JP2000193152A - 耐熱性ホース - Google Patents

耐熱性ホース

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JP2000193152A
JP2000193152A JP10366529A JP36652998A JP2000193152A JP 2000193152 A JP2000193152 A JP 2000193152A JP 10366529 A JP10366529 A JP 10366529A JP 36652998 A JP36652998 A JP 36652998A JP 2000193152 A JP2000193152 A JP 2000193152A
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rubber layer
heat
resistant hose
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Tatsuto Noda
達人 野田
Kenichiro Furui
謙一郎 古井
Takahiro Iwata
貴博 岩田
Katsushi Kitaoka
克司 北岡
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性ホース20は、耐熱温度を高くし、生
産性に優れるとともにその外表面にエンジンオイルなど
が滲み難くくすることにある。 【解決手段】 耐熱性ホース20は、ターボチャージャ
などに接続されるホースであり、高温ガス流体を流す流
路22aを形成する内管ゴム層22と、内管ゴム層22
上に積層されシリコンから形成された下ゴム層24と、
下ゴム層24上に補強糸26aを巻回することにより形
成された補強糸層26と、補強糸層26上に積層され、
シリコンゴムからなる上ゴム層28と、を備え、上記内
管ゴム層22は、フッ素化合物系ゴムまたは、フッ素化
合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレンドゴムまた
はこれらの重合体から形成されている。内管ゴム層22
は、押出工程の際に円筒形状を維持して、マンドレルM
dを挿入して補強糸を巻回する工程をとることを可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
などに使用され、高温ガスを流通させるための耐熱性ホ
ース及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐熱性ホースとして、た
とえば、ターボチャージャを搭載したエンジンにおい
て、ターボチャージャで加給された吸気ガスをエンジン
の吸気管側へ送るためのホースに使用されている。図9
は耐熱性ホース100を示す半断面図、図10は図9の
10−10線に沿った断面図である。図9及び図10に
おいて、耐熱性ホース100は、シリコンゴムからなる
ホース本体102内に補強糸層104を埋設することに
より、600kPaまでの耐圧性を備えている。また、
耐熱性ホース100は、ターボチャージャにより加給さ
れた高温の吸気ガスにも耐えるようにシリコンゴムから
形成されている。シリコンゴムは、耐熱性に優れている
が、その未加硫時の粘度が低いことから、通常のホース
のように押出工程により製造することが難しい。このた
め、図11に示すように、手作業による巻き付け工程に
より製造されていた。すなわち、未加硫のシリコンゴム
板110に、補強糸層104を形成するための布112
を重ね合わせ、これをロール114に巻回し、その後に
加硫することにより製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の耐熱性
ホース100の製造工程は、手による巻き付け作業であ
るので、生産性が低く、製品のコストアップの要因にな
っている。また、ホース本体102を形成するシリコン
ゴムは、オイルの透過性が高いという性質をもってい
る。このため、ターボチャージャから送られる吸気ガス
にエンジンオイルがミスト状態で混入している場合に、
オイルが耐熱性ホース100のシリコンゴム内を浸透し
て、耐熱性ホース100の外表面にまで滲み出ることが
ある。このようなオイルは、耐熱ホース100の外表面
で斑点などの模様となるために外観を損なうという問題
があった。
【0004】また、他の従来の技術では、シリコンゴム
の代わりにアクリル系ゴム材料だけから形成されている
ものも知られているが、120℃くらいまでの耐熱性し
か得られておらず、160℃くらいまでの温度で長期間
の耐熱性を要請されていた。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、耐熱温度を高め、生産性に優れるととも
に、その外表面にエンジンオイルなどが滲み難い耐熱性
ホースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた第1の発明は、高温ガ
ス流体を流す耐熱性ホースにおいて、上記高温ガス流体
を流す流路を形成する内管ゴム層と、内管ゴム層上に積
層され、シリコンから形成された下ゴム層と、下ゴム層
上に補強糸を巻回することにより形成された補強糸層
と、補強糸層上に積層され、シリコンゴムまたはアクリ
ル化合物系ゴムからなる上ゴム層と、を備え、上記内管
ゴム層は、フッ素化合物系ゴムまたは、フッ素化合物系
ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレンドゴム、またはこ
れらの重合体から形成されていることを特徴とする。
【0007】第1の発明にかかる耐熱性ホースでは、高
温ガス流体を流す流路を有する内管ゴム層の外周側に、
下ゴム層、補強糸層及び上ゴム層が順次積層されてい
る。下ゴム層は、シリコンゴムから形成されて、高温ガ
ス流体に対する耐熱性を高めている。また、内管ゴム層
は、フッ素化合物系ゴムまたは、フッ素化合物系ゴム/
アクリル化合物系ゴムのブレンドゴム、またはこれらの
重合体から形成されている。ここで、フッ素化合物系ゴ
ムとは、ビニリデンフロライド・ヘキサフロロプロピレ
ン・テトラフロロエチレン共重合物:FKM等をいう。
また、アクリル化合物系ゴムとは、アルキル酸エステル
と2−クロルエチルビニルエステルとの共重合体:AC
Mをいう。内管ゴム層を形成するフッ素化合物系ゴムま
たは、フッ素化合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブ
レンドゴム、またはこれらの重合体は、耐オイル浸透性
が大きく、オイルが高温流体に混入していても下ゴム
層、補強糸層、上ゴム層へ浸透するのを防止することが
できる。よって、耐熱性ホースの外表面に斑点などの模
様が表われて外観を損なうことがない。
【0008】また、第2の発明は、高温ガス流体を流す
耐熱性ホースの製造方法において、内管ゴム層とシリコ
ンゴムからなる下ゴム層とを押し出すことにより、上記
内管ゴム層の内側に流路を有する押出体を形成する工程
と、上記押出体の流路にマンドレルを挿入して押出体を
支持する工程と、マンドレルで支持した押出体の外周部
に補強糸を巻回することにより補強糸層を形成する工程
と、補強糸層上に、シリコンゴムまたはアクリル化合物
系ゴムからなる上ゴム層を積層する工程と、を備え、上
記内管ゴム層は、フッ素化合物系ゴムまたは、フッ素化
合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレンドゴム、ま
たはこれらの重合体から形成することを特徴とする。
【0009】第2の発明は、耐熱性ホースの製造方法に
かかり、押出機によりフッ素化合物系ゴムまたは、フッ
素化合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレンドゴ
ム、またはこれらの重合体を押し出すことにより、押出
体が形成される。この押出体は、アクリル化合物系ゴム
などから形成されているので、シリコンゴムに比べて粘
度が高く、押出加工を施すことができるうえに、自重に
よりつぶれることがなく、管形状が維持される。そし
て、押出直後の押出体の流路に、マンドレルを挿入し
て、該マンドレルで支持した状態にて、補強糸を押出体
の外周部に巻回して補強糸層を形成する。このように、
押出体を支持した状態にて、補強糸を巻回することがで
きるので、耐熱性ホースの製造工程は、押出工程に続い
て連続的な補強糸層を形成する工程をとることができ、
生産性に優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態にかかる耐熱
性ホース20を長手方向に切断した半断面図、図2は図
1の2−2線に沿った断面図である。図1及び図2にお
いて、耐熱性ホース20は、図示しない自動車のエンジ
ンのターボチャージャと吸気管とを接続するホースであ
り、4層に積層されることにより耐熱性及び耐圧性を有
するように形成されている。すなわち、耐熱性ホース2
0は、流路22aを有する内管ゴム層22と、下ゴム層
24と、補強糸層26と、上ゴム層28とを備えてい
る。耐熱性ホース20は、160℃で10,000時間
以上の耐熱性、600kPaまでの耐圧性、耐オイル浸
透性及び形状保持性を得るために、各層の材質が定めら
れている。
【0012】すなわち、内管ゴム層22は、後述するよ
うに、主に形状保持性と耐オイル浸透性を得るために、
フッ素化合物系ゴム(FKM)または、フッ素化合物系
ゴム(FKM)/アクリル化合物系ゴム(ACM)のブ
レンドゴム、またはこれらの重合体から形成されてい
る。ここで、形状保持性は、押出体を管状に形成した場
合に自重による潰れ難さをいう。また、下ゴム層24
は、主として耐熱性を高めるためにシリコンゴムから形
成されている。さらに、補強糸層26は、耐圧性を高め
るために形成され、アラミド系樹脂、芳香族ポリアミド
などの繊維糸を下ゴム層24上にブレードすることによ
り形成されている。さらに、上ゴム層28は、耐環境性
を得るためにシリコンゴムの単一層またはアクリル化合
物系ゴムの単一層から形成されている。この上ゴム層2
8の材料の条件は、下ゴム層24と加硫接着が可能な材
料であることが好ましい。なお、上ゴム層28は、内管
ゴム層22及び下ゴム層24の断熱作用により、温度上
昇が抑えられるために耐熱性はさほど要求されない。
【0013】耐熱性ホース20の各層の厚さも、耐熱
性、耐オイル浸透性などを考慮して定められており、た
とえば、耐熱性ホース20の内径φを30〜70mm、
肉厚tを4〜8mmとした場合において、下ゴム層24
が2〜4mm、補強糸層26が0.1〜1mm、上ゴム
層28が2〜4mmの範囲に定めることができる。な
お、内管ゴム層22の厚さについては、後述する。
【0014】次に、耐熱性ホース20の製造方法につい
て説明する。耐熱性ホース20は、周知の方法により、
つまりゴム押出工程、補強糸の巻回工程及び加硫工程を
施すことにより製造することができる。図3はホース製
造装置30を説明する説明図である。
【0015】図3において、ホース製造装置30は、第
1押出機40と、ブレード装置50と、第2押出機60
とを備えている。第1押出機40は、ゴム材料を共押出
しすることにより押出体20A(内管ゴム層22及び下
ゴム層24)を形成するための装置である。ブレード装
置50は、押出体20A上に補強糸層26を形成するた
めの装置であり、ドラム52aに装着されたボビンキャ
リア(図示省略)を備え、該ボビンキャリアから補強糸
26aを繰り出しつつ押出体20A上にブレードするこ
とにより補強糸層26を形成する装置である。また、第
2押出機60は、上ゴム層28を形成するための装置で
あり、外管押出部61からゴム材料を押し出して上ゴム
層28を形成する。
【0016】次に、図3を用いて、ホース製造装置30
による耐熱性ホース20の一連の製造工程について説明
する。第1押出機40から、フッ素化合物系ゴムまた
は、フッ素化合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレ
ンドゴム、またはこれらの重合体からなるゴム材料、及
びシリコンゴムを同軸上で押し出すことにより、2層の
円筒状の押出体20Aが形成される。そして、押出体2
0Aが押し出されると、この押出体20Aの流路を形成
するスペース20aに、マンドレルMdが挿入される。
【0017】続いて、押出体20Aは、ブレード装置5
0に送られて、ブレード装置50のドラム52aの回転
によりボビンから補強糸26aが繰り出され、これによ
り押出体20A上に補強糸層26が形成される。つま
り、第1押出機40により押し出された直後の押出体2
0AがマンドレルMdで支持された状態にて、補強糸層
26が形成される。このとき、押出体20Aは、マンド
レルMdで支持されているので潰れることがない。次
に、第2押出機60により、上ゴム層28を形成するた
めのシリコンゴムまたはアクリル化合物系ゴム(AC
M)が補強糸層26上に積層される。すなわち、上ゴム
層28を形成するためのゴム材料は、補強糸層26上に
直接供給することにより行なう。
【0018】続いて、加硫工程を行なう。加硫工程の条
件として、140〜170℃で20〜60分に設定す
る。この加硫工程により、内管ゴム層22、下ゴム層2
4及び上ゴム層28は、通常の加硫接着が行なわれて接
合される。これにより、耐熱性ホース20が一体化して
形成される。
【0019】上記実施例による耐熱性ホース20の製造
方法において、第1押出機40により押し出される押出
体20Aの内管ゴム層22は、フッ素化合物系ゴムまた
は、フッ素化合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレ
ンドゴム、またはこれらの重合体から形成され、シリコ
ンゴムだけで形成するより機械的強度が高められている
ので、自重によってつぶれにくい。このため、押出直後
の押出体20AにマンドレルMdを挿入することがで
き、マンドレルMdで押出体20Aを支持した状態に
て、ブレード装置50により補強糸26aを巻回するこ
とができる。したがって、耐熱性ホース20の製造工程
は、押出工程に続いて連続的な補強糸層26を形成する
工程をとることができ、生産性に優れている。
【0020】次に、上述した押出体20Aの厚さについ
て説明する。押出体20Aの厚さは、補強糸層26を形
成できる形状保持性と耐オイル浸透性とを考慮して定め
る。つまり、第1に、押出体20Aの厚さは、補強糸層
26を形成するためにマンドレルMdを挿入できるよう
にすることを考慮して、扁平率K(%)から求めた。図
4は扁平率Kを説明する説明図であり、aが垂直方向の
距離、bが水平方向の距離を示し、扁平率K(%)は、
K=(1−a/b)×100で表わされる。図5は扁平
率Kと押出体20Aの内管ゴム層22の肉厚tとの関係
を示すグラフである。なお、押出体20Aの厚さ、つま
り内管ゴム層22と下ゴム層24との合計の厚さは、
2.5mmとした。ここで、扁平率Kが50%以下であ
ると、マンドレルMdの挿入が可能であることから、内
管ゴム層22の肉厚tは、0.25mm以上必要である
ことが分かった。このような内管ゴム層22の厚さに設
定することにより、押出体20Aは潰れることなく形状
保持性を高くすることができ、補強糸26aを巻回する
ことができる。
【0021】また、内管ゴム層22の肉厚tは、耐オイ
ル透過性の点から、フッ素化合物系ゴム(FKM)で
0.5mm、フッ素化合物系ゴム(FKM)/アクリル
化合物系ゴム(ACM/FKM)では、FKM/ACM
ブレンド比が70/30の場合で1.0mm以上とする
ことが好ましい。これにより、耐オイル透過性に対して
十分な性能を得ることができる。
【0022】一方、内管ゴム層22が2mmを越える
と、フッ素化合物系ゴムなどの高価な材料の使用量が多
くなることから、コストダウンの観点から内管ゴム層2
2は、2mm以下であることが好ましい。
【0023】次に、耐熱性ホース20に用いる材料の耐
熱性についての実験を行なった。この耐熱性の実験は、
下記の材料で成形した短冊状のゴム片を所定の温度雰囲
気内に所定時間放置し、2倍に伸ばしたときに破断した
時間を調べることにより行なった。その結果を図6に示
す。図6において、1点鎖線がシリコンゴムを、実線が
ACMを、2点鎖線がFKMを、破線がFKM/ACM
ブレンドゴム(ブレンド比70/30)をそれぞれ示
す。ここで、耐熱性が160℃以上で10,000時間
以上を適合範囲とした。この適合範囲は、車両の通常の
走向時における温度で、30万km(平均時速30km
/h)を越える条件を意味している。図6から、内管ゴ
ム層22、下ゴム層24に適用するFKM、FKM/A
CMブレンドゴム、シリコンゴムは適合基準を満たすこ
とが確認できた。
【0024】また、耐熱性ホースのオイル透過量を調べ
る実験を行なった。実験は、全長200m、内径φ34
mm、厚さ5mmのホースにディーゼルオイルを充填
し、145℃の雰囲気下におけるオイル透過量を調べ
た。図7は横軸に測定したときの経過時間、縦軸にシリ
コン(第1比較例)の24時間後の透過量を1とした場
合の比率を示す。また、図8は各試料の厚さtのデータ
を示す。図7に示すように、従来の技術に相当するシリ
コンゴムは、オイル透過量が時間の経過とともに減少し
難いのに対して、第1実施例、第2実施例は時間の経過
とともにオイル透過量が減少し、ホース外表面にオイル
の滲みがなくなったことが目視できた。なお、耐熱性ホ
ース20の流路22a内に、ミスト状のオイルを混入し
た吸気ガスを流通させても、内管ゴム層22に耐オイル
透過性に優れた材料を使用しているので耐熱性ホース2
0の外周面に斑点などの模様が表われることがなく、内
管ゴム層22の耐オイル浸透性の効果が得られているこ
とが分かった。
【0025】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0026】(1) 耐熱性ホース20は、上ゴム層2
8をすべてシリコンゴムにより形成してもよいが、耐熱
性ホースを使用する雰囲気温度が低い場合にはACMを
使用してもよい。この場合において、ACMは、シリコ
ンゴムとの溶着性に優れるとともに、形状保持性が高
く、傷が付き難いという特長を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる耐熱性ホース2
0を長手方向に切断した半断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】ホース製造装置30を説明する説明図である。
【図4】扁平率Kを説明する説明図である。
【図5】扁平率と押出体20Aの肉厚tとの関係を示す
グラフである。
【図6】耐熱性ホースの耐熱性試験の結果を示すグラフ
である。
【図7】時間の経過に従ったシリコンを基準にしたオイ
ル透過比率を調べたグラフである。
【図8】各試料の材料及び厚さを説明する説明図であ
る。
【図9】従来の耐熱性ホース100を示す半断面図であ
る。
【図10】図9の10−10線に沿った断面図である。
【図11】従来の耐熱性ホース100を製造する工程を
説明する説明図である。
【符号の説明】
20…耐熱性ホース 20A…押出体 20a…スペース 22a…流路 22…内管ゴム層 24…下ゴム層 26…補強糸層 26a…補強糸 28…上ゴム層 30…ホース製造装置 40…第1押出機 50…ブレード装置 52a…ドラム 60…第2押出機 61…外管押出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 貴博 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 北岡 克司 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA12 CB05 CB11 CB14 CC03 DA09 DA11 DB11 DB20 EA04 EA17 4F207 AA16 AA21 AA33 AA45 AD16 AG03 AG08 AH16 KA01 KA17 KB11 KB22 KJ05 KL58 KL65

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温ガス流体を流す耐熱性ホースにおい
    て、 上記高温ガス流体を流す流路を形成する内管ゴム層と、 内管ゴム層上に積層され、シリコンから形成された下ゴ
    ム層と、 下ゴム層上に補強糸を巻回することにより形成された補
    強糸層と、 補強糸層上に積層され、シリコンゴムまたはアクリル化
    合物系ゴムからなる上ゴム層と、 を備え、 上記内管ゴム層は、フッ素化合物系ゴムまたは、フッ素
    化合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレンドゴム、
    またはこれらの重合体から形成されていることを特徴と
    する耐熱性ホース。
  2. 【請求項2】 高温ガス流体を流す耐熱性ホースの製造
    方法において、 内管ゴム層とシリコンゴムからなる下ゴム層とを押し出
    すことにより、上記内管ゴム層の内側に流路を有する押
    出体を形成する工程と、 上記押出体の流路にマンドレルを挿入して押出体を支持
    する工程と、 マンドレルで支持した押出体の外周部に補強糸を巻回す
    ることにより補強糸層を形成する工程と、 補強糸層上に、シリコンゴムまたはアクリル化合物系ゴ
    ムからなる上ゴム層を積層する工程と、 を備え、 上記内管ゴム層は、フッ素化合物系ゴムまたは、フッ素
    化合物系ゴム/アクリル化合物系ゴムのブレンドゴム、
    またはこれらの重合体から形成することを特徴とする耐
    熱性ホースの製造方法。
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