JP2000191184A - シ―ト給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シ―ト給送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2000191184A
JP2000191184A JP10365374A JP36537498A JP2000191184A JP 2000191184 A JP2000191184 A JP 2000191184A JP 10365374 A JP10365374 A JP 10365374A JP 36537498 A JP36537498 A JP 36537498A JP 2000191184 A JP2000191184 A JP 2000191184A
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sheet
feeding
registration roller
sheet feeding
roller
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JP10365374A
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English (en)
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Hiroaki Takagishi
宏彰 高岸
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚紙給送時に、厚紙と潜像の同期ズレを最小
に抑えることのできるシート給送装置及びこれを備えた
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 給送手段303の下流側にレジストロー
ラ306を配置し、給送手段303により給送されたシ
ート310を、停止した状態のレジストローラ306に
当接させてシート310の斜行を補正し、この後、レジ
ストローラ306及び給送手段303を回転させて斜行
が補正されたシート310を給送する。そして、このよ
うにシート310を給紙する際、給送手段303及びレ
ジストローラ306の駆動及び停止のタイミングを制御
する制御手段により、停止した状態のレジストローラ3
06にシート310を当接させた後、給送手段303を
停止させ、レジストローラ306を回転させる前に給送
手段303を所定時間駆動し、シート端を確実にレジス
トローラ306のニップ308に押し付けるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発目の属する技術分野】本発明は、シート給送装置及
びこれを備えた画像形成装置に関し、特に葉書等の厚紙
を給送するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、画像形
成部にシートを給送するシート給送装置を備えている。
図8は、このような従来の画像形成装置本体の全体構成
を説明する図であり、画像形成装置本体(以下、装置本
体という)Aは、その上部にブック原稿の画像面の画像
情報を読みとる画像読みとり手段となるスキャナ部Bを
有し、更にその下部にシートデッキDを組み付けて構成
されている。
【0003】ここで、スキャナ部Bは、走査系光源20
1、プラテンガラス202、装置本体Aに対して開閉可
能な原稿圧板203、ミラー204、レンズ205、受
光素子(光電変換素子)206及び画像処理部等を有し
て構成されている。
【0004】そして、プラテンガラス202上に本や厚
紙、カール紙等のブック原稿やシート状原稿等を原稿面
を下側にして載置した後、原稿圧板203により背面を
押圧して静止状態でセットし、読みとり開始キーを押す
と、走査系光源201がプラテンガラス202の下部を
矢印a方向に走査して原稿面の画像情報を読みとる。な
お、このように走査系光源201により読みとられた原
稿の画像情報は画像処理部で処理された後、電気信号に
変換されてレーザースキャナ111に伝送される。
【0005】ここで、装置本体Aは、レーザースキャナ
111に画像処理部の処理信号を入力すれば複写機とし
て機能し、パーソナルコンピューターの出力信号を入力
すればプリンターとして機能する。また、他機のファク
シミリ装置からの送信信号を入力したり、画像処理部の
処理信号を他機のファクシミリ装置に送信すれば、ファ
クシミリ装置として機能する。
【0006】一方、画像形成部Cの下部には、下段カセ
ット208aと上段カセット208bとにより構成され
る給送ユニットU1,U2,U3が装着されている。な
お、上方に位置する1つの給送ユニットU1は装置本体
Aに対して着脱可能に取り付けられ、下方に位置する2
つの給送ユニットU2,U3はシートデッキDに着脱可
能に取り付けられている。
【0007】そして、各カセット208a,208b内
に収容された不図示のシートは、ピックアップローラ1
03により繰り出され、フィードローラ104と、リタ
ードローラ105との協働作用により1枚ずつ分離、給
送された後、搬送ローラ107,108によってレジス
トローラ106に導かれ、この後、このレジストローラ
106によって画像形成動作に同期するようにして画像
形成部Cへと給送される。
【0008】ここで、画像形成部Cは、電子写真感光体
ドラム112、画像書き込みミラー113、現像器11
4及び転写帯電器115等を有して構成されている。そ
して、転写帯電器115により一様に帯電された感光体
ドラム112の表面にレーザースキャナ111から射出
された画像情報に対応するレーザー光が画像書き込みミ
ラー113により走査されて潜像を形成する。
【0009】この後、この潜像に現像器114によりト
ナー画像が形成され、このトナー画像は、既述したよう
にレジストローラ106により感光体ドラム112の回
転に同期して搬送されたシートの、第1面に転写帯電器
115により転写される。さらに、このトナー画像が形
成されたシートは、搬送ベルト117により定着装置1
18に搬送され、この定着装置118において加熱及び
加圧されてトナー画像がシート表面に定着された後、排
出ローラ119によって装置本体外に配置されたソータ
ー120に排出、積載される。
【0010】また、シートの両面に画像を記録する場合
には、定着装置118から排出されたシートは排出ロー
ラ119に挟持されると共に、シートの後端が分岐点2
07を通過した時点での排出ローラ119の逆転によ
り、シート両面トレイ121上に一旦載置される。この
後、搬送ローラ104a,105aにより搬送されて、
レジストローラ106に反転された状態で到達し、反転
されたシートは第2面に前述と同様にして画像が形成さ
れた後、ソーター120に排出、積載されるように構成
されている。
【0011】ところで、同図において、122は装置本
体Aの側面に設けられた手差しトレイである。そして、
この手差しトレイ122は、図9に示すように、手差し
時、手差しトレイ122にセットされたシート300の
サイドを規制するためのサイド規制板122a、使用者
がシート300をセットする時は破線の位置にあって、
給紙が開始されると、シート300を給紙ローラ303
に加圧する方向に押し上げるように動作する中板301
を有している。
【0012】なお、同図において、302は多数枚のシ
ートSが重送した時に一番上のシートのみを給送させる
ための分離パッド302aを保持する分離パッド保持部
材であり、この分離パッド保持部材302は加圧ばね3
08によって総紙ローラ303に圧接している。
【0013】304は、給紙ローラ303により給紙さ
れたシート300をレジストローラ106までガイドす
るためのレジ前上ガイド、305はレジ前下ガイドであ
る。307は、給送されたシート300が、あらかじめ
規定された時間内でレジローラ近傍まで達したことを検
知するためのレジ前センサである。
【0014】そして、このレジ前センサ307の検知信
号は、図10に示すように装置本体Aに設けられたCP
U210に入力されるようになっている。なお、同図に
おいて、3は使用者が装置本体Aの上面に設けられた操
作部1のスタートボタン2を押すと、中板301を給紙
ローラ303に加圧する方向に押し上げる中板動作機構
である。また、4は給紙モータ、5は給紙モータ4から
の駆動力を選択的にレジストローラ106に伝達するレ
ジクラッチ、6は給紙モータ4からの駆動力を選択的に
給紙ローラ303に伝達する給紙クラッチ、211はC
PU210の内部に設けられたタイマーである。
【0015】次に、このCPU210による手差し給紙
制御動作について図11に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0016】使用者が、装置本体Aのスタートボタン2
を押すと(S0)、まずCPU210は中板動作機構3
を駆動し(中板駆動ON)、これにより中板301がシ
ート300を給紙ローラ303に向けて加圧する。同時
に給紙モータ4をON(S1)とする。
【0017】次に、給紙クラッチ6をONとする。これ
により、給紙ローラ303が回転を始め、これに伴いシ
ート300は給紙ローラ303と分離パッド302aと
のニップに送られていく。なお、給紙クラッチ6をON
とすると同時に、CPU210は内蔵されたタイマー2
11をONとする(S2)。
【0018】次に、CPU210は、所定時間Pが経過
したことをタイマー211により検知すると(タイマー
値T1>P)(S3)、中板駆動をOFFとして中板3
01の加圧を解除すると共に、タイマー211をOFF
とする(S4)。
【0019】一方、給紙ローラ303にて給紙されたシ
ート300は、図9の一点鎖線に示すようにガイド30
4,305に沿って進行し、やがてレジ前センサ307
をONとする。そして、このようにレジ前センサ307
がONとなると、これに基づきタイマー211をONと
する(S5)。なお、この後、シート300は、レジス
トローラ106のニップ308に達し、ループを作るこ
とで確実にレジストローラ106のニップ308にシー
ト端を押し当てられて斜行が補正される。
【0020】そして、このループ作成のために必要な時
間Qが経過したことをタイマー211により検知すると
(タイマー値T1>Q)(S6)、タイマー211をO
FFとすると共に給紙クラッチ6をOFFにする(S
7)。これにより、シート300は、現像動作の待機状
態となる。
【0021】その後、現像が開始されると(S8)、レ
ジクラッチ5をONとすると同時に、給紙クラッチ6及
びタイマー211をONとする(S9)。これにより、
シート300は、レジストローラ106及び給紙ローラ
303により感光体309に向けて給送されていく。
【0022】次に、シート300を感光体309に受け
渡すのに必要な時間Rが経過したことをタイマー211
により検知すると(タイマー値T3>R)(S10)、
給紙クラッチ6及びタイマー211をOFFとする(S
11)。その後、さらにシート300が送られ、シート
後端がレジ前センサ307を抜け、レジ前センサ307
がOFFとなると、タイマー211をONとする(S1
2)。
【0023】そして、現像動作が完了するのに必要な時
間Mを越えたことをタイマー211により検知すると
(タイマー値T4>M)(S13)、CPU210はレ
ジクラッチ5をOFFとすると共にタイマー211をO
FFとし(S14)、これにより現像動作が終了する。
なお、図12はこの時の各要素の駆動信号を示すもので
ある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の画像
形成装置においては、デジタル複写機、プリンターの機
能を有するものがあり、葉書への宛名印字として使われ
る機会が多くなってきている。そして、この葉書への宛
名印字の場合、郵便番号等を枠内に確実に印字しなけれ
ばならず、このため潜像と給紙された葉書との同期ズレ
許容値は従来より小さくなる。
【0025】ところが、従来のシート給送装置におい
て、特に葉書等の厚紙を手差しで給送する際、厚紙はコ
シが強いため、図13に示すように、自重で垂れ下がる
ことなくレジローラ表面に突き当たり、レジストローラ
106のニップ308の上方に突き当たった状態でルー
プを作って待機状態になってしまうことがある。
【0026】このような状態では、レジストローラ10
6をONとしても、同時にONとした給紙ローラ303
によってシート300がレジストローラ106のニップ
308に到達するまでに要する時間分だけ、潜像と給送
された葉書300との同期ズレが生じてしまい、適切な
画像形成を行うことができない。
【0027】特に、高速にシート(厚紙)を送れば送る
ほど給紙ローラ303とシート(厚紙)との間の動摩擦
係数が小さくなっていくため、シートのコシによって給
紙ローラ303と分離パッド302aで形成するニップ
での滑りが生じ易くなる。そして、このように分離パッ
ド302aでの滑りが生じると、シート(厚紙)がレジ
ストローラ106のニップ308の上方に突き当たった
状態での待機状態になってしまいやすくなるため、本体
の高速化を妨げる要因の一つとなってしまうこともあっ
た。
【0028】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、厚紙給送時に、厚紙と潜像の同
期ズレを最小に抑えることのできるシート給送装置及び
これを備えた画像形成装置を提供することを目的とする
ものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート給送装
置において、シートを給送する給送手段と、前記給送手
段の下流側に配置され、停止した状態で該給送手段によ
り給送されたシートと当接して該シートの斜行を補正し
た後、回転して前記斜行が補正されたシートを前記給送
手段と共に給送するレジストローラと、前記給送手段及
びレジストローラの駆動及び停止のタイミングを制御す
る制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記停止した
状態のレジストローラにシートを当接させた後、前記給
送手段を停止させ、前記レジストローラを回転させる前
に、前記給送手段を所定時間駆動するように制御するこ
とを特徴とするものである。
【0030】また本発明は、シート給送装置において、
シートを給送する給送手段と、前記給送手段の下流側に
配置され、停止した状態で該給送手段により給送された
シートと当接して該シートの斜行を補正した後、回転し
て前記斜行が補正されたシートを前記給送手段と共に給
送するレジストローラと、前記給送手段及びレジストロ
ーラの駆動及び停止のタイミングを制御する制御手段
と、を備え、前記制御手段は、前記停止した状態のレジ
ストローラにシートを当接させた後、前記給送手段を停
止させ、前記レジストローラを回転させる前に、前記給
送手段の駆動を開始するように制御することを特徴とす
るものである。
【0031】また本発明は、前記シートの種類を検知す
る検知手段、或は前記シートの種類を入力する入力手段
を備え、前記制御手段は前記検知手段又は入力手段から
の検知信号又は入力信号に基づいて前記給送手段及びレ
ジストローラの駆動及び停止のタイミングを制御するこ
とを特徴とするものである。
【0032】また本発明は、前記シートの種類が厚紙の
とき、前記制御装置は前記請求項1又は2記載の制御を
行うことを特徴とするものである。
【0033】また本発明は、画像形成部と、シート給送
装置とを備えた画像形成装置において、前記シート給送
装置は、前記請求項1乃至4のいずれかに記載のシート
給送装置であることを特徴とするものである。
【0034】また本発明は、前記シート給送装置は、手
差しトレイに積載されたシートを前記画像形成部に給送
するものであることを特徴とするものである。
【0035】また本発明のように、シートを給送する給
送手段の下流側にレジストローラを配置し、給送手段に
より給送されたシートを、停止した状態のレジストロー
ラに当接させてシートの斜行を補正し、この後、レジス
トローラ及び給送手段を回転させて斜行が補正されたシ
ートを給送する。そして、このようにシートを給紙する
際、給送手段及びレジストローラの駆動及び停止のタイ
ミングを制御する制御手段により、停止した状態のレジ
ストローラにシートを当接させた後、給送手段を停止さ
せ、レジストローラを回転させる前に給送手段を所定時
間駆動し、シート端を確実にレジストローラのニップに
押し付けるようにする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0037】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート給送装置を備えた画像形成装置の手差し給紙部の
拡大図、図2はシート給送装置の制御ブロック図であ
る。なお、図1及び図2において、図9及び図10と同
一符号は、それぞれ同一又は相当部分を示している。
【0038】図1において、310は葉書等の厚紙であ
り、306はレジストローラである。また、図2におい
て、7はCPUであり、このCPU7は、厚紙310を
給送する際、既述したように厚紙310がレジストロー
ラ306に達した後、給紙クラッチ6をOFFとする
が、この後、第1所定時間Uが経過した後、再度給紙ク
ラッチ6を第2所定時間WだけONとするようにしてい
る。
【0039】そして、このように厚紙310がレジスト
ローラ306に達した後、給紙クラッチ6をONとする
ことにより、給紙ローラ303が、シート搬送力が最大
の状態、つまり最大静止摩擦状態から厚紙310をレジ
ストローラ306に向けて押し出す動作を開始する。
【0040】これにより、厚紙310がコシによってレ
ジストローラ306のニップの上方に突き当たった状態
となっていても(図13参照)、厚紙310の先端をレ
ジストローラ306のニップ308に確実に押し当てる
ことができ、潜像と、給紙された厚紙310との同期ズ
レの発生を最小に抑えることができる。
【0041】次に、このような厚紙310を手差し給紙
する場合の、CPU7による手差し給紙制御動作を図3
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0042】使用者が、装置本体Aのスタートボタン2
を押すと(#0)、まずCPU7は中板動作機構3を駆
動し(中板駆動ON)、これにより中板301が厚紙3
10を給紙ローラ303に向けて加圧する。同時に給紙
モータ4をON(#1)とする。
【0043】次に、給紙クラッチ6をONとする。これ
により、給紙ローラ303が回転を始め、これに伴い厚
紙310は給紙ローラ303と分離パッド302aとの
ニップに送られていく。なお、給紙クラッチ6をONと
すると同時に、CPU7は内蔵されたタイマー211を
ONとする(#2)。
【0044】次に、CPU7は、所定時間Pが経過した
ことをタイマー211により検知すると(タイマー値T
1>P)(#3)、中板駆動をOFFとして中板301
の加圧を解除すると共に、タイマー211をOFFとす
る(#4)。
【0045】一方、給紙ローラ303にて給紙された厚
紙310は、図1の一点鎖線に示すようにガイド30
4,305に沿って進行し、やがてレジ前センサ307
をONとする。そして、このようにレジ前センサ307
がONとなると、これに基づきタイマー211をONと
する(#5)。なお、この後、厚紙310は、レジスト
ローラ306のニップ308に達し、ループを形成す
る。
【0046】そして、このループ作成のために必要な時
間Qが経過したことをタイマー211により検知すると
(タイマー値T1>Q)(#6)、CPU7はタイマー
211をOFFとすると共に給紙クラッチ6をOFFに
する(#7)。これにより、厚紙310は、現像動作の
待機状態となる。
【0047】次に、このように給紙クラッチ6をOFF
にした後、第1所定時間Uが経過したことをタイマー2
11により検知すると(タイマー値T2>Q+U)(#
8)、再び給紙クラッチ6をONする(#9)。これに
より、給紙ローラ303が、シート搬送力が最大の状態
である最大静止摩擦状態から、厚紙310をレジストロ
ーラ306に向けて押し出す動作をスタートする。
【0048】そして、このように再度給紙ローラ303
を回転させ、厚紙310をレジストローラ306に向け
て押し出すことによって、コシによってレジストローラ
306のニップの上方に突き当たった状態となり、この
状態で現像動作の待機状態となっている厚紙310のシ
ート端を、レジストローラ306のニップ308に確実
に押し当てられることができるようになる。
【0049】次に、給紙ローラ303を回転させてから
第2所定時間Wが経過したことをタイマー211により
検知すると(タイマー値T2>Q+U+W)(#1
0)、給紙クラッチ6をOFFとする。同時に、タイマ
ー211もOFFする(#11)。
【0050】その後、現像が開始されると(#12)、
レジクラッチ5をONとすると同時に、給紙クラッチ6
及びタイマー211をONとする(#13)。これによ
り、厚紙310はレジストローラ306及び給紙ローラ
303により感光体309に向けて給送されていく。
【0051】次に、厚紙310を感光体309に受け渡
すのに必要な時間Rが経過したことをタイマー211に
より検知すると(タイマー値T3>R)(#14)、給
紙クラッチ6及びタイマー211をOFFとする(#1
5)。その後、さらに厚紙310が送られ、厚紙後端
が、レジ前センサ307を抜け、レジ前センサ307が
OFFとなると、タイマー211をONとする(#1
6)。
【0052】そして、現像動作が完了するのに必要な時
間Mを越えたことをタイマー211により検知すると
(タイマー値T4>M)(#17)、CPU7はタイマ
ー211をOFFとすると共に、レジクラッチ5をOF
Fとし(#18)、これにより現像動作が終了する。な
お、図4は、この時の各要素の駆動信号を示すものであ
る。
【0053】このように、厚紙310がレジストローラ
306のニップ308に達した後、給紙ローラ303を
所定時間回転させることにより、厚紙310がレジスト
ローラ306のニップ308の上方に突き当たった状態
となった場合でも、厚紙310の先端をレジストローラ
306のニップ308に確実に押し当てることができ
る。
【0054】そして、このように厚紙310の先端をレ
ジストローラ306のニップ308に確実に押し当てる
ことにより、レジストローラ306の回転と同時に厚紙
310を搬送することができ、厚紙給紙の際の、厚紙3
10と潜像の同期ズレを最小に抑えることができる。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0056】図5は本実施の形態に係るシート給送装置
の制御ブロック図である。なお、同図において、図2と
同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0057】同図において、8はCPUであり、このC
PU8は、現像開始時にレジクラッチ5と給紙クラッチ
6とを同時にONとはせず、給紙クラッチ6をレジクラ
ッチ5よりも前にONとするようにしている。
【0058】そして、このように給紙クラッチ6をレジ
クラッチ5よりも前にONとすると、つまり現像を開始
する前に給紙ローラ303を回転させると、給紙ローラ
303が、シート搬送力が最大の状態、つまり最大静止
摩擦状態から、厚紙310をレジストローラ306に向
けて押し出す動作を開始する。
【0059】これにより、厚紙310がコシによってレ
ジストローラ306のニップの上方に突き当たった状態
となっていても(図13参照)、厚紙310の先端をレ
ジストローラ306のニップ308に確実に押し当てる
ことができる。さらに、このように厚紙310がレジス
トローラ306のニップの上方に突き当たった状態を解
除した後、レジクラッチ5をONとすることにより、潜
像と給紙された厚紙310との同期ズレの発生を最小に
抑えることができる。
【0060】次に、このような厚紙310を手差し給紙
する場合の、CPU8による手差し給紙制御動作を図6
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0061】使用者が、装置本体Aのスタートボタン2
を押すと(F0)、まずCPU8は中板動作機構3を駆
動し(中板駆動ON)、これにより中板301が厚紙3
10を給紙ローラ303に向けて加圧する。同時に給紙
モータ4をON(F1)とする。
【0062】次に、給紙クラッチ6をONとする。これ
により、給紙ローラ303が回転を始め、これに伴い厚
紙310は給紙ローラ303と分離パッド302aとの
ニップに送られていく。なお、給紙クラッチ6をONと
すると同時に、CPU8は内蔵されたタイマー211を
ONとする(F2)。
【0063】次に、CPU8は、所定時間Pが経過した
ことをタイマー211により検知すると(タイマー値T
1>P)(F3)、中板駆動をOFFとして中板301
の加圧を解除すると共に、タイマー211をOFFとす
る(F4)。
【0064】一方、給紙ローラ303にて給紙された厚
紙310は、ガイド304,305(図1参照)に沿っ
て進行し、やがてレジ前センサ307をONとする。そ
して、このようにレジ前センサ307がONとなると、
これに基づきタイマー211をONとする(F5)。な
お、この後、厚紙310は、レジストローラ306のニ
ップ308に達し、ループを形成する。
【0065】そして、このループ作成のために必要な時
間Qが経過したことをタイマー211により検知すると
(タイマー値T2>Q)(F6)、CPU8は給紙クラ
ッチ6をOFFにする(F7)。これにより、厚紙31
0は、現像動作の待機状態となる。
【0066】次に、給紙クラッチ6をOFFした後、所
定時間Vが経過したことをタイマー211により検知す
ると(タイマー値T2>Q+V)(F8)、レジクラッ
チ5をONとする前に、給紙クラッチ6をONとする
(F9)。なお、このとき、タイマー211もOFFす
る(F10)。
【0067】そして、このように給紙クラッチ6をON
とすることにより、給紙ローラ303が、シート搬送力
が最大の状態である最大静止摩擦状態から、厚紙310
をレジストローラ306に向けて押し出す動作をスター
トする。
【0068】そして、このようにレジストローラ306
より先に給紙ローラ303を回転させ、厚紙310をレ
ジストローラ306に向けて押し出すことによって、コ
シによってレジストローラ306のニップの上方に突き
当たった状態となり、この状態で現像動作の待機状態と
なっている厚紙310のシート端を、レジストローラ3
06のニップ308に確実に押し当てられることができ
るようになる。
【0069】その後、現像が開始されると(F11)、
レジクラッチ5をONとすると同時に、タイマー211
をONとする(F12)。これにより、厚紙310はレ
ジストローラ306及び給紙ローラ303により感光体
309に向けて給送されていく。
【0070】次に、厚紙310を感光体309に受け渡
すのに必要な時間Rが経過したことをタイマー211に
より検知すると(タイマー値T3>R)(F13)、給
紙クラッチ6をOFFとすると同時に、タイマー211
をOFFとする(F14)。その後、さらに厚紙310
が送られ、厚紙後端が、レジ前センサ307を抜け、レ
ジ前センサ307がOFFとなると、タイマー211を
ONとする(F15)。
【0071】そして、現像動作が完了するのに必要な時
間Mを越えたことをタイマー211により検知すると
(タイマー値T4>M)(F16)、CPU8はタイマ
ー211をOFFとすると共に、レジクラッチ5をOF
Fとし(F17)、これにより現像動作が終了する。な
お、図7は、この時の各要素の駆動信号を示すものであ
る。
【0072】このように、現像を開始する前に、レジス
トローラ306よりも先に給紙ローラ303を回転させ
ることにより、厚紙310がレジストローラ306のニ
ップの上方に突き当たった状態となった場合でも、厚紙
310の先端をレジストローラ306のニップに確実に
押し当てることができる。
【0073】そして、このように厚紙310の先端をレ
ジストローラ306のニップに確実に押し当てることに
より、レジストローラ306の回転と同時に厚紙310
を搬送することができ、厚紙給紙の際の、紙と潜像の同
期ズレを最小に押さえることができる。
【0074】なお、第1及び第2の実施の形態における
CPU7,8の各制御動作は、主として厚紙310の給
送時に行う制御である。したがって、CPU7,8は、
例えば図2及び図5に示すようにレジストローラ306
の上流側に設けられ、シートの種類を検知する検知手段
9、或は操作部1に設けられ、シートの種類を入力する
入力手段10からの検知信号又は入力信号に基づいて既
述した制御を行うようにすることにより、薄紙給紙時と
厚紙給紙時のループ量をそれぞれに最適に設定すること
ができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ジストローラを回転させる前に給送手段を所定時間駆動
する、或はレジストローラを回転させる前に給送手段の
駆動を開始することにより、シートの、コシによってレ
ジストローラのニップの上方に突き当たった状態を解除
することができ、シート端を確実にレジストローラのニ
ップに押し付けることができる。これにより、レジスト
ローラの回転と同時にシートを画像形成部に給送でき、
厚紙給送時においても、厚紙と潜像の同期ズレを最小に
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置を備えた画像形成装置の手差し給紙部の拡大図。
【図2】上記シート給送装置の制御ブロック図。
【図3】上記シート給送装置のCPUの手差し給紙制御
動作を説明するフローチャート。
【図4】上記手差し給紙制御動作時におけるタイミング
チャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装
置の制御ブロック図。
【図6】上記シート給送装置のCPUの手差し給紙制御
動作を説明するフローチャート。
【図7】上記手差し給紙制御動作時におけるタイミング
チャート。
【図8】従来の画像形成装置本体の全体構成を説明する
図。
【図9】上記従来の画像形成装置の手差し給紙部の部分
詳細図。
【図10】上記従来の画像形成装置のシート給送装置の
制御ブロック図。
【図11】上記従来のシート給送装置のCPUの手差し
給紙制御動作を説明するフローチャート。
【図12】上記手差し給紙制御動作時におけるタイミン
グチャート。
【図13】上記従来のシート給送装置における厚紙給送
時の不具合を説明する図。
【符号の説明】
4 給紙モータ 5 レジクラッチ 6 給紙クラッチ 7,8 CPU 122 手差しトレイ 303 給紙ローラ 306 レジストローラ 308 レジストローラのニップ 310 厚紙 C 画像形成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを給送する給送手段と、 前記給送手段の下流側に配置され、停止した状態で該給
    送手段により給送されたシートと当接して該シートの斜
    行を補正した後、回転して前記斜行が補正されたシート
    を前記給送手段と共に給送するレジストローラと、 前記給送手段及びレジストローラの駆動及び停止のタイ
    ミングを制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記停止した状態のレジストローラに
    シートを当接させた後、前記給送手段を停止させ、前記
    レジストローラを回転させる前に、前記給送手段を所定
    時間駆動するように制御することを特徴とするシート給
    送装置。
  2. 【請求項2】 シートを給送する給送手段と、 前記給送手段の下流側に配置され、停止した状態で該給
    送手段により給送されたシートと当接して該シートの斜
    行を補正した後、回転して前記斜行が補正されたシート
    を前記給送手段と共に給送するレジストローラと、 前記給送手段及びレジストローラの駆動及び停止のタイ
    ミングを制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記停止した状態のレジストローラに
    シートを当接させた後、前記給送手段を停止させ、前記
    レジストローラを回転させる前に、前記給送手段の駆動
    を開始するように制御することを特徴とするシート給送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記シートの種類を検知する検知手段、
    或は前記シートの種類を入力する入力手段を備え、前記
    制御手段は前記検知手段又は入力手段からの検知信号又
    は入力信号に基づいて前記給送手段及びレジストローラ
    の駆動及び停止のタイミングを制御することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記シートの種類が厚紙のとき、前記制
    御装置は前記請求項1又は2記載の制御を行うことを特
    徴とする請求項3記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 画像形成部と、シート給送装置とを備え
    た画像形成装置において、 前記シート給送装置は、前記請求項1乃至4のいずれか
    に記載のシート給送装置であることを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記シート給送装置は、手差しトレイに
    積載されたシートを前記画像形成部に給送するものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
JP10365374A 1998-12-22 1998-12-22 シ―ト給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2000191184A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133098A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Duplo Seiko Corp 孔版印刷機の給紙方法
US7802783B2 (en) 2006-09-20 2010-09-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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