請求項4において、所定の複数のネットワ
ークプロトコルから1つのネットワークプロトコルを選
択するためのプロトコル選択ステップをさらに備え、転
送ステップは、前記プロトコル選択ステップにより選択
されたプロトコルに従って、印刷用データをネットワー
ク上に転送する。
【0013】請求項7のコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録したプログラムは、コンピュータに、イン
ターネットを介してサーバからデータを取得するデータ
取得手順と、取得されたデータから印刷用データを生成
する印刷用データ生成手順と、生成された印刷用データ
に基づき印刷を行なう印刷手順とを実行させ、前記印刷
手順により印刷ができない場合に、前記印刷用データ生
成手順により生成された印刷用データを、前記インター
ネットに接続されている他の装置に転送する転送手順を
実行させる。
【0014】請求項7において、前記転送手順は、印刷
用データを圧縮する圧縮手順を有し、圧縮された印刷用
データを転送することができる。
【0015】請求項7において、コンピュータに、所定
の複数のネットワークプロトコルから1つのネットワー
クプロトコルを選択するためのプロトコル選択手順をさ
らに実行させ、転送手順は、前記プロトコル選択手順に
より選択されたプロトコルに従って、印刷用データをネ
ットワーク上に転送することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態を示す。これ
はスキャナ部2070とプリンタ部2095を有する情
報処理機器1001の例であり、その外観を図2に示
す。
【0018】[画像入出力部]図2を説明する。画像入
力デバイスであるスキャナ部2070は、操作部201
2(図1)からの読み取り起動指示に応答して、トレイ
2073上にセットされた原稿用紙を、フィーダ207
2により1枚ずつフィードし、フィードされた原稿用紙
を照明し、図示しないCCD(charge coupled device
)ラインセンサにより走査し、ラスタイメージデータ
2071として電気信号に変換するものである。
【0019】画像出力デバイスであるプリンタ部209
5は、スキャナ部2070からのラスタイメージデータ
に基づき用紙上に画像をプリントするものである。プリ
ント終了した用紙は排紙トレイ2111上に排出され
る。
【0020】プリント方式としては、感光体ドラムや感
光体ベルトを用いた電子写真方式と、微少ノズルアレイ
からインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するイン
クジェット方式と、等々があるが、本実施の形態では、
どの方式を採用しても良い。プリンタ部2095の起動
は、CPU(central processing unit )2001(図
1)からの指示によって開始される。プリンタ部209
5は異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択でき
るように、複数の給紙段を持っており、それら給紙段に
対応した用紙カセット2101、2102、2103、
2104が設けてある。
【0021】図1を説明する。図1において、207
0、2095は図2と同一部分示す。2000はコント
ローラユニットであって、LAN(local area networ
k)2011や公衆回線(WAN; wide area network
)2051に直接接続してあり、画像情報やデバイス
情報の入出力を行うものであり、CPU2001と、R
AM(random access memory)2002と、操作I/F
(interface )2006と、ネットワーク2010と、
モデム2050と、ROM(read only memory)200
3と、ハードディスクドライブ(HDD)2004と、
イメージバスI/F2005とが、システムバス200
7を介して相互接続してあり、イメージバスI/F20
05と、ラスタイメージプロセッサ(RIP)2060
と、デバイスI/F2020と、スキャナ画像処理部2
080と、プリンタ画像処理部2090と、画像回転部
2030と、画像圧縮部2040とが、画像バス200
8を介して相互接続してある。
【0022】RAM2002はCPU2001のための
システムワークメモリであって、画像データを一時記億
するためのものである。操作部I/F2006は操作部
2012とのインタフェース部であり、操作部2012
に表示する画像データを操作部2012に対して出力
し、本システム使用者が操作部2012から入力した情
報を、CPU2001に供給するものである。ネットワ
ーク2010はLAN2011に接続して、情報の入出
力を行うものである。モデム2050は公衆回線205
1に接続して、情報の入出力を行うものである。ROM
2003はシステムのブートプログラムがストアしてあ
る。ハードデイスクドライブ2004はシステムソフト
ウェアと画像データを格納するためのものである。
【0023】イメージバスI/F2005はデータ構造
を変換するブリッジであって、システムバス2007
と、画像データを高速で転送する画像バス2008を接
続するものである。画像バス2008は、PCI(peri
pheral component interconnect )バスまたはIEEE
(institute of electrical and electronics engineer
s )1394で構成されている。
【0024】ラスタイメージプロセッサ(RIP)20
60はPDL(page description language )コードを
ビットマップイメージに展開するものである。デバイス
I/F部2020はスキャナ部2070やプリンタ部2
095と、コントローラユニット2000とを接続し、
画像データの同期系/非同期系の変換を行うものであ
る。スキャナ画像処理部2080は入力画像データに対
し補正、加工、編集を行うものである。プリンタ画像処
理部2090はプリント出力画像データに対して、プリ
ンタの補正、解像度変換等を行うものである。画像回転
部2030は画像データの回転を行うものである。画像
圧縮部2040は多値画像データをJPEG(joint ph
otographic experts group)の圧縮伸張処理を行い、2
値画像データをJBIG(joint bi-level image exper
ts group),MMR(modified modified READ),MH
(modified Huffman)の圧縮伸張処理を行うものであ
る。
【0025】CPU2001はROM2003にストア
されている制御プログラムに従ってコントローラユニッ
ト2000の各部を制御するものである。
【0026】[操作部2012]図3は図1に示す操作
部2012の正面図である。操作部2012の中央部に
は、システムの操作画面を表示するLCD(liquid cry
stal display)表示部2013が配置してあり、このL
CD表示部2013上には、タッチパネルシートが貼っ
てある。LCD表示部2013に表示されたキーが操作
されると、操作されたキーの位置情報がCPU2001
に供給されるようになっている。操作部2012の右下
部には、原稿画像の読み取り動作を開始させるためのス
タートキー2014が配置してある。スタートキー20
14の中央部には、緑と赤の2色のLED(light emit
ting diode)2018が設けてあり、このLED201
8の点灯色により、スタートキー2014が使用可能か
否かを表すようになっている。このスタートキー201
4の近傍には、稼働中の動作を止めるためのストップキ
ー2015が配置してある。操作部2012の右上部に
は、使用者のユーザIDを入力するためのIDキー20
16が配置してあり、このIDキー2016の下方に
は、操作部2012からの設定を初期化するためのリセ
ットキー2017が配置してある。
【0027】[スキャナ画像処理部2080]図4は図
1に示したスキャナ画像処理部2080の構成を示す。
画像バスI/Fコントローラ2081は画像バス200
8と接続し、画像バスアクセスシーケンスを制御すると
ともに、スキャナ画像処理部2080内の各部を制御
し、タイミングを発生させるものである。フィルタ20
82は空間フィルタによりコンボリューション演算を行
うものである。編集部2083は、例えば、入力画像デ
ータから、マーカペンで囲まれた閉領域を認識して、そ
の閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネ
ガポジ反転等の画像加工処理を行うものである。変倍処
理部2084は読み取り画像の解像度を変える場合に、
ラスタイメージの主走査方向について補間演算を行い、
拡大、縮小を行うものである。編集部2083による副
走査方向の変倍は、図示しない画像読み取りラインセン
サを走査する速度を変えることにより行う。テーブル変
換部2085は読み取った輝度データである画像データ
を濃度データに変換するものである。2値化処理部20
86は多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処
理やスクリーン処理によって2値化するものである。2
値化処理が終了した画像データは、再び、画像バスコン
トローラ2081を介して、画像バス2008上に転送
される。
【0028】[プリンタ画像処理部2090]図5は図
1に示したプリンタ画像処理部2090の構成を示す。
画像バスI/Fコントローラ2091は画像バス200
8と接続してあり、画像バスアクセスシーケンスを制御
するとともに、スキャナ画像処理部2090内の各部を
制御し、タイミングを発生させるものである。解像度変
換部2092はネットワーク2011または公衆回線2
051から来た画像データを、プリンタ部2095の解
像度に変換するものである。スムージング処理部209
3は解像度変換部2092により解像度変換された後の
画像データのシャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる
画像のがさつき)を滑らかにする処理を行うものであ
る。
【0029】[画像圧縮部2040]図6は図1に示し
た画像圧縮部2040の構成を示す。画像バスI/Fコ
ントローラ2041は画像バス2008と接続してあ
り、画像バスアクセスシーケンスを制御するとともに、
入力バッファ2042および出力バッファ2045との
データのやりとりを行うためのタイミングを制御し、画
像圧縮部2043に対するモード設定等の制御を行うも
のである。
【0030】次に、画像圧縮部2040の処理手順を説
明する。CPU2001から画像バス2008を介して
画像バスI/Fコントローラ2041に、画像圧縮制御
のための設定を行うと、画像バスI/Fコントローラ2
041は画像圧縮部2043に対して画像圧縮に必要な
設定、例えば、MMR圧縮、JBIG伸長等の設定を行
う。その後、再度、CPU2001により画像バスI/
Fコントローラ204Iに対して、画像データ転送の許
可を行うと、この画像データ転送許可に従って、画像バ
スI/Fコントローラ2041はROM2002か、あ
るいは、画像バス2008上の各デバイスから、画像デ
ータの転送を開始する。
【0031】受け取った画像データは入力バッファ20
42に一時格納され、入力バッファ2042に格納され
た画像データは、画像圧縮部2043の画像データ要求
に応じて、一定のレートで転送される。この画像データ
の転送に際して、画像バスI/Fコントローラ2041
と画像圧縮部2043との間で画像データを転送できる
かどうかが、入力バッファ2042により判断される。
そして、画像バス2008からの画像データの読み込み
と、画像圧縮部2043への画像の書き込みとが、不可
能である場合は、データの転送を行わないような制御を
行う(以下、このような制御をハンドシェークとい
う)。
【0032】画像圧縮部2043は画像データを受け取
ると、受け取った画像データを、一旦、RAM2044
に格納する。これは、画像圧縮を行う際には、行う画像
圧縮処理の種類によって、数ライン分のデータを要する
からであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数
ライン分の画像データを用意してからでないと、画像圧
縮が行えないからである。画像圧縮された画像データ
は、直ちに、出力バッファ2045に送られ、出力バッ
ファ2045は画像バスI/Fコントローラ2041と
画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像デ
ータを画像バスI/Fコントローラ2041に転送す
る。
【0033】画像バスI/Fコントローラ2041で
は、転送された圧縮(または、伸長)された画像データ
をRAM2002(図1)または画像バス2008上の
各デバイスに転送する。
【0034】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで、例えば、必要なぺージ数
の処理が終わったときか、あるいは、例えば、圧縮およ
び伸長時にエラーが発生した時等に、画像圧縮部204
3から停止要求が出るまで繰り返される。
【0035】[画像回転部2030]図7は図1に示し
た画像回転部2030の構成を示す。画像バスI/Fコ
ントローラ2031は画像バス2008に接続してあ
り、画像バスシーケンスを制御するとともに、画像回転
処理部2032にモード等を設定し、画像回転処理部2
032に画像データを転送するためのタイミングの御御
を行う。
【0036】次に、画像回転部2030の処理手順を説
明する。CPU2001により画像バス2008を介し
て画像バスI/Fコントローラ2031に、画像回転制
御のための設定が行なわれると、画像バスI/Fコント
ローラ2041は画像回転処理部2032に対して、画
像回転に必要な設定、例えば、画像サイズや回転方向、
角度等の設定を行う。その後、再度、CPU2001に
より画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像
データ転送が許可されると、画像バスI/Fコントロー
ラ2031はRAM2002か、あるいは、画像バス2
008上の各デバイスから画像データの転送を開始す
る。なお、画像データのサイズを32bitとし、回転
を行う画像サイズを32×32(bit)とする。ま
た、画像バス2008上に画像データを転送する際に、
32bitを単位とする画像転送を行うものとする。扱
う画像は2値画像であるものとする。
【0037】32×32(bit)の画像を得るには、
図8に示すように、単位データ転送を32回行う必要が
あり、不連続なアドレスから画像データを転送する必要
がある。不連続アドレシングで転送された画像データ
は、読み出し時に所望の角度に回転されるように、RA
M2033に書き込まれる。例えば、最初に転送された
32bitの画像データを、図9に示すY方向に書き込
み、図9に示すX方向に読み出すと、画像は反時計方向
に90度回転されることになる。そして、32×32
(bit)の画像回転、すなわち、RAM2033への
書き込みが完了すると、画像回転処理部2032によ
り、RAM2033の画像データが上述した読み出し方
法で読み出され、読み出された画像データは画像バスI
/Fコントローラ2031に転送される。
【0038】回転処理された画像データを受け取った画
像バスI/Fコントローラ2031は、画像データを、
連続アドレッシングで、RAM2002(図1)か、画
像バス2008上の各デバイスに転送する。
【0039】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで、例えば、必要なぺージ数
の処理が終わるまで、繰り返される。
【0040】[デバイス1/F部2020]図10は図
1に示したデバイスI/F部2020の構成を示す。画
像バスI/Fコントローラ2021は画像バス2008
と接続してあり、画像バスアクセスシーケンスを制御す
るとともに、デバイスI/F部2020内の各部を制御
し、タイミングを発生させ、外部のスキャナ部2070
(図1)およびプリンタ部2095(図1)への制御信
号を発生させるものである。スキャンバッファ2022
はスキャナ部2070から送られてくる画像データを一
時保存し、保存された画像データを画像バス2008に
同期させて出力するものである。
【0041】シリアルパラレル/パラレルシリアル変換
部2023は、スキャンバッファ2022に保存された
画像データを順番に並べるか、あるいは、分解して、画
像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変
換するものである。パラレルシリアル/シリアルパラレ
ル変換部2024は画像バス2008から転送された画
像データを分解するか、あるいは、順番に並べて、プリ
ントバッファ2025に保存できる画像データのデータ
幅に変換するものである。プリントバッファ2025は
画像バス2008から送られてくる画像データを一時保
存し、保存された画像データをプリンタ部2070に同
期させて出力するものである。
【0042】次に、画像スキャン時の処理手順を説明す
る。スキャナ部2070から送られてくる画像データ
を、スキャナ部2070から送られてくるタイミング信
号に同期させてスキャンバッファ2022に保存してい
き、画像バス2008がPCIバスの場合には、スキャ
ンバッファ2022に画像データが32ビット以上入る
度に、スキャンバッファ2022から32ビット分の画
像データを先入れ先出しで、シリアルパラレル/パラレ
ルシリアル変換部2023に送る。シリアルパラレル/
パラレルシリアル変換部2023に送られた画像データ
は、32ビットのパラレル画像データに変換され、画像
バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス20
08上に転送される。
【0043】一方、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、スキャンバッファ2022の画像データ
は、先入れ先出しでシリアルパラレル/パラレルシリア
ル変換部2023に送られ、シリアル画像データに変換
され、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画
像バス2008上に転送される。
【0044】次に、画像プリント時の処理手順を説明す
る。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バ
ス2008から画像バスI/Fコントローラ2021に
より受け取られた32ビットのパラレル画像データは、
画像バスI/Fコントローラ2021によりパラレルシ
リアル/シリアルパラレル変換部2024に送られ、パ
ラレルシリアル/シリアルパラレル変換部2024によ
り、プリンタ部2070の入力データビット数の画像デ
ータに分解され、分解された画像データはプリントバッ
ファ2025に保存される。
【0045】一方、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、画像バス2008から画像バスI/Fコ
ントローラ2021により受け取られたシリアル画像デ
ータは、パラレルシリアル/シリアルパラレル変換部2
024に送られ、プリンタ部2070の入力データビッ
ト数の画像データに変換され、プリントバッファ202
5に保存される。そして、プリントバッファ2025に
保存された画像データは、プリンタ部2070から送ら
れてくるタイミング信号に同期して、先入れ先出しで、
プリンタ部2070に送られる。
【0046】[システム全体]次に、図11を説明す
る。情報処理機器1001は、データベースサーバ10
02と、データベースクライアント1003と、電子メ
ールクライアント1005と、電子メールサーバ100
4と、WWWクライアント1006と、DNS(domain
name system)サーバ1007と、プリンタ1040と
ともに、LAN(local area network)1010が構成
されている。
【0047】情報処理機器1001はPSTN(public
switched telephone network )またはISDN(inte
grated service digital network)1030を介してフ
ァクシミリ(FAX)装置1031と接続されている。
情報処理機器1001と同一構成を有する情報処理機器
1023は、インタネット/イントラネット1012に
接続されている。
【0048】インタネット/イントラネット1012に
は、データベースサーバ1021と、WWWサーバ10
22と、電子メールサーバ1023が接続されている。
インタネット/イントラネット1012とLAN101
0はルータ1011を介して接続してある。
【0049】データベースサーバ1002は情報処理機
器1001により読み込まれた2値画像および多値画像
をデータベースとして管理するものである。データベー
スクライアント1003はデータベースサーバ1002
のクライアントであって、データベースサーバ1002
に保存されている画像データの閲覧、検索等を行うこと
ができる。電子メールサーバ1004は情報処理機器1
001により読み取られた画像を電子メールの添付とし
て受け取ることができるようになっている。電子メール
クライアント1005は電子メールサーバ1004によ
り受け取られたメールを受信し閲覧したり、電子メール
を送信したりするものである。WWWサーバ1006は
HTML(hyper text markup language)文書をLAN
1010に提供するものである。WWWサーバ1006
により提供されるHTML文書は、情報処理機器100
1によりプリントアウトすることができる。プリンタ1
040は情報処理機器1001により読み取られた画像
をプリントアウト可能なように構成されている。
【0050】情報処理機器1001は、スキャナ部20
70から読み込んだ画像をLAN1010に流したり、
LAN1010から受信した画像をプリンタ部2095
によりプリントアウトすることもできる。また、スキャ
ナ部2070から読み込んだ画像を図示しないFAX送
信手段により、PSTNまたはISDN1030に送信
したり、PSTNまたはISDN1030から受信され
た画像を、プリンタ部2095によりプリントアウトす
ることもできる。
【0051】[ソフトウェア]次に、図12を説明す
る。図12において、1501はUI(user interfac
e)であり、オペレータが情報処理機器1001の各種
操作、設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールで
ある。UI1501はオペレータの操作に従い、後述す
る各種モジュールに入力情報を転送し、処理の依頼また
はデータの設定等を行う。
【0052】1502はアドレスブックであり、データ
の送付先、通信先等を管理するデータベースモジュール
である。アドレスブックの内容は、UI1501からの
操作により真データの追加、削除、取得が行われ、オペ
レータの操作により後述する各モジュールにデータの送
付、通信先情報を与えるものとして使用されるものであ
る。1503はWebサーバモジュールであり、図示し
ないWebクライアントからの要求により、情報処理機
器1001の管理情報を通知するために使用される。管
理情報は、後述するControlAPI(application program
interface )1518を介して読み取られ、後述するH
TTP1512、TCP(transmissioncontrol protoc
ol )/IP(internet protocol )1516、ネット
ワークドライバ1517を介してWebクライアントに
通知される。1504は同報配信モジュール、すなわ
ち、データの配信を司るモジュールであり、UI150
1によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示
された通信(出力)先に配布するものである。また、オ
ペレータにより、情報処理機器1001のスキャナ部2
070を使用し配布データの生成が指示された場合は、
後述するControlAPI1518を介して機器を動作させ、
データの生成を行う。
【0053】1505は同報配信モジュール1504内
で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュ
ールである。1506は同報配信モジュール1504内
で通信先にE-mailアドレスが指定された際に実行される
モジュールである。
【0054】1507は同報配信モジュール1504内
で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモ
ジュールである。1508は同報配信モジュール150
4内で出力先に情報処理機器と同様の複合機が指定され
た際に実行されるモジュールである。1509はリモー
トコピースキャンモジュールであり、情報処理機器10
01のスキャナ部2070を使用し、ネットワーク等で
接続された他の情報処理機器、例えば、情報処理機器1
023を出力先とし、情報処理機器1001単体で実現
しているコピー機能と同等の処理を行うモジュールであ
る。
【0055】1510はリモートコピープリントモジュ
ールであり、情報処理機器1001のプリンタ部209
5を使用し、ネットワーク等で接続された他の情報処理
機器、例えば、情報処理機器1023を入力先とし、情
報処理機器1001単体で実現しているCopy機能と
同等の処理を行うモジュールである。1511はWeb
プルプリントインターネットまたはイントラネット10
12上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷する
モジュールである。1512は情報処理機器1001が
HTTPにより通信する際に使用されるモジュールであ
り、後述するTCP/IP1516モジュールによりW
ebサーバ1503と、Webプルプリント1511モ
ジュールに通信を提供するものである。
【0056】1513は1prモジュールであり、後述
するTCP/IP1516モジュールにより同報配信モ
ジュール1504内のプリンタモジュール1505に通
信を提供するものである。
【0057】1514はSMTP(simple mail transf
er protocol )モジュールであり、後述するTCP/I
P1516モジュールにより同報配信モジュール150
4内のE-mailモジュール1506に通信を提供するもの
である。1515はSLM(Salutation-Manager)モジ
ュールであり、後述するTCP/IPモジュール151
6により同報配信モジュール1504内のデータベース
モジュール1517と、DP(data processing )モジ
ュール1518と、リモートコピースキャン1509モ
ジュールと、リモートコピープリント1510モジュー
ルに通信を提供するものである。1516はTCP/I
P通信モジュールであり、前述の各種モジュールに、後
述するネットワークドライバによりネットワーク通信を
提供するものである。
【0058】1517はネットワークドライバであり、
ネットワークに物理的に接続される部分を制御するもの
である。1518はコントロールAPIであり、同報配
信モジュール1504等の上流モジュールに対し、後述
するジョブマネージャ1519等の下流モジュールとの
インターフェイスを提供するものであり、上流および下
流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性
を高めるものである。1519はジョブマネージャであ
り、前述の各種モジュールよりControlAPI1518を介
して指示される処理を解釈し、後述する各モジュールに
指示を与えるものである。また、ジョブマネージャ15
19は情報処理機器1001内で実行されるハード的な
処理を一元管理するものである。
【0059】1520はCODECマネージャであり、
ジョブマネージャ1519が指示する処理の中でデータ
の各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。152
1はFBE(first binary encoding )エンコーダであ
り、ジョブマネージャ1519と、スキャンマネージャ
1524により実行されるスキャン処理により読み込ま
れたデータをFBEフォーマットで圧縮するものであ
る。1522はJPEG−CODECであり、ジョブマ
ネージャ1519と、スキャンマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理と、プリントマネージャ15
26により実行される印刷処理において、読み込まれた
データのJPEG圧縮および印刷データのJPEG展開
処理を行うものである。1523はMMR−CODEC
であり、ジョブマネージャ1519とスキャンマネージ
ャ1524により実行されるスキヤン処理と、プリント
マネージャ1526により実行される印刷処理におい
て、読み込まれたデータのMMR圧縮および印刷データ
のMMR伸長処理を行うものである。
【0060】1524はスキャンマネージャであり、ジ
ョブマネージャ1519が指示するスキャン処理を管理
・倒御するものである。1525はSCSI(small co
mputer system interface )ドライバであり、スキャン
マネージャ1524と情報処理機器1001が内部的に
接続しているスキャナ部との通信を行うものである。1
526はプリントマネージャであり、ジョブマネージャ
1519により指示される印刷処理を管理・制御するも
のである。1527はエンジンI/Fドライバであり、
プリントマネージャ1526と印刷部とのインタフェー
スを提供するものである。
【0061】1528はパラレルポートドライバであ
り、Webプルプリント1511がパラレルポートを介
して図しない出力機器にデータを出力する際のインタフ
ェースを提供するものである。
【0062】[アプリケーション]図13は配信に関す
る組み込みアプリケーションブロックを示す。図13の
左側に、本情報処理装置に実装されたアプリケーション
を示し、1501,1509,1504,1511,1
503は図12と同一部分を示す。図13の右側に、リ
モート画像形成装置を示し、リモート画像形成装置とし
ては、リモートプリント装置4300と、レーザビーム
プリンタ(LBP;laser beam printer)4350と、
リモートプリント装置4400と、Notes(登録商
標)サーバ4450と、オリジナルイメージDBサーバ
4500と、メールサーバ4550と、オリジナルイメ
ージDBサーバ4600と、Webサーバ4650があ
る。
【0063】リモートプリント装置4300は送信され
たデータをぺ一ジ単位でプリントする。
【0064】同報配信モジュール1504により、既存
のLBPの場合は、LBP4350へ、機器に依存する
画像データが送信される。機器に依存しないデータを扱
えるリモートプリント装置4400と、Notesサー
バ4450と、オリジナルイメージDBサーバ4500
と、メールサーバ4550へは、同報配信モジュール1
504が使用される。1回のスキャンで生成された2値
画像の圧縮データは、送付先に応じて、SLM,SMT
P(simple mail transfer protocol )プロトコルで送
信される。
【0065】オリジナルイメージDBサーバ4600は
上記とは異なる多値のJPEGしか扱えないため単独の
送信となる。
【0066】ユーザインタフェース(UI)1501 か
ら入力されたURL(uniform resource locator)を基
に、Webサーバ4650にアクセスし、そのホームペ
ージ情報を受け、HTMLドキュメントとして蓄積し、
ぺ一ジ単位で既存のポストスクリプトに変換し、得られ
たポストスクリプトに基づきプリントする。
【0067】LBP4350は同報配信モジュール15
04で送信されてきたイメージを受信し、プリントする
ものである。Notes(登録商標)サーバ4450は
公知のNotesサーバであって、同報配信モジュール
1504で送信されてきたイメージを受信し格納するも
のである。オリジナルイメージDBサーバ4500は同
報配信モジュール1504で送信されてきた2値のイメ
ージを受信し、格納するものである。メールサーバ45
50は同報配信モジュール1504で送信されてきたイ
メージを受信し格納するものである。オリジナルイメー
ジDBサーバ4600は同報配信モジュール1504で
送信されてきた多値のイメージを受信し、格納するもの
である。Webサーバ4500はコンテンツを含んでい
る。Webブラウザ4700はWebサーバ等にアクセ
スすることができる。
【0068】[UIアプリケーション]UI1501 の
アドレスブック1502について説明する。アドレスブ
ック1502は情報処理機器1001内の不揮発性の記
憶装置(不揮発性メモリやハードディスク等)に保存し
てあり、このアドレスブック1502には、ネットワー
クに接続された機器の特徴、例えば、機器の正式名やエ
イリアス名、機器のネットワークアドレス、機器の処理
可能なネットワークプロトコル、機器の処理可能なドキ
ュメントフォーマット、機器の処理可能な圧縮タイプ、
機器の処理可能なイメージ解像度、プリンタ機器の場合
の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報、サーバ(コンピュ
ータ)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ
名が記載してある。
【0069】アドレスブック1502に記載された情報
に従って、後述する各アプリケーションは配信先の特徴
を判別することが可能となる。また、このアドレスブッ
ク1502は編集可能であり、ネットワーク内のサーバ
コンピュータ等に保存されているものをダウンロードし
て使用可能であり、直接参照可能である。
【0070】[リモートコピーアプリケーション150
9]リモートコピーアプリケーション1509は、配信
先に指定された機器の処理可能な解像度情報を、アドレ
スブック1502を参照して判別し、それに従い、スキ
ャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用
いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image Fil
e Format)化し、SLM4103に通して、ネットワー
ク上のプリンタ機器に送信するためのアプリケーション
である。
【0071】SLM4103とは、公知のサルテーショ
ン・マネージャ(または、スマートリンク・マネージ
ャ)と呼ばれる機器制御情報等を含んだネットワーク・
プロトコルの一種である。
【0072】[同報配信モジュール1504]同報配信
モジュール1504はリモートコピーアプリケーション
1509と違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画
像を送信することが可能である。配信先もプリンタ機器
にとどまらず、いわゆるサーバコンピュータにも、直
接、配信可能である。
【0073】次に、配信先に従って順に説明する。配信
先の機器が公知のネットワークプリンタ・プロトコルで
あるLPD(Line Printer Daemon )、プリンタ制御コ
マンドとして公知のLIPS(LBP image processing s
ystem )を処理可能とアドレスブック1502より判定
した場合、同様にアドレスブック1502より判別した
画像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は、
本実施の形態では、公知のFBE(First Binary Encod
ing )を用いて圧縮し、さらに、LIPSコード化し
て、公知のネットワークプリンタ・プロトコルであるL
PRで相手機器に送信する。
【0074】配信先の機器がSLMで通信可能であっ
て、サーバ機器の場合、アドレスブック1502を参照
して、サーバアドレス、サーバ内のフォルダの指定を判
別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、スキ
ャナにより読みとった2値画像を、公知のビット圧縮を
用いて圧縮し、得られた画像を公知のTIFF(Tagged
Image File Format)化し、SLMを通して、ネットワ
ーク上のサーバ機器の特定のフォルダに格納することが
可能である。
【0075】また、本実施の形態の機器では、相手機器
であるサーバが公知のJPEG圧縮された多値画像を処
理可能と判別した場合、2値画像と同様に多値読み取り
した画像を、公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知
のJFIF(JPEG file interchange format)化し、S
LMを通して、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフ
ォルダに格納することが可能である。
【0076】配信先の機器が公知のE-Mailサーバである
場合は、アドレスブック1502に記載されたメールア
ドレスを判別し、スキャナにより読みとった2値画像を
公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIF
F化し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protc
ol)を使用して、E-mailサーバに送信する。その後の配
信は、メールサーバ4550に従って実行される。
【0077】[Webプルプリント・アプリケーショ
ン]まず、外部クライアント上で動作するプリントユー
ティリティを使用したWebプルプリント要求方法につ
いて説明する。ユーザはこのプリントユーティリティを
用いて、Webプルプリントに関する各種設定を行い、
後述するパケットを使用してその設定内容を情報処理機
器1001に送信することができる。一方、このパケッ
トを受信した情報処理機器1001は、パケットの内容
を解析し、その指示内容に従ってWebプルプリント動
作を開始する。また、情報処理機器1001は、プリン
トユーティリティから受けた複数のWebプルプリント
要求をジョブという形でスプールするアプリケーション
を有する。プリントユーティリティは後述するパケット
を使用して情報処理機器1001と通信を行い、内部に
スプールされているジョブに関する情報を取得したり、
特定のジョブを削除したりすることができる。このスプ
ーリングはWebプルプリント・アプリケーションによ
って行われる。
【0078】次に、ユーザがプリントユーティリティを
用いて設定できる項目を説明する。これら項目として
は、次の(1)〜(40)の項目がある。
【0079】(1)「印刷文書タイトル」 印刷結果のヘッダ部分に印字する文書タイトル。ユーザ
が編集することも可能。
【0080】(2)「URL」 印刷したいホームページが格納されたWWWサーバのド
メイン名と、取得するHTML形式のデータのファイル
名を指定する。
【0081】(3)「プリンタアドレス」 Webプルプリント要求を送る情報処理機器1001の
ネットワークアドレス。
【0082】(4)「ユーザ名」 任意のユーザ名を入力できる。情報処理機器1001は
このユーザ名からWebプルプリント要求の送り主を特
定する。
【0083】(5)「オプションファイル」 本プリントユーティリティにて設定した全ての内容が保
存されたファイル。ユーザごとのオプションファイルを
予め作成しておき、本設定項目にて何れかのファイルを
指定することにより全ての設定項目に対して一括して設
定を行うことが可能。
【0084】(6)「リンクレベル」 情報処理機器1001では、印刷指定したホームページ
にハイパーリンクが設定されていた場合、そのリンクを
辿ってリンク先のホームページも印刷することができ
る。この際、何階層までリンクを辿るかを本項目にて指
定する。
【0085】(7)「最大印刷ページ数」 印刷するホームページが複数ページに跨がる際に、印刷
するページ数の上限値。
【0086】(8)「最大印刷ページ数を超えて印刷」 印刷する1つのホームページが複数ページに跨がり、し
かも、途中のページが上記(7)の「最大印刷ページ
数」に当たる場合、そのホームページの最後まで印刷す
るか否かを指定する。
【0087】(9)「他サイトの印刷」 上記(6)の「リンクレベル」の指定が1以上で、しか
もリンク先が他のサイトであった場合に、そのリンク先
も印刷するか否かを指定する。
【0088】(10)「リンクマップの印刷」 情報処理機器1001では1リンクを辿ってホームペー
ジを印刷した場合のリンク関係を表すリンクマップを作
成/印刷することができる。このリンクマップをホーム
ページの印刷の最終ページとして印刷するか否かを指定
する。
【0089】(11)「ページ番号の印刷」 印刷結果のフッタ部分にページ番号を印刷するか否かを
指定する。
【0090】(12)「日付の印刷」 印刷結果のフッタ部分に印刷実行日付を印刷するか否か
を指定する。
【0091】(13)「URLの印刷」 印刷結果のフッタ部分にURLを印刷するか否かを指定
する。
【0092】(14)「文書タイトルの印刷」 上記(1)の「文書タイトル」を印刷結果のヘッダ部分
に印刷するか否かを指定する。
【0093】(15)「印刷するヘッダの内容」 印刷結果のヘッダ部分に印刷する任意の文宇列。
【0094】(16)「印刷するヘッダの位置」 上記(15)の「印刷するヘッダの内容」にて指定した
文宇列を印刷する位置。
【0095】(17)「バックグラウンドの印刷」 ホームページ内でバックグラウンド描画用の画像が指定
されていた場合、その画像を印刷するか否かを指定す
る。ホームページのバックグラウンドカラーが黒等で設
定されていた場合、カラーディスプレイ上で表示する場
合は問題なくても、白黒プリンタで印刷すると、テキス
ト部分もバックグラウンドも黒くなりテキストが判断で
きなくなることを防ぐための設定である。
【0096】(18)「<H>タグヘの番号付け」 ホームページ内の見出し文の先頭に見出し番号を付加す
る否かを指定する。
【0097】(19)「リンク文書を先に印刷」 2以上のリンクレベルが指定された際、読み出したリン
クの順番に印刷するか、または同一リンクレベルを先に
印刷するかを指定する。
【0098】(20)「拡大率/縮小率」 ホームページを拡大/縮小して印刷する際の拡大率/縮
小率。
【0099】(21)「ページ境界時の縮小率」 情報処理機器1001では、ホームページ上の画像がペ
ージ境界にかかる場合、ページ内に収まるように画像を
縮小して印刷することができる。この際の縮小率を指定
する。
【0100】(22)「フォント名」 HTMLテキストデータを印刷する際に使用するフォン
ト。
【0101】(23)「フォントサイズ」 ホームページ内の見出し文字列を印刷する際に使用する
フォントサイズ。
【0102】(24)「フォントの太さ」 ホームページ内の見出し文字列を印刷する際に使用する
フォントの太さ。
【0103】(25)「スタイルシートの使用」 次の(26)の「スタイルシート名」にて指定したファ
イルを使用するか否かを指定する。
【0104】(26)「スタイルシート名」 上記(22)の「フォント名」、上記(23)の「フォ
ントサイズ」、上記(24)の「フォントの太さ」の設
定内容を格納したファイル(スタイルシート)が予め存
在する場合、そのファイル名を指定する。これにより、
ユーザは個々の項目を設定することなく、これらフォン
トに関する設定を行うことが可能。
【0105】(27)「印刷用紙サイズ」 印刷する際に使用する用紙のサイズ。
【0106】(28)「印刷用紙方向」 印刷する際の用紙の方向としてPortraitとLandscape の
何れかを指定する。
【0107】(29)「左/右/上/下マージン」 印刷する際の用紙端からのマージン。
【0108】(30)「印刷部数」 本項目を設定することで複数部の印刷が可能。
【0109】(31)「ソータ」 情報処理機器1101に接続されているソータの動作モ
ードを指定する。動作モードには、ノーマルソートと、
ステープルソートと、グループソートがあり、ノーマル
ソートを選択すると複数部数の印刷物をソータのビンご
とに1部ずつ仕分けして排出する。ステープルソートが
選択された場合、ソートされた印刷物がホチキス留めさ
れるように設定される。グループソートが選択された場
合は、複数部数の原稿を、同1ページの印刷物は同一ビ
ンに排出されるように設定される。
【0110】(32)「解像度」 印刷解像度。
【0111】(33)「両面印刷」 両面印刷を行うか否かの指定。
【0112】(34)「スケジュール印刷設定」 情報処理機器1001では、指定された時刻に、Web
プルプリント動作を開始したり、ユーザからのWebプ
ルプリント要求を定期的に繰り返したりすることがで
き、これらの機能をスケジュールと呼んでいる。具体的
には、即時実行モード/時刻指定モード/定期巡回モー
ド(曜日指定/日付指定/間隔指定)があり、本項目で
はこれらの中の何れかのモードを指定する。
【0113】(35)「曜日指定」 上記(34)の「スケジュール印刷設定」にて定期巡回
モード(曜日指定)が指定された場合に、実行する曜日
を指定する。
【0114】(36)「日付指定」 上記(34)の「スケジュール印刷設定」にて時刻指定
モード/定期巡回モード(日付/間隔指定)が指定され
た場合に、実行開始する日付を指定する。
【0115】(37)「時刻指定」 上記(34)の「スケジュール印刷設定」にて時刻指定
モード/定期巡回モードが指定された場合に、実行開始
する時刻を指定する。
【0116】(38)「間隔指定」 定期巡回モード(間隔指定)が指定された場合に、実行
時間間隔を日にちと時間で指定する。
【0117】(39)「更新文書のみ印刷」 定期巡回モードで実行する際、前回の印刷時以降に更新
されたホームページのみを印刷するか否かを指定する。
【0118】(40)「エラー処理」 情報処理機器1001における紙詰まり、トナーなし等
のエラーにより印刷が不可能な場合の指示として、WW
Wサーバから得られた画像を転送するかしないか、転送
する場合の手段を設定する。
【0119】[操作画面]図14〜図21はプリントユ
ーティリティの操作画面である。WWWクライアント1
006(図11)上でプリントユーテイリテイが起動さ
れると、まず、図14の操作画面が表示される。前述の
設定項目(6)〜(38)の設定を行う場合、本操作画
面上のPrintSetupボタンを押下することにより、図15
の操作画面(HTML Print Potion ウィンドウ)が新
たに表示される。
【0120】さらに、この操作画面上部のタグを押下す
ると、図16〜図18の操作画面へ移動することができ
る。図16はクライアントの操作画面(HTML Print
Styleウィンドウ)の一例を示す図であり、図17はク
ライアントの操作画面(PostScript Option ウィンド
ウ)の一例を示す図であり、図18はクライアントの操
作画面(Scheduleウィンドウ)の一例を示す図である。
【0121】また、図15〜図18の操作画面にて、0
K/Cancelボタンを押下することにより、図14の操作
画面へ戻ることができる。
【0122】また、図14の操作画面右上のBookmarkボ
タンを押下することにより、図19のブックマーク画面
が新たに表示される。ブックマークとは、ホームページ
のURLとそのタイトルをリストにしたもので、既に登
録されたブックマークが存在する場合、本画面上にその
リストの内容が表示される。リスト内からURLを指定
する場合は、目的のURLを選択して反転表示させた状
熊で0Kボタンを押下することにより、図14の操作画
面上の1,2に選択したタイトルとURLが反映され
る。新たにタイトルとURLを追加する場合は、図14
の操作画面上の1,2で示す位置に、タイトルとURL
を入力した後、AddBookmark ボタンを押下することによ
り、上述したリストにそれらが追加される。
【0123】次に、図18の操作画面上での設定方法を
説明する。スケジュール設定を行う場合、ユーザは、ま
ず、EnableScheduleチェックボックス34をチェックす
る。初期設定時は、このチェックボックスはチェックさ
れていない状態になっており、この状態では、スケジュ
ールの設定は一切行えないようになっている。
【0124】チェックボックス34をチェックすると、
上記(34)〜(39)の各設定項目に対して設定を行
えるようになる。ついで、ユーサは上記(34)のOnce
/Weekly/Monthly /Repeatの何れかのモードを選択す
る。
【0125】Onceモードが選択された場合は、上記(3
6)と(37)の設定項目のみが設定可能状態になり。
ユーザはWebプルプリントの実行開始時刻(年/月/
日/時/分)を入力する。この指定により、情報処理機
器1001は指定された日時に1度だけWebプルプリ
ントを行う。
【0126】Weeklyモードが選択された場合は、上記
(35)と(37)の設定項目が設定可能状態になり、
ユーザはWebプルプリントの実行曜日と実行開始時刻
(時/分)を入力する。なお、実行曜日は同時に複数指
定することができる。この指定により、情報処理機器1
001は指定された曜日の指定された時刻に毎週繰り返
し、Webプルプリントを行う。
【0127】Monthly モードが選択された場合は、上記
(36)のDay と、上記(37)の設定項目が設定可能
状態になり、ユーザはWebプルプリントの実行日と実
行開始時刻(時/分)を入力する。この指定により、情
報処理機器1001は指定された日時に毎月繰り返しW
ebプルプリントを行う。
【0128】Repeatモードが選択された場合は、上記
(36)と上記(37)と上記(38)の設定項目が設
定可能状態になり、ユーザはWebプルプリントの実行
開始日と実行開始時刻(時/分)、実行間隔(日/時)
を入力する。この指定により、情報処理機器1001は
指定された実行開始日時から指定された実行間隔ごとに
繰り返しWebプルプリントを行う。
【0129】なお、Weekly/Monthly /Repeatモードが
選択された場合は、ModifiedOnlyチェックボックス39
(図18)はチェック可能な状態になる。
【0130】図20はクライアントの操作画面(Monito
r ウィンドウ)の一例を示す。
【0131】図21のエラー処理モードは、情報処理機
器1001で紙詰まり、紙なし、トナーなし等のエラー
が原因で、印刷が不可能になった場合、画像データをど
のように扱うかを指定する。具体的には、WWWクライ
アント1006(図11)へは、E-mail機能を使用して
の画像データ送信か、データベースサーバへの画像デー
タ送信か、他の情報処理機器への転送、印刷が選択でき
る。
【0132】Webプルプリント・アプリケーションは
上記指示を公知のLPRにより受信する。ジョブの実行
時、上記指示を解釈し、上記(2)で指示されたWWW
サーバからHTML形式のデータを取得する。1ページ
のデータを取得した後、HTMPからソフトウェアでPo
stScript形式への記述変換を行い、そのデータはRIP
2060を介してRAM2002上にビットマップ画像
として展開される。ビットマップ画像はデバイスI/F
を介してプリンタ2095へ出力される。
【0133】[Webサーバアプリケーション]Web
サーバアプリケーションは、本実施の形態と直接関係し
ないので、説明は省略する。
【0134】次に、図3に示す操作部2012の各画面
について説明する。
【0135】[操作画面]情報処理機器1001が提供
する機能は、Copy/Send/Retrieve/Tasks/Management/Co
nfiguration の6つの大きなカテゴリに分けることがで
き、これらの機能は操作画面3010上の上部に表示さ
れる6つのメインタブ(COPY/SEND/RETRIEVE/TASKS/MGM
T/CONFIG)3011〜3016に対応している。これら
のメインタブを押すことにより、各カテゴリの画面への
切り換えが行われる。他カテゴリへの切り換えが許可さ
れない場合は、メインタブの表示色が変わり、メインタ
ブを押しても反応しない。
【0136】Copyは自機が有するスキャナとプリンタを
使用して通常のドキュメント複写を行う機能と、自機が
有するスキャナとネットワークで接続されたプリンタと
を使用してドキュメントの複写を行う機能(リモートコ
ピー)を含む。
【0137】Sendは自機が有するスキャナに置かれたド
キュメントを、電子メールと、リモートプリンタと、フ
ァックスと、ファイル転送(FTP(file transfer pr
otocol))と、データベースに転送する機能であり、宛
先を複数指定することが可能である。
【0138】Retrieveは外部にあるドキュメントを取得
し、自機が有するプリンタで印刷する機能である。ドキ
ュメントの取得手段としてWWWと、電子メールと、フ
ァイル転送と、ファックスの使用が可能である。
【0139】Tasks はファックスやインターネットプリ
ントなどの外部から送られるドキュメントを自動処理
し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの生成、管理
を行う。
【0140】Managementはジョブ、アドレス帳、ブック
マーク、ドキュメント、アカウント情報などの管理を行
う。
【0141】Configuration では、自機に関しての設定
(ネットワーク、時計など)を行う。操作画面の一例と
してコピー画面を図22に示す。
【0142】[DeviceInformationService(DIS) ]コン
トローラ内でジョブに対する設定値、デバイス(スキャ
ナ、プリンタなど)の機能、ステータス、課金情報等を
Control API に準拠したデータ形態で保持するデータベ
ースと、そのデータベースとのI/FをDIS(device
information service)として定義している。
【0143】図23に、DIS7102と、JobManager
7101と、ScanManager 7103と、PrintManager7
104とのやり取りを示す。基本的に、ジョブの開始命
令などの動的な情報は、JobManager7101から各Docu
mentManager に直接指示され、デバイスの機能やジョブ
の内容などの静的な情報はDIS7102を参照する。
各DocumentManager からの静的、動的情報、イベントは
DIS7102を介してJobManager7101に伝えられ
る。各DocumentManager からDIS7102のデータベ
ースにデータの設定、取得を行う場合、DIS7102
の内部データ形式がControl API 準拠であることから、
Control API に準拠したデータ形式と、各DocumentMana
ger が理解できるデータ形式との相互の変換処理を行
う。例えば、各DocumentManager からステータスデータ
の設定を行う場合、デバイス固有のデータを解釈し、Co
ntrol API で定義される対応するデータに変換し、DI
S7102のデータベースに書き込みを行う。JobManag
er7101からDIS7102のデータベースにデータ
の設定、取得を行う場合には、JobManager7101とD
IS7102の間でデータの変換は生じない。また、D
IS7102には、DocumentManager から通知される各
種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行わ
れる。
【0144】次に、図24を参照して、DIS7102
内部に保持される各種データベース(以下、DBいう)
を説明する。図24に示す丸角長方形は個々のDBを表
している。図24において、7201はSupervisorDBで
あり、機器全体についてのステータスやユーザ情報を保
持しているDBであり、ユーザIDやパスワード等、パ
ックアッブが必要な惰報はHD装置、あるいはバックア
ップメモリなどの不揮発性の記憶装置に保持される。
【0145】7202はScanComponentDB であり、72
03はPrintComponentDBであり、これらComponent は存
在する各Component に対応して保持される。例えば、プ
リンタのみからなる機器の場合は、PrintComponentDBの
みが存在し、例えば、FAXを備えた機器の場合は、FA
XComponentDBが保持される。各ComponentDB には初期化
時に、それぞれ対応するDocumentManager がComponent
の機能やステータスを設定する。
【0146】7204はScanJobServiceDBであり、72
05はPrintJobServiceDB であり、これらのJobService
DBもComponentDB と同様に、初期化時に、それぞれ対応
するDocumentManager が機器で使用できる機能や、それ
らのサポート状況を設定する。
【0147】次に、JobDB 、DocumentDBについて説明す
る。7206はScanJobDB であり、7207はPrintJob
DBの各JobDB であり、7208はScanDocumentDBであ
り、7209はPrintDocumentDB である。
【0148】JobDB,DocumentDBはジョブとそれに付随
するドキュメントが生成される度に、JobManagerにより
動的に確保、初期化が行われ、必要な項目の設定が行わ
れる。各DocumentManager はジョブの処理開始前にJobD
B およびDocumentDBから処理に必要な項目を読み出し、
ジョブを開始する。その後、ジョブが終了すると、これ
らのジョブと、これらジョブに付随していたドキュメン
トのDBは解放される。ジョブは1つ以上のドキュメン
トを持つので、あるジョブに対して複数のDocumentDBが
確保されることがある。
【0149】7210は各DocumentManager から通知さ
れるイベント情報を保持するデータベースであり、72
11は装置のスキャン回数とプリント回数を記録するた
めのカウンタテーブルである。
【0150】DocumentManager から通知されるイベント
には、ScanDocumentManager からのコンポーネントの状
態遷移と、スキャン処理動作完了や各種のエラーと、Pr
intDocumentManagerからのコンポーネントの状態遷移
と、プリント処理動作完了と、紙詰まりと、給紙カセッ
トオープンと、等々があり、それぞれのイベントを識別
するためのイベントIDが予め定められている。
【0151】DocumentManager からイベントが発行され
た場合、DIS7102はイベントデータベース721
1に発行されたイベントIDと、必要なら、該イベント
に付随する詳細データを登録する。また、DocumentMana
ger からイベントの解除が通知された場合、解除指定さ
れたイベントデータをイベントデータベース7211か
ら削除する。
【0152】JobManagerによりイベントのポーリングが
行われた場合、DIS7102はイベントデータベース
7210を参照し、現在発生しているイベント1Dと、
必要なら、イベントに付随する詳細データをJobManager
へ返信し、現在、イベントが発生していなければ、その
旨を返信する。また、スキャン処理動作完了、プリント
処理動作完了のイベントが通知された場合は、スキャ
ン、プリントを行ったユーザのカウンタ値を更新する。
【0153】このソフトウェアによるカウンタは、不慮
の電源遮断などで、その値が失われないように、その値
が更新される度に、バックアップされたメモリ装置やハ
ードディスク装置の不揮発性記憶装置に書き戻される。
【0154】[スキャン動作]図25を参照してスキャ
ン動作を説明する。CPU8101と、メモリ8102
と、CODEC8104と、IDEコントローラ810
8と、SCSIコントローラ8103がPCIバス81
05を介して相互に接続されている。SCSIコントロ
ーラ8103にスキャナ8107がSCSIインタフェ
ースケーブル8106で接続してあり、IDEコントロ
ーラ8108にIDEハードディスクがIDEインタフ
ェースケーブルで接続してある。スキャナ8107とし
ては、複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニット
でもよい。
【0155】図26はスキャン動作に関するソフトウェ
ア構造を示す。JobManager8201はアプリケーション
レベルの要求を分類、保存する機能を持つ。DIS82
02はアプリケーションレベルからのスキャン動作に必
要なパラメータを保存する。アプリケーションからの要
求はメモリ8102に保存される。スキャン動作管理部
8203はJobManager8201とDIS8202からス
キャンを行うのに必要な情報を取得する。スキャン動作
管理部8203はJobManager8201から、図27に示
すジョブ番号とドキュメント番号のテーブルデータを受
け取り、このテーブルデータに基づき、DIS8202
から、図28に示すスキャンパラメータを受け取る。こ
れにより、アプリケーションから要求されているスキャ
ン条件に基づいてスキャンを行う。
【0156】スキャン動作管理部8203はDIS82
02から取得したスキャンパラメータ(図28)をドキ
ュメント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に
渡す。図28のスキャンパラメータを受け取ったスキャ
ンシーケンス制御部8204は、図28に示すスキャン
画像属性内容に従って、SCSI制御部8207をコン
トロールする。これにより、PCIバス8105(図2
5)に接続されたSCSIコントローラ8103を動作
させ、SCSIケーブル8106を介してスキャナ81
07にSCSI制御コマンドを送ることによりスキャン
が実行される。
【0157】スキャンされた画像はSCSIケーブル8
106を介してSCSIコントローラ8103に渡り、
さらに、PCIバス8105を介してメモリ8102に
格納される。スキャンシーケンス制御部8204はスキ
ャンが終了し、PCIバス8105を介してメモリ81
02に画像が格納された時点で、図28のスキャンパラ
メータのスキャン画像圧縮形式の内容に従って、メモリ
8102に格納されているスキャン画像を圧縮するため
に、圧縮・伸長制御部8205に対して要求を出す。
【0158】要求を受け取った圧縮・伸長制御部820
5は、PCIバス8105に接続されているCODEC
8104を用いて、スキャンシーケンス制御部8204
からのスキャン画像圧縮形式8309の指定で圧縮を行
う。圧縮された画像は圧縮・伸長制御部8205により
PCIバス8105を介してメモリ8102に格納され
る。スキャンシーケンス制御部8204は圧縮・伸長制
御部8205がスキャン画像圧縮形式(図28)で指定
された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ8102に
格納した時点で、スキャンパラメータ(図28)の画像
ファイルタイプ8307に従って、メモリ8102に格
納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化す
る。
【0159】スキャンシーケンス制御部8204はファ
イルシステム8206に対して、スキャンパラメータ
(図28)の画像ファイルタイプ(図28)で指定され
たファイル形式でファイル化することを要求する。ファ
イルシステム8206はスキャンシーケンス制御部82
04からの画像ファイルタイプ(図28)に従って、メ
モリ8102に格納されている圧縮された画像をファイ
ル化し、PCIバス8105を介してIDEコントロー
ラ8108に転送し、IDEケーブル8109を介して
IDEハードディスク8110に転送することにより、
スキャンされた圧縮画像をファイル化する。
【0160】スキャンシーケンス制御部8204はファ
イルシステム8206(図26)がIDEハードディス
ク8110にファイル化された画像を格納した時点で、
スキャナ8107上の1枚の現行の処理が終了したとし
て、スキャン動作管理部8203(図26)にスキャン
終了通知を送り返す。
【0161】この時点で、スキャナ8107上に、まだ
スキヤンが行われていない原稿が存在し、JobManager8
201(図26)からスキャン要求が存在する場合に
は、再度、DIS8202に格納されているスキャンパ
ラメータ(図28)を用いて、スキャンシーケンス制御
部にスキャン動作を要求する。
【0162】一方、スキャナ8107上にスキャンされ
ていない原稿が存在しないか、あるいは、JobManager8
201からのスキャン要求が存在しない場合には、スキ
ャン動作が終了したものとして、JobManager8201に
対してスキャン終了通知を発行する。
【0163】[プリント動作]図29を参照してプリン
ト動作を説明する。エンジンI/F9003は、内部
に、DPRAMを持ち、このDPRAMを介してプリン
タヘのパラメータ設定と、プリンタの状態読み出しと、
プリントの制御コマンドのやりとりを行う。また、エン
ジンI/F9003はビデオコントローラを持ち、この
ビデオコントローラにより、プリンタからエンジンI/
Fケーブル9006を介して与えられるVCLK(Vide
oClock)とHSYNCに合わせて、PCIバス9005
上に展開されているイメージデータが、エンジンI/F
ケーブル9006を介してプリンタに送信される。この
送信のタイミングは図30に示すようになる。
【0164】VCLKは常に供給され、HSYNCは、
プリンタの1ラインの開始に同期して、与えられる。ビ
デオコントローラは設定された画像幅(WIDTH )分のデ
ータを、設定されたPCIバス9005上のメモリ(SO
URCE)から読み出して、Video 信号としてエンジンI/
Fケーブル9006に出力する。
【0165】これを指定ライン分(LINES )繰り返した
後、IMAGE END 割り込みを発生する。既に説明したとお
り、CPU9001上のアプリケーションプログラムか
らControlAPIにプリントジョブの指示が渡されると、Co
ntrolAPIはこのプリントジョブの指示をコントローラレ
ベルのJobManagerにジョブとして渡す。
【0166】さらに、このJobManagerはジョブの設定を
DISに格納し、PrintManagerにジョブの開始を指示す
る。PrintManagerはジョブを受け付けると、DISから
ジョブ実行に必要な情報を読み出し、この情報を、エン
ジンI/F9003とDPRAMを介して、プリンタに
設定する。エンジンI/F9003の設定項目を図31
に示し、プリンタのDPRAMを介した設定項目および
御御コマンドと、状態コマンドとを図32に示す。
【0167】説明を簡単にするため、このジョブを非圧
縮、レター(11”×8.5”)サイズ2値画像の2ペ
ージ1部プリント、プリンタが600dpiの性能を持
つものとして、具体的に動作を説明する。まず、このジ
ョブを受けると、PrintManagerはこの画像の幅(この場
合8.5”の側とする)の画像バイト数を
【0168】
【数1】 から算出する。ライン数を から演算する。これらの算出した値と、与えられた1ペ
ージ目の画像が格納されているSOURCEアドレスと
を、図31に示したWIDTH,LINES,SOURCEに設定する。こ
の時点で、エンジンI/F9003は画像出力の用意が
完了しているが、プリンタからのHSYNC信号が来て
いないため(VCLKは来ている)、画像データを出力
していない。
【0169】PrintManagerは図32に示すDPRAMの
所定のアドレス(BookNo)に、出力部数である数値の1
を書き込む。その後、1ページ目に対する出力用紙の給
紙要求FEED REQを出し、プリンタから要求IMAGE REQ を
待つ。
【0170】そして、プリンタから要求IMAGE REQ が来
たら、IMAGE START を出す。このIMAGE START を受け
て、プリンタはHSYNCを出し始め、HSYNC待ち
であったエンジンI/F9003は画像を出力する。そ
して、プリンタは出力用紙の後端を検出すると、IMAGE
END を出力し、出力用紙が排出されると、SHEET OUT を
出力する。
【0171】PrintManagerは1ページ目のIMAGE END を
受けて、2ページ目のWIDTH,LINES,SOURCEをエンジンI
/F9003に設定し、要求FEED REQを出して、要求IM
AGE REQ を待つ。
【0172】2ページ目のIMAGE REQ が来てからの動作
は、1ページ目と同様である。
【0173】次に、エラー時の画像転送について説明す
る。図33はWWWサーバ1022のホームページを印
刷するときのCPUによる処理手順を示すフローチャー
トである。クライアント1006(図11)上のプリン
トユーティリティと、情報処理機器1001(図11)
とは、TCP/IPの上位プロトコルであるLPRプロ
トコルを使用して通信を行っている。
【0174】図12に示したWebプルプリント151
1内では、図示しないLPD(lineprinter deamon )
が動作しており、プリントユーティリティからのWeb
プルプリント要求/ジョブ情報要求/ジョブ削除要求
は、それぞれ、LPRコマンド/LPQコマンド/LP
RMコマンドとして、LPDが受け取る(S1)。一
方、Webプルプリントでは、LPDからの要求コマン
ドを受けるためのコマンド受け取り処理が常時動作して
おり、LPDはプリントユーティリティからのLPRコ
マンド/LPQコマンド/LPRMコマンドを、コマン
ド受け取り処理へ送る。コマンド受け取り処理はコマン
ドの中身を解析する(S2)。
【0175】解釈したコマンドには、クライアントから
の前述した様々な設定が含まれており、これを、Contro
lAPI1518、JobManager1519を介して、DIS7
102ヘジョブの詳細項目として設定する(S3)。ま
た、その設定、例えば、URLに従って、HTTP15
12,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1
517を経由して、WWWサーバ1022から、HTM
Lで記述されたホームページの情報を得る(S4)。
【0176】1ページ分のデータが得られたら、HTM
LからPostScript形式に変換する(S5)。変換された
PostScript形式はRIP2060によりRAM2002
上にビットマップ画像として形成される(S6)。プリ
ントマネージャ1526はエンジンI/F1527を経
由してプリンタ2095ヘビットマップ画像の印刷設定
を行う(S7)。このときの詳細情報はDIS7102
から取得する。もし印刷時(S27)、紙なし、紙詰ま
り、トナーなし等の印刷続行不可能なエラーになった場
合(S8)、DIS7102にプリンタエラーステータ
スが書き込まれ、JobManager1519,ControlAPI15
18を経由して、Webプルプリント1511に伝えら
れる(S28)。
【0177】Webプルプリント1511ではWWWク
ライアント1006(図11)で設定したエラー処理が
転送ありかどうかを調査する(S9)。エラーでない場
合は、DIS7102,JobManager1519,ControlA
PI1518を経由して、ページ出力イベントがWebプ
ルプリント1511に伝えられる(S32)。
【0178】次ページがあれば、次ページのHTMLデ
ータをWWWサーバ1022から受信する(S25)。
転送ありの設定がなされている場合、どのような処理を
するかを順次調査する。転送なしの設定の場合、使用者
によるエラー処理を待ち、エラー処理が完了した時点で
印刷を行う。S9で転送ありの設定の時、電子メールの
添付ファイルとして画像を送信する設定である場合(S
10)、JobManager1519はCODEC Manager 1520
にMMR圧縮Sファイル化を依頼する。CODECManager
1520から依頼を受けたMMRCODEC1523は
画像圧縮2040か、図示しないソフトウェア圧縮モジ
ュールを使ってMMR圧縮を行う(S13)。
【0179】その後、TIFFヘッダを追加し、TIF
FファイルとしてHDD2004に格納する(S1
4)。ファイルが完成すると、完成したこと、ディレク
トリ、ファイル名等の情報がCODEC Manager 1520,
JobManager1519,Control API を介して、Webプ
ルプリント1511へ伝えられる。その情報に従って、
Webプルプリントから同報配信モジュール1504の
E-mailアプリケーション1506にメールでの送信依頼
が行われる。このとき、ファイルのディレクトリやファ
イル名だけでなく、E-mailアドレスなども通知される。
E-mailアプリケーション1506はSMTP1514,
TCP/IP1516,ネットワークドライバ1517
を介して前記画像ファイルを指示されたアドレスヘ送出
する(S15)。
【0180】S10で、電子メールの添付ファイルとし
て画像を送信する設定でなく、しかも、データベースヘ
の画像転送が指示されている場合(S11)、JobManag
er1519はCODEC Manager 1520にMMR圧縮とフ
ァイル化を依頼する。CODECManager ボら凌頼を受けた
MMRCodec 1523は画像圧縮2040あるいは図示
しないソフトウェア圧縮モジュールを使ってMMR圧縮
を行う(S16)。その後、TIFFヘッダを追加し、
TIFFファイルとしてHDD2004に格納する(S
17)。
【0181】ファイルが完成すると、完成したこと、デ
ィレクトリ、ファイル名などの情報がCODEC Manager 1
520,JobManager1519,ControlAPI1518を介
して、Webプルプリント1511へ伝えられる。その
情報に従って、Webプルプリントから同報配信モジュ
ール1504のDBアプリケーション1507にデータ
ベースヘの送信依頼が行われる。このとき、ファイルの
ディレクトリやファイル名だけでなく、データベースの
ディレクトリなども通知される。DBアプリケーション
1507はSLM1515,TCP/IP1516,ネ
ットワークドライバ1517を介して、前記画像ファイ
ルをデータベースサーバの指示されたディレクトリヘ送
出する(S18)。
【0182】S11で、データベースヘの画像転送が指
示されていなく、しかも、他のディジタル複写機への画
像転送が指示されている場合(S12)、JobManager1
519はCODEC Manager 1520にMMR圧縮とファイ
ル化を依頼する。CODEC Manager 1520から依頼を受
けたMMRCodec 1523は画像圧縮2040か、図示
しないソフトウェア圧縮モジュールを使って、MMR圧
縮を行う(S19)。
【0183】その後、TIFFヘッダを追加し、TIF
FファイルとしてHDD2004に格納する(S2
0)。ファイルが完成すると、完成したこと、ディレク
トリ、ファイル名などの情報がCODEC Manager 152
0,JobManager1519,ControlAPI1518を介して
Webプルプリント1511へ伝えられる。その情報に
従ってWebプルプリントから同報配信モジュール15
04のDPアプリケーション1508に情報処理機器へ
の送信依頼が行われる。このとき、ファイルのディレク
トリやファイル名だけでなく、情報処理機器のアドレス
なども通知される。
【0184】DPアプリケーション1508はSLM5
15,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1
517を介して、前記画像ファイルを指示されたアドレ
スの他の情報処理機器へ送出する(S21)。
【0185】S12で、他の情報処理機器への画像転送
が指示されていない場合、プリンタヘの転送を行う。そ
のために、JobManager1519はCODEC Manager 152
0にFBE圧縮とファイル化を依頼する。CODEC Manage
r から依頼を受けたFBEエンコーダ1521はソフト
ウェア圧縮モジュールを使ってFBE圧縮を行う(S2
2)。その後、プリンタ用のヘッダを追加し、プリント
用ファイルとしてHDD2004に格納する(S2
1)。ファイルが完成すると、完成したこと、ディレク
トリ、ファイル名などの情報がCODEC Manager 152
0,JobManager1519,ControlAPI1518を介し
て、Webプルプリント1511へ伝えられる。
【0186】その情報に従って、Webプルプリントか
ら同報配信モジュール1504のP550アプリケーシ
ョン1505にプリンタヘの送信依頼が行われる。この
とき、ファイルのディレクトリやファイル名だけでな
く、プリンタのアドレスなども通知される。
【0187】P550アプリケーション1508は1p
r1513,TCP/IP1516,ネットワークドラ
イバ1517を介して、前記画像ファイルを、指示され
たアドレスのプリンタヘ送出する(S24)。
【0188】次ページがない場合、Webプルプリント
は同報配信モジュール1504のE-mailアプリケーショ
ン1506にメールでの終了通知送信依頼が行われる
(S30)。E-mailアプリケーションは指示通り終了通
知を使用者のコンピュータ宛に送り、ジョブは終了す
る。
【0189】以上のように、上述した実施形態の機能を
実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(または、CPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0190】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0191】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(com
pactdisk ROM)、CD−R(compact disk recordable)
、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM(rea
d only memory)、等々を用いることができる。
【0192】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(opera
ting system)などが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0193】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0194】本実施の形態では、印刷の途中でエラーが
生じたとき、その続きからのデータを転送しているが、
エラーが生じ、転送指定がされている場合に、既に印刷
済みのデータもファイル化されHDD上に残っているた
め、全ページデータを画像形成装置やコンピュータに転
送することも容易に実現できる。
【0195】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、エラーが生じたときでも、
ヒューマンユーザが少なくとも画像データを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】一実施の形態の情報処理機器の外観を示す図で
ある。
【図3】図2の操作部2012を示す平面図である。
【図4】図1のスキャナ画像処理部2080の構成を示
すブロック図である。
【図5】図1のプリンタ画像処理部2090の構成を示
すブロック図である。
【図6】図1の画像圧縮部2040の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1の画像回転部2030の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】データ転送を説明するための説明図である。
【図9】画像回転処理を説明する説明図である。
【図10】図1のデバイスI/F2020の構成を示す
ブロック図である。
【図11】本システムの構成機器の接続を示す図であ
る。
【図12】本システムのソフトウェアの構成を説明する
ためのブロック図である。
【図13】組み込みアプリケーションを説明するための
ブロック図である。
【図14】クライアントの操作画面(トップウィンド
ウ)の一例を示す図である。
【図15】クライアントの操作画面(HTML Print P
otion ウィンドウ)の一例を示す図である。
【図16】クライアントの操作画面(HTML Print S
tyleウィンドウ)の一例を示す図である。
【図17】クライアントの操作画面(PostScript Optio
n ウィンドウ)の一例を示す図である。
【図18】クライアントの操作画面(Scheduleウィンド
ウ)の一例を示す図である。
【図19】クライアントの操作画面(BookMarkウィンド
ウ)の一例を示す図である。
【図20】クライアントの操作画面(Monitor ウィンド
ウ)の一例を示す図である。
【図21】クライアントの操作画面(エラー処理)の一
例を示す図である。
【図22】操作部の画面2012の表示例を示す図であ
る。
【図23】DISとJobManager,PrintManager,ScanMa
nager とのやり取りを説明するための説明図である。
【図24】DIS内部のデータベースおよびカウンタを
示す図である。
【図25】スキャンにおけるハードウェア制御を説明す
るためのブロック図である。
【図26】スキャンにおけるソフトウェア制御を説明す
るためのブロック図である。
【図27】ジョブ番号とドキュメント番号のテーブルデ
ータの一例を示す図である。
【図28】スキャンにおけるパラメータテーブルの一例
を示す図である。
【図29】プリントに関するハードウェアを示すブロッ
ク図である。
【図30】プリントイメージデータの転送タイミング図
である。
【図31】エンジンI/Fのプリントパラメータレジス
タ表を示す図である。
【図32】プリンタとエンジンI/Fとの通信コマンド
の一例を表にして示す図である。
【図33】WWWサーバ1022のホームページを印刷
するときのCPUによる処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2000 コントローラユニット 2001 CPU 2002 RAM 2003 ROM 2004 ハードディスクドライブ 2005 イメージバスI/F 2006 操作I/F 2007 システムバス 2008 画像バス 2010 ネットワーク 2011 LAN 2020 デバイスI/F 2030 画像回転部 2040 画像圧縮部 2050 モデム 2060 ラスタイメージプロセッサ 2051 公衆回線 2070 スキャナ部 2080 スキャナ画像処理部 2090 プリンタ画像処理部 2095 プリンタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相山 健司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田辺 律司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関口 賢三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山口 耕太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B021 BB02 CC08 EE04 KK07 NN17 NN20 NN21 PP04 PP06 5B089 GA11 GA13 GA21 HA06 HA10 HB02 HB05 JA22 JB02 JB23 KA12 KB04 KC28 KC53 KF04 KH28 LB02 LB04 LB14 ME01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを介してサーバからデー
    タを取得するデータ取得手段と、 該データ取得手段により取得されたデータから印刷用デ
    ータを生成する印刷用データ生成手段と、 該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データ
    に基づき印刷を行う印刷手段とを有する情報処理装置に
    おいて、 前記印刷手段により印刷ができない場合に、前記印刷用
    データ生成手段により生成された印刷用データを、前記
    インターネットに接続されている他の装置に転送する転
    送手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記転送手段は、印
    刷用データを圧縮する圧縮手段を有し、該圧縮手段より
    圧縮された印刷用データを転送することを特徴とする情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、所定の複数のネット
    ワークプロトコルから1つのネットワークプロトコルを
    選択するためのプロトコル選択手段をさらに備え、 前記転送手段は、前記プロトコル選択手段により選択さ
    れたプロトコルに従って、印刷用データをネットワーク
    上に転送することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 インターネットを介してサーバからデー
    タを取得するデータ取得ステップと、 取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用デ
    ータ生成ステップと、 生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステッ
    プとを有する情報処理方法において、 前記印刷ステップで印刷ができない場合に、前記印刷用
    データ生成ステップで生成された印刷用データを、前記
    インターネットに接続されている他の装置に転送する転
    送ステップを備えたことを特徴とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記転送ステップ
    は、印刷用データを圧縮する圧縮ステップを有し、圧縮
    された印刷用データを転送することを特徴とする情報処
    理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、所定の複数のネット
    ワークプロトコルから1つのネットワークプロトコルを
    選択するためのプロトコル選択ステップをさらに備え、 前記転送ステップは、前記プロトコル選択ステップによ
    り選択されたプロトコルに従って、印刷用データをネッ
    トワーク上に転送することを特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、 インターネットを介してサーバからデータを取得するデ
    ータ取得手順と、 取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用デ
    ータ生成手順と、 生成された印刷用データに基づき印刷を行なう印刷手順
    とを実行させるためのプログラムであって、 前記印刷手順により印刷ができない場合に、前記印刷用
    データ生成手順により生成された印刷用データを、前記
    インターネットに接続されている他の装置に転送する転
    送手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記転送手順は、印
    刷用データを圧縮する圧縮手順を有し、圧縮された印刷
    用データを転送することを特徴とするプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項7において、コンピュータに、所
    定の複数のネットワークプロトコルから1つのネットワ
    ークプロトコルを選択するためのプロトコル選択手順を
    さらに実行させ、 前記転送手順は、前記プロトコル選択手順により選択さ
    れたプロトコルに従って、印刷用データをネットワーク
    上に転送することを特徴とするプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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